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2025-10-28 23:34

ドストエフスキー『地下室の手記』#1

今回取り上げるのは、ドストエフスキー『地下室の手記』。 40歳の元役人が、自意識とこじらせの果てにたどり着いた独白の物語です。

冒頭では、のぞみがテニスウェア販売の現場で感じた“人の選択の不思議さ”を話し、 みきは久しぶりに小劇場のスタッフとして参加した経験から、 「若い人は体と魂がピタッとしている」という印象的な言葉で、世代の感覚の違いを語ります。

そこから、二人の話題は自然と“地下室男”へ。 のぞみは「SNSでとりあえず怒ってみる人たちと似ている」と感じ、 みきは「書かれているのはリアルな感情ではなく、あとから上書きされた認知では?」と分析します。

こじらせた独白にいら立ちながらも、どこか他人事ではいられない。 距離をとって読むからこそ見えてくる、滑稽さと人間らしさについて話しました。

サマリー

今回のエピソードでは、ドストエフスキーの『地下室の手記』について話されている。特に主人公の過去と心理状態に焦点が当てられ、その暗いテーマがアメリカの若者にどのように受け入れられているかが考察されている。『地下室の手記』では、主人公が自己内省を通じて自身の感情や考えを率直に表現し、他者との距離感を探る様子が描かれている。彼の陰湿な内面を通じて、現代の人間関係や社会について考察する手法が見られる。

テニス部屋販売事業の成功
始めますか。
始めますか。何から始めましょう?
何から?緊急報告じゃないの?
緊急報告。
あれはテニス部屋販売事業は順調?
あ、結構順調。
うん。
やっぱりやってみてすごい面白いなっていうのは、
物を並べとくとさ、
如実にこれが人気があってこれが人気がないとか、
人気があるんだけど買ってもらえるもらえないとか、
これダメでしょっていう人気なさそうに見えるけど意外と売れるものとかっていうのがさ、
やっぱあって、
物理的なものを並べて、その人たちの手の取り方、
商品の手に取り方とか選び方見てるのがすげえ面白いなと思って、
やっぱ2Cの仕事やってる人面白いだろうなみたいな。
基本的に売れそうなものを仕入れてるわけでしょ?
だからこれ売れるだろうって思って売れるものも当然あるわけじゃん。
どれくらいが予想から外れるの?全体から。
えーどうだろう。
私が全然物に対して経験がないっていうことからして、
予想の精度は正直限りなく低いんだけど、
なんだろうな。
仕入れているものの中で、
全体の中の半分くらいは売れそうだなと思って、
半分くらいはどういう反応されるんだろうなと思って置いてるみたいなのが半分くらいですと。
そもそもね。
そうそう。
で、売れるだろうなっていうもののどのくらいだろう。
2割くらいかな、売れんの。
で、これどうなんだろうの中の4割くらいが売れるね。
結構予想が違うね。
ご飯とか口に入れるものとかだったら精度が出そうな気がするんだけど、
スポーツのアパレルとかになると、
楽しみ方とか関わり合い方が結構複数あるから、
これで着てテニスしたら可愛いじゃん、綺麗じゃんとかいう女性用のウェアとかも、
それだとあまり日本だとそういう風に着る人いないですね、みたいになったりとか。
結構ね、面白いね。
いいね、新しい楽しみが浮きつつ。
自分の予想と全然違う結果になるとかっていうのがそもそも楽しいし、
あとは普通に、人が物を買っていく瞬間を見るのって楽しいよね。
わかる、楽しいよね。
いいな、みたいな。
人に恵まれてるなと思うのが、テニス施設にいるスタッフの人さんはみんな仲良しなんだけど、
テニス施設の人がめちゃくちゃ売ってくれるんだよね、私がいないときでも。
営業上手なんだ。
スーパー営業上手でさ、
その人たちにインセンティブとかないのよ、ないんだけど。
のぞみさん売れましたよとか言って。
楽しいじゃない、そういうゲームが確かに。
なのかな、そうかもね。
お利口みたいな。
