旅行の思い出
3週間ぐらいの海外旅行いかがでした?
めっちゃ良かったなぁ、全般。
どこ行ってきたんでしたっけ?
最初シンガポールに一緒に行って、3日ぐらい行って、
で、バリに行って、で、バンコク行って、
で、ノルウェー、アイスランドで帰ってきたっていう。
ゆっくりできました?
ゆっくりしたんですけど、アイスランドさ、物価がすごいんですよ。
ちょっとランチ食べようと思ったら6000円みたいなとこなわけ。
で、便利なのがさ、アイスランドの現地つくアイスランドクローネかな。
ほぼアイスランドクローネが1円ぐらいなのよ。
便利ですね。
物価高くてもさ、シンガポールとかアメリカとかってドルだからさ、
1ドル160円とかなって、じゃあ28ドルですとかなるとさ、
高いけどさ、直感的に緩和されてるじゃん。
1円1クローネだとさ、見るからに6200クローネみたいになってるから、
逃がしてくれないよね。物価高が私を。
本当だね。良くないね。
良くないんですけど、ほんとすっくりですね。
それはヨーロッパの、ヨーロッパのっていうか少なくともアイスランドの方々、
アイジュー安いなと思って旅行できるやろうなと思って。
なかなかやったな。
でもめっちゃ良かったね、アイスランド。
レイキャビックに行ってきたの?
レイキャビックに行って、平日は仕事してたんだが、
1日だけ近くツアーみたいなやつに行くことができて、
その時には近くではあるんだけど、ちょっと離れたところに行ってっていう感じだったかな。
良かった、良かったです。
行ってみたいな。
ミキさん、スイス去年すごく良かったって言ってたじゃない?
はい、とても良かったです。
スイス味があると思うよ、多分。
アイスランド自体が火山島だから、山がドーンっていう感じなのよ。
ちょうど行ったのが6月、7月ぐらいだから、
アイスランド的には短い春というか夏というか、だから緑がすごく綺麗。
だから馬とかヒツリが乱暴に走ってるのよ。
道を?
道をというか、道の両側が全部草原で、
その短い緑と太陽を感じる季節を存分に羊が堪能してるみたいな。
今イメージ、常にズームの背景みたいな景色ってことでしょ?
ずっとズームの背景。
なかなかあれはできることではない気がするな。
そんな中に自分がいたらどんな感覚だった?
我々ちっぽけだなみたいな。
そんな雄大さ感じるんだ。
めっちゃ雄大だったよ。
細かいことで悩むのとかやめようって思う。
いいね。
人間の小さい、これやりましたとか、これ嫌でしたみたいなやつは無視だな。
私もそれだけで頭がパッパになってるから。
人間の愚かしさについて?
あの人のこれが嫌だったって言うのにパンパンだからさ。
追いかけないのよ、脇に。
ああ、なるほど。
そういう人にぴったりの旅行先かも、アイスランド。
どうでもよくなってたりそうだもんね。
それのことに怒ってるより、物価の高さでびっくりできるし。
そんなことに怒ってるよりも、馬と羊のぼーっとした感じがいいなって思えるから。
いいかもしれない。
いいかもね。
読んだほうが話ししないとそろそろ。
華氏451度の概要
歌詞451のレイ・ブラッドベディのFFディストピア。
ディストピアSFの金字塔ですね。
初めてちゃんと読みました。
私もそうかも。
でもみきさんこれはリストに聞いてみたみたいなやつで。
チャットGPTにオススメしてもらって決めました。
確かにチャットGPTがオススメしてくれそう。
この過去のリストを見ると。
歌詞451のあらすじを言おうかなと思いまして。
頼む。
歌詞451のタイトルが、神が自然発火する温度のことらしくて、
本を読んだり本を所有するということが禁じられた未来の世界を描いた小説でございました。
主人公がファイヤマンという本を持っていたり読んでいたりする人がいたら、
それは違法だから直ちに燃やさなくちゃいけなくて、
その本を燃やすお仕事をやっているファイヤマンガイ。
社会全体が表面的な快楽で埋め尽くされている。
ごらくごらくとかめっちゃスピードの速い車とかだけをやってなさいっていう社会なんだけど、
そんな中でその本を燃やす仕事をしている主人公が、
そうじゃないして思った女の子と出会ったり、
自分の仕事の本を燃やすという経験の中で、
もしかして本って本当はいいことあるのかもって気づいて本を読んでみたりする中で、
さあさて何が起こるでしょうっていうお話でした。
主人公がだんだん本の良さを知っていくんだよね。
知っていく中で、主人公にはどんな運命が待ち受けているのでしょうっていう小説でございました。
451℃っていうのが紙が自然発火する温度って、
俺全然知らずに、そうなんやって思いながら今知ったわ。
出てる炎の温度なのかなと思ったけど、特に探求せず。
これって四季だと何度なんだろうね。
233℃。
結構低いんだね。
じゃあその233℃のこと。
ってことだね。
主人公の職業がファイヤマンっていう、
今でいうファイヤマンって消防士さんのことがファイヤマン。
消す人なんだけど。
この本だと書物を燃やす人、むしろ本当にファイヤを使う人がファイヤでバーってやるっていう人がファイヤマン。
