サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段の士業という堅いイメージから外れ、働き方や働く価値観、働くマインド等と熱く向きあったり、人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、真剣に働き方を考える番組です。
経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
テーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
東京外国語大学外国語学部卒業。産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。番組プロデュース、ポッドキャストデザイン等のPRブランディング事業も手掛ける。株式会社サンキャリア代表。
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カバーアート制作:小野寺玲奈
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第267回 【対談】海外と日本の働き方、考え方を比較してみよう!
本日は、「日本人と外国人の働き方や考え方の違い」をテーマとして取り上げます。より日本人が暮らしやすく、働きやすい社会にするためにはどうすれば良いか、そして日本企業が海外の文化や価値観を取り入れ、どのように社内制度や風土を変えていけば良いかについて、グローバル人材の職業紹介事業に携わるユナイテッドワールド株式会社CEOの朝日将さんと語ります。【ハイライト】・海外留学とバックパッカー経験について・外国人の働く価値観、生き方について思う事・「飲みニケーション」文化とバカンス休暇の考え方・外国人と働く上での意志疎通で大事な事・社内共通言語の英語化は上司が決め手・『企業の本質を従業員は意識出来ていますか?』・『出過ぎる杭は打たれない』精神について・人の目を気にしない事と環境を変えることの重要性ゲスト:朝日 将(ユナイテッドワールド株式会社 代表取締役)ミネソタ大学ツインシティー校を卒業後、メキシコ大使館、経営コンサルティング会社、国際連合大学NPO/NGO法人を経てユナイテッドワールド株式会社を創業。「誰もがどこでも働ける世界を」をミッションとして、現在同社のCEOとして、外国籍やバイリンガル日本人といったグローバル人材の人材紹介サービスの事業を展開している。ユナイテッドワールド株式会社様のホームページはこちらです。https://www.unitedworld.jp/過去朝日さんがサニーデーフライデーに出演された回のエピソードはこちらです。第164回【対談】外国人雇用について語るhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946第165回【対談】教えて、あなたの働き方!https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946第176回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(前編)https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501727136第177回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(後編)https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501961090■ 海外経験を経て語る、「働き方」の価値観の違いとは?今回のサニーデーフライデーは、「海外の働き方・価値観」をテーマにしたトーク回。ゲストは、留学・海外生活の経験も豊富なUnited World株式会社 代表取締役・朝日さん。社会保険労務士の田村との間で、「海外と日本、働き方は何がどう違うのか?」という本質的な話題が繰り広げられました。アメリカ留学経験やアフリカ各国の旅を通して得た視点、そしてバックパッカーとして30か国以上を巡った田村の実体験も交えつつ、異文化の中での驚きや気づきを語り合います。■ 日本人に足りない? 海外の人々に学びたい“働く姿勢”まず挙がったのは、「家族とプライベートを大切にする価値観」。朝日さんは、海外の人々が仕事とプライベートを明確に線引きしており、勤務時間外はメールも見ず、休暇中の仕事連絡は一切断る姿勢が印象的だったと語ります。また、田村は「趣味が中心、仕事は手段」という考え方の違いに注目。「日本人は“趣味は睡眠”という人が多い。働くために生きているような人が多い」と話し、“自分が何に喜びを感じるのか”をはっきり持っている海外の人の方が、人生を楽しんでいると感じたそうです。■ 海外式の価値観を、日本社会でどう活かす?海外の価値観を知ったうえで、日本社会で働くにはどうしたらいいのか?朝日さんが重視しているのは、「日本特有のビジネスマナーを最低限抑える」こと。例えば、名刺交換・メールの敬語・丁寧なあいさつなどは、やっておくだけで信頼につながりやすいと話します。一方、田村は「日本人との会話は“話を聞く”姿勢が何より重要」と語ります。日本語は主張が文末に来るため、相手の話を最後まで聞かないと真意が見えない。また、日本では“意見を押しつけず、小出しにする”ことで、関係を築きやすくなると自身の経験から指摘します。■ 日本企業が「グローバルな価値観」を受け入れるには?多様な人材を受け入れられる日本社会にしていくために、企業側に必要な変化とは?田村は“職場の英語化”を提案。「英語なら敬語がなくなり、年齢マウントも消える。若手が実力で評価されやすくなる」と話します。加えて、英語で話すことで論理的に意見を述べやすくなり、“根回し”文化からも脱却できる可能性を指摘しました。朝日さんは「評価基準を“努力”や“人間関係”から“成果”へシフトするべき」と強調。「長時間働くこと」や「上司に気に入られること」で評価されるのではなく、“どれだけ会社の利益やサービス向上に貢献できたか”を軸に据えるべきと語ります。■ 自由に生きるヒント──“出すぎた杭は打たれない”では、日本社会で自分らしく生きるにはどうすればよいのか?終盤では、リスナーへのメッセージとして、田村と朝日さんがそれぞれの“座右の銘”を語ります。田村は、「出すぎた杭は打たれない」という考えのもと、会社員時代から「有休を積極的に取り、定時で帰るキャラ」をあえて演じたといいます。「そういう人だと思われれば、逆に自由に生きやすくなる」という“自分キャラ戦略”を推奨しました。一方、朝日さんは「人の目を気にしすぎないこと」を大切にしています。「評価されるかどうか」ではなく、「自分がどうしたいか」で行動することが、結果として自分らしい働き方を手に入れる近道だと語ります。■ 働き方の選択肢は、自分で増やせる「合わない会社にいるくらいなら、やめてもいい。自分で会社をつくってもいい」。朝日さんのこの一言は、日本で生きるすべてのビジネスパーソンにとってのエールです。“働き方”は制度の問題だけでなく、価値観の持ち方次第で大きく変わる。海外と日本、両方を知る二人だからこそ語れるリアルな体験と気づきが詰まった今回の対談。「自分らしく働きたい」と思うすべての人に、ぜひ聞いてほしい回となりました。まとめ「日本人として働く」ことに窮屈さを感じている人へ。ちょっとした意識の転換や、自分を表現する勇気があれば、もっと自由に、もっと楽しく働けるかもしれません。田村と朝日さんの言葉をヒントに、“自分にとっての心地よい働き方”を見つけていきましょう。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第266回 【対談】良い会社の見極め方について語る
本日は、働く人誰でも願わくばそのような職場で働きたいと考える「良い会社」について、良い職場の定義や探し方のポイント、会社が求職者に良い会社と思われるために重要な事等、グローバル人材の職業紹介事業に携わるユナイテッドワールド株式会社CEOの朝日将さんと語ります。※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。【ハイライト】・良い会社って何だろう?・あなたにとって仕事のやりがいとは?・良い会社の見極め方を語る・天職を見つける為に重要な事・「一番難しくて怖い選択の方が楽しい人生待ってる」論・待望のサウナ論を語る・求職者から良い会社と思われる為には?・会社の面接から見える社風についてゲスト:朝日 将(ユナイテッドワールド株式会社 代表取締役)ミネソタ大学ツインシティー校を卒業後、メキシコ大使館、経営コンサルティング会社、国際連合大学NPO/NGO法人を経てユナイテッドワールド株式会社を創業。「誰もがどこでも働ける世界を」をミッションとして、現在同社のCEOとして、外国籍やバイリンガル日本人といったグローバル人材の人材紹介サービスの事業を展開している。ユナイテッドワールド株式会社様のホームページはこちらです。https://www.unitedworld.jp/過去朝日さんがサニーデーフライデーに出演された回のエピソードはこちらです。第164回【対談】外国人雇用について語るhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946第165回【対談】教えて、あなたの働き方!https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946第176回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(前編)https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501727136第177回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(後編)https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501961090■ 「良い会社」ってどう見極める?──はじまりは素朴な問いから今回のサニーデーフライデーは、「いい会社の見極め方」がテーマ。ゲストには3度目の登場となるユナイテッドワールド株式会社代表取締役の朝日さんをお迎えし、「良い会社とは?」「やりがいとは?」という根本的な問いを、時に笑いを交えつつ真剣に深堀っていく回となりました。田村の「良い会社って、やっぱり給料が高い会社ですか?」という問いかけに対し、朝日さんは「それだけじゃない」と語ります。福利厚生や人間関係、やりがい、そして自分自身が何に幸せを感じるかによって、「良い会社」の定義は大きく変わってくるのです。■ 800万円を超えると幸福度は変わらない?──やりがいの正体「年収800万円以上からは幸福度があまり変わらない」という研究データに触れながら、お金だけでなく「やりがい」が働く喜びの軸になるという話題へ。朝日さんにとってのやりがいは、「人と企業をつなぐことで喜んでもらえる瞬間」。求職者に合った職場を紹介し「ありがとう」と言われるときに、大きなやりがいを感じると言います。田村は、「音声編集を通じて、ゲストの“本音”や“熱量”を引き出すこと」にやりがいを見出しており、「この人、今、熱が乗ってきたな」と感じた瞬間が嬉しいのだとか。やりがいの形は人それぞれですが、共通していたのは「人と人とのつながりの中で、自分の役割が実感できること」。■ 「自分にとっての良い会社」は、自分を知ることから始まるでは、やりがいを感じられる「良い会社」はどう見つければよいのか。朝日さんは、「まず、自分の幸福を感じる瞬間を明確にすることが第一歩」と言います。「ありがとう」と言われることで満たされる人もいれば、一人でもくもくと開発や研究に打ち込むことが幸せな人もいる。その価値観に合った環境を見つけることが“会社選び”の本質だといいます。「人間関係も良くて、残業もなくて、年収も上げたい」といった“全部盛り”の希望は叶いにくい。むしろ優先順位を決め、自分にとってのコアな価値観を軸に会社を見るべきだという指摘は、転職活動における現実的かつ本質的なアドバイスです。■ 働く意味は「呼ばれた仕事」──転職は“コーリング”である対談の中盤では、「転職とは“コーリング”(神に呼ばれた仕事)」という話題にも。これは田村の持論で、「自分しかできない」と信じられる仕事に出会えたとき、人は“天職”を得たのだと語ります。朝日さんにとってのコーリングは、「すべての責任を自分で背負える社長という立場」。「誰かのせいにできないからこそ、真に自由であり、挑戦が楽しい」と語る姿は、働くことの覚悟と充実感を感じさせます。■ 成長や挑戦の先に「いい会社」はある──楽な環境では育たない「いい会社」に行きたいなら、“ぬるま湯”ではなく、“サウナと水風呂のような環境”も必要だというユニークな例えも登場。暑くてつらいサウナ(=苦しい環境)を経て、水風呂に入るときの爽快感(=達成感)。この「耐える→乗り越える→快感」というサイクルが、仕事でも大事なのでは?と田村は語ります。つまり、「いい会社」とは、ただ居心地が良い場所ではなく、挑戦があり、やりきったと思える経験ができる環境だというメッセージが込められていました。■ 「いい会社に見られる」ために、会社ができること終盤では、「どうすれば会社側が“良い会社”として見られるか?」というテーマへ。朝日さんは、面接の在り方に注目します。「面接官は会社の顔。最も優秀で魅力的な人材を配置すべき」という提言に、田村も深く共感。候補者から見た会社の印象は、面接官の態度や言葉づかいから大きく左右されるのです。また、会社側は「人間らしさ」をもっと出すべきとも。業績や福利厚生といった表面的な情報だけでなく、社員のストーリーや、悩みながらも働いているリアルな声を発信することで、求職者の共感を得られるといいます。■ “いい会社”は、見る目と覚悟のある人がつくる最後に語られたのは、「いい会社を探す」という視点だけでなく、「いい会社に見せる・育てる」という視点を、会社側も持つべきだということ。会社と求職者が“お互いを選び合う”関係になってこそ、本当の意味でのマッチングが成立し、やりがいのある仕事に出会えるのではないでしょうか。「いい会社」とは、“条件”ではなく“価値観と出会い”で決まる。自分の幸せの形を知り、その価値観に誠実な会社を見つけること。そして企業は、「いい会社と思われる努力」を惜しまないこと。この対談には、そんな“働くことの本質”が詰まっていました。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第265回 【対談】転職活動のリアルと進め方について考える
本日は、求職者や転職希望者、再就職希望者等が自身の新たなキャリアを築いたり、より良い就業環境を求め就職先を探したりする為の、転職活動の進め方やポイント、企業側が取り組むべき事や注意点について、グローバル人材の職業紹介事業に携わるユナイテッドワールド株式会社CEOの朝日将さんと語ります。※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。【ハイライト】・2021年の転職活動の現況について・求職者が転職活動をする際の動機・転職希望者が新しい会社に求める事・コロナ禍で転職活動をする上でのアドバイス・各求人媒体を利用する上でのメリット、デメリット・転職活動の理想的な進め方・フルリモート環境でも従業員に成果を出して働いてもらう為には?ゲスト:朝日 将(ユナイテッドワールド株式会社 代表取締役)ミネソタ大学ツインシティー校を卒業後、メキシコ大使館、経営コンサルティング会社、国際連合大学NPO/NGO法人を経てユナイテッドワールド株式会社を創業。「誰もがどこでも働ける世界を」をミッションとして、現在同社のCEOとして、外国籍やバイリンガル日本人といったグローバル人材の人材紹介サービスの事業を展開している。ユナイテッドワールド株式会社様のホームページはこちらです。https://www.unitedworld.jp/過去朝日さんがサニーデーフライデーに出演された回のエピソードはこちらです。第164回【対談】外国人雇用について語るhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946第165回【対談】教えて、あなたの働き方!https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946第176回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(前編)https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501727136第177回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(後編)https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501961090■ 転職希望者は2倍にモテ期?コロナ後の転職市場を読む今回のサニーデーフライデーでは、「転職活動のリアルな進め方」をテーマに、外国籍・バイリンガル人材の紹介を専門とするユナイテッドワールド株式会社代表朝日さんをお迎えしてトークを展開。番組ホストの田村自身も2回の転職経験者という立場から、働き方の変化や「自分らしいキャリア」の描き方を深掘りしていきました。冒頭では、「転職希望者1人に対して求人が2.15件」という最新データを紹介。朝日さんいわく、コロナで求職者が急増した時期を経て、今は徐々に求人も回復基調にあり、今後は競争も再び激しくなると予想されます。■ なぜ転職するのか?― 年齢別に異なる「転職の動機」20代の転職理由の多くは、「この先のキャリアが見えない」「自分の成長イメージが湧かない」といった未来不安型。