スタートアップと投資の「今」が、30分で「見立て」までわかる番組。ざっくり週2回ペースで配信中。
国内外のスタートアップ、AI、資金調達、IPOのニュースを「起業家・投資家にとって何を意味するのか」に踏み込んで解説。起業家、スタートアップで働く方、VC・投資家、新規事業の担当者、これから起業や転職を考える方におすすめです。
【出演】
朝倉祐介:VC・アニマルスピリッツ代表パートナー。マッキンゼー、ミクシィ代表取締役社長、スタンフォード大学客員研究員、シニフィアン共同創業を経て現職。著書『ファイナンス思考』など。
森敦子:コネクシー株式会社・事業開発兼データアナリスト。国内スタートアップの資金調達動向レポート「Japan Startup Finance」の執筆・監修を担う。
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番組の魅力・推薦
なぜVCは偉そうなのか——構造から考える
IVSのような大型カンファレンスが終わるたび、SNSには決まって同じ感想が流れます。「VCが偉そうだった」。ピッチ中に居眠りされた、返事がいつまでも来ない、独占交渉権を握られたまま条件を切り下げられた——。起業家の側に立てば、思い当たる場面がある方も少なくないはずです。今回は、この「偉そうに見える」現象を個人の性格ではなく構造の問題として捉え、①資本を選別する側である、②大多数を断る「不採択装置」である、③経験を積むほど既視感を持ちがちになる、④判断を保留するほど得をする、⑤他人のお金を扱う仕事である——という5つの要因から読み解き、批判への反論とVC自身への自戒までを話しています。▼ 今回のトピック・アメリカの起業家たちが投稿した「VCホラーストーリー」・IVS恒例「VCが偉そうだった」というポストはなぜ生まれるのか・イベントは傲慢さが「増幅」されるセットアップである・構造①: 資本を配分する「選ぶ側」——就活面接との相似と、需給で逆転する力関係・構造②: 100社に1社。「不採択装置」としてのVCと期待値の逓減・構造③: 自動車学校の教官化——初めての資金調達に説教しがちになる理由・構造④: 判断を先延ばしにするほど得をするインセンティブ・独占交渉権の期間中に条件を切り下げられた実例(エンジェル投資家として目撃)・構造⑤: 「広告代理店・官僚とVCは同じ」という批判・独立系VCのGPは、半分は「お金を調達する側」でもある・「理不尽なVCはLPに直訴すればいい」は本当に有効か・VCの職業倫理は、断った99%への接し方に現れる▼ 参考情報・キーワード・【激論】VC調達は悪手?田端信太郎と現役VC朝倉さんの意見をDMM亀山会長と聞いてみたhttps://youtu.be/ajin1P9R4-8?si=DcbpRzYVgAaUe8jW・ピッチ中に爆睡するVC、それでも届くタームシート―米起業家たちの実名“VCあるある”https://open.spotify.com/episode/52a0q6VVs9cPGNGCUhmjYd?si=YqdItzreR1eTX6KHjUKRdw・キーワード: 不採択装置 / 独占交渉権(エクスクルーシビティ) / LP(有限責任組合員)---▶ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。感想は X でハッシュタグ「#令スタ」へ。💬 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA📮 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。
22兆円調達の半分はAnthropic──2026Q2の米スタートアップ
2026年第2四半期、北米のベンチャー投資額は1,372億ドル、日本円で約22兆円に達しました。四半期としては史上2番目の規模です。しかし、この数字をそのまま市場全体の回復と捉えることはできません。Anthropicによる650億ドルの調達が四半期全体の半分近くを占め、アーリーステージでも、フィジカル人工知能を開発するPrometheusの大型調達が金額を大きく押し上げています。一方で、投資件数やシードステージの調達額は低迷しています。今回は、Crunchbase NewsとPitchBook-NVCA Venture Monitorのデータをもとに、なぜ資金が一部の巨大企業と実績あるベンチャーキャピタルに集中しているのか、SpaceXをはじめとする大型上場・買収は出口市場の回復を意味するのか、そして次の巨大企業を生み出す資本の連鎖がどのように形成されているのかを考えます。▼ 今回のトピック・2026年第2四半期の北米ベンチャー投資額は約1,372億ドル・650億ドルを調達したAnthropicが市場全体の半分近くを占める構造・レイターステージに投資額の約4分の3が集中・アーリーステージを押し上げたPrometheusの120億ドル調達・シード投資額は前年同期比27%減、投資件数も低調・VCの資金調達でも進む大型ファンドへの集中・Andreessen Horowitz、Thrive Capital、Founders Fundの3社で上半期調達額の約半分・初号ファンドと新興ベンチャーキャピタルを取り巻く厳しい環境・SpaceXが押し上げた記録的な出口総額・上場を先送りする企業と、セカンダリー取引の役割・次の巨大調達企業は誰か──資金集中は日本や欧州にも波及するのか▼ 参考文献スピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/North American Startup Funding Shattered Records In First Half Of 2026, Driven By AIhttps://news.crunchbase.com/venture/na-startup-funding-ma-shattered-records-ai-q2-2026/PitchBook-NVCA Venture Monitorhttps://nvca.org/pitchbook-nvca-venture-monitor/▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。💬 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA📮 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。
その赤字は「掘っていい赤字」か「致命的な赤字」か|ゲスト:村上茂久氏