インセンティブつけたら終わりだよ、契約みたいになっちゃうじゃん。
そう、みんなでわちゃわちゃしながら売れて売れないとかさ、
こんな並べ方がいいんじゃないのとかやってる感じ。
楽しいよね。文化祭の模擬店やってるみたいな気持ちになる。
舞台制作の経験
在庫ビジネスだけど、在庫を抱えてくれる箱がもう確保されてるというのがすごいですね。
まあね。
在庫とかSKUとかいろんな論理の産物があるんだけど、
やりゃいいんだけどさ、めんどくせえなみたいな気持ちになるよね、普通に。
だから世の中そういう側をカバーしてくれるサービスが売れるんだなって思う。
なんて言うんだろう、こがしこい人ほどさ、
在庫がなくて、あらりの幅が厚くて、
SNSマーケット相性が良くて、インフルエンサー側みたいな話ってするんだけどさ、
そもそも在庫が絶対出ちゃうよなとか、構造的にあらりがそんなに取れないよなとかいうものなんだけど、
良いものとか必要なものってまあまああるじゃない。
そういうものをやりたいよなみたいな。
お金が余ってる人にやってほしいよね、そういうものを。
余ってるって言うことは余ってないんだけど、
別にいいビルな方法を取らなくてもいい状態だからさ、そういう事業になるといいよね。
美希さん近況はいかがでございますか?
私は最近めちゃくちゃ久しぶりに劇場入りした、舞台の制作に関わった、
ちゃんとした小劇場舞台の制作に関わって、
スタッフとして劇場に入って本番まで迎えるみたいなことをやりました、久しぶりに。
それはもう上演は終わってるの?
そう、先週終わったんだけど、
私の大学の同期が出会った時から、
私はおばあちゃんになってもずっと演劇を作ってるの、みたいなことを言ってた人で、
今もフルタイムで働きながら、たまに公演をやるっていう感じでやってて、
その劇団はみんなフルタイムの会社員で構成されてるんだけど、
その人が7年ぶりに舞台やるってなったんで、
友情スタッフとしてずっとベタベタ付いてたんだけど。
それ先週公演をやるとして、美希さんがスタッフとして何回やるってなると、
どれくらい前から何をすることになるの?
基本的な劇場入りしてからが私のメインの仕事だから、
同日月って本番なんだけど、社会人だからみんな休み取れないから、
木曜から公演入りして、木・金準備して、同日月で本番って感じ。
美術のスタッフは20代で、私の大手伝いとか学生バイトとかサークルの後輩とか、
現役の子を呼んで20代で構成されてて、
主展者は30代で、照明のスタッフは60代のプロの人だったりとかして、
大学の近くの劇場でやってたから、
結構いろんなサークルのOB、OGが遊びに来てくれて、
いろんな年代が入り混じってる劇場だったから良かった。
私そんなこと言う、若さに圧倒されてさ、
知ってた?私たちって知らない間に人間の輪郭が人の形を描いた後に、
さらに2回ぐらいなぞり直したみたいなぐらい緩んでるって知ってた?
もう一回言って?どういうこと?
もう一回言って?
人間の棒人形とかを描くとりあえず描いて、それが人の形を出したら、
私たちはそれをさらに上からこうやってなぞるっていうか、
もう一回縁を取り直して、さらにもう一回縁を取り直したぐらい
曖昧な輪郭になってきてると、私たちって。
もう一回言ってくれてるんだけどさ、どういうこと?
曖昧な輪郭。
1回目のやつも聞き取れてはいるんだよ。2位に入ってるんだけど。
曖昧な輪郭というのがちょっといまだにピンときてなくて。
でものぞみさんはテニススクールで若い子とか見てるったら分かる気がするんだけど、
なんかピタッてしてるの。魂と体が若い子って。
はぁはぁはぁ。はいはいはい。
分かる?太ってるとか痩せてるとかじゃないよ。
太ってる子も痩せてる子もピタッてしてる。
ちょっと分かるよ。分かってきた。
内側から張りがあるということなのかもしれない。安易な言葉で言うと。
でも私たちは健康管理、体調管理をしっかりした健康意識を使って
なんか平均的な体型とかを保ってるつもりなんだけど、
実はその2回ぐらい緩んだ輪郭なのもすでに。
ドストエフスキーの暗さ
知ってた?