田村自身も、海外駐在後のキャリアが曖昧だったことから人事の道に興味を持ち、転職を考えたと語ります。一方で30代以降になると、家族や生活に直結する給与・残業時間・柔軟な働き方が重視されるように。つまり転職理由は「理想の働き方」から「現実とのギャップ解消」へと変化していきます。■ 求職者が「理想の会社」に求めるもの転職先に求める条件は人それぞれですが、朝日さんは次のように分析します。成長意欲が高い人ほどベンチャー志向少人数・未整備な組織ほど、自らの裁量が広がりやすく、新しい挑戦が可能。生活安定志向なら大企業コロナ禍のような危機時にも賞与や雇用が安定している安心感は大きい。また、「給料がベンチャーより大企業が高い」とは限らず、“企業規模”ではなく“企業の方針”によって給与体系も異なると指摘。会社の見極めには、求人数の変化や募集の急停止といった“外からの兆し”にも注目が必要です。■ 転職エージェントと求人サイトの正しい使い方ハローワークは今や若年層の利用は少なく、求職者は人材紹介会社や求人媒体、企業の採用ページなど多様な手段を使って活動しています。人材紹介会社を活用する際のコツとして朝日さんが語ったのは、「自分の希望を理解してくれる担当者」を見極めること最初の面談で希望と異なる求人ばかりを紹介されるようなら、担当変更を申し出てもよい“決めたい求人が先”の担当者には要注意(会社都合のマッチングが行われがち)求職者と企業、両者が不幸にならないためにも、信頼できる担当者とパートナーシップを築くことが重要です。■ ホームページは会社の“鏡”だと心得よ会社選びの際にはコーポレートサイトの質も要チェックポイント。社員紹介ページが未整備だったり、「To be continued」のまま止まっている採用ページなどは、情報発信の姿勢に疑問が残ります。朝日さんは「情報量の多い会社は、採用にも真剣。その姿勢が求職者の安心感にもつながる」と語り、企業の“見せ方”が問われる時代になってきているといいます。■ 仕事しながら転職活動はできる?心の切り替え方在職中に転職活動をするのは今や当たり前。朝日さんによれば「9割の転職希望者が働きながら活動している」とのこと。ただし田村のように「今の会社と未来の会社を並行して考えることの難しさ」を感じる人も少なくありません。朝日さんはこれに対して、「本気で転職しようとする時は、気持ちは既に“次”にある。だから、割り切って進めればいい」とアドバイス。転職を“迷い”ではなく“決断”として行う姿勢が重要だと説きます。■ 採用競争時代、企業が持つべき視点とは?求職者にとって企業を選ぶ自由が増す中で、企業側も変化が求められています。フルリモート、年齢不問、外国籍歓迎など“間口の広さ”と“柔軟性”従業員の成果を信頼し、「管理型」ではなく「結果型」へシフト採用活動を単なる“面接”ではなく、「会社の魅力をPRする場」と捉える姿勢田村も「採用は“縁”を結ぶ第一歩。出会えなかったとしても、企業の想いを伝える機会として使ってほしい」と締めくくりました。まとめ転職は、自分の未来を見つけ直すための旅。成功の鍵は、「情報の見極め」と「信頼できる人との対話」にあります。そして企業にとっても、求人票や採用面談はただの選別ではなく“未来の仲間を迎える準備”の時間。採用が双方向のコミュニケーションになった時、真のマッチングが生まれるのかもしれません。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第264回 【対談】求人票の見方のコツを語ろう!
本日は、求職者が就職活動、転職活動をする際に必ずチェックするべき企業の採用・募集要項である「求人票」の見方について、グローバル人材の職業紹介事業に携わるユナイテッドワールド株式会社CEOの朝日将さんと語ります。※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。【ハイライト】・アルバイト経験について語る・求人票の記載事項と注意点について・賃金、試用期間、残業時間、雇用形態の失敗あるあるを語る・求人票から見える会社の社風とは?・魅力的な求人票の書き方のポイントゲスト:朝日 将(ユナイテッドワールド株式会社 代表取締役)ミネソタ大学ツインシティー校を卒業後、メキシコ大使館、経営コンサルティング会社、国際連合大学NPO/NGO法人を経てユナイテッドワールド株式会社を創業。「誰もがどこでも働ける世界を」をミッションとして、現在同社のCEOとして、外国籍やバイリンガル日本人といったグローバル人材の人材紹介サービスの事業を展開している。ユナイテッドワールド株式会社様のホームページはこちらです。https://www.unitedworld.jp/過去朝日さんがサニーデーフライデーに出演された回のエピソードはこちらです。第164回【対談】外国人雇用について語るhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946第165回【対談】教えて、あなたの働き方!https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946第176回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(前編)https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501727136第177回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(後編)https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501961090■ 求人票は「読む」ものではなく「伝える」もの今回のゲストは、外国人・バイリンガル人材に特化した人材紹介会社、ユナイテッドワールド株式会社代表の朝日さん。これまで2回の出演を経て、3度目の登場となる今回は、働き方を考える社労士ラジオのテーマにふさわしく、「求人票の見方・書き方」について徹底的に語っていただきました。朝日さんいわく、求人票とは「会社から求職者へのラブレター」。ところがその“ラブレター”、実は肝心なことが抜け落ちていたり、想いが全然伝わっていなかったりするケースが多いのです。今回の対談では、求人票の基本から魅せ方、そして「書いていないことで損すること」まで、実例を交えながら掘り下げました。■最低限「これだけは書いて!」求人票の基本項目社労士の田村からは、まず求人票に必ず記載すべき項目の確認がありました。「業務内容」「契約期間」「就業場所」「労働時間」「休日」「残業の有無」「賃金」「加入保険」など、法令で定められた内容をまず正確に書くべき。一方で、朝日さんが日々目にしている実務の現場では、「給与応相談」「仕事内容:営業」だけのようなあいまいで伝わらない求人票が多く、求職者の不安やミスマッチにつながっていると指摘します。給与額や残業時間、雇用形態(派遣・業務委託など)は特に明示してほしいポイントであり、「書かれていない=採用に本気じゃない」という印象を与えるリスクがあるのです。■ 求人票を見れば“社風”まで見えてしまう?求人票は、ただの情報提供ではありません。その書き方や情報量から、会社の社風やカルチャーまでもが透けて見えると朝日さんは語ります。特にありがちな例として、求人票がシンプルすぎる(=採用に時間や人手を割いていない)試用期間が長すぎる(=人を見る力がない、責任を回避している)契約社員としての採用を前提にしている(=人を「試用」している意識)といった求人は、「会社側の準備不足」や「求職者へのリスペクト不足」と受け取られる可能性があるとのこと。一方で、詳細な業務内容、キャリアパス、福利厚生などが丁寧に書かれている企業は、それだけで信頼されやすいとも述べています。■ 魅力的な求人票には“差別化”と“具体性”がある数ある求人の中で埋もれないためには、他社と異なる何か=“差別化”が必要だと朝日さんは強調します。年齢制限なし(例:60歳以上も可)フルリモートOK外国籍の方歓迎高年収帯/成果報酬明確といった「おっ」と思わせる特徴をタイトルにも本文にも込めることで、スマホで流し読みする求職者の目に留まる確率が上がります。また、営業職などの「よくある職種」こそ、「どんな営業?」「新規or既存?」「テレアポあり?」「月何件アポ?」といった“具体的な働き方”を明記することで応募意欲が高まる**と語りました。■ 求職者の“未来”を見せる情報設計を今回、田村が強く主張していたのが、「求人票は“面接のための通過点”ではなく、“入社後の活躍”を描く資料であるべき」という視点です。そのために、キャリアパス(入社1年後、3年後のイメージ)社内異動の可能性や実績働き方の選択肢(時短・副業・リモート)育成体制・フォロー制度など、「入社した後の生活がイメージできる情報」を記載することが、求人票の価値を大きく引き上げると提案されました。■ 情報量=誠意。だから“手を抜かない”最後に、朝日さんは「情報が多いほど信頼される」と改めて強調しました。「企業からの一方的なアピールではなく、相手に“選んでもらう”ための情報提供という姿勢が大事です」そして田村も、「求人票は会社からのラブレター。思いが伝わらなければ、返事はもらえない」と締めくくりました。まとめ求人票の作成は、単なる“採用業務の一部”ではなく、企業の本気度が試されるブランディングツールです。時給や勤務地だけではなく、「なぜこの会社で働くべきか」「どんな人生設計が描けるか」を伝える求人票こそ、求職者の心を動かします。採用担当者にとっても、仕事探し中の方にとっても、「求人票を見る目・書く目」を鍛えるヒントが詰まった対談でした。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第263回 【対談】仕事と遊びに今から全力で取り組めば充実した人生に繋がる!(後編、ゲスト:オルケスタ税理士法人代表 山下久幸さん)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶコーナー『教えて、あなたの働き方!』 今回のゲストは前回の続きで、福岡県福岡市を拠点に海外取引や資金調達が得意な税理士法人の代表として幅広く活動され、ポッドキャスト『会社と社長のお金を増やすラジオ』のパーソナリティーとしても活躍されているオルケスタ税理士法人代表社員の山下久幸さんと対談します。 ポッドキャスト『会社と社長のお金を増やすラジオ』では、会社と社長の「お金」をテーマに、健康作りや時間の有効活用術、人生を生きていくためのライフハック等、ある意味会社経営、はたまた人生を生きていく上で大事なものである「お金」に関わるお話を配信されています。今回は今までの仕事のご経験と、独立から法人化までの経緯や、働き方で大事にしている事、またポッドキャスト配信の秘訣を山下さんから色々とお聞きしたいなと思います。※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。 【ハイライト】 ・今後の税理士としてのお仕事の野望や目標について・「顧問税理士」が無くなっていく社会について語る・オルケスタ税理士法人様の事業概要や業務分野について・山下さんの働き方のスタイルや大事にしている事について・ポッドキャスト配信の極意や秘訣を語る・若者がキャリア形成を行っていく上で大事な事・日本人の仕事観について語る本エピソードの前編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000537627183オルケスタ税理士法人様の会社HPはこちらです。 https://orquestax.com/office ポッドキャスト『会社と社長のお金を増やすラジオ』のリンクはこちらです。 https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889 『会社と社長のお金を増やすラジオ』に田村がゲスト出演した回のリンクはこちらです。#301 人事労務シリーズ1回目 残業代、有給、給与で気をつけることhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889?i=1000536673885#302 人事労務シリーズ2回目 解雇・退職・パワハラなど気をつけることhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889?i=1000536798305#303 人事労務シリーズ3回目 採用・教育についてhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889?i=1000536918846#304 人事労務シリーズ4回目 助成金・社労士の仕事についてhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889?i=1000537034991山下久幸さんのTwitterアカウントはこちら(@yama1205)です。ゲストプロフィール:山下久幸さん九州産業大学商学部卒業後、税理士を目指し、大・中・小の税理士事務所での経験を積み、年商数百億円の上場企業から赤字経営の個人商店まで、様々な規模・業種を担当されました。2010年に税理士試験合格後、翌年の2011年に念願の税理士登録と同時に、即独立開業されました。2018年5月にオルケスタ税理士法人を設立され、海外取引や資金調達が得意な税理士事務所として幅広く活動されています。また現在、ポッドキャスト『会社と社長のお金を増やすラジオ』のパーソナリティーとしても活動されています。■「顧問税理士制度はいらない」? 業界常識を疑うところから始める福岡を拠点とするオルケスタ税理士法人代表・山下久幸さんが語ったのは、業界の根幹を揺るがすような言葉――「顧問税理士なんて本当はいらないんじゃないか」。これは、スタートアップ企業の立場に立ったときに湧き出た疑問でした。起業したてのタイミングで、月3〜5万円、年間で数十万円の顧問料を払う合理性があるのか?そもそも相談しない月にまで費用を発生させる“顧問契約”という形式自体に、疑問を抱くようになったと言います。今後は、「必要なときにスポットで相談」というスタイルにシフトし、税理士業界の当たり前を揺るがしたい。そのために山下さんが続けているのが、ポッドキャスト、YouTube、Kindle出版などを通じた「最低限の税知識の可視化」です。■「顧問料がなくても食える税理士」になるためにとはいえ「顧問料がなくなったら食べていけない」というのが、税理士業界の本音。しかし山下さんは、「それは甘えだ」と言い切ります。安定収入に胡坐をかいて営業努力を怠れば、いずれ他業種に取って代わられる。「Airbnbがホテルを変え、Uberがタクシーを変えたように、税理士業界にもイノベーションは来る」と山下さんは語ります。だからこそ、“顧問に頼らない働き方”を自ら体現することが必要だとし、日々情報発信や新しい仕組みづくりに挑戦しているそうです。■なぜ「海外税務」と「資金調達」を専門にしたのか?法人設立以降、山下さんは「海外税務」と「資金調達支援」を2本柱としています。海外税務については、福岡・九州エリアに専門家が少なく、相談件数が集中した経験からニーズを確信。「穴場だったから始めただけ」という言葉に謙遜は見えますが、実際には、海外展開企業との接点が山下さん自身の好奇心と行動力に火をつけたことが理由だと語られました。一方で資金調達については、「黒字倒産を防ぐには“利益”より“キャッシュ”」という信念があり、経営者の資金繰り支援に喜びを感じているそうです。企業の将来を共に設計し、「○年後にこれだけ残す」という資産設計まで行うのが、山下流のサポートスタイルです。■自由度を高める「健康・時間・お金」の3軸山下さんが働き方において何より大切にしているのは、「健康・時間・お金」の3つの自由度。この3つが揃えば、人生の幸福度は99%まで上がると断言します。「店舗型のビジネスではなく、時間に縛られない働き方を選んでいる」と語る山下さん。仕事を軸に自由を拡張していくことで、ポッドキャストやセミナー、旅行、家族との時間もすべて両立できるようになると話していました。特に印象的だったのは、「人生のゴールは“墓場”。だからそこまでをどう楽しむかを逆算して生きる」という発言。将来を見据えたライフプランを緻密に組み立てる姿勢は、まさに“お金のプロ”としての生き方でした。■ポッドキャスト配信は“税務知識習得”の第一歩ポッドキャスト配信を始めたのは2020年。きっかけはコロナ禍での情報発信ニーズでしたが、今ではほぼ毎日配信されており、「顧問税理士がいなくても経営判断できるような“最低限の知識”を広めたい」という明確な目的に基づいています。「難しい話はYouTube、日常に近いテーマは音声で」と、媒体によって使い分ける発信設計も行っているとのこと。自身もポッドキャストで育ったからこそ、誰かの“耳の先生”になることを目指して続けているそうです。■若い世代へのメッセージ:「将来を見て、今の行動を決めよう」最後に、若い世代へのメッセージとして山下さんが強調したのは、「今の給料や評価ではなく、将来どうなりたいかで“今”を選べ」という考え方でした。転職や職種変更はどんどんすべきだし、迷ったら「過去の自分が好きだったこと」を掘り起こしてみるのがいい。山下さん自身、「金勘定が好きだった」「自由な働き方をしたかった」といった幼少期の感覚が今に繋がっていると振り返ります。山下久幸さんの生き方・働き方から見えてくるのは、“自由”を軸に仕事を再構築したいという強い意志でした。そのための実践として、情報発信・専門分野の特化・ライフプラン設計という多角的な戦略を展開しています。税理士という枠にとらわれず、「自分の人生を自分で選ぶ力」を多くの人に届けようとする姿勢は、これからの時代を生きるすべての働く人にとってのヒントになるはずです。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!