SNSでは定期的にスタートアップについて「債務超過でやばい」「赤字続きでもうすぐ潰れる」といったポストが流れます。しかし、赤字でも債務超過でも会社は倒産しません。倒産するのはキャッシュが尽きたとき。そして倒産は、必ずしも「終わり」ですらないのです。今回は、新生銀行で不良債権投資の現場を見てきた株式会社ファインディールズ代表・村上茂久さんをゲストに迎え、新著『最高の教訓 倒産』を軸として、倒産にまつわる誤解、初めての起業家が陥る資金繰りの罠、WeWorkと出前館の事例から読み解く「掘っていい赤字と致命的な赤字」の分水嶺、そしてベンチャーデット活用の実務までお話しします。▼ 今回のトピック会社はいつ倒産するのか——8割が間違える三択クイズ倒産=消滅ではない:レナウン、オンキヨー、トイザらスの「その後」長銀の破綻が日本の人材流動化を生んだという逆説初めての起業家は資金繰り管理が「絶望的に下手」見落としがちな税金・社会保険料と、入金・支出タイミングの管理グロスかネットか:メルカリ・BASE・出前館に見る売上の錯覚WeWork原価率90%超 vs Airbnb19%——ビジネスモデルの分かれ道掘っていい赤字の条件①:粗利と損益分岐点掘っていい赤字の条件②:PMF前か後か、価値検証と成長検証の切り分け「シリーズA」の名を借りた実態シード投資の増加VCと銀行では見ている世界が違う:未知の価値と既知の価値タイミーが数百億円の融資を引き出せた理由エクイティの資本コストは「見えないだけで高い」▼ 参考文献・キーワード『最高の教訓 倒産』(村上茂久)https://amzn.to/3RdN7pD『決算分析の地図』(村上茂久)https://amzn.to/4b9EqUn『ファイナンス思考』(朝倉祐介)https://amzn.to/3QPttQT『論語と算盤と私』(朝倉祐介)https://amzn.to/3SXROoa▶ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。💬 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA📮 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。
スタートアップの本当の競合は、同業他社ではない
競争が激しい市場で、他社と同じ売り方をしている会社は、たとえ良い製品を持っていても、資本力のある競合に必ず負ける——そう断言する投資家がいます。そしてもう一つ、起業家自身も気づいていない「本当の競合」が存在します。それは同じ業界のライバル企業ではなく、実は自分と同じ投資家からお金を受けている、別のポートフォリオ企業だというのです。今回は、TechCrunchのポッドキャスト「Build Mode」の総集編エピソード「Think like a VC」の続編として、2つの名場面を紹介しています。GTMfundのポール・アーヴィングが語る、投資家が見る「危険信号」——差別化されない市場参入戦略と、短期トライアル契約を実績のように見せることの危うさ。そして、TaskRabbit創業者で現在はPrecedent VCを率いるリア・ソリバンが、投資家になって初めて気づいたという「本当の競合」の正体について語ります。朝倉と森も、実際の事例を交えながら、差別化の持続可能性や資金調達の本質について議論します。▼ 今回のトピック ・投資家が見ている危険信号その1:差別化されない市場参入戦略 ・資金力のある競合と同じ売り方をすることの怖さ ・創業者自身、あるいはチームだけが知る「価値の筋」 ・危険信号その2:短期トライアル契約を実績のように見せること ・差別化は、時間とともに陳腐化していく ・本当の競合は、同じ投資家のポートフォリオの中にいる ・資金は伸びている会社にしか流れないという原則 ・資金調達は、既存株主内での「奪い合い」でもある▼ 参考情報スピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/「Best of Build Mode: Think like a VC」https://www.youtube.com/watch?v=7uEjRr2BC9Mオープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
投資家の3タイプ——良いVC・無害なVC・邪魔なVC
「うちはハンズオンでバリューアップします」——投資家からそう言われて、心強く感じたことはないでしょうか。しかし、資金を受け取った瞬間から経営に細かく口を出してくる投資家と、出資後は基本的に何もしない投資家、そして本当の意味で会社の立ち上がりを支えてくれる投資家。この三者は、外からはなかなか見分けがつきません。今回は、TechCrunchのポッドキャスト「Build Mode」の総集編エピソード「Think like a VC」から、2つの名場面を紹介しています。General Catalystのユーリ・サガロフが語る「投資家の3タイプ」と、出資前にたった一つの質問で見分ける方法。そして、XYZ Venture Capitalのロス・フビーニとGraham & Walkerのレスリー・ファインザイグが語る「VCの価値とは何か」という問いに対して、朝倉と森が自分たちの実感を交えながら、"バリューアップ""ハンズオン"という言葉の空虚さについて本音で語ります。▼ 今回のトピック ・投資家の3タイプ:「良い人」「無害な人」「邪魔な人」 ・出資前に投資家を見極める、たった一つの質問 ・「過干渉な投資家」への強い違和感 ・ロス・フビーニが語るVCの価値:次のラウンドを成立させること ・レスリー・ファインザイグが語るVCの価値:創業者と本音で話せること ・「自称バリューアップ」「自称ハンズオン」という矛盾 ・資金調達を逆算して支援するという発想 ・投資家の差別化は本当に可能か▼ 参考文献ムーミン 「@ the Dancehall」https://open.spotify.com/intl-ja/track/6TjRPRLoppjJpOVnVvn3DQ?si=2bc5b538d6e242daスピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/「Best of Build Mode: Think like a VC」https://www.youtube.com/watch?v=7uEjRr2BC9Mオープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
広告費の25%はボットに消えている —— 18.5億円を集めた“人間証明”スタートアップ
