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2025-07-22 19:51

川喜多二郎『発想法』#1:KJ法との出会い

今回のエピソードでは、川喜多二郎による名著『発想法』を取り上げ、みきとのぞみが“発想の拡げ方”についてざっくばらんに語り合います。

冒頭は近況トークからスタート。東京の集中豪雨と新宿の浸水、そしてテニスに情熱を注ぐ夏の過ごし方を皮切りに、思考はなぜか「電波と雨の関係」「人工島での電波状況」などユニークな方向へ。のぞみのテニス狂いっぷりや、58歳でプロテニスに挑戦する投資家の話も飛び出し、自由な連想が広がっていきます。

本題では、みきのデジタル積ん読リストから偶然見つけた『発想法』をきっかけに、KJ法との出会いや大学での思い出、社会人としてKJ法に対面したときのカルチャーショックまで赤裸々に語られます。グラレコやワークショップ、ミロなどデジタルツールの進化と絡めながら、「発想するとは何か?」を再考していく回となりました。

“経験を、経験のままに扱う”というKJ法の思想は、現代にも通じるのか? 次回Part 2では、より本の中身に踏み込みながら、具体的な発想法の実践について深掘りしていきます。


サマリー

川喜多二郎の発想法に関するエピソードでは、KJ法との出会いや、それを通じて学んだ様々な議論のまとめ方について語られています。特に、大学の授業での実践を通じてKJ法がどのように活用されているかが詳しく紹介されています。川喜多二郎によるKJ法の紹介では、発想法を通じて情報整理やアイデアの発展について語られています。この手法は観察に基づく思考を重視し、革新性をもたらすものとして評価されています。

