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2024-10-15 25:56

巨大投資銀行/バルジブラケット #1

オフィスやキャリアの話をして、後半やっと本の紹介をします。

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旧態依然とした日本の都市銀行を飛び出し、ウォール街の巨大投資銀行モルガン・スペンサーに転職した桂木英一。外資流のビジネスに翻弄されながらも、巨額のM&Aや証券引受で勝機をつかみ、一流のインベストメント・バンカーへと駆け上っていく。一匹狼の日本人起業家に翻弄されながら進めてきた買収案件に調印する寸前、世界を揺るがす金融不安が…。虚々実々の駆け引きから、複雑な取引の仕組みまで、投資銀行業務をガラス張りにした経済小説の金字塔。

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サマリー

このエピソードでは、オフィス開設に伴う仕事の忙しさについて語られています。さらに、花粉症やキャリアの展望、アートとビジネスの融合についても話題になり、特に投資銀行のキャリアについて考察されています。このエピソードでは、巨大投資銀行やバルジブラケットが取り上げられ、仕事とライフスタイルの関係や読書に対する独自の楽しみ方が深掘りされています。また、主人公たちの思考や価値観が対話を通じて明らかにされています。このエピソードでは、巨大投資銀行の内部やその競争環境についても議論されており、主人公の銀行員が外資系金融機関に転職する中での価値観の変化が描かれています。

オフィス開設の影響
金曜の午後ですね。
はい、いかがでお過ごしですか?
大変疲れてます。
おっ、そういえばオフィスが開設したっていう噂。
開いているんですが、家具も8割ぐらい置いているんですが、水道が通ってないっていう。
そっか、まだ水道が一番大事ですもんね。トイレ使えないってことですもんね。
そうそう、水が飲めないとかなんとかすればいいんですけど、お手洗い使えないので、そうなるとね、仕事中に急いでってなったら、どこに繰り出せばよいのやらってなっちゃうから。
それは厳しいですね。電気通ってないより厳しいですもんね。
そうなんですよ。電気はバッテリー持っていけば最悪なんとかなりますけど、水は災害用の時にリュックを作っておきましょうみたいなのがよくありますけど、水を持っておいた方がいいんだなっていうのは、今自ら平和な環境で体現してますね。
水が使えないことの重要性を理解されたと。
そう、深く感じております。
だから、本週忙しいのはオフィス開きと仕事と重なってお忙しい感じですか?
そうですね。オフィス回りと仕事も決算期が8月末が決算期なので、これから税金の諸々もやらなきゃいけないし、オフィス移転をすると当期の変更とかもやらなきゃいけないから、それも諸々やらなきゃいけないし、みたいな感じね。
お疲れ様です。
充実の1週間を過ごしております。
確かにちょっと顔がいつもより疲れてるかもしれないですね。
本当ですか?顔に出始めたらいよいよだな。
目がちょっと疲れてる感じがします。
目はさっき、花粉飛んでません?もう秋だから。
もう飛んでます。私、先週から鼻やばいです。
目がめっちゃ痒くて。
分かる。私もすごい朝起きたら目が痒い。
せっかくやっていたゼッカの免疫療法を去年ぐらいにめんどくさいなと思って1回止めちゃったがゆえ、久しぶりに秋の目がのかゆさを今。
そうなんですね。
もう1回やり直そうかしらって思ったんですけどね、来年。
でも私、それでICLしといてよかったと思って。花粉飛んでるときにコンタクト入れるとすごいゴロゴロしやすいじゃないですか。
コンタクトは確かにね。
メガネはメガネで、ここに物があるストレートがあったんでICLにしといてよかったとは思いました。
目がかゆいとき、目をちょっと描くじゃないですか。
それちょっと探り探りになりません?ICLのことを気にして。
すごいこすり方が今まで気にせずゴシゴシってやってたのが、ちょっと抑えるみたいな感じになりました。
そうよね。そうよね。
なりますよね。
なるなる。なるなる。
コンタクトを入れた状態にゴシゴシ擦るのとか、いかにも隔膜傷つきそうだからICLでよかったなって思います。
確かに結果的にケアすることが増えるようになるから、目にとっても長い目で見るといいのかもしれないですね。
うん。
確かに確かにでございますよ。
みきさんはこの秋は何か楽しみなことはありますか?
