コンサル×アートでフリーランスっぽく働くみき(左)と、コンサル・リサーチ会社を経営するのぞみ(右)の二人で、1冊の本を実際に読んで感じたこと、思ったことをふんわり楽しく話します。ビジネス書から戯曲・小説、SF、ノンフィクションまで幅広く取り上げています。読書が好きな人、本が好きな人、学びが好きな人、ぜひお耳に合いましたら。
"読むことは人を豊かにする。聴くことは人を謙虚にする"
みき(Tw: @miki_apreciar)
のぞみ(Tw: @Nozomitnk)
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坂口安吾『堕落論』 #2
のぞみは作品の短さと破壊表現の美しさに惹かれた。 == 青空文庫:https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42620_21407.html == 『堕落論』は坂口安吾の代表的な随筆・評論作品で、1946年4月に発表されました24。第二次世界大戦後の混乱する日本社会において、逆説的な表現でそれまでの倫理観を冷徹に解剖し、敗戦直後の人々に明日へ踏み出すための指標を示しました2。坂口安吾は、戦争に負けたから人間が堕落するのではなく、人間は本来的に堕落する性質を持っていると主張します2。彼は以下のように述べています:「戦争は終り、特攻隊の勇士はすでに闇屋となった。人間が変わったのではなく、ただ元の人間へ戻ってきただけである。[...] 人間は堕落する。義士も聖女も堕落し、それを防ぐことはできず、また防ぐことによって人を救うことはできない。」2安吾は、人間が完全に堕落しきることはできないと指摘し、むしろ「正しく堕ちる道を堕ちきること」が必要だと主張します2。これは、他者からの借り物ではない、自分自身の真理を見出すためのプロセスとして描かれています。『堕落論』は多くの作家や評論家に高く評価され、坂口安吾の思想とその生き方を決定づけた作品となりました2。現代においても、この作品は東大生など若い世代にも強く響いており、自己肯定と再挑戦の勇気を与える作品として読み継がれています3。
坂口安吾『堕落論』 #1
みきさんは夏目漱石が好き。 == 青空文庫:https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42620_21407.html == 『堕落論』は坂口安吾の代表的な随筆・評論作品で、1946年4月に発表されました24。第二次世界大戦後の混乱する日本社会において、逆説的な表現でそれまでの倫理観を冷徹に解剖し、敗戦直後の人々に明日へ踏み出すための指標を示しました2。坂口安吾は、戦争に負けたから人間が堕落するのではなく、人間は本来的に堕落する性質を持っていると主張します2。彼は以下のように述べています:「戦争は終り、特攻隊の勇士はすでに闇屋となった。人間が変わったのではなく、ただ元の人間へ戻ってきただけである。[...] 人間は堕落する。義士も聖女も堕落し、それを防ぐことはできず、また防ぐことによって人を救うことはできない。」2安吾は、人間が完全に堕落しきることはできないと指摘し、むしろ「正しく堕ちる道を堕ちきること」が必要だと主張します2。これは、他者からの借り物ではない、自分自身の真理を見出すためのプロセスとして描かれています。『堕落論』は多くの作家や評論家に高く評価され、坂口安吾の思想とその生き方を決定づけた作品となりました2。現代においても、この作品は東大生など若い世代にも強く響いており、自己肯定と再挑戦の勇気を与える作品として読み継がれています3。
デュマ『モンテ・クリスト伯』 #3
近況報告と、ざっくりした感想。 == 漆黒の髪に黒い瞳の船乗り、エドモン・ダンテス。船長への昇進が決まり、美しいメルセデスとの婚約も果たし、目の前には明るい未来が広がっているはずだった。だが、その幸せを妬む者たちの姦計により、無実の罪を着せられた彼は、島の牢獄へ送られ、幸福の絶頂から一転、地獄に突き落とされる。ああ哀れ、エドモン・ダンテスの運命やいかに―― == この会話では、主にアレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」についての詳細な議論が行われました。参加者たちは小説の構造、キャラクターの描写、作者の背景について意見を交換しました。特に、エドモン・ダンテスの人物描写や、復讐劇としての物語の展開、通信システムを利用した策略などが詳しく議論されました。また、デュマの個人的な背景や、当時の社会状況についても言及がありました。椿姫やその他の文学作品との比較も行われ、人間の感情や社会の描写における普遍的なテーマについても話し合われました。
デュマ『モンテ・クリスト伯』 #2