夏の天気の話
ミキさんはどんな夏をお過ごしですか?東京は雨が大変だったみたいだね。
昨日すごく雨が降ってたみたいだけど、
逆に今日それで最近32度とか33度とか多かったんだけど、
今日それのおかげで27度とかの最高気温が。
あら、お涼しいですね。
私は出勤とかないから、私が出かけてない間に雨降っておいてくれるのやるやんみたいな感じ。
関係ないところでやっておいてくれれば、一旦はいいかなと。
バランスとってくれてる、天気が。
めっちゃ雨降るんだよなぁ、突然ね。夏の雨だよね。
うん、気にしないけど私は別に。
あ、ほんと?
うん。
乾くて。
まぁね。
ただ、東京は新宿区のエリアが浸水しちゃったみたいで。
へー。
そうすると話は変わってくるよね。
それはかわいそうだわ、もう。
浸水って何?何が沈んじゃったの?道路の乾水みたいなこと?
あ、私勝手に家かと思ってたわ。
家か。
確かに新宿の四ツ谷の北側のちょっと低いところとか水溜まりそうだもんな、確かに。
雨の時にもさ、冷静に考えると携帯の電波とかがさ、きれいに飛ぶのって不思議じゃない?
雨に遮られないのかな、そういうのって。
でもなんか雨の方がさ、雨が空中の塵とか落としてくれてそうだからよく飛ぶんじゃない?
むしろ?
うん。
もう私、土分系のクソアホ想像だからさ、雨とかがいると飛ばなさそうだなみたいな。電波が地面に行っちゃいそうだなとか思うんだけど、そういうわけでもないのかもね。
うん。
神戸の人工島
神戸さ、人工島が大きいのが2つぐらいあるのよ。
うんうん。
例えば飛行機で神戸に来ようと思うと神戸空港っていうところに降りるんだけど、神戸空港って海の上に埋め立てた島の中にあるのね。
うん。
で、その島もマンションとかも建ってるんだけど、研究所があったりさ、病院があったり、なんか働くところの方が多いのよ。
うん。
で、そこで働いてる人に話を聞いたらさ、海の上に浮かんだ人工島、全然携帯の電波入んないんだって。
へー。
なんか周りに遮蔽物とかないから、たくさん入るのかなと思ったら、いやなんか…
でもアンテナがなさそうじゃない?
そういうことなのかな?アンテナは立ってたとしても、周りに遮蔽物がないと安定させられないんですみたいなことをどこもかなんかの人が言ってて。
そっかそっか。
硬いコンクリとかがたくさん立っててくれた方が、いや電波っていうのはいいんですって話をされたときに、その人はすごいさ、もちろん技術者なのかわからないけど、自信満々な顔して言ってるからそうなのかなと思ったんだけど、
冷静に考えると不思議だよね。
確かにさ、フェスとかでもさ、みんながWi-Fi繋いだ方が安定しますとか書いてあんのね。
へー。え?何?3人とかでやるより50人ぐらいで使ってくれた方がいいですってこと?
使った方が安定するみたいな。
何それ。
ね。
へー。
へー、なんか1人とか2人で使ってるときはなんかもうブツブツ切れちゃうみたいなこと?
そうそうみたい、弱いみたいで。
へー面白い。
だからそういうなんか、バケツの中のこの水を奪い合うみたいな感じって言ってるけど、なんか空から垂らした糸を垂らしてさ、なんか彫刻を作るみたいなイメージなんかね。
ほー。なんかたくさんいる方が、そのたくさん降り注ぎがしてくれるみたいな?
そうそう、降り注ぎ受け取ってくる人がいっぱいいた方が、そのなんかいろんな形が作れるみたいな。
へー、なるほど。なんかイメージ、直感と違うことっていうのはあるんかね?物理現象。
ねー、私も分かんないけど。
たとみさんはいかがお過ごしですか?夏は。
夏ー、そうだねー。
でもやっぱこの夏も結局テニスしてたら終わりそうだなー。
マジでテニスハマってますよね?テニスぐるい。
もうちょっといい言葉を選んでくれよ。テニスぐるい。
まあそうかもしれんけど。
だってほら、自分のテニスにとどまらずテニス教室にベッドしたりとか、若者にスポンサーしたりとか、テニス業界全体に貢献しようとし始めてて、これはテニスぐるいやろ。
まあそうだね、ぐるい。
来週、7月末に大会があるんだけどさ、大会もいろんな形式があって、分かりやすいところで言うと1人でやるか2人でやるかっていう競技の話と、単位として、テニスって団体戦とかがあるのよ。
6人1グループとしてダブルス2人だから3ペアできるじゃない?3ペアで競って2票1敗でなんだらーでやるみたいなのがあるんだけどさ、年齢制限あり団体戦みたいなやつがあるのよ。
4人で200歳以上っていう団体戦が7月末にあって、私、誘われて4人目の最後のメンバーとして参加することになったんだけどさ、4人で200歳ってことは平均50歳なわけでしょ?
で、私が参加するところ、私が入る前の3人の段階で178歳ですとか言ってたのよ。てことはみなさん平均60歳なわけじゃん。
うん。
大丈夫かみたいな。この暑さで60歳屋外のテニスみたいな。
大丈夫じゃん。
だって突然の雨も降るし、あれよ。みきさんだって普通に歩いててももう暑いべ、外。
暑い。
その中でテニスやるとき、結構さ、みんな日焼けとかしたくないから、長袖で顔もマスクみたいなやつで振る多いみたいなのでやるのよ、みなさん。
へー。
その状態で、みきさんで言うスクワットを死ぬほどやってると思ってみな。私よりよっぽどテニス狂いの方々がたくさんいらっしゃるからね。