どうだろう。俺はあんまり自分自身がぼやけてるなって思ったことがあんまりないし。
ぼやけてるの?魂が。
あ、そっか。俺ぼやけてたんだ。
すごい感じた。若い子がピタッとしてるもんだから。
確かにテニスの若い子たちピタッとしてるな。
ピタッとしてるって言うことは分かるでしょ?すごいピタッとしてる。
うん。分かるよ。
体の中にあるエネルギー量を頑張って皮膚で抑えてるみたいなぐらい。
そうそうそうそう。
シャウエッセンみたいな感じだからね。確かに。
確かにこっちがんもどきみたいな感じだもんな。向こうシャウエッセンだけど。
そうそうそうそう。
まずそれに気づいて、かつ若さというものを理解した。
若いってだけで出てるエネルギーがあるし、私も見えてるつもりだったけど、
19とか20の子と久しぶりに長時間接して、本当に出てるなって思った。
なるほど。
ピタッとしてる。
まだギリギリなんだよな、俺の理解が。ピタッとしてるが、
俺たちぼやけてるがちょっとまだ。
ちょっとまだな。
ごめん話しすぎたかも。
いろんな世代の人と久しぶりに交流できて嬉しかったっていう話。
そんないい話をした後に話したのが、ドストエフスキーのクソクラ小説。
今回はドストエフスキーの地下室の初期を読みましたね。
ドストエフスキーはみーさんは初めて、それとも何冊か有名な、罪と罰、叱り。
カラマドフの兄弟読んだことある。
私が高校生の時に、古文社で新訳が出た。
古文社の今みたいな人筆書きみたいな表紙の古典新訳シリーズを出し始めたのが私が高校生の時で。
その第1弾がドストエフスキーのカラマドフの兄弟と罪と罰だった気がして。
周りの先生とかがこのカラマドフはとても読みやすくなったみたいなすごい評判が良かったから、
じゃあ読んでみようかなって思ったら、とっても読みやすくてすごい面白くて、そこからロシア文学好きになって色々読んだ。
なんとなくドストエフスキーの作品ってこういうトーンだなとか、こういう感じのものなんだなを理解して今回地下室の初期を読んだと。
それこそこの地下室の初期、一部二部が分かれてて、一部はもう名前の通り地下室の初期だから、
多分この人地下室に籠ったお兄ちゃんが初期に書き殴ったっていうか、書いてるのか話してるのかわからないみたいなやつをとにかくトロしていくみたいな延々と書いていくっていうのが第1部、独白。
40歳のおじちゃんがね。
退職した親クニンの40歳が、暗いコジラセマックスみたいな、俺はダメな奴だっていうのと、世界はおかしいっていうのを延々と言っていくっていう。
俺は頭がいいんだって言って。
っていうのを誰に言うでもなく、初期で書いてるっていう設定の第1部と、第2部は40歳の彼の過去を出来事として書いてるっていう。
15年くらい前かな?みたいな感じのね。
まだ親クショで働いてる時に、ちょっと飲み屋行って、女の子に会いに行って、それで会って、うんぬんうんぬんみたいな。
っていうのを語れる2部とっていう。
1部と2部。
私、まずこれをみきさんに読みませんかって言ったら、最近アメリカでドストエフスキーが若者の間で流行ってますみたいなさ、何かの記事を。
ニューヨークタイムズかな?アトランティック?忘れちゃったけど、何かの記事で読んで、そうかみたいな。
私、ドストエフスキーとか全く聞いたことないけど、とにかく暗い話っていうのだけぼんやり記憶というか聞いたことだけあって。
そうだね、間違ってない。
アメリカで流行ってますみたいなやつも、インフレがすごくて、家賃は高くて、政治はめちゃくちゃで、会社は大変で、家族もうまくいかなくて、何もうまくいかないみたいな若者の頭皮の先としてドストエフスキーがみたいなのが書いてあってさ、そんな暗いの?って思って。
本当に?って思って、ミッキーさんどうですか?って読んでみたら、何か私初めてドストエフスキーなんですけど、これ流行るの?
