身体の教養ラヂオ
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身体の教養ラヂオ

大沼竜也 46 Episodes
大沼竜也

大沼竜也(おおぬま・たつや)
鍼灸師。1991年宮城県生。

身体の教養──自分の身体の状態を感じ取り、自分で調整できるようになること。読み書きと同じように、誰もが身につけるべきリテラシーだと考えています。

漠然とした不安、疲れ、行き詰まり。その原因を思考で探しても、また同じ不調が戻ってくる。身体の状態が変わっていないからかもしれません。

身体は常に何かを感じています。あなたが気づいていなくても。この「感じ」が、気分も判断も行動も──暮らし全体を方向づけています。

身体の構造を知り、自分の身体に通し、感覚が立ち上がる。コーヒーを飲む、本を開く、誰かと話す。行為は同じでも、身体の状態が変われば暮らしの質が変わります。

自分の手で触れ、ゆすり、さする。感じて、解いていく。僕はこれを身体動態瞑想と呼んでいます。瞑想は身体的な行為であり、感じ解いていくことです。

変われないのは、あなたのせいではありません。身体が固まったまま思考だけで何とかしようとしている構造のせいかもしれない。この番組では、身体の教養という視点から暮らしを見つめ直します。


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番組の魅力・推薦

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「何をしても治らない」意識の方向を変えるだけで、変わりはじめます。

「何をしても治らない」意識の方向を変えるだけで、変わりはじめます。

Apr 7, 2026 29:53 大沼竜也

ストレッチ、筋トレ、サウナ、ヨガ──いろいろやっているのに身体が楽にならない。そんなお悩みに答えます。足りないのはメソッドではなく、自分の身体を感じ取る力のほうかもしれません。同じ動きを繰り返すと脳が感覚を間引いてしまう仕組み、「身体に気をつけているつもり」と「実際に感じ取れている」の乖離、そして感じようとすること自体が運動を変えるという話。同じストレッチでいいんです。やりながら意識の矛先を変えるだけ。今の身体を感じて、心地よさを探してみてください。そして、それをもっと心地良くなるようにしてみてください。——大沼竜也についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma「身体の教養」を日常に──Somatic Studio身体動態瞑想、水夜身体論、定期配信。月額¥3,300で身体の教養を暮らしに取り入れるオンラインスタジオです。https://www.somaticstudiojapan.com/somatic-studio

暮らしが身体を壊す。暮らしが身体を直す。

暮らしが身体を壊す。暮らしが身体を直す。

Apr 3, 2026 34:23 大沼竜也

折坂悠太さんの「寂しさ」を聴いて、その余韻のまま一日を過ごした。コーヒーを飲んでも、仕事をしても、なんかいつもと違う。あれ、今俺「丁寧な暮らし」してる?──そんな体験から始まる話です。丁寧な暮らしって、お気に入りのアイテムで周りを囲むこと、時間を贅沢に使うことだと思わされがちだけど、体がゴワゴワで苦しい状態で「今日はゆっくりしていいよ」って言われても、あんまりいい時間にならない。逆に体がほぐれていれば、同じコーヒーでもパソコン作業でも全然違う手触りになる。身体知性の話、感受性の話、感情資本主義の話。いろいろ広がりましたが、結局たどり着くのは「体が先に応答している」ということ。のんべんだらりと。話している人についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

自分探しの答えは、〇〇にある。

自分探しの答えは、〇〇にある。

Apr 1, 2026 28:03 大沼竜也

MBTI、HSP、エニアグラム。自分を知るためのツールは、たくさんあります。でも、ラベルが増えても「自分がわかった」という実感が来ない、という方が少なくないんですよね。なぜなのか。千葉雅也『センスの哲学』にヒントがありました。千葉はセンスを「直観的にわかること」と定義しています。分析して導くのではなく、パッとわかる力のことです。この「パッとわかる」が機能するには、前提があります。身体が感じ取れる状態にあること。呼吸が浅く、肋骨が動かず、身体が「感じること」を後回しにしていると、直観の回路そのものが鈍ります。だからラベルで補おうとするわけです。施術を重ねて身体が開いてくると、面白いことが起きます。「今日はなんか魚が食べたい」「いつもと違う道を歩いてみた」。小さな「選ぶ」が戻ってくる。自分を見つけたわけではなくて、身体が選べるようになっただけなんです。「自分がわからない」のは、頭のせいではないかもしれません。話している人についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