本当だね。テニス狂いだね、まさしく。それ用にトレーニングしてきたもんね。そうだったでしょ、みんな。
まあね。トレーニングしてるとは言っても。
へー。でも見直したほうがいいよね、開催時期普通に。
まあね、年から年中やってるからね、今は。夏はね。
やっぱ屋根つけんのは違うの?
全然違うね。全然違う。
今回、一瞬バリにいるときにバリのテニスコートも行ってみたんだけど、それは屋根つけて整備してたね。屋根付きのコートにしてて。
そう、だからテニスコート側も屋根つけたらいいじゃないって。
高いよ、屋根つけんの。
いい感じにドローン技術が発展して、ドローンを4個で大きい根を支えるみたいな技術が早くできるっていいね。
それいいね、それいいよね。
まず5個かな、正確に真ん中1個と4個で。
だから大嵐の時とかもそもそもドローン飛べないからあれだけど、ちょっと小雨くらいなら、それで何とかしてほしいよね。
とか炎天火とかも。
すげー有名な投資家のビル・アックマンっていうおじいちゃんがいるんだけどさ、58歳とかだから60歳近いのよ。
もういいだけ金儲かってるからさ、その人この7月にプロの試合とか出始めて、勝てば世界ランキング取れるっていう試合に出たりとかしてるわけ。
めっちゃいいなと思って。リアルテニス狂いのおじいちゃんいたと思って。もちろん私と全然規模が違うからさ、成功してる度合いがあれだけど。
しかも金をつぎ込めるから持てる金もマックス、やる気もマックスみたいな一番最高の速度で成長していくやつじゃん。
58歳でさ、他の残りの3人って結構いろんな大会にスポンサーしたりとか、選手を支援したりしてるから金種というかさ、持ってる人だからみんなで敬わなきゃいけない人ではあるんだけど。
対戦相手の人からするとさ、当然その人20歳とかでこれから世界ランキング上げてくれっていうところだから、当然ボコボコにしに行くわけですよ。
そういう場に行ってるビル・アックマンおじいちゃん、偉いなみたいな。もちろん1回戦で負けたんだけどさ、あの人いい夏の過ごし方してたよな。
確かにいい夏の過ごし方だね。
58歳、金持ってる、いろいろ支援してきた、プロになっちゃう、プロの試合出てみようかなみたいな。ちょっといいじゃんっていう羨ましさを感じてる夏ですね。
じゃあのどみさんも自社はもう40代ぐらいで上がりってことにして、50代は。
上がりてー。
KJ法の学び
今日は河北二郎さんの発想法っていう本を選びまして、たまたま私のツンドク、デジタルツンドクをパラパラ見てたらそれが出てきたんで、あんまり読もうかなと思ったくらいで。
この本の話をしたいってよりかは、この本を打診にしながら普段どんな感じで発想を広げてるみたいな話ができたら面白いかなと思って選びました。
なるほど。
だからあんまり読んでないです、実は。このKJ法ってあれでしょみたいな、知ってる知ってるって思いました。
KJ法っていうのは、みきさんあるだね、書いてるけど大学のデザインの授業で習ったんだね、このKJ法っていうものはね。
そう、社会学部だったんですけど、社会学部に参加のデザインっていう人が主体的に参加できればをどう作るかみたいなことを考える授業があって、そこでKJ法を習いました。
その時にこの本とかってのは参考資料で出てくるの?それとも別に本とか読まずに単純にKJ法ってこうですよっていう。
そう、なんかそのテーマがあって、それをみんなでディスカッションとかした後に付箋に書いて、壁に貼ってラベリングして、ちなみにこれKJ法って言いますか、脇田次郎から取りましたって言われました。
なるほどね。事後的に紹介されるやつと。
でも確かにこの授業なんか面白かったなと思って、グラフィックレコーディングのやり方の練習したりとか、そういう人の議論をいかに言語だけに集約せずにみんなで話せる場にするかみたいなことをいろんなやり方で考えていく授業で、その中の一つで、なんかそのKJ法っていうやり方で議論をまとめることもできますみたいな感じで習った。
なんかそれこそワークショップしかり、そのグラフィックレコーディングみたいな、なんか10年ぐらい前に、10年15年ぐらい前にグラフィックレコーディングが一瞬めちゃくちゃ流行ったと思うんだけど、そういう時に出てきがちだよね、このKJ法なり、河北次郎さんの思考本編ですね。
そう、10年ぐらい前に大学生だったから。
そもそもこれがみきさんのデジタルつんどくにいったのは覚えてるきっかけはあるの?
KJ法との出会い
やっぱ常に言語に閉じてる人間だから、クリエイティブになりたいって、クリエイティブへの憧れがあるダサい人間なのよ。
発想法豊かになりたいっていう、想像性豊かになりたいのを考えてる人。
クリエイティブなことしたいっていうダサさを持ってるから、こういう本は結構あるの、常に。
しかしバッと開いてすぐ読もうってなるかっていうと、はてさてっていう。
クリエイティブなやつがこんな本を読んでるわけないだろうと、読んでクリエイティブになれるわけないだろうと、いざ読んでみてもつまんないの、この3つの自分が同時に巨大してつんどんですね。
ダサさと論理の関係合わせによってつんどくになり、そんなに読むでもなくこの本と向き合ったと。
でもそうかもね、発想法の話ふわっとできると。いいかもね。