第262回【対談】お金と時間が自由に使える人生を送るためには?(前編、ゲスト:オルケスタ税理士法人代表 山下久幸さん)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶコーナー『教えて、あなたの働き方!』 今回のゲストは、福岡県福岡市を拠点に海外取引や資金調達が得意な税理士法人の代表として幅広く活動され、ポッドキャスト『会社と社長のお金を増やすラジオ』のパーソナリティーとしても活躍されているオルケスタ税理士法人代表社員の山下久幸さんと対談します。 ポッドキャスト『会社と社長のお金を増やすラジオ』では、会社と社長の「お金」をテーマに、健康作りや時間の有効活用術、人生を生きていくためのライフハック等、ある意味会社経営、はたまた人生を生きていく上で大事なものである「お金」に関わるお話を配信されています。今回は今までの仕事のご経験と、独立から法人化までの経緯や、働き方で大事にしている事、またポッドキャスト配信の秘訣を山下さんから色々とお聞きしたいなと思います。※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。 【ハイライト】 ・山下さんが大学を卒業して税理士を目指されたきっかけ ・税理士試験合格の為の秘訣 ・税理士試験に合格するための勉強方法 ・大・中・小の税理士事務所での勤務のご経験について・独立しようと思った経緯と税理士法人化までの道のり・山下さんが税理士法人代表として意識されている事本エピソードの後編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000537871220オルケスタ税理士法人様の会社HPはこちらです。 https://orquestax.com/office ポッドキャスト『会社と社長のお金を増やすラジオ』のリンクはこちらです。 https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889 『会社と社長のお金を増やすラジオ』に田村がゲスト出演した回のリンクはこちらです。#301 人事労務シリーズ1回目 残業代、有給、給与で気をつけることhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889?i=1000536673885#302 人事労務シリーズ2回目 解雇・退職・パワハラなど気をつけることhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889?i=1000536798305#303 人事労務シリーズ3回目 採用・教育についてhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889?i=1000536918846#304 人事労務シリーズ4回目 助成金・社労士の仕事についてhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1541108889?i=1000537034991山下久幸さんのTwitterアカウントはこちら(@yama1205)です。ゲストプロフィール:山下久幸さん九州産業大学商学部卒業後、税理士を目指し、大・中・小の税理士事務所での経験を積み、年商数百億円の上場企業から赤字経営の個人商店まで、様々な規模・業種を担当されました。2010年に税理士試験合格後、翌年の2011年に念願の税理士登録と同時に、即独立開業されました。2018年5月にオルケスタ税理士法人を設立され、海外取引や資金調達が得意な税理士事務所として幅広く活動されています。また現在、ポッドキャスト『会社と社長のお金を増やすラジオ』のパーソナリティーとしても活動されています。■「自由業で年収3000万」に惹かれた大学生が、税理士を目指すまで今回の「サニーデーフライデー」は、福岡のオルケスタ税理士法人代表・山下久幸さんをゲストにお迎えしました。堅そうで真面目な印象を持たれがちな税理士業界にあって、ポッドキャストやYouTubeなどを通じて自由でオープンなスタイルを発信される山下さん。その飾らない語り口から、資格取得の裏側、独立後の葛藤、事務所運営の哲学が赤裸々に語られました。山下さんのキャリアは「自由業で年収3000万円」というキャッチコピーの本を手に取ったことから始まりました。もともと商業高校出身で、簿記に多少の馴染みがあったこともあり、「なんとなく合ってるかも」と思ったのが税理士の入口だったと言います。■9年越しの税理士試験合格。働きながら勉強するという選択税理士資格取得までにかかった時間は実に9年。その道のりは決して順調ではありませんでしたが、「働きながら学ぶ」スタイルが実務とのリンクを生み、結果的に記憶に定着しやすくなったと振り返ります。とくに印象的だったのが、「机に向かう習慣をつけること」「本番の試験環境をシミュレーションすること」という徹底した“試験体質”の作り方。さらには勉強法を学ぶための読書を重視し、「本を読まないから時間が足りなくなる」とまで言い切る山下さんの言葉には説得力がありました。■独立のきっかけは、クビ!?――預金5万円からのスタートアップ資格取得後は複数の税理士事務所で経験を積み、最終的に2011年、東日本大震災の直後に独立。しかし、預金残高はわずか5万円。最初の報酬はセミナー講師の謝礼1万円だったそうです。独立のきっかけは、価値観の違いによる“事実上のクビ”。「このまま雇われていても誰の得にもならない」と覚悟を決め、スタートを切った山下さんの姿は、結果として「背中を押された」と前向きに捉えられていました。■法人化の鍵は「多様性」と「対等な関係性」2011年の独立から7年後、2018年には法人化へ。そこには「一人では限界がある」「自分にない視点を取り入れる」という気づきがありました。現在のパートナーとは上下関係を作らず、役割を分担しながら、対等な立場で仕事を進めているそうです。こうしたスタンスの背景には、山下さんが若い頃から一貫して持っていた「上下関係が苦手」という価値観があります。高校の部活での理不尽な上下関係が嫌だった体験から、夫婦関係でもビジネスでも、「フラットで台頭な関係性」を大事にされているのが印象的でした。■遊び心が続ける力になる。だから、発信する。税理士として20年近くのキャリアを積んできた山下さんですが、仕事を続けてこられた秘訣は「遊び心」だと言います。日々の決算業務や税務処理はルーチン化しがちですが、それに加えて、ポッドキャスト、YouTube、執筆、セミナーといった“上積み”の活動が、仕事への楽しさや学びをもたらしてくれるそうです。また、そうして発信してきたことで「似た波動の人が自然と集まってくる」とも語っており、クライアントや仲間に恵まれる理由もここにあるのかもしれません。■資格や実務だけでなく、「人との関係性」にも自分らしさを今回の対談を通じて浮かび上がったのは、「資格取得」や「法人化」といったハードスキルだけでなく、人間関係の作り方や働き方そのものへの価値観でした。「一人で背負わなくていい」「対等に支え合えばいい」「遊び心がないと続かない」――これらの言葉は、税理士に限らず、すべての専門職や独立志望者にとってのヒントになるはずです。山下さんの生き方は、“資格職”に抱かれがちな堅苦しいイメージを軽やかに飛び越え、自由で、実直で、仲間思い。これからの士業のあり方を考えるうえで、極めて示唆に富んだ時間となりました。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第261回【対談】世界の駐在員から(レバノン 後編)
日本を飛び出して世界各国で働く方に現地レポーターとして出演いただき、 海外での生活やホットな話題、耳よりな情報、はたまた海外で働く上でのアドバイスをお聞きし、海外での働き方や暮らし方のリアルについて知って頂くコーナー『世界の駐在員から』 今回のゲストは、前回の続きで、レバノンの駐在員をお呼びし、海外駐在のリアル、現状について語ります。 *リスナーの皆様が音声が聞き取れる程度まで最大限編集をさせていただきましたが、音声が若干聞きにくい所があります。 【ハイライト】 ・最近あったレバノンでのびっくりニュース ・ベイルート爆発事故以後の現状 ・レバノンでのコロナにおける生活の様子 ・レバノン駐在であったら便利!日本で買っておくべきだった物 ・レバノンに来てびっくり!日本で買えないこんな商品 ・最近あったびっくりした話 ・住んでみて日本と違うなと思った事、一緒だなと感じた事本エピソードの前編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000536884443■停電22時間、月給4,000円──経済危機の中で暮らす日常今回の「サニーデーフライデー」では、レバノン在住の日本人ゲスト、ハルームさんとアシタさんをお招きし、中東レバノンの“現実”を赤裸々に語っていただきました。2023年現在、レバノンではレバノン電力からの供給は1日わずか2時間、あとの22時間はジェネレーターでまかなう生活が常態化。しかしそのジェネレーターも故障すれば、電気も水も使えない生活に直面します。さらに驚くべきはその給与水準。月給はたったの4,000円相当。かつては450ドルだった最低賃金が、為替崩壊により13分の1以下に暴落。ゴミをあさる人、食料配給を求める人が日常的に存在する、“国ぐるみの生活困窮”の中にある現実を語ってくれました。■爆発事故からの復興と、止まらない「誰も責任を取らない社会」2020年8月に発生したベイルート港の大爆発事故。その爪痕は今も残り、周囲2km以内の建物のガラスはすべて吹き飛び、倒壊した建物は今なお修復されていないとのこと。NGOや国際支援により一部は復興が進んでいるものの、「誰が責任者か分からない、誰も責任を取らない」という風潮が根強く、問題解決は一向に進みません。この構造に対し、ハルームさんは「日本にも同じような空気を感じる」と指摘。コロナ禍での政策の矛盾や、説明責任を回避する姿勢など、レバノンと日本の共通点が浮き彫りになりました。■“変わらない政治”と、希望を見出す市民の力2019年の大規模デモ以降も政治体制はほとんど変わらず、若者の失望感も強い一方で、市民の間では復興や地域連携を通じたポジティブな動きも広がっています。「悪い面だけを見れば絶望だが、いい面に目を向ければ、人の強さや希望も確かに存在している」という言葉が印象的でした。■言語力、気前、そして「人との距離の近さ」に学ぶことレバノン人は一般的に3か国語(アラビア語・フランス語・英語)を話し、場合によってはスペイン語やポルトガル語も操るマルチリンガル国家。中学生でも日常会話を複数言語でこなす姿には、日本とは違う教育観・言語観が見えます。また、人と人との距離の近さも特徴的。レストランでは割り勘よりも「次は私が払うから、また会おうね」と“借りを通じた信頼関係”が重視されており、日本のドライな金銭感覚とは対照的です。さらに、バルコニーで家族とコーヒーを飲む時間、週末に家族で過ごすゆとりなど、“働くために生きる”のではなく、“生きるために働く”という価値観が根付いていることも語られました。■買ってよかった日本グッズ、レバノンで買えないものハルームさんが「買ってよかった」と挙げたのは、無香料の虫よけスプレー。レバノンでは網戸がなく、蚊も多いため、日本製の虫よけは非常に有効だとか。一方、レバノンで手に入らないものの一つが「体型カバーできる女性向けファッション」。現地の洋服はモデルのような体型を前提としたものが多く、「日本のユニクロがレバノンに来てほしい」との声も。また、歯ブラシが1本1,000円以上、豆腐が3,000円以上という物価事情にも驚かされました。■「レバノンの方が、日本より豊かかもしれない」と思った瞬間最後に語られたのは、「レバノンの方が人間らしい時間の使い方ができている」ということ。日本ではマニュアル通りの接客、長時間労働、無個性な挨拶が当たり前になりがちですが、レバノンでは人と人が“人間”として向き合う空気があります。「このままでは日本も、30年後にレバノンと同じ問題に直面するかもしれない」と語るアシタさんの言葉には、“他国の困窮”を他人事にしない視点が込められていました。経済危機の国に住むということ、日本へのまなざし24時間停電、月給4,000円の生活。レバノンの状況は決して楽観できるものではありません。しかしその中で、家族を大切にし、言語を学び、人とつながり続ける人々の姿には、私たちが忘れかけた「豊かさ」がありました。海外で暮らすからこそ見えてくる日本への違和感と可能性。今回の対談は、「日本をより良くするために、世界から学ぶ」という気づきに満ちた時間でした。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第260回【対談】世界の駐在員から(レバノン 前編)
