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みもれ真夜中の読書会、おしゃべりな図書室へようこそ。
こんばんは、ナビゲーターの高段者ウェブマガジン、みもれ編集部のバタやんこと川端です。
おしゃべりな図書室では、水曜日の夜にホッとできて明日が楽しみになるをテーマに、皆様からのお便りをもとに、おすすめの本や漫画、紙フレーズをご紹介します。
さて、第110夜をお届けします。今夜は最後にちょっとお知らせがありますので、ぜひ最後まで聞いてください。
いつも聞いてくださってますか?いや、途中で寝ちゃっても別にいいんですけど、明日また聞いてください、そしたら。
さて、今夜のお便りをご紹介します。ペンネーム月見さんからいただきました。バタやんさん、はじめまして。
はい、はじめまして。いつもお風呂タイムのともに聞いています。ありがとうございます。今回バタやんさんに相談したいことは、自分のニーズや感情、欲求を把握しづらく、外部にある正しい価値観や正しい考えに依存する自分の傾向についてです。
ノッケから抽象的な書き方ですみません。なるほど、興味深いですね。面白いです。
人との付き合い方に悩んでいるとき、あの人が嫌いだと思う自分の感情を認められない、悪く思ってはいけないなどと、尺子定義で優等生的な考え方にとらわれて苦しくなることがとても多いです。
ここ最近、自分にはエビデンスに裏打ちされた正しさだとか、社会的に価値のある正しさに依存する傾向が自分を苦しくしているのかもと思うようになりました。
正しさ依存のようなものが身についている自分が、そこから脱却するのってどうしたらいいのか、ヒントになりそうな本をもし知っていらっしゃったら教えてくださいといただきました。
こちらのご質問ね、結構実は前にいただいてたんですけど、なかなか深い問題だなぁと思って、ずっと心に留めていて、ちょっと本を探してたんですけれども、今日の勝手に貸し出しカードは、私も時に折に触れて何度も読み返しています。
内田達郎さんの「困難な成熟」という本にしました。
月見さんからいただいたご質問は、そのジャッジの問題だと思うんですけど、何か人をジャッジしたりとか、これは価値があるかどうかっていうことをジャッジしたりとかっていう問題だと思うんですけど、
それについて少し自分とは違った視点から、柔軟さを与えてくれるような本だなと思っています。
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どんな本か、後半詳しくご紹介していきたいと思います。
内田達郎さんの「困難な成熟」という本はですね、サブタイトルに14歳から読みたい自由と勇気の人生案内とありまして、
14歳でもわかるように大人になる、成熟するとはどういうことかっていうのを書いた本なんですね。
14歳だったらどうだろうなと、14歳なりの感じ方があるとは思いますが、30代の月見さんは30代として理解できる部分がもっとあるでしょうし、
私のように40代あるいはこの先50歳60歳でも大人になる、成熟するってはどういうことなのか考えさせられる本じゃないかなと思います。
この一番最初が社会の中で生きるということっていう章になっていて、責任を取るっていう話が出てくるんですよ。
この話、帯にも書かれているんですけど、責任を取ることはできないっていう話が書かれていて、それがすごい印象的だったので、
帯に触れてそのことを考えたりするんですけど、責任、俺が責任を取るよとかって言うじゃないですか、上司とか、責任ある立場の人っていうのは、俺が責任を取るから部下は自由にやっていいよみたいな言い方をするんだけど、
結局その責任を取るっていうのは、じゃあ部下の代わりにとか、子供の代わりに土下座するとかいうことじゃなくて、そういうことをしたとしても、やってしまったことは福水本に還らずだし、
やって、やっちゃって悪かったことは悪かったことのままだと。だから、責任を取るっていう話をすることは、責任を取らなきゃいけないような事態を予防する文脈で使われているだけなんじゃないかっていうのが内田さんの指摘なんですね。
だから、責任を取らなきゃいけないような場面にならないために、俺が責任を取るから大丈夫だよっていうことを言うっていうのであって、実際に何か起こっちゃった時に、責任が取れるか取れないんじゃないかっていう話なんですよ。難しいような、よくわかんないような感じになってきましたけれども。
