ポイエティークRADIO

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柿内正午 204 Episodes
柿内正午

細々と文筆活動をしている会社員・柿内正午が「世の中の大したことないものの総量を増やす。」 をモットーに毎週月曜0時に配信しているふだんのおしゃべり。

個人的なことから、ちょっと向こうの社会まで。半径30センチの生活から、なるべく解離しないままに、本や映画などの作品をとっかかりに雑談していきます。

お便り募集中です。 → https://docs.google.com/forms/d/12A81-fePRm0VGV-A0DpbzlfYcOUv95qsIbCjI8yAqP8/viewform?edit_requested=true

https://podcasters.spotify.com/pod/show/akamimi
第二十三回 特集:『プルーストを読む生活』パート1 ぐだぐだな開幕

第二十三回 特集:『プルーストを読む生活』パート1 ぐだぐだな開幕

Dec 14, 2020 46:00 柿内正午

いよいよ早いところでは12月半ばごろに刊行される『プルーストを読む生活』について、何回かに渡ってお話ししていきたいと思っています。 今回は出来立てホヤホヤの本を受け取って浮き足立ったテンションでいつものようにまとまらない雑談をお届け。 ON READING での青木さんとのお喋りが楽しみ!/この本は孫だから/なに喋ろうとしてたんだか忘れちゃった/奥さんはこの本の中の「奥さん」をどう思う?/「面白い」ってそんなに大事か?

第二十二回 【ゲスト:友田とんさん】ナンセンスな問いに対しても誠実に考え続ける

第二十二回 【ゲスト:友田とんさん】ナンセンスな問いに対しても誠実に考え続ける

Dec 7, 2020 1:14:46 柿内正午

作家・「代わりに読む人」代表の友田とんさんをゲストに迎え、傑作『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する2 読めないガイドブック』(代わりに読む人)の話、誠実であること、ひとり出版レーベル「代わりに読む」のことなど、がっつりおしゃべり。「総特集:友田とん」とも言える、濃ゆい内容になっていると思います。ぜひに。 ※この録音はZOOM を利用して実施しており、一部音声の乱れがあります。ご了承ください。

第二十一回 『クイーンズ・ギャンビット』および『羅小黒戦記』は最高──そしてアーレントへ

第二十一回 『クイーンズ・ギャンビット』および『羅小黒戦記』は最高──そしてアーレントへ

Nov 30, 2020 47:28 柿内正午

『クイーンズ・ギャンビット』そして『羅小黒戦記』は最高だぞ! というネタバレ全開のおしゃべり。 【そのほか参照される作品たち】『HiGH & LOW』シリーズ/藤本タツキ『チェンソーマン』/『プロメア』/『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]』/アーレント『人間の条件』/『シン・ゴジラ』 「社会」が不在の二作?/面白い作品に「社会」は必須ではないよね/義理人情と個人の心情を混同しないドライさ/お金は「社会」から個人の領域を守るための道具/アーレントの「公」と「私」/「社会」とは拡張された私的領域である/『クイーンズ・ギャンビット』にアーレントは大喜び?/「社会」は前提ではなく、「公」と「私」とで割り切れないところに初めて現れる?/作家と作品は別じゃん

第二十回 きのうの文学フリマ東京の話

第二十回 きのうの文学フリマ東京の話

Nov 23, 2020 45:12 柿内正午

2020年11月22日(日)の文学フリマ東京で買った本の話。 友田とん『パリのガイドブックで東京の街を闊歩する2 読めないガイドブック』(代わりに読む人)/わかしょ文庫『ランバダ』/笠井瑠美子『日々是製本2020』(十七時退勤社)/橋本亮二『本を抱えて会いにいく』(十七時退勤社)/遠藤雅司『英雄たちの食卓』(宝島社)/音食紀行『普飯』/『Didion 03 演劇は面白い』/『バースデイだけど死にまくりでアンハッピーだけど新しい自分に出会えてハッピー』(映画パンフは宇宙だ)/『LOUST Vol.04 長崎への困難な旅路』(ロカスト編集部)/『点綴』(本屋・生活綴方)/檜垣祐美・金川カモメ『Myanmer A to Z 創刊号!』(Kob PRESS)

第十九回 こんどの文学フリマ東京の話

第十九回 こんどの文学フリマ東京の話

Nov 16, 2020 23:56 柿内正午

第三十一回文学フリマ東京 に出るぞ、という回です。 ZINE はキンコーズで作る/『ZINEアカミミ』について/第二号「特集:ごきげん」について/五月と今とのちがいって?