日本を飛び出して世界各国で働く方に現地レポーターとして出演いただき、 海外での生活やホットな話題、耳よりな情報、はたまた海外で働く上でのアドバイスをお聞きし、海外での働き方や暮らし方のリアルについて知って頂くコーナー『世界の駐在員から』 今回のゲストは、レバノンの駐在員をお呼びし、海外駐在のリアル、現状について語ります。 *リスナーの皆様が音声が聞き取れる程度まで最大限編集をさせていただきましたが、音声が若干聞きにくい所があります。 【ハイライト】 ・レバノンってどういう国? ・レバノン人は何食べるの? ・レバノンのおススメの観光スポット ・レバノン人が世界各地にいる理由 ・レバノンの日本人街はあるか? ・これってレバノンだけ?レバノン人の生活習慣 本エピソードの後編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000537125981■世界の駐在員から〜第3回・レバノン編へようこそ「サニーデーフライデー」の人気コーナー「世界の駐在員から」。第3回目のゲストは、中東レバノン在住のハルームさんとアシタさん。イスラエル・シリアと国境を接する小国ながら、多宗教・多言語・多民族が共存し、ヨーロッパと中東の文化が混じり合うこの国の魅力と課題について、現地からのリアルなレポートが届けられました。■インフレ率1000%超え?揺れる経済と物価高騰の実態レバノンでは、2019年以降に急激なインフレが進行。1ドル=1,500レバノンポンドだった為替レートが、現在は1ドル=19,000ポンド超に。現地通貨の価値が急落するなか、物価は日本と変わらないレベルまで上昇しており、失業率の増加も深刻です。一方で、外貨(米ドルや円)を持つ旅行者にとっては、割安に感じることも多く、為替次第で“お得な旅先”にもなり得るとのことでした。■パンとチーズとザクロの国──レバノンの食文化とはレバノンの食文化は、中東と地中海の香りが融合したユニークなもの。代表的な食材は「ハルームチーズ」。オリーブオイルで焼いてサラダにしたり、ナッツを合わせて食べたりするのが一般的。また、パンを包んで焼いたミートパイや、ザクロソースをかけたトマトとルッコラのサラダ、ベーコンサラダなども人気で、野菜とオリーブオイルを多用した健康的な料理が多いのも特徴です。■遺跡と海とスキー場──1週間で巡る絶景ルートレバノンは小国ながら、観光資源は非常に豊か。ローマ時代のバールベック神殿や、海沿いの古代劇場跡、さらにはスキーが楽しめる山岳地帯まで揃う、まさに“中東のスイス”。都市ベイルートや古都トリポリ、地中海に面した港町ジュベイルなどを組み合わせれば、1週間で文化・自然・食すべてが味わえる旅が可能です。■3ヶ国語を日常的に話す、多言語国家のリアルレバノンでは、多くの人がアラビア語・フランス語・英語の3言語を話すことが当たり前。学校のカリキュラムでも2言語教育が基本で、日常会話でも言語が混在するのが普通とのこと。特に都市部では、英語だけでほぼ生活が成り立ち、外国人にとってもコミュニケーションの壁は少ないようです。■「日本人=アニメと寿司」のイメージが浸透中レバノンでは日本のアニメが大人気。40〜50代の大人から子どもまで、「グレンダイザー」など昔のアニメ作品を知っている人が非常に多いそうです。現地には80人ほどの在留日本人がいるものの、寿司レストランは至るところに存在し、ラーメン店も本格派が増えているなど、日本食文化の人気も浸透しています。■自由で混在する文化と、根深い労働課題ハルームさんとアシタさんは、レバノン社会の明るい面だけでなく、家事労働者の人権問題や、スポンサー制度の弊害など、社会構造に起因する課題にも触れました。外国人メイドが家から出られずパスポートを取り上げられるといったケースは、例えば、日本の技能実習制度にも通じる課題として警鐘を鳴らしていました。■週末は“山の家”へ──中東らしくない!?週末文化と生活スタイルレバノンでは週末になると「別荘」のような“マウンテンハウス”へ移動して自然を満喫する人も多く、日帰りで実家に戻るライフスタイルが定着しています。都市と田舎が近いことによる、ゆるやかな生活のリズムが魅力の一つ。さらに、夜型文化も特徴的で、友人との夕食は22時以降、平日でも深夜まで交流が続くことが多いとのことでした。レバノンの“複雑さ”は、世界を知る入り口になる今回の対談で浮かび上がったレバノンは、「宗教」「言語」「歴史」「経済」「食」「観光」など、多くの要素が混在した国。中東のなかでも特に多様性が際立っており、日本では想像しにくい複雑な社会をリアルに知ることができました。物価上昇や政治的混乱などの厳しさがある一方で、豊かな文化と人々の強さ、そして意外な親日感情が感じられるエピソードに満ちた回でした。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第259回 【対談】就業規則を作成する真の意義と目的について(後編)
今回は前回の続きで、就業規則を作成する上で注意すべき点や、就業規則があるからこそ会社が良くなるメリットや重要性に関してお話致します。また就業規則を作成する上で是非とも社会保険労務士に依頼する事が重要である理由や裏話に関して等若手実務家社労士と語りました。 【ハイライト】 ・就業規則に記載しなければならない事項について ・遅刻無断欠勤、無駄な残業、休職等のよくある社内トラブル対策 ・就業規則作成の具体的な手順 ・モデル就業規則と社労士の関わり ・就業規則=サグラダファミリア論 ・経営者や会社を守る唯一の盾とは?本エピソードの前編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000536162692■ 従業員1人でも“就業規則”は作るべき理由今回のテーマは、「従業員を雇ったら始める就業規則作成のすすめ」。法律上は常時10人以上の労働者を使用する事業場で就業規則の作成が義務づけられていますが、田村とオオタワさんは「たとえ1人でも雇ったら作成を始めた方がよい」と強調します。なぜなら、就業規則は“企業と社員が共に働くためのルールブック”であると同時に、“会社を守る最後の盾”にもなるからです。トラブルや不測の事態が起きた時、何も書かれていなければ会社は無防備。だからこそ、早期に取り組むべきなのです。■ 絶対に書くべき内容と“会社に合わせて決める”項目とは?就業規則には「絶対的必要記載事項」と「相対的必要記載事項」があります。絶対的なものは、労働時間・賃金・休日・退職など、雇用契約書にも書かれている基本項目です。一方、相対的なものは「会社としてルール化しているなら明記が必要」という項目で、賞与や退職金、懲戒、表彰などが含まれます。このように、“最低限書かねばならない内容”に加えて、“会社にとって重要な運用ルール”を追加していくことで、初めて就業規則は機能するのです。■ トラブルは起きてからでは遅い――事前の備えとしての意義就業規則の最大の役割は、「グレーなトラブル」に対処するための“基準”を持つことです。たとえば、無断欠勤や遅刻、過度な残業申請、あるいは長期の病気による休職など――法律に明確な定めがない状況にどう対応するかは、就業規則次第。休職(病気等での長期休業)の取り扱いもその一例です。保険証の問題、復帰判断のタイミング、退職扱いの線引きなど、就業規則がなければ会社は曖昧な対応しかできず、大きなトラブルの火種になります。■ 作成の進め方と“就業規則は永遠に未完成”オオタワさんが語る作成プロセスは、「現場を徹底的に観察し、働き方を想像しながら文字に落とす」こと。一度完成させたら終わりではなく、第2弾、第3弾と改訂していくことが重要だと述べます。また、就業規則は一部の人でこっそり作るのではなく、できる限り従業員と一緒に作り、意見を募る姿勢が大切。配布・周知は義務であると同時に、“みんなでつくった感”を生むことが組織への浸透にもつながります。■ モデル就業規則は“土台”に過ぎない。プロと作る理由とは?厚労省が公開しているモデル就業規則は便利なツールですが、すべてを真似するのは要注意。法律を上回る努力義務まで含まれており、一般企業で現実的に運用できるとは限りません。だからこそ、就業規則作成は社労士との対話を通じて、現実に即した内容にカスタマイズしていくことが肝心。オオタワさんは「就業規則はスポットで作るものではなく、顧問契約で時間をかけて作るべき」と語り、継続的なメンテナンスこそがリスクヘッジにつながると強調します。■ 最後に──就業規則は会社の“盾”であり“鏡”田村とオオタワさんが強調したのは、「就業規則は完璧にはならない。永遠の未完成でよい」という考え方です。法改正・社員構成・価値観の変化に合わせて柔軟に見直し、ブラッシュアップし続ける。そのプロセスが、会社の文化や理念を形にしていく営みでもあるのです。「就業規則は会社と経営者を守る“盾”であり、理念や価値観を映す“鏡”でもある」。そんな一言で締めくくられた今回のトークは、すべての経営者にとって大切なヒントを含んでいました。~お知らせ~ サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。 人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。 話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。 パーソナリティー:田村陽太 産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。 カバーアート制作:小野寺玲奈 サニーデーフライデーはTwitterをやっております。 アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください! またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください! ↓↓↓↓↓ bit.ly/3gbygo1 公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい! また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第258回 【対談】従業員を雇ったら始める就業規則作成のススメ!(前編)
今回は従業員を雇用する会社の働き方のルールである「就業規則」について取り上げます。就業規則作成・届出における会社が守らなければならないルールや、就業規則にまつわる会社内での良く発生するトラブルやその解決策等に関して社労士×社労士で語りました。 【ハイライト】 ・(宿題)副業先と残業代支払義務について ・就業規則とは何か? ・就業規則の届出と基本的な注意点 ・就業規則の効力発生要件とは? ・就業規則の意見書トラブルあるある ・就業規則や各種規定の種類について本エピソードの後編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000536404850■「副業で残業50時間」その残業代、誰が払う?今回の前半テーマは「副業・兼業時の割増賃金の支払い義務」について。オオタワさんは、労働者が複数の勤務先で働いた際に、週40時間を超える労働分の割増賃金は“後から労働契約を締結した会社”が支払うことになると、厚労省のQ&Aに基づいて解説しました。例えば、大学時代のバイト先の契約が切れずに正社員になった場合、新たな正社員先が「後から契約した会社」となり、割増賃金支払いの対象になることも。このようなケースを避けるためには、採用時に過去の勤務状況を確認することや、入社時の誓約書で職務専念義務を明確にすることが大切だと指摘しました。■就業規則は「1人目の雇用」から考えるべき就業規則は労働基準法で「常時10人以上の労働者を使用する事業場」に作成が義務づけられていますが、田村は「従業員1人でも作るべき」と主張。なぜなら、労働トラブルが起きたときに会社を守る“根拠”になるのが就業規則だから。たとえば遅刻や無断欠勤が続く社員に対し、規則がなければ解雇や減給といった懲戒は法的根拠を持たず、逆に訴訟リスクが高まります。■作成だけで終わらない「届け出」と「周知」の義務就業規則は作って終わりではなく、労働基準監督署へ「遅滞なく」届け出ることが必要です。また、それ以上に重要なのが「従業員への周知」。イントラネット上で閲覧可能にしたり、紙で常備するなどの対応が求められます。さらに、就業規則が有効となるには、「社会通念上合理的な内容」であることも要件の一つ。たとえば「鬼滅手当」など、偏った社長の趣味に基づく不合理な規定は、裁判で無効となる可能性が高いという注意喚起もされました。■労働者代表の“正しい選任”を忘れずに就業規則の届け出には「労働者代表の意見書」が必要ですが、この代表者の選び方が適切でないと就業規則自体の効力が否定されることもあるとオオタワさんは指摘。実際に「社長が親しい社員にお願いして形式的に意見書を書かせた」ケースでは、就業規則の効力が無効とされ、未払い賃金の支払い命令を受けた事例も。代表者は民主的な手続きで選出し、意見も正当に扱うべきです。■就業規則は“合理的な分冊管理”と“定期的な見直し”を就業規則は、賃金規程・育児介護休業規定・車両規定などに分冊化することで運用しやすくなります。内容が膨大になると周知が難しくなるため、使いやすさの面でも整理が必要です。また、法改正や社内トラブルが起きた際には、その都度見直しを行うことが重要。田村は「第1版で完成する就業規則はない。第90版、第100版とアップデートしていくべき」と述べました。■社労士と“共に作る”ことが、最大のリスクヘッジ就業規則を“作るだけ”ならモデル就業規則を流用するのも可能ですが、実務的な妥当性や運用面のリアリティを担保するには、やはり社労士との対話が不可欠です。オオタワさんは「就業規則のスポット依頼は本音では避けたい。会社の文化や風土を理解したうえで継続的に伴走しながら作るべき」と、顧問契約での長期支援の意義を語りました。■まとめ:就業規則は“盾”であり“鏡”である最後に田村は、就業規則の本質について「経営者を守る“盾”であり、会社の価値観を映す“鏡”でもある」と語りました。労働法の多くが従業員を守るためのものであるなかで、会社を守ることができる唯一の文書が就業規則。トラブルが起きてからでは遅いため、「いらないときにこそ作る」ことの重要性が、今回の対談を通じて繰り返し語られました。~お知らせ~ サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。 人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。 話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。 パーソナリティー:田村陽太 産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。 カバーアート制作:小野寺玲奈 サニーデーフライデーはTwitterをやっております。 アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください! またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください! ↓↓↓↓↓ bit.ly/3gbygo1 公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい! また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第257回 【対談】コロナ後の人材確保と定着に必要な事は何かを語る(後編)