「ネット上にいるのは、全員が人間だ」——オンライン広告というビジネスは、長らくこの前提の上に築かれてきました。ところが、いまやウェブトラフィックの半分以上はボットによるものだといわれます。相手が本物の人間かどうかを確かめること自体が、新たな価値になりつつある。そんな時代を象徴するプロダクトが登場しました。今回は、米ビジネスインサイダーが報じたニューヨーク発の企業「EarnOS(アーンオーエス)」を題材に取り上げます。同社のアプリ「ero」は、ユーザーが“本物の人間として”ブランドのコンテンツに関わった事実を暗号技術で証明し、その対価を受け取れる仕組み。ブランドは「実際に人間が関与したとき」だけ費用を払う——広告のお金の流れを逆転させる発想です。AIによって「人間であること」自体に値段がつきはじめた現在地と、その裏に潜む過渡期ならではの論点について話しています。▼ 今回のトピック ・「ネットの半分以上はボット」——“全員が人間”という広告の前提が崩れた ・EarnOSとアプリ「ero」の仕組み:人間の関与にだけ報酬を払うモデル ・zkTLSという暗号技術:プライバシーを明かさず「実在の行動」だけを証明する ・報酬はステーブルコインで支払われ、現実世界でも使える設計 ・総額1,850万ドルの調達:1kxがリードし、Coinbase Ventures・Circle Venturesらが参加。Verona(旧XION)からの非希薄化の戦略投資も含む ・元ウーバー幹部ハリソン・ケネディの参画と、米・英・加・豪4カ国での正式ローンチ ・「インターネットは良くなる前に、もっと悪くなる」——CEOフィル・ジョージの予測 ・AIオペレーターによる電話営業など、“ボットの氾濫”が日常を侵食する近未来 ・人に見られるか、AIに読まれるか——広告の価値はどちらに宿るのか ・「人間であることの証明」は本当に最適解か:過渡期のサービスとしての見立て▼ 参考文献VCナイト2026https://4s.link/ja/vcnight2026スピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/This 'anti-bot' startup wants to pay you to interact with brands. Read the pitch deck it used to raise $18.5 million.https://www.businessinsider.com/earnos-funding-pitch-deck-brands-advertise-humans-ai-bots-2026-6オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
ピッチ中に爆睡するVC、それでも届くタームシート —— 米起業家たちの実名“VCあるある”
資金調達は、創業者にとって避けて通れない通過儀礼です。だからこそ、ほとんどの創業者が一つは抱えている——「ピッチで味わった、悲惨な体験」。これまで内輪でだけ囁かれてきたその記憶を、いま創業者たちがX上で次々と公開し、なかには投資家の実名を挙げる人まで現れました。今回は、米テックメディアTechCrunchがまとめた“VCホラーストーリー”を題材に、商談中に爆睡する投資家、合意したはずのタームシートの反故、そして「女性にセキュリティ企業は率いられない」という偏見による見送り——といった逸話を紹介しながら、お金を出す側と受け取る側に横たわる力の非対称、そして「投資家もまた、LPにピッチをする側である」という鏡像関係について話しています。VCが“悪者”として描かれがちなこの話題を、選ぶ側・選ばれる側それぞれの作法という観点から掘り下げます。▼ 今回のトピック ・X発の“VCホラーストーリー”祭り——創業者が実名を挙げ始めた背景 ・最頻出は「ピッチ中の爆睡」——しかも、寝ていた相手からタームシートが届くという逆説 ・タームシートの土壇場での反故、音信不通、未送金という“あるある” ・投資していないのに近況報告やリファレンスを求め、買収益の分配まで要求する投資家 ・「女性にセキュリティ企業は率いられない」と見送られた共同創業者と、その後の急成長(クラウドフレア/ミシェル・ザトリン) ・「共同創業者を解雇すれば株を渡す」——食卓での提案と、創業者の決別(コースラ) ・「気軽な打ち合わせ」のはずが本気のピッチに——不採用通知を“額に入れて飾った”話(アンドリーセン) ・助手席に乗り込んでまでピッチする——カラニックの執念と“どっちもどっち”論 ・評判が全ての商売:投資家がレスポンスの速さと機嫌に気を配る理由 ・投資家もまたピッチする側:GPとLPの鏡像関係と、自分たちに課す“標語” ・タームシートの拘束力と、率直に説明できない見送りのリアル——日本の事例から▼ 参考情報在日ファンク「爆弾こわい」https://open.spotify.com/intl-ja/track/428XSbFfPiB4hBvznS2Nze?si=1844a6c899f6463eスピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/Founders share VC horror stories, and some are naming nameshttps://techcrunch.com/2026/06/05/founders-share-vc-horror-stories-and-some-are-naming-names/オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
【Kikuvi佐藤氏】AI×PEという必然——Bain Capitalで見た「バリューアップの本質」と業界再編の行方
OpenAIとTPG、AnthropicとBlackstoneの提携が相次ぎ、AIとプライベートエクイティ(PE)の交差が急速に現実のものになっています。では、その「AI×PE」は本当に機能するのか。これまでのDX×PEは実態を伴っていたのか。今回のゲストは、米国の大学で天文学を学んだ後、デロイトAIインスティテュートの立ち上げ、データロボット社でのリードデータサイエンティストを経て、Bain CapitalのバリューアップチームでAI・DXを活用した経営改革に携わった佐藤氏。現在はAIがヒアリングを自動化するAIサービス「Kikuvi」を創業し、今年4月にGlobe Capital Partnersやアニマルスピリッツ等から資金調達を完了しました。AI・PE・スタートアップの三つの世界を横断する視点から、業界の実態と変革の行方を語っていただきました。▼ 今回のトピックOpenAI×TPG、Anthropic×Blackstoneのジョイントベンチャーが意味するものなぜ外資テックはPEと組むと意思決定スピードが上がるのかDX×PEのこれまでの実態——LPピッチのセールストークか、本当の変革かAI活用の「パッケージング」がエントリー入札での競争優位を生む仕組み大型・中型・小型キャップ別に異なるAI×PEの勝ち筋ラージキャップは安定、スモールキャップにはロールアップモデルが台頭する理由PEに求められる人材が変わる——投資銀行・コンサル二大巨頭の時代の終わり「100日プランにAIを組み込む」——具体的なパッケージング手法とはリーガルチェック・FP&A・カスタマーサクセスを7〜8割自動化する現実解Bain Capital バリューアップチームへのコールドコール就職と、起業への転換点▼ 参考キーワード・登場企業Kikuvihttps://kikuvi.com/Bain Capital/データロボット(Datarobot)/デロイト AIインスティテュート/Globis Capital Partners/Harvey(リーガルAI)/2シグマ/LBO・ハードルレート/100日プラン/ロールアップ戦略/パーマネントキャピタルオープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
