細々と文筆活動をしている会社員・柿内正午が「世の中の大したことないものの総量を増やす。」 をモットーに毎週月曜0時に配信しているふだんのおしゃべり。
個人的なことから、ちょっと向こうの社会まで。半径30センチの生活から、なるべく解離しないままに、本や映画、演劇などの言語・身体表現をとっかかりに雑談していきます。
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第四十六回 文フリ東京で買ったもの
2021年5月16日(日)に開催された第三十二回文学フリマ東京で買ったものについて、「なぜ買おうと思ったか」「どんな期待や欲望を託しているか」みたいなことを、読む前に喋っています。読む前から始まっている読書の楽しみのお裾分け、という体での買い物自慢です。 【買った本など(おおむね紹介順)】 『Seel』(立教大学フリーマガジン団体Seel)/『ねるね 0号』(SW)/ナツノカモ『着物を脱いだ渡り鳥』/野上貴裕編『SAPA:文化動態研究 vol.1 特集:修復的知』/『カードゲーム すべてがちょっとずつ優しい世界』(双子のライオン堂)/水上文編『フェミニズム文学ガイド』/水上文『フェミニズム文学ガイド ボーナス・トラック』/石橋美優・前北由華・水辺のヌエ・丸野まる『好きな食べ物はグミ。』/わかしょ文庫『ランバダ vol.3』/岸波龍編『読書のおとも』/『月報3』(代わりに読む人)
第四十五回 十五世紀の絵画は十五世紀の感性で見た方が楽しい ゲスト:柿内午後
実弟・柿内午後登場。ブログでの自主連載「受胎告知の名画」を中心に宗教画の鑑賞についてのお話。たいへん勉強になる!
第四十四回 「推す」という行為の周辺
FGOのイベントの話から、アイドル、そして推すという行為について脱線し──生身の人間を推すことへのためらいから、2.5次元舞台や『コントが始まる』についてまとまらない雑談を展開。
第四十三回 『日常的実践のポイエティーク』を読む会 ゲスト:南森町三郎さん
南森町三郎さんをお招きして、めでたく復刊されたミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』山田登世子訳(ちくま学芸文庫)を囲んでおしゃべりしました。 『日常的実践のポイエティーク』はゆるふわ本?という話から始まり、話はいつしかサンリオそして寅さんへ── どうぞお楽しみください。そして本を買いに本屋さんに走ってください。
第四十回 僕たちの家での『俺の家の話』の話
これはいい回です。「四月は最悪」という愚痴愚痴した弱音から始まり、『俺の家の話』の話でなんだか元気になってしまう、フィクションと雑談によってひとの気持ちが救われていく様子を克明に録音した優れたドキュメントになりました。
第三十九回 日常的実践としての雑談のために
オンラインイベントはなぜ夜だけなのか/雑談の良さ/お便りコーナーのお知らせ/ガルパンはいいぞ/お便りの紹介!/『日常的実践のポイエティーク』についてのざっくりした道案内/計画と現場のギャップ/権力による画一化というのは本当か/「戦略」と「戦術」/「エトランジェ」
第三十八回 インディーズ作文家ふたりのぶっちゃけ話 ゲスト:わかしょ文庫さん【後編】
インディーズ作文家、わかしょ文庫さんとの華やぐおしゃべり。めっちゃ素直になれたおしゃべりでした。 駄サイクル(石黒正数『ネムルバカ』より)のこと/書くものと媒体との関係/音声配信について/文章でどこまで嘘をつくか
第三十七回 観測者から実践者へ ゲスト:わかしょ文庫さん【前編】
平和島のブローティガン、わかしょ文庫さんをゲストに迎えてのおしゃべり。前編です。 書くものと体との距離/二冊の『ランバダ』について/作る側にまわる意味/書き手としてのペンネームとの折り合い/内なる「読書家」のプレッシャー
第三十四回 旅先からの雑談
今回の録音は、ふだんの自宅ではなく、旅先からのお届けです。お酒と温泉でふわふわしてるので、普段以上にまとまりはないかもですが、仕事というのは人間関係の選択肢を増やすことなんだ、とか、いい話もしていた気がします。