今回は、サニフラおたよりフォームから応募がありました、ラジオネーム ジャイ子の娘はジャイ美さんからのテーマを取り上げております。前回の続きでコロナ禍の人材確保や若手社員の定着の上で必要な事、そして環境保護やSDGsを意識した企業活動の取組に関して等、若手実務家社労士と語りました。【ハイライト】・企業が高卒採用や高校生を募集する上でのポイント・SDGsと企業ブランディングについて・チェーンカフェvs純喫茶・人々の嗜好とコミュニケーションの変化・高校生を雇用する上での労基法上での注意点・学歴社会に代わる良い日本の組織とは?・人物本位の人材採用の流れについて本エピソードの前編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000535309821■ スタバが高校生バイト・高卒社員を採用開始!その背景と狙いとは?スターバックスが高校生アルバイトと高卒社員の登用を本格化したというニュースを受け、田村とオオタワさんはその意義と背景を深堀りしました。2000店舗体制に向けた人材確保という経営戦略の一環であると同時に、若年層の価値観や感性をサービスや商品開発に取り入れるための布石ともいえます。高校生にとって“スタバで働く”というのは憧れの対象でもあり、企業側にとってもブランド力と接客品質を保ったまま新たな労働力を得られるという、双方にとってプラスの取り組みと分析されました。■ スタバが若者を惹きつける理由とは?商品・空間・ブランドの魅力スターバックスはフラペチーノの季節限定戦略や、地域に合わせた内装デザイン(例:福岡・太宰府の和風スタバ)など、若者の心を掴む工夫を常に凝らしています。さらに、環境意識の高いグッズ展開(シリコンストローやご当地マグカップなど)や、選べるカップや紙ストローといった細やかな選択肢も消費者の共感を得る要因です。これらの要素が「ここで働きたい」「ブランドの一員になりたい」と思わせる仕掛けになっていると太田さんは語りました。■ チェーン vs 純喫茶──“居場所”としてのカフェの変化番組後半では、田村の“純喫茶愛”にも話題が広がりました。スタバのようなチェーンが「第三の場所」としての役割を果たす一方で、純喫茶には「人と人との偶発的な出会い」や「マスターとの交流」といった個人経営店ならではの魅力があると語られました。しかし、現代社会では利便性や一定品質を求める傾向が強く、人々の思考や選択が均一化されている点が、純喫茶文化の衰退にもつながっているのではという意見も。■ 高卒社員の強みと可能性──「現場経験の深さ」が未来をつくる高校卒業後すぐに就職することで得られる「現場経験の長さ」は、大卒にはない武器になると両氏は強調。たとえば、高校からスタバで働いた人材は、20代後半にしてすでに10年近くの現場経験を持ち、エリアマネージャーや商品開発担当への道も開かれるのです。また、スタバが採用制度を一本化し、学歴によらないキャリアアップが可能になったことも大きな意義があると評価されました。■ 学歴は本当に必要?「安心材料」としての日本的採用構造の課題大卒偏重の採用慣行についても深く議論が行われました。企業が“学歴”を重視する背景には、採用責任を回避したい人事部門の思惑や、エビデンス(証明材料)として使いやすい点があるとオオタワさんは指摘。個々人の能力やモチベーションではなく、誰もが納得する“無難な指標”として学歴が使われてしまうという現実が語られました。その意味で、スターバックスのように「人物重視」「現場力重視」の採用姿勢は、今後の日本社会のあり方をリードするモデルになる可能性があります。■ スタバに望む環境施策と社会的責任──“レシートいらない”提言も!最後にはスターバックスへの“環境改善提言”も飛び出しました。豆の量り売り、レシートの電子化、容器持参の促進など、サステナブルな取り組みをさらに進めてほしいという声が上がります。スタバが「リーディングカンパニー」として消費行動と働き方の未来を牽引する存在であることに、改めて注目が集まりました。■ 高校生の採用は「未来の担い手」結論として、高校生の雇用拡大は“人材不足の代替”というより、スターバックスが若い世代の感性と成長可能性に本気で期待している表れです。今後ますます進む人材の多様化・柔軟化の中で、「年齢」や「学歴」にとらわれない採用の形を、スタバが一つのモデルとして社会に示し始めた、という印象的な回でした。~お知らせ~ サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。 人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。 話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。 パーソナリティー:田村陽太 産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。 カバーアート制作:小野寺玲奈 サニーデーフライデーはTwitterをやっております。 アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください! またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください! ↓↓↓↓↓ bit.ly/3gbygo1 公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい! また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第256回 【対談】企業の高卒採用と高校生アルバイト活用について(前編)
今回は、サニフラおたよりフォームから応募がありました、ラジオネーム ジャイ子の娘はジャイ美さんからのテーマを取り上げました。高校生アルバイトの確保や高卒採用に踏み切る飲食店の戦略について、将来的な雇用の行方を交えて社労士×社労士で語りました。【ハイライト】・スターバックスで働くと就活に有利って本当?・高卒採用と高校生アルバイト活用について・高校生バイト採用が今後主流となる背景・高卒採用を進める上での企業のメリット・日本の学歴社会とキャリア教育について・環境によって人は変わる本エピソードの後編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000535550041■ リスナーからの質問:「スタバの高校生バイト・高卒社員登用、どう思う?」この回では、リスナーからの質問をきっかけに、スターバックスの“高校生アルバイト採用”と“高卒社員登用”という新しい人材戦略について議論が展開されました。25周年を迎え、2000店舗体制を目指すスターバックスが、若年層を積極的に現場へ取り入れる姿勢は、「働き方の多様化」や「現場経験の価値向上」というトレンドと密接にリンクしています。■ スタバはなぜ若者に支持される?カフェ文化と店舗戦略田村とオオタワさんは、自身のスターバックス体験を交えながら、スタバのブランド力や店舗設計、接客スタイルの魅力を語ります。高校生や女子大生など、若年層の利用者が多い理由には、インスタ映えする商品、過ごしやすい雰囲気、気軽に長居できる空間などがあると指摘。また、無料Wi-Fiやお試し試飲など、快適さを追求した施策がスタバ人気の背景にあるとも分析しています。■ 高校生・高卒採用はなぜ始まった?人材確保とブランド維持の両立スタバが高校生バイトや高卒社員の登用に踏み切った背景には、人材確保の必要性と、若年層へのブランディング戦略があると推測。もともと大学生中心だった採用枠を拡大し、10代の顧客層と近い年齢層の従業員を配置することで、店舗の雰囲気や顧客対応の一体感を高めようとしている点は注目に値します。スタバならではの厳格な研修制度があるからこそ、若い人材にも安心して任せられる土壌があるのです。■ 「高卒からのキャリア」は不利なのか?現場経験という強み大卒と高卒のキャリア形成を比較する中で、オオタワさんは「高卒で現場に入った人材は、大卒者より長期間、実務に携われる分だけ“経験値”では優位になる」と強調。現場の業務を熟知し、店舗運営や顧客対応に精通している人材こそ、将来的なエリアマネージャーや商品開発責任者に育つ可能性があると述べました。また、大学4年間では得られない「現場力」が、今後ますます評価される社会になっていくべきだと語られました。■ 社会人としてのスタートラインは“学歴”より“環境次第”対談では「大卒=優秀」「高卒=現場要員」といった固定観念への疑問も提起されました。田村は、高校生向けのキャリア支援の現場から「高卒の求人が少なくなっている現状」を紹介し、「まず職場で経験を積んでから、自分のキャリアを描いていく」という柔軟な道筋も重要だと述べます。また、スターバックスのようにしっかりした教育・評価体制がある企業であれば、学歴に関係なく成長できる可能性が広がっていると指摘しました。■ 「環境が人を育てる」──スタバが示す新しい採用モデル最後に、オオタワさんが「自分にはスタバの清潔感は似合わないかも(笑)」としつつも、「どんな人でも職場環境によって変わる」と語った一言が印象的でした。スタバのようなしっかりした理念と研修体制を持つ企業が、高卒社員を育成する姿勢を見せたことは、学歴偏重の社会に風穴を開ける重要な事例です。今後、他業界への波及も期待される中、学歴ではなく“どの環境で、どのように働くか”が問われる時代が来ていることを、この回は強く示しています。~お知らせ~ サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。 人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。 話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。 パーソナリティー:田村陽太 産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。 カバーアート制作:小野寺玲奈 サニーデーフライデーはTwitterをやっております。 アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください! またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください! ↓↓↓↓↓ bit.ly/3gbygo1 公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい! また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第255回 【対談】教えて、あなたの働き方!(後編、ゲスト:Webエンジニア 井田鷹優さん)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶコーナー『教えて、あなたの働き方!』 今回のゲストは前回の続きで、大学の同期で、現在フリーランスのWebエンジニアとしてインフラ・運用とバックエンド・フロントエンドの開発を行っている井田鷹優さんと対談します。 ※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。 【ハイライト】 ・就職活動を行う上での軸 ・システムエンジニア(SE)って何するの? ・SEという仕事ならではの葛藤 ・フリーランスを選んだきっかけと良かった事 ・リモートワークでの生産性を高める上で重要な事 ・働き方改革の真の意味本エピソードの前編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000534588325番組内でご紹介ありました新サービスにご興味ある方はぜひ井田さんにご連絡ください。井田鷹優さんのご連絡先はこちらです。 ida.takayu@gmail.comゲストプロフィール:井田鷹優さん宮崎県立宮崎大宮高校を卒業し、東京外国語大学外国語学部アラビア語専攻に入学。大学卒業後は小規模IT企業を2社経験した後、2020年にフリーランスのWebエンジニアになりました。現在関わっているサービスではインフラ・運用とバックエンド・フロントエンドの開発をしています。■ バスケ部からアラビア語専攻へ──外大での濃密な学生時代井田さんは宮崎の門川町出身。東京外国語大学ではアラビア語を専攻し、田村とはバスケ部での同期として学生時代を共にしました。大学では、アラビア語の厳しい授業や多言語の履修、言語学や宗教学など多様な講義に触れ、知的好奇心を広げていきます。休学中にはバックパッカーとして中東を旅し、エジプトでの生活や異文化体験が、その後の柔軟なキャリア形成にも大きく影響を与えました。■ 就活の迷いと「船乗り」志望──からのエンジニア転身就活当初は「自己分析が嫌い」と語る井田さん。大航海時代への憧れから船乗りを志すも、圧迫面接で挫折。その後、「物を売るより作る仕事がしたい」と考え、文系出身ながらIT業界のシステムエンジニア職へ方向転換。最初の職場ではERPパッケージのカスタマイズや業務要件の整理、テスト工程など幅広く経験を積みましたが、学びや裁量の幅に限界を感じ、成長環境を求めて転職を決意します。■ 第二の転職とフリーランス独立──制約のない働き方へ次に選んだ職場は技術力の高いエンジニアが集う成長重視の環境。勉強会への参加やコードレビュー文化に刺激を受けながら、バックエンド中心に開発力を高めていきます。その後、自身の単価と報酬の乖離、多重下請け構造の矛盾に疑問を持ち、コロナ禍をきっかけにフリーランスへ独立。現在はプロダクト管理ツール「FLGXS」の開発に携わり、インフラ・アプリ・フロントすべてを自ら担当。「改善が組み込まれた開発文化」を体現する毎日を送っています。■ フリーランスとして大切にしていること井田さんが働く上で重視するのは「環境の改善」。PCやツール、チーム内の運用ルールなど、少しずつでも良いものにしていくことがパフォーマンス向上に繋がると語ります。また、業務の中で煮詰まったらあえてタスクを変える、10分だけ昼寝を挟むなど、「自分を律しすぎない」働き方も印象的。こうした姿勢はフリーランスとしての自由と責任の両立を象徴しており、「文系だから無理」と決めつけずに一歩踏み出す大切さをリスナーに伝えてくれます。■ 文理の壁を超えて、“やりたいこと”に正直に最後に井田さんが強調したのは、「文系・理系という括りに縛られず、自分の興味あることを選べばいい」という言葉。外大で学んだことは直接的には今の職に活かされていなくとも、教養や異文化理解として生きており、その選択と試行錯誤が現在のフリーランスエンジニアとしての基盤を作っています。「大学での学びを社会にどう繋げるか」ではなく、「自分がやりたいことに進んでいい」という井田さんの柔軟な姿勢が、多くの人の励みとなる対談でした。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第254回 【対談】東京外大→WEBエンジニアのキャリアを学ぶ(前編、ゲスト:Webエンジニア 井田鷹優さん)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶコーナー『教えて、あなたの働き方!』 今回のゲストは大学の同期で、現在フリーランスのWebエンジニアとしてインフラ・運用とバックエンド・フロントエンドの開発を行っている井田鷹優さんと対談します。 ※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。 【ハイライト】 ・東京外国語大学の進学の決め手 ・東京外大生活のリアル ・外語大入学の為の勉強方法 ・自主的に勉強しようと思う為のコツ ・海外放浪での経験と培った事本エピソードの後編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000534819304番組内でご紹介ありました新サービスにご興味ある方はぜひ井田さんにご連絡ください。井田鷹優さんのご連絡先はこちらです。 ida.takayu@gmail.comゲストプロフィール:井田鷹優さん宮崎県立宮崎大宮高校を卒業し、東京外国語大学外国語学部アラビア語専攻に入学。大学卒業後は小規模IT企業を2社経験した後、2020年にフリーランスのWebエンジニアになりました。現在関わっているサービスではインフラ・運用とバックエンド・フロントエンドの開発をしています。バスケ部の同期、再会トークから始まる外大青春回顧録ポッドキャスト「サニーデーフライデー」今回のゲストは、東京外国語大学でアラビア語を専攻し、現在はフリーランスのWebエンジニアとして活躍する井田鷹優さん。