ペットの犬猫から牛のゲップ対策まで——動物テック投資の今
かつて「飼い主とペット」だった関係は、いま「家族」へと変わりつつあります。すると不思議なもので、飼い主がお金を払う対象が、まるで人間に対するそれと同じになっていく。健康で長生きしてほしい、病気に早く気づきたい、良いものを食べさせたい——。この「ペットの家族化」が、動物の世界に新しい市場を次々と生み出しています。今回は、独断と偏見で選んだ最新の「アニマルスタートアップ」を入り口に、いまどんな動物のサービスがベンチャー投資の対象になっているのかを見ていきます。犬の寿命を延ばす薬から、猫のフレッシュフード、牛のスマート首輪、そして牛のゲップ(メタン)を抑える気候テックまで。「感情にお金が払われるペット市場」と「コストと効率にお金が払われる畜産市場」という対照を軸に、馬や水産・昆虫へと広がる動物経済の今と、それが「ベンチャー投資」として成立する条件を語っています。▼ 今回のトピック ・「ペットの家族化」という価値観の変化——支払いの対象が、人間並みになる ・グッズ市場からヘルスケア市場へ:医療・保険・フード・見守りデバイスに流れる資金 ・犬の寿命に値段がつく:Loyal(ロイヤル)の寿命延伸薬と、FDA承認への歩み ・動物病院体験の再設計(Modern Animal/モダンアニマル)と、予防型ペット保険(Lassie/ラッシー) ・餌からヘルスケア商品へ:フレッシュフードのKatKin(キットキン)、Butternut Box(バターナットボックス)、Lyka(ライカ) ・AIが猫を見分けるトイレなど、健康指標をとる「見守りデバイス」 ・馬のウェアラブル:一頭あたりの価値は高いが、「規模」をどう見るか ・産業動物(畜産)市場のテーマ:コスト・死亡率・飼料効率・環境規制対応 ・牛のスマート首輪Halter(ホルター)、飼料センサーBinSentry(ビンセントリー)、牛のゲップを抑えるRuminant BioTech(ルミナント・バイオテック) ・「スタートアップとして取り組むべき領域か」——規模の壁・海外展開・ユニットエコノミクス▼ 参考情報スピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/Whisker / Litter-Robot https://www.whisker.com/KatKin https://www.katkin.com/Loyal https://loyal.com/Modern Animal https://www.modernanimal.com/Horsano https://horsano.com/Lassie https://www.lassie.co/en/Lyka https://lyka.com.au/Butternut Box https://butternutbox.com/Halter https://www.halterhq.com/Ruminant BioTech https://ruminantbiotech.com/BinSentry https://www.binsentry.com/Innovafeed https://innovafeed.com/en/オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
米国史上最大級のIPO——イーロン・マスクに見る「資本コスト」のフライホイール
一株135ドル、調達額およそ750億ドル、評価額1.77兆ドル。サウジ・アラムコを上回り、史上最大とされる規模で、スペースXが上場しました。教科書的なDCF(割引キャッシュフロー)では到底説明のつかない値づけに、いま市場は熱狂しています。では、その「価格」は、いったい何を映しているのでしょうか。今回は、2026年6月のスペースX上場を起点に、同社によるCursor(カーソル)の600億ドル買収、そして控えるオープンAI・アンソロピックの上場観測まで、立て続けに起きるメガIPO・大型買収を整理します。あわせて、DCFでは測れない「ナラティブ」に価格がつく資本市場の変質、イーロン・マスクに象徴される連続起業家の「資本フライホイール」、そして久々の大型上場となったタクシーアプリGOまで——海外と日本、両方の資本市場の「いま」を語っています。▼ 今回のトピックスペースX、史上最大規模のIPO——アラムコ超え、上場直後に世界トップクラスの時価総額へ過去最大のVCバック上場だったメタ(旧フェイスブック)との比較NASA契約という転換点:純粋な民間調達だけではなかった成長の軌跡スペースXによるCursor(運営会社Anysphere)の600億ドル買収——VCバック企業として過去最大の買収案件xAI統合とColossus(大規模計算資源)が描く、AIコーディング市場の競争構図DCFでは説明できない価格と「ナラティブ」——物語・アイデンティティに投資する時代か控えるメガIPO:オープンAI、アンソロピック——2026年は資本市場の転換点になるか連続起業家の「資本フライホイール」:なぜ2周目は、低い希薄化のまま最初から巨額を集められるのか「小さく、早く勝つ」が起業家のキャリア戦略になる時代日本のIPO復活:タクシーアプリGO、今年最大規模の上場と堅調な初値 ▼ 参考文献スピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/https://news.crunchbase.com/public/spacex-ipo-1-5t-valuation-would-break-record/https://news.crunchbase.com/public/spacex-record-breaking-ipo-spcx/https://news.crunchbase.com/ma/spcx-acquires-ai-coding-cursor-largest-startup-ma-deal-2026/オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
