夜眠りにつく前の“聴くだけ読書会”。講談社のバタやんこと川端里恵がおすすめの本や心に響くフレーズをご紹介します。毎週水曜日の夜に、リスナーの方のお悩みや気分のリクエストにおこたえして、本を1冊、勝手に貸し出しいたします。読んでも、読まなくても、”あしたが楽しみになる”読書の時間を共有する図書室です。Podcast累計400万再生。
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バタやん(川端里恵・KODANSHA)
1979年生まれ。2002年に講談社に入社。広告営業、女性誌「with」「VOCE」「FRAU」「mi-mollet」編集部などを経て、今は人事・総務を担当しています。文芸編集者も漫画編集者も経験していないけど、本と漫画と雑誌を読むのが好きです。メンタルケア心理士。
※講談社の出版物に限らず紹介します。発言や感想は、完全に個人の見解で会社を代表するものではありません。
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番組の魅力・推薦
EP113. SNS中毒を脱する鍵と、手さぐりですごしてきたここ数年で良いほうに変わったこと
今夜の勝手に貸し出しカードは、柚木麻子さんの『とりあえずお湯わかせ』です。番組へのリクエスト、ご感想はInstagramのアカウント@batayomu までお寄せください。
EP112. 帰ってきました! 仕事が変わって自信をなくしがちのときに【真夜中の読書会リターンズ】
お待たせしました。「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室〜リターンズ」として再スタートいたします。今夜の勝手に貸し出しカードは、牟田都子(むたさとこ)さんの『文にあたる』です。番組へのリクエスト、ご感想はInstagramのアカウント@batayomu までお寄せください。
EP111. 弱いまま強くなる選択をしてみる。【シーズン1最終回】
今夜はお便りをご紹介しつつ、“リターンズ”が出来るその日まで、読んでおいてほしい“勝手に貸出カード”をまとめ出しします!!★勝手に貸出カード/『今、出来る、精一杯。』根本宗子『銀行総務特命』池井戸潤『棘の家』中山七里『一心同体だった』山内マリコ『悪の芽』貫井徳郎『両手にトカレフ』ブレイディみかこ『アルツ村』南杏子『看守の流儀』城山真一
EP110. 「大人になる」とは我慢強くなることじゃなく
今夜の勝手に貸出カードは、内田樹さんの『困難な成熟』です。この本は、「大人になる」「成熟する」とはどういうことかを、14歳でも読んでわかるように書かれた本です。14歳で読んだら14歳の感じ方があるでしょうし、つきみさんのような30代で読んでも、たぶん50歳でも60歳でも、自分が「大人になり」「成熟する」とはどういうことなのか考えさせられる本であります。今夜は最後にお知らせがあります!
EP109. 「小説の読み方」を学ぶ本。途中でわかんなくなって完読できない問題について
今夜の勝手に貸出カードは、三宅香帆さんの『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』です。小説の書き方を教える本は数あれど、小説の読み方を教えてくれる本はあまりありません。三島由紀夫の『金閣寺』、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』など誰でも知ってるけど「どんな話だっけ?」という名作を題材に、いろんな“読み方”があるのね〜と教えてくれる本です。
EP108. 「母娘の呪縛もの」に隠れた圧倒的な父親の不在感
今夜の勝手に貸出カードは早見和真さんの『八月の母』です。2014年に愛媛県伊予市の市営団地で起きた「少女暴行殺人事件」という痛ましい実際の事件をベースにしながら、著者早見さんの視点で事件の背景を掘り下げ、フィクションとして描いた本です。「毒母からの呪縛」などという言葉では片付けられない、どう足掻いても逃げ出せなかった蟻地獄が描かれます。数日間はズーンと気持ちが引きずられて、体力が奪われるくらいの重たさです。心してどうぞ!
