サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段の士業という堅いイメージから外れ、働き方や働く価値観、働くマインド等と熱く向きあったり、人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、真剣に働き方を考える番組です。
経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
テーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
東京外国語大学外国語学部卒業。産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
サンキャリアのHP
https://www.srcc-suncareer.com/
カバーアート制作:小野寺玲奈
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第127回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:行政書士・社会福祉士②)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストも前回の続きで、行政書士・社会福祉士の尾久陽子さんをお呼びし対談します。“ひょうたんから駒”の発見:試行錯誤から生まれた仕事術行政書士・社会福祉士として活動する尾久陽子さんが、大切にしているのは「伝えるために書く」「見せて共有する」仕事の姿勢です。A4の紙では伝わらない時にはカレンダーの裏紙を使い、太いペンで図を書きながら説明する。ときには副写式のカーボン紙を使って、打ち合わせのメモをそのままお客様に渡す。「綺麗な資料を後から送るよりも、その場で一緒に書いた手書きメモの方が印象に残る」。そんな実感から、見える化による説明スタイルが日常の仕事に根付いていったそうです。あえて“怒られる場所”へ行くという選択独立してからは、一人で働く時間も多くなった尾久さん。それでも「自分の考えが凝り固まらないように、わざと刺激をもらえる場所へ行くようにしている」と言います。年齢を重ねるほど、人から直接指摘される機会が減ってしまう。だからこそ、時には下っ端として参加し、「尾久さん、それは違うよ」と言ってもらえる環境をつくる努力を欠かさない。それは「成長が止まるのが一番怖い」という、尾久さんなりの危機感の現れでもあります。劇団時代の経験が今の仕事に効いている実は尾久さん、行政書士になる前は劇団での演劇活動を続けていました。そこでの経験も、今の働き方に強く影響していると言います。舞台の世界では、感情も人間関係も“むき出し”。理不尽なダメ出し、夜通し作った舞台装置が本番直前に却下されることも日常茶飯事。「完璧に準備しても報われないこともある」という経験が、「理屈どおりにいかない現場」を数多く支える今の仕事に、間接的に生きているといいます。「人の気持ちはコロコロ変わる」「がんばっても評価されるとは限らない」。そうした演劇でのリアルな体験が、人と関わる仕事の“温度感”を支える基盤となっているのです。“資格”がくれたもう一つの選択肢尾久さんが働き方として「資格を取って独立すること」自体を強く勧めるのは、「人生には9時~5時の中で収まらない時期があるから」。介護、子育て、体調の波、さまざまな事情に直面したとき、自分の裁量で時間をコントロールできる働き方は、大きな武器になると語ります。行政書士という仕事は、役所に出す書類の代理作成が中心。その分野は非常に幅広く、逆に言えば「ニッチな専門分野の経験」が強みになる仕事でもあります。「その経験、宝になります」――ニッチな業務が生きる世界尾久さんは、「会社で地味で報われないと思っている仕事も、行政書士として独立すれば大きな武器になる」と力強く語ります。たとえば「防火計画」「医療機器」「輸入手続」など、他ではなかなか経験できない分野は、それだけで専門性として通用する可能性があるからです。転職市場では評価されにくいスキルでも、行政書士として仕事を始めると、それを求める全国の顧客にリーチできる。そんな“裏道からの武器化”は、今まさに働き方を見直したい人への大きなヒントになるでしょう。伝える力、鍛える姿勢、そして選ぶ勇気今回の対談を通じて浮かび上がったのは、「伝える努力を惜しまないこと」「常に学び続けること」「自分の人生に合った働き方を選ぶこと」の3つのキーワード。舞台の経験と現場主義、そして資格というツールが重なり合った尾久さんの働き方から、「今の仕事の延長線上に答えがない人」にこそ届く言葉がいくつも見つかりました。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第126回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:行政書士・社会福祉士①)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストは行政書士・社会福祉士の尾久陽子さんをお呼びし対談します。可視化することで“伝わる”をつくる社労士の田村が今回の対談でテーマにしたのは、「伝える力」。経営者からの相談に対して、頭では分かっているのに言葉が出てこない、専門用語に頼ってしまい説明がふにゃふにゃになってしまう――そんな悩みに対し、尾久さんが提案したのは「可視化する」ことでした。話をするときには紙やタブレットに図を描き、話の流れを一緒に“見える形”にして共有する。高齢の相談者とのやり取りでは、あえて手書きのメモをカーボン紙で複写し、そのまま渡すようにしているそうです。「その場で一緒に描いたものは、印象に残るし、後から思い出しやすい。殴り書きでも、共通のイメージを持つ助けになるんです」と尾久さん。たとえ図が下手でも、大きな字で丸を書き、相手と一緒に指差しながら説明するスタイルは、言葉に頼らない新しい“伝え方”として非常に実用的です。一人だからこそ“刺激を受けにいく”意識を持つ独立して一人で仕事をすることが多いという尾久さん。しかしそれだけに、あえて「怒られる環境に身を置く」ことを大切にしていると言います。「大人になると、誰もはっきり言ってくれなくなる。依頼が減っても理由がわからないまま終わってしまう。だからこそ、あえて“下っ端でいられる場”に飛び込むようにしてるんです」。年齢とともに頭は固くなり、自分のやり方に慣れてしまう。だからこそ、時には他人からの厳しいフィードバックを受け、自分の姿勢や考え方を修正する――その覚悟こそが、長く現場で活躍し続ける秘訣なのかもしれません。プロフェッショナルも“言い方”を学び続けている田村自身が課題と感じていたのは、「専門知識はあっても、それを相手に伝える表現力が足りない」という点。尾久さんの実践を聞き、「図示して渡す」「一緒に書く」というアナログなアプローチの有効性に驚きつつも、自身でも「カーボン紙で複写を渡す方法、試してみたい」と前向きな気づきを得ていました。どんなに経験があっても、知識があっても、「伝え方」「聞き手への届け方」は日々の学びと工夫の積み重ね。書きながら話す、図にして示す、一緒に考える――それらの“やり方”には、年齢や業種を問わず大きなヒントが隠れています。まとめ:働き続けるために、自分を変え続ける今回の対談で浮かび上がったのは、「伝える力」と「学び続ける姿勢」の重要性です。相手の理解を助けるために図にして見せる。年齢や立場に関係なく、あえて厳しい環境に身を置く。この2つを同時に実践している尾久さんの言葉には、働く人すべてに通じる“覚悟”と“やさしさ”が詰まっていました。変わり続ける社会の中で、私たちは何を変え、どう進んでいけばいいのか。そのヒントが、このインタビューの中にたしかに存在しています。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第125回 【対談】組織活性化のバロメーターは雑談という無駄話(心の扉の中で生きていたい人vsボビーvs Alexa)
職場で積極的にコミュニケーションを取らない従業員をいかに組織に馴染ませるか、某映画の例え話や外国人雇用等の話を踏まえながら社労士×社労士で語りました。プレミアムフライデーとコロナ以降の“場づくり”を考えるプレミアムフライデーは本来、個人消費を促すための国の取り組みでしたが、コロナ禍を経た今、その意義を「社内の関係性を深める場」として捉え直す視点が登場しています。収録では、田村が「会社が主体となって雑談の場を作ることで、社員同士の信頼や理解が生まれるのではないか」と持論を展開。かつて自身が所属した事務所の取り組みを例に、「業務時間中に軽いイベントを行うことで、自然に会話が生まれた」と語られました。業務外の時間は“使う側”に任せるべきか、会社が設計すべきか「人間関係を深めたければ、自分から動くべき」という主張と、「そもそもシャットアウトしている人には、無理に関わろうとしない方がいい」という意見が交錯します。特に“プライベートと業務はきっちり分けたい派”の存在も無視できず、会社が強制的に仲良くさせようとするのは逆効果になるリスクもあります。そのため、「昼休みや業務中に支障のない範囲でお互いを知る努力」が鍵であり、会社が“任意参加型の雑談設計”を行う必要があるという提案が共有されました。プライベートでも会いたい人、会いたくない人会話は、「職場の人とプライベートでも会いたいと思うか?」というテーマにも展開。単に“仕事上の付き合い”で終わる関係ではなく、心を許せる仲間が社内にいるかどうかは、仕事への満足度にも影響します。「仕事中は厳しいけど、時に心に刺さる言葉をくれる上司」「どうでもいい雑談ができる同僚」――そんな存在が、プライベートな関係を育む起点にもなりえるという実感が語られました。くだらない話を共有できる職場は、やっぱり強い会話のなかでは、コメディ映画『テッド』の話題も登場。仕事に関係ない、意味不明なメールのやりとりや、くだらない雑談――それらが「関係の深さ」や「信頼感」を生んでいることに気づかされます。無駄話ができる関係こそ、仕事のストレスを和らげ、結果的に組織の潤滑油になるのです。しかし、それには「業務にある程度の余裕があること」が前提。忙しすぎる職場では“雑談する余白”すら生まれません。アレクサを間に置く?外国人を雇う?創造的な“雑談仕掛け”後半では、ユニークな提案も飛び出しました。「ロボットを会社に置いて、気軽に会話のきっかけをつくる」「外国人スタッフを入れて、空気感を変える」など、雑談やコミュニケーションを生む“仕掛け”の可能性が語られました。実際、他の件で行政書士部門で中国人スタッフを採用した際には、雰囲気が明るくなり、社内に新たな会話が生まれたそう。言葉や文化の違いが、むしろ「話すきっかけ」になることがあるのです。プレミアムフライデーを“個人任せ”にしない社会へ最後に、田村は「プレミアムフライデーを個人に任せるのではなく、会社が設計してこそ意味がある」と強調。プレミアムフライデーは消費喚起の制度として始まりましたが、これからは「社内のつながりを深める仕組み」として再定義されるべきではないか、と語られました。“楽しい会社”は、仕組みだけでは生まれません。しかし、仕組みがないと「誰も動かない職場」になってしまうのも事実です。プレミアムフライデーをヒントに、会社が雑談や信頼構築の設計者となる――そんな未来の職場像が垣間見える対談でした。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第124回 【対談】コロナ禍における会社でのマスク着用ルールについて語る(コミュニケーション編)
