# 33-1 藤井風“野菜食べよ”の精神ーベジタリアン事情から「動物かわいいから」の功罪まで

今回のテーマは藤井風とゾウ。ベジタリアンである藤井風さんについて、自称カゼリアン(藤井風ファン)のASメンバー4人で語り合いました!前半の今回では、藤井風の「野菜食べよ」スピリットはどのように発信されてきたのか?藤井風は動物についてどのように伝え、ファンはそれをどのように受け止めてきたのか?、後半の次回では、9月にリリースされた最新アルバム「Prema」の中でのお気に入りソングを共有しつつ、MVに登場するゾウをきっかけに、タイの観光産業でゾウが置かれている厳しい状況について考えます。〈前半トピック〉お気に入り楽曲/藤井風と徹子の部屋/藤井風ライブグッズ&ライブご飯/「YASAI TABEYO」スピリット/動物が「かわいそう」と「かわいい」の違いとは?/「かわいい」の功罪/動物愛護と動物福祉

#29-1 効果的利他主義とは? なぜ動物福祉が核戦争・AIリスクと並ぶ最重要課題になるのかーー「畜産動物の状況は改善されるべきだ。ではどれくらい優先されるべきか? ——効果的利他主義の観点から」綿引周さん①

今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただくシリーズ!第二弾のゲストは、東京大学でご研究されている綿引周さん。 発表テーマは「畜産動物の状況は改善されるべきだ。ではどれくらい優先されるべきか? ——効果的利他主義の観点から」です。効果的利他主義とは、限られた時間や資源でできるだけ多くの善を行うために、証拠と推論に基づいて行動を選ぶ考え方です。前半である今回は、効果的利他主義の具体的な考え方、この価値観を大切にする人はどのような選択をするのかといった話から、このコミュニティで核戦争やAIリスクと並んで工場畜産は優先して取り組むべき課題とされる理由などについて伺いました。ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください投稿のシェアもぜひよろしくお願いいたします!動物倫理かいぎの詳細、参加はこちらから↓⁠https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e#20c1079b79d2806d94b8ca6cd6814673⁠---関連リンク一覧「効果的利他主義の観点から考える畜産動物の問題 パート1 」https://animotethics.com/blogs/effective-altruism-perspective-part1#index_MMMJM6Zo 効果的利他主義の観点から考える畜産動物の問題 パート2 https://animotethics.com/blogs/effective-altruism-perspective-part2 「ウェルフェアはどこまで重要か?廃絶主義者と新福祉主義者で議論してみた」(ASのポッドキャスト「なんでも倫理」) https://open.spotify.com/episode/68FzFuHioKIcan6XYAULKz?si=esStrDl-QLGjikwqRapgfg  Animal Charity Evaluators, Movement Granthttps://animalcharityevaluators.org/donate/ EA Fund, Animal Welfare Fund:https://funds.effectivealtruism.org/funds/animal-welfare Giving What We Can, Effective Animal Advocacy Fund:https://www.givingwhatwecan.org/charities/effective-animal-advocacy-fund 日本総研による調査https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=110174  80,000 Hoursのキャリアガイド【キャリアガイド】イントロ:ガイドを読むべき理由 — EA Forum https://forum.effectivealtruism.org/posts/Pxatngqw6aenTcbXF/kyariagaido-intoro-gaidowo-mubeki  EAハンドブック — Effective Altruism Japan https://www.eajapan.org/handbook  「私たちは毎日、毎秒、トリアージの真っただ中にいる」 (EAハンドブック所収)https://forum.effectivealtruism.org/posts/WvikY6ixzcwKtKveN/tachiha-toriajino-ttada-niiru  「平均的なアメリカ人は人間1人の苦しみを約11500頭分の家畜の苦しみに相当すると考えている」という調査Norwood, F. B., Lusk, J. L., & Others. (2011). Compassion, by the pound: the economics of farm animal welfare. Oxford University Press. p. 171

#25 できる主義に立ち向かう、複雑さを受け入れる... ー 健常者中心主義と人間中心主義

今回は『荷を引く獣たち』という本をヒントにして、「健常者中心主義」と「人間中心主義」「種差別」について4人で話し合いました。 動物倫理を学ぶときのモヤモヤから、ヴィーガンとして生活するうえで内面化してしまいやすい「できる主義」など、話はいろんな方向に...。むずかしいね、むずかしいねと言いながら話し合えることに希望を感じるような、そんな時間でした✨🌱ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上、"#なんでも倫理"を付けてご投稿ください。 ぜひ、ASの投稿のシェアもよろしくお願いいたします。 参考文献:スナウラ・テイラー (2020)『荷を引く獣たち ―― 動物の解放と障害者の解放』(今津有梨訳)洛北出版—動物倫理のテキストを読んだときのモヤモヤ/言葉に現れる健常者中心主義と種差別の重なり/自分の動物性を認めながら非人間化に抗うことの難しさ/結論を得るために複雑さは削ぎ落とされる/ヴィーガンとして生きるために理論武装したはずだけれど/「できる主義」社会でヴィーガンを拡めるために強さをアピールしなきゃいけないジレンマ/立場を表明すると求められやすい一貫性/企業が雑に「ヴィーガン」を使うことへのモヤモヤ/個人の力を過信する「できる主義」/孤立させられる社会で連帯って難しくない?/人間はそんな簡単にバラバラにされない/できすぎると何かがおかしくなる!?/なんか良い気持ちになりました