「プロの経営者を雇うな」──10万人組織を官僚主義にしない挑戦
100人の会社が1000人へとスケールするとき、たいてい組織は硬直化する。だからシリーズBを超えたあたりで、VCは「プロの経営者を入れよう」と勧める──。けれど、ある巨大企業のCEOの答えは正反対です。「プロの経営者を雇うな」。良い組織とはこういうものだと訓練されてきた人ほど、官僚的な仕組みを「良いもの」として作ってしまうから、というのがその理由です。前回に続き、米国の著名VC Sequoia Capital のポッドキャスト『Long Strange Trip』から、バイエル現CEOビル・アンダーソンの回を取り上げます。アスピリンを生んだ160年以上の歴史を持つ、従業員10万人超の巨大企業。前回が組織「構造」の作り替えだったのに対し、今回はその裏側にある「人とカルチャー」をどう設計しているかを見ていきます。アマゾンが5人から5万人まで同じ人たちで組織を率いてきたという例、「伝道師か傭兵か」という問い自体を採らない人材観、90日ごとに最も一緒に働いた同僚が「0・1・2」で評価する仕組みと、その評価を報酬から切り離す理由、そして肩書きを「禁止することもまた統制だ」という視点まで。朝倉自身の四半期サイクルでの実践とも重ねながら議論しています。▼ 今回のトピック「プロの経営者を雇うな」──VCの常識(シリーズB後の“格上げ”)への反論アマゾンが5人から5万人まで、同じ人たちで組織を率いてきたという例問題はマネージャー個人ではない。「良い組織とはこういうもの」という訓練が官僚化を生む「伝道師か傭兵か」では考えない──環境さえあれば、人は情熱を持てるという人材観90日サイクルの評価:最も一緒に働いた同僚が「0・1・2」だけで評価するピア評価と報酬のあいだに「壁」を設ける理由──評価が“武器”になり、取引が始まるのを防ぐ1万2千人超の削減、その大半が管理職。従業員は10万人超から約9万人へ肩書きも組織図も「禁止も強制もしない」──禁止すること自体が、ひとつの統制になる「野放し」にはしない:無秩序は、独裁と政治を生むからアウトプット(もっと売る)ではなく、アウトカム(顧客が本当に必要とする性能)で目標を置くこれからのリーダーへの助言:後継者は社内から(ただしナンバー2を安易に選ぶな)/多くの人に話を聞き、部下を信頼する▼ 参考情報スピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/Sequoia Capital『Long Strange Trip: CEO to CEO with Brian Halligan』(ビル・アンダーソン回)https://sequoiacap.com/podcast/bayers-bill-anderson-turning-a-168-year-old-tanker-like-a-speedboat/Trooper Salutehttps://open.spotify.com/intl-ja/track/55Kl6ZGDnxIcKVg3GBNAKr?si=f60a8ba4b3ac4c88オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
大企業病は「外から来るウイルス」ではない──バイエルCEOの逆説
大企業病や官僚主義は、健康な組織に外から入り込む「ウイルス」のようなもの──そう考えて、ルールを減らし、複雑さを取り除こうとしてきた。けれど20年戦っても、状況はむしろ悪化していく。その経験からたどり着いた結論は、官僚主義は外から来るのではなく、組織の構造そのものが生み出している、というものでした。今回は、米国の著名VC Sequoia Capital のポッドキャスト『Long Strange Trip』から、ドイツの製薬・ライフサイエンス大手バイエルの現CEO、ビル・アンダーソンの回を取り上げます。アスピリンを生んだ160年以上の歴史を持つ、従業員10万人超の巨大企業を、いかにスタートアップのように速く動かすか。アンダーソンが進めるのは、11〜12あった階層を約6層へ半減させ、1人のマネージャーが見る部下を平均6.5人から14人(最大90人)へ広げ、年次予算を廃止して全社を「90日サイクル」で回すという、徹底した組織の再設計です。命令と統制を成り立たなくし、現場が事業のオーナーにならざるを得ない構造へ。その仕組みを、朝倉自身がミクシィで取り組んだ経験や、上場(IPO)がこうした自由をどう制約するのか、という論点とともに議論しています。▼ 今回のトピック(オープニング)タクシーアプリ「GO」、6月16日に東証グロース上場へ──2026年最大級のIPO官僚主義は「外から来るウイルス」ではなく、組織の構造そのものが生み出すもの20年戦って気づいた、「戦い方そのものが間違っていた」という発想の転換官僚主義の正体:何層もの階層、機能別の縦割り、現場から遠い意思決定、無数のサインオフバイエルの改革:階層を約半分に、部下数を最大90人に、年次予算を廃止全社を「90日サイクル」で回す──投資家との約束(Tier1)と四半期ごとの再配分(Tier2)マネージャーの役割が「指示」から「詰まりを取り除く潤滑油」へ朝倉の視点①:官僚主義は自己免疫疾患──真面目に組織を守ろうとするほど、新しい挑戦を異物として排除する朝倉の視点②:上場(IPO)が求める規律と、機動的な組織運営の緊張関係朝倉の視点③:組織を「うまく管理する」より、「管理しなくて済む」環境をつくる率直な留保:アンダーソンの改革はまだ「これから」。再成長に乗せた成功物語ではない▼ 参考文献スピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/タクシー配車GOのIPOに海外勢から20倍の需要、日本株に関心-関係者https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-06-10/TGE2EAKJH6V400#gsc.tab=0新規上場会社情報https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.htmlSequoia Capital『Long Strange Trip: CEO to CEO with Brian Halligan』(ビル・アンダーソン回)https://sequoiacap.com/podcast/bayers-bill-anderson-turning-a-168-year-old-tanker-like-a-speedboat/Sports 「Sports wear」https://open.spotify.com/track/4jLzHTwpTYVHzGhg8IQi9v?si=7Cco8TjZSq20LDWkAqMOIgオープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
