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2025-08-05 19:12

川喜多二郎『発想法』#3:発想を促す場所はどこ?

シリーズの最終回では、「自分にとっての発想とは?」をめぐるやりとりが中心となります。

KJ法やクリエイティブの分類を起点に、二人それぞれがどんなふうに発想をしているのか、自覚的に振り返る時間に。 将棋やテニス、小説執筆、村上春樹のオーディオブック体験など、話題は多岐にわたりながらも、自然と“発想”や“創造”についての考察が深まっていきます。

それぞれの「発想の型」が違うことに気づいたり、 情報を整理してから考える人と、言葉にすることで考えがかたちづくられていく人の違いを語り合ったりと、 一冊の本をきっかけに、自分の思考の癖や手触りを確かめる回となりました。

📌 トピックの一部:

  • 「ズラし」に頼る発想のやり方と、その魅力と限界

  • 自分の“頭の中”から始まる創作とその難しさ

    発想を支える習慣や構え——シャワーで浮かぶ?それとも文字で詰める?

サマリー

このエピソードでは、発想を促す場所や状況について議論されており、特に発想法とクリエイティブな表現の重要性に焦点が当てられています。著者の内面的な世界が小説やエッセイの執筆を通じてどのように表現されるのかにも触れられています。発想を促す場所や方法についての議論が展開され、特に文字や時間に頼った発想法が強調されています。また、特定の書籍に関する話題を交えながら、発想の過程について考察されています。