マスク着用した中での勤務で 、会社の社員同士で気を付けなければならないルールや話し方の注意点、人間関係の希薄化による退職リスクを減らすためにはどうしたら良いか社労士×社労士で語りました。マスク社会が奪った「なんとなくの伝わり方」コロナ禍でマスク着用が日常となり、対面での会話でも「ちょっと何て言ったかわからなかったけど、まあいいか」となるシーンが増えています。声がこもり、表情が読めず、雑談が減る。そんな環境の中で、従来の「自然に伝わる」「なんとなく分かる」コミュニケーションが通用しなくなってきているのです。それでも多くの人が、声を大きくしたり、言い方を変えたりといった努力をしていない現状に対し、田村は「それでは伝わらないのは当然」と問題提起します。滑舌を意識する、身振り手振りを加える、比喩を使う――“伝える努力”を意識的に行うことの重要性が語られました。表情の見えない職場で、上司はどう動くべきか話題はさらに、社内イベントや会議の場面にも及びます。経営方針発表会など重要な場でも、参加者全員がマスクをしていることで、登壇者が聴衆の反応を読み取れず、進行に困るケースがあったといいます。聞いている社員が納得しているのか、疑問を抱いているのか――マスクはその空気感を遮断してしまいます。こうした状況に対しては、「発表の後に一言ずつ感想をもらう」「ディスカッション形式を導入する」など、“反応を可視化する仕組み”をつくる必要性が語られました。黙っているから理解している、とは限らないのです。コロナがもたらした“楽な話し方”とその弊害マスクによって顔の大半が隠れた結果、人は無意識に「誤魔化しながら話す」ようになっている――そんな鋭い指摘も出ました。感情や熱意が読み取れないまま、表面的なやりとりに終始する傾向が強まり、結果的に人間関係は希薄になります。「人と関わりたくない」「でも良い人間関係は築きたい」という矛盾に対し、田村は「それは無理だ」と断言。「飲み会には行きたくない、でも誤解されたくない」という思いがあるならば、その分だけ“伝え方”に誠意を持って向き合う必要があると語られました。新人の孤独、ベテランの責任さらに、マスクのせいで新人の戸惑いや悩みも見えにくくなっている現状が浮き彫りにされます。わからない顔をしていても、誰も気づかない。誰にも声をかけられずに、学びの機会を逃してしまう。これに対し、オオタワさんは「工夫できる側がまず工夫するしかない」と柔らかく提言します。たとえば、新人が口を開かないなら、先輩が「わかってる?」「大丈夫そう?」と声をかけてあげる。コミュニケーションの主導権を“経験者側”が持つという発想が、Withコロナ時代の新しいマナーになりつつあるのかもしれません。コミュニケーションの責任は、誰のものか?議論の終盤では、「できない人に改善を求めても、結果は得られない」という現実と、「それでも求めたい」「能力に見合った責任を果たすべきだ」という対立する感情が交錯します。企業として、すべての社員に高度なコミュニケーションスキルを求めるのは難しいかもしれません。それでも、「給料をもらっている以上、果たすべき最低限の役割がある」という田村の厳しい視点には、社会人としての原則が込められています。「工夫できる人が先に動く」「伝わるまで伝える努力をする」――その積み重ねが、職場の風通しを少しずつよくしていくのです。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第123回 【対談】プレミアムフライデーがもたらす会社の透明性と従業員の不安の払拭について語る
プレミアムフライデーを社内でやるメリットや従業員の企業に対する不安の払拭を行う事に貢献する点、コロナ禍における導入方法に関して社労士×社労士で語りました。プレミアムフライデー、本来の意味を見直すときプレミアムフライデーとは、月末金曜日の午後3時に仕事を終え、家族や趣味、買い物などに時間を使おうという取り組みですが、実際にはあまり定着しなかった制度の一つです。番組では、その背景にある「家庭を持つ人の事情」や「業種・職種による温度差」などが語られました。「15時退勤しても家事が待っている」「周囲が働いているのに自分だけ休めない」など、制度の“理想”と“現実”のギャップが浮き彫りになります。プレミアムな時間は“社内で作る”という発想田村は自身の修業時代の事務所を振り返り、「プレミアムフライデーを社内イベントとして組み込んでいたことで、参加への心理的ハードルが下がっていた」と紹介します。上司に「飲みに行くな」と言われるより、「会社の行事として飲み会がある」方が家庭にも説明がつきやすい。このように“会社主導”で実施することで、個人の負担感や不公平感を軽減できたといいます。また、夜遅くまで飲めない人、家庭都合で参加できない人にとっても「日中に3時間だけの交流」であれば参加しやすく、社内の透明性や心理的安全性の醸成にも効果的だったとの意見も出ました。コロナ以降、飲み会文化はどう変わったか?一方でオオタワさんからは、「そもそも今はコロナ禍で会食自体が難しい」と現実的な視点も。Zoom飲み会なども一時的に流行したものの、リアルな場で感じ取れる“立ち振る舞いや雰囲気”までは読み取れず、「本当の意味での信頼構築」は難しいという感覚が共有されました。とくに新入社員など、人間関係が築かれていない状態でのフルリモート環境は、孤立感を生みやすくなっています。業務“中”にこそコミュニケーションを「だったら業務中に雑談をしてしまえばいい」。この結論にたどり着いた二人は、あえて“サボり”とも言えるような時間を業務に組み込む発想を提案します。リモートワーク環境では、タスクの進捗以外の情報がほとんど伝わらず、人柄や相性といった空気感が見えにくい。そのため、雑談の時間や「仕事とは直接関係のない接点」が重要だというのです。たとえば「ランチタイムに全員で同じテーマで話す」「定例会議で趣味をシェアする時間を入れる」など、小さな工夫がつながりを生む鍵になるかもしれません。“強制されない一体感”をどう作るか今回のトークでは、“参加しやすさ”と“信頼関係の可視化”の両立がテーマの核心にありました。会社が「飲みにケーションをやらない」選択をするのも自由ですが、その代替として「誰でも参加しやすい交流機会」が求められます。「定時後に上司と飲み行くより、業務内に公的に用意された交流時間の方が安心して参加できる」。そんな働き方へのシフトが、これからの“プレミアム”な時間の在り方になるのかもしれません。制度よりも、仕掛けよりも、大切なのは「関わろうとする気持ち」制度やイベントだけでは、人の気持ちは動きません。結局は「相手を知ろう」「一緒に働きやすい関係を築こう」という小さな気持ちが、職場の空気を変えていく――そんな結論に、田村もオオタワさんも行きつきます。プレミアムフライデーが実現できるかどうかではなく、その“背景にある想い”をどう日常に活かせるか。Withコロナ時代のコミュニケーションを再設計するヒントが、今回の対談には詰まっていました。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第122回【対談】2020年社労士試験の講評とプレミアムフライデーを語る
2017年から始まったプレミアムフライデーの現状とコロナ後の行方、社内の組織の活性化や働き方改革についてと2020年社会保険労務士試験の講評を社労士×社労士で語りました。試験問題の“意図”を問う――統計調査の名前に戸惑う社労士たち2020年の社労士試験当日、その直後に収録された今回のエピソードでは、試験に出題された「統計調査の名称」に関する問題に対する違和感が率直に語られました。ゲストの社会保険労務士・オオタワ氏とDJ田村が、受験生を思いやりつつ、出題者側の“意図”が見えにくい問題設定について問題提起します。「労働白書の内容を問うのであれば意義があるが、統計調査の“名前”を答えさせることに意味はあるのか?」「試験委員が本当に育てたい社労士像は明確なのか?」といった疑問がぶつけられます。出題の背景に“教授のこだわり”が見え隠れしているのではと推察される中で、彼らは「どんな力を持った社労士を世に送り出したいのか」というメッセージの不在を問題視しました。試験は受験生の人生を左右する重要な通過点です。であればこそ、「どんな力を試しているのか」「なぜその問題を出したのか」という“納得感”のある設計が求められるべきだという、現場の専門家ならではの声が印象的でした。プレミアムフライデー、再評価のススメトーク後半では、ちょうど収録日である8月末の金曜日が「プレミアムフライデー」であることをきっかけに、「働き方」「休み方」に話題が移っていきます。プレミアムフライデーの導入率は全国でも約10%、主に大企業に限られており、多くの中小企業では「月末に早上がりなどできない」「他社と足並みを揃えないと意味がない」という理由で定着していません。さらに、テレワークの普及により「15時に退勤する」という発想自体が曖昧になり、そもそも制度の前提が変化しています。しかし田村氏は、「プレミアムフライデーは、企業が働き方を見直すきっかけとして重要な取り組みだった」と再評価を促します。