【メンタル回復法】鍼灸師が教える入浴法

【メンタル回復法】鍼灸師が教える入浴法

Mar 24, 2026 39:15 大沼竜也

鍼灸師で身体論研究者の大沼竜也が、温泉に入るときにいつも意識していることをお話しします。「溶けるように力を抜いて入る」──ソマティクスの視点から、ただの入浴ハックでは終わらない、身体感覚を軸にした温泉の入り方。・入水時に力まない練習・坐骨で座り、呼吸で内臓を動かす体操・露天風呂で「頭寒足熱」を実現する(東洋医学の視点)・水風呂=現代の滝行。交互浴の極意・温泉で培う"構え"は、日常の苦手な場面にも効く気持ちよさを指標に、身体の声を聞いてあげる。今日ものんべんだらりとお過ごしください。#身体の教養ラジオ #のんべんだらりと暮らすだけ #温泉 #入浴法 #ソマティクス #東洋医学 #メンタル回復 #水風呂 #交互浴 #頭寒足熱

話が通じない人はなぜ勉強熱心なのか|人を学ぶほどに陥りやすい落とし穴

話が通じない人はなぜ勉強熱心なのか|人を学ぶほどに陥りやすい落とし穴

Mar 19, 2026 35:35 大沼竜也

「施術のとき何をしてるんですか?」とたまに聞かれる。正直に言えば、わからない。触れている、感じている、応答している、促している。四つが同時に起きていて、順番が説明できない。養老孟司の「手入れ」という言葉がしっくりくる。でも植物と人間はちょっと違う。庭師は一方的に応答するけど、人間に触れるときは、相手が自分で自分の手入れをできるようになることを促している。庭師が庭師を育てている。「この筋肉は硬い。だからこうしよう」と思って触る手と、「この身体は今なにかを感じている、それが何かは私にはわからない」と思って触る手は、違う手になる。わかった気になることが、感じることを妨げる。不完全さを知っていることと、知らないことのあいだには、大きな違いがあるのではないかと感じている。話している人についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

約束した時は楽しみなのに直前になると急にめんどくさくなってしまうあの現象を分析してみた

約束した時は楽しみなのに直前になると急にめんどくさくなってしまうあの現象を分析してみた

Mar 17, 2026 48:31 大沼竜也

約束を守れない鍼灸師が、養老孟司の「万物流転、情報不変」と國分功一郎の「中動態」から、身体が変わるということの意味を考える。養老孟司は『バカの壁』で、現代人が自分は変わらないと思い込み、約束のほうを軽くしていると批判した。しかし臨床17年、毎日身体に触れていると少し違うことが見えてくる。自分が変わるものだと身体で知っている人間にとって、約束が変わるのは当然ではないのか。沖縄の「うちなータイム」は、お互いが変わるものだという前提を共有しているから成り立つ。鴨長明は社会的な約束を手放した場所で「ゆく河の流れ」を見た。哲学者・國分功一郎は『中動態の世界』で、「する/される」の二択の手前にある身体の過程を掘り起こした。約束を守る/守らないは意志の問題として語られる。しかし身体は意志の外で動いている。心臓は意志で鼓動しない。眠りは意志すれば遠ざかる。身体は中動態で動いている。身体の教養──それは、変わり続ける身体の中で何が起きているかに気づくことかもしれない。話している人についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

言葉が身体を離れる時

言葉が身体を離れる時

Mar 15, 2026 37:05 大沼竜也

「ChatGPTに聞いたんですけど、私はHSPだって言われました」そう話してくれたクライアントがいた。自分を表す言葉が見つかって、つかみどころが出てきた気がした。私だけじゃない。他にも同じ人がいる。安堵し、対策も講じていた。でも肩は硬いまま、呼吸は浅いまま。ラコフとジョンソンは「意味は身体から生まれる」と言った。ハーナッドは「記号は身体に接地しなければ意味を持たない」と言った。LLMは身体なき記号を精巧に生成する。「理由」はいくらでも供給される。でもそのどれだけの「理由」を得ても、身体の不快は消えない。「腑に落ちる」──内臓に降りてくる。「把握する」──手でつかむ。言語そのものが、「わかる」とは身体を経由する経験であることを記憶している。私たちの記号は、身体に接地しているか。自分が使っている言葉は、身体を通過しているか。話している人についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

あなたの「心臓の感覚」が、「感受性」を決めている?

