今回の課題図書は、ジェフリー・アーチャーの傑作『100万ドルを取り返せ』。 ディスプレイのトラブルやテニスラケット試打会の“実力の暴力”エピソードから始まった今回、話は自然と「上品な復讐」とは何か?へと展開していきます。
イギリスの知識人4人が、詐欺で失った合計100万ドルを1ペニーも多くなく、少なくもなく取り返す痛快ストーリー。 その“復讐の方法”がモンテ・クリスト伯とは対照的で、「気づいたら気持ちよくお金を払わせる」洗練された手口に、二人は感心しつつも、自分だったらどうする?とつい妄想も膨らみます。
復讐はエレガントであれるのか? 騙されたときの怒りと余裕、その境界線を笑いとともに探る、知的でちょっと皮肉な読書トーク。どうぞお楽しみください。
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大物詐欺師で富豪のハーヴェイ・メトカーフの策略により、北海油田の幽霊会社の株を買わされ、合計百万ドルを巻きあげられて無一文になった四人の男たち。天才的数学教授を中心に医者、画商、貴族が専門を生かしたプランを持ちより、頭脳のかぎりを尽して展開する絶妙華麗、痛快無比の奪回作戦。新機軸のエンターテインメントとして話題を呼ぶ“コン・ゲーム小説"の傑作。
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サマリー
ジェフリー・アーチャーの『百万ドルをとり返せ!』では、投資詐欺に遭った4人の男性が100万ドルを取り返すために奮闘しています。彼らはそれぞれの専門性を活かし、協力して計画を練り、詐欺師の巧妙な手口を解明していきます。このエピソードでは、登場人物たちが繰り広げる詐欺計画と復讐劇が描かれています。主要なキャラクターたちがどのようにして100万ドルを取り戻そうと奮闘するのかが、緊張感あふれるストーリー展開で語られています。
ディスプレイの故障と日常のストレス
今、私のディスプレイのノウハウが急に
HDMIを抜き刺ししただけで落ちたっていうので
電源ケーブルを抜き刺ししたときに壊れたのが分かるけど
HDMIを抜き刺ししたときに壊れるのは意味が分からんやろって言って、切れてました。
今週1週間の切れたことランキングで言うと何位くらいに入るんですか?
今週?めちゃめちゃ1位でしょ。
ド1位?
ズバ抜け1位ね。
暇だもん、最近。
そんな怒ることもない?
怒ることなかったのに。
平和な水曜日のお昼に起きてしまったと。
投資詐欺の背景
Nozomiさんは最近怒ってますか?
最近…
最近…怒ってへんな。
怒り出すと、まず暑さに対して人を怒りしたくなる気持ちとかさ
怒る対象を探し出すともうキリないからゆっくりしてるよね。怒らないようにしようと。
それがいいよね。
SNSを見てるとみんな選挙とか政治家に怒ってるからさ
みんな元気だよなと思って。
本当にね。
怒ったことともちょっと違うんだけど
不条理な体験で言うとさ
先週末、行ってるテニススクールで
ラケットの試打会みたいなのがあってさ
ラケットって、たくさんいろんなブランドのいろんな機種があるんだけど
2年に1回とか新型が出るのよ。
まだあの形に研究の余地あるんだね。
そうなのよ。
ぶっちゃけさ、テニスやってない人からしたら
そんなん何が変わってんねんって色味だけやんかみたいな話なんですけど
あと素材ちょっと軽いとかあるのかな。
カーボンが良くなりましたとか
ちょっとここが固くなりましたとかさ
そういうレベルなわけですよ。
テニスやってる人なんてさ
それぐらいしか自分が上手くなるより
道具になんとかしてもらおうっていう
怠惰な人が9割8分やから
新しいモデルが出るとみんな喜びさんで買うわけですよ。
みんなあれがいいこれがいいみたいな
30本40本ぐらい新しいラケットが並んでて
あーだこうだ言いながらみんな打ってたのよ。
それイベント終わって最後に
応援してあげてるジュニアの中学2年生の子がコートに来て
ちょっと打とうかってそのラケット持って
軽く振り出すわけ。
ボールバチコン打つとさ
さっきまでみんな真剣にフルパワーで振ってたのと
全然違う音するわけ。
ボールがかわいそうなのよ。
なんか破裂するんちゃうかみたいな音するわけ。
いやー道具関係ないよね。
怒るっていうかそういう
はーみたいな。
だからシダしてた一堂でその男の子のテニスを見ててんけど
なんちゃうやろな
平等とかないよねみたいな気持ちになるね。
もうこういう子は何使ってもそういうもんやわと
かっこいいよと
いう感じになったら
あの時の感情ってなんていう感情って言うんやろな
キャッキャみんな楽しくやってんねんで
新しいさ、みきさんがこう
服屋さんとかに行って