発想を促す場所
Nozomiさんが、これ自分がやったことでやらないかなって思うとき、どんなとき?
でもそれはやっぱり、Mikiさんと同じで2番なんじゃない?2番で勝つ。
2番目で、ゲームのルールの取り違いのところを正しくやりに行くっていうのがあるし。
それを上手く動かすのが、私は得意だと思うんだよね。
部署のミッションは、もちろんこういうことなんですけど、この1週間に限って言うとこういうゲームをプレイしてるじゃないですかっていう。
時間軸とか動かし方が、多分私は上手いんだと思うんだよね。
だから同じような2番だし、意外と1番も得意かもしれない。
似てる?これとこれ似てる?みたいな。
さっきの将棋とテニスって似てるなあもそうだし、この構造をここに移植するとこういうことになるのでは?
ね、確かに。
ため慣れる瞬間は多い。
このフォトキャスト5年やってきて、結構それが好きだって言ってる時多いなっていうのを私もようやくわかってきました。
うん、好きだと思う。すごく好き。
好きは憧れも、それができる人かっこいいっていう。
そのミキさんが言う、持ちは持ち屋なんだけど、それできる人に自分はもちろん慣れないけど、それできてる人かっこいいなあみたいな感じ?
それはのぞみさんが、そこについては持ち屋でいたいってことでしょ?
いやーでもさ、
ずらし発見屋さん。
ずらし発見屋さんかっこいいんだけどさ、それ得意ですって言ってる人、痛いやつ多いじゃん。って思ってるのよ。
クリエイティブな表現
そうだろ?
うぜーみたいな。好きな人もいるんだけど、
我田飲水系の似てますよねの人もいるわけやんか。
え?ごめん、我田飲水系とは?
例えば、将棋と何かが似てますということを思ったとするやんか。
時にさ、あなたの課題は全部将棋で解けますみたいなことを言い出すやつおるやんか。
俺そいつ嫌いやねん。知らんがなみたいな。
デザイナーの人がデザイン思考で世界は変わりますとかさ、
そういうタイプの人、全般的にはうさんくせえと思ってるから。
アイデアもう日本撤退したしな。
意味はあるんだろうけど、そんな全部をその中で切らなくてもみたいなさ。
なるほどなるほど。
だから好きなんだけど、痛いやつも多いから、
全部これとこれは似てますだけじゃなくて、
ミキさんが言うように、これってそもそもこういうゲームじゃないすかと、
その中のある人、3番みたいなさ、遊びの飛び地みたいな。
響きが似てるみたいなのとか、
なんとなく分かんないけど、ドアノブの形とバームクーヘンの形って似てますよねみたいな。
どっからそのアイディア出てきてるみたいなやつも私はすごい好きは好きだし。
しかも今その話聞いてて思ったんだけど、
そういうことできる人って演出も大事だなって思って、
私みたいにバーッて喋って、だからこういうことじゃないですかっていうより、
うんうんとかゆっくり聞いて、ゆっくり音ってテンテンテンってこういうことですよね。
だから演出大事じゃない?
大事だと思うよ。
それができてる感を出すために。
広告代理店に行った時にめっちゃ真面目でめっちゃ賢い東大卒の人いたんだけど、
もう業務としてロン毛金髪にしてるって言ってたもん。
クリエイティブ感の演出のために。
本人は短髪黒の方が楽だし、奥さんもその方がいいって言うんだけど、
クリエイティブの人としては部屋に入った瞬間にあいつがクリエイティブだって分かられないといけない。
喋り出す前にね。
だから金髪ロン毛っていうのを続けないといけないんだって話をしてて。
ミキさんが言う演出だよね。
本人が望まない演出を続けないと、うんうんっていう話をしてて。
ミキさんより大事なんじゃない?それは。
いやそれ考えながら、一方であいつ演出だなって見るけど自分でも言いたいなとか、
私結局別に発想法そんなにこだわってないかもみたいなよく分からない感情も湧き出てきた。
その方法論として別に自分の中にこれだうんうんが別になくてもってこと?
なくてもいいのかもとか。
だから発想法の本全部積むだけで読んでないんだなぁなど思ってきましたね。
内面の世界の表現
逆に積むことなく一瞬で読んじゃう本っていうのは、
ミキさんは例えばジャンルでも著者でも何でもいいんだけど。
小説ですね。
やっぱりそうなの。小説家の人たちほどさ、
一般的印象で言うと発想法豊かそうだなと思われてそうじゃん。
どうしてんだろうね。
うんね、私も分からないけど。
でも小説家の方が演劇とかより一人で完結するから、
社会的世界に閉じてるのかなっていう気もしてて、
閉じてるって言い方はあれだけど、
その人の世界がそのままダイレクトに表現されてる気がしてて、
なんかそれが好きですけどね。
ビジネス書とかで、
例えばみんなにわかるように翻訳してあげましたみたいな感じで、
どっちかって言ったら読者目線で文章を変えたりとか、
演劇だったら作劇演出の人がいたとしても、
俳優とか衣装とか美術とかさ、
いろんな要素の総合芸術みたいになるけどさ、
小説って結構本当にその人の芸術じゃん。一人だけ。
そうだね。
その人の頭の中が直接出てる感じが、
一部好きで読んでるとこありますけどね。