第十八回 いい発注がしたいよね

第十八回 いい発注がしたいよね

Nov 8, 2020 48:58 柿内正午

アツギのタイツの広告について/Twitter の速さについていけてない/クリエイターの声は聞こえてくるけど、肝心のクライアントはなにしてんの?/いい発注者が必要だ

第十七回 “まじめ”なお喋り──『生活の批評誌 NO.4 わたしたちがもちうる“まじめさ”について』をめぐって

第十七回 “まじめ”なお喋り──『生活の批評誌 NO.4 わたしたちがもちうる“まじめさ”について』をめぐって

Nov 2, 2020 43:48 柿内正午

「生活」と「批評」を隣り合わせにすることで、軽く前向きに流される日常に抵抗する「ライフスタイルマガジン」、『生活の批評誌』の最新号に触発されたお喋り。今回、たぶんとても面白いです。 座りの悪さに居続ける態度/一人で作ることを打破するための雑誌・ポッドキャスト/抽象よりも具体を優先するというのは“ヤンキー ”よりも“まじめさ”を軸に話したほうがいい?/坦々麺とサラダから考える「内なる社会」の個人差/欲望と抑圧との葛藤?/自分の好きなものに対する他人からの評価との距離の取り方/具体的な他者よりも抽象的な「他者」のほうが愛すの簡単/「社会」はどこにあるのか?/具体的な個人の経験によって培われるまだ見ぬ他人への信頼や不信感を「社会」と呼ぶのでは?/話が通じる人と通じない人がいるだけじゃん?/みんなで仲良くなんてしたくない!/「社会」なんてどこにいるんだよ/いるじゃん!/自分にメンションついてなくてもクソリプって嫌じゃん/お互いの違いかたがはっきりしてきたぞ/没入の塩梅、そしてまた『生活の批評誌』へ

第十六回 なぜ僕はネタバレを嫌うのか

第十六回 なぜ僕はネタバレを嫌うのか

Oct 26, 2020 40:38 柿内正午

別に聴いて欲しくてやってるわけじゃない?/大したやつだと思われてぇ〜/ネタバレってなんで嫌なのか/作品を楽しむとき、データやコンテクストを参照するか/スタンプラリーとパパラギ/『気流の鳴る音』から『ファイアパンチ』へ/あなたはネタバレするんかい/Netflix のサジェスト文言へのツッコミ/楽しみ方は自分で決めたい

第十五回 「H.A.Bノ冊子フェス」楽しかったなあ!

第十五回 「H.A.Bノ冊子フェス」楽しかったなあ!

Oct 19, 2020 41:51 柿内正午

十月十八日、柿内も参加させていただいた「H.A.Bノ冊子フェス」の散会後、興奮冷めやらぬまま録音した打ち上げのような回。 衆人環視のもとするおしゃべりが好き/いきなり本題でいいんじゃない?/実在しないダサい顧客を想定しない/名乗れさえすればいい/肩書きじゃなくて自分の話してよ/オンラインは音と光の交換しかできない/みなさんと直接お会いしたい!/視覚優位?聴覚優位?/えらいのは受け手の方/意思伝達はslack がいい/「はいよくできました」/沈黙へのスタンスのちがい

第十四回「ダメです ──恋バナの話のつもりがfate の話」

第十四回「ダメです ──恋バナの話のつもりがfate の話」

Oct 13, 2020 40:51 柿内正午

季節の変わり目でめちゃくちゃ調子の悪い夫婦が一日遅れでお届けするダメが滲み出る雑談。 恋バナってできなくなったよね、という話をするはずがグズグズと脱線し、結局「fate」シリーズの話をだいたいしています。すべてがわからなくなってしまった終盤の迷走っぷりに注目。冒頭のお知らせから先は聴かなくていいです。

