本日は、求職者や転職希望者、再就職希望者等が自身の新たなキャリアを築いたり、より良い就業環境を求め就職先を探したりする為の、転職活動の進め方やポイント、企業側が取り組むべき事や注意点について、グローバル人材の職業紹介事業に携わるユナイテッドワールド株式会社CEOの朝日将さんと語ります。
※このご時世ですのでソーシャルディスタンスに配慮して収録しております。
【ハイライト】
・2021年の転職活動の現況について
・求職者が転職活動をする際の動機
・転職希望者が新しい会社に求める事
・コロナ禍で転職活動をする上でのアドバイス
・各求人媒体を利用する上でのメリット、デメリット
・転職活動の理想的な進め方
・フルリモート環境でも従業員に成果を出して働いてもらう為には?
ゲスト:朝日 将(ユナイテッドワールド株式会社 代表取締役)
ミネソタ大学ツインシティー校を卒業後、メキシコ大使館、経営コンサルティング会社、国際連合大学NPO/NGO法人を経てユナイテッドワールド株式会社を創業。「誰もがどこでも働ける世界を」をミッションとして、現在同社のCEOとして、外国籍やバイリンガル日本人といったグローバル人材の人材紹介サービスの事業を展開している。
ユナイテッドワールド株式会社様のホームページはこちらです。
https://www.unitedworld.jp/
過去朝日さんがサニーデーフライデーに出演された回のエピソードはこちらです。
第164回【対談】外国人雇用について語る
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946
第165回【対談】教えて、あなたの働き方!
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000497392946
第176回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(前編)
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501727136
第177回 【対談】グローバル人材になるために重要な事(後編)
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000501961090
■ 転職希望者は2倍にモテ期?コロナ後の転職市場を読む
今回のサニーデーフライデーでは、「転職活動のリアルな進め方」をテーマに、外国籍・バイリンガル人材の紹介を専門とするユナイテッドワールド株式会社代表朝日さんをお迎えしてトークを展開。番組ホストの田村自身も2回の転職経験者という立場から、働き方の変化や「自分らしいキャリア」の描き方を深掘りしていきました。
冒頭では、「転職希望者1人に対して求人が2.15件」という最新データを紹介。朝日さんいわく、コロナで求職者が急増した時期を経て、今は徐々に求人も回復基調にあり、今後は競争も再び激しくなると予想されます。
■ なぜ転職するのか?― 年齢別に異なる「転職の動機」
20代の転職理由の多くは、「この先のキャリアが見えない」「自分の成長イメージが湧かない」といった未来不安型。田村自身も、海外駐在後のキャリアが曖昧だったことから人事の道に興味を持ち、転職を考えたと語ります。
一方で30代以降になると、家族や生活に直結する給与・残業時間・柔軟な働き方が重視されるように。つまり転職理由は「理想の働き方」から「現実とのギャップ解消」へと変化していきます。
■ 求職者が「理想の会社」に求めるもの
転職先に求める条件は人それぞれですが、朝日さんは次のように分析します。
成長意欲が高い人ほどベンチャー志向
少人数・未整備な組織ほど、自らの裁量が広がりやすく、新しい挑戦が可能。
生活安定志向なら大企業
コロナ禍のような危機時にも賞与や雇用が安定している安心感は大きい。
また、「給料がベンチャーより大企業が高い」とは限らず、“企業規模”ではなく“企業の方針”によって給与体系も異なると指摘。会社の見極めには、求人数の変化や募集の急停止といった“外からの兆し”にも注目が必要です。
■ 転職エージェントと求人サイトの正しい使い方
ハローワークは今や若年層の利用は少なく、求職者は人材紹介会社や求人媒体、企業の採用ページなど多様な手段を使って活動しています。
人材紹介会社を活用する際のコツとして朝日さんが語ったのは、
「自分の希望を理解してくれる担当者」を見極めること
最初の面談で希望と異なる求人ばかりを紹介されるようなら、担当変更を申し出てもよい
“決めたい求人が先”の担当者には要注意(会社都合のマッチングが行われがち)
求職者と企業、両者が不幸にならないためにも、信頼できる担当者とパートナーシップを築くことが重要です。
■ ホームページは会社の“鏡”だと心得よ
会社選びの際にはコーポレートサイトの質も要チェックポイント。社員紹介ページが未整備だったり、「To be continued」のまま止まっている採用ページなどは、情報発信の姿勢に疑問が残ります。
朝日さんは「情報量の多い会社は、採用にも真剣。その姿勢が求職者の安心感にもつながる」と語り、企業の“見せ方”が問われる時代になってきているといいます。
■ 仕事しながら転職活動はできる?心の切り替え方
在職中に転職活動をするのは今や当たり前。朝日さんによれば「9割の転職希望者が働きながら活動している」とのこと。ただし田村のように「今の会社と未来の会社を並行して考えることの難しさ」を感じる人も少なくありません。
朝日さんはこれに対して、「本気で転職しようとする時は、気持ちは既に“次”にある。だから、割り切って進めればいい」とアドバイス。転職を“迷い”ではなく“決断”として行う姿勢が重要だと説きます。
■ 採用競争時代、企業が持つべき視点とは?
求職者にとって企業を選ぶ自由が増す中で、企業側も変化が求められています。
フルリモート、年齢不問、外国籍歓迎など“間口の広さ”と“柔軟性”
従業員の成果を信頼し、「管理型」ではなく「結果型」へシフト
採用活動を単なる“面接”ではなく、「会社の魅力をPRする場」と捉える姿勢
田村も「採用は“縁”を結ぶ第一歩。出会えなかったとしても、企業の想いを伝える機会として使ってほしい」と締めくくりました。
まとめ
転職は、自分の未来を見つけ直すための旅。成功の鍵は、「情報の見極め」と「信頼できる人との対話」にあります。
そして企業にとっても、求人票や採用面談はただの選別ではなく“未来の仲間を迎える準備”の時間。採用が双方向のコミュニケーションになった時、真のマッチングが生まれるのかもしれません。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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