もとめさんはどうですか?KJ法をいつ知りました?
大学でも大学院でも全然こういうことやらずに、新卒に入った会社でも全然やらずに、その後に入った博報道のグループの会社でKJ法がとか言ってる人がいて、
KJ法みたいな人たちってさ、全国民知ってますよねみたいなトーンで話すのよ。3人ぐらいそれを観測して、KJ法でみたいな。
ワークショップ設計かなんかやってる時に、そういう話をみんな知ってて、「はぁ?」みたいな。
コンサル会社にいた人間って、「はぁ?それ何ですか?」を初手で言わないっていうのがあるじゃん。一旦受け止めるみたいな。
知ってますトーンで一回やって、裏でググるじゃない?
その時にKJ法っていうのがあって、河北二郎さんの名前を取ってKJ法ですって見た瞬間に、だっせーって思った。
だっせー。
ナレッジジャッジメントなんとかかなとか思うよね。キーなんとかかなとか思うよね。
やってることとかを考えるとさ、何でKJなんだーで、それでだっせーって言うのと、現場で触れてるKJ法みたいなやつってさ、
単純に似てるやつグルーピングして考えましょう以上じゃんみたいな。何を壮大に言うてんねんみたいな、すごいネガティブな入り方だよね。
言ってるやつも嫌いっていうか当たり前みたいに言うなよだし、名前の付け方だせーし、言ってること大したことじゃねーしみたいな。
なんぞやっていうのが入りかな。
KJ法の背景と意義
その後青岳かなんかで、青山学院大学の一般向け講座みたいなやつで、ワークショップデザイナー育成講座みたいなのがあって、
1年間くらいやるんだけど、あれに行ったのよ。
あ、そうなんだ。
あ、私あれに行ってたんだ。
行ってた行ってた。だから幼稚園ジーム系ワークショップとかやってたよ。
そこでもこういうのって出てくるから。
そうだね、めちゃくちゃ出てくる。
そういうもんかーみたいなやつで触れてたけど、この本自体は全然読んだことないし、
意外と読んでみると、いろいろ考えてこういうポストイットを生むとかそういうことじゃないですねっていうのは、そうですかっていう。
あと当時の1960年代とかに生み出された、情報整理するツールがまだない中では革命だったのかなとかは読んでて思ったかも。
コンピューターとか、そんな手軽でもないし、みんなエクセル使えるわけでもないし。
パソコンないからね。
そういう時にいろいろ発想を広げ、みんなで発想を広げましょうとかいう時のツールとして生み出されてきたっていう背景なんだなっていうのは改めてこれを読んで。
だから思ったのが経齢法多分良かったのが、
紙とかメモとかに書くみたいな整理の仕方から、面積にとらわれずに貼ってってまとめてみたいな、何枚になってもいいみたいな。
この枠の中に収める感じじゃないやり方が良かったのかなとか思ってたけどね。
当時で言う黒板に収まる範囲で考えましょうみたいなのを超えて考えられるようになる。
そうそう、この面積でみたいなのを超えて。
それってMiroとかFigmaとかでパワポのスライドのサイズ1枚とかっていう概念から外れてきてるじゃん。今何か書き留めるとき。
デジタルでもできるようになったよねーとかは思った。
確かにね。
本の構成として最初何との対比でこの経齢法を考えるかみたいな時に。
たぶん最初は書斎科学っていうことをこの人たちがすごく、河北さん自身は言って。
学問の中での発見みたいな、頭の中で考えるみたいなことではなくて、一方でこう、何て言ったらいいんだろう。
実際の観察?物事を見て感じることっていうことをベースにしていろいろやっていくっていう科学もあるじゃないっていう。
野鳥の観察とかさ、そういうことを科学的にいろんな推論で広げていくとしたときの方法論って何かあるんじゃないかなっていう話から始まり、
日本とアメリカの差が云々っていう話だったり、なんかいろんなところに話が行きつつ、実際経齢法と呼ばれるように。
この人自身が名付けたんじゃなくて、名付けたんじゃなくてというか別にこの人的には仮名称つけたらそのまま呼ばれちゃったっていうものっぽかったけど。
なんでこういう方法がいいのか、それって具体的にどういう方法であってどういう方法じゃないのかみたいなことを書いてくれてる。
本編っていうのが大きい流れかな。
経験論的哲学を実技に移したのがこの経験法的な発想法ですっていうのが何かどっかで出てきてるんだけど。
確かにそうっぽいねっていうのを見ると。
ミヒさんが言うように、この枠で考えようっていうことよりも経験としてあるものをその経験のありのままにというか、
その枠の広さを十分に保って考えましょうっていうのだから、確かにそれは一つの技法としてのイノベーションな感じはするよね。
私も結構それが今となっては通説みたいになってきてるよね。
そうだね。通説というか、そういう論理もあるよねというのは明確に理解してくれる人はいる感じはするよね。
人類学がこれだけ流行りみたいな。
そうそう。こんな最近切り開かれた理論だったんだっていうのは驚きだった。
そうだね。
権利法の一番の確信ポイントは、データそれ自体に語らしめるというボトムアップ的なアプローチらしいですね。
なるほどね。
19:51

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