【ピッチ講座③】削るが9割——6分間のピッチを仕上げる引き算の実装術
思想が固まり、中身が決まった。あとはそれをどう実装するか——全3回シリーズの最終回「実装編」では、ピッチの仕上げに直結する具体的な技術を解説します。6分間に収まらないのは練習不足ではなく、多くの場合は構成の問題です。削る勇気を持つことが、実は最も重要な実装作業です。▼ 今回のトピック削るが9割——テーブルの上に出した情報を、譲れないものだけになるまで落とし続ける作業ピッチ資料は「投影資料」であり手元資料ではない——紙芝居として語り口を主役にする設計ワンスライド・ワンメッセージ——フォント18pt以上、文字詰め込み禁止の視認性の原則早口は情報過多のサイン——話すスピードではなく情報量でコントロールする話した量ではなく、伝わった量で評価する発想への転換ステージ別の訴求ポイント——シード期はビジョン・チーム・ワイノウ、シリーズA以降はトラクションと数字6分間の時間配分の目安——ワンライナー30秒からVCマネーの使途まで、区間ごとの設計ピボット・事業転換をポジティブに語る——「逃げのピボット」に見せない既存アセットの活かし方資金調達の表現と金融商品取引法——調達予定額・クローズ時期を公開の場で言ってはいけない理由全3回の総括——ピッチは説明ではなく聞き手目線への翻訳であり、次につなげることが唯一のゴール▼ 参考キーワードピッチ資料、投影資料、ワンスライドワンメッセージ、シードラウンド、シリーズA、ファウンダーマーケットフィット、金融商品取引法、資金調達、ピボット▼ 参考オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
【ピッチ講座②】投資家が本当に知りたいことは何か——儲かる・伸びる・勝てるを伝える中身の設計
「この会社は儲かるのか、伸びるのか、勝てるのか」——投資家がピッチを聞きながら頭の中で問い続けているのは、突き詰めればこの問いです。しかしピッチする側がやってしまいがちなのは、会社がたどってきた社内の歴史やジャーニーを時系列で説明することです。投資家が知りたいのは過去ではなく、現在の事業の構造と、これからの姿です。全3回シリーズの第2回「中身編」では、投資家が実際に知りたいポイントに即した5つの原則を解説します。▼ 今回のトピック投資家が聞きたいのは社内事情ではなく事業の構造——儲かる・伸びる・誰が使う・なぜ勝てるか過去のジャーニーを語らない——現在のスナップショットと未来の変遷に絞る理由ビジネスモデルは既知の型で示す——SaaS・マーケットプレイス・トランザクション課金で理解コストを下げるVCマネーが入ることで何が加速するか——良い事業とVC投資に向く事業は違うFI表記禁止——自社年度基準ではなくカレンダーイヤーと絶対値で語るARR・MRR・導入社数は明確に——成長率だけでなく実数値を出すことで次の対話が生まれる顧客名・プロダクト画面・ビフォアフターで記憶に残す——数字と具体事例はセットで使え競合は先手で触れる——「競合いません」が最もガッカリされる理由自社内の新旧比較表は投資家向けには機能しない——初めて会う相手への翻訳を徹底する▼ 参考キーワードビジネスモデル、ARR、MRR、ユニットエコノミクス、トラクション、ネットワーク効果、競合分析、SaaS、資金調達▼ 参考KIMONOShttps://open.spotify.com/intl-ja/album/2Qfnw0ETnTo3Oy6lqFqqaR?si=g6EOghJHQ7eXecMGC7cw7Qオープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
【ピッチ講座①】ピッチは説明ではない——オーディエンスの3つの前提から始めるピッチ設計
投資家の前で話す機会を得たとき、多くの起業家は「いかに詳しく説明するか」に集中してしまいます。しかしピッチの本質は説明ではなく、聞き手目線への翻訳です。今回は、Animal Spirits主催「Selected Startup Pitch」で78社のピッチを聞き、33社に直接フィードバックを行った経験をもとに、全3回シリーズの第1回「思想編」をお届けします。そもそも投資家とはどういう状態でピッチを聞いているのか——この出発点を押さえないまま準備をしても、伝わるピッチは作れません。▼ 今回のトピックSelected Startup Pitchの開催背景——78社・208名の投資家が集まったイベントで見えたことピッチのTPO——1対1の会議室と数十名のイベント登壇では、あるべき形が根本から違うオーディエンスの3つの前提——何も知らない・興味ゼロ・情報疲労6分間のピッチに投資判断を期待しない——ゴールは「個別に話を聞いてみたい」と思わせること冒頭30秒のワンライナー——最初の一文で何の会社かを言い切ることの絶対的重要性チーム紹介は経歴の羅列ではなく「なぜこのチームか」の根拠として機能させる余白の戦略——意図的に語り切らず、聞き手に質問させる上級者の設計「Uber for ○○」に学ぶ記憶のタグ作り——投資家の頭の棚に収まる説明の力▼ 参考キーワードファウンダーマーケットフィット、ワンライナー、ピッチイベント、YCombinator Demo Day、資金調達、エレベーターピッチ▼ 参考瞬きの音 押見修造https://amzn.to/4eudK2oオープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
a16z が説く「灯台戦略」──製品が作れる時代の、人の集め方