って感じ?予想の何倍暗かった?
予想の何倍暗い?暗い難しいな。難しいんだけど、これがベストセラーになるようになったら社会は終わりよ。
マジ?そうかそうか。
売れ、売れ、なんて言ったらいいんだろうね。
コジラ製おじさんじゃん?40歳の、究極コジラ製おじさんがさ、かつ文体ももう、ミッキーさんが言うように訳が読みやすくなったのかもしれないけど、多分これ原文めちゃくちゃだったんだろうなみたいな文体じゃない?構成もないし。
いやこれはすごい、すごいですなーっていう感想が1位。
主人公の内面の探求
2位は、とはいえさ、何て言うんだろう、この主人公が言っているような、手記で書いているようなことを思う瞬間とか、自分の部分がないかって言われるとさ、あったりするわけ。
自分のこのドアをさ、心のドアを4枚ぐらい開けていくと多分いるのよ、このこいつが。
あ、そうなんだ。
いやそれあれよ、一枚ペロッと抜くといますみたいな話はないんだけどさ、多分探すとどっかのドアにはこれに近いようなやつがいる、いそうだなーみたいな気持ちになるとさ。
まあ、しり滅裂なことを言ってるわけではないんだよね。意味の通る日本語を書いてはいるんだからな。理解はできるみたいな部分はあるよね。
うん、理解がそうだね。
共感できるかは置いといて。
世の中のこの公理主義がおかしいんだとかさ、心はどこかにふわっといたりはするから、そうか。
そういう感じか。
そう、どんな感じで書いていたんだろう?って思いながら読んでたね。
とりあえずめちゃくちゃムカついてるじゃん、主人公に。なんだこのグチグチ人間はって思ってる、この心声聞こえてきたんだけど。違う?
いや、そんなね、何言ってんだと思わない?いる?いる?こういうやつっていう気持ちよ。
あ、結構違う。
周りの小中高大社会人となって会ってきた同級生ぐらいの男を見ると、体感よ。体感だけど、この人みたいな気持ちを持っている。
ちょっと40歳男性だからさ、私ももう四捨五入したら40だから、ほぼ同年代なわけですよ。
周りの小中高大社会人となって会ってきた同級生ぐらいの男を見ると、体感よ。体感だけど、この人みたいに根っこで思っているやつ2割ぐらいはいそうだなっていう気持ちになるもん。
いそういそうこういうやつっていう気持ちには全く。
そっか。私結構気持ちいいなみたいな感じで読んだわ。
はい?気持ちいいな。
気持ちいいかも。ずっと自分の内省を無限にするのと過剰なネガティブをずっとグチグチグチグチ言ってるじゃない。なんか嫌いじゃないかもね、私は。
なんかね、自分の代わりにやってくれてるような感じすらする。
私がそうならないためにこの地下室男が書いてくれてるとすら思う。
代わりにやってくれてるんだ。
うん、って思う感じがして気持ちよく読める。
代わりに何をやってくれてるの?
私が地下室でこもってグチグチ変更しや教則にならないためにやってくれてる。
すら思うかも私は。
このすごいグチグチ感?
うん、気持ちいいね。
本当?
なんで気持ちいいと思ったかをちょっと考えたんだけど、結構だからこいつって自己完結人間じゃん?
自己完結人間って、サード自分、フォース自分みたいなさ、自分を見つめる自分がいっぱいいるタイプの。
っていうタイプの自己完結人間じゃん?
だからかなり距離とった書き方すんだよ、自分のことだけど。
ちょっと俯瞰っていうか、距離感、自分の魂と自分の脳が結構距離感ある感じの書き方でちょっと手記が書かれてるじゃん?
うん。
そういうことあるよね?
