コンサル×アートでフリーランスっぽく働くみき(左)と、コンサル・リサーチ会社を経営するのぞみ(右)の二人で、1冊の本を実際に読んで感じたこと、思ったことをふんわり楽しく話します。ビジネス書から戯曲・小説、SF、ノンフィクションまで幅広く取り上げています。読書が好きな人、本が好きな人、学びが好きな人、ぜひお耳に合いましたら。
"読むことは人を豊かにする。聴くことは人を謙虚にする"
みき(Tw: @miki_apreciar)
のぞみ(Tw: @Nozomitnk)
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番組の魅力・推薦
世阿弥・岡田利規『現代語訳 風姿花伝』 #1
今回の課題本は、世阿弥『風姿花伝』。冒頭は、スラムダンクを知らない中学生とのジェネレーションギャップから、電子書籍の贈り方、読書アプリ、そして「人は本をどう読んでいるのか」という話へ。みきは、文章を一語ずつ追うというより、ページ全体のなかで“光って見える言葉”を拾うように読む感覚を語ります。一方ののぞみは、その読み方に驚きながら、『風姿花伝』という本そのものが、順番に論理を追うよりも、「花」「年齢」「稽古」「役者のあり方」といった言葉を何度も行き来しながら読む本なのかもしれないと考えていきます。『風姿花伝』は、もともと世阿弥が子へ伝えるために書いた、能の秘伝書です。けれど読んでみると、そこにあるのは「若い時の華やかさに油断するな」「大人になっても稽古を続けよ」「実力のない評判に惑わされるな」といった、意外なほど地道で現代的な助言でもあります。一子相伝の奥義だと思って開くと、そこに書かれているのは、案外“仕事を続ける人”への実践的な言葉なのかもしれない。part1では、読書の仕方の違いから入りながら、『風姿花伝』を「花とは何か」をめぐる本として読みはじめます。
フロム『自由からの逃走』 #3
#3では、自由の話がさらに手触りのあるところまで降りてきます。会社員であることをどう引き受けるか、自分の意志で何かを動かす感覚はどこで手に入るのか、蓄財や自己最適化は本当に自由と呼べるのか。みきにとっての演劇の話ものぞみにとっての怒りの話も、どちらも「外側の仕組みに回収されないものを持てるか」という問いに触れているように聞こえます。最後にはタイトルそのものの含意まで立ち返りながら、『自由からの逃走』という本の射程を、それぞれの実感のほうへ引き戻して終わります。
フロム『自由からの逃走』 #2
#2では、本の中の議論がそのまま今の生活に流れ込んできます。AIに自分らしさを学習させることへの違和感、ライフハックへの醒めた目線、投資や蓄財をめぐる身振り、政治的な対立に人が引きつけられてしまう感覚。フロムの言葉を借りながら話しているはずなのに、だんだん見えてくるのは、いま自分たちがどういう仕方で安定しようとしているのか、ということでした。本を読むというより、本を通して現代の癖を撫でていくような回です。
フロム『自由からの逃走』 #1
『自由からの逃走』を読み始めて、まず出てきたのは、人は自由を求めるというより、むしろ自由を持て余してしまうのではないか、という話でした。のぞみはこの本に初めて触れたときの驚きをたどり、みきは、消極的自由のほうへ流れてしまう感覚はむしろよくわかると言います。同じ本を前にしながら、片方は「そういう人がいること」に惹かれ、もう片方は「それが自分の中にもあること」から読み始めている。そのずれが、この回の輪郭になっています。
島崎藤村『破戒』 #3
前半では、雪国の共同体の閉鎖性から、東京に合う/合わないという感覚、さらに「代謝」や「複数の選択肢を持てること」といった、それぞれが生きるうえで大事にしている価値観へと話が広がっていきます。『破戒』をきっかけに、土地に縛られること、移動できること、組織や人生が固着しないことの意味を考える回です。後半では一転して島崎藤村本人のスキャンダラスな生涯にも話が及び、作品と作者を切り離して読めるのか、という問いも浮かび上がります。小説そのものの感想から、土地・自由・作者の倫理へと話が跳ぶ、part3らしい雑談回です。