楽しみなこと、スイスに旅行行くのとカナダに旅行行く予定があるのと、
もう結構下半期、私ちょっとキャリアとかちゃんと考え直そうかなみたいな感じの暇にしてて、
え、でもなんか、のどみさんは大丈夫かもしれないんですけど、フリー、コンサル、自営業コンサル界隈では、
あと2年ぐらいみたいな、言われていません?
えー、全く知らないんだけど、私は取り残されているんだろうか。
でもそれはたぶんのどみさんが引くって思ったからですよ。
あと2年ぐらいってのは何がそうだって、あと2年ぐらい。
私も具体的な根拠はわかってないんですけど、
ただ今日本景気悪くて延安がたぶんしばらく続くみたいな、
だったときに結構コンサルを切るお客さんが増えてくるだろう、
そのとき一番最初に切られるのが自営コンサルだろうみたいな。
あー、まあそうかもね、確かにね。
実際、アメリカ系のコンサルファームとかは結構収益下がってたりするなと思うので、
っていうときに、仕事しばらくはコンサルって結構今は売り手市場というか、
結構私もいろんなお声を受けいただくんですけど、
それでその状態が続くのが2年くらいなんじゃないかっていう、
2年がどこから来たかわからないですけど、結構いろんな人から言われて、
今のうちからちゃんと備えておかないとね、みたいな話はしょっちゅうします。
偉いね、なるほどね。
2年先のことを考えてやってること、なるほどね、そっか。
じゃあ、あと半年くらいはゆっくり仕事もしつつ、
いろんなことを試してみたりしつつする、半年くらい。
そうですね。
私はもともとコンサルをめちゃくちゃやりたいというよりかは、
ライトワーク的にコンサルで制限を立てて、
残りの時間でアート授業みたいなのをやってたじゃないですか。
いよいよちゃんとアート授業みたいなものを自分のキャリアに活かしていくみたいな感じのことを
していかないと私の未来がないなみたいなことを思っていて、
そうしたら多分すごい年取ったフリーコンサルみたいになったら、
なんか若い方がいいとかなりそうじゃないですか。
発注側からすると。
夜、馬力が効くかどうかとかも大事なシーンがあるからね。
どうせなる自分と年近い人とかより、ちょっと若い子の方がコミュニケーション取りやすいとか発注側もありそうで、
だから私がただ年くったフリーコンサルになる前に、
こういう強みがある人ですとか、こういうことの人種的な対応で、
だからそこは人と違いますみたいなこととかを言えないとやばいかなみたいなことを思い始めて。
へー。
そういう時に私はできればビジネスとアートの狭間みたいな、アートコンサルみたいなこととか、
ビジネスとアートの架け橋できますよみたいなことを言える人になりたいなーみたいなことをぼんやり思ってるので、
ちょっとそこをどうやったらそういうキャリアにシフトチェンジしていけるかみたいなことを考え始めてます。
うーん、なるほどね。
先週、先々週ぐらいに山梨の知り合いの会社の、
なんていうんだろう、ちっちゃい研究ラボみたいなところを訪れたんですけど、
一人で行くのかなと思ったら、知り合いの人が、
いろんな人一緒に来るけどいい?って言われて、全然いいっすよみたいな。
結局その人含めて5人ぐらいになったんですよ。
うんうん。
えっと、一人は京都で会社やってる。
公務店家なんかはもともとやってて、
なんか杉が面白いっつって。
木の。
その材質としての杉だけじゃなくて、杉の中に含まれてる水がいいとか。
その水が面白いからとかってなんか香りとそういう水とかやってる人で、
あともう一人は、あの人アートなのかな?デザイナー?