ものがたり展開。復習の方法。 == 漆黒の髪に黒い瞳の船乗り、エドモン・ダンテス。船長への昇進が決まり、美しいメルセデスとの婚約も果たし、目の前には明るい未来が広がっているはずだった。だが、その幸せを妬む者たちの姦計により、無実の罪を着せられた彼は、島の牢獄へ送られ、幸福の絶頂から一転、地獄に突き落とされる。ああ哀れ、エドモン・ダンテスの運命やいかに―― == この収録では、モンテクリスト伯の小説について詳細な議論が行われました。のぞみさんは主人公エドモンド・ダンテスの物語展開について説明し、19歳の若者が不当な投獄を経て復讐を誓うストーリーを紹介しました。みきさんは司祭との出会いのシーンの印象深さを語り、のぞみさんは3つの復讐パターン(経済的損失、家族の破壊、社会的抹殺)について解説しました。また、登場人物の複雑な人間関係や、モンテクリスト伯となった後のダンテスの不気味な魅力についても議論されました。特に、エデという謎めいた女性の存在や、復讐と愛の両立という主題についても言及されました。
デュマ『モンテ・クリスト伯』 #1
近況報告と、ざっくりした感想。 == 漆黒の髪に黒い瞳の船乗り、エドモン・ダンテス。船長への昇進が決まり、美しいメルセデスとの婚約も果たし、目の前には明るい未来が広がっているはずだった。だが、その幸せを妬む者たちの姦計により、無実の罪を着せられた彼は、島の牢獄へ送られ、幸福の絶頂から一転、地獄に突き落とされる。ああ哀れ、エドモン・ダンテスの運命やいかに―― == 1. みきのバンクーバー滞在報告: - バンクーバーの気温は東京より約10℃低く(4度程度) - 午後3時半には日が暮れ始め、5時には完全な夜になる生活リズムの違い - 現地のシーフードレストランでは「刺身クオリティ」という日本語由来の表現が使用されている発見 2. のぞみの近況報告: - Microsoft Teamsの複数組織アカウントでのログイン障害に関する問題提起 - 特定の端末(MacBook Proとスマートフォン)でのアクセス不具合 - Teamsの録画・文字起こし機能の利点評価 3. 共通の話題として: - モンテクリスト伯の読書進捗について意見交換 - mikiがChatGPTを活用した新しい読書理解方法を提案
マックス・ヴェーバー『職業としての政治』 #3
責任倫理と信念倫理の狭間で。 ●書籍紹介:https://amzn.to/3UHZ2us 「どんな事態に直面しても『それにもかかわらず! 』と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への『天職』を持つ」。マックス・ヴェーバー(1864-1920)がドイツ敗戦直後、自らが没する前年に行った講演の記録。政治という営みの本質、政治家がそなえるべき資質や倫理について情熱を傾けて語る。 ●AI要約-- この会話では、ミキとのぞみが「職業としての政治」に関する本の内容について議論しています。主な話題は政治の定義、責任倫理と信念倫理の緊張関係、言葉の意味の変化、そして個人の仕事に対する姿勢でした。 マックス・ウェーバーの政治の定義が広範囲であることが指摘され、政治が様々な場面で見られることが議論されました。また、責任倫理と信念倫理のバランスの重要性が強調され、それぞれの仕事における姿勢について意見交換がなされました。 言葉の意味の変化については、「ヒューラー」という言葉がヒトラーを連想させるようになった例が挙げられました。 最後に、次回の読書会でモンテクリスト伯を読むことが決まりました。 チャプター 00:00:32政治の定義と範囲 のぞみは、マックス・ウェーバーによる政治の定義を紹介し、それが非常に広範囲であることを説明しました。銀行の為替から労働組合、都市や村の運営、さらには夫を操る妻の行動まで、自分の信念や意図に基づいて他者を導こうとする活動は全て政治であるとされています。 00:01:52組織内での「政治」の使用 ミキは、大企業の組織内で「政治ができる」という表現が使われることに言及し、それがマックス・ウェーバーの定義に沿った正しい用法であることを認識しました。 00:02:54言葉の意味の変化 のぞみは、「ヒューラー」という言葉が元々カリスマ的指導者を意味していたが、ヒトラーの台頭後にその意味が変化したことを例に挙げ、言葉の意味が時代とともに変化することを指摘しました。 00:05:40政治家の類型 のぞみは、政治を仕事にする人には「政治のために生きる」と「政治で生きる」という二つの類型があることを説明しました。これらはドイツ語で「フュア」と「フォン」という前置詞で区別されると述べました。 00:06:50近代的政党組織とリーダーシップ のぞみは、近代的政党組織においてリーダーのパーソナリティが選挙戦に及ぼす影響について説明しました。