いい服を見つけた時と同じような気持ちだっけ
なんかそれを
ちゃんみんなは実力の暴力と言っていたけどね
そうですかー
実力の暴力
いいこと言うな
なんかトップモデルが着るとユニクロもかっこいいみたいなやつもさ
テニス版は
テニス版を体験して
あの時の感情
なるほどね
実力の暴力
なんか今さ
治ったのよディスプレイは
だけどなんか解像度がめちゃくちゃ
ワイドディスプレイ使ってんだけど
横に伸びちゃった
ワイドに対応してくれなくなっちゃった
なんなんだろうね
本当に
今週末はみきさんも楽しいことしよう
そういうのをオフセットするために
楽しい予定を埋め尽くそう
そうね
依頼をすることがあった週は
強制的にでも楽しいことを入れると
でもそのままごく自然な流れで
本の話につなげると
この本って100万ドルを取り返せて
投資詐欺
しかも巨額な投資詐欺にあった男の話じゃん
そうだね
巨額な投資詐欺にあったわけにく
くそ余裕だなっていうのが
私の最初の感想だったよね
100万ドルを取り返せ
4人で合計100万ドル取られてると
今の為替だと1.5億ぐらいやけど
これ多分当時
タイミング的には
もうちょっと前の
多分4億とか
それぐらいのイメージだから
1人1億ぐらい
損してる感じだよね
で
なんか親からもらった
親の遺産みたいなやつを
全部吸っちゃった人から
なんか
何なら借金して
借金のお金全部突っ込んじゃった人から
何から出てくるけど
確かになんかみんな
あんま競う感ないよね
そう余裕なのよ
特にその
貴族の
お兄ちゃん
なんかボンクラ貴族で
なんか農場か何かもらって
計画の実行とチームの協力
そこノーノートやろうとしてるんだけど
これは一発逆転儲かるチャンスや
つって金借りて農場担保に
投資した人は
他の3人は一応頑張って取り返そうとしてるけど
なんかね
ノーノート恋愛にうつつを抜かしているやつまで出てくる
そうそう
っていうので
みんなこの本を読んで
なんか最初に思ったのが
私が投資的だったら
ツイッターでとりあえず発狂するかみたいな
発狂アカウントをやるか
私なんて
配線がうまくいかないとかで打ちくれているのに
あーとか言ってるのに
あーとか言ってるのに
なんて余裕のある人たちなんでしょう
のが思ったっていう
私で
だから今日は結構その上品に復習するって
どういう人間がなれるのかなみたいな話とかをしようかなって思ってたから
こんなささやなことでぶち切れてる私たちがあって
ちょうどいい今の感想的な
今回あれだね
ジェフリーアーチャーの100万ドルを取り返せ
現代がノットはペニーモア ノットはポニーですと
舞台はイギリスかな
ジェフリーアーチャー自身もイギリス人なので
イギリスを舞台にしていて
アメリカの
なんか
なんて言うんだろう
詐欺師
なんか詐欺師本業にしてるっていうよりかは
なんか際どいことすれすれで不幸までのしあがったアメリカのおじちゃんがいて
その人がいろいろやる際どいことの一個に
なんて言うんだろう
油田掘ります会社みたいなやつを上場させて
その株で
なんて言うんですか
うまく売り抜けて
会社をドロンってさせて
なんか自分は株の
株で儲けるみたいな感じのことをやってる
やつの
被害者4人っていう
あれだね
4人で合計
25万ドルずつ
騙されたっていう話でした
しんどいよな
騙されたときに2円ドラ
金でならずに4人で集まって
合計きっちり100万ドルだけやつか
それぞれ自分の専門性を持ち寄って
お金を巻き上げる作戦を考えて
4人で一番にやっていくっていう
そんなあらすじでした
4人っていうのが
1人がオクスフォードの数学の教授
チームのリーダーみたいな復習チームリーダーだね
スティーブンさん
数字に強いから計算も強くて
収支バランスとかもずっと見てくれて
100万ドルと理解したいんだけど
使った経費
100万ドル取り返したのに
使った経費も取り返すから
今25万ドル取り返したけど
3万ドル使っちゃってるから
残り78万ドルですみたいなことを
常にやってくれてるっていう
タイトル100万ドルを取り返せが
日本語のタイトルで
現代がノットはペニーもは
ノットはペニーですっていう
詐欺計画の始まり
1ペニーも多くなく
1ペニーも少なくなくっていう
小説の中のセリフでも出てくるんですけど
スティーブンがそれを言ってて
厳密に損した分だけ取り返すから
みんなで飯食いに行った時の
経費とかもここに合計してって
1ペニーも多くならないようにするっていう
そんなにやらなくても
おじさんだねスティーブン
と2人目の騙されちゃった
フランス系なのかな
Jean Pierreさんという画章の人
あとお医者さんだね
自分でクリニック開業して
本質的に医療やってるっていうよりかは