もともとファッション系の方なんだと思うんだけど、
あのすごい素敵な女性の方で、
すごくこう、なんていうんだろうね、話もおもろいし、
何の話になってもアートの造形があるっていう。
さっきはファッションの話してると思ってたら、今度は水木画が云々みたいな。
そんなこともご存知なんですね、みたいな人見てると。
なんかアートの世界っていうのは、
何て言うんだろう、積み重ねが物を言うとこもあるじゃない?
なんかいろんなもののさ。
そうですね、その文脈を抑えてるかどうかっていうのは、
結構一流か一流じゃないかを切り分けるところになる気がします。
ね、だからなんか、
一丁一石でアートのコンサルやりましょうとかっていうのを、
たぶんやるのすごく難しいんだろうなと思うと、
結構真剣にキャリアとしてやろうって腹くくらないとね、大変な。
一方ででもその人すごく、
アートに関わる人が少なくて悲しいんですよね、みたいな話もしてたから。
いろんな難しさと面白さがある領域、テーマなんだろうなっていうのは。
すごい思ったね。
なんかただアートはアート側にどっぷり使っちゃって、
アートの文明からしっかり抑えてるんだけど、
アート業界の働き方しか知らなくて、
ビジネス界の文明がわからない人が結構多いので、
私は逆にビジネスとそこにしかいなかったので、
だからこそそれが活かせないか、みたいな。
逆にアートの文明はあまり抑えられてないけど、
間に立てるみたいなところで何とかならないかっていうのを考えてますね。
なるほどね。
投資銀行のキャリア考察
今回ミキさんと一緒に読んだ、
巨大投資銀行っていう、パルジ・ブラケットっていう、
タイトルの通り、投資銀行、証券会社だよね。
M&Aとかそういうのがたくさん例として出てくるんだけど、
結局みんないろんな登場人物キャリアがいるじゃない?
辞めて戻ったり、何か云々とする中にさ、
もともと証券会社の投資銀行の中で、
セールスやってるんだと思うんだけど、辞めて最後、
ファンド作ってウイスキーの投資とかやってる人いるじゃん。
はいはいはい。
すげえいいなっていう気持ちに、今回読んだんだなって。
なるほどね。
赤い時とか初めて読んだの大学院生の時だったんだけど、
その時はさ、すごいなと思う人って全然別だったんだけど、
今見ると、ウイスキーの投資やってる、
すげえいい人生の歩み方してるよなって。
ちゃんとお金を稼いで、
定量的な幸福とか経済的な裕福みたいなものを担当しつつ、
自分のビルっていうか、心をそがかにやりたいことも実現できるぐらいだよね。
確かにね。
ライフスタイルと仕事の関係
今の人生楽しんでるよなって。
いいね、なるほど。
半年間ぐらいちょっとゆっくり準備と頭の整備やって。
ちょっとゆっくり考えようかな。
いいじゃないですか。
まだ全然そこにどうしたらそうなれるかって糸口は全然ないから、
ちょっと一から考えるってなってたな。
普通にアート系のプロジェクトの実績はあるし、
ビジネス系のプロジェクトの実績もあるけど、
なんか分断しちゃってるから、
どうやったらそこをうまくミックスできるかなってな。
考えていければと思ってます。
いいじゃないですか。
いい秋冬にしましょう。
頑張りたいです。
余裕があるうちに。
のどみさんは下半期はどんな風になりそうですか?
