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2020-09-01 12:00

【第24夜】こわれてしまった関係を修復したい、心を軽くしたいときに

今夜は「親しかった友人からなんだか急に避けられているような感じになり、コロナもあって、全く関係が途絶えてしまいました。楽しそうにしている彼女のSNSなどを見るとモヤモヤします」というお便りにお答えして、『思い出すと心がざわつく こわれた関係のなおし方』(イルセ・サン著、浦谷計子訳)をご紹介します。大切だった人との関係の喪失、離れて良かったと思う人でも心の奥に残る傷……。イルセ・サン先生の深く優しい言葉と具体的なメソッドで、気持ちの整理をつけて自分を癒しましょう。

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ミモレ 真夜中の読書会 おしゃべりな図書室へようこそ
こんばんは、KODANSHAウェブマガジン ミモレ編集部のバタやんこと河童です。
おしゃべりな図書室では、水曜日の夜にホッとできて、明日が楽しみになる、をテーマに、皆様からのお便りをもとに、おすすめの本や漫画、紙フレーズをご紹介します。
さて、第24夜となりました。いかがお過ごしですか。今日のお便りご紹介します。
インスタ、バタヨムの方にいただきましたご相談です。バタやんさんこんばんは。こんばんはいつも楽しく聞いています。
ここに書くことではないかもしれないのですが、メッセージを送らせていただきました。親しかった友人からなんだか急に避けられているような感じになり、コロナもあって全く関係が途絶えてしまいました。
楽しそうにしている彼女のSNSなどを見ると、もやもやしてしまいます。ついついそのことばかり考えてしまうのが嫌です。
そんな時に何か気の晴れるような本があれば教えてくださいといただきました。ありがとうございます。
アカウント名じゃなくてDMさんとお呼びしましょうか。
わかります。私も過去に何人かすごく仲良かったはずなのに、ある些細なきっかけでというか、あるいはきっかけらしいきっかけもなく気持ちがすれ違ってしまって決別してしまうというようなことがありますね。
皆さんも1人2人思い当たる方がいらしたりするんじゃないでしょうか。本当に辛いし、そのことばっかり考えちゃうのすごいよくわかりますね。
今日は気持ちの晴れる関係ない明るい小説にしようかどうしようか悩んだんですけど、割と直接的なカウンセリング本をご紹介したいなと思いました。
今日の勝手に貸し出しカードはイルセサンさんという心理療法師の方が書いた
思い出すと心がざわつく壊れた関係の直し方という本にしました。イルセサンさんはデンマーク出身の方なんですね。牧師であり心理療法師であると。
なぜこの本を知ったのかというと、以前に私インスタライブの読書会でセンサイさんの本を取り上げたことがあるんですけど、その時にセンサイさんつまりHSP
ハイセンシティブパーソンのことを結構調べたんですよ。イルセサンはHSPの本も日本語訳されて何冊か出されてまして
鈍感な世界に生きる敏感な人たちだったかなとかすごい良い本です。HSPの話はまた今度このラジオでもしたいなと思ってますが
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ご自身がセンサイさんかもと悩まれている方とかご家族身近な人がもしかしてセンサイさんかなと思う方はイルセサンの方ぜひ読まれてみてください。
というイルセサンの新刊が思い出すと心がざわつく壊れた関係の直し方です。 このHSP向けの本を書かれているだけあって言葉がすごい優しいんですよ
牧師さんでもあるからなのかな。深い愛情とわっつらとか知識を伝えるっていうことだけじゃなくて本当にこの人を救いたいみたいな気持ちが
共感にあふれています。 この本には層は書いていないのでこれは私の勝手な解釈なんですけど仲が良かった人と
欠別してしまいがちな人の中にはセンサイさんが割と多いのかもしれないなぁとこの本を読んで思いました。
相手のイライラとかいつもと違うみたいなことを敏感に感じてしまうから私のせいかもとか何か怒らせたのかなとか思ったりしちゃうんじゃないかなと思ったりしました。
この本ではその関係がこじれてしまう大きな原因として怒りが挙げられていて 怒りのレベルとか怒りの裏の繊細な感情を解けほぐしていく
解説が丁寧にされているんですね。でも関係が悪くなってしまう原因は怒りだけじゃなくて怒り以外の場合もあってその4つの具体例が挙げられているんですけどちょっと読みますね。
1.相手は気持ちが変わって新しい友達と付き合っている 2.相手にはあなたとは関係のない別の理由がある
3.相手はあなたが一方的にいいとこどりをしていると思っている 4.相手はあなたに嫉妬している