第十三回 歩きながら考える『ブルシット・ジョブ』のこと

第十三回 歩きながら考える『ブルシット・ジョブ』のこと

Oct 5, 2020 26:50 柿内正午

今回は夜のお散歩をしながらの録音。車の音やらいろいろうるさくて、聴きづらいかもしれません。そのぶん柿内が張り切って声出してます。 デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』について/FGOの虚無周回はブルシットか?/「役に立つ」という尺度の限界 今週の一冊:デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』酒井隆史/芳賀達彦/森田和樹訳(岩波書店)

第十二回 【オムエティーク】それぞれの弱さ ゲスト:オムラヂの革命児アオキとマスクP/奥さん 

第十二回 【オムエティーク】それぞれの弱さ ゲスト:オムラヂの革命児アオキとマスクP/奥さん 

Sep 28, 2020 1:11:58 柿内正午

以前柿内がお呼ばれしたオムラヂのお二人が、今度はポイエティーク RADIO に登場。町と村の片隅の二組の夫婦が、それぞれの弱さについて楽しくおしゃべり。 雨が降ったら窓を閉めればいい、はずなんだけど/再生は時間がかかるし完璧じゃない/限界に挑戦するジャンプ精神/月に四種類くらい人格がある/怒りではなく空腹/他人の体が気にならなくなってきた?/都市の暮らしは「諦め」が足りない?/個人にとっての震災、感染症のタイミング/社会をぶっ壊さない程度のラディカル/人はそれぞれ/ふんばりすぎないでこまめに倒れる

第十一回 僕たちは人見知り ゲスト:奥さん

第十一回 僕たちは人見知り ゲスト:奥さん

Sep 21, 2020 35:25 柿内正午

来週オムラヂのおふたりとお喋りする予定があるなか、夫婦揃って人見知りであることを確認し合う回です。 今日も今日とて体がだるい/明日のコンディションへの不安/この音声配信は楽しい?/会話はいつだって異文化交流/雑談って大事/他人に興味がない?/オープンではないが、ウェルカムでないわけではない/会話のドッジボール/会話に結果を求めるなよ/初対面の人を殴ってはいけない/僕たちのコミュニケーションはクソリプ的?/面白いやつだと思われたい?/Twitter はドッジボールだったのにキャッチボールになってきてる/距離感を見誤りたくない(半年ロムりたい)/楽しくお喋りできるといいね 今週の一冊:エマニュエル・ボーヴ『ぼくのともだち』渋谷豊訳(白水社)

第十回 はじめてのお便り!

第十回 はじめてのお便り!

Sep 14, 2020 32:22 柿内正午

じつは開始当初から募集していたお便りがついに来た! というわけでお便りにお応えしたり、先日お呼ばれしたオムラヂを振り返っての雑談などを、いつも通りの独話の形でお送りします。お便りは楽しい。ぜひぜひ、どしどし、お待ちしております。

第九回 『ユリイカ 女オタクの現在──推しとわたし』を買った ゲスト:奥さん

第九回 『ユリイカ 女オタクの現在──推しとわたし』を買った ゲスト:奥さん

Sep 7, 2020 35:28 柿内正午

奥さんとユリイカの最新号を前に雑談。 「女オタク」ってラベル自体がどうなの?/自分たちはオタクなのか?/オタクたちは自己言及するのか/そもそも『ユリイカ』ってどうなの?/ゼロ年代に10代だった僕たちのオタク観/つづ井さんはすごくいいよね/オタク、ヤンキー、ギャル/2.5次元舞台につれていくこと/没入する姿のよさ/ディズニーランドは誰もをオタク的にする 話題になっている本 『ユリイカ 女オタクの現在──推しとわたし』(青土社)/新井克弥『デイズニーランドの社会学 脱ディズニー化するTDR』(青弓社)