第三十三回 自意識を刺激しないでほしい
「頭痛ーる」から考える多様な変数を単純化することへの欲望/都合の悪いファクトよりも都合のいいトゥルースが欲しい?/全部を直そうとするより部分にアプローチした方が結果的にいい/魔王を倒しても世界は平和にならない/みんなって何人?/『花束みたいな恋をした』を未見で堂々と語る/趣味を人質にとられてる/「本が好き」だけでは仲間にならない/マウントをとりたくなる/時事ネタ嫌い/脊髄反射のテンプレと差別発言との距離/地震で炙り出される二人のタイムラインの違い/作品との付き合い方/同じ趣味だとしんどい/じぶんの凡庸さを認めることから始まる
第三十二回 推しが推されているところが見たい
奥さんとのおしゃべり。今週は二本立て。二本目のテーマは「推し」。FGOというゲームで推しを引いた柿内の喜びの表明。 赤ネロが来た!/ひたすら推し語り(長い。FGOのネタバレあり)/推しは理屈じゃなかった/白ネロへの違和感からわかる「推し」の条件/自分に矢印を向けないで欲しい/奥さんの推し語り──2.5次元・バンド/生きてる推しはつらい/「推し」は大きな感情だが、部分否定がありうる?/ファンは共同体への帰属意識を持っている/「推し」はコンテンツであり、コンテンツの消費であるからこそいい/わたしの推しが推されているところを見るのが好き/万雷の喝采の一打ち目になりたい
第三十一回 自分の中のオリンピック委員会的なもの──森とclubhouse へのモヤモヤ
半月ぶりの奥さんとのおしゃべり。盛り上がりすぎたので今週は二本立てです。一本目は森の失言から考える、生活感覚から乖離しないままの政治談義。 会議って一口に言うけど何個か種類があるよね/自分が権力と親和性が高いことにせめて自覚的でありたい/じっさいに手を動かしてる実務層のことを考える/「こいつさえいなくなれば」というのを個人に託すのは危ない/個人じゃなくてイシューに投票させてくれ/あらゆる革命は失敗する/破壊は恐怖しか生まない/『史上最大の革命』(みすず書房)『大衆の国民化』(ちくま学芸文庫)『民主主義のつくり方』(筑摩選書)/信念を変えるのは無理なので行為の効果を判断しよう/やっぱりまずは全然まとまってないことを示すしかない/アメリカの告発はみんなインスタ?/SNS での私刑への違和感/私情に振り回されるよりはルールに縛られた方がまし/「ナチズムは大衆操作ではなく大衆の合意形成の運動」/感情と政治と暴力は全部分けるべき/感情に部分否定はない/与太話をしたい/clubhouse は喫煙所じゃなかった/文字と声は違う、声は自らの生煮え具合を暴露する/色んな人と話したい
第三十回 詩を楽しむためにはどうしたらいいんだろう。 ゲスト:岸波龍
詩を読む楽しさや喜びがストレートに伝わってくる『ASK FOR SADNESS』という良書の著者、岸波龍さんをゲストに迎え、「どうやったら詩を楽しめるだろうか?」みたいなことをお伺いしました。(NENOi さんのある町早稲田の戸山公園で収録。ときおり風の音で聴き苦しいところがあるかもです。そのぶんスケボーの練習音や鳥の声がいい感じなので多めに見てください。)
第二十九回 『プルーストを読む生活』の周辺 ゲスト:松井祐輔(H.A.B)、中村圭佑(ampersands)
『プルーストを読む生活』の版元さんとデザイナーさんをお招きしての楽しいだけのおしゃべり。
第二十八回 全方位的に「正しい」のは無理だ。猫はすごい!
外食、マスク、カラオケ……行為に付き纏う価値判断/書くことと自炊することとの相似/感受性や価値観というものにもトレンドがある/蝙蝠野郎の限界/保坂和志『猫がこなくなった』について
第二十七回 とにかく自分でやってみよう
「おかりん」さんからのお便りをご紹介/雑誌『poïétique』について/とにかく自分でやってみよう/正月っていいよね/不要不急ってなんだよ/突然の反省会 HPもよろしくお願いします。 akamimi.shop
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