あなたの「心臓の感覚」が、「感受性」を決めている?

Mar 10, 2026 26:45 大沼竜也

スポーツを見て感動する、こころが動くのはなぜか、説明できますか?冬季ミラノ・コルティナオリンピックが終わり、WBCが始まり、改めてスポーツっていいなあ、と身に染みて感じたことをきっかけに、「この感動を私たちはどこで感じているんだろう?」という問いから、身体論の観点から解説をしていきます。難しい技を成功させたから?期待を背負いながら乗り越えたから?メダルをたくさんとったから?どれも間違いではなさそうですが、それだけでは説明できない私たちの身体に残ったあの感覚があると思います。ぜひみなさんの経験をもとに、あの感動を追体験できるようなエピソードになったら嬉しいです。

イライラする!「怒り」に飲み込まれないための身体論

イライラする!「怒り」に飲み込まれないための身体論

Mar 6, 2026 35:10 大沼竜也

ムキー!!!とイライラが止まらず、気持ちを抑えているだけで精一杯。子供にまた怒ってしまった。「怒り」という感情を現代の医療や哲学はどう捉えてきたのか。その問題点と、身体論からの解決策を提示します。大沼竜也|tatsuya onuma|somatic studio

AIは最高の友達?|AI化する私たち

AIは最高の友達?|AI化する私たち

Mar 4, 2026 12:36 大沼竜也

AIに心の相談をする人が増えました。私自身、クライアントから聞くこともあり、どれ使ってみようとGPT,Gemini,Claudeで相談をしてみました。(これはのちにアップするね)。それぞれの特徴的な応答のパターンがあるようにも感じますし、相手が人間ではないからこその独特な弊害を感じます。耳障りの良いことしか言わない、ということです。構造上、LLM(大規模言語モデル)はサービスです。利用者に喜んでもらう必要がある。利用する私たちが、本当に自己理解をしたいのか、つまり耳にいたいこともはっきり言ってもらえた方がいいと思っているのか、なんとなく自尊心を保てることを言ってもらえることが嬉しいのか、で彼らの応答は変わっていくということです。AIが私たちの人間性を育んでくれる、素晴らしいツールになるのか、夢の中に閉じ込めて吸い上げられるツールになっていくのか。利用者である私たちが、人間性、身体性ってこれだよね。という軸を持てなければ、LLMという自然に飲み込まれてしまうのではないでしょうか。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー話している人(大沼竜也|somatic studio)について⁠https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

自己肯定感は考えても得られない?

自己肯定感は考えても得られない?

Mar 2, 2026 33:20 大沼竜也

自己肯定感を高めたい──この言葉が日常語になった。本を読んだ、アファメーションもやった。でも「やっぱり自分はダメだ」が戻ってくる。百三十年前、ウィリアム・ジェームズは言った。「泣くから悲しいのだ」と。感情は身体の中で生まれる。自己肯定感の末尾にある「感」は、感じること。その「感じ」は、身体の状態から立ち上がっている。身体が「大丈夫」の状態にあるとき、脳はそれを「大丈夫だ」と読み取る。では「大丈夫の状態」とは何か。そして、身体から入る具体的な実践とは。身体動態瞑想と身体の教養の話をします。話している人(大沼竜也|somatic studio)についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