これを読んで、この本にそのまま書いてあったわけじゃないんですけど、いろいろ内田先生の考え方を読んで私が思ったのは、責任を取るっていうのは、過ちを犯した部下とか子供の代わりに謝りに行くとかいうことではなくて、その裁きの後の許しの道筋をつけるって話が出てくるんですけど、
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裁きの後の許しの道筋をつけるっていうのが、責任を取るっていうことで、大人としての成熟なのかなって、この本を読んで思ったんですよね。
最近はやっぱり、一回罰がついちゃうと、ネットとかでワーってなっちゃうし、過去の悪いことをやだかしちゃうと、なかなか復活しづらい社会にどんどんなっていて、
1個のダメの抜点がついちゃうと、結構それが後々まで残っちゃうし、いろんな人が断罪する側に回ったりする世の中で、それはすごく憂いているんですけど、私としても。
やってしまったことはやってしまったことだけど、裁きの後の許しの道筋をつけるとか、復活できる、復活の仕方をサポートするのが、上司が責任を取るとか、
子どもがやっちゃったことに対して、親が責任を取るっていうことの本当の意味なんじゃないかなというお話でした。
ちょっと月見さんのご質問からは少し遠くなってしまったかもしれないんですけれども、そんなふうに大人になるってどういうことだろうっていうのを、いろんな角度から書いている本なんですよ。
この本の中で大人になるっていうのは、大人になれよって言われたことないけど、ドラマとかであるじゃないですか、漫画とかで、お前ももうちょっと大人になれよとかっていうシーンを考えると、
それってちょっと我慢しろよっていう意味だったり、イラッとしたことを率直に顔に出すなみたいな意味だったりすることが多い気がするんですよね。
お前ももうちょっと大人になれよっていうのは、許してやれよみたいな意味で言ったりとか、お前の方が大人になって折れてやれよみたいなことが多いじゃないですか。
そういうことじゃなくて、この内田さんが書いてらっしゃる大人になるっていうのは、自分が思うあの人って大人だなって思う人になればいいっていう話が書いてあって、それもすごい面白いなと思って。
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みんなが思うあの人が大人とかじゃなくて、積木さんが言うところの他人の定義じゃなくて、自分が思うあの人って大人だな、素敵だなって思うのに近づけば、それは大人になったっていうことなんじゃないかっていう話でした。
はい、この困難な成熟から今日も紙フレーズをご紹介したいと思います。
人を見る目というものは、ありものを借りてくることも誰かに教えてもらうこともできない。
煮え湯を飲んで赤はじをかいて、みぜにを切って自分で身につけるしかない。
大人になるとはどういうことかという章に書いてあるんですけれども、人を見る目を得るには煮え湯を飲んで赤はじをかかないといけないぐらいだっていう話がすごいなぁと思ったんですよね。
でも確かにあの人すごい人だよねとか言うのは聞いたりはしますけれども、実際にその人がいい人かどうかっていうのはやっぱりありものを借りてくることはできないよなと思ったりとか、
例えばお洋服なんかの場合でもあそこのものは安くておしゃれで可愛いって聞いて買ってもやっぱりみぜにを切って買って着てみたらやっぱりちょっと安っぽいから着心地が悪いなぁとか思ったりすることもあるわけで、
物を見る目も人を見る目もやっぱり煮え湯を読んではじを書いたりとか違ったかなちょっと失敗しちゃったかなみたいなことがあって、その積み重ねで少しずつ身につけていくしかないのかなって思ったりしました。
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さて、そろそろお時間になってしまいました。
真夜中の読書会おしゃべりな図書室は、皆様からのお便りをもとに、
いろいろなテーマでお話したり、本を紹介したりしております。
みもれのサイトからお便り募集していますので、ぜひご投稿ください。
また水曜日の夜にお会いしましょう。
おやすみなさい。
おやすみー。