私が読んだ本の翻訳だと、昇華師っていうのが昇る火の人って書いて昇華師っていう。
昇華師ファイヤマンっていうのが二重で、
良い翻訳兼良いネーミングで別のことをやる人を表現してるっていうところから、そもそもがグッとくる。
翻訳プラスネーミングだなっていう入り。
私もファイヤマンの訳がすごい洒落てるなって思いました。
昔、同じ言葉なんだけど今と昔で意味が違うっていうことを日本語で表現してる。
翻訳思いついたとき気持ちよかったやろうな。
それで昇華師になるやん。
しかもそれにファイヤマンの権力が本の世界だからすごい高くて、本を読まないっていうことがその世界の怖すぎるから、
そのコアを守る人っていうことですごいいいポジションの人になってましたね。
そうだね。ほぼ秘密警察に近いような仕事をする。
地方的な側面も持つっていうね。面白かったですね。
ファイヤマン洒落てるなって思いましたね。
美希さんが今紹介してくれたみたいに、そのファイヤマンの人間性って言うのはどこで知ってたんですか?
物語の発展
ファイヤマンの人間性って言うのはどこで知ってたんですか?
美希さんが今紹介してくれたみたいに、本ってのは基本的に良くないもので、それを燃やすっていう仕事をしてた人が、いろんなきっかけで本を読むようになってしまい、うんぬんみたいな話だと思うんだけど、
なんか私、全然想像というか、うっすらこういう話やろうなって思ってた話と全然違ったわ、後半。
そこからが後半の怒涛の展開がすごかったですよね。
読んでたのと同じ勢いで、いろんなすごい速い車が通り過ぎていったっていう。
私、1984と混同してたんだと思うのよ、ストーリーが。
本を燃やす人が読むようになって、秘密警察的な人から目をつけられて、うんぬんみたいなことかなと思ったら、おじいちゃん出てくるの?みたいな。
誰?みたいな気持ちになり、後半怒涛のそんなところにそんな人が。
しかも最後、シン・ゴジラみたいなのがあった?
俺、シン・ゴジラ見てないんだよな。
最後、本を読みながら禁じられた世界みたいな世界観から、一気に地球規模のスケールでバーって。
もともと住んでいた町を離れてうんぬんしようとしていたところを住んでいた町が、大きいスケールのお話に一気に広がって。
レイ・プラットベリーってめっちゃ小説家から上手いんだなって、何様って感じだけど。
今言われてる評判よりすごい上手くない?って思った。
レイ・プラットベリーっていう人が他に何を書いているか、正直これしか知らないかも。
タンポポのお酒っていう自動車、子供の時読んだことあるんですけどね。
火星年代記には表紙だけ見たことあるわ。めっちゃある。
すみません、これしか知らなくて。猫のパジャマ。
なんかすごいアンダーバリューしてたって思いました。
もう一度再評価しなきゃいけない作家発見。
中のいろんなシーンがあるけどさ、みーさんでいうと印象に残るシーンはどういうところが残るところであるの?
私は結構最初にすごいと思ったのが、速度が本当に良くないものとして描かれて、速度が人間性の喪失の象徴としていろんなところに出てきてたなと思ってて。
人間らしさの喪失
車の制限速度とか、今はだったら上限が決まってるじゃん。だけどこの世界は加減みたいなのが決まってて、みんなそれ以上の速度で走ってなきゃいけなくて。
私のおじさんは時速40マイルで走ってただけで捕まっちゃって2日間拘留されたの?みたいな。そんなシーンとかあったりとかして。
とにかくめっちゃ速くなきゃいけないっていうことで、人間らしさの喪失を描いてるのがすごい印象的だった。
速く深くって難しいのかな?みたいなことをすごい思いましたね。
なるほどね。
主人公のガイ・モンターグさん、仕事はファイアマンで本を燃やすんだけど、家帰ると奥さんがいて。奥さんは結構序盤から出てくるんだけど。
よくわからないっていうか、一般的な我々の観点からすると精神が壊れてしまった人みたいな感じで、ご自宅にいらっしゃいますと。
ずっと耳にイヤホンみたいなのつけてて、テレビみたいなやつをずっと見て。
よくわからない音楽だか、よくわからない映像だかを見て、ちょっとイライラとしたらものすごい速度で車をぶっぱなしに行くっていう。
100何キロみたいなので、ぶっぱなしてイエーイってなって帰ってきて、また胎柄みたいなやつ見つけて。
常に脳いっぱいにしてるし、車の描写面白くて。
この時代の人は車を何キロ以上走っているだめ。景色とかは常にぼんやりとしか見えてないみたいな。
全部印象派みたいな絵で見えてるんだろうなって思って。
筆でベターみたいな感じで。
ぼやぼやっとしか速いから見えてない。じっくり見たら罪みたいな。
面白いなって。
そうだよね。序盤のキーキャラクターというか、この人キーキャラクターなんだろうなって思わせるクラリスっていう女の子が出てくるんだけど。
ミキさんが今言う景色見ないと同じように、モンターグさんにクラリスって女の子が月の話をする時に、
モンターグさんが一緒に月を見てくれて、そしたら他の人は月なんてもう見ないの?