あー、でもなんとなくわかるなぁ。
わかるなぁ。
発想法と関係ないけど。
でもすごい思ったら発想法と関係なくないって思って、
頭の中をそのまま出してるのに、
それがなんと面白いものでしたっていう人が
小説家になれたって思ってるの。
本当はそんなことないよ。
みんな超努力してるし、
人に読ませるための文章のトレーニングとかしてるんだけど、
私はどうしてもそういうふうに思っちゃって、
たまたま頭の中にすごい面白いものがあったから、
それを文章にした。売れた。みたいな人が
小説家だって思ってるから、
なんか小説家ってクリエイティブでかっこいいな、
みたいな感じで勝手に思ってて。
今回ヨーロッパ旅してる時さ、
移動がたくさんあったから、
オーディオブック祭りをしてたのよ。
数えてたら合計20冊、
22、3冊オーディオブックを聞いててさ、
そのうち15冊ぐらい村上春樹だったのよ。
単純にオーディブルにたくさんあって、
これ聞いた人にはオススメで出てきたからっていうだけなんだけど、
なんか聞いてると、
最近の騎士団長殺しとかさ、
タザキ作るのとか、
あんま出そうか。
引き裁を持たないタザキ作ると。
彼の巡礼の都市みたいなやつとか、
みたいな小説の古いの新しいのとか、
相対的に新しいのと、
彼の旅行エッセイみたいなやつもたくさん読んだのよ。
変境、近境とか、
たくさんあるんだけど、
聞いてると、
なんかね、
昔書いた旅行エッセイの時に書いてたことを小説に出てくるみたいな。
あれ、これっぽい話すげえあったぞみたいなのが、
まとめて聞いてるからさ、
あれ、この話エッセイにあった気がするみたいな。
めっちゃあるわけ。
そういう意味で言うと、
みきさんが言うように、
たぶん自分の中にあるものを出していったら、
エッセイにも出ていくし、
小説にも出ていくしみたいなことで言うと、
そうなんだろうなと思うし、
逆に言うと、ゼロからは出てこないよね、
発想ってね。
旅してみた瞬間の感じたこと、
見てたこと、
うんぬんみたいな。
何かしてないと、
それは発想も出てきませんわなっていうことなんだろうな。
っていう時に、なんで同じ世界で生きてるのに、
この人は本質が立ってわかって、
私にはわかんないんだろうとか、
ぐぬぬってなって、
発想ほんぽ落ちるっていうループなんだろうな、
私はって思いました。
本質わかってる感が、みきちゃん欲しいの?
欲しいんだなーって今聞いてて。
なるほど。
あんまり感じたことがない感情だわ。
たぶん村上春樹の世界の見え方って、
確実に私の世界を理解した直角じゃない?
どう見えてるのかとかすごい知りたくて、
本を読むみたいな感じ?
なるほどねー。
辛そうじゃない?
ああやって世界見えてたら。
私まだそこピンときてないから、
辛そうかどうかわからない。
そっか、そっかそっか。
確かにね、
その人なりの見え方があるだろうからね。
どう?辛そうっていうのは?
なんて言うんだろう?
オーディオブックで聞いていてさ、
ちょっと前にみきさんにお勧めした小説の
残月記とかあるじゃん?
はいはい。
あの辺とか見てたら、
村上春樹ともなんかこう、
私は共通化する何かを感じるんだけど、
突然何かがいなくなってしまうとか、
変わってしまうみたいな、
株価の変身じゃないけどさ、
村上春樹もその残月記の何だっけ、
小野寺さんじゃなくて小田さんとかもさ、
結構そういう世界の描き方になるじゃん。
はいはいはい。
だし、そのなんていうのかな、
理由もなく何かされるっていうことと、
それが突然社会とか世界に表出するっていう
2つの掛け合わせだなと聞いてて思ったんだよ。
それが一般的な理解かどうかわからないよ。
なんか私が感じたのは、
2人の世界観って、
理不尽に何かが変化するとか、
逆に変わらないとかっていうことと、
それが突然起きるっていう、
元の描き方で小田さんの月のやつと
発想の方法
村上春樹の世界観ってできてるなと思ったんだけど、
そう思いながら世界を見てるっていうのって
すごい辛くない?なんか。
そうか。
一応さ、昨日と同じ今日、今日と同じ明日が楽でさ、
もちろんそんなことはないんだけど、
なんとなくそういうもんだよねで見てる世界にさ、
突然これ明日どうなるかわかんないし、
でも理不尽に奪い去られるかもしれなくてっていうのがさ、
心の1割ぐらいにもあるように生きてると、
すっげえ毎日辛くなりそうだなって思っちゃうよ。
だからたまに触れるぐらいでいいな、
村上春樹作品みたいなのは思って、
オーディオブックを通じたんだけどさ、
っていう感じかも、私の中のその、
その視点をもらうと辛いかもわ。
全然発想法と違う話をしてるけど、
私はなんかそういう発想の仕方を
オーディオブックを聞いてしたかな。
全然私とは違う読み方だわ。
でしょ。でもみきさんと私は全然違う。
そう、全然違うから面白いね。
なるほどね。
なんかもうちょっとハウツーを聞けばよかったな。
でも私的には整理ができて、
整理に付き合ってもらったっていう話になっちゃった。
ハウツーな。でもハウツーほんとねえんだよな。