AIのおかげで、製品やプロトタイプを「作る」コストは限りなくゼロに近づいています。一方で、優秀な人材を採用し、顧客に信頼され、人が集まりたくなる文化をつくる──この「人を惹きつける」コストは、まったく下がっていません。誰もがそこそこ良いものを作れる時代だからこそ、最高の人と顧客に「自分を選んでもらえるか」が勝敗を分けます。今回は、著名VCの Andreessen Horowitz(a16z)が公開した記事『The Lighthouse Playbook(灯台のプレイブック)』を取り上げます。著者は同社でエコシステムづくりを担うデイビッド・ブース。彼が提案するのは、「自分を照らすのをやめ、自分の周りにいる信頼できる人を照らす」という逆説的な戦略です。その人が業界で目立ち、尊敬される存在になるよう、見返りを求めずに手を貸す。すると灯台が船を導くように、その人自身の言葉を通じて、次の優秀な人材や顧客が自然とこちらへ集まってくる──という発想です。最有力の「灯台」は社外のスターではなく、表に出ていない自社の凄腕社員だといいます。インフルエンサー・マーケティングとはむしろ正反対のこのアプローチを、実践の5ステップと、朝倉の視点から見た論点(初期の会社が「旗を掲げる」ことの重要性、社員を押し出すことの引き抜きリスク、「AI時代に実績の価値は本当に下がるのか」という問い)とともに議論しています。▼ 今回のトピック灯台戦略とは何か──自分を照らすのをやめ、周囲の人を照らすという発想AI時代に逆転する「信頼の伝わり方」:実績の誇示より、信頼する人の一言最良の灯台は、社外の有名人ではなく自社の「無名の凄腕」社員インフルエンサー・マーケティングとの決定的な違い:見返りを求めないこと実践の5ステップ:世界観を掲げる/灯台候補を見つける/その人のブランドを育てる/人が集まる場をつくる/繰り返すDatabricks に見る、技術リーダーを「業界で尊敬される発信者」に育てる投資Googleの教訓:信頼は「自分のサイトから早く送り出す」ことで生まれる朝倉の視点①:何もない初期の会社こそ、まず「旗を掲げる」ことが最重要朝倉の視点②:凄腕社員を表に出すことで生じる「人材引き抜き」のリスク下がらない「人を惹きつけるコスト」を、今後の戦略でどう捉えるか▼ 参考StrayCats Elvis on Velvethttps://open.spotify.com/intl-ja/track/5hw0jbw8p8vcPmtE1Uktsq?si=8311bb3da49a445aスピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/The Lighthouse Playbookhttps://a16z.com/the-lighthouse-playbook/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
「一番の悩みは?」はもう効かない──AI時代の顧客発見の新常識
「あなたが今、一番困っていることは何ですか?」── 顧客発見の定番だったこの質問が、もう通用しなくなっています。優秀なIT担当者は、自覚している課題のほとんどを自分で解決してしまうからです。では、本当のニーズはどうやって引き出すのか。今回は、IT部門の業務をAIで自動化する Serval(サーバル)が、2024年4月の創業からわずか2年弱でユニコーンに到達するまでの軌跡を、First Round Review の記事をもとに読み解きます。創業者ジェイク・ストーチが前職の物理セキュリティ企業 Verkada(ヴァーカダ)で得た3つの教訓──すでに予算が動く市場に「10倍良いもの」を持ち込む、法人顧客も家に帰れば一人の消費者である、一番難しいところを最初に作る──を軸に、桁違いの規模を誇る既存大手 ServiceNow にどう挑むのか、そしてAI時代に「業務を知り尽くした者」がなぜ強くなるのかを議論しています。▼ 今回のトピック「一番の悩みは?」が効かない理由と、それに代わる新しい顧客発見の問いServal 創業の経緯:Duke 中退、NeuroPlus、そして Verkada での5年間教訓①:すでにお金が動く市場に「10倍良いもの」を持ち込む教訓②:法人顧客も、家では消費者──仕事場に「家の体験」を持ち込む教訓③:一番難しいところを最初に作り、模倣されない壁にする自然言語で業務自動化が組み上がる「ワークフロービルダー」と、デモが商談を決める瞬間巨大な既存大手 ServiceNow への挑み方:「狭く絞る」定石を捨てた両取り戦略イネーブラーかディスラプターか──朝倉が語る、AI時代に取るべき立ち位置AI×ドメイン知識:業務を熟知した人材が、なぜこれからより強くなるのか2026年のテーマ:いかに業務ワークフローに入り込み、UXを獲るか▼ 参考ととのいエールhttps://amzn.to/4dUEARdスピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/Serval's Path to Product-Market Fit — Win Enterprise Buyers by Treating Them Like Consumershttps://review.firstround.com/servals-path-to-product-market-fit/オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
AIはどこで本当に使われているのか──法人導入の現在地
企業のAI導入は、本当に本番利用まで進んでいるのでしょうか。個人ではChatGPTやClaudeを日常的に使う人が増えていますが、企業の業務プロセスに組み込むとなると、話は一気に難しくなります。今回は、a16zが公開した “Where Enterprises Are Actually Adopting AI” をもとに、企業がどの業務で人工知能にお金を払い、本番利用を進めているのかを整理します。コーディング、顧客サポート、社内検索、法務、医療といった領域では、成果が測りやすく、人間の確認も組み込みやすいため、導入が進み始めています。一方で、日本企業では、個人レベルの業務利用は広がっているものの、業務プロセスへの組み込みはまだ限定的です。この差は単なる技術理解の問題ではなく、組織の意思決定、リスク回避、企業文化の問題でもあります。朝倉はこの状況を、日本のAIスタートアップにとっての機会であると同時に、危うさでもあると指摘します。導入の遅い顧客に合わせてツールを売るだけでは、海外で実績を積んだプロダクトに後から市場を奪われる可能性がある。むしろ、AIを使って既存業務そのものを塗り替える事業に挑むべきではないか。今回は、企業のAI導入の現在地と、日本のスタートアップが取るべき戦い方を考えます。▼ 今回のトピック企業の人工知能導入は、実証実験を超えて本番利用に進んでいるのかFortune 500、Global 2000で進む主要企業向け人工知能スタートアップの有料導入コーディング支援が、人工知能導入の本命領域になりやすい理由顧客サポートで導入が進む背景──件数、解決率、対応コストを測りやすい業務社内検索、ナレッジ検索が企業の深い課題になっている構造法務・医療領域で人工知能が入りやすい理由──文書業務と人間の確認日本企業は、個人利用は進むが業務プロセスへの組み込みが遅い組織になった瞬間に導入が遅くなる日本企業の構造(朝倉の視点)人工知能ツールを売るのか、業務そのものを塗り替えるのか日本のスタートアップは、導入の遅い顧客に合わせるべきか、真正面から既存産業を変えに行くべきか▼ 参考情報MOON CHILD -- Blue suede shooting starhttps://open.spotify.com/track/2COHLG24ios5fXwEQqyFgO?si=0QwCRojHSUianZ0ZEF4jqgスピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/Sequoia Capital ポッドキャスト「Long Strange Trip」 Ben Horowitz On What Makes a Great Founderhttps://sequoiacap.com/podcast/ben-horowitz-on-what-makes-a-great-founder/オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