島崎藤村『破戒』 #2
今回は、主人公・丑松の「告白できなさ」をどう読むかから始まり、物語の背景にある差別の空気や、土地に根ざした文学の面白さへと話が広がっていきます。丑松の心理を「早く言えばいいのに」と感じながら読むみきと、長野・飯山の感覚を強く引き寄せながら、作品の中にいる“嫌な人物たち”の生々しさに反応するのぞみ。二人の読みのズレを通して、『破戒』が単なる告白の物語ではなく、土地のニュアンスや共同体の権力構造まで含んだ小説であることが見えてきます。大阪ローカル小説や東京の文学の不在にも話が及び、「その土地を知っているからこそ読める小説」とは何かを考える回です。
島崎藤村『破戒』 #1
島崎藤村『破戒』を読むpart1。今回は、作品の舞台・飯山がまさに地元だというのぞみと、物語をより外側から読んだみきが、主人公・丑松の「告白」に至るまでの重さを入り口に語り合います。部落差別を主題にしたこの小説を、単なる古典としてではなく、「自分ではどうしようもない出自を背負うこと」「空気として存在する戒め」「田舎のコミュニティに漂う見えない圧力」といった感覚へ引き寄せながら、それぞれの実感で読み直していく回です。地元だからこそ見えてしまう作品の生々しさと、現代の感覚から読む切なさが交差して、『破戒』がただの告白の物語ではなく、社会の空気そのものを映した小説であることが浮かび上がります。
われらみな食人種:レヴィ=ストロース随想集 #3
part3では、タイトルにもつながる「カニバル」を手がかりに、食と性、芸術、そして家族制度の話へと広がっていきます。食べることと成功することが同じ語源で結びついているという話や、女性の食事シーンが“エロすぎる”とされた古典の感覚。さらに、木彫りの彫像に口づけする男の神話を通して、食と性の「過剰」が文化の中でどう重ねられてきたのかを考えます。また、芸術家は社会の上位に置かれながら、失敗すれば死を強いられることもあるという極端な例も紹介されます。芸術は異界とつながる特権であり、同時に命がけの営みでもあるという感覚が浮かび上がります。後半では、「3人の母と2人の父」を持ちうる家族制度の話へ。補助生殖や代理出産、女性同士の婚姻、複数婚などの事例から、私たちが当然だと思っている家族の形が、実は数ある可能性の一つにすぎないことが見えてきます。奇妙に見える慣習も、それ固有の文脈を踏まえなければ理解できない。結果だけでなく、その背後にある神話や構造を読むことの大切さを、レヴィ=ストロースは静かに示します。三回にわたる読書の締めくくりは、「文脈を見る」という視点を改めて確かめる回になりました。
われらみな食人種:レヴィ=ストロース随想集 #2
part2は、「天ぷらは“揚げる”のか“沈める”のか?」という言葉の違いからスタート。そこから、日本では自我は“原因”ではなく“結果”として立ち上がる、というレヴィ=ストロースの指摘へ。場や環境が先にあり、そこから主体が形づくられる──その視点を手がかりに、日本の創作文化や集団性についても二人で仮説を広げます。さらに印象的なのは、ボロロ族の生=硬さ/死=柔らかさ という世界観。ピアスや装飾を「生を守る装置」として読むくだりは、この回のハイライト。後半は、なぜ金だけは太古から価値が揺らがないのか、という話題へ。理屈を超えて惹かれてしまうものの正体をめぐり、思わぬ“スピ”の話にも。言葉のズレから、自己・文化・身体・価値へ。レヴィ=ストロース的な視点が、じわじわ日常に入り込んでくる回です。
われらみな食人種:レヴィ=ストロース随想集 #1