働き方改革は“会社任せ”から“個人起点”へプレミアムフライデーに象徴される“企業主導の休暇制度”に加えて、最近では“個人の目的に応じた休暇制度”も注目を集めています。例えば「ボランティア休暇」「教育訓練休暇」「ワーケーション」など、従業員が自らの学びや挑戦に時間を使える制度が増えてきました。こうした柔軟な取り組みが求められる背景には、「会社にいる=働いている」ではなく、「どこで、どんなモチベーションで働いているか」が重要になってきているという認識の広がりがあります。社会保険労務士が見据える“制度の本質”とは?対談を通じて見えてきたのは、単なるルールの運用者としての社労士ではなく、「働き方の本質」に光を当て、制度の背景にある“意図”や“効果”を問い続ける姿勢です。社労士試験に対する疑問も、プレミアムフライデーの価値の再評価も、すべては「どうすれば人がもっと生き生きと働けるか?」という問いにつながっています。制度を読み解き、時に批判し、時に活かす。その柔軟さと実践知こそが、現代の社労士に求められている役割なのかもしれません。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第121回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:web制作・ウェブ解析士③)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストも前回の続きで、web制作・ウェブ解析士の志鎌真奈美さんをお呼びし対談します。心を動かされた“岡田哲学”——細部に神は宿るという信念今回のゲストは、ウェブ制作・講師・著者として幅広く活動する志鎌真奈美さん。インタビューの中で、彼女が「家族以外で一番尊敬する人物」として挙げたのが、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんです。南アフリカW杯で日本代表を率いた姿に惹かれたのはもちろん、志鎌さんが特に感銘を受けたのは「神は細部に宿る」という岡田監督の哲学。試合結果の裏にある繊細な準備や判断力に深く共感し、自らの仕事においても、「ここぞという場面ではチェックを何重にも重ねる」という習慣が身についたといいます。また、岡田さんが語る「夢・ビジョンを語る力」「話しながらも時間通りに終えるプロ意識」にも強く感動し、「何かを語るというのは、命を削って誠実に話すこと」だと学んだとのことでした。S級ライセンス返上の潔さに、自分の生き方を照らす志鎌さんが語った岡田武史監督のもう一つの“すごさ”は、「過去の栄光にすがらず、自ら道を切り拓いていく覚悟」にありました。監督として大成功を収めた後、岡田さんはその象徴ともいえる「S級ライセンス」を返上。現在は地方クラブ「今治FC」のオーナーとして、ゼロからのチームづくりに尽力しています。「積み上げてきた肩書きを手放すことで、次の可能性が開ける」という潔さに、志鎌さんは「私は人生でなかなか物を手放せないタイプだから、すごく憧れる」と語ります。長年続けてきたものを捨てるには覚悟がいる——それでも「自分の進みたい道に正直に生きる」という姿勢は、志鎌さん自身の働き方にも少なからず影響を与えています。「旅するフリーランス」に向けた理想の働き方とは話題は現在の働き方、そしてこれからの理想のスタイルへと展開。志鎌さんが目指すのは、「旅と仕事の融合」です。憧れは“男はつらいよ”の寅さんのように、「今日はここ」と決めて、その土地で働くこと。現在はオンライン化の進展により、この願いが現実に近づいてきており、実際に北海道にセカンドハウスを購入する計画も進行中とのこと。移動することそのものが好きで、「飛行機やフェリーに乗り、土地の空気を感じ、現地で働く」ことで、新たな視点や創造性を得たいと語ります。今後は、地方を巡りながらセミナーを開いたり、サッカー観戦と仕事を組み合わせたりする“移動型フリーランス”としての活動にも挑戦していきたいとのことです。尊敬する人の背中から——母の姿に学んだ「働く女性」の原型もう一人の影響を受けた人物として志鎌さんが挙げたのは、自身の母親。教員を長年勤めた後、なんと50代半ばで起業。化粧品の知識ゼロから始めて、家を事務所に改装しスタッフを抱えてエステ業を展開するという大胆なキャリアチェンジ。地元テレビ局の取材を受けるなど、そのバイタリティは並外れていました。「母親が働いている姿が当たり前だったから、自分も独立することに抵抗がなかった」と語る鹿間さん。結婚・出産を機に「自分もいつか独立するために手に職を」と決意し、フリーランスへ。働き方を選び、育てる力の根底には、“母の背中”という生きたロールモデルの存在があったことが明かされました。書籍出版とセミナー活動、そして「届ける力」への思い志鎌さんの最新の活動として、6月に**『無料で始めるネットショップ』という新刊を出版。ネット販売を始めたい人向けに、作成・運営・集客のステップをわかりやすく解説した一冊です。「withコロナ」の時代を生き抜くには、個人でもオンラインで収益を得る力が必要になる。その思いから、多くの人が「一歩踏み出す」ためのきっかけとなるような情報発信をこれからも続けていきたいと語りました。また今後は、全国各地でセミナーを開きたいとのこと。「海や山やお城を背景に、今日はここから配信します」といったスタイルで、「場所に縛られず、届けることに集中できる働き方」を模索しているそうです。「自分の道は自分で決める。だからこそ、“何を持ち、何を捨てるか”を選ぶ覚悟が必要」尊敬する人たちから受け取ったエッセンスを、自分の働き方の中に取り込みながら、志鎌真奈美さんは自分だけのキャリアを築いてきました。声のトーンから相手のニーズを読み取り、地方を巡りながら仕事を育て、好きなことを軸に人生をデザインする姿勢は、これからの時代にますます求められる「自律的な働き方」のヒントにあふれています。大切なのは、理想を語る勇気と、細部を磨く日々の努力。岡田監督の哲学に倣いながら、志鎌さんは“次の場所”へ、また一歩進んでいます。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第120回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:web制作・ウェブ解析士②)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストも前回の続きで、web制作・ウェブ解析士の志鎌真奈美さんをお呼びし対談します。メール・声・空気感で見極める「相性のセンサー」今回の対談は、ウェブ制作・講師・執筆などを手掛けるフリーランス歴20年以上の志鎌真奈美さん。話題は「仕事を選ぶ時、どんな基準で判断していますか?」という質問からスタート。志鎌さんが大切にしているのは、「お互いがハッピーになれるかどうか」の直感的な判断。その見極めは第一の接点であるメールの文章から始まるといいます。ITリテラシーの差が大きすぎる相手とは、そもそもスムーズなやりとりが難しく、どれだけ予算があっても「これはお互いにとって良くないかもしれない」と判断することも。また、実際に声を聞いて感じる雰囲気や反応からも、「この人はこういう世界観を求めているな」とデザインイメージが湧いてくるとのこと。長年の経験が直感という形になって蓄積され、「この声、この雰囲気は危ないな」「これは合いそうだな」と自然に分類されていくという、まさに職人技のような感覚を語ってくれました。業種ごとの“苦手な相性”を認識するという戦略実は志鎌さん、あまり公にしていないけれど紹介がなければ請けない業種があるとのこと。それは「怪しい業界だから」というより、「過去に仕事がうまくいかなかった傾向があるから」。何度か苦い思いをした業種があるなら、今後は紹介がない限り断る――それは自衛であり、継続のための戦略。これは“苦手なパターンを言語化し、仕事の選別軸にする”という極めてプロフェッショナルなスタンスです。相手を否定するわけではなく、「自分には向いていない」「お互い不幸になる可能性がある」と判断して距離を置く。だからこそ、長く続けられる。フリーランスとしての信頼関係を築きやすくなるのです。声を聞けば、デザインが浮かぶ。直感は“経験”で育つ興味深かったのは、「声からデザインが見える」という志鎌さんの感覚。「ラジオを聴いていても、人柄や温度感が伝わってくるのが面白い」と語る田村に対し、志鎌さんは「声を聞いた瞬間、この人はAじゃなくてBのデザインだな」とイメージが切り替わるといいます。これは霊感などではなく、何百人・何千人と対話してきた経験から自然と構築された“声のデータベース”のようなもの。聞こえ方、間合い、語調からその人の想いや雰囲気を感じ取り、そこからアウトプットの方向性を瞬時に判断できるという感覚は、対人対応の多い職業にも活かせるヒントが詰まっています。フリーランスは「自分で舵を取る船」──例えるなら人生の操縦者会社員とフリーランスの違いをどう例えるか?という問いに、志鎌さんは「船の操縦」に例えて説明。会社員は大きな船の乗組員であり、自分の役割に集中すれば目的地には着く。一方、フリーランスは自分が船長。進む方向、寄港地、航海のリズムすべてを自分で決める。時に嵐に見舞われ、時に港でのんびりする。時には酔って甲板で寝ていることもある。「そんな波も含めて楽しめる人にとって、フリーランスはとても面白い働き方」だと語ります。この例えに田村も深く共感。「船でたどり着いた場所が自分の選択の結果」という感覚こそ、フリーランスの醍醐味だと頷いていました。母の背中と教員時代──独立の原点にあったもの最後に「今の働き方に影響を与えた人物はいますか?」という問いに、志鎌さんが挙げたのは意外にも「母親」。教員として長年勤めた後、50代で突然起業し、化粧品事業をゼロからスタートした母親の背中を見て育ったことが大きいと語ります。住み込みの家政婦がいるほど多忙な生活。家庭を回しながらも、テレビ局の取材を受けるような活躍ぶりだった母の姿は、志鎌さんにとって「女性もバリバリ働くのが当たり前」と自然に植えつけた存在だったそうです。「母がいたから、私も早めに独立しようと思えた」と振り返る志鎌さんの言葉には、自分の道を切り拓いていく力と、その背景にある記憶が確かに刻まれていました。「仕事は選んでもいい。むしろ選んだ方が、長く、心地よく続く」そんなメッセージを柔らかく、しかし力強く伝えてくれた今回のインタビュー。