パーソナリティ田村とは大学バスケ部での同期。対談は当時のバスケ部の思い出からスタートし、「野球投げで壁にボールをぶつけてた」「ネットに初めて手が届いた時は嬉しかった」など、懐かしく温かいエピソードが飛び出す。なぜアラビア語?外大入学からのキャリア選択井田さんは宮崎の門川町出身で、通学に片道1時間以上かかる宮崎大宮高校に通っていた。当時から文系志向で、大学は何となく「英語に関係する学部へ」という思いで外大を選択。アラビア語を選んだ理由は「英語と全く違う言語をやりたい」「面白そう」という興味からだった。大学生活では語学以外にもアイヌ語や宗教学など幅広く履修し、情報や知識を「つまみ食い」するような学び方を大切にしていた。アジア〜中東放浪と、現地で得た「たくましさ」大学5年目は休学し、下関からフェリーで中国入り。電子機器を持たず、紙の地図と寝袋だけという“究極のノープラン旅”を決行した井田さんは、アジア各国を経由しエジプトへ。語学学校に通いながらも、リゾート地では日本人経営の飲食店に居候し、屋上で寝泊まりする生活も経験。「水が通じなかった」「どこでも寝られるようになった」と語る井田さんのエピソードには、リアルな旅の泥臭さと成長の軌跡があった。文系からWebエンジニアへ。キャリアの軌跡と教養の力大学卒業後はIT業界へ。文系からSEとしてキャリアをスタートし、2020年にはフリーランスのWebエンジニアへ転向。バックエンド・フロントエンド・インフラまで幅広く関わっている。英語文献の読解が重要な業界で「学生時代、もっと英語やっとけばよかった」と後悔を語りつつ、大学で学んだ教養科目(宗教・言語学など)が今も自分を支えると話す。「勉強は将来役に立つか分からなくても、教養として持っておけばいい」「やらされ」から「学びたい」へ──勉強の主体性と社会人の視点「なぜ勉強しようと思ったのか?」という問いに、井田さんは「社会人になって時間がなくなったから」と語る。やらされ感で動いていた高校生時代と違い、「今ならもっと主体的に学びたい」と思えるのは、経験の積み重ねによるもの。勉強の本質は「まずは興味を持ってやってみること」だと強調し、外大での幅広い学びや放浪の体験が今の思考スタイルや仕事観にも影響を与えているという。自由なキャリアと雑談のような学びを続けよう対談の最後は「同じテーマでまた話してもいいよね」「誰かの困りごとに答える形でまた企画をやろう」といった雑談調に。井田さんの話には“答えが一つではないことを楽しむ”姿勢があり、それが学び続ける姿勢にもつながっている。働き方、学び方、旅、教養──あらゆるテーマを横断する今回の回は、「自由な学びの軸」を見つけたい人にとって、何かのヒントになる内容となった。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第253回 【対談】育児介護休業法、その他法律の改正について語る(後編)
前回の続きで、育児介護休業法を中心として健康保険法、厚生年金保険法等の各種法改正に関して、各企業が対策すべき事と社会保険労務士が企業を支援していく上で重要だと思う事について若手実務家社労士と語りました。 【ハイライト】 ・育児休業中の保険料免除ルール改正について ・就業規則での育休規定整備方法 ・育休制度関連法改正まとめ ・傷病手当金制度の法改正について ・法改正に敏感な士業の社労士 ・個人士業事務所の社会保険加入義務化について ・(おまけ)今後の番組配信について本エピソードの前編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000533877987男性の育休取得を後押し!「出生時育児休業」とは何か?今回の法改正の目玉のひとつは、新設された「出生時育児休業」(通称:産後パパ育休)。従来の育児休業とは異なり、赤ちゃんの出生後8週間以内に最大4週間取得できる制度で、男性の育休取得を促す狙いがある。取得申請の締切も「原則1ヶ月前」から「2週間前」まで短縮され、柔軟に分割取得も可能。また、労使協定を結んだ上で事前に日程を合意すれば、休業中の一部就業も可能になるなど、従来よりも現場に即した制度設計となっている。育休中の“働きすぎ”に注意!給付金不支給の落とし穴とは?出生時育児休業では“働きながら休む”という選択肢もあるが、ここで注意が必要なのが**「育児休業給付金」の支給要件**。月に10日以上または80時間以上働いてしまうと、給付金が不支給になる。さらに、賃金の支給割合が育休開始前の80%を超えると給付対象外となるため、制度の趣旨に反しない運用が求められる。会社と本人がしっかりと制度設計しないと、「取ったのにお金が出ない」という事態にもつながる。企業には“説明義務”と“取得意向の確認義務”が発生!育休制度の改正により、従業員やその配偶者の妊娠・出産の申し出があった場合、企業側には制度の説明と取得意向の確認が義務付けられるようになる(個別通知が必要)。これまで「聞かれたら答える」スタンスだった企業も、今後は“積極的に伝える”姿勢が求められる。特に中小企業では制度の周知や担当者の理解が追いつかないケースもあるため、今から準備が必要だとオオタワ社労士は語る。年末年始だけ育休で「社保免除」は通用しない? 抜け道封じの改正点これまで多くの企業や個人が目を付けていたのが、「年末年始だけ育休を取得して保険料免除にする」という制度の隙間を突いた運用。たとえば12月28日〜1月3日だけ休んでも、月をまたいでいれば12月の社会保険料が免除され、ボーナスにも保険料がかからないというライフハック的な手法が拡散されていた。しかし、以下のように免除条件が厳格化される:給与の免除は14日以上の育休取得が必要賞与の免除は1ヶ月以上の育休取得が必要不正を防ぐため、就業規則の整備や実態の精査も対象になることも。表面上の届出だけでは通らなくなるため、企業は制度の正しい運用と規則整備が必須となる。大企業には「育休取得率の公表義務」もスタート予定さらに、従業員が1,000人を超える大企業には、育児休業の取得状況を公表する義務も設けられる。これは企業ごとの育児休業制度の実態を「見える化」することで、取得しやすい企業文化の醸成を図る狙いがある。公表義務が始まる前年からの記録が対象になる可能性が高いため、すでに対応の準備が求められる。病気で休んだら“もらえなくなる”は過去の話に? 傷病手当金の通算支給へトークの後半では、傷病手当金の法改正にも触れられた。これまでは「支給開始日から1年6ヶ月まで」という制限があり、途中で復職してもカウントは止まらなかったが、改正後は実際に支給された日数の合計が1年6ヶ月になるまで支給可能となる。たとえば、最初の病気で1ヶ月休み→復職→半年後に再度悪化して休む、といったケースでも、通算で支給されるようになる。メンタル不調などで断続的に休職する人にも配慮した制度設計で、現代の働き方にマッチした改善だといえる。社労士事務所にも「社保強制加入」の波。個人経営も例外ではない!社労士事務所を含む士業の個人事業所でも、従業員を5人以上雇用していれば社会保険適用事業所になるという法改正も話題に。これまでは適用対象外だった事務所も、法人化を避けていた理由が通用しなくなる。「個人事業でも大所帯の社労士事務所はどう対応するか?」「採用にも影響が出るのでは?」など、業界内でも注目されている改正点の一つとなっている。社労士試験は毎年「法改正との戦い」。でもそれが誇りでもある終盤では社労士資格についてのトークも展開。法改正の頻度が多い社労士試験は、「こんなに改正がある国家試験は他にない」と語られつつも、それが社会に直結する実務であり、人の人生に関わる仕事としての誇りにもつながっているという想いが共有された。「複雑でも、だからこそ社労士の出番がある」。そんな言葉で対談は締めくくられた。育児休業・傷病手当・社会保険適用といった制度の改正は、時代の要請を受けた変化であり、企業や働く個人にとっても重要な対応ポイントとなる。制度を「知っているかどうか」で損得が分かれる時代を越えて、誰もが安心して働き、育児し、療養できる社会に近づくために、法改正の意義を丁寧に理解することが求められている。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第252回 【対談】育児介護休業法の改正について語る(前編)
2022年4月から順次施行される育児介護休業法の中の、育休制度に関する改正に関して、子の出生後8週間以内に取得できる出生時育児休業の創設や育児休業の分割取得、育児休業の制度周知・取得意向を確認する義務等、会社が今後対策すべき事について社労士×社労士で語りました。 【ハイライト】 ・産休、育休とは? ・育児休業制度の現状と課題 ・法改正点の詳細 ・育児休業中って働いていいの? ・社労士と育児休業制度との関わり方本エピソードの後編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000534117863育休制度の基本整理。まずは「産休」と「育休」の違いから対談は、育児介護休業法の改正に入る前に、まず基本である「産休」と「育休」の違いの確認からスタート。「産休」は出産前後の計14週間(多胎妊娠の場合は出産前14週)で、会社の健康保険から出産手当金が支給される。一方「育休」は原則として子どもが1歳になる前日まで取得でき、こちらは雇用保険から育児休業給付金が支給される。両者は制度の目的も給付の出どころも異なり、人事労務担当者は正確な理解が必要だという話で合意した。来年4月から「雇用期間が短い人」でも育休が取りやすくなるこれまで有期雇用者(契約社員など)は、1年以上の雇用見込みがないと育児休業を取得できなかったが、法改正によりこの条件が撤廃される。結果として、パートや契約社員など「短期雇用者」でも育休を取りやすくなるが、育児休業給付金の支給条件(雇用保険加入期間など)は変更されていないため、給付金が出ない可能性もある点に注意が必要。制度の恩恵を最大限活かすには、本人・会社ともに正確な理解が不可欠。企業に新たな義務!「育休取る?取らない?」の意思確認と制度説明改正のもう一つの大きなポイントは、従業員や配偶者の妊娠・出産の申し出があった場合、企業に対し「育休取得の意向確認」と「制度説明」が義務付けられること。これまで以上に企業側の積極的な対応が求められ、制度の正確な説明ができる社内体制の整備が必要になる。間違った案内や制度未周知が従業員の不利益につながらぬよう、人事・総務部門にとって実務対応のアップデートが急務であると語られた。分割して2回まで取得可能に!柔軟性が増す育児休業制度法改正で、育児休業の取得が最大2回まで分割可能になる新ルールが適用される。従来は「連続取得」が前提だったが、これにより例えば「出産直後に1ヶ月取得→半年後にもう1回取得」など、状況に応じた使い分けが可能に。男性育休取得を後押しする改正でもあり、職場復帰後のフォロー体制と育休中の再取得意向のヒアリングが企業にとって新たな対応課題となる。話題の「男性版産休」こと『出生児育児休業』とは?通称“男性版3級”と呼ばれる「出生児育児休業(通称:産後パパ育休)」は、2022年にすでにスタートしているが、引き続き注目される制度。赤ちゃんの出生から8週間以内に最大4週間取得可能で、就業との併用も認められている(労使協定が必要)。対談では、休業中に働ける「柔軟さ」と、育児参加への第一歩を後押しする制度として評価される一方、「働きすぎによる給付金不支給リスク」への注意喚起も行われた。休業中の「働きすぎ」に要注意。育休給付金がもらえないケースも育児休業中でも働ける日数や時間には制限があり、月10日以上・80時間以上の勤務を超えると、育児休業給付金が支給されなくなる。また、給与の支給割合が育休前の8割を超える場合も、給付金は不支給となるため、企業側は「労使協定の整備」と「給与設計」に細心の注意が必要。“柔軟に働ける制度”が逆に給付金トラブルや、働かせすぎの温床にならないよう、制度の主旨とバランスを理解することが大切と語られた。社労士としての現場感 ― 制度は「知ってる者勝ち」にならないために育児休業の制度は年々進化しているが、「制度を知らなかった」「手続きの仕方がわからなかった」ことで給付が受けられなかったケースも実際にある。過去には本人が自力でハローワークに出向く必要があり、育休制度は“知っている人だけが得する制度”だった時代も。現在は企業が代行申請するのが一般的になってきたが、依然として実務レベルの理解不足がトラブルの火種になるため、専門家との連携が不可欠であると、現場視点からアドバイスがあった。育休は“会社の損”ではない。制度理解が風土と人材定着をつくる最後に、田村からのメッセージとして、「育児休業=企業にとっての損失」という誤解を払拭し、育児と仕事を両立できる環境こそが、良い人材の定着と組織の持続力につながるとの指摘があった。育児休業は単なる制度ではなく、“人生の転機”を企業がどう支えるかという信頼の証。法改正のポイントを理解し、単なる対応で終わらせず「組織の在り方」まで見直す機会にすることが、これからの企業経営に求められている。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい!また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第251回 【対談】教えて、あなたの働き方!(後編、ゲスト:イッポラボ合同会社 田中大一さん)