サンタクロースの火炙り事件から、農耕・文字・進歩の“当たり前”が揺さぶられていく。今回の課題本は、レヴィ=ストロース晩年の論考集『我ら皆カニバル』。新聞寄稿を中心にした文章だけに、専門用語で押し切るのではなく、身近な出来事を入口にして社会の深層構造へ潜っていくのが面白さです。part1ではまず冒頭の「サンタ人形火炙り事件」を手がかりに、贈与やイニシエーション、子ども/大人、生者/死者といった対立のフレームが立ち上がる瞬間を二人で追体験。さらに「農耕は進歩だったのか?」「原因だと思っていたものが、実は帰結かもしれない」といった視点から、人類史を“必然の一本道”ではなく“無数の可能性の一断面”として捉え直していきます。「しょうもない炎上を、構造で説明できる人になりたい」という憧れと、「ポスト○○って次どうするの?」という脱線ツッコミが交差しながら、現代社会の見え方が少し変わる回です。
水を差す仕組みとサラリーマン:山本七平『空気の研究』#3
空気が「なぜ壊れないのか」「どう壊せるのか」を、具体例と仕事感覚で一気に掘り下げる回。のぞみは高校野球経験者として、真夏の甲子園が暑さの限界を超えてもなお維持されるニュースを取り上げ、「誰も説明できないのに決まってしまう」古空気の手触りを久々に見たと語る。そこから本書後半の核心である「空気と水」へ。水差しは個人の勇気に回収されがちだが、現実に空気を動かすには“集団で水を差す”仕組みが要る——ただし、その運営には「水を差す空気」も同時に設計しなければならない、という難しさに踏み込む。さらに終盤では、難解な一節「合理性を追求させる原動力は、非合理的な力」を咀嚼し、非合理をゼロにも絶対化にもできないというバランス感覚へ着地。のぞみはその“逃がし先”としてスポーツや演劇のような虚構の必要性を補助線として提示する。ラストは「会社員であるだけで人間として十分だと思えてしまう」空気の正体へ議論が移り、会社員という概念、普通(デフォルト)、硬いピラミッド構造が“水を差させない空気”を強化しているのではないか、という問いを残して締める。次回課題本はレヴィ=ストロース『われわれみな食人種』。
臨在感的把握のこと:山本七平『空気の研究』#2
山本七平『空気の研究』回のpart2は、「いき」と「空気」の違いを、ふたりの“ものの見方”の差から掘り下げていく。みきは、人を理解するとき「心の中(何を考えているか)」に意識が寄りやすいので、「いき」のほうが手がかりにしやすいと自己分析する。一方でのぞみは、人そのものの内面というより、相手がまとっている“周辺情報”(会社での位置づけ、場の配置、振る舞いの輪郭)を読むほうが馴染む感覚があり、「空気」は合意形成を経ずに状況として立ち上がり、場全体を支配するものとして“ただ分かってしまう”と輪郭をつけていく。鍵になるのが、空気の成立条件としての「臨在感的把握」。幽霊、森、古いものへの畏れ、無意味な会議を終わらせたい空気まで、言語化しにくい“ある感じ”を例で押し広げる。さらに、ハベルの寓話を引用したダボス会議のスピーチを足がかりに「空気は日本固有なのか?」へ論点が越境し、同調圧力としての空気と、アニミズム的な感受性としての空気が同じ線上にあるのかを探っていく。終盤は、一神教と多神教の差、進化論と現人神が同居するエピソードを通じて、矛盾を矛盾のまま運用してしまう日本的な思考の切り替えに触れ、のぞみの仕事観(空気で決まる意思決定を“整える”)にも接続していく回。
確実はそこにあるもの:山本七平『空気の研究』#1
本好きのふたり・みき/のぞみが、山本七平『空気の研究』を読み解く回のpart1。水曜休みの効用、嬉野温泉の湯豆腐セットで始まった長い昼、ガンダム映画を“2作目から”観てしまった話、中型免許(MT)教習の筋肉痛まで、近況トークを経て本編へ入っていきます。後半では『空気の研究』へ。「空気はKY世代の新しい現象だと思っていたけれど、1970年代にすでに言語化されていた」という驚き、田舎で“空気”に押されてきた幼少期の体験、そして「最近は言葉としては使わないのに、空気は確実にある」という実感が共有されます。さらに、のぞみは仕事の経験を通じて「相手がどう決めそうか」「どんな空気を作ると流れが動くか」を読む感覚が育ってきたと振り返り、みきは『いきの構造』との違い(空気のほうが相対的に捉えやすい)から手触りを整理。次回の議論につながる助走がつく回です。