リーダーの個人的性格が政党全体の選挙結果に大きく影響し、その周りの人々が自分たちの利益を最大化しようとする構造があることを指摘しました。 00:09:50責任倫理と信念倫理のバランス ミキとのぞみは、自身の仕事における責任倫理と信念倫理のバランスについて議論しました。ミキは責任倫理を優先しつつも、バランスを取ることの重要性を認識し、のぞみは状況に応じて両者のバランスを取ろうとしていることを述べました。 00:17:34次回の読書会の計画 のぞみは次回の読書会でモンテクリスト伯を読むことを提案し、ミキもこれに同意しました。のぞみは特に「忍耐せよ、そして希望せよ」という言葉に興味を持っていることを述べました。
マックス・ヴェーバー『職業としての政治』 #2
政治家の適性検査、何かしらやった方が良いのでは?と思わされる何かが続いていますね。 ●書籍紹介:https://amzn.to/3UHZ2us 「どんな事態に直面しても『それにもかかわらず! 』と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への『天職』を持つ」。マックス・ヴェーバー(1864-1920)がドイツ敗戦直後、自らが没する前年に行った講演の記録。政治という営みの本質、政治家がそなえるべき資質や倫理について情熱を傾けて語る。 ●AI要約-- この会議では、のぞみとミキが職業としての政治や学問について議論しました。マックス・ヴェーバーの「職業としての政治」を参考に、プロフェッショナリズムの概念や政治家の役割について深く考察しました。 ミキは、演劇ワークショップを通じて職業倫理を考える方法について言及し、責任倫理と信念倫理のバランスの重要性を強調しました。 のぞみは、政治家の仕事としての側面や、選挙を就職活動に例える視点を提示しました。また、AIによる政治家の適性検査の可能性や、学問における不正行為についても議論されました。 最後に、政治と学問の分野における倫理的な課題と、AIの将来的な役割について意見が交わされました。 チャプター 00:00:11職業としての政治と学問の考察 のぞみとミキは、マックス・ヴェーバーの「職業としての政治」を基に、プロフェッショナリズムの概念について議論しました。ミキは、100年以上前から仕事を頑張る人を「機械」に例える比喩があったことに驚きを示しました。 00:02:30演劇ワークショップを通じた職業倫理の考察 ミキは、演劇ワークショップを通じて職業倫理を考える方法について説明しました。自分を疑うことの重要性や、責任倫理と信念倫理のバランスを保つことの必要性を強調しました。 00:12:39政治家の仕事としての側面 のぞみは、政治家の仕事としての側面について考察し、選挙を就職活動に例えました。政治家に対する期待と現実のギャップについても言及しました。 00:20:03AIによる政治家の適性検査の可能性 ミキとのぞみは、AIによる政治家の適性検査の可能性について議論しました。倫理感や責任感、判断力などの要素を考慮した適性検査の idea が提案されました。 00:24:07学問における不正行為と倫理的課題 のぞみは、学問分野における研究不正の例を挙げ、政治と学問の両分野における倫理的な課題について言及しました。 00:25:25AIの将来的な役割と課題 ミキとのぞみは、政治や学問の分野におけるAIの将来的な役割と課題について議論しました。AIの適切な使用方法や、人間の多面性を考慮した運用の必要性が指摘されました。
マックス・ヴェーバー『職業としての政治』 #1
みきさんは職業・プロフェッショナリズム、のぞみは政治のことを考えながら読んでいます。 ●書籍紹介:https://amzn.to/3UHZ2us 「どんな事態に直面しても『それにもかかわらず! 』と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への『天職』を持つ」。マックス・ヴェーバー(1864-1920)がドイツ敗戦直後、自らが没する前年に行った講演の記録。政治という営みの本質、政治家がそなえるべき資質や倫理について情熱を傾けて語る。 ●AI要約-- この会話は、ミキとのぞみの間で行われた、スイス旅行の経験と新しいオフィスの開設についての対話です。ミキはスイスの山々の迫力と食事の単調さについて語り、のぞみは新しいオフィスの利点と使い方について説明しました。また、マックス・ウェーバーの「職業としての政治」という本についても議論し、政治や学問を職業として捉える視点について意見を交換しました。ミキは、スイスの山々、特にマッターホルンの印象的な姿について詳しく説明しました。スイスの食事については、チーズ料理が中心で単調だったと感じたようです。 