社会保険労務士の田村が様々な業種で活躍する人の働き方や信条・哲学をインタビューし、新しい働き方を学ぶコーナー『教えて、あなたの働き方!』 今回のゲストは前回の続きで、鳥取県を拠点に、木製の知育玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや、運動スクール運営等の教育関連事業や発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、学習道具を提供する国際協力活動を行うイッポラボ合同会社代表の田中大一さんと対談します。 現在の事業内容やコロナ禍における事業ニーズ、教育者×国際協力専門家×起業家として3本の軸を中心とした今後の事業の野望や展望、そして田中さんご自身が働き方で大事にしている事等をお聞きします。 【ハイライト】 ・イッポラボ合同会社様の事業内容 ・鳥取県で木製の知育玩具の製造を始めたきっかけ ・子供たちへの教育『木育』の重要性 ・コロナ禍においての教育のあり方の変化 ・インドでの教育道具提供事業とは? ・新商品開発の決め手とポイント ・『何によって覚えられたいか?』を突き詰める重要性 本エピソードの前編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000532989130ゲストプロフィール:田中大一さん鳥取県鳥取市ご出身。大阪教育大学教育学部で学ばれた後、東京外国語大学大学院に進まれ、国際協力専攻を修了されました。その後、日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件をご担当されました。その後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業という複数キャリアを経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業されました。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、保護者や先生たちにも働きかけを行いつつ、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」を行うという二つの軸を基に事業に取り組んでいます。今回ゲストでご出演頂いたイッポラボ合同会社代表の田中大一さんの配信するポッドキャスト・インターネットラジオ番組『WHAT's YOUR IPPO~あなたの原点おしえてください!~』のリンクはこちらです。Spotifyhttps://spoti.fi/3HeOkm7Apple Podcasthttps://apple.co/3pyJ3zDGoogle Podcastshttps://bit.ly/3JgXujIamazon musichttps://amzn.to/3Ez5kl6番組Twitterアカウント(@whats_your_ippo)です。番組内でご紹介ありました、現役の歯科医師監修・イッポラボ様が開発したお子様の口の発達にも役立つ離乳食スプーン「歯並びまっすぐスプーン(子ども用、大人用2本セット)」のリンクはこちらです。https://ippolab.official.ec/items/48034359番組内でご紹介ありました、模様をヒントに自然とひらがなが身につく新感覚のひらがな学習ツール「ひらがながすきになるカード」のリンクはこちらです。https://ippolab.official.ec/items/43699332番組内でご紹介ありました、幼稚園のお子さんから大人まで、家族一緒に飲めるファミリープロテイン「バランスプロテイン(500g)」のリンクはこちらです。https://ippolab.official.ec/items/48515410地域と世界をつなぐ、二つの軸で走るイッポラボ田中大一さんが代表を務める「イッポラボ合同会社」は、教育事業と国際協力事業という2つの軸で活動しています。教育事業では、鳥取の地元産木材を使った木製玩具の開発・販売や、運動・料理・プログラミング教室など子ども向けの体験型教室を運営。一方、国際協力事業では、得られた収益の一部を使って、インドの「青空スクール」の子どもたちに学習道具を提供しています。この支援は3年継続され、これまで300人以上に文房具を届けてきました。鳥取の木と、子どもたちの未来を結ぶ「木育」の力玩具づくりのきっかけは、鳥取へのUターンを決めた際に「地元の素材を活かした教育的価値のある製品を作りたい」と思ったこと。鳥取は森林が県土の約7割を占め、特に地元の「智頭杉(ちずすぎ)」は日本三大杉とされるほど高品質。その資源を活かして、赤ちゃん向けギフトや、自治体と連携した木製玩具などを企画・提供しています。木に触れることで脳がリラックスするなど科学的効果もあり、「木育」は次世代教育として注目されています。遊びながら育つ、一生モノの玩具を目指してイッポラボが手がける玩具の特徴は「長く使える設計」。年齢によって遊び方が変化し、5年・6年と使い続けられる知育玩具を目指しています。さらに自治体や企業とコラボしたオーダーメイド玩具の開発も多数実施。デザインは、子ども用道具を研究してきたスタッフと共に構想され、国内外の先進メーカーのプロダクトも積極的に参考にしながら制作。たとえば、エコロジーを意識したベトナム発「プラントイズ」社のように、環境と安全性を両立する方向性に共感を示しています。時代と共に変わる教育 ― 「一人ひとりを見る」姿勢の大切さ田中さんは教育活動を通じて、特にコロナ以降の変化に強く実感を持っています。以前は「集団行動ができる子」が評価される傾向にあったが、コロナ以降は「個で完結できる子」が求められるように。子ども自体は変わらないのに、「評価基準」が大人の都合で変化していることに疑問を持ち、「一人ひとりをきちんと見る教育が必要」と再認識するようになったと言います。この気づきは、現在の運動教室の運営にも反映され、子どもへの声かけや関わり方が大きく変化したそうです。共創から生まれる新しい商品たちイッポラボでは、社内で考えた商品だけでなく、外部パートナーとの共創プロダクトも増加しています。例として:離乳食スプーン:茨城の歯科医師と共同開発。赤ちゃんが自然に「口を閉じる」動作を学べる設計。子ども向けプロテイン:鳥取のママコミュニティと開発。現代のたんぱく質不足に対応し、成長期の栄養をサポート。ひらがなカード:東京の父親と共に、文字に苦手意識を持つ子でも楽しく学べるカード教材を制作。どれも「現場の声」や「リアルな困りごと」から誕生し、教育の現場と商品開発が直結しています。現地とともに歩む国際協力、広がる支援のかたちインドの「Aozora School」への支援は、現地のNPOと連携し、学用品費用の資金提供という形で継続中。自ら渡航できなくても、「お金を止めない、活動を止めない」という姿勢を徹底しています。支援先の子どもたちから届く絵手紙には、感謝の気持ちが色鮮やかに描かれ、現地と日本の子どもたちをつなぐ教材としても活用されています。今後は支援地域の拡大や、支援規模の増強も視野に入れ、「教育格差の解消」へ一歩ずつ前進しています。働き方のモットーは「何によって覚えられたいか」田中さんの働き方の指針となっているのは、ドラッカーの言葉「何によって覚えられたいか」。自身を「教育者×国際協力専門家×起業家」という3つの軸で表現し、社会との関わり方を常に問い直しています。教育の現場では、子ども一人ひとりの状況に寄り添った言葉がけや指導を徹底。自ら英語を教えている中学生の「国連で働きたい」という夢にも真摯に応え、国連職員との面談をセッティングするなど、“できる支援を今すぐに”という姿勢がにじむエピソードも紹介されました。一緒に「イッポ」を踏み出したい方へイッポラボは、木製玩具や教育ツールの開発・販売を軸に、「子どもの一歩を応援する」活動を続けています。鳥取県での運動教室に加え、全国の保護者や教育関係者からの相談にも対応可能。「こんな商品があったらいいな」というアイデアがあれば、ぜひ一緒に形にしませんか?と、田中さんは語ります。取材の最後には、今後のトレンドとして「紙や木を使ったアナログ×教育ツール」の可能性にも触れられ、ますます広がる展望が示されました。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈
第250回 【対談】教育×国際協力×起業家のキャリアを学ぶ(前編、ゲスト:イッポラボ合同会社 田中大一さん)
鳥取県を拠点に、木製の知育玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや、運動スクール運営等の教育関連事業や発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、学習道具を提供する国際協力活動を行うイッポラボ合同会社代表の田中大一さんと対談します。大学や東京外国語大学大学院で培った経験の事や今までのキャリアの軸についてお聞きします。 【ハイライト】 ・2020東京オリンピック聖火ランナーの経験 ・大学時代でのカンボジアのボランティアについて ・東京外国語大学大学院で培った事 ・フランスパリでのUNESCOインターンについて ・大学院卒業後からのキャリアについて ・イッポラボ様創業での素晴らしい出会い ・鳥取に戻って事業をしようと思った一番の動機 本エピソードの後編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000533210683ゲストプロフィール:田中大一さん鳥取県鳥取市ご出身。大阪教育大学教育学部で学ばれた後、東京外国語大学大学院に進まれ、国際協力専攻を修了されました。その後、日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件をご担当されました。その後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業という複数キャリアを経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業されました。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、保護者や先生たちにも働きかけを行いつつ、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」を行うという二つの軸を基に事業に取り組んでいます。今回ゲストでご出演頂いたイッポラボ合同会社代表の田中大一さんの配信するポッドキャスト・インターネットラジオ番組『WHAT's YOUR IPPO~あなたの原点おしえてください!~』のリンクはこちらです。Spotifyhttps://spoti.fi/3HeOkm7Apple Podcasthttps://apple.co/3pyJ3zDGoogle Podcastshttps://bit.ly/3JgXujIamazon musichttps://amzn.to/3Ez5kl6番組Twitterアカウント(@whats_your_ippo)です。番組内でご紹介ありました、現役の歯科医師監修・イッポラボ様が開発したお子様の口の発達にも役立つ離乳食スプーン「歯並びまっすぐスプーン(子ども用、大人用2本セット)」のリンクはこちらです。https://ippolab.official.ec/items/48034359番組内でご紹介ありました、模様をヒントに自然とひらがなが身につく新感覚のひらがな学習ツール「ひらがながすきになるカード」のリンクはこちらです。https://ippolab.official.ec/items/43699332番組内でご紹介ありました、幼稚園のお子さんから大人まで、家族一緒に飲めるファミリープロテイン「バランスプロテイン(500g)」のリンクはこちらです。https://ippolab.official.ec/items/48515410ポッドキャストと聖火ランナーがつないだ縁今回のゲストは、ポッドキャスト番組「この世界の歩き方」でもおなじみの田中大一さん。番組MC田村が「聖火ランナーとしての活躍をFacebookで見た」ことをきっかけに、出演が実現しました。田中さんは2020東京オリンピックの聖火ランナーとして鳥取県を走り、その様子はNHKでも紹介されました。スポンサー枠で自ら応募し、見事に選出。地元の人々からの拍手に包まれてのランは、本人にとってもかけがえのない経験となったと語ります。鳥取から飛び出した少年が、教師を目指して大阪へ田中さんが最初に描いていた夢は「英語教師」。中学時代の先生との出会いがその原点であり、「誰かの役に立ちたい」という想いが進路選択の根底にありました。都会への憧れから、大阪教育大学へ進学。英語教員免許を目指しつつ、そこでの大学生活は大きな転機となります。特に1年生の時に経験したカンボジアでのボランティア活動が、「教育」と「国際協力」というキーワードで今後の人生を決定づけるものになったと語られました。国際協力の原体験―“ノートと鉛筆”が生む希望カンボジアの小学校建設をきっかけに、教育環境の格差を目の当たりにした田中さん。校舎のない学校、勉強道具のない子どもたち――「これで教育を受けていると言えるのか」という疑問が胸に刻まれます。その経験から、国際協力を体系的に学びたいと決意し、東京外国語大学大学院への進学を目指すように。中でも、UNESCOパリ本部での半年間のインターンは、挫折と気づきの連続でした。「自分にはまだ力が足りない」と痛感しながらも、「じゃあ身につけよう」と前を向いた田中さんの姿勢が印象的でした。ODAの仕事と「もどかしさ」―現場にもっと近づきたい大学院修了後は、ODAの実施団体である「日本国際協力システム(JICS)」に入職。東南アジア・アフリカなどでの小学校建設プロジェクトに関わり、夢がひとつ叶った瞬間でした。しかし次第に、書類のやり取りや政府間調整など、「子どもたちから遠い現場」に対する違和感が芽生えはじめます。理想と現実のギャップを感じながらも、「もっと現場に寄り添った仕組みを作りたい」という新たな課題意識が、田中さんの次の一歩を後押しします。「ワンフォーワン」との出会いが起業を後押しした起業の決め手となったのは、偶然表参道の美容院で出会った雑誌記事。紹介されていたのは、一足靴が売れるごとに発展途上国の子どもに靴を寄付するという“ワンフォーワン”モデルを展開するアメリカの「TOMS」。そのスタイルに感銘を受け、「教育×ワンフォーワン」の形で自分も社会に貢献したいと起業を決意しました。販売する教育関連商品が1つ売れるごとに、海外の子どもに学習道具を提供する仕組み。ここに、現在のイッポラボの原点があります。「出たかった鳥取」に、今度は“帰る”ことを選んだ理由高校時代は「鳥取を出たい」と強く願っていた田中さん。しかし東京・大阪での生活を重ねるうちに、帰省のたびに感じる心地よさに「この土地は自分に合っている」と実感を深めていきます。友人の「大一が鳥取に帰って何か始めたら地域が変わるよ」という言葉も後押しになり、地元へのUターンを決意。木材が豊富な地域性も活かし、木製玩具を軸に事業を開始しました。都市から離れたからこそできる価値創造の在り方がここにあります。教育と国際協力をつなぐ「地域発ビジネス」のこれからイッポラボでは、地域資源である木材を活かした玩具づくりを通して、子どもの成長を支援。さらに、国内販売と国際支援を結びつける「ワンフォーワン」の考え方を取り入れています。事業は“鳥取ローカル”で完結せず、グローバルとローカルをつなぐハブのような存在として進化を続けています。「鳥取から世界へ」という逆輸出型の価値発信が、これからの地域ビジネスの一つのモデルになるかもしれません。志は変わっても、根っこは変わらない教師を目指した高校時代から、国際協力の現場を経て、鳥取で起業家として生きる現在まで、田中さんのキャリアは大きく変化してきました。しかし、「人の役に立ちたい」「教育の機会を広げたい」という根っこの想いは一貫しています。今後もイッポラボとして、地域と世界の架け橋になる取り組みに挑み続けていく田中さん。地方発スタートアップの可能性を、言葉ではなく“行動”で示している姿勢に、私たちも学ぶことが多いのではないでしょうか。~お知らせ~サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。パーソナリティー:田村陽太産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。カバーアート制作:小野寺玲奈サニーデーフライデーはTwitterをやっております。アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください!またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください!↓↓↓↓↓bit.ly/3gbygo1