EP107. 善意と好奇は紙一重。優しいふりをした好奇心に気をつけて
今日の勝手に貸し出しカードは、ペク・オニュさん著、吉原育子さん訳の『ユ・ウォン』です。これは、今年のベストブック入り確定です。マンションの大火災から奇跡的に生き残った少女ユ・ウォン。部屋に火の手がまわる中、彼女を布団で包んでベランダから放り投げた姉は亡くなり、下で受け止めたおじさんは足の骨を砕く大怪我を負って障害が残ります。「布団の子」を救ったおじさんは、一躍ヒーローになるのですが、彼は決して聖人ではなくて・・・。重荷を背負った少女のただただ悲しいお話ではなくて、サスペンスな要素とシスターフッド的な冒険譚でもあり、爽快さが残ります。
EP106. 連休にじっくり読みたいちょっと怖い小説3選
今夜は目前に迫った大型連休におすすめの小説を3作品ご紹介します。高級住宅地で起こる事件、病院で起こる連続不審死、母親を介護する娘のお話……といずれもちょっと怖いお話です。勝手に貸出カード・『誰かがこの町で』佐野広実さん・『本日はどうされました?』加藤元さん・『チョウセンアサガオの咲く夏』柚月裕子さん
EP105. 井上荒野さんの『生皮』を読む。指導者からのセクハラの罪深さ
これはもう今年のベストブック入り間違いなしだと思っています。今日の勝手に貸出カードは、井上荒野さんの『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』です。小説講座の人気講師が受講生への性暴力で告発される物語です。指導者からのハラスメントはなぜ起こるのか、被害者の家族、そして加害者の家族はどう受け止めるのか……。
EP104. 自分のいじわるさに気づいている人はいじわるじゃない?
「職場の同僚の女子のずうずうしいところやずるいところが目につくようになってしまって。彼女にイライラしたり、大人気ない排除やいじわるをしたくなってしまう自分にもまた落ち込む」というリスナーさんからのご相談に、今夜の勝手に貸出カードは、高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』にしました。料理が得意でリアクションの可愛いあざと系女子・芦川さんに一緒にイライラしていただけたらと思います!
EP103. 外部のノイズをシャットダウンすることで奪われるもの
今日の勝手に貸出カードは、児玉雨子さんの『誰にも奪われたくない/凸撃』です。児玉雨子さんはハロプロなどのアイドルソングやアニメ主題歌、キャラクターソングなどを手掛ける人気作詞家さん。小説「誰にも奪われたくない」は、そんな児玉雨子さんご自身を意識させるような、若手作詞家の園田レイカと、楽曲提供をしたアイドルグループの人気メンバー佐久村真子との交流を描いた物語です。うすら寂しさと闇を抱えた二人がどんどん仲良くなっていくシスターフッド的な物語を安易に期待すると裏切られます。
EP102. この世で一番こわいものは、過去の自分の酷いしうち?
今日ご紹介する勝手に貸し出しカードは、川上未映子さんの『春のこわいもの』。パンデミック直前の2020年春の東京を舞台に、なんとも得体の知れない、とらえどころのないこわさを感じる短編小説です。ギャラ飲みの面接を受ける二人の女性のお話「あなたの鼻がもう少し高ければ」や、高校時代の親友から久しぶりにかかってきた電話に、自分の過去のしうちを思い出す「娘について」など、胸がギュッとなるので、どうぞ心してお開きください。
EP101. 気づきをもらったり、勇気をもらったり。おかげさまでと贈答文化
今夜は、最近読んだ激推しの本を勝手に紹介するシリーズです。今日の勝手に貸出カードは、酒井順子さんの最新刊『うまれることば、しぬことば』にしました。ポリティカル・コレクトレスの意識が高まり、生まれても、流行っていても使えなくなることばがある一方、一気に市民権を得て、老若男女が使い出すことばもあります。そんなことばにまつわるモヤモヤや支持を得た背景などを酒井さんが静かに、鋭く分析した本です。
EP100. 祝100回配信! 感謝と読書を通じて思うこと