声と身体性-あなたの「しゃべり」は心をほぐす-|前編

声と身体性-あなたの「しゃべり」は心をほぐす-|前編

Feb 27, 2026 31:48 大沼竜也

AIが完璧な声を出しても、あなたの体は絶対にととのわない「声がいい」って何が起きてるのか。倍音とか周波数とか、そういう話じゃなかった。声帯を動かす神経と心臓を動かす神経は、同じ迷走神経の枝です。つまり、体がゆるんでいる人の声には、そのゆるみが物理的に刻印されている。で、聴いた側の神経系は、言葉の意味を理解する前にそれに反応している。今回は、この現象を以下の研究・理論から横断的に解説しました。◆ スティーヴン・ポージェス(イリノイ大学)── ポリヴェーガル理論(2011)、ニューロセプション概念(2004)◆ スティーヴン・ウィルソン(UCLA)──「発話を聴くだけで発話運動野が活性化する」(Nature Neuroscience, 2004)◆ ルチアーノ・ファディーガ──「声を聴くだけで舌の筋電位が上がる」(European Journal of Neuroscience, 2002)◆ J.J.ギブソン ── アフォーダンス理論(『生態学的視覚論』1979)◆ メルロ=ポンティ ──間身体性(『知覚の現象学』1945/『見えるものと見えないもの』1964)◆ 市川浩 ──〈身〉の構造(講談社学術文庫, 1992)ゆるんだ声は、聴く人に「ゆるむこと」をアフォードする。椅子が「座ること」を誘うのと同じ構造で。じゃあAIが同じ倍音を完璧に再現したら?生きた体の呼吸のゆらぎ、心拍変動に連動した微細な周波数の揺れ。これはテクニックでは作れません。ポッドキャストは情報を届けるメディアじゃなくて、身体が身体に触れるメディアだった、という話です。ーーーーーーーーーーー鍼灸師・大沼竜也臨床17年。Instagram 45,000人に「身体の教養」を届けています。https://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma

考えすぎて思考がまとまらないー「実感に根ざさない記号」と「身体の知」」

考えすぎて思考がまとまらないー「実感に根ざさない記号」と「身体の知」」

Feb 23, 2026 27:25 大沼竜也

考えすぎて眠れない夜がある。ノートに書き出しても、AIに相談しても、答えが出ない。でも、その「考えている」は、本当に考えているのだろうか。哲学者・中村雄二郎は『臨床の知とは何か』の中で、近代科学が前提にしてきた「知」が切り落としてきたものを指摘した。個々の固有の状況、多義性、そして何より──知る者が身体を持ってその場に立ち会っているという事実。鍼灸師として施術室に立つ中で、思考が止まらない方の身体に触れると、ほぼ共通した特徴がある。頸椎から肩にかけての強い緊張、板のような胸郭、浅く速い呼吸。身体が閉ざされたまま、記号だけが回り続けている。このエピソードでは、中村の「臨床の知」を手がかりに、「考えているようで考えていない」という逆説をほどいてみます。ChatGPTの時代に思考の檻がどう補強されているか、そして身体が開き始めたとき何が起きるかについても話しています。ブログ「身体知の書庫」と合わせてどうぞ🤲

「やりたいことが見つからない」は、心の問題じゃなかった ──ギブソンのアフォーダンスと、身体が灯す可能性の話

「やりたいことが見つからない」は、心の問題じゃなかった ──ギブソンのアフォーダンスと、身体が灯す可能性の話

Feb 19, 2026 30:54 大沼竜也

「やりたいことが見つからない」は、心の問題じゃなかった ──ギブソンのアフォーダンスと、身体が灯す可能性の話施術のあとに「帰り道、いつもの駅前なのに景色が違って見えました」と言われることがあります。街は何も変わっていないのに。変わったのは、その人の身体でした。知覚心理学者ギブソンは、環境には「行為の可能性」が満ちていると言いました。彼はそれをアフォーダンスと名づけた。でも同じ環境でも、身体の状態によって見える可能性はまるで違う。「やりたいことが見つからない」は、意志が弱いからでも、自己分析が足りないからでもないかもしれません。身体が、世界からの誘いかけに気づける状態にないだけかもしれない。今回は、ギブソンのアフォーダンスという概念を手がかりに、「同じ環境なのに世界が変わって見える」のメカニズムを身体の側からほどいていきます。▼ 話していること・ギブソンが知覚心理学の常識をどう壊したか・アフォーダンスとは何か──椅子と象と幼稚園児の話・炎の比喩──環境という燃料と、身体という酸素・「やりたいことがわからない」の身体的な正体・なぜ身体が開くと「良い方向」に火がつくのか・人間関係もアフォーダンスである▼ 参考J.J.ギブソン『生態学的視覚論』ブログ「身体知の書庫」第9回