うん、わかるよ。
だからその距離感があるおかげで、私もその主人公とちょっと距離感をとって読めるわけ。
だから同じ電車の中に乗ってたらすげー嫌な人だって言うだし、本当にもう一生関わりたくない最悪ってなると思うんだけど、
なんか全然違うところでいい感じになんか私の気をしてくれてる人みたいな、なんかその距離感をとって読めるから心地いいのかなって思う。
あーはー。
実害はない。
なるほどね。
この地下室の40歳の男の子がここでやっているような振る舞いを電車で隣の席でやられたらマジでぶん殴るぞってなるけど、
地下室にこもってこの人がある種、何て言うんだろう、内省の中にいる他人、その人の中にいる他人みたいなことに向けていろいろ書いてくれているうちは、
まあありがとうと。
自己完結と距離感
なんかそんなふう、そんなめちゃくちゃ距離あるから、いらつきよりもなんか気持ちいいぐらいだいたしいなみたいな感じで受け取れるっていうか、こちらも。
なるほど。
なんなら自分もこういうとこあるかもぐらいまで思えるぐらいに距離を取れるっていう。
もし親戚とかにいたら、同じ血を引いてるなんて絶対認めたくないとかなると思うね。
だからもう無理、無理、無理からいけないとかってなると思うけど、すごい距離感のある文章だからこっちも距離を取れて、
だから私もこういうとこあるかもなとか言えたり、ありがとうみたいな気持ちにすらなるというか、ってことかな。
なるほど。
はー。
なんか序盤でさ、私からすると地下室の出勤はどういう本かもわからずに読み始めてるから、
さっきの第1部がさ、独白ですとかもわからないままページを開くわけじゃない?
うんうん。
ひとつ瞬間からさ、いや人間だってバカだねみたいなさ、いいじゃないですかみたいなこと言い出すからさ、いや怖いみたいな。
どちら様でいらっしゃいますかと思ってたら、
なんかクレイジーガイでさ、どこだっけな、
例えばこれといった理由もなく、とにかくまず一回腹を立ててみますみたいな。
なるほど。
とにかく自分を、俺腹立てよ!って自分をけしかけて、理由もないんだけど、腹を立てると、
ちょっと本当に真剣に迫りすぎて本気で腹を立てるようになりますみたいなのがさ、結構序盤にあって、
こーわーみたいな。
何言ってんだって。
何何何?みたいなことを思うんだけど、でも冷静に確かにこう、
距離取れてるからちょっと笑えるんだけど、
ちょっとふとして思うと、SNS見て怒ってる人とさ、大差ないわけじゃない?
別に閉じりゃいいのに、見て勝手に怒った結果を投稿してる人と大差ないなとかと思うとさ、
一応私そういうのはSNS上でもやらないからさ、私は代わりに彼がやってくれてると思うんだけど、
自分でやっちゃう人も世の中にはいるっていうことなんだろうね。
内面の矛盾と冷静さ
そういう意味では確かにそうか。代わりにやってくれてるっていうのは確かにそうかもしれない。
この辺の歯が痛いの、もはや快楽だとか言ってるのとかも、
手記を書いてる時点ではさ、手記を書いているが故にその行動を絶対していないじゃん。
あー、なるほど。
腹を立てていますって書いてる時に腹を立ててたら絶対手記なんて書けないじゃん。
確かに。
だからまた脳内実験かみたいな感じで読んでた、私は。
あー、嘘吐いたしてますみたいなこと?
そうそう。歯が痛い時は快楽ですか?言ってんのも、
絶対歯が痛い時は歯が痛いことで頭いっぱいになってるくせに後からそういう風にしてるんでしょ?とか思っちゃった。
みきさんなんか強いね。強い読者だね。
そうか。腹立ててたらこんな冷静に長い文章書けるわけないじゃんって思って。
まあな。まあな。そりゃそうか。
本人は嘘ついてるつもりはないと思うよ。本当に書いてる時に思ってると思うんだけど。
でもそれって上書きされた自分の認知だよねって思って。全然そこはリアルはないというか。
だからそこに二重の痛々しさを感じる。
うーん、なるほど。
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