第八回 ハマータウンの為政者ども

第八回 ハマータウンの為政者ども

Aug 31, 2020 35:36 柿内正午

「ヤンキー」についての一人語り。 「おれたちとやつら」という世界観/メタがない、徹底的に具体的な環世界/リアリズムとしての現状肯定/時の為政者たちと『ソトコト』的な実践者たちとの共通項としての「ヤンキー 性」 このころ読んでいた本 ポール・ウィリス『ハマータウンの野郎ども』熊沢誠/山田潤訳(筑摩書房)・斎藤環『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』(角川書店)

おまけ 第七回の反省会「ちゃんと人の話を聴くことの難しさ」

おまけ 第七回の反省会「ちゃんと人の話を聴くことの難しさ」

Aug 24, 2020 29:47 柿内正午

第七回「健康から始まる雑談」の録音直後、あまりの話の噛み合わなさにびっくりして、反省会しよ! となりました。メインの録音で取りこぼした話題や、第六回での発言の訂正など。本編よりコミュニケーションが成り立っています。

第七回 健康から始まる雑談 ゲスト:奥さん

第七回 健康から始まる雑談 ゲスト:奥さん

Aug 24, 2020 52:52 柿内正午

夏バテでぐったりした夫婦がお送りする取り止めもない話。柿内の他人の話の聴けなさが終始ある。よくない。 夏、無理/弱い体でのやっていきかた/健康って何?/薬や医療に対するスタンスのちがい/「アイデンティティ」って嫌いだな/社会通念との距離の取り方/そもそも社会ってあるの?/自分の内側に社会があるか 録音の日に柿内が読んでいた本たち ポール・ウィリス『ハマータウンの野郎ども』熊沢誠/山田潤訳(筑摩書房)・ペトル・シュクラバーネク『健康禍』大脇幸志郎訳(生活の医療社)

第六回 ふたりで考える「結婚」とかいうやつ ゲスト:奥さん

第六回 ふたりで考える「結婚」とかいうやつ ゲスト:奥さん

Aug 17, 2020 40:12 柿内正午

戸籍を共にするパートナーをなんと呼ぶか問題/そもそも自分の妻を「奥さん」と呼ぶのがまちがってる/結婚とかいうやつについて/他人と暮らすということ/みんな自意識が大きすぎるのでは?/家族の話のむずかしさ/そもそもこの話わかんないや/友達いなくてもいい方法のひとつ/関係に名前をつけることへの違和感/体が弱いことの効能 言及される本など:岡真理『彼女の「正しい」名前とは何か』(青土社)/冬野梅子「普通の人でいいのに!」(コミックDAYS)※本編中「普通でいいのに!」とタイトルを間違えています。ごめんなさい。/橋本嘉代『なぜいま家族のストーリーが求められるのか』(書肆侃侃房)

第五回 イリイチから見るギャル語の可能性

第五回 イリイチから見るギャル語の可能性

Aug 10, 2020 31:42 柿内正午

イリイチの『シャドウ・ワーク』が面白い/「シャドウ・ワーク=家事」じゃない/賃金労働とシャドウ・ワークが形成する商品包摂社会/ヴァナキュラー≒土着という可能性/資本主義リアリズムに抗するギャル語/言い間違いを許さない「生徒根性」/現在の「正しさ」を相対化するための寅さん 今週の一冊:イリイチ『シャドウ・ワーク』玉野井芳郎/栗原彬訳(岩波現代選書)

46:00
ひとり出版社・よはく舎の声日記

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出版社・よはく舎 小林えみ の声日記です。出版社、書店(マルジナリア書店)の日常をお話します。

ぽて日記

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山本ぽてとの声日記です

小説家、海猫沢めろんと滝本竜彦のラジオ「人間改革」

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小説家、海猫沢めろんと滝本竜彦による人間を改革する番組。 LISTENでも配信中 https://listen.style/p/ningen?l6Z8Mxwt

海猫沢めろんの寝起きdes声日記

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文筆家です。寝起きでやっているので寝起きでやっています。