疲れを知らない身体という嘘──ハン・ビョンチョル『疲労社会』から身体の教養へ

疲れを知らない身体という嘘──ハン・ビョンチョル『疲労社会』から身体の教養へ

Feb 18, 2026 24:21 大沼竜也

※音質がいつもより悪くなっています。すみません。。。「もっとできるはずだ」──その声は、いつから外ではなく自分の内側から聞こえるようになったのか。哲学者ハン・ビョンチョル(韓炳哲)は、現代を「成果社会」と呼びました。誰に命じられるでもなく自分を駆り立て、自分を搾取する社会。主人と奴隷が一人の中にいる社会。「できる」の肯定性が「すべき」の否定性よりはるかに効率的に人を消耗させる──なぜなら、自分自身への要求には抵抗する術がないから。施術室で毎日触れているのは、まさにこの「成果主体」の身体です。肩は耳まで上がり、肋骨はギチギチに固まり、呼吸は浅い。「頑張る」の漢字が教える通り、頑なに張り詰めた身体。今回は、ハン・ビョンチョルの社会哲学を手がかりに、ダマシオのソマティック・マーカー仮説、ポージェスのポリヴェーガル理論を交えながら、「疲労社会」の暴力性がいかに身体に現れるかを語ります。そして、哲学者の「深い退屈に身を委ねよ」という処方箋に欠けていたもの──身体の教養という具体的な実践について。身体の教養は、個人の健康改善にとどまらない。成果社会への構造的な抵抗になりうる。一人の身体が開かれれば、隣の身体も少しだけ緩む。その連鎖が、成果社会の中に「もう一つの時間」を編み込んでいく。体の声と精神の声、両方を大事にできること。それが人間らしい行為なのだと思います。参考文献ハン・ビョンチョル『疲労社会』(2010) / アントニオ・ダマシオ『デカルトの誤り』(1994) / スティーヴン・ポージェス『ポリヴェーガル理論』(2011) / J・J・ギブソン『生態学的知覚システム』(1979) / メルロ=ポンティ『知覚の現象学』(1945)#身体の教養 #ソマティクス #疲労社会 #ハンビョンチョル #ポリヴェーガル理論 #成果社会 #身体知の書庫

身体が「考える」って何?──哲学者・市川浩とメルロ=ポンティから読み解く〈身〉の知

身体が「考える」って何?──哲学者・市川浩とメルロ=ポンティから読み解く〈身〉の知

Feb 17, 2026 37:57 大沼竜也

鍼灸師・柔道整復師として17年、3万人以上の身体に触れてきた大沼竜也が、哲学者・市川浩の〈身〉の概念とメルロ=ポンティの現象学を手がかりに、「身体が知っていること」について語ります。なぜマッサージ後にコリが戻るのか。「やる気が出ない」「毎日が同じに感じる」が実は身体の問題である理由。そして、言葉になる前の身体感覚=原感覚(Gen-Kankaku)が、私たちの判断や知覚をどう支えているのか。ダマシオのソマティック・マーカー仮説、ポージェスのポリヴェーガル理論、ギブソンのアフォーダンスなど、神経科学・生態心理学の知見も交えながら、「身体の教養(ソマティック・リテラシー)」の核心に迫ります。▼ 身体の教養を深めたい方はこちらhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma#ソマティクス #身体の教養 #原感覚 #メルロポンティ #市川浩 #ポリヴェーガル理論 #身体動態瞑想 #鍼灸 #ソマティックリテラシー #大沼竜也

