会社で働いていると、自分たちにとっては「常識」だと感じている事が、実は他の会社では「非常識」になっている事はよくあります。
そして自分たちの会社では当たり前になっている行動が、真になぜやっているのか分からず惰性でやっている社内の「あるある」ってありませんか?
本日はそのような「会社のあるある」について取り上げ、理想的な会社の風土や社内体制、組織改革等についてグローバル人材の職業紹介事業に携わるユナイテッドワールド株式会社CEOの朝日将さんと語ります。
【ハイライト】
・会社の朝礼を惰性でやってませんか?
・ペーパーレス化に逆行する社内あるあるの是非
・会社でやるラジオ体操の真の目的とは?
・就業中に睡眠をとって何が悪い
・自律的人材を会社で育てる為には?
・社員それぞれの達成目標を定めるために重要な事
・会社の同僚との友情は仕事でしか培えない論
・世間の常識を一回は経験しておく重要性
朝日さんが番組内で紹介していました、
NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIXリード・ヘイスティングス (著), エリン・メイヤー (著)のリンクはこちらです。
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朝日さんが番組内で紹介していました、
Youtube番組 中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY
【ネットフリックスの成功①】世界一自由な会社の新常識(NETFLIX and the Culture of Reinvention)のリンクはこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=kb3K0HDloMs
朝日さんが番組内で紹介していました、
新版 経営計画は1冊の手帳にまとめなさい 小山昇 (著)のリンクはこちらです。
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ゲスト:朝日 将(ユナイテッドワールド株式会社 代表取締役)
ミネソタ大学ツインシティー校を卒業後、メキシコ大使館、経営コンサルティング会社、国際連合大学NPO/NGO法人を経てユナイテッドワールド株式会社を創業。「誰もがどこでも働ける世界を」をミッションとして、現在同社のCEOとして、外国籍やバイリンガル日本人といったグローバル人材の人材紹介サービスの事業を展開している。
ユナイテッドワールド株式会社様のホームページはこちらです。
https://www.unitedworld.jp/
過去朝日さんがサニーデーフライデーに出演された回のエピソードはこちらです。
第164回【対談】外国人雇用について語る
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946
第165回【対談】教えて、あなたの働き方!
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946
第176回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(前編)
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501727136
第177回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(後編)
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501961090
朝礼・社訓・スピーチ…“やってるだけ”の社内ルール、何のため?
今回のテーマは「会社のあるあるを見直そう」。田村と朝日さんが冒頭で挙げたのは、日本企業に多い「朝礼」文化です。社訓の読み上げや1分間スピーチが形骸化し、惰性で行われている現実に疑問を投げかけます。スピーチへのフィードバックがない、目的の説明がないなど、形式だけが残っている状況では社員のモチベーションにはつながらず、むしろ時間の浪費になる恐れも。重要なのは「何のためにそれをやるのか?」という目的の共有であり、納得感のある仕組みにすることだと語られました。
「紙の資料を配る」「全員で掃除」…効率を阻む“昭和的慣習”とは?
次に話題に上がったのは、営業成績を毎朝印刷して各社員の机に配る文化。IT化が進む中で、なぜ紙で、なぜ毎朝、なぜ全員に?という疑問は拭えません。ペーパーレスが当たり前になった今、「前からやっているから」「形として見えるから」という理由だけで続けられる業務に対して、朝日さんは「それなら一件営業電話したほうが生産的」と一刀両断。制度や習慣の“目的の喪失”が、現代の職場の非効率を生んでいると指摘されました。
ラジオ体操の目的、説明されてますか?“自由参加”の落とし穴
朝のラジオ体操についても話が及びました。健康促進のためとされるこの取り組みも、社員にとって「なぜやるのか」が共有されていなければ、ただの“儀式”で終わってしまいます。しかも、始業前のラジオ体操を義務化すれば、労働時間として扱われる可能性もあり、法的リスクも。田村は「自分は肩や関節の意識に集中していた」と笑いを交えて語りましたが、制度の導入時に目的や意味を説明する重要性を改めて認識させられるエピソードでした。
仕事がなければ寝てOK?“新しいあるある”のススメ
従来の「働いているふり」文化にメスを入れ、「仕事がないなら寝てもいい」という新提案が登場。朝日さんも「昼寝は大賛成。仕事がなければ帰っていい」と支持します。さらに話は、「時間制勤務から成果主義へ」という根本的な制度改革へと進み、Netflixの『NO RULES』を紹介。時間ではなく成果で評価し、優秀な人材を自由な環境で活かす。そのためには管理コストを下げる代わりに、自己管理ができる人を採用するという考え方が鍵になります。
「まず決める」ことの重要性と、経営者に求められる覚悟
KPI(目標管理)の明確化には、まず「決める」というトップの覚悟が不可欠だという朝日さんの意見に、田村も強く共感。正解かどうかは後から検証できる、まずは決断することが改革の第一歩です。社員が成果を出せる環境づくりには、経営陣がビジョンを言語化し、現場に落とし込む力が問われます。曖昧なまま走り出すより、方向性を示してから軌道修正することのほうが、組織にとっては価値があるという認識が共有されました。
飲み会・歓迎会・同期会…“友情”は仕事でしか育たない?
後半では、「歓迎会」「懇親会」「同期会」といった社内イベントに対するリアルな違和感も語られました。「仲良くなるのはプライベートよりも仕事で本気を出したとき」――田村と朝日さんは声を揃えて、共通のプロジェクトをやり切った経験こそが絆を生むと述べます。「グラスを注ぐマナー」など旧来的な上下関係の文化も一度は学ぶ価値はあるが、それが“永続”するのは地獄でしかない、とも。制度も文化も“必要な分だけ”を見極める視点が求められます。
「何のためにやるのか?」を問い直す、それが企業文化を変える第一歩
「朝礼」「紙資料」「ラジオ体操」「懇親会」…。本当に必要なものは何か?この問いに向き合うことが、企業文化の再構築の第一歩です。形だけのルールではなく、「目的」と「納得感」を伴った仕組みこそが、これからの働き方に求められる姿勢。特に若い世代やハイパフォーマーにとっては、自由と責任のバランスが整った職場こそが最大の魅力となるでしょう。無駄な“あるある”を手放し、新しい“あたりまえ”を創る企業が、次世代のスタンダードになるかもしれません。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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