下半期なぁ。
オフィスを開き、仕事の環境を変え、
何やろっかなぁ。
ゆっくりしたいなぁ。
のどみさん毎回言ってます、ゆっくりしたいって。
でもよくよく聞くとガブさんに働いてます。
180%の力でいつも。
ゆっくりしたいなっていう気持ちはとてもあってですね。
そうなんですよ。
読みたい本もたくさんあってさ。
ゆっくり本読みたいですね。
私もゆっくり本読みたいです。
ゆっくり本読みたいって思うのが、
これって私だけだったんだって最近。
私だけっていうか、私で珍しいことだったんだって思うのが、
私って疲れるとゆっくり本読みたいなって思い始めて、
そうすると自分のリフレッシュの方法として、
無人島に一人で隠居して、
図書館みたいなところに住んで隠居して、
それでずっと端から気の向くままに、
無人島で本を読み続けるみたいなことをイメージすると、
すごいリフレッシュになるっていうのがあったんですけど、
全然理解をされませんでした。
不思議なリフレッシュ方法なのかもね。
たくさん寝たいですとか、温泉行きたいですとか、
たくさん美味しいもの食べたいですとかっていうのは、
よく聞くけど、
無人島にこもって本を読みたいっていうのは、
独特の発散法かもね。
そうなんだ。
それをイメージするだけでも結構癒されるっていうか、
そういう感じなんですけど。
それって独特なんだなって思いました。
救急医かなんかの人で、
想像で何か発散させる時に、
無言で淡々と緑緑した山を登っている映像をイメージすると、
なんかスッキリしますみたいな人がいてさ。
ちょっと感覚近い気がします、その人と。
っていうことなのかな。
ちょっと人と離れて、
もう何か自分の好きなことというか、
没頭できる時間っていうのにのめり込むっていうのが、
一番疲れを解放するのにってことなのかもね。
それで珍しいことなんだって、
そういうイメージをすることがあって思ったのが、
私は社会に接続するからには、
社会的に何か役割を果たさなきゃいけないっていうのを、
すごく義務みたいに思ってるんですよね。
仕方ない。
資本主義経済でいろんな公共インフラとかを、
恩恵を受けながら暮らしている以上、
何かしなければいけない。
仕方ないみたいな感じでやってて、
本当は全然そういうことに興味がないんだろうなって思います。
なるほどね。
共同体としての責任から一切離れたところにいるっていうことを、
イメージするのが癒しなんだと思います。
なるほど。
その義務感から解放されたところっていうのが、
人と切り離され、好きなものと結びつく時間になるってことか。
でも今は、いろんな恩恵を受けながら生きてるから、
共同体の構成であるっていうことから、
仕切りを果たさなきゃいけないみたいなことを思っているんだと思います。
読書の独自の楽しみ方
なるほどね。
構成である以上、何かしらコミットしないと。
めきさん、軍隊の軍人として優秀に仕事を果たしてくれそうだね。
責務を果たすと。
私に体力とか運動神経の明治才能がないので、
果たせないかもしれないんですけど、
マインド面ではすごいいいポテンシャルを持っている気がしますね、確かに。
あとは筋骨リュウリュウになれればよかったってやつだね。
そう、私がもし走ることが早くて筋肉質だったら、
確かに軍隊ですごいいい成績を出したかもしれないです。
マインドができてるから。
そう思うと、今回一緒に読んだ巨大都市銀行、
出てくる人、結構仕事好きな人とか、
仕事じゃん!みたいな人が多いから、
めきさん、共感できる人がすごく少なそうですね。
本当にその話をしたくて、私全然この小説はわからなかった。
全然わからなかったって話を今日したいなって思ってます。
いいじゃないですか。
だからのぞみさんがこの小説を何回も読めるぐらい好きっていうのは、
どういうこと?みたいな、何を楽しんでるのかっていうのを深掘りしたいと思ってます。
なるほど。
改めて今回、私がめきさんに読みましょうって言ったのは、
2005年に出た巨大都市銀行。
読み方的にはバルジブラケットっていう黒木涼さんの経済小説ですと。
上下感ってたっぷりあるので、めきさんはわからないなと思いながら、
一応上下感を走り切ったと。
本当に時間かかりました。
読むチャンスはいくらでもあったのに、全然気持ちになれなくて、
30ページ読んで、3日開けて30ページ読んで、みたいな。
すごい遅かったです。
なるほどね。
黒木涼さん、確か早稲田の人じゃなかったっけ?
