夜眠りにつく前の“聴くだけ読書会”。講談社のバタやんこと川端里恵がおすすめの本や心に響くフレーズをご紹介します。毎週水曜日の夜に、リスナーの方のお悩みや気分のリクエストにおこたえして、本を1冊、勝手に貸し出しいたします。読んでも、読まなくても、”あしたが楽しみになる”読書の時間を共有する図書室です。Podcast累計400万再生。
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バタやん(川端里恵・KODANSHA)
1979年生まれ。2002年に講談社に入社。広告営業、女性誌「with」「VOCE」「FRAU」「mi-mollet」編集部などを経て、今は人事・総務を担当しています。文芸編集者も漫画編集者も経験していないけど、本と漫画と雑誌を読むのが好きです。メンタルケア心理士。
※講談社の出版物に限らず紹介します。発言や感想は、完全に個人の見解で会社を代表するものではありません。
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番組の魅力・推薦
EP36. 韓国ドラマ・小説に感じる向田邦子テイストとSFのハイブリッド感
そろそろ2020年を振り返りたくなる時期がやってきました。今年の読書ニュースの一つが韓国文学=K文学の広がりではないでしょうか。K文学や韓国ドラマが面白いと感じるのはなぜだろう、多くの日本人女性がハマる背景はどこにあるのだろうと考察しながら、私が今年読んだ中のベストブックの一つと思っているキム・ヘジンの『娘について』という小説をご紹介します。
EP35. 美しさ誰のためのもの? ルッキズムのグロテスクさと合理性
「毒々しい、人間臭い一冊を」というリクエストにお答えして、近藤史恵さんの『夜の向こうの蛹(さなぎ)たち』をご紹介します。人気作家と美人新人作家とその秘書という3人の女性たちが織りなす心理サスペンス。テーマとなっている「ルッキズム」について掘り下げるうち、自分の中にあるルッキズムに気がついて……。
EP34. トランプ惨敗ではなかったのはなぜ?大統領選挙がわかる本
バイデン氏勝利でようやく決着したアメリカ大統領選挙。理想のリーダーに見えたオバマ政権をひっくり返し、様々な差別発言や野蛮な発言で注目を集めながらも、バイデン氏と接戦を繰り広げたトランプ氏。トランプ人気の秘密はどこにあるのだろう?という疑問に答えてくれた本『トランプ大統領とアメリカ議会』『沈みゆくアメリカ覇権: 止まらぬ格差拡大と分断がもたらす政治』(いずれも中林美恵子・著)をご紹介します。
EP33. 「まって」「生きてる?」生存確認しがちな推しがいる人にぜひ読んでもらいたい『推し、燃ゆ』
「推しの時代」がやってきた! 隠キャな自分と陽キャな自分を使い分けて、推しながら生きていく。ファンサイドを描いたファンフィクション・宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』に新しい時代を感じました。「まって、死にそう」と書き込んだことのある全ての人に読んでほしい小説です。
EP32. 女同士、マウントとってる時間などないから
おすすめの読書入門法というお題から、今、文芸誌がポップでアツイ!!という話になり。最近の胸アツだった文芸誌『文藝』2020年秋号の「覚醒するシスターフッド」特集をご紹介。シスターフッドとはなんなのか? 元AKB48の秋元才加さんのエッセイがとても素敵だったのでご紹介します。
EP31. 集中力が続かない、長い文章が頭に入ってこないときに
眠りが浅くてすぐに覚醒してしまうように、集中力が浅くてすぐに別のことを考えてしまう……そんな症状に悩まされていませんか。臨床心理学者・大山泰宏先生の『日常性の心理療法』によると、現代社会は、人をどんどん断片的に、細切れの人格にしていっているようです。そうやって大きな変化に適合しているのかもしれません。今夜はとても抽象的なお話なので、聴きながらどうぞゆっくりおやすみになってください。
EP30. 迷いながら、流されながら「正しい選択」から逃げてもいい
「長く恋をお休みしていた40代が、久しぶりに恋したいなぁってピュアに思える本が知りたいです」というリクエストにお答えして、山本文緒さんの新刊『自転しながら公転する』をご紹介します。幸せになれるベストチョイスを自分で考えて決められる人ってそんなにいないじゃないかな……と思ったり。全部全部自分で背負い込まなくてもいい、そんな風に優しく自分を包み込む気持ちになれる小説です。
EP29. 人が人に嫌悪感を抱くことの居心地の悪さについて
人が人へ抱く嫌悪感と、嫌悪感もってしまったと自覚した時の気まずさ、居心地の悪さみたいなものを描いてゾワゾワする、黒澤いずみさんの小説『人間に向いてない』をご紹介します。「異形性変異症候群」という架空の奇病を描いたこの小説、人間のグロテスクさを描きながら、愛を感じる小説でもあります。コロナが炙り出した人の黒い気持ちとの共通点とは……。
EP28. 「半沢ロス」に。気軽に読めてスッキリする小説
半沢直樹ロスのあなたへ!あまり重くなくて、難しくなくて、気軽に読み始められて、すっと入り込め、最後は「正義は勝つ!」的なカタルシスのある小説が読みたいなと柚月裕子さんの短編集『合理的にありえない』をご紹介します。池井戸潤さんの作品と柚月裕子さんの作品の共通点とは……?