のぞみは、新しく開設したオフィスの利点として、集中できる環境や秘匿性の高い話ができる場所としての価値を挙げました。また、オフィスがあることで人を招きやすくなったことも利点として述べました。 二人は、マックス・ウェーバーの「職業としての政治」という本について議論し、政治や学問を職業として捉える視点について意見を交換しました。のぞみは、この本を読んだ時期が政治的に重要な出来事(アメリカ大統領選や兵庫県知事選)と重なっていたことを指摘し、政治という観点から本を読んだと述べました。一方、ミキは仕事という観点から本を読んだと言及しました。会話の最後には、マックス・ウェーバーの他の著作や、経済学の起源についても触れ、職業としての学問についても議論しました。 チャプター 00:00:11スイス旅行の印象 ミキはスイス旅行の印象について語り、特にマッターホルンの迫力ある姿に感銘を受けたことを述べました。スイスの山々が氷河で削られた独特の形状を持っていることや、想像以上に大規模な自然景観だったことを説明しました。一方で、食事については、チーズ料理が中心で単調だったと感じたようです。 00:06:01新しいオフィスの開設と利点 のぞみは新しく開設したオフィスについて説明し、その利点を挙げました。集中できる環境や秘匿性の高い話ができる場所としての価値、人を招きやすくなったことなどを述べました。また、オフィスが神戸の中心部にあり、アクセスが良いことも利点として挙げました。 00:13:58マックス・ウェーバーの「職業としての政治」について ミキとのぞみは、マックス・ウェーバーの「職業としての政治」という本について議論しました。のぞみは、この本を読んだ時期が政治的に重要な出来事(アメリカ大統領選や兵庫県知事選)と重なっていたことを指摘し、政治という観点から本を読んだと述べました。一方、ミキは仕事という観点から本を読んだと言及しました。 00:19:17マックス・ウェーバーの他の著作と経済学の起源 会話の最後には、マックス・ウェーバーの他の著作や、経済学の起源についても触れました。のぞみは、大学時代に「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を読んだ経験を共有し、経済学という学問の起源について考察しました。また、「職業としての学問」についても言及し、学問を職業として捉える視点について議論しました。
巨大投資銀行/バルジブラケット #3
人物描写と美学のお話。 == https://amzn.to/3U3sydJ 旧態依然とした日本の都市銀行を飛び出し、ウォール街の巨大投資銀行モルガン・スペンサーに転職した桂木英一。外資流のビジネスに翻弄されながらも、巨額のM&Aや証券引受で勝機をつかみ、一流のインベストメント・バンカーへと駆け上っていく。一匹狼の日本人起業家に翻弄されながら進めてきた買収案件に調印する寸前、世界を揺るがす金融不安が…。虚々実々の駆け引きから、複雑な取引の仕組みまで、投資銀行業務をガラス張りにした経済小説の金字塔。 ==
巨大投資銀行/バルジブラケット #2
金融・経済小説の楽しみ方。 == https://amzn.to/3U3sydJ 旧態依然とした日本の都市銀行を飛び出し、ウォール街の巨大投資銀行モルガン・スペンサーに転職した桂木英一。外資流のビジネスに翻弄されながらも、巨額のM&Aや証券引受で勝機をつかみ、一流のインベストメント・バンカーへと駆け上っていく。一匹狼の日本人起業家に翻弄されながら進めてきた買収案件に調印する寸前、世界を揺るがす金融不安が…。虚々実々の駆け引きから、複雑な取引の仕組みまで、投資銀行業務をガラス張りにした経済小説の金字塔。 ==
巨大投資銀行/バルジブラケット #1
オフィスやキャリアの話をして、後半やっと本の紹介をします。 == https://amzn.to/3U3sydJ 旧態依然とした日本の都市銀行を飛び出し、ウォール街の巨大投資銀行モルガン・スペンサーに転職した桂木英一。外資流のビジネスに翻弄されながらも、巨額のM&Aや証券引受で勝機をつかみ、一流のインベストメント・バンカーへと駆け上っていく。一匹狼の日本人起業家に翻弄されながら進めてきた買収案件に調印する寸前、世界を揺るがす金融不安が…。虚々実々の駆け引きから、複雑な取引の仕組みまで、投資銀行業務をガラス張りにした経済小説の金字塔。 ==
ジョージ・オーウェル『1984年』 #3