九鬼周造『いきの構造』#3
最終回は、「渋い」と「いき」の差分を、さらに日常語へ降ろしていく回。女性の“渋さ”は成立するのか、樹木希林の「土渋」や年齢・経験量の議論を経て、渋みは“少量で後から効く”山椒のようなものだ、という比喩に辿り着きます。一方で話題は、失敗談の扱いへ。にじみ出る深みは渋いが、ひけらかす失敗は野暮。NewsPicks的「失敗語りビジネス」を俎上に、想像の余地を残す振る舞いの難しさを検討します。さらに『いきの構造』後半の「優しさ/哀れみ」論を手がかりに、助言は優しさとして成立するのか、それとも暴力(哀れみ)になるのかを自己点検。「成立しない可能性があっても言いたいか」という判断基準が提示され、粋の核心にある“諦め(軽やかさ)”とも接続します。締めは、令和でも強度を保つ言葉「垢抜け」。湯上がりの“抜け”や薄化粧の粋、そして「垢」の解像度のズレ(都会の垢抜け/農村の“物理垢”)まで掘り下げ、粋の感受性が現代の身体感覚にどう残っているかを照らします。次回課題本は山本七平『空気の研究』に決定。「日本社会の研究」2冊連続へ。
九鬼周造『いきの構造』#2
『いきの構造』を読み進めながら、議論は「いきな人とは誰か」から「いきな仕事とは何か」へ。白い部屋に“バン!”と光を当てるような「わかりやすさ」の誘惑と、そこから一歩引いた“野暮じゃない”振る舞いの難しさを、みき・のぞみが自分たちの働き方に重ねていきます。後半の主役は「手土産」。高すぎず安すぎず、甘すぎず渋すぎず、相手に“返してね”を匂わせない絶妙なバランスに、粋の構造が露わになる。さらに「ビジュイイじゃん」という現代の褒め言葉を俎上に、ルッキズムを回避しながら肯定を差し出す“言葉遣いの粋”も検討。そして九鬼の「甘み/渋み」軸に苦戦するのぞみは、「渋いおっさんになりたい」という欲望を自覚し、渋みは表層ではなく経験から醸成されるのだと痛感する。粋は“避ける”だけでは到達できない。その「あいだ」に立ち上がる倫理と美意識を、雑談のようでいて妙に実務的な手触りで掘り下げるpart2。
九鬼周造『いきの構造』#1
九鬼周造『いきの構造』を課題本に、みき・のぞみが“そもそもいきって何?”から立ち止まって語り合う回。新年の近況と本厄トークを挟みつつ、神社のおみくじの価格設計を「正月マーケティング」として眺めてみたり、「粋/野暮」感覚の手触りを日常の所作や食べ方に引き寄せていきます。後半は、みきが谷崎潤一郎『陰翳礼讃』と舞台照明の経験から、「見せすぎない」「主役に気づかせないのに効いている」美学としての“いき”を言語化。さらに『あかね噺』の“演者が透明になる”描写を手がかりに、自己主張と表現の関係を更新していきます。構造化の快感と、その構造に回収されきらない違和感の両方を抱えながら、“いき”を自分の身体にインストールしていく読書会・part1。
2025年振り返り #3
旅と読書の“折り返し地点”。のぞみはアイスランド出張の移動時間にAudibleで沢木耕太郎『深夜特急』を一気聴きし、旅の記憶と重ねて再発見します。後半はみきが『AはアセクシュアルのA』を起点に、“恋愛中心”の常識を問い直す視点へ。締めはのぞみの追加ベストとして『ハイ・コンフリクト』とSF『亜空間不動産株式会社』を紹介。次回課題本は九鬼周造『「いき」の構造』です。以下、事前メモみき本AはアセクシュアルのA菜食主義イリナグリゴレさんのエッセイ世界99恥辱朝と夜夏蜜柑とソクラテス友達じゃないかもしれない映画ワンアフターバトルアナザー教皇選挙落下の王国アノーラ漫画ころがるきょうだいローズロージィローズフルバッドゲキドウ演劇あんまりいい芝居に出会えなかったやみ・あがりシアターヌトミックのアクセシビリティ旅カナダでオーロラを見た!