志鎌真奈美さんの言葉からは、見えない“感覚”を信じる勇気と、その裏にある数え切れない実践と検証の積み重ねが滲み出ていました。「声を聞いてイメージが湧く」ようになるには、数をこなし、目の前の人を大切にし続けること。そして自分で選び、舵を取りながら進む道のりこそが、自分らしい働き方を育てるのだと、静かに、そして確かな説得力を持って教えてくれた時間でした。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第119回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:web制作・ウェブ解析士①)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストはweb制作・ウェブ解析士の志鎌真奈美さんをお呼びし対談します。大事にしているのは「喜ばせること」と「発信し続けること」今回のゲストは、2002年からウェブ制作・企画・講師業などを多方面で展開する志鎌真奈美さん。彼女が働く上で最も大切にしているのは、「目の前のお客さまを喜ばせること」、そして「情報を発信し続け、いつでも認知される土台を整えておくこと」。ウェブ制作では、まずヒアリングで相手の想いや強みを丁寧に引き出し、本人が気づいていない魅力や特長を発見して言語化。「そんな風に言ってもらえると思わなかった!」という反応こそがやりがいであり、制作の起点になると語ります。また、発信活動では「誰に、何を、どう伝えるか」を明確にしておくことが肝。ターゲットを想定して情報を届けることで、自然と必要とされる相手に届いていくのだそうです。きっかけは転勤と育児、「出会いゼロの地」で築いた人脈志鎌さんが「発信の力」を実感したのは、家族の転勤により名古屋に移住した2006年のこと。子育て中で外に出られない中、ウェブサイトを自作してSEOを駆使し、現地のお客さまを獲得することに成功。おかげで「一歩も外に出ずにゼロから人脈を作る」経験ができたと言います。この実体験から、発信し続けることが自分の信用になると確信。さらには、その集客ノウハウをそのまま顧客への提案にも活かし、「自分が得た経験をそのまま人の役に立てる」という好循環が生まれました。「営業しなくても、きちんと種まきをすればお客さんは来てくれる」――その言葉には説得力があり、今まさにフリーランスを目指す人にも刺さるポイントが多くあります。フリーランスはすすめない?でも、決める自由がここにある一方で、志鎌さんは「フリーランスという働き方自体はあまりおすすめしない」とも語ります。理由は、「不安定さ」と「すべての責任が自分にあること」。どんなにスキルがあっても、案件がなければ成り立たない。営業努力や情報発信をやめれば仕事は止まってしまう。だからこそ、独立には計画と覚悟が必要。しかしその一方で、「嫌な仕事は断れる、全部自分で決められる」という点は、フリーランスの特権。「自分の人生を自分で運転している感覚」は何ものにも代えがたいと語ります。目標を立てず、PDCAもまわさないぶっちゃけトークも飛び出しましたが、自由であることを選び、自分の責任で形にしてきた志鎌真奈美さんの姿に、田村も大きく頷きます。伝える力は「思いやり」から生まれる──小さな言葉の積み重ね番組後半では、志鎌さんの「やさしいコミュニケーション」についても話題に。目の前の相手を否定せず、「その言い方、もっとよくできるかも」と思ったら、必ずワンクッション置いて伝えるようにしているとのこと。「これ、いいですね!」とポジティブな前置きを入れた上で、次の提案を添えることで、相手の受け取り方もまるで違ってくると言います。田村からの「相手との距離があるときの言葉選びが難しい」という悩みに対しても、「無反応が一番冷たいから、“あ〜”とか“へぇ〜”でもリアクションは大事」と志鎌さん。言葉を尽くさなくても、「あなたを見ているよ」「聞いているよ」という気配が伝わるだけでも、温かい関係は築ける。小さなことに思えるこうした積み重ねが、信頼や安心感に繋がっていくのだと、あらためて感じさせられるやりとりでした。「好き」と「実力」をつなげていく──働き方は人生の編集作業最後に志鎌さんが語ったのは、「フリーランスになったのは好きなことを続けたかったから」というシンプルな思い。特別なスキルがなくても、実体験を積み重ね、発信し続けていけば、仕事はつながっていく。そしてその積み重ねの中で、「人にやさしくあれること」「自分が信じられること」が生き方の軸になる。誰かの成功を真似るのではなく、自分なりの工夫で「働き方を編集する」。志鎌さんの言葉からは、「働くこと=人生の自己編集」という視点がにじみ出ており、それがまた多くの人にとって励ましになるメッセージとなっていました。働き方をどう選ぶかは、自分をどう信じるかという問いでもある。志鎌真奈美さんの話から伝わってきたのは、目の前の人を大切にし、自分の足で丁寧に土を耕し続ける姿勢でした。SNSで発信を続けることも、SEOを学ぶことも、伝え方に気を配ることも、すべて「誰かのため」に地続きでつながっている。働き方に正解はないけれど、「この人と一緒に仕事したい」と思ってもらえるようなあり方を日々つくっていくことが、何よりのキャリアかもしれません。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第118回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:miroworks代表miroさん③)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストは前回の話の続きでmiroworks代表のmiroさんをお呼びし対談します。 miroさんのポッドキャスト「仕事終わりのチルアウト「miroのお暇」」はこちらです。 https://apple.co/3uBQC92miroさんのポッドキャスト「感情シフォン主義 -自分とのお付き合いを考えるラジオ-」はこちらです。https://bit.ly/2RaVAeb未来は「今」の連続にある──3年後の自分を決めない理由「3年後のビジョンは?」という問いに、「全く考えていない」と笑顔で答えたmiroさん。目の前のことに心から夢中になる、その積み重ねが自然と未来を形づくっていく──そんな感覚で日々を過ごしていると言います。かつてはエンジニアやディレクターなど様々な職種を経験し、気づけばフリーランスとして活動の幅を広げていた。そのときどきに「やってみたい」と思ったことに素直に飛び込み、今のスタイルに辿り着いた彼女の言葉は、肩の力が抜けるような心地よさがあります。直感とは「経験の総和」──気まぐれではない、確かな選択miroさんが大事にしているのは「直感で選ぶこと」。ただしそれは一瞬のひらめきではなく、過去の経験や想いが蓄積された上での“必然的な直感”だと語ります。「自分が避けたいこと」「心が惹かれること」には必ず理由がある。過去に経験した小さな違和感やときめきが、自分の中に芯のように残っていて、それが次の選択の軸になっている。点と点が地続きでつながるように、自分の道ができていく感覚。「選んだ道を“正しい”と受け入れることが、その道を正しくする」——そんな言葉に勇気づけられる読者も多いはずです。心が折れかけたあの頃の自分に、今の働き方を見せてあげたい派遣社員時代、自信を失いかけた頃。午前中にカフェで休憩していたとき、自由に働く大人の姿を見て「自分には無理だろう」と感じたというmiroさん。けれど今、その姿と同じようにカフェでパソコンを開き、自分の仕事に集中する日々を送っています。「あの時憧れた人に、自分がなれていた」。その気づきは、過去の自分にそっと手を差し伸べるような、小さな奇跡だったのかもしれません。特別な才能があったわけでも、ずっと自信があったわけでもない。でも“今を楽しみながら選び続けてきた”ことで、いつの間にか憧れのライフスタイルに到達していた。そんな等身大のストーリーが、読む人の背中を押します。やさしい言葉が、人を救うことがある──支える人でありたいという願い「働くことがつらいと感じている人に、何か寄り添えることができたら」。自らも過去に心身を崩した経験から、miroさんはそう語ります。何か大きな支援活動ではなくても、日々の会話や対応の中で「冷たい言葉を使わない」「伝え方を工夫する」。それだけでも人は救われるのではないかと感じているそうです。「無反応が一番つらい。だからこそ、“あー”や“へぇ〜”でも反応する」。そんな温かさのあるコミュニケーションを大切にしているという言葉に、聞き手の田村も深く共感。小さな工夫の積み重ねが、人との信頼関係やチームの空気を変えていくのだと改めて気づかされます。やりたいことは、まず名乗ってみる──発信が未来を引き寄せる最後にmiroさんからのPRとして、Webサービスやオンライン事業の立ち上げ支援、運用設計についてのご相談を受け付けているとの案内がありました。また、ポッドキャスト番組も運営中で、Twitter(@miro_works / @miro_podcast)で日々発信されているとのこと。実はこのポッドキャストも、田村の番組「サニーデイ・フライデー」に影響されて始めたというミロさん。「発信している人に刺激を受けて、自分も始めてみた」。そんなエピソードは、“やりたいと思ったらまず形にしてみる”という彼女の行動力を象徴するものでした。自分のスタイルを言葉にして発信することで、やりたいことが少しずつ周囲にも伝わり、チャンスや共感が広がっていく。その姿勢こそが、次の未来を引き寄せていくのかもしれません。「いつまでこの働き方を続けるか?」という問いに、「将来のことは決めていない。ただ“今を楽しむ”」と語ったmiroさん。目の前の小さな興味、直感を信じて選び、時に道を変えながらも、自分の輪郭を少しずつ形にしてきた姿は、柔らかく、強い。迷っても、自信がなくても、今この瞬間を大切にしていけば、未来はあとからついてくる。そんな言葉の余韻が、読者の心に優しく残るインタビューとなりました。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第117回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:miroworks代表miroさん②)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストは前回の話の続きでmiroworks代表のmiroさんをお呼びし対談します。 