AIは「無料ユーザー」から「法人課金」へ──OpenAIが狙う次の収益源
AIの競争は、モデル性能の優劣だけではなく、企業の業務にどれだけ深く入り込めるかという段階に移りつつあります。OpenAIは、個人利用で広がったChatGPTを足がかりに、法人向け市場への展開を本格化させようとしています。一方でAnthropicは、Claudeを軸に、開発、金融、コンサルティング、専門職業務といった高付加価値領域で存在感を強めています。今回は、OpenAIの法人向け展開に関するニュースを起点に、なぜAI企業が法人市場に向かうのか、企業導入では何が障壁になるのか、そしてMicrosoftやGoogleのような既存の業務基盤を持つ巨大企業に対して、OpenAIやAnthropicはどこに勝ち筋を見出しているのかを整理します。重要なのは、単に「どのAIが賢いか」ではありません。企業導入では、社内データの整備、既存システムとの接続、権限管理、情報漏洩対策、利用定着といった現実的な課題があります。OpenAIはトップダウンで法人市場を攻め、Claudeは現場の開発者や専門職から広がる。この対比から、法人向けAI市場の現在地を考えます。▼ 今回のトピックOpenAIはなぜ法人向け市場に本格的に向かうのか個人向けChatGPTの普及が、法人導入の追い風になる構造AI企業にとって、なぜ法人市場が重要な収益源になるのか企業導入で問われるのは、モデル性能だけではない社内データ、既存システム、権限管理、情報漏洩対策、利用定着という導入の壁Forward Deployed Engineer──顧客現場に入り、AI導入を本番展開まで進める人材の意味OpenAIの法人戦略と、AnthropicのClaudeが狙う専門職・高付加価値業務PwC(PricewaterhouseCoopers)との提携に見る、Claudeの法人展開Microsoft CopilotとGoogle Geminiが持つ、既存業務基盤という強みOpenAIとClaudeは、既存の業務ツールを置き換えるのか、それとも仕事の入口を握るのかトップダウンで攻めるOpenAI、現場から広がるClaudeという対比AI市場は、MicrosoftとGoogleの代理戦争として見ることもできるのか日本企業がAIを導入するときに起こりそうな現実的なボトルネック▼ 参考文献スピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Where Enterprises are Actually Adopting AIhttps://a16z.com/where-enterprises-are-actually-adopting-ai/DX動向2025https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/dx-trend/tbl5kb0000001mn2-att/dx-trend-2025.pdfオープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
「勝ちパターン」消滅、イージーゲームの終わりにVCはどう向き合うか
リカーリングレベニュー、シートライセンスの拡張性、ネットドルリテンションのカーブ。これらの指標が右肩上がりであれば、VCは「見たことがあるスケールするパターンだ」と確信できた。SaaSというビジネスモデルが、その確信を支えていました。今回は、Forbesに掲載されたアレクサンダー・プーティオの論考をベースに、AIがSaaSの前提そのものを無効化しつつある中で、VCの投資判断はどう変わるのか——あるいは変われないのか、という話をしています。創業者は投資家が聞きたいストーリーを語り、LPは自分の判断を疑いたくなく、VCは今の基準を否定するインセンティブがない。このループの中で、誰が最初に「パターンが変わった」と言い出せるのか。朝倉は「SaaS時代のVC投資はイージーゲームだった」と振り返りつつ、「オワコンと言われた時が一番美味しい」とも。▼ 今回のトピックVCのパターンマッチング:過去の成功事例との類似性で投資判断する手法の限界ベン・ホロウィッツの警鐘:「多くのVCはパターンマッチングに頼りすぎている」エコシステム全体のステータスクオ・バイアス:創業者・LP・VCの全員が現状維持で得をする構造AIがSaaS指標を無効化する:シートライセンスモデルの前提が崩れ始めているソフトウェアの作り方と使い方、両方が変わった:非エンジニアでも構築可能、エージェントが組織の壁を超える2人と手紙だけで800万ドル調達:AI時代の「勝つ企業」の姿参入障壁の移動:製品の技術的優位性からブランドと信頼の獲得へSaaS時代のVC投資は「イージーゲーム」だった:メトリクスが信じられる限りにおいてTiger Globalに代表される非伝統的投資家の参入と退場、PSR20倍の時代の教訓ピーター・ティールの問いとVCの現実:「自分だけが信じている真実」は大抵間違っている新規VCを今から始めることの困難さと、「みんながダメと言っている時こそチャンス」の逆説▼ 参考情報OMSB「大衆」https://open.spotify.com/track/33aS7sSaFqxb9RN8uTNUzC?si=XMUiBOEDQTKfUGsoIVRH3gスピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/AIがSaaSモデルを破壊する中、VCは過去のパターン認識に固執しているhttps://forbesjapan.com/articles/detail/95257オープンチャット「This is令和スタートアップOC」https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です)https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8
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