バルト3国に行けた!北欧は来年にでもお買い物リピしたいのぞみ本/マンガ好き嫌いと経営High Conflict よい対立 悪い対立 世界を二極化させないためにエネルギーをめぐる旅最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1亜空間不動産株式会社余白の芸術生きる言葉深夜特急1~6ケインとアベル銀と金/ナニワ金融道映画教皇選挙SING SING劇場立川談春 独演会「鼠穴 落語」千原ジュニアの座王 in日本武道館さらば単独「八百長」銀シャリ単独「純米大吟醸」体験ダイアローグインザダーク旅アイスランド
2025年振り返り #2
のぞみの年間ベストは、立川談春の古典落語「鼠穴」。30円の“貸し方”が突きつけるのは、優しさと残酷さの境界、そして「相手の尊厳を傷つけてでも変化を促すこと」はあり得るのか、という問い。後半はみきが、映画『教皇選挙』の“中間管理職映画”としての面白さと映像美、さらに『落下の王国』4Kリマスターの圧巻ビジュアルを語る。以下、事前メモみき本AはアセクシュアルのA菜食主義イリナグリゴレさんのエッセイ世界99恥辱朝と夜夏蜜柑とソクラテス友達じゃないかもしれない映画ワンアフターバトルアナザー教皇選挙落下の王国アノーラ漫画ころがるきょうだいローズロージィローズフルバッドゲキドウ演劇あんまりいい芝居に出会えなかったやみ・あがりシアターヌトミックのアクセシビリティ旅カナダでオーロラを見た!バルト3国に行けた!北欧は来年にでもお買い物リピしたいのぞみ本/マンガ好き嫌いと経営High Conflict よい対立 悪い対立 世界を二極化させないためにエネルギーをめぐる旅最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1亜空間不動産株式会社余白の芸術生きる言葉深夜特急1~6ケインとアベル銀と金/ナニワ金融道映画教皇選挙SING SING劇場立川談春 独演会「鼠穴 落語」千原ジュニアの座王 in日本武道館さらば単独「八百長」銀シャリ単独「純米大吟醸」体験ダイアローグインザダーク旅アイスランド
2025年振り返り #1
年末恒例の「2025年ベストコンテンツ」回。冒頭は、韓国でコーヒーショップが“公園代わり”になっているという都市計画の話からスタート。新聞販売店の厳しい現実と、配達が結果的に“見守り”として機能している話、さらに花屋の仕入れがリアルタイム入札に置き換わっていく現場感まで、生活と産業の変化を拾い上げます。そして本題は、みきの年間ベスト1『世界99』。ずっとまとわりつく「気持ち悪さ」を、なぜ“読む手”が止まらない引力に変えてしまうのか。『消滅世界』『すばらしい新世界』などの連想も交えつつ、欲望・同調・家族・都市といったテーマを二人で噛み締めながら整理していきます。みき本AはアセクシュアルのA菜食主義イリナグリゴレさんのエッセイ世界99恥辱朝と夜夏蜜柑とソクラテス友達じゃないかもしれない映画ワンアフターバトルアナザー教皇選挙落下の王国アノーラ漫画ころがるきょうだいローズロージィローズフルバッドゲキドウ演劇あんまりいい芝居に出会えなかったやみ・あがりシアターヌトミックのアクセシビリティ旅カナダでオーロラを見た!バルト3国に行けた!北欧は来年にでもお買い物リピしたいのぞみ本/マンガ好き嫌いと経営High Conflict よい対立 悪い対立 世界を二極化させないためにエネルギーをめぐる旅最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1亜空間不動産株式会社余白の芸術生きる言葉深夜特急1~6ケインとアベル銀と金/ナニワ金融道映画教皇選挙SING SING劇場立川談春 独演会「鼠穴 落語」千原ジュニアの座王 in日本武道館さらば単独「八百長」銀シャリ単独「純米大吟醸」体験ダイアローグインザダーク旅アイスランド