miroさんのポッドキャスト「仕事終わりのチルアウト「miroのお暇」」はこちらです。 https://apple.co/3uBQC92miroさんのポッドキャスト「感情シフォン主義 -自分とのお付き合いを考えるラジオ-」はこちらです。https://bit.ly/2RaVAeb家で働くという選択——気づいた人は一歩踏み出していい今回のゲストは、Webサービスの新規立ち上げや運用設計を手がけるmiroworks代表・miroさん。コロナ禍で在宅勤務が一般化したことをきっかけに、「実は出勤よりも自宅作業の方が向いている」と気づいた人は多かったのではないか——そんな問いかけから、miroさん自身の働き方の変遷が語られました。「出社が当たり前」の価値観から解き放たれ、自分に合う環境を選べる時代だからこそ、一人ひとりが“どんな働き方が自分に向いているのか”を見つめ直すチャンス。在宅勤務で成果が上がるタイプもいれば、人と関わる現場が好きなタイプもいる。miroさんは「どれが正しいということではなく、それぞれの“適性”を知って選ぶことが大切」と語ります。集中力の波に乗る——在宅ワークを乗りこなすリズム「ずっと集中し続けるのは無理。だからこそ“波”に合わせて働く」。在宅ワークでの効率を高めるコツとして、miroさんが取り入れているのが「ポモドーロ・テクニック」。25分集中・5分休憩を繰り返すリズムで、集中力を持続させています。それでも、SNSを見てしまったり、だらけてしまう日もあると正直に話してくれました。そんなときは無理に自分を責めず、調子がいい日にはその分一気に片付けるスタイル。“集中力を制御するのではなく、流れに乗る”という考え方は、在宅勤務の中でも心地よく働くためのヒントになりそうです。「どこで働くか」よりも、「どう感じているか」に気づく力「適性がある働き方」をどう見つけるのか?——という問いに対し、miroさんは「自分の心と身体に耳を傾けること」が出発点だと答えます。忙しさの中で自分を見失いがちな人は、一日の中に“誰にも干渉されない10分間”を強く意識して確保する。それだけでも、自分の内面の声に気づきやすくなり、「本当はどんな働き方がしっくりくるのか」に近づける。また、自分だけで気づけない場合はコーチングや対話など、第三者の視点に触れることも有効。大切なのは「正解を押し付けられること」ではなく、自分にとって“心地よい違和感”をきっかけに問い直すことなのだと教えてくれました。かつて憧れた“自由な働き方”の人に、いま自分がなっていた今の自分の働き方にたどり着いたルーツをたどると、思い出すのは派遣社員時代に見かけた、カフェでPCを広げて自由に働く誰かの姿。当時のmiroさんは「自分には無理」と思いながらも、どこかで憧れの気持ちを抱いていたといいます。やがて独立し、自分に合った働き方を選び取っていく中で、気づけばその“憧れの誰か”と同じような働き方を実現していたことに驚いたとも語ります。「特別なスキルがなきゃ無理」と思い込んでいた過去の自分に伝えたいのは、「意識して進めば、ちゃんと届く未来もある」ということ。ただ、今の自分が“あの頃憧れた側”になってみてわかったのは、自由に働く人の中にもいろんな現実があること。だからこそ「自由そうに見える」だけではなく、自分にとっての“心地よい働き方”を、丁寧に探すプロセスが大事なのだと再確認したといいます。働き方に“正解”はない——それがmiroさんの実践から見えてきた確かな視点です。カフェで見かけた誰かに憧れ、派遣社員時代の悔しさを乗り越えながら、自分なりの「心地よさ」を模索し続けてきた結果、今の働き方にたどり着いた。その背景には、無理をせず・気づきを逃さず・自分の心身と対話する習慣がありました。これからの時代、働く場所や時間以上に大切になるのは、「どう感じながら働いているか」に気づく感性なのかもしれません。忙しさに埋もれそうな日々の中で、自分のための10分を持つ——そんな小さな工夫から、自分らしい働き方が始まるのだと気づかせてくれるインタビューでした。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第116回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:miroworks代表miroさん①)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストmiroworks代表のmiroさんをお呼びし対談します。 miroさんのポッドキャスト「仕事終わりのチルアウト「miroのお暇」」はこちらです。 https://apple.co/3uBQC92miroさんのポッドキャスト「感情シフォン主義 -自分とのお付き合いを考えるラジオ-」はこちらです。https://bit.ly/2RaVAeb仕事よりも優先すべき“心と体”の声を聞くということ今回のゲストは、Webサービスの企画運営や新規事業の立ち上げを行うmiro works 代表・miroさん。冒頭で語られたのは、働く上で一番大切にしているのは「心身の健康」であるというシンプルながらも力強い信念でした。過去に心と体を壊すほど仕事に依存してしまった時期があり、「もう二度とあの状態には戻らない」と誓った経験が、今の働き方の軸になっているといいます。特に、内向型である自分の特性を理解し、人と話す機会や仕事量を慎重にコントロールしている姿勢は、自分を客観視する力の賜物。“高ぶりすぎる神経”をケアしながら働くという姿は、働き方改革の本質を体現しているようでもあります。チームの個性を尊重する“管理職的感性”miroさんは、これまでフリーランスとして様々なチームに入り、マネジメントや進行管理を担ってきた経験があります。その中で見えてきたのは、「人は皆、得意・不得意があって当然」という当たり前のようで見落とされがちな視点でした。メンバーが苦手な仕事は無理に任せず、自分が得意なことは率先して引き受ける。「適材適所」を柔軟に運用しながらチームで成果を出していく——そんなマネジメントスタイルは、miroさんが心身の不調を乗り越える中で獲得してきた「自己認識と他者理解」の積み重ねに支えられています。「苦手なことを責めるのではなく、誰に任せるのが一番自然かを考える」という姿勢は、これからの働き方のヒントにもなりそうです。モチベーションは“保とうとする”ものではなく、“波に乗る”もの働き方の工夫として語られたもう一つのポイントは、「モチベーションは維持しようとしなくていい」という考え方。miroさんは、やる気の波に逆らわず、「乗っているときに一気にやる」「乗らないときは無理に頑張らない」ことでバランスを取っていると語ります。この“波を見極める力”は、心の声をきちんと聞くことから始まります。miroさん曰く、「人間はハンドリングできない時期もある。維持できない自分も否定せずに受け入れることが大事」。このような柔軟な働き方は、ストレス社会の中で自分らしく働くための“新しい指針”として、多くの共感を呼びそうです。「働くことにのめり込みすぎて、自分を見失った経験がある」——そんな方には、miroさんの話は深く刺さるはずです。今回の対談を通して浮かび上がったのは、“健康第一”という言葉の裏にある自己観察と実践の積み重ね、そして「誰かの代わりになる」のではなく「自分だからできる働き方」を模索する姿勢でした。また、マネジメント経験から見えてきた“他者の特性を生かす”視点も、これからの多様な働き方に必要なマインドセットだと感じさせられました。「人間、みんな違ってみんないい」——その実践者としてのmiroさんの働き方は、これからの時代の灯台のような存在です。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第115回 【対談】労災認定と企業の安全配慮義務、損害賠償請求リスク
前回の話の続編で、労災保険の仕組みに関するお話と企業で労災事故が遭った際の企業が対処すべき安全な職場環境づくりとその欠如による損害賠償請求リスクに関して、若手実務家社労士同士で語りました。通勤災害の定義と“合理的な通勤”とは今回のテーマは、労災保険の中でも見落とされがちな「通勤災害」。番組では、田村と社労士のオオタワさんが、制度の基本からリアルな実務までをトーク形式で解説しました。通勤災害とは、労働者が通勤中にケガや病気に見舞われた場合に適用される制度。ここで重要なのが“通勤の合理性”。飲み会帰りの寄り道や不要な経路変更など「業務と無関係な行動」によって事故が起きた場合は、保険対象外となるケースもあるとのこと。一方で、自販機で飲み物を買う・トイレに立ち寄る・お惣菜を買うなど、“日常的・短時間”の行動は認められるとされています。「寄り道OK」の境界線はどこに?昭和11年の通達も登場リスナーが気になるのは、「どこまでなら通勤災害として認められるのか?」という実務的なポイント。番組内では昭和11年の行政通達をもとに、「独身者は夕食で外食してもOK」「通勤経路上の立ち飲みはOK(!)」など、実例が紹介されました。これらは現代の生活スタイルにそぐわない面もあり、オオタワさんと田村は「令和の時代に昭和11年の通達を持ち出すのはいかがなものか」と本音でツッコミ。一方で、通勤中の些細な行為はすべてNGではないことも事実。短時間で日常的な行動であれば労災認定される余地があるという現実も共有されました。フリーランスや個人事業主は労災保険に入れる?「特別加入制度」の話話題は「個人事業主やフリーランスは労災保険に入れるのか?」というテーマへ。原則として労災保険は“雇用される労働者のための制度”であるため、個人事業主は対象外です。ただし、「特別加入制度」という例外措置があり、建設業の一人親方や個人タクシー運転手、林業・漁業従事者など、特定業種に限っては加入が認められています。田村は「今後はフリーランスやギグワーカーの増加に応じて、制度拡充も期待したい」と語り、これからの労災保険のあり方に一石を投じました。保険金だけでは足りない?企業が持つ“安全配慮義務”という責任労災が発生した場合、従業員は国の給付(療養給付・休業給付・障害年金など)を受けられます。しかし「それだけでは足りない」として、損害賠償請求に発展するケースも少なくないのが実態です。田村は「会社には“安全配慮義務”があり、それが不十分だと個別に訴訟リスクもある」と警鐘を鳴らします。とりわけ建設業や運送業など事故が多い業種では、労災だけでなく業界独自の安全法令もチェックが必要。保険加入だけでは防げない「企業責任」の重要性が改めて強調されました。試験直前の受験生へ!労災保険の数字は“語呂で乗り切れ”最後に、もうすぐ社労士試験を迎える受験生へ向けたメッセージが送られました。労災保険の試験範囲は、「○日分」「○割支給」など暗記すべき数字が多く、苦手意識を持つ人も多い分野。オオタワさんは「語呂合わせで覚えよう!」と語り、実務では資料を見ながら丁寧に対応するのが重要だとアドバイス。受験直前のリスナーにとっては、ほっとする励ましとなる締めくくりとなりました。今回のラジオは、「通勤災害って何がセーフで何がアウト?」という現場のリアルに焦点を当てた貴重な内容でした。社労士や企業担当者に限らず、すべての働く人が一度は知っておくべき「労災保険の境界線」に迫る一回でした。社労士試験を控える方にも、制度理解と現場感覚の両方を学べる回としておすすめです。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第114回 【対談】知って得する労災保険制度【社会復帰促進等事業、補償関連】