孤独になる人の身体──ダンバーが発見した「つながりの上限」と、身体が閉ざすコミュニケーション回路 ──なぜ「話し上手」になっても孤独は消えないのか

孤独になる人の身体──ダンバーが発見した「つながりの上限」と、身体が閉ざすコミュニケーション回路 ──なぜ「話し上手」になっても孤独は消えないのか

Feb 16, 2026 44:21 大沼竜也

「コミュ力を鍛えよう」──孤独に悩む人が最初に手を伸ばすのは、たいてい会話術やコミュニケーションスキルの本です。でも、それで孤独が消えた人はどれくらいいるでしょうか。今回は、進化人類学者ロビン・ダンバーが発見した「ダンバー数(人間が安定的に維持できる関係の上限=約150人)」を出発点に、なぜ人間関係に上限があるのか、そしてその上限よりもはるかに少ない人数で孤立してしまう人の身体に何が起きているのかを考えます。ダンバーの研究が示すのは、つながりの維持にはコストがかかるという事実。そして鍼灸師としての臨床から見えてくるのは、身体が「閉ざされ」の状態──防御モードで緊張・硬直し、感覚が外界に開かれていない状態──では、そもそもつながりを維持するためのコミュニケーション回路が物理的に制限されるということです。孤独は性格の問題ではありません。話し方の問題でもありません。身体が不合理な状態にあるとき、人は構造的に孤立へと向かいます。このエピソードで話していること:・ダンバー数とは何か──なぜ「150人」なのか・つながりの「質」を左右するのは会話スキルではなく身体状態・「閉ざされ」の身体が遮断するもの──ミラーリング、安心感の伝染、非言語コミュニケーション・承認欲求は「心が弱い」のではなく、身体的つながりの回路が閉ざされた代償・孤独から抜け出す第一歩は「話し上手になる」ことではなく、身体の合理性を取り戻すこと話す人についてではなく、聴いている身体について考える回です。▼ 大沼竜也鍼灸師/somatic studio japan 主宰著書『心と体のコリをほぐすセルフリセット』(大和出版・重版3刷)https://www.somaticstudiojapan.com

【後編】ブッダとキリストが遺した「身体のサプリ」──無我夢中、縁起、空。2500年前の処方箋が身体の話だった

【後編】ブッダとキリストが遺した「身体のサプリ」──無我夢中、縁起、空。2500年前の処方箋が身体の話だった

Feb 14, 2026 32:30 大沼竜也

後編は、釈迦(ブッダ)の話から始まります。多くの宗教は「死後のご褒美」を用意する。天国、輪廻転生、来世の救い。釈迦はそのすべてを切り捨てた。人は死ねば終わり。宇宙もいつか終わる。──じゃあ、それでもやるのか。それでもやるなら、なぜやるのか。「無我」「縁起」「空」。難しそうに聞こえるこれらの概念を、宮台真司さんは「火」のたとえで鮮やかに翻訳していました。火という固い実体はない。条件が絡み合って「暖かさ」という機能が立ち上がるだけ。「私」もまた同じだ、と。そして宮台さんは、釈迦の「無我」を子ども時代の「無我夢中」として読み直す。砂場で遊んでた、虫を追いかけてた、あの感覚。損得も自意識もなく、ただ身体が世界に開いていた状態。前編のイエス(愛する方向から自己保身を壊す)と、後編の釈迦(自我を手放す方向から自己保身の前提を崩す)。方法はまったく違うのに、到達する場所は同じ。それを僕は「身体合理性」と呼んでいます。最後に、前編冒頭の「私じゃなくてもいいんじゃないか」という質問に、僕なりの答えを返しました。頭の判断よりも、モヤモヤの方を信じてほしい。▼ このポッドキャストは、サポーターの皆さんからいただいた質問にお答えする形でお届けしています。身体の感覚を通じて自分を理解し、他者や社会との関わりを育む「身体の教養」。臨床17年の鍼灸師・柔道整復師 大沼竜也が、東洋の身体哲学と現代の知見を統合した視点で、あなたの身体との対話をサポートします。▼ サポーターになる・大沼竜也についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma#大沼竜也 #ソマティックスタジオ #身体の教養 #宮台真司 #身体性 #ソマティクス #身体合理性 #釈迦 #ブッダ #無我 #縁起 #空 #無我夢中 #量子論 #仏教 #内発性 #孤独 #現代社会 #自己保身 #身体感覚 #ポッドキャスト #一人語り #鍼灸師 #柔道整復師 #東洋医学 #身体哲学 #somatic #bodywork #somaticstudio

