#31 すれ違いをどう乗り越える?ー動物倫理、生態系保全、環境教育...「人それぞれ」で終わらせない──「動物好きと動物倫理の微妙な(?)関係」仲間 礼さん
今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただくシリーズ!第三弾のゲストは、東京農工大学 環境哲学・倫理学研究室の仲間 礼さん。もともと自然が好きで、野生動物管理や生態系保全の勉強をしていたところから動物倫理へ研究分野を移されたという経緯を持つ仲間さんの発表テーマは、「動物好きと動物倫理の微妙な(?)関係」です。動物倫理の考え方は、一見すると仲良くできそうに思える動物好きや自然好きの人たちと、時に衝突してしまうことがあります。今回はこの衝突が生じる背景を整理したうえで、動物に心を寄せる人々が、今後どのような対話を目指していけるのか、研究会や学会で異なる視点と実際に向き合ってきた仲間さんの見解を伺いました。ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください。投稿のシェアもぜひよろしくお願いいたします。 動物倫理かいぎの詳細、参加はこちらから↓https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e#20c1079b79d2806d94b8ca6cd6814673
#30-2 動物ことわざ大改造! 種差別フリーな言葉を目指してー猫の手じゃなくて何借りる?
今回は、前回の種差別的言語についての学びを受けて、ことわざ言い換えにチャレンジしました!ことわざには動物が登場するものも多いですが、動物をモノのように扱ったり、軽んじてしまう表現もあります。 「猫の手も借りたい」「獲らぬ狸の皮算用」はどうアップデートされるのか…、必聴です!言い換え結果はブログとしても公開しています。こちらも合わせてお楽しみください! https://animotethics.com/blogs/update-animal-proverbs---ことは「一石二鳥」から始まった/「豚に真珠」→「囲碁に...」/「価値がわからない」のではなく「必要がない」/「捕らぬ狸の皮算用」→「書かぬ作家の...」/「釣った魚に餌はやらぬ」→「買った青菜...」/ベジタリアン的ことわざ/「漁夫の利」→「○○の利」/言い換え博士誕生/「猫の手も借りたい」→「...も借りたい」/反健常者中心主義との重なり/意外とできた!/ことわざ言い換え楽しいよ/ことわざでヴィーガン傲慢問題を解消/スタンプ作りたい
#30-1 「ビーフ」「豚に真珠」「犠牲者」…、日常に溶け込む種差別的言語とは?ー 何が問題で、どう向き合うべきか
今回は「種差別的言語」について考えました実は食や衣服などの消費行動だけでなく、私たちの使う言葉にも種差別は表れています。性差別的言語についての研究や、種差別的な言葉/反種差別的な言葉に対する反応についての研究をもとに、種差別的な言語表現と、その言い換えについて話しました。参考文献ブログ ボール置き場「種差別的言語をやめよう」https://mtboru.hatenablog.com/entry/2021/10/18/184329PETA AUSTRALIA. Derogatory Definitions and Speciesist Slurs – Language Matters! https://www.peta.org.au/living/speciesist-language/Kunst, J. R., & Hohle, S. M. (2016). Meat eaters by dissociation: How we present, prepare and talk about meat increases willingness to eat meat by reducing empathy and disgust. Appetite, 105, 758-774.(レストランのメニュー表で豚肉のことを"pork"と表記するか"pig"と表記するか、またその肉の入手経路について"harvested"と表記するか"killed"や"slaughtered"と表記するか、などが肉食意欲に影響を与える実験の研究)Menegatti, M., & Rubini, M. (2017). Gender bias and sexism in language. In Oxford research encyclopedia of communication.(性差別的言語に関する総説的論文)Bem, S. L., & Bem, D. J. (1973). Does sex‐biased job advertising “aid and abet” sex discrimination? 1. Journal of Applied Social Psychology, 3(1), 6-18.(仕事の応募で代名詞を変えたり一方の性にアピールするような文章にすると応募者数が変化する実験の研究)Leach, S., & Dhont, K. (2023). Non-speciesist language conveys moral commitments to animals and evokes do-gooder derogation. Psychology of Human-Animal Intergroup Relations, 2, 1-24.(非種差別言語を使ってると傲慢と思われるという実験の研究)