前回の話の続編で、労災保険制度を運営する上での保険料の徴収や給付金の種類、他にもあまり知られていない事業のしくみに関して社労士×社労士で語りました。業種で変わる!労災保険料の決まり方とは?今回のエピソードでは、社労士であるオオタワさんと田村が「労災保険」について深掘り。まず取り上げたのは、「保険料はどう決まっているのか?」という素朴な疑問。労災保険料は実は、会社が属する「業種ごとの保険料率」に従って計算されており、そこに1年間の「給与総額」をかけることで算出されます。この申告・納付は原則6月〜7月に行われ、国から届く色付きの封筒が合図。放置せず中身を開けて対応するのが大切です。労災保険でどれくらいもらえる?給付の全体像次に話題は「実際に労災を使ったときにどれくらいもらえるの?」というポイントへ。まず軽いケガなら医療費が全額無料(10割給付)になることから始まり、より重いケースでは休業中の収入補償「休業補償給付」が支給されます。これは、ケガした4日目から元の給与の約8割が支給される仕組みで、3日目までの分は会社が給与の6割以上を支給する義務があります。さらに障害が残った場合は「障害補償年金」や「障害補償一時金」が、万が一亡くなった場合は「遺族補償年金」や「遺族特別支給金」が支払われる制度が整っています。通勤災害はどう違う?休業初日からの扱いに注意番組では通勤災害と業務災害の違いについても丁寧に解説されました。業務中のケガは労働基準法で会社に補償義務がありますが、通勤中のケガにはその義務がなく、労災保険法だけが根拠となります。そのため、休業初日〜3日目の会社負担があるのは業務災害だけ。通勤災害の場合は4日目からの労災保険給付が基本となります。こうした違いを知っておかないと、「この3日間、給与はどうなるの?」といったトラブルにつながる可能性もあるので要注意です。実はここにも使われている!保険料が支える社会復帰支援労災保険が使われるのは医療費や年金だけではありません。実は保険料の一部は「社会復帰促進等事業」にも使われています。番組では「アスベスト被害者への補償制度」や「一酸化炭素中毒患者への特別対策事業」、「若者の使い捨て防止ホットライン」など、知られざる用途が紹介されました。たとえば、過労死等防止のための国民への啓発活動や、夜間・休日にも対応する労働相談ホットラインの設置など、多岐にわたる支援が労災保険で支えられています。「業種によって保険料率が違うのは不公平では?」と感じる人もいるかもしれませんが、労災のリスクと照らし合わせたうえでの設計であり、広く制度全体に貢献しているのです。保険制度の本質「会社の責任」を社会で支える仕組みそもそも労災保険とは、「業務上のケガは本来会社が全額補償すべき」という労働基準法上の原則を、保険という制度で社会的にカバーするための仕組みです。特に中小企業など、医療費や補償を全額負担するのが困難な企業でも、労災保険によって従業員を守ることができる。制度があるからこそ安心して働ける環境が整い、保険料という形で全国の事業者が支え合っている構造になっています。だからこそ、会社側が制度を正しく理解し、「労災隠し」などの不正を防ぐ姿勢が求められます。筋トレでぎっくり腰を起こしたというユーモアな導入から始まり、保険料の計算方法、給付内容、制度の裏側まで丁寧に解説された今回のラジオ。「保険料ってどこに行くの?」「労災ってどこまで出るの?」という疑問に、わかりやすくかつ実務目線で応える濃密な30分。働くすべての人、雇うすべての会社に知っておいてほしい「労災保険」のリアルが、やさしく学べるエピソードとなっています。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第113回 【対談】意外と知られていない労災保険のしくみ
1秒でも従業員を雇用した際に会社が加入しなければならない労災保険について、詳しく知っておくべきポイントや制度に関して社労士×社労士で語りました。筋トレ中の「ぎっくり腰」から始まる労災トーク今回のゲストは、企業の組織マネジメントに精通する社労士・オオタワさん。オープニングでは、なんと筋トレ中に“ぎっくり腰”になってしまったという、まさかの実体験からスタート。一見ただの笑い話に聞こえるエピソードですが、そこから「通勤中や業務中に起きたケガ=労災に該当する可能性がある」という重要な気づきへと話は展開します。こうしたリアルな体験談を交えつつ、今回のテーマ「労災保険」が掘り下げられていきます。そもそも「労災」って何?制度の基礎を整理「労災ってそもそも何?」という疑問から、田村が制度の概要を丁寧に解説。労災とは、「労働者が業務または通勤によって負傷・疾病・障害・死亡した際に補償を受けられる制度」のこと。ここで注意すべきは、「労災=労働災害」と「労災=労働者災害補償保険」の二つの意味合いがあるという点。労働中のケガだけでなく、通勤途中のケガも対象になることや、健康保険との違い、事故負担の有無など、知っておくべき基本事項をしっかり押さえています。「健康保険じゃダメ?」よくある誤解と労災申請の流れ話題は、「実際にケガをしたとき、どの保険を使えばいいのか?」という実務的な話へ。オオタワさんは「業務中のケガに健康保険を使ってしまう“労災隠し”が現場で横行している」と指摘。本来、業務上の災害であれば、労災申請書を会社経由で取得し、病院に提出することで自己負担ゼロで治療が受けられるはずです。しかし、労災を認めたくない会社側の事情で、健康保険の利用を指示されてしまうことがあるため、働く側も知識として「労災申請の流れ」を把握しておくことが重要です。指定医療機関であれば立替不要、そうでない場合は一旦自己負担して10割返還という仕組みも解説されています。労災保険は「会社100%負担」って知ってた?ここで労災保険の“保険料”に関する豆知識も紹介されました。多くの社会保険(健康保険や厚生年金など)は従業員と会社が折半で負担していますが、労災保険は“全額会社負担”。給与明細を見ても「労災保険料」が差し引かれていないのはそのためであり、従業員からすると「知らない間に守られている制度」といえるかもしれません。会社にとっては義務でありながら、時に負担感から“労災隠し”につながることも。だからこそ、従業員側も制度の正しい知識を持ち、「それ、労災では?」と声を上げられることが大切です。社労士が伝えたい「労災との正しい付き合い方」番組の最後には、社労士としての2人の立場から「労災制度とどう向き合うべきか」というメッセージが語られました。重要なのは「業務上のケガは遠慮なく労災申請をすること」そして「会社はその制度を隠さず正しく運用すること」。あくまで労災保険は、働く人の命と健康を守るための“セーフティネット”。だからこそ、「泣き寝入り」や「自己責任」という言葉で片付けず、制度を活用してしっかり回復・補償を受けてほしいという思いが込められています。今回は、ぎっくり腰から始まった意外な切り口で「労災保険」を学ぶ回となりました。制度の基本から、実際の申請の流れ、そして企業と従業員それぞれの立場での留意点までを、リアルな体験談と軽快なやり取りを通してわかりやすく紹介。「労災って実際どう使うの?」「これって労災になるの?」という素朴な疑問を持つ人にとって、身近で実用的な学びが詰まった内容となっています。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第112回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:クリエイティブディレクター③)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストは前回の話の続きでクリエイティブディレクター・認定心理士の栗原沙和子さんをお呼びし対談します。制作は手段、目的は“価値の発掘”──変わりゆく仕事観シリーズ第3回では、クリエイティブディレクター・栗原沙和子さんが今後目指す働き方にフォーカス。もともとはウェブデザイナーとして独立し、制作業務を中心に活動していたものの、近年では「作ることそのもの」ではなく、「誰かの思いや価値を引き出すこと」に面白さを感じるようになったという栗原さん。「物を作りたくてデザイナーになったわけではない」という率直な言葉からも、自分の本質的な役割を見つめ直してきた過程がうかがえます。今後は、クライアントの中にある見えづらいニーズや本質的な魅力を見出し、それを構造化・提案したうえで最終的に制作につなげるという、「上流から下流まで一気通貫」の伴走型スタイルへと軸足を移す構想を描いています。「やってみる精神」で広がるスキルと自信栗原さんは「自分にはできないかも」と決めつける前に、「一度やってみる」ことを大切にしていると語ります。制作領域に限らず、依頼される内容に柔軟に対応することで、「実はこれも向いていた」「思ったより楽しかった」という発見に何度も出会ってきたといいます。自分にできることの幅は、“やってみて初めてわかる”ことが多く、その積み重ねが結果的に仕事の信頼や幅を広げてくれたとも。