近所のおばちゃん
ちょっとイケメンなんだよね
多分この人ね
だからおばちゃんとかたくさん訪ねてきて
上流専門のマダムみたいな
マダム専門医みたいな
マダム専門内科医っていう
人とさっき一緒にお話した
貴族の後取りみたいなのの
ジェームズっていう4人ね
作戦中に恋愛までやっちゃってるっていう
そうなの
この恋愛が後々効いてくるっていう
いい4人だよね
いい4人だった
キャラ立ってて
この話展開多いけど
日本この5人じゃメインです
ギリギリ詐欺で送り人みたいになった
アメリカ人のハーベと
騙された4人っていう
ドラマ化しやすそうだよね
ハーベ自身はアメリカ人なんだけど
夏のテニスのウィンブルドンを見たり
あと自分も馬持ってるから
イギリスの有名なレース見に来たり
ニーズかな
パリのモンテカルロカのカジノ
行って楽しむみたいな
ヨーロッパ旅行があるから
その最中に何とかして4人で
1万ドルを合計取り戻して
もう1個この4人は
なんでそんなにこだわるんかなと思ったけど
1人1案ずつ持ち寄って
25万ドルずつ復帰しようみたいな
みんなで一緒に頑張ったらいいのに
25万ドルずつ1人1案という厳密なルールに従って
濃々とやってるっていうか
三木さんが言うように
全体的に余裕あんの?みたいな
必死にやるの?っていう感じがあんまりないっていう
っていう4人でした
復讐の方法
三木さんだったらもうマジギレしてる
この詐欺やったら
マジギレ
SNSのアカウントが
三木圧倒1億騙された人
みたいな名前でずっとやってる
ツイッターゲームをずっとやってるよね
それで何とか取り返しを図る?
取り返しっていうかなんか承認?
かわいそうなんですみたいな
私つって
私かわいそうなんですっていう承認と
騙した人を社会的に追放したいっていう気持ちが
芽生えちゃうなって思ったんだけど
今回の詐欺って多分
ハーベイを追放したいわけじゃなくて
ハーベイが積極的に100万ドル払いたい気持ちにさせようっていう
ハーベイ自身もお金を実は無駄にしたって気づくのも
ちょっと後になると思われるような作戦で
心の底から払いたいと思って
100万ドル払ってもらうっていうタイプの詐欺だからね
そうだね
今回ハーベイ自身はもうぶっちゃけ大金持ちだから
100万ドル取られたところで
落ちたことない
ハーベイ自身は別に破産するわけでもないし
今回で言うと
ハーベイ自身復讐劇
4人から復讐を受けるわけだけど
最後結構ハーベイ幸せそうだもんね
というか詐欺の質も
自弁士たちみたいな本当はない土地を売るとかじゃなくて
ハーベイを気持ちよくさせて
こんなに気分がいいんだったらお金払っちゃおう
みたいな感じさせるっていう詐欺じゃん
そこが違うなって思った
1個1個の詐欺というか取り返し復讐のパターンとしては
ちょっとこれ大丈夫かと思うけど
カジノで遊んでるときに
ちょっと飲み物にダメなもの混ぜて
手術して手術台踏んだくるっていうやつとか
なかなかそれすごいことやるやんっていうものだったり
切って縫うだけっていうね
切って縫うだけとかさ
競馬場の周りでバタバタってやりながら
めっちゃ盛り上がってるシーンでお金を取りに行くとかさ
一緒にミキさんとモンテクリスト博を読んだじゃない
あれも復讐劇でしょ
あれはすごいシリアスじゃん全員殺していくし
あれはさ本当に復讐というか同じ対価で
お前は俺の一生をダメにしたんだから
俺もお前の一生をダメにしてやるよっていう話じゃん
だから今回も俺らの100万ドルをお前にとって
2000万ドルだろうとかなんないのがすごいなっていう
100万ドルは100万ドルですピッタリありますっていう
復讐にもいろんなタイプがあるよねこの子たちのね
だからそこ上品だなって思って
復讐に上品とか下品とかあったんだなって思った
ミキさんでいうとモンテクリスト博のやつはちょっと
下品とは言わないけどやりすぎちゃうかぐらいの
いわゆる原理的な復讐
下品な復讐は何だろう
下品な復讐ってないのかね意外と
余裕のある復讐と余裕のない復讐だけなのか
何だろうねちょっと
クラクション鳴らされたから追突したるでみたいな
位置されたから200戻すみたいな
そういう復讐の形もあるはあるからね
下品だね確かに
そんな怒らんくてもええやんかっていう
ものもあったりするからな
あるかもな復讐の形
なんとなくミキさん復讐欲薄そうだけど
復讐相手に目にはめようって思わせるっていうよりかは
一番すごく幸せになることだって感じのマインドの人かも
別方向にその人向けにってよりかは
別方向向けにってこと
ヘルシーだねなんかね
17:00
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