【前編】ブッダとキリストが遺した「身体のサプリ」──"私じゃなくてもいい"の正体|前編

【前編】ブッダとキリストが遺した「身体のサプリ」──"私じゃなくてもいい"の正体|前編

Feb 13, 2026 41:01 大沼竜也

釈迦とイエスが遺した「身体のサプリ」──"私じゃなくてもいい"の正体|前編「やりたい仕事に就けたのに、"私じゃなくてもいい"と思ってしまう」サポーターの方からいただいたこの質問を入口に、社会学者・宮台真司さんの対談動画(海沼みつしろチャンネル)を取り上げました。宮台さんが語る「入れ替え可能性」──現代社会は、仕事も人間関係も「あなたじゃなくても回る」ように設計されている。その構造の中で、人はどうやって「かけがえのなさ」を取り戻すのか。前編では、宮台さん自身のナンパ体験から見えてくる「成功するほど孤独になる逆説」、子どもから大人への「劣化」、そしてイエス・キリストの「良きサマリア人」のたとえ、二つの祈り、一人を深く愛する経験が他者への愛を開くという話──これらを、身体の専門家の視点から読み直しています。宮台さんが「内発性」と呼ぶもの。僕が「身体合理性」と呼んでいるもの。言葉は違うけど、見ている景色はたぶん同じです。後編では釈迦(ブッダ)の処方箋へ。▼ このポッドキャストは、サポーターの皆さんからいただいた質問にお答えする形でお届けしています。身体の感覚を通じて自分を理解し、他者や社会との関わりを育む「身体の教養」。臨床17年の鍼灸師・柔道整復師 大沼竜也が、東洋の身体哲学と現代の知見を統合した視点で、あなたの身体との対話をサポートします。▼ サポーターになる・大沼竜也についてhttps://www.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonuma#大沼竜也 #ソマティックスタジオ #身体の教養 #宮台真司 #身体性 #ソマティクス #身体合理性 #内発性 #イエスキリスト #良きサマリア人 #入れ替え可能性 #孤独 #現代社会 #自己保身 #利他 #愛 #身体感覚 #ポッドキャスト #一人語り #鍼灸師 #柔道整復師 #東洋医学 #身体哲学 #somatic #bodywork #somaticstudio

心を変える前に身体が変わらなきゃね。人間だもの。

心を変える前に身体が変わらなきゃね。人間だもの。

Feb 12, 2026 26:35 大沼竜也

▪︎心は身体からできている|身体から心を診る鍼灸師▪︎【心と体のコリをほぐすセルフリセット】大和出版 | 国内重版3刷 | 海外翻訳▪︎コミュニティ【somatic studio】代表👇もっと心と身体のつながりを学びたい方はこちらwww.somaticstudiojapan.com/tatsuyaonumaーーーーー 身体の教養: オンライン学習コース ※完全オンラインで受講いただけます※詳細はプロフィールリンクから★内容 ・ I:『読む』編  頭の中の「物語(解釈)」を解体し、身体の「事実」を受け入れる稽古  ・ II:『解く』編  身体動態瞑想(型)を用い、身体深部の緊張を物理的に解体する稽古  ・III:『沿う』編  日常のすべてにおいて、身体の合理性に自律的に沿うための稽古 努力や意志の力で自分を変えようとするほど、心身が不自由になっていく。 せっかくの休日なのに休めない、人間関係で同じ緊張を繰り返す。その原因は、脳が生存戦略として選んでしまう「不合理な固定回路(悪き癖)」にあります 。 あえて特定の制限(型)を用いることで、身体本来の可能性である「身体知」を引き出すためのプログラムです 。身体心理学、現象学、神経科学を横断した独自理論の構築 ・17年にわたる身体知性の探究と臨床実践 ・対人支援の専門家(カウンセラー・セラピスト・施術家)への理論提供 ・自分をいたわりながら進める、身体の自律性を尊重した学習体系身体知性を社会実装する場「Somatic Studio (ソマテティックスタジオ)」の運営 ・日常の中で感覚を磨き続ける「メンバープラン」の展開 ・仙台拠点を中心とした実対面での鍼灸治療・身体調整と対話の提供 ・理論を落とし込んだ鍼灸院、スタジオ経営を継続中学術的な論理整合性と、実際のスタジオ運営という事実を積み重ねている実践者です。 頭の中の物語から自由になり、身体の合理性に沿って生きる。そのための「教養」を、本講座で余すことなくお伝えします。大沼竜也。鍼灸師で身体理論家。ソマティックスタジオ主宰。 鍼灸師の臨床でのクライアントワークから身体知性の探究へ。 心理学や自己啓発で解決しきれない「内面の不自由さ」を、身体という物理的な事実から紐解くアプローチを提唱。 現在はスタジオを拠点に、オンラインとオフラインの両軸で、人が本来の力を取り戻し、健やかに生きるための基盤づくりをサポートしています。