#29-1 効果的利他主義とは? なぜ動物福祉が核戦争・AIリスクと並ぶ最重要課題になるのかーー「畜産動物の状況は改善されるべきだ。ではどれくらい優先されるべきか? ——効果的利他主義の観点から」綿引周さん①
今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただくシリーズ!第二弾のゲストは、東京大学でご研究されている綿引周さん。 発表テーマは「畜産動物の状況は改善されるべきだ。ではどれくらい優先されるべきか? ——効果的利他主義の観点から」です。効果的利他主義とは、限られた時間や資源でできるだけ多くの善を行うために、証拠と推論に基づいて行動を選ぶ考え方です。前半である今回は、効果的利他主義の具体的な考え方、この価値観を大切にする人はどのような選択をするのかといった話から、このコミュニティで核戦争やAIリスクと並んで工場畜産は優先して取り組むべき課題とされる理由などについて伺いました。ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください投稿のシェアもぜひよろしくお願いいたします!動物倫理かいぎの詳細、参加はこちらから↓https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e#20c1079b79d2806d94b8ca6cd6814673---関連リンク一覧「効果的利他主義の観点から考える畜産動物の問題 パート1 」https://animotethics.com/blogs/effective-altruism-perspective-part1#index_MMMJM6Zo 効果的利他主義の観点から考える畜産動物の問題 パート2 https://animotethics.com/blogs/effective-altruism-perspective-part2 「ウェルフェアはどこまで重要か?廃絶主義者と新福祉主義者で議論してみた」(ASのポッドキャスト「なんでも倫理」) https://open.spotify.com/episode/68FzFuHioKIcan6XYAULKz?si=esStrDl-QLGjikwqRapgfg Animal Charity Evaluators, Movement Granthttps://animalcharityevaluators.org/donate/ EA Fund, Animal Welfare Fund:https://funds.effectivealtruism.org/funds/animal-welfare Giving What We Can, Effective Animal Advocacy Fund:https://www.givingwhatwecan.org/charities/effective-animal-advocacy-fund 日本総研による調査https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=110174 80,000 Hoursのキャリアガイド【キャリアガイド】イントロ:ガイドを読むべき理由 — EA Forum https://forum.effectivealtruism.org/posts/Pxatngqw6aenTcbXF/kyariagaido-intoro-gaidowo-mubeki EAハンドブック — Effective Altruism Japan https://www.eajapan.org/handbook 「私たちは毎日、毎秒、トリアージの真っただ中にいる」 (EAハンドブック所収)https://forum.effectivealtruism.org/posts/WvikY6ixzcwKtKveN/tachiha-toriajino-ttada-niiru 「平均的なアメリカ人は人間1人の苦しみを約11500頭分の家畜の苦しみに相当すると考えている」という調査Norwood, F. B., Lusk, J. L., & Others. (2011). Compassion, by the pound: the economics of farm animal welfare. Oxford University Press. p. 171
#28-4 動物と対話できる/動物も政治に参加できる未来?コミュニケーションの可能性とリスク -「AIを使って動物を助ける方法?」竹下昌志さん④
今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただくシリーズ!第一弾のゲストは、名古屋大学大学院情報学研究科の竹下昌志さん。 AIと動物倫理の双方を専門とする竹下さんの発表テーマは「AIを使って動物を助ける方法?」です🤖今回のトピックは、「動物とのコミュニケーション」。近い将来、動物と対話できる世界、ひいては動物が民主主義政治に参加する世界が実現するかも?現在進められている研究をもとに可能性やリスクを幅広く議論しました。ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください投稿のシェアもぜひよろしくお願いいたします!動物倫理かいぎの詳細、参加はこちらから↓https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e#20c1079b79d2806d94b8ca6cd6814673
#28-3 ChatGPTは動物の味方か?使い手・AI開発者の倫理 -「AIを使って動物を助ける方法?」竹下昌志さん③
