今回は、サニフラおたよりフォームから応募がありました、ラジオネーム ジャイ子の娘はジャイ美さんからのテーマを取り上げております。前回の続きでコロナ禍の人材確保や若手社員の定着の上で必要な事、そして環境保護やSDGsを意識した企業活動の取組に関して等、若手実務家社労士と語りました。
【ハイライト】
・企業が高卒採用や高校生を募集する上でのポイント
・SDGsと企業ブランディングについて
・チェーンカフェvs純喫茶
・人々の嗜好とコミュニケーションの変化
・高校生を雇用する上での労基法上での注意点
・学歴社会に代わる良い日本の組織とは?
・人物本位の人材採用の流れについて
本エピソードの前編のリンクはこちらです。
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1507714225?i=1000535309821
■ スタバが高校生バイト・高卒社員を採用開始!その背景と狙いとは?
スターバックスが高校生アルバイトと高卒社員の登用を本格化したというニュースを受け、田村とオオタワさんはその意義と背景を深堀りしました。2000店舗体制に向けた人材確保という経営戦略の一環であると同時に、若年層の価値観や感性をサービスや商品開発に取り入れるための布石ともいえます。
高校生にとって“スタバで働く”というのは憧れの対象でもあり、企業側にとってもブランド力と接客品質を保ったまま新たな労働力を得られるという、双方にとってプラスの取り組みと分析されました。
■ スタバが若者を惹きつける理由とは?商品・空間・ブランドの魅力
スターバックスはフラペチーノの季節限定戦略や、地域に合わせた内装デザイン(例:福岡・太宰府の和風スタバ)など、若者の心を掴む工夫を常に凝らしています。さらに、環境意識の高いグッズ展開(シリコンストローやご当地マグカップなど)や、選べるカップや紙ストローといった細やかな選択肢も消費者の共感を得る要因です。
これらの要素が「ここで働きたい」「ブランドの一員になりたい」と思わせる仕掛けになっていると太田さんは語りました。
■ チェーン vs 純喫茶──“居場所”としてのカフェの変化
番組後半では、田村の“純喫茶愛”にも話題が広がりました。スタバのようなチェーンが「第三の場所」としての役割を果たす一方で、純喫茶には「人と人との偶発的な出会い」や「マスターとの交流」といった個人経営店ならではの魅力があると語られました。
しかし、現代社会では利便性や一定品質を求める傾向が強く、人々の思考や選択が均一化されている点が、純喫茶文化の衰退にもつながっているのではという意見も。
■ 高卒社員の強みと可能性──「現場経験の深さ」が未来をつくる
高校卒業後すぐに就職することで得られる「現場経験の長さ」は、大卒にはない武器になると両氏は強調。たとえば、高校からスタバで働いた人材は、20代後半にしてすでに10年近くの現場経験を持ち、エリアマネージャーや商品開発担当への道も開かれるのです。
また、スタバが採用制度を一本化し、学歴によらないキャリアアップが可能になったことも大きな意義があると評価されました。
■ 学歴は本当に必要?「安心材料」としての日本的採用構造の課題
大卒偏重の採用慣行についても深く議論が行われました。企業が“学歴”を重視する背景には、採用責任を回避したい人事部門の思惑や、エビデンス(証明材料)として使いやすい点があるとオオタワさんは指摘。個々人の能力やモチベーションではなく、誰もが納得する“無難な指標”として学歴が使われてしまうという現実が語られました。
その意味で、スターバックスのように「人物重視」「現場力重視」の採用姿勢は、今後の日本社会のあり方をリードするモデルになる可能性があります。
■ スタバに望む環境施策と社会的責任──“レシートいらない”提言も!
最後にはスターバックスへの“環境改善提言”も飛び出しました。豆の量り売り、レシートの電子化、容器持参の促進など、サステナブルな取り組みをさらに進めてほしいという声が上がります。スタバが「リーディングカンパニー」として消費行動と働き方の未来を牽引する存在であることに、改めて注目が集まりました。
■ 高校生の採用は「未来の担い手」
結論として、高校生の雇用拡大は“人材不足の代替”というより、スターバックスが若い世代の感性と成長可能性に本気で期待している表れです。今後ますます進む人材の多様化・柔軟化の中で、「年齢」や「学歴」にとらわれない採用の形を、スタバが一つのモデルとして社会に示し始めた、という印象的な回でした。
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナーとしてPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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