社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶラジオ番組『教えて、あなたの働き方!』本日のゲストは中小企業診断士・管理栄養士の小沼梨沙さんをお呼びし対談します。
1. 仕事で大切にしている「フラットでニュートラルに在る」
独立してコンサルティング業を営む小沼梨沙さんが、何よりも意識しているのは「偏りなくフラットに判断すること」。経営者や店舗スタッフなど、お客様からはさまざまな価値観や要望が飛び込んできますが、自身の感情や「私の好き嫌い」に引きずられてしまうと、最適な提案ができなくなる。そこで小沼さんは、心身のコンディションを日々整え、「ふだんから自分の感情の浮き沈みを俯瞰する」ことで、いつでもニュートラルな立場で仕事に臨めるよう努めています。
2. 感情のコントロールと俯瞰力の磨き方
「苦手な相手と話すときこそ、自分の声のトーンや言葉の選び方に注意が必要」と小沼さん。相手への嫌悪感や苛立ちが声に乗ると、相談者は途端に心を閉ざしてしまうからです。逆に、あえて感情を込めて強い言葉を投げるべき場面もある。要は、どの場面で“感情の0〜10”をどのレベルまで出すかを見極め、その都度適切に“手札”を切り分けるトランプのような感覚。こうした訓練と自己観察が、俯瞰的な対応力を育む鍵となっています。
3. 信頼関係を築く“プロセス重視”の対話術
小沼さんは「刺さる言葉」は狙って生まれるものではなく、対話の流れのなかで偶発的に生じると語ります。最初の数分で成果が出るわけではなく、相手の話を受け止め、寄り添いながら、一緒に問題を整理し、最適解を組み立てるプロセス自体が信頼を醸成。それこそが「最終的にお客様の心に残る一言」を生む土壌であり、その土台を作る時間をいとわないことが、コンサルタントとしての使命だと考えています。
4. コンサルタントに求められる「言葉の重み」
人の心を動かす言葉には「重み」があります。「何気ない一言を覚えていてくれた」「この表現で目からウロコが落ちた」と後から感謝される瞬間は、コンサルタント冥利に尽きる瞬間。しかしそれは、単発の名言ではなく「相手の背景や感情を汲み取りながら選んだ言葉」だからこそ響くもの。小沼さんは、言葉一つひとつへの責任を胸に刻みながら、自分自身の表現力を鍛え続けています。
5. 継続的成長のための自己メンテナンス
「フラットでいる」「俯瞰する」「言葉に責任を持つ」――どれも理想論ですが、人間は常に変化する生き物です。だから小沼さんは、自分がベストコンディションでいられるよう、心身のセルフケアや学びの機会を欠かしません。定期的にセミナーに参加したり、新しい業種の現場を視察したり。「自分自身が変われば、お客様に提供できる価値も変化する」。そのマインドこそが、長く信頼されるコンサルタントを支えています。
小沼梨沙さんの「フラットでニュートラルに在る」「俯瞰的に感情を扱う」「プロセス重視で信頼を築く」「言葉に責任を持つ」「自己メンテナンスを怠らない」という5つの柱は、業種を問わず多くのビジネスパーソンにとって有益な示唆となるはずです。人を相手にする仕事の難しさと面白さ、そして「自分自身を俯瞰し続ける覚悟」を改めて教えてくれた豊かな対談でした。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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