でもとにかくメモマじゃない?野沢さんって。
メモマってどういうこと?
ノーションとかにすぐ溜めるというか。
いや全然しないよ。
なんか読書日記つける人とかいるじゃん。
それは別にいいけど。
それじゃないんだ。
ノーションメモとか全然やらないかも。
ニュースレターとかでリズムをつけるとか。
そうかもそうかも。
私に向いてる発想法で言うと、
ゼロからドーンってやっぱり出てこないから、
0.1みたいなやつをできる限り早く作って、
過去の自分を否定して、
こいつ何言ってんだっつって、
否定しながら磨いていくっていうのが私は好き。
なるほどね。
だからすごく時間に頼った発想法を私はしてると思う。
その時間に頼ってかつ、
よくトイレで浮かぶ、シャワーで浮かぶとかいう人いるじゃない。
私全くないのよそれ。
私です。
みきさん本当にすごいと思う。
書きながらとか文字を見てないと私はもう全然、
少なくとも発想するっていう業務はできないから、
0.1でも文字を書いて、文字を見ながら違うな、こうだなみたいな。
だから時間かける文字の改善っていうのが私の発想方法だね。
私は文字だと絶対に詰まっちゃうから、
文字をやって、もうちょっと文字の色でなりそうって思ったら、
シャワー浴びると出てくるっていう。
うーん。
だから倉庫にありゃいいってことだよね。文字はいればよくて。
そうそう、だからいっぱい倉庫を入れていたら、
10年とか付け込んどいても大丈夫みたいな。
必要な時になったら出てくるって信じて倉庫に全部入れる。
すごいわー。すごいすごい。もう絶対にできない。
絶対にできないねー。
なるほどねー。
なんか情報のリサーチのセミナーで講師とかお願いされると、
情報の統合とかどうやってるんですかとかさ、整理どうしてるんですかとか言われるけど、
全くやらないし、やれないし、やることないことの一個だねー。
統合するつもりがなくて、いっぱい種まきまくった0.1の何かが芽吹くのを待つみたいな感じなんだ。
強制的に芽吹かせたら、育てるのは得意だから。文字として。
だから文字として育てると、その下のコンセプトが考えがあって、
それが文字として芽吹いてるわけじゃん。
文字として芽吹いてる、芽吹いてるところを必死に伸ばすと、
その背景にある考え方とかっていうのも勝手に根を張ってってくれるっていう。
そういうことか。だから上伸ばしてったらもう一回戻って、
だからこういうことだったのかが後から出てくる感じ?
そうそうそうそう。だから考え方が自然に出てきて、根っこがたくさんあったから、
じゃあこれを文字として整理しようビューって伸ばすんじゃなくて、
言葉としてしっくりくるとか、書いててこういうもんだろうっていうのがビューって伸ばしていくじゃない?
伸ばしていくと、でもこう書いてるってことは、
こういう考え方が根っこにないと、この主張は破綻してるっていう。
これも書いてることは、この根っこがないと倒れちゃう。
あ、ってことは私ってそう思っていたはずなんだっていうのが事後的にわかるっていう。
そういうふうにやってんだね。なるほどなるほど。
みんな多分根っこをたくさん生やそうとかって、やってから文字にしてくるんだと思うのよ。
私は何を考えてたんだろうみたいなやつだと思うんだけど。
でももう全然無理だね。
すごいロゴスの人間だ。
ドロゴス。ドロゴスだと思うよ。
だからあんまり参考になる人はいないんじゃないかっていう。
でもなんかそういうふうにやってみようかなとか思ったよ今、たまには。
特定書籍の紹介
確かにそうだね。1ヶ月に1回ぐらいそういう1日があるといいのかもね。
ずらしが大事だからね。
そうだね。
という感じかな。
はい、ありがとうございました。
良かった、発想法の。全然本の話してないけど、興味があればKJ法を。
本の話はあんまりしないと思ってたもとから。これをただ出しに使おうと思ってた。
なんか単純に、どんなふうに自分が頭を使ってるかとか野辰さんが考えてるかを聞ければなと思ってたので、聞けて良かったです。
良かったと。
じゃあ次は野辰さんが選んでくれた、なんだっけ、ジェフリーアーチャーの。
ジェフリーアーチャーの100万ドルを取り戻せ、取り返せ?どっちだっけ。
100万ドルを取り返せ、はい。ジェフリーアーチャーって呼んだことないかも。聞いたことあるけど。
私も全然知らなくて、仲良しコンサル先輩と一回飲んでる時に、ジェフリーアーチャー本当に面白いんだよって話を熱く語られて、まとめ買いして寝かせて5年みたいな感じだからいいよいいよ。
どうだった?
その人も若い時に読んで面白かったって言ってたやつなんだよ。その人の情報しかない。
ジェフリーアーチャーが有名かどうかも知らないし、その中で100万ドルのやつがどういう位置付けかも知らないけど、とりあえずそれにしましょう。
私の好きな小説のジャンルだから嬉しいです。
ではまたジェフリーアーチャーでありがとうございました。
お会いしましょう。じゃあね。
はーい。
19:12

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