なんかそうだった気がします。
そうだよね。早稲田大学法学部。
そうなんだ。
そういうことですね。
めきさんは非常に難しかったという中で、
私これ最初に読んだきっかけで言うと、
大学院の時に就職活動をして、
相手先が決まりましたと。
でも働くって何か全然イメージがないからさ、
父親も公務員、教員で、高校の教員で、
母親もパートで働いてるみたいな感じだからさ。
会社で働くイメージとか全然ないわけですよ。
特に外資で働くとか全くイメージがないので、
どういう感じなんだろうなと思って、
何冊か買ったうちの1個がこれでした。
なるほどね。
学生時代に泣いて決まったから、
仕事のイメージを持とうと思って買ったってことですか?
そう。
大学院の時は就職活動をするんだけど、
みんなすごく業界の研究とか真剣にするじゃないですか。
今も昔もコンサル業界ってこういう感じでとか、
商社ってこうでとか皆さんやられると思うんですけど、
私全然分かんなくてさ、
本読んでも分かんないし、
社員さんに何やってるんですかって聞いても
よく分かんないみたいな。
よく分かんないなと思いながら面接を受けたら、
たまたま内定をもらって、
内定をもらった後にさすがにちょっとは理解しとかないと、
準備もできないしさ、
内定者としてこういうイベントに出てくださいとか言われても
言えることあんまりないなと思って、
勉強するかって思ったっていう。
なんかすごいですね。
学生の時にそこまで分かってるっていうか、
なんとなくラッキーで内定取れたみたいな意識があったってことですよね。
他の人と比べてそこまで努力をせず内定が取れたみたいな。
そうだね。
努力をせずというか、
努力は個人的にはしてるんだけど、
業界を理解するとかそういうことってよりかは、
目の前の課題を頑張ろうみたいな感じで、
振り返ってみたら、
私は業界というのは特によく分からないなみたいな。
でもみきさんが言うようにほとんど運だと思う。
巨大投資銀行の理解
もちろん運だと思う。
だからせっかくもらった運だから、
しっかり理解したいなと思ったっていうのと、
当時付き合ってた彼女が投資銀行にずっと行きたいって言ってたんだけど、
そんな良いところなのかなと思ってたっていうのも嫌や。
なるほどね。
ちょっと話ずれちゃうんですけど、
学生で社会人経験がない時に、
結構良い会社に内定をもらえましたっていう時に、
どうしておごらずにいられたんだと思いますか?
それって自分の力だって思っちゃいがちじゃないですか?
なんでだろうね。
自分の力だ。
自分がやっぱり優秀だったんだみたいなふうに思わないわけですか?
どうだろう。
どっちも思うよ。
どっちも思うよというのは、
言い方が難しいんだけど、
自分が優秀な学生じゃないなとは全く思わないんですよ。
勉強頑張って勉強もしたし、
なんとなくテストの点も取れるなは。
飛び切りもしてるしね。
それは別にあるんだけど、
だから私はここに入って、
叱るべき人間だとは全く。
それとこれとは話は別じゃん。
学生の時って社会人経験もないし、
自分の評価されてきたもの差しだけが自分のもの差しだから、
偏ったもの差しだけで評価されてきた。
銀行業界の競争と価値観
つまり自分の価値が高いみたいになりがちじゃないですか?
なるほどね。
なんとなく言ってることはわかる。
っていう時に、
なんでそんなちょっと相対的になれたんだろうっていう。
あんまりあれじゃない?
田舎っ子だからさ、
競争とかもないしさ、
あんまり自分の力かどうかを主張するシーンがないからじゃない?
そういうことなかったんだ。
ないない。
だって中学は普通に地域の子が行く中学校に行って、
高校なんか倍率1.0何倍みたいな高校に行ってるからさ、
普通に入れましたみたいな。
自分のことをどう思うとかっていう。
でもいるのか。
今回この本の中でも、
この主人公の人最初銀行とかに行くじゃない?