この最初の2つは自分と関係ないし相手と別な人の話だし後ろの2つは不可抗力っていうか
私にとっての幸運が彼女を傷つけたみたいなことですかね 例えば昇格したとか結婚したとか子供が生まれたとか
子供がいい学校入ったとか直接彼女を傷つけるつもりはなかったし傷つけたわけじゃない みたいな理由が
結構多いのかなぁと思ったりしました でもこの私のせいじゃないってわかったところで気持ちが晴れるわけでもないっていうのが
難しいところですけれどもこの本ではその気持ちのモヤモヤを解消する方法をまずは自分の気持ちの棚下ろしと
相手の気持ち相手の物語を受け止めるって書いてあったんですけどそれからはコンタクトを 取る準備をする話し合うとするならば話の持っていき方
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その時言っていいこと言わない方がいいことみたいなのが細かく細かく順を追っていろんな ケースを交えながら解説されています
関係ありそうなところパラパラ読むだけでも癒されるかなと思いますし実践しなかった としてもあと今実際にそういう関係
がある人じゃなかったとしてもこういうやり方があるんだなっていうことを知っている だけでもお守りになりそうな気がしました
さてまあ関係が戻れば本当にベストなんですけどなかなかそうはね行かないですよね 子供の喧嘩みたいに全く元の元通りっていうわけにはいかないことの方が多いんじゃ
ないですかね その場合も最低限の関係を築く方法だったりとか戻りたいわけじゃない
別れてよかったと正直思っているというケースもあると思うんですけど だけど気持ちのわだかまりは払拭したい人の整理の仕方なんかも解説されています
後半はその別れてよかったと思っているけどもやもやっていうパターンについて私が すごいなと思ったところを一緒に読みたいなと思います
この本の13章14章ではきちんと別れを告げる 気持ちよく別れるという解説がされています
それってすごい画期的だなぁと思いました 完璧な修復を諦めたとしてもちゃんと成仏させるっていうか
別れの儀式という書き方をされているんですけど別れの儀式のやり方が紹介されています その儀式なんですけどその人の写真を用意してその人との思い出のある
音楽をかけて思い出の品とかも並べたりしてありがとうということを伝える 手紙を書くということも推奨されているんですけどそれがすごいなぁと思って確かに
親しい人との関係って何か音楽と密接だったりして 一緒に旅行に行った時にかかってたとかカフェでその頃すごい流行ってた曲が
いつも流れているとかこの曲聞くとあの人と一緒にいた時間を思い出すなーっていうの ありますよね
その音楽をかけつつありがとう言うっていう感謝の気持ちを伝える写真に向かって本人と 直接会わなくてもそういう風にするってすごくいいなぁと思いました
今日はこの本から神フレーズをご紹介します 例えば楽しくて面白い人の役割しか果たせない人は他者に観客の役割だけをも期待します
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常に話を聞き手を差し伸べる人だけを演じる人は相手役に問題児を求めます 罪のない犠牲者役の人は相手に救済者か
会社のどちらかを期待します これは相手の求める役割に振り回されないっていう章に書いてある
一説なんですけど その
問題が起きるとすれば役割が固定化されてしまってたとえ本人がそぐわないもので あっても修正が許されない場合に起こりやすいということを書いてあるんですね
確かに女友達には2人の年齢とか社会的な立場とかに関係なく小さな上下関係が必ずあるという気がしていて
それが暗黙の役割分担みたいになってるんだけどある時どっちかがこの役が耐えられないと思ったり あるいはどちらかの立場が変わって
さっき言った昇格したとか結婚したとかね彼氏ができたと逆転現象が起こった時にその関係が壊れやすいのかなーってこの説を読んで思ったりしました
おすすめとしては自分の中にも相手に対しても1個の固定された役割じゃなくて 役割のバリエーションを持っておきましょうっていうことが書いてありましたね
私はいつもお世話がかりとか私がいつも教えてばっかりとか そういうことが固定されちゃうと苦しくなったりするんですかね
ちょっと今日は長くなってしまったのでまたこのテーマを見つけてお話ししたいなと思いました DMさんメッセージをありがとうございました
さてそろそろお時間になってしまいました 真夜中の読書会おしゃべりなと出出はこんな感じで皆さんからのお便りをもとにしながら
いろいろなテーマでお話ししたり本を紹介したりしています ミモレのサイトからお便り募集しているのでぜひご投稿ください
また来週水曜日の夜にお会いしましょう おやすみなさい おやすみ
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