00:07:57プロールの生活 参加者らは、小説に登場するプロール(労働者階級)の人々の生活について議論しています。プロールは識字率が低く、犯罪が横行している階層で、政府からは放置されている状況が描かれています。日本の労働者階級とは異なり、プロールは上への階級移動が難しい立場にあることが指摘されています。 00:13:07ニュースピークの解釈 小説の最後に付録として収録されている「ニュースピークの諸原理」について議論されています。この部分が過去形で書かれていることから、ニュースピークという言語が廃れた可能性が示唆されており、ビッグ・ブラザーの体制が崩壊した社会が描かれている可能性があると解釈されています。 00:20:12ビッグ・ブラザーの存在 ビッグ・ブラザーという全体主義的な指導者の存在について議論されています。小説の中でウィンストン・スミスがビッグ・ブラザーの存在を問うシーンが取り上げられ、ビッグ・ブラザーが単なる概念であり、死ぬことがないと主張する姿勢が印象的だったことが語られています。また、ビッグ・ブラザーの由来が、かつての奨学金制度に由来する可能性があることが指摘されています。
ジョージ・オーウェル『1984年』 #2
00:00:11「1984年」のタイトルと書き出しについて 参加者は、この小説の元々のタイトルが「ヨーロッパ最後の人間」だったことを紹介しています。また、第1部の書き出しがビッグ・ブラザーの存在を想起させる巧みな描写であることを評価しています。 00:09:41作品の中で印象的だった箇所 参加者は、「正気かどうかは統計上の問題ではない」という言葉が心に残ったと述べています。この言葉は、個人の自由意志と多数派の意見との対立を表しているためです。また、オブライエンの拷問シーンの残虐な描写についても言及されています。 00:13:09作品の世界観と現実社会との比較 参加者は、作品の世界観が現実の社会に近いものであることを指摘しています。一方で、「素晴らしい新世界」のような作品は、より未来的で極端な世界観を描いていると対比しています。また、現代社会では自由に意見を述べられる点で、作品の世界とは異なることが議論されています。 00:17:02自由と服従の関係性 参加者は、作品が自由と服従の関係性について示唆していると指摘しています。人間には支配欲と服従欲が共存しており、自由の重さに耐えられずに服従を選ぶ傾向があると解釈されています。ビッグ・ブラザーに従うことで、理由を考える必要がなくなるメリットもあると議論されています。 00:23:59記憶と自己検閲の問題 参加者は、作品の世界で口述筆記が一般的であることから、自己検閲が強まり、思考が狭くなる可能性を指摘しています。また、ニュースピークという言語政策により、言葉が乏しくなれば、同質化された思考になると危惧されています。一方で、記憶を持ち続けることの重要性も強調されています。 00:27:40平和な社会の大切さ 参加者は、作品を読んで日本の平和な社会を改めて実感したと述べています。デモを行っても逮捕されることがなく、政治的な意見を自由に述べられる点が評価されています。しかし、デモが政治に影響を与えるほどの効果はないことも指摘されています。
『本を読む本』 #3
--お話の内容-- 小説は集中して一気に読む 無人島に持っていく10冊 シェイクスピアを理解する日は来るのか --書籍紹介-- 本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。
『本を読む本』 #2
--お話の内容-- 没頭するみき、分析するのぞみ 速読ってどう? 文体とか言い回し、気になったりする? --書籍紹介-- 本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。
『本を読む本』 #1
--お話の内容-- のぞみ、オフィスをつくる 読書っていろんな幅があるね --書籍紹介-- 本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。
東大教養学部テキスト『知の技法』 #3
- 話者は長年、演劇関連のコミュニティマネージャーのような役割を果たしてきた。そのコミュニティのメンバーは主にフリーランスの俳優や芸術家で、話者にとって楽しい経験だった。 - しかし最近、サラリーマン限定のメンバーを募集し始めたところ、普通のサラリーマンが集まり、議論が面白くなくなってしまった。話者は自分が楽しめていたのは、メンバーの多様なバックグラウンドによるものだったと気づいた。 - 話者は、相手の発言の論理や前提を理解することの重要性を説いている。相手の論理を共有できれば、コミュニケーションが円滑になると考えている。 - しかし、相手の論理を変えることは難しい。話者は質問攻めをしてしまうが、それでも相手に伝わらないことがある。 - 最後に、論理、モラル、技法の3つを組み合わせることで、コミュニケーションの改善が期待できるという示唆がなされている。
東大教養学部テキスト『知の技法』 #2