EP27. 好きではない人と暮らし続けていても、今日もご飯は美味しくて
「読むとお腹が空いてしまう小説を教えて」というリクエストにお答えする第二弾!「おなすき本」の名人と勝手に崇拝している井上荒野さんの新刊『そこにはいない男たちについて』をご紹介します。料理教室というある種特殊で濃密な空間で熟成される、女たちの本音とは……?
EP26. 家族でも恋人でもない女友達の尊さ。「愛してる」より欲しいもの
今夜は、武田綾乃さんの話題の新作『愛されなくても別に』をご紹介します。主人公の大学生の女の子二人の会話と共同生活が、嫉妬するほど愛おしい!そうだった、面白い女友達さえいれば、私たち最強でいられたよね、ということを思い出します。
EP25. 『望み』『朝が来る』『罪の声』この秋映画公開の原作ネタバレレビュー
この秋は、骨太な邦画が大豊作!!10月に映画公開を控えた『望み』『朝が来る』『罪の声』の3作品をピックアップしてご紹介します。あらすじと言いながら中身も結構喋ってしまっているので、ネタバレ注意です(汗)
EP24. こわれてしまった関係を修復したい、心を軽くしたいときに
今夜は「親しかった友人からなんだか急に避けられているような感じになり、コロナもあって、全く関係が途絶えてしまいました。楽しそうにしている彼女のSNSなどを見るとモヤモヤします」というお便りにお答えして、『思い出すと心がざわつく こわれた関係のなおし方』(イルセ・サン著、浦谷計子訳)をご紹介します。大切だった人との関係の喪失、離れて良かったと思う人でも心の奥に残る傷……。イルセ・サン先生の深く優しい言葉と具体的なメソッドで、気持ちの整理をつけて自分を癒しましょう。
EP23. 夏の終わり。「幼馴染へのジリジリした恋心」的なのください!
「学生時代の恋を思い出すような恋愛小説」と「夏にぴったりの作品」というリクエストにお答えして、豊島ミホさんの『夏は僕を抱く』をご紹介します。幼馴染!夏の夕立!姉の初キス!……と胸の奥がキュッとなるエピソードの連続。しばらく忘れていた感覚を思い出して夏を名残惜しんでください♡
EP22. 赤ずきんちゃんはどうして狼から逃げなかったの
「#MeToo運動」のきっかけとなった映画プロデューサーのハーヴァイ・ワインスタインのセクハラ事件。その告発記事掲載に至るまでの舞台裏とその後の社会の変化を、取材を担当した「ニューヨーク・タイムズ」の2人の女性記者が綴ったノンフィクション本『その名を暴け: #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』をご紹介します。ワインスタイン側と2人の記者、タイムズ編集部との攻防はスパイ映画さながら。この夏イチ押しのノンフィクション本です。
EP21. 「やっぱヤメトク」ほど切ない日本語ってあるかしら
今夜は「凪良ゆうさんの『流浪の月』の家族でも恋人でもないけれどただ一緒にいたい、という愛し方にとても感銘を受けました。バタやんさんが今まで出会った本の中でこんな愛し方もあるんだ、と感じた作品があれば教えて」というリクエストにお答えして、李琴峰(り ことみ)さんの『星月夜』をご紹介します。生まれた国を離れて日本に住む、女性二人の愛の物語。日本語の難しさと、胸がギュッとなる切なさを感じたシーンとは?
EP20. 心がザワザワして眠れない夜に。心落ち着くコミックエッセイ
「夜中に目が覚めて眠れないことが多い。そんな時に心穏やかになれる、気持ちが落ち着くエッセイがあれば教えて」というリクエストにお答えして、『丁寧な暮らしをする餓鬼』というコミックエッセイをご紹介します。餓鬼ってどういう成り立ちか知ってましたか?「無財餓鬼」よりも怖い「有財餓鬼」。無ければないで、有ったら有ったで苦しむ餓鬼の世界。丁寧な暮らしをしてみた餓鬼たちは……。
EP19. 窪美澄作品に描かれる“欲求”に、心の奥のやわらかいところを掴まれる
今日は、窪美澄さんの新しい小説「私は女になりたい」の連載掲載がミモレでスタートしたことを記念して、窪美澄さんスペシャルを勝手にお届けしたいと思います。『さよなら、ニルヴァーナ』『晴天の迷いクジラ』『水やりはいつも深夜だけど』などを読んで感じる、自分の心の奥のやらかい部分とは……。
EP18. 最近のお気に入りの漫画。『しょうもないのうりょく』やら異性化やら
「おすすめの漫画は何かありますか?」とメッセージいただきましたので、最近のお気に入り漫画をご紹介します。ティリー・ウォルデンの『スピン』というアメリカのオルタナティブコミックから、高野雀さん、日暮キノコさんまで。鳥肌ポイントを解説します!
EP17. 「賢さ」は自分を心地よく楽しませることだけに使っていい
「最近、テレビやネットのニュースの情報が強すぎて見聞きできません。社会とほどよく距離を取りながら自分の気持ちを整えられるような本を教えて」というリクエストに、最果タヒさんのエッセイ集『コンプレックス・プリズム』をご紹介します。劣等感は苦しいけど、鈍感な誰かになりたいわけじゃない。微差に気づいてしまう自分の賢さを愛おしく思える、そんな本です。
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