ついに第100夜を迎えました! ありがとうございます! 今夜は、これまでにみなさまからいただいたお便りをたくさんご紹介しつつ、貸出カードを出したり、出さなかったり、自由におしゃべりしていきます。“図書室はいつだって、ちょこっと現実逃避できる心の止まり木。わさわさした気持ちやわさわさした人、やらなきゃいけないあれこれはしばし忘れて、自分だけの時間を”と、2020年3月14日にスタートしたこのPodcast。本を読んでも読まなくても、聴くだけで読んだ気になれちゃう、ちょっとだけ気分転換できる、そんな時間になっていたら嬉しいです。今日の勝手に貸出カード/『文藝』2022年春季号 「母の娘」特集号『女優の娘』吉川トリコさん『ぼくの宝物絵本』穂村弘さん (河出文庫)『ころべばいいのに』ヨシタケシンスケさん『砂嵐に星屑』一穂ミチさん『パラソルでパラシュート』一穂ミチさん『ひみつのしつもん』岸本佐知子さん
EP99. “夫婦”という特殊な肩書き
今夜の勝手に貸出カードは、川上未映子さんの『人生が用意するもの』です。2012年に単行本化されたこの本は、大震災直後の混乱する日本や胸のつぶされそうな思い、行き場のない怒りなどが綴られています。川上さんの生々しい表現や、挟まれるエピソードとユーモアに、今またあらためて救われる部分の多いエッセイ集です。リクエストくださったのは、これから結婚するマリッジブルー気味のリスナーさんと、旦那さんの介護中というリスナーさん。有事の際の”夫婦”という特別な肩書きについてを考察しました。
EP98. 疎外感を与える「悲劇的なデザイン」とは
今日の勝手に貸出カードは『悲劇的なデザイン ―あなたのデザインが誰かを傷つけたかもしれないと考えたことはありますか?』です。怒りを煽る失礼なテクノロジーや、思いがけず悲しみを呼んでしまうSNSの仕様など、ユーザー側として嫌な体験したことがあるものもあれば、提供者として配慮が欠けていたかもとハッとさせられるものもありました。最近体験した自動検温器で凹んだことをちらっとお話しします。
EP97. 「誰がなんと言おうとも」なんて確信は持てなくて。評価と安心のお話
今夜は私が最近読んだ本の中からおすすめの文庫本を2冊ご紹介します。一つ目は奥田亜希子さんの『五つ星をつけてよ』。もう一冊は、山本文緒さんの『パイナップルの彼方』です。この二つの本にはある共通点があるのですが……。
EP96. 「五十過ぎたら順不同」体を心に近づけていく
今夜の勝手に貸出カードは、小林聡美さんのエッセイ『聡乃学習(さとのがくしゅう)』をご紹介します。タイトルにした「五十過ぎたら順不同」は、俳優で俳人の小沢昭一さんの言葉です。私も小林聡美さんと同じく、50歳を過ぎたら年功序列は気にしなくていいっていう意味かと思ったら、まったく違う深い示唆が込められていました。さて、五十を過ぎたら、いや五十手前から意識すべきこととは……。
EP95. 言葉が気持ちをオーバーランしてしまう
「誰かへの想いや気持ちを文章にすると綺麗にまとめようとしてしまい、自分の思いから離れて行くのを感じる」というお便りに、作詞家のいしわたり淳治さんのコラム集『言葉にできない想いは本当にあるのか』をご紹介します。Superflyさんの「愛をこめて花束を」や剛力彩芽さんの「友達より大事な人」など、美しく強くキャッチーな詞を書くいしわたり淳治さん。そんないしわたりさんが刺さった言葉とはーー?
EP94. 熟年離婚、夫のモラハラ……決別する前にできるかもしれないこと
今夜の勝手に貸出カードは、垣谷美雨さんの『もう別れてもいいですか』です。『老後の資金がありません』の垣谷美雨さんがこの小説で描くのは、熟年離婚。夫のモラハラ、田舎暮らしの閉塞感、娘夫婦の不仲、アラカンからの経済的自立……と問題山積み! さて58歳のベテラン主婦・澄子さんの決断はハッピーな再出発を迎えることができるのか。家族、夫婦だからこそ大事なことを言えずに、我慢に我慢を重ねてしまうのはなぜでしょう。
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