「エリを好まず、臨機応変に」という働き方の柔軟性は、これからの不確実な時代における大きなヒントになるはずです。「デザイナー」より「価値の翻訳者」に今後の目標として栗原さんが掲げたのは、“制作”の手前にある「コンサル的な役割」へのシフト。クライアントが自覚していない事業の可能性や強みを掘り起こし、適切に言語化・構造化し、価値に変換する──そうした「価値の翻訳者」としての機能を果たしたいと考えているそうです。成果物の完成度だけで勝負するのではなく、そもそもその制作の「理由」や「背景」にこそ自分の強みがある。この視点は、仕事を“アウトプットの質”だけでなく、“プロセスの深さ”で評価する新しい価値観を示してくれます。情報は完璧より「発信すること」に意味があるまた今回の対談では、栗原さんが新しく始めようとしている「ラジオ配信」についても話が及びました。過去には「クオリティを上げすぎて続かない」ことが多かったという栗原さんですが、今回田村のフットワークの軽さを目の当たりにし、「完成度より継続」「整ってなくてもまず出す」の大切さに気づいたといいます。テーマは「ちょっとやる気が出る」「新しいことを始めたい人の背中を押す」ような自己啓発系。情報を整えるよりも、「今届けたい」という熱を優先するスタイルに転換することで、栗原さん自身の発信にも変化が生まれそうです。「夢は声に出してこそ現実になる」さらに印象的だったのは、「夢ややりたいことは、恥ずかしがらずに人に言ったほうがいい」という栗原さんの言葉。「いきなりジャンプで連載したい!」といった夢であっても、口にすることで誰かが覚えていてくれたり、思わぬ機会につながる可能性があるといいます。もちろん“人を頼って得をしよう”という姿勢ではなく、あくまで“自分への宣言”や“学びのきっかけ”として発信することが大切。これは「働き方の広げ方」におけるリアルな戦略でもあり、誠実に夢を語ることの重要性を改めて教えてくれました。「デザイナー」という肩書きの裏にある、“価値を見出し、翻訳する人”としての視点。そして、“仕事はやってみてから考える”という柔らかなスタンス。栗原沙和子さんの働き方には、これからの時代を生きる私たちが取り入れたいヒントが詰まっていました。9月から始まるという新たなラジオも含め、栗原さんの今後の活躍に目が離せません。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第111回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:クリエイティブディレクター②)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストは前回の話の続きでクリエイティブディレクター・認定心理士の栗原沙和子さんをお呼びし対談します。子育てと両立できる「働き方の自由」が独立の魅力今回の「教えて、あなたの働き方!」第2回では、前回に引き続きクリエイティブディレクター・栗原沙和子さんをお迎えしました。2015年に出産し、2016年に独立開業。子どもが生後半年という時期に起業した栗原さんは、「自分で働く量を調整できる」「時間の融通が効く」という独立の利点を活かしながら、家庭と仕事を両立してきました。会社員として働いていた当時は、時短勤務になると責任ある仕事が任されにくくなることや、部署異動などによりモチベーションが下がるといった難しさを経験。そういった背景から、「自分の裁量で仕事量を選べる働き方は、特に女性にこそ勧めたい」と語ります。「自由」は怖い。でも“自分で選びたい人”には向いている独立は「自由であること」が魅力である一方、その自由さが辛くなる人もいます。「これをやってください」と指示される方が楽なタイプにとっては、自由すぎる働き方はかえって負担になることもあると栗原さん。一方で、「組織の中にいても自分のやり方を出してしまうタイプの人には、独立は向いているかもしれない」とも。誰に命じられたわけでもなく、自分の判断で働くスタイルが合っている人にとっては、ストレスが少なく、充実感が得られる働き方になると話します。独立ってどんな感覚?「趣味」に近い働き方かもしれない独立未経験の人に対し「自分で働く感覚」をどう伝えるかという問いに、栗原さんは「ちょっと語弊があるかもしれないけど、趣味みたいなもの」と表現します。余裕のあるときには仕事に熱中できるし、何か事情があれば量を減らすこともできる。生活状況に応じて“仕事の見方”や“関わり方”を調節できるのが、独立の大きな特長。特に子育て中の女性には、最小限の収入を確保しつつ、家庭優先で働けるスタイルは大きな支えになると感じているとのことでした。「夢は口に出すもの」思い切って伝える勇気が道をひらく最後のテーマは「夢や理想の働き方を実現するために意識していること」。栗原さんが大切にしているのは、「自分のやりたいことを周囲に話しておくこと」です。過去に、「恥ずかしがらずに夢は周囲に言った方がいいよ」という先輩の助言を受けて以来、どんな些細なことでも「いつか○○がしたい」「こんな風になりたい」と発信するように意識してきました。その結果、偶然の縁からチャンスが舞い込んだことも多く、「言葉にすることで、自分を追い込むきっかけにもなる」とのこと。ただし、「仕事がほしいから話す」のではなく、「知りたい」「学びたい」という姿勢で人に会うことが大事だとも補足してくれました。ガツガツしない。でも“流されない”独立後に必要なスタンスとして、「自分から仕事をもらおうとガツガツしすぎるのではなく、自分のやりたいことや価値観を自然に伝えること」の重要性が語られました。栗原さんは、自らのビジョンを「伝える」ことには積極的でも、「相手に取り入って仕事を得よう」という考え方には違和感を持つそうです。「結果的に知り合いから仕事をもらうことはあるけれど、それは信頼や共感があってこそ」。仕事を通じて自然につながる関係性を大切にしたいという姿勢が伝わってきました。自由に働くということは、「すべてを自分で決める」という責任と向き合うこと。その中で“自分の価値観”を大切にし、他人任せにせず、自ら動いていく姿勢が、栗原さんの働き方を支えています。今回の対談では、「自由な働き方=なんでもアリ」ではなく、自分で選び、自分でコントロールする厳しさと面白さの両方を学ばせてもらいました。次回も引き続き、魅力的な働き方を探るインタビューをお届けします。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第110回 【対談】教えて、あなたの働き方!(ゲスト:クリエイティブディレクター①)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストはクリエイティブディレクター・認定心理士の栗原沙和子さんをお呼びし対談します。「楽しい」「成長できる」が仕事を選ぶ基準記念すべき第1回のゲストは、クリエイティブディレクターであり認定心理師の栗原沙和子さん。会社員時代を経て2016年に独立し、現在はWebやグラフィックのコンテンツ制作、ブランディング支援など幅広い分野で活躍されています。働くうえで大切にしているのは、「自分の価値観に沿った仕事ができているかどうか」。その仕事が楽しいか、成長につながるか、自分の芯を大事にできるかという観点を持ち、たとえ報酬が発生しても「やりたくない」「自分にプラスにならない」と感じる仕事は断るという姿勢を貫いているとのことでした。「断る勇気」と「目先の利益に流されない覚悟」「最初の1回は受けてみることもある。でも合わなければ次は受けない」。栗原さんの仕事観には、一貫した軸があります。世間では「フリーランスは仕事を断れない」と言われがちですが、合わない相手や価値観のずれた仕事を続けると、結果的にモチベーションが下がり、自分らしい働き方ができなくなると語ります。むしろ、自分の価値観に誠実であることで、共感するクライアントとの長期的な関係性が築けたり、自己肯定感を高めたりといった「好循環」が生まれるのだそうです。モチベーションの源は「自己肯定感」仕事のやりがいや充実感を支えているのは、「誰かに認められること」。自分のやり方・信念を曲げずに取り組んだ結果として評価されると、心から嬉しくなるし、もっと頑張ろうという気持ちが湧いてくると話す栗原さん。逆に、自分が納得していない仕事を無理にこなして褒められても、それは「自分の本来の力」ではないため嬉しくないというのも印象的でした。周囲の評価を“エキス”のように吸収して自己肯定感を育て、それをまた次の仕事につなげていく。そんな循環を大切にしているそうです。独立がもたらした「自分でコントロールできる働き方」価値観を重視する今の働き方に至ったきっかけは「独立」でした。会社員時代は、歯車のように役割をこなすことが求められ、「自分らしさ」は後回しにせざるを得なかったと語る栗原さん。しかし独立後は、自分という人間そのものが“商品”となり、働き方を自分で選べるようになりました。クライアントが古原さん自身を信頼し、価値を感じて仕事を依頼してくれるため、結果的に「自分らしく働ける」環境が整ったと言います。独立によって「個性を殺さなくてよくなった」ことは、まさに転機だったのです。会社員時代の“ある一言”が、今の価値観をつくった印象的だったのは、会社員時代に先輩からかけられた言葉。「会社は“誰でもできる仕事”を回せる仕組みであるべき。だから『私じゃなきゃできない』という考えは求めない方がいい」。当時は納得しようとしたものの、独立後の経験から「その考え方は組織には必要でも、個人には必ずしも当てはまらない」と気づいたと栗原さんは言います。自分の個性を活かし、唯一無二の働き方を選んだ今、あの時の言葉に対して「私は違う道を歩んだ」と胸を張って言えるようになったのだと話します。自分の価値観に忠実に働くというのは、簡単なようでとても難しいことです。しかし栗原さんの言葉からは、迷いながらも勇気をもって選んできた道への確かな自信と、日々の仕事に対する誠実な姿勢が伝わってきました。「教えて、あなたの働き方!」第1回は、働くことに悩んでいるすべての人に向けて、自分らしい選択をするヒントを与えてくれる回となりました。次回のエピソードもどうぞお楽しみに。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第109回 【対談】某漫才コンビのネタのピザ配達員が業務委託だったら?