1. マドンナの写真集について: - マドンナの写真集の後半部分では、写真の意図や含まれる深い意味について丁寧に解説されている - 写真集のタイトルに「マドンナの発見」と書かれていることから、発見の概念が重要なテーマになっている - 写真集はポルノグラフィックなヌードだけでなく、繊細な美しさが隠されており、私たちがその繊細さを発見する必要がある 2. 現代社会の露骨さへの傾倒: - 20世紀末の現代社会は、すべてが裸になるような露骨さへの執着が増大している時代である - わかりやすさが重視される風潮があり、より露骨で単純化された表現が求められがちである - しかし、繊細さやニュアンスを感じ取ることが重要であり、そのためには自分の感度を磨く必要がある 3. 翻訳について: - 翻訳家の柴田元幸さんは、原文の持つ作品の声や雰囲気を繊細に感じ取り、それを活かした翻訳をする - 直訳ではなく、原文の良さを生かした自然な日本語訳を心がける - 翻訳の上手さは学生時代の悔しい経験から来るエネルギーであり、自分で作品を翻訳してみることが大切だと説く 4. 大学と発見: - 現代の大学は物事の奥の深さを発見する場所だと思われていない - しかし、物事の奥の深さを発見するのは大学だけでなく、人生の過程で少しずつ獲得していくものである - 年を重ね、様々な経験を通して、繊細さや奥の深さに気づくようになる
東大教養学部テキスト『知の技法』 #1
1. みきさんのポルトガル旅行の体験談 - ポルトとリスボンの2都市を訪れ、雰囲気の違いや海の景色、美味しい食事を楽しんだ - タコのオーブン焼きが革命的に美味しかった - 石畳の道を歩き、坂を登り降りると海が見えて気持ちが良かった - サッカーの試合が盛り上がっていて、ポルトガル人はサッカーを見ていた - 物価が安く、ワインなども日本より安価だった 2. 英語学習の話題 - テニススクールで英語を教えている - 生徒たちに英語の会話練習をさせたり、テニス選手のインタビュー動画を見せたりしている - 翻訳とローカライゼーションの違いについて話し合った 3. 東大の教養学部のテキスト「知の技法」について - 表紙のイラストが印象的だった - 翻訳の部分やマドンナの写真集を扱った箇所が面白かった - 1年生向けの入門的な内容だった
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才能が見つかれば、仕事も人生もうまくいく|TALENT TALK(タレントーク)
TALENT TALK(タレントーク) 才能研究を基盤としたタレントプロデュース・プロダクション・スクール・研修事業を行う株式会社TALENT代表の佐野 貴(たかちん)が、Podcast Studio Chronicle代表の野村高文と供に一人ひとりに秘められた才能を見つけ、その才能を活かして、自分らしい仕事や人生をつくっていくためのヒントを楽しく発信していく番組。毎週金曜朝6時配信。(シーズン1は「SAI 〜凡人の非凡の才能を科学する〜」) ▼番組への感想は以下までお寄せください。 https://forms.gle/KVchEoVpfr6FwquJA ▼感想ポスト X(旧:Twitter)には「#タレントーク」をつけて投稿ください。 ▼参考URL 株式会社TALENT 公式HP https://talent-inc.jp/ Podcast Studio Chronicle 公式HP https://chronicle-inc.net/ ▼MC 佐野 貴(たかちん/株式会社TALENT代表取締役) https://twitter.com/takachiiiiii3 野村高文(Podcast Studio Chronicle代表) https://twitter.com/nmrtkfm https://listen.style/p/kpeznebk?Pcc1U3Qe
Off Topic // オフトピック
Off Topicは、米国を中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報、たまにカルチャーをゆるーく深堀りしながら解説する番組です。 毎週木曜日に新エピソードを配信しています、AppleとSpotify Podcastのテクノロジー部門別ランキング1位獲得! Hosted by 草野美木(@mikikusano)and 宮武徹郎(@tmiyatake1) https://listen.style/p/g9geif5o?s2uGAdvM
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The Potluck
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