今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただくシリーズ!第一弾のゲストは、名古屋大学大学院情報学研究科の竹下昌志さん。 AIと動物倫理の双方を専門とする竹下さんの発表テーマは「AIを使って動物を助ける方法?」です🤖今回のトピックは、「AIの動物倫理の教育啓蒙活動への応用」。Chat GPT等 AIツールが疑問を解消してくれるツールや議論の相手として広く普及する中で、AIツールの強みや使用上の注意を倫理学的な観点からお話ししました。ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください投稿のシェアもぜひよろしくお願いいたします!動物倫理かいぎの詳細、参加はこちらから↓https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e#20c1079b79d2806d94b8ca6cd6814673
#28-2 自動運転とロードキル、見守りAIで野生動物を保護? -「AIを使って動物を助ける方法?」 竹下昌志さん ②
今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただくシリーズ!第一弾のゲストは、名古屋大学大学院情報学研究科の竹下昌志さん。 AIと動物倫理の双方を専門とする竹下さんの発表テーマは「AIを使って動物を助ける方法?」です🤖今回のトピックは、「都市動物や野生動物に関わるAIの活用」。保護活動における野生動物のモニタリングへの活用や自動運転車によるロードキルの懸念についてお話ししました。技術は動物を守ることもできれば、脅かすこともできるという両義性について考えます。ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください投稿のシェアもぜひよろしくお願いいたします!動物倫理かいぎの詳細、参加はこちらから↓https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e#20c1079b79d2806d94b8ca6cd6814673
#28-1 AIは動物福祉を向上するか?スマート畜産のリスク・データ蓄積の可能性 -「AIを使って動物を助ける方法?」 竹下昌志さん
今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただく新シリーズ!第一弾のゲストは、名古屋大学大学院情報学研究科の竹下昌志さん。 AIと動物倫理の双方を専門とする竹下さんの発表テーマは「AIを使って動物を助ける方法?」です🤖Part1では、AIと動物福祉という切り口から、スマート畜産やデータ取得による福祉向上の可能性・リスク、さらには行政や法制度の役割まで、じっくりお話しいただきました。ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください投稿のシェアもぜひよろしくお願いいたします!動物倫理かいぎの詳細、参加はこちらから↓https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e#20c1079b79d2806d94b8ca6cd6814673
#27-1 善悪って、そんなに簡単?目指せポピュラー?映画『WICKED』感想回 (前編)
現在公開中の映画『WICKED』を観た4人が、主題や表現についての感想をシェアしました!オズの魔法使いの前日譚であり壮大なファンタジー世界を描いた本作『WICKED』その物語には、動物への抑圧、友情、善悪の裏に隠れた事実など、現実社会との共通点がたくさん描かれています。あらゆるマイノリティへのメッセージも感じる『WICKED』をさまざまな視点から捉え、語り合いました。※思いっきりネタバレあり!ご注意ください。---実は動物が社会から抑圧される過程を描いた話/グリンダのキャラ良いよね/善悪なんてはっきり言い切れないはず/欧米と日本での感想は違ってくる/誰かを悪に仕立てあげる社会構造/2人の友情に涙/ポピュラーになりたい/物事の背景に目を向ける意識
#26 学会なのにもてなされた、ダサいデザインで規範に抗うー動物倫理かいぎを終えて
2025年2月1日、早稲田大学にて「動物倫理かいぎ」を開催いたしました。当日は70名以上の方々に参加いただきASメンバーもその活気に包まれて嬉しい限りでした☺︎今回は、動物倫理かいぎ当日の様子や運営の裏側を振り返ります*動物倫理かいぎとは…「人と動物のより豊かな関係を選択できる社会を目指す」というビジョンのもと、動物倫理学会設立に向けて開催したプレイベントです。日本では「動物倫理」の認知度が低く、動物倫理学の研究もまだまだ活発とは言えない状況です。この状況を変え、動物の権利やヴィーガンについて、さまざまな立場から安心して語れる場を目指します。*動物倫理かいぎのグラウンドルールはASのHP「学会設立」からご覧になれます*「動物倫理かいぎ」は運営を支えてくださる会員を募集中です。入会フォームはこちら▼https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSezMR0TlrTUtItwC342UvGOXeEAswn5J8nemPdSrTsDFCeRGQ/viewform?usp=header--グラウンドルールはセーフスペースに繋がる/かいぎの由来は絵本のどうぶつ会議/アカデミアと一般の垣根を越える/デザインが持つ役割/あえてダサくの極意/ノイズを受け入れる/「会議」はもう古いけど希望もある/2025年度に学会開催したい