前回の話の続きで、雇用と業務委託の違いに関して、業務の割り振りや依頼頻度等様々な視点から若手実務家社労士と熱く語りました。お笑いネタから見える「責任の所在」と業務委託の限界今回の対談では、業務委託と雇用契約の違いを、実例とともに深堀りしました。冒頭ではサンドウィッチマンのネタを引き合いに、ピザ配達の責任の所在を問う話題に。Uber Eatsのような業務委託契約においては、配達員は商品の受け渡しまでが業務であり、商品の内容ミスやクレーム対応は基本的に店舗側の責任になります。この点が、雇用契約との大きな違い。配送トラブルが起きた際の補償や責任の境界が曖昧な現場において、業務範囲の明確化がいかに重要かが改めて浮き彫りになりました。配達員がピザを“食べたら”どうなる? 業務委託の自由と自己責任対談の中では、もし配達員が途中でピザを持ち帰ったらどうなるのか?という極端な仮定も登場しました。この場合、Uber Eatsとしては「業務の履行義務違反」として評価されるものの、配達員が労働者ではない以上、雇用者側の懲戒処分や管理権限は適用されません。つまり、“自由に仕事を受けることができる代わりに、すべてのリスクも自分で負う”のが業務委託契約であることを、改めて意識する必要があります。報酬単価の地域差は“指揮命令”と捉えられないのか?あるYouTuberの「Uber Eats体験動画」では、地域によって1件あたりの単価が大きく異なることが紹介されました。これを聞いた田村は「報酬の仕組みが不透明であれば、指揮命令の一形態として労働者性が疑われるのでは?」と疑問を投げかけます。たとえば「いつでも拒否できる仕事」のはずが、アプリの挙動によって“優秀な配達員にだけ仕事が集中する”のであれば、それは実質的な“人事評価と仕事の割り振り”に近い状態。これは業務委託の“名ばかり自由”を象徴しているのかもしれません。報酬の決まり方は誰がコントロールしているのか?報酬体系の設計も労働者性の判断基準となります。たとえば、配達距離や時間に応じて金額が変動するのは自然ですが、「配達件数が増えたら自動で単価が上がる」などのインセンティブ設計がアプリ側でなされているとすれば、それは業務委託とは言いづらい面も出てきます。受ける仕事の単価が事前にわからず、受託者が報酬を完全に予測できない仕組みは、経済的従属性を高め、労働者性を補強する根拠にもなり得ます。事故が起きたら労災は? Uber Eatsの“認定の壁”Uber Eats配達中の事故についても言及がありました。業務委託であっても、事故の状況次第では労働基準監督署が“実質的に労働者”と判断し、労災が認定される可能性もあります。労災保険の適用はあくまで「形式」でなく「実態」で判断され、申請自体は本人が行うもの。申請してみるとどうなるかと社労士ならではの疑問の投げかけがありました。「自由なはずの業務委託」に潜む“監視と指示”の構造最後に話題となったのは、Uber Eatsにおける“通知システム”の存在。アプリがGPSに基づいて仕事を配信し、配達員ごとのパフォーマンスに応じて通知頻度が変わるのであれば、これは指揮命令系統の一種と解釈されかねません。さらには、業務委託同士で“新人指導”を命じる形になっていれば、もはや社内での“上下関係”が発生している状態。つまり、形式上は自由契約であっても、実態としては雇用関係に近い構造が温存されているケースが多数あるということ。これは事業者側・配達員側の双方が正しく認識すべき点です。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
第108回 【対談】巷で話題のフードデリバリーサービスの働き方について語る
前回の話の続きで、業務委託の仕事の代表として知られている某フードデリバリーサービスの業務形態は、雇用なのか業務委託なのか、様々な視点から社労士×社労士で語りました。業務委託=自由? その前に知っておくべき「請負契約」の落とし穴業務委託という働き方が一般化している昨今、建設業や配達業などの現場では「請負契約」という形式で仕事が回されています。本来、受け負いとは“成果物”に対して報酬が支払われるものであり、いつ働くか・どのように作業するかは請け負った側の自由のはず。しかし実際は、「○時に現場集合」「土日は出てください」など、雇用に近い働き方をしているケースも多く、実態と契約内容にズレが生じています。社会保険の加入義務や労基法の適用がされない働き方で、実際には従業員と変わらない働き方をさせられているとすれば、それは“偽装請負”と判断される恐れがあります。「消費税の処理」からバレる“偽装”労務の観点に加えて、税務上も「業務委託契約」は厳しい目で見られます。特に重要なのが“消費税”。本来、業者に仕事を発注した際には報酬+消費税が発生し、受け取った業者はそれを国に納める必要があります。しかし、偽装請負的な契約が増えると、この消費税処理が不自然になり、税務署のチェック対象になることもあります。たとえば、時間単位で給与的に支払っているのに「請負工事一式」として計上していると、あとから「それは実質的に給与だ」と指摘され、追徴課税を受けるケースも。社会保険とあわせて、“税務の視点”からも偽装のリスクは無視できません。「一人親方」や下請け社長も“労働者”になる可能性がある?元請け企業から業務を受ける下請けの社長やフリーランスも、働き方によっては「実質的な従業員」とみなされる可能性があります。たとえば、「毎日この時間に来て」「会社の車で動いて」「社内ルールに従って」といった指示を受けている場合、形式がどうであれ内容が“雇用”に近いと判断されることがあります。このようなケースでは、たとえ代表者であっても労災や社保の適用対象とされる可能性があり、元請け企業にとってもリスクとなります。契約書の形式に安心せず、実態と契約が一致しているかを常にチェックすることが大切です。学校で教わらない“働き方のルール”を知らないと損をする業務委託や請負といった働き方は、学校では教わる機会がありません。そのため、新卒や転職希望者の中には「業務委託って自由に働けるんですよね」といった漠然としたイメージで契約してしまう人もいます。しかし実際には、「自由」には自己責任がつきまとううえ、保険や保障が弱くなることも多く、リスクを伴う働き方です。「入社後3ヶ月は業務委託で様子見」など、会社側が曖昧な制度設計で濁しているケースもあります。本来“入社”と“業務委託”は両立しない概念であり、言葉遣いに騙されない知識が求められます。配達員やライダーも“働き方改革”の焦点に? 法の抜け穴と命のリスク近年増加している“黒いバッグを背負った配達ライダー”たち——通称E社やU社の配達員たちも、多くが業務委託契約。働き方の自由度はある一方、事故に遭っても労災保険の対象外であるため、現場では自己責任が重くのしかかります。さらに、業務委託であれば適用されるべき「貨物自動車運送事業法」なども、原付バイクや自転車の場合は適用対象外で、アルコールチェックや運行管理がなされない状態。結果として、安全面でも法の網の目をすり抜けた“グレーな働き方”が生まれている実情があります。「自由な働き方」を選ぶなら、リスクも自覚しよう業務委託は決して悪ではありません。むしろ、組織に属さず自由に働きたい人にとっては理想的な形とも言えます。ただし、それは“きちんと自分の責任で選ぶことができた場合”に限ります。契約内容が正しく理解されず、雇用との違いを知らないまま契約を結んでしまえば、不利益を被るのは働く本人です。自由と責任はセットです。これからの時代、自分の働き方を選ぶ力と、契約を見抜く知識こそが最も重要な「自己防衛術」なのかもしれません。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1各ポッドキャストのプラットフォームで聞けますが、是非とも購読ボタンを押していただき、Apple Podcastsで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!
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