近藤淳也のアンノウンラジオ

近藤淳也のアンノウンラジオ

株式会社はてな創業者であり現在もITの第一線で働く近藤淳也が、京都の宿UNKNOWN KYOTOにやって来る「好きなことを仕事にしている人」を深堀りすることで、世の中の多様な仕事やキャリア、生き方・働き方を「リアルな実例」として紐解いていきます。 . 【ホスト:近藤淳也】 株式会社OND代表取締役社長、株式会社はてな取締役、UNKNOWN KYOTO支配人、NPO法人滋賀一周トレイル代表理事、トレイルランナー。 2001年に「はてなブログ」「はてなブックマーク」などを運営する株式会社はてなを創業、2011年にマザーズにて上場。その後2017年に株式会社ONDを設立し、現在もITの第一線で働く。 株式会社OND: https://ond-inc.com/ . 【UNKNOWN KYOTO】 築100年を超える元遊郭建築を改装し、仕事もできて暮らせる宿に。コワーキングやオフィスを併設することで、宿泊として来られる方と京都を拠点に働く方が交わる場所になっています。 1泊の観光目的の利用だけではなく、中長期滞在される方にも好評いただいています。 web: https://unknown.kyoto/ . こちらから本文を読んだりコメントが書けます! https://listen.style/p/unknownradio

歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)

歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)

歴史を愛し、歴史を知りすぎてしまった歴史GEEK2人と圧倒的歴史弱者がお届けする歴史インターネットラジオです。 歴史というレンズを通して「人間とは何か」「私たち現代人の抱える悩み」「世の中の流れ」を痛快に読み解いていく!? 笑いあり、涙ありの新感覚・歴史キュレーションプログラム! ☆Apple & Spotify Podcast 部門別ランキング1位獲得! ☆ジャパンポッドキャストアワード2019 大賞&Spotify賞 ダブル受賞! ※正式名称は「古典ラジオ」ではなく「コテンラジオ」です ーーー COTEN RADIO is an entertainment radio talk program for history , published by the crazy history geeks group "COTEN" in Japan. ☆Apple & Spotify Podcast in Japan category ranking No.1 ! ☆Japan Podcast Awards 2019 Grand prize and Spotify prize !

桃山商事

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コミュニケーション、男性性、恋愛、人間関係、ジェンダー、ケア、孤独、性欲、会社、友情、老い……メンバーがその時々で気になったテーマを1つ設定して、モヤモヤを言語化していくNEOな座談Podcastです。2011〜2016年「二軍ラジオ」(ApplePodcast)、2017〜2024年「恋愛よももやまばなし」(ニコ生→Podcast)を配信していました。清田隆之(文筆業)、森田(会社員)、ワッコ(会社員)、さとう(会社員)の4人でお届けします。

私より先に丁寧に暮らすな

私より先に丁寧に暮らすな

東京の歌人・上坂あゆ美と、京都の僧侶・鵜飼ヨシキによる雑談配信。人生の呪いからファミレスの好きなメニューの話まで幅広くお届け。 【初めての方におすすめ回】 #30 お菓子が人間だったら誰と付き合いたいか真剣に考える https://open.spotify.com/episode/751EzuNXjpgP2i53P7OtX7?si=XxN2eddURsas_JWE6KFu-A #163 恋愛ってマーージでクソだと思っている人の話 https://open.spotify.com/episode/1WgeglhRT5GQfqzkBO2bNF?si=1l0b2OBlTJq 📩おたより宛先 https://forms.gle/E6oFMLDcrJhUH2g57 番組公式SNS https://x.com/yori_suna (インスタもある) 🚗🚥番組公式コミュニティ  https://rooom.listen.style/p/ 📨その他、番組へのお問い合わせはコチラまで yorisuna24@gmail.com

LISTEN NEWS

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LISTENは、AI文字起こしとコミュニティで、ポッドキャストを「聴く・配信する・つながる」ためのプラットフォームです。 公式番組「LISTEN NEWS」では、開発の裏話や近況も交えつつ、最新情報をお届けします。 LISTENはこちら→ https://listen.style/

jkondoの朝の散歩

jkondoの朝の散歩

ポッドキャストプラットフォーム「LISTEN」や、GPSトラッキングサービス「IBUKI」、物件メディア「物件ファン」、京都の宿とコワーキング施設「UNKNOWN KYOTO」を運営する近藤淳也(jkondo)が、朝の散歩をしたりしながら、日々の出来事や考えたことを語ります。