日経の銀行で30後半までずっといて、
辞めてその外資に行くっていうやつだけど、
銀行の中とかに行くと、
この人の同期で銀座店の支店長みたいな人とかいるじゃん。
いたでしょ。
いたいた。
そういう人見ると確かに、
俺銀行の人間なんだから優秀だべみたいな感じは感じるから。
ほんと銀行行かなくてよかったと思ったもん。
俺読んで。
絶対無理だなみたいな。
その社会人になってからどんどん心を折られていったりとか、
私の物差しですごい偏ってるなとか、
価値観を変えるきっかけってすごいいっぱいある感じだったから、
学生時代から、
人より業界の理解とかしてないからやろうかなとか、
私も業界研究とか全くしてなかったし、
修理工房なんて行ったことなかったから、
けどそのままそれで問題ないみたいな感じで、
結構過ごしちゃってたから、
外資系金融機関への転職
全然違うなって思って聞いてみた。
うーん、なるほどね。
なるほどね。
だから私もう根っこが農家なんだと思うよ。
やっぱり。
なんて言うんだろう。
どういうこと?
なんて言うんだろう。
農家の人ってさ、
今回出てきた藤木さんだっけ?
ウイスキーに投資とかしてる人。
北海道の奥地から出てきてみたいな人じゃない?
あの人にやっぱり今すごい共感するところが多いのは、
農間みたいな仕事やってるとさ、
自分でコントロールできる範囲って、
もちろんあるんだけど、
すごい限定的なのよ。
やっぱ台風来たら一発で終わりだしさ、
日出りが続いたらできないしさ、
みたいな、
もうじいちゃんばあちゃんとかそんな感じだからさ、
なんかいいことがあると、
ありがたいなとかいう文化なわけ。
なんか、
うちが頑張ったからだ、
まあ頑張るのはもちろん頑張るんだけど、
なんかね、
ありがたいな以上、
みたいな人たちが多いから、
そういう風になるんじゃない?
そこは確かに出自が影響してるのかもね、
確かに。
うちもさ、
最初に読み通した時にさ、
俺絶対ここに出てくる人の誰にもなれないなと思ったわけ。
その証券会社の中で影響を受けた。
凄すぎてって感じ?
凄すぎてもそうだし、
こんなにこだわれないなみたいな。
主人公の桂木さんっていう銀行辞めて、
都市銀行行ってみたいな人もさ、
都市銀行行ってニューヨークで頑張って。
そうそう、
まだバブル崩壊前のさ、
日本だからこう多分日本が使う景気が良くて、
日本がアメリカのいろんな会社だ、
ビルだ、
土地だを勝ち上げて、
生活辛そうじゃん。
プレッシャー超あるし、
意味わかんない航空会社の部長とかと付き合わなきゃいけないしさ、
案件は横取りされるしみたいな。
大学院生の時見てて、
俺こういう会社だったらすぐ辞めようみたいな。
やっていけないなって最初思ったし、
他に出てくる人も、
みんな、
やめればいいのにみたいなことをさ。
それ、めっちゃ思った。
なんでまだやるの、
もう十分じゃん、みたいな。
そっかぁ、
もう辞めればいいのに、
ゆっくりしたらいいのになみたいな。
特にこの、
副会長のリュウジンさんというのが出てくるトレーダーとかさ、
ほんとに。
ちょうど今の時、
何のトレーダー?
何のトレーダーが出てくるのかって。
へー、ほんとに
もう、長田万瀬が3位になったなら もういいよ、つって
ねえ、もう実際にこの、いる妙人さんかな?
妙人しげるさんっていう、実際に
そう、いた、元ソロモンブラザーズの副会長まで 行った人がモデルな
これだったら実際のモデルがいる人なんだけどさ
いやー、100%自分なら辞めるなー、みたいな
と思った時に
あー、そうか、こういう社会があるんだなー みたいな、思ったのが
最初の印象っすなー
25:56

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