私がこう色々月ってああだねとか、草ってこうだねみたいな話をしてる時に、みんなすぐどっか行っちゃうみたいな。
ミキさんが言うように景色を見るとかっていうのは歌詞451度で描く世界の中ではもうない概念。
だから広告看板も。
クラリスとの対話
すごい長いんだよね。
長さ200フィートの看板みたいな。
すごい長いんだよね。
何それちょっとおもろいやんと思いながら読んだけど。
それがまだ一番印象に残って。
なんとやっぱ最後、最後の方急に残り3分みたいなところで全部ボンボンボンでドラムが起きて。
ワーってなりました。
そんなに急がなくてもみたいな?
そう、それが楽しかったですね。
のぞみさんはどうでした?一緒に残ってるところとか。
読みながらいろんなことを考えたなと思っていて。
ミキさんが言うように忙しいじゃない?いろんなことを。
忙しいなと思った時に、本を読むって何かに関心を持つっていうことと表裏だなって。
クラリスのいろんなことを言う時に思っててさ。
ちょっと変な話の飛び方をするんだけど。
クイズ番組のことを考えててさ。
クイズ番組、テレビにしろYouTubeにしろある時にさ。
あれってスピード勝負じゃん基本は。
早く答えられない。
だから時間の話なんだけど。
一方ですごい関心を持たないとクイズ番組というフォーマットがおもろないやん。
それ知ってて結局どうするのがさ、クイズ番組って基本的にないじゃない?
クイズ番組ってその間ぐらいにあるんだなと思ってさ。
歌詞451度的世界と、そうじゃないゆっくりなほうがええやんけってやつの本っていいやんけっていうのの間がクイズ番組なんだよなって思う。
っていう記憶がうっすらあるかな。
だからクイズ番組の途中でYouTubeとかだと一時停止できるじゃない?
クイズノックの動画とかを一時停止してさ、一緒に考えて解いてる人とかいるのかな?
いるよ、私です。
みきちゃんすごいね。本の世界の人じゃん。
本を燃やさない世界の人じゃん。
燃えない時はやってないけど、謎解き系とかは一緒に考えてる。
すごい。いいね。
火ファイアマン世界に生きてるね。
すごいかもしれない。
クイズ番組はあんま好きじゃなくてクイズノックが好きで。
クイズ番組はそんなに見ないかもね。
それは何?どういうみきちゃんの中で線引きがあるの?
クイズノックのキャラが好きかな。
あ、そういうこと。
クイズノックに出てる人、みきちゃんグッと来そうだもんね。
そう。いつもお母さんの気持ちになっている。
どこに出しても恥ずかしくない子供たちだなって思って。
食べたりさせたらこんな子に育つんだろうって。
何食べたらこんな風になるんだろうって思う。
すがいさんとか私と同い年なんだけど、お母さんの気持ちに見ちゃう。
独特の楽しみ方してるな。
話し取れましたが。
いやいやいや、面白い。
本を読むところとかにあるのって、ある種の充実。
クラリスの生活、充実してそうじゃん。
学校にも行かず、物事をゆっくり考え、好きって綺麗だなとか、いい音するなとかって充実してるように見えるんだけど。
他の人は車でいう爆読を出して、本なんて読まず、
このモンターグの奥さんみたいにポジティブ映像謎演劇みたいなやつを延々と家の中でやってるみたいな。
三日型壁テレビで。
Dボタンを押しましょうのすごいやつみたいなのをずっと家でやってるんだけど。
充実してるのがクラリスで、興奮できたり快楽の中にあるねみたいなやつは基本的な世界というか。
短い中にあって、すごい象徴的なツアーだったなという感じがするね。