第249回 【対談】社労士試験直前プレゼンツ!受験生に届けるアドバイス(後編)
今年もやってきました、8月22日(日)に行われる第53回の社会保険労務士試験。前回の続きで、社労士試験に向けての直前対策方法や試験までに勉強すべき事、試験会場での過ごし方、試験後の生活等、過去に社労士試験に合格した現役実務家社労士二人で対談しました。昨年第85回~第89回の内容を追加し、先日収録した内容と合わせて編集した内容をアップしております。昨年話した内容に関しては第85回~第89回のエピソードをご覧ください。【ハイライト】・社労士試験で一番求められる事・試験会場での過ごし方・社労士事務所での実務経験は試験に有利か?・試験勉強で重点的に行っていた事・社労士二人から受験生に向けたメッセージ本エピソードの前編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000532283676社会保険労務士試験オフィシャルサイトのリンクはこちらです。https://www.sharosi-siken.or.jp/社労士過去問ランドのリンクはこちらです。https://sharousi-kakomon.com/2021年版出る順社労士 選択式徹底対策問題集(ウォーク問)のリンクはこちらです。https://amzn.to/3CQxl85年金アドバイザー試験のリンクはこちらです。https://bit.ly/3m2yaVz働き方改革検定のリンクはこちらです。https://www.work.or.jp/試験当日の「環境」と「他人」からは距離を取れ!社労士試験当日、多くの受験生が集まる会場では、「周囲の雰囲気」に飲まれない工夫が重要だと語られました。特に20代の受験生にとって、周囲の人生経験豊富なベテラン受験生の存在は心理的にプレッシャーになることも。会場入りは最小限にし、休憩中はあえて人里離れた場所で心を整えるなど、「自分のリズムを守る」ことが鍵。また、施設の冷暖房問題にも備えて、重ね着による温度調整が推奨されました。さらに、「当日他人の答え合わせトーク」は不安をあおるだけ。会話ゼロ戦略も、メンタルの平常化には効果的です。「当日力」を最大化するための試験時間活用術長丁場の社労士試験では、「集中力と体力のマネジメント」が勝負の分かれ目になります。対談では、トイレ休憩を“精神統一の場”として使うルーティンや、ブドウ糖補給として森永ラムネが最強といった具体策が共有されました。特に「ラムネ」は、集中力を高める即効性のある糖質であり、今や企業でも導入されているほど。さらに、教室の空調が不安定な場合に備えて、脱ぎ着可能な服装戦略も紹介され、試験本番のパフォーマンスを落とさない準備の重要性が語られました。問題を解く順番で「自分の波」をつくる試験の中身だけでなく、「どの順番で解くか」も実力発揮の鍵。出演者の田村は「実務で慣れている雇用保険・健康保険から入り、年金を中盤、最後に安衛法・一般常識」と、気持ちの乗る順序で進めたと話します。一方、オオタワさんは「頭が冴えているうちに一番思考を要する年金からスタート」するスタイル。また、選択式の統計問題などは試験直前の“超短期記憶”で叩き込んでおき、一番最初に書き出すという技術も披露されました。自分の思考のピークを試験時間内でどう使うかの戦略は、合格の分かれ道になります。得意・不得意科目とどう向き合うか?「捨て問」の潔さも武器に社労士試験には“運ゲー”と呼ばれる一般常識や安衛法のような科目がある一方で、年金・徴収法のように「確実に取れる」得点源も存在します。出演者のオオタワさんは「年金・徴収法は努力が報われやすい。逆に老一・安衛法は“わからんものはわからん”という割り切りも大事」と述べます。また、実務経験を通じて意味がわかる問題(健康保険の算定や二元適用など)に強くなる点も指摘され、社労士事務所での勤務経験が受験にプラスに働いたとの声もありました。横断学習・フック記憶法――“点”を“線”にする勉強のコツ複数の法律にまたがる知識(例:短時間労働者の扱い)は、「横断整理」によって体系的に覚えることが有効と紹介されました。オオタワさんは「Excelで“短時間労働者”に関する各法律の規定を一枚にまとめた」ことで、知識の整理と定着に役立てていたとのこと。また、「家族の範囲」「端数処理のルール」など、細かいがよく出るポイントを横断的にまとめておくことで、本試験でも実務でも即戦力になる記憶が育つといいます。神頼みと“徳積み”も、戦略のうち「社労士試験は、努力だけでは勝てない」――そんなメッセージが最後に語られました。「自分の知識だけでは解けない問題が必ず来る。だからこそ、日々の行いや人への優しさが神様の味方を呼ぶ」というオオタワさんの持論は、決して冗談ではありません。誰も見ていない場所でゴミを拾う、困っている人を助ける。そうした日々の“徳積み”が、本番で「出会うべき問題」と出会わせてくれる――神頼みは運ではなく、実は積み上げた人間力の総体なのかもしれません。試験に受かるよりも、自分の勉強法をつくることのほうが価値がある最後に伝えられたメッセージは、「社労士試験に受かることがゴールではない」ということ。自分の勉強法を確立すること、疑問に対する自分なりのアプローチを持つことこそが、合格後の実務でも最も活きる能力だと語られました。努力がすべて報われるわけではないかもしれませんが、少なくとも「気持ちの持ち方」「過ごし方」「得意不得意への向き合い方」「徳積み」など、受験生が今日から変えられることはたくさんあります。このポッドキャストを聴いてくださったすべての受験生が、自分らしい戦い方でベストを尽くせるよう願っています。~お知らせ~ サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。 人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。 話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。 パーソナリティー:田村陽太 産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。 カバーアート制作:小野寺玲奈 サニーデーフライデーはTwitterをやっております。 アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください! またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください! ↓↓↓↓↓ bit.ly/3gbygo1 公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい! また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
第248回 【対談】社労士試験直前プレゼンツ!合格を勝ち取る秘訣(前編)
今年もやってきました、8月22日(日)に行われる第53回の社会保険労務士試験。社労士試験に向けての直前対策方法や試験までに勉強すべき事、試験会場での過ごし方、試験後の生活等、過去に社労士試験に合格した現役実務家社労士二人で対談しました。昨年第85回~第89回の内容を追加し、先日収録した内容と合わせて編集した内容をアップしております。昨年話した内容に関しては第85回~第89回のエピソードをご覧ください。【ハイライト】・社労士試験前何してた?・模擬試験有効利用法・法改正対策は必要か?・苦手分野の克服方法・社労士試験の肝な一般常識対策について・社労士試験の勉強は横断対策が全て本エピソードの後編のリンクはこちらです。https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000532501485社会保険労務士試験オフィシャルサイトのリンクはこちらです。https://www.sharosi-siken.or.jp/社労士過去問ランドのリンクはこちらです。https://sharousi-kakomon.com/2021年版出る順社労士 選択式徹底対策問題集(ウォーク問)のリンクはこちらです。https://amzn.to/3CQxl85年金アドバイザー試験のリンクはこちらです。https://bit.ly/3m2yaVz働き方改革検定のリンクはこちらです。https://www.work.or.jp/残り2週間は「量より戦略」!模試と生活リズムで仕上げる社労士試験まで2週間を切った受験生にとって、やるべきことは「勉強時間を増やす」ことではなく、「勉強の質と体調管理」にシフトするべきタイミング。出演者のオオタワさんと田村は、共にこの時期に模試を繰り返し活用し、本試験と同じ時間割で模試を解くなど、体内リズムの最適化に注力していたと語る。特に朝型に体を慣らすことや、模試の出題傾向を分析して「やるべき箇所」を浮き彫りにする方法が重要とされた。法改正より“基礎の反復”が最強!コスパ重視の合格戦略各予備校が「法改正が出る!」と煽る中、2人は「実際そんなに出ない」「基礎の繰り返しのほうが圧倒的に得点源」と明言。出題範囲が膨大な社労士試験では、“狙われる基礎”を落とさず得点できる力のほうが圧倒的にコスパがよく、合格につながると語る。模試はあくまで情報収集と形式慣れに使い、基本事項の反復こそ王道とする姿勢は、これから追い込みをかける受験生の指針となるだろう。苦手科目は“スキャン力”と無料ツールで攻略年金や安衛法といった難関科目への対策として、田村は「スキャン能力」の重要性を説く。つまり、「問題文を見て過去問と照合しながら素早く見極める力」だ。おすすめとして紹介されたのが『社労士過去問ランド』という無料のWebサービス。過去問の反復演習を通して、自身の苦手分野を可視化し、効率的に対策が可能なツールとして、特に年金対策に効果的と語られた。一般常識対策は「フックをつけて記憶」せよ多くの受験生が苦手とする「一般常識」対策について、オオタワさんは「単体で覚えるのではなく、他の科目に結びつけるべき」とアドバイス。有給休暇の取得率なら老基法、M字カーブなら均等法など、本試験で出題されそうな統計情報や制度は、関連科目の中で“ついでに覚える”ことで定着率が上がるという。バラバラに覚えるよりも、体系的に“くっつけて記憶”する方が脳に定着しやすく、試験にも実務にも強くなる方法だ。短時間労働者や家族範囲など「横断整理」が合格と実務に効く社労士試験で高得点を狙う上でも、実務で即役立つ視点として登場したのが「横断整理」。たとえば“短時間労働者”というキーワードに対して、雇用保険・社会保険・労基法・均等法など各法律での扱いをExcelでまとめておくことで、試験中にも、実務の場でも応用が利くようになる。家族の範囲や波数処理(端数計算)といった“各法律で共通する概念”は、まとめノートにしておけば点になる知識が線になると2人は語る。実務視点で考えると、学びは定着し、価値になるオオタワさんが強調したのは「実務につながる学びをすれば定着する」という視点。試験のための知識ではなく、社労士として将来使う知識だと捉えることで、理解も早まり記憶にも残る。たとえば、遺族年金の家族範囲や、給付額の波数処理は、実務相談時に即座に答える力につながる。受験生にも「この知識が将来誰かを助ける」と思いながら勉強することで、試験のモチベーションも自然と高まるだろう。知識の整理法は十人十色、自分の“記憶回路”をつかもう今回の対談では、王道の勉強法から、それぞれの工夫、勉強ノートのまとめ方、苦手克服法まで幅広く語られた。特に「フックをつけて覚える」「横断で知識をつなぐ」「試験本番と同じ時間で模試を解く」などは、誰でも取り入れやすく効果の高いメソッドといえる。社労士試験は一発勝負の長丁場。その中で、自分に合った“記憶と理解の型”を見つけていくことが最も重要だと伝わってくるエピソードとなった。~お知らせ~ サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。 人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。 話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。 パーソナリティー:田村陽太 産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。 カバーアート制作:小野寺玲奈 サニーデーフライデーはTwitterをやっております。 アカウントは@sunnydayfridayと検索して頂ければ出てきますのでフォローしてください! またおたよりフォームを設けておりますので、是非ともサニーデーフライデーにおたよりをください! ↓↓↓↓↓ bit.ly/3gbygo1 公開収録等のお知らせは番組内でのみ発表するので、是非ともお好きなアプリの「購読」ボタンをクリックしてお楽しみ下さい! また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
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“Where raw voice becomes shape — Podcast 2.0.” 【元学長の体験的大学論】 A former university president discusses Japanese universities. Based on my 12 years of experience as president of two private universities, I will frankly and boldly discuss the difficulties and issues faced by private universities in Japan, including the internal circumstances. A must-read for those involved in private schools. 有料エピソードは試し聴き(プレビュー)ができます。LISTENで購入・フォローすると音声とともに文字起こしされたテキストを読むことができます。 YouTube https://www.youtube.com/@Camp_us_6214 note https://note.com/takahashihajime LISTEN Profile https://listen.style/u/campus Camp@Us Map https://listen.style/pl/10/Camp@Us+Map Membership Patreon https://www.patreon.com/campus6214/chats note https://note.com/takahashihajime/membership