トルストイ『人間にはたくさんの土地が必要か』#3
『人間にはたくさんの土地が必要か』最終回となるpart3では、トルストイ本人の生き方から、現代の「反資本主義ブーム」まで、話題が一気に広がっていきます。のぞみはまず、トルストイの人生をざっくりおさらい。 裕福な伯爵家に生まれ、『戦争と平和』を書き、晩年には「私有財産なんていらない」と悟りつつも、実際には家督と財産を背負い続け、最後は82歳で家出して地方の小さな駅で亡くなった——そんな「思想と現実に引き裂かれたおじいちゃん」の姿に、自分の将来をちょっと重ねてみます。そこから話は、斎藤幸平をはじめとする「反資本主義」言説や、それを批判する論者たちへ。 「欲望に振り回されているパホーム的な人よりも、“それを見抜いて批判してるつもりの人”のほうが、実は一番ダサくて品がないのでは?」という、みきの鋭くも笑える読み解きが飛び出します。二人がたどり着くキーワードは「バランス」。 NPOと営利事業を両立させる組織の話や、矛盾を抱えたまま成立している社会の構造を例にしながら、 「矛盾してるよね」と指摘して終わるのではなく、 シーソーの両端にある価値をどう同時に抱えるか——その難しさと価値を考えます。 パホームのような“行きすぎた欲望の人”がいたからこそ、フロンティアが開かれてきた面もあるのでは?という視点も。後半は一転、「寓話」という形式そのものの話へ。 トルストイの短編や三体の“プレートに刻まれたメッセージ”を引きながら、 短くて、情景が浮かんで、読みながら比喩としても受け取れてしまう—— そんな寓話のすごさと、自分たちもいつか一本は書いてみたいという願望が語られます。最後は、みきがぽろっとこぼしたアイデアで締めくくり。 老後、伊勢丹で貯金をすべて使い切り、 そのあと延々と昔話をしながら死んでいくおばあさんの寓話—— 「人間は、昔話をしながら死んでいく」というテーマで、いつか自作寓話を一本書いてみようか、という約束めいた冗談でエピソードは終了します。トルストイとパホームを入り口に、 欲望とバランス、矛盾を抱えたまま生きること、 そして「自分ならどんな寓話を書くだろう?」というところまで、 じわじわと話が広がっていく『人間にはたくさんの土地が必要か』part3です。
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研エンの仲
「研エンの仲」は、神経科学の研究者 Ayaka (@kayautoka) とソフトウェアエンジニア Ryohei (@fushimir) の2人によるPodcastです。科学やエンジニアリング、日常の話題についても話しています。 公式Twitter: @KenNaka Hashtag: #研エンの仲 みなさまからの感想・質問・フィードバックがこのPodcastを続ける糧になっています。Twitterでハッシュタグ #研エンの仲 をつけて投稿していただくか、おたよりフォーム、マシュマロか下記のメールアドレスまでお送りください。 おたよりフォーム: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfm3NGeT-LdVC-CLYmIUirE9GClBSGnE48RLfXBAVd1FQ54rA/viewform マシュマロ: https://marshmallow-qa.com/ken_en_no_naka メールアドレス: ken.en.no.naka.podcast@gmail.com Listen: https://listen.style/p/kennaka?DFsXuedx パーソナリティ: Ryohei (fushimir@) ... エン担当 Ayaka (kayautoka@) ... 研担当
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