#26 学会なのにもてなされた、ダサいデザインで規範に抗うー動物倫理かいぎを終えて
2025年2月1日、早稲田大学にて「動物倫理かいぎ」を開催いたしました。当日は70名以上の方々に参加いただきASメンバーもその活気に包まれて嬉しい限りでした☺︎今回は、動物倫理かいぎ当日の様子や運営の裏側を振り返ります*動物倫理かいぎとは…「人と動物のより豊かな関係を選択できる社会を目指す」というビジョンのもと、動物倫理学会設立に向けて開催したプレイベントです。日本では「動物倫理」の認知度が低く、動物倫理学の研究もまだまだ活発とは言えない状況です。この状況を変え、動物の権利やヴィーガンについて、さまざまな立場から安心して語れる場を目指します。*動物倫理かいぎのグラウンドルールはASのHP「学会設立」からご覧になれます*「動物倫理かいぎ」は運営を支えてくださる会員を募集中です。入会フォームはこちら▼https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSezMR0TlrTUtItwC342UvGOXeEAswn5J8nemPdSrTsDFCeRGQ/viewform?usp=header--グラウンドルールはセーフスペースに繋がる/かいぎの由来は絵本のどうぶつ会議/アカデミアと一般の垣根を越える/デザインが持つ役割/あえてダサくの極意/ノイズを受け入れる/「会議」はもう古いけど希望もある/2025年度に学会開催したい
#25 できる主義に立ち向かう、複雑さを受け入れる... ー 健常者中心主義と人間中心主義
今回は『荷を引く獣たち』という本をヒントにして、「健常者中心主義」と「人間中心主義」「種差別」について4人で話し合いました。 動物倫理を学ぶときのモヤモヤから、ヴィーガンとして生活するうえで内面化してしまいやすい「できる主義」など、話はいろんな方向に...。むずかしいね、むずかしいねと言いながら話し合えることに希望を感じるような、そんな時間でした✨🌱ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上、"#なんでも倫理"を付けてご投稿ください。 ぜひ、ASの投稿のシェアもよろしくお願いいたします。 参考文献:スナウラ・テイラー (2020)『荷を引く獣たち ―― 動物の解放と障害者の解放』(今津有梨訳)洛北出版—動物倫理のテキストを読んだときのモヤモヤ/言葉に現れる健常者中心主義と種差別の重なり/自分の動物性を認めながら非人間化に抗うことの難しさ/結論を得るために複雑さは削ぎ落とされる/ヴィーガンとして生きるために理論武装したはずだけれど/「できる主義」社会でヴィーガンを拡めるために強さをアピールしなきゃいけないジレンマ/立場を表明すると求められやすい一貫性/企業が雑に「ヴィーガン」を使うことへのモヤモヤ/個人の力を過信する「できる主義」/孤立させられる社会で連帯って難しくない?/人間はそんな簡単にバラバラにされない/できすぎると何かがおかしくなる!?/なんか良い気持ちになりました