経営学者の佐藤大輔先生と佐藤ゼミOBが、「明日の実践につながる経営学」をテーマにお届けするポッドキャスト。
毎日の仕事や生活に関する悩み事や困り事について経営学的な知見で考え、
自分なりの解決方法やよりよい実践方法を探っていきます。
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■佐藤大輔先生が出演する動画 (FUTA LABO制作)
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【使える経営学 #12】グループダイナミクス
【テーマ】 責任感や相互に協力し合う関係が生まれるチームづくりとは 【内容】 ・モチベーションの理論、期待理論のおさらい。 →どのようなきっかけで人は動くのか?背中の押し方。 ・ホーソン実験:どうすればもっと人を動機づけられるかを探るために実施された。 ・継電器組み立て作業において、6名の工員に観察のための部屋に入ってもらい、仕事をさせた。 →効率が上がりそうな作業条件(照度、作業時間、軽食の用意等)を設定し、観察。 →各条件と作業効率の相関関係は無し。 →しかし、実験室に移った時点で、作業条件に関わらずずっと効率が高かった。 ・要因:①監督上の圧迫感から解放された。 ②選抜され、注目されることで責任や相互の協力関係が生じた。 ・インセンティブシステムの考え方(おさらい) →頑張れたらボーナス、頑張れなかったら罰を与える。 →各々が“自分の”タスクを達成するためだけに必死で仕事をする。 ・ホーソン実験で起きたこと →工員が「自分たちは注目されている、チームの効率を下げてはいけない」と感じた。 →「他の人を手伝おう!」(チームとして頑張る)。 ・職場の状況づくりや、人間の感情をフォローする重要性を発見。 →経営学のなかに心理学が入ってくる契機となる。 ・“仲良しグループ”の存在もまた、仕事に直接的な影響を及ぼす。 ・ホーソン実験は、低次欲求によって人が行為すると思われていた(モチベーションを高めるにはお金がかかると思われていた)時代に、社会的な関係の重要性を示した。 →当初思ってもみなかったことを発見した実験。 ・人は必ずしもお金で動くのではない。グループの動態へ配慮することが重要。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #11】期待理論とは
【テーマ】 人が動く(行為生成する)時の心理的なメカニズム 【内容】 ・モチベーション理論のおさらい(欲求5段階説、科学的管理法)。 ・期待理論…期待をさせるから人が動く。 ・お金がほしい人は、お金をもらえれば100%動くのか? →期待が持てるかどうか。 →ぶら下げられた物を“もらえそうだ”という期待が持てなければ行為に繋がらない。 ・期待には2種類ある ①努力が業績・達成につながる確からしさ。 ②業績・達成が報酬につながる確からしさ。 ・管理者がやるべきこと →部下の能力や資質を鍛える(達成できそうという期待を持たせるために必要)。 部下が何をすべきか、役割を知覚させる(求めていることを明確に示す)。 ・管理者側が本当に与えたいのは、外発的な報酬ではなく達成感(内発的報酬)。 ・部下が期待を持つためにはフィードバックが必要。 →ぶら下げた外発的報酬を与えなければ、部下は次回以降期待が持てなくなる。 ・管理者は、部下を満足させることが重要(知覚された公正な報酬)。 →次の期待を持つために、今の経験で満足をさせなくてはいけない。 ・管理職はデリケートな仕事である。 →それぞれの部下に合うように、期待をうまく形作って実現する必要がある。 管理者としてのプロフェッショナルでなくてはならない。 ・与える報酬の大きさは、適切なラインの見極めが重要。 ・まず、それぞれの部下が欲求5段階説のどこまで満たされているのか見極める。 →そのうえで、何をぶら下げるか?(魅力的な報酬)。 ・どんな理論を学んだとしても、管理の背景には人を見抜く力が必要。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #10】経済人モデルに基づく経営方法とは
【テーマ】 労働者が努力できる条件を揃える―科学的管理法― 【内容】 ・経済人モデル→お金で頑張れる人(生理的欲求、安全の欲求を満たすため)。 ・ビジネスの現場で、自分が管理者である場合、安定的に長期雇用で働く人をお金で動かすにはどのような方法が有効か? ・科学的管理法(テイラー) →課業(タスク)管理。「あなたの仕事はコレ」と明確にすることが重要。 4つの管理原則。アメとムチ。 ①日々の高い課業を設定する。プロの仕事をして達成できるレベル。 ②①を達成するための標準的な条件(必要な用具や予算)を揃える。 ③①を達成できたら高い支払いをする(給料+ボーナス)。 ④①を達成できなかったら損失を与える(給料を下げる)。 ・しっかり働いているのか、サボっているのかわからない要因。 →仕事がどこからどこまでなのか明確に示されていないから。 ・インセンティブシステム ・管理者も労働者の双方が努力することで、組織に好循環が生まれる。 →管理者の仕事は、労働者が一生懸命頑張ることができる条件を揃えること。 ・作業の細分化と標準化…合理的 →誰でも一生懸命やれば一流の成果が出せるくらいに、仕事を簡単にする。 (マニュアル通りにやれば誰でもできるところまで細かく作業を割る)。 →精神論ではない。 ・現代のビジネスの現場では、高い課業の捉え方が曖昧? →科学的管理法は約100年前の理論。当時も批判はあったが、単純労働、大量生産には合っていた。 →現代でも仕事(作業)の内容により、科学的管理法で高い成果が得られる場合がある。メリハリ、見極めが重要。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
#25 「ひらめき」とは何か
【テーマ】 「ひらめき」は経営学においてどのように捉えられているのか? 創造的な組織であるためには何が必要か? リスナーさんから頂いた質問にお答えします。 【経営学的な整理と解決方法】 ・どのようなシーンでひらめくか? ・私たちは何かをするとき、仮説を立てて行動する。 →でも、行動する前にひらめくことは少ない。なぜ? →行為の後に理解や理屈があるから。(反省的) ・経営学において創造性に関する議論が起こったのは1990年頃。 ・ミンツバーグ(H.Mintsberg)の創発的戦略。アメリカの研究者が日本の企業に注目。 ・野中郁次郎の知識創造マネジメント。 →冗長性、暗黙知…。組織におけるクリエイティビティの重要性。 ・反省的実践…「応用」と「反省」 応用:計画を立て、思った通りの成果を出す合理的なやり方。 反省:思ってもみなかった成果を出す。躓いたときに何を修正するかが重要。 ・学習の仕方には2種類ある(低次学習、高次学習)。 シングルループ学習:当初の目的を変えず、やり方を変える。初志貫徹。 ダブルループ学習:当初の目的(根本的な発想、価値前提)ごと変える。 ・ダブルループ学習を現実に行うことの難しさ。 →目的をすげ替えるのは既存の価値を捨てること(棄却)。自分を捨てる感覚がある。 →今までの自分の視点を変えることが必要。 →初志貫徹は、かつての自分から物事を見ている。既存の自分に固執。創造性からは遠い。 ・組織では、マネジャーが「目標は達成すべきものではなく、きっかけにすぎない」と言えるかどうか。 ・環境の変化が激しくなっている現代では創造性が重要。 →今までのやり方は通用しないことが多く、固執するのは得策ではない。 *関連エピソード #16マネジメントの概念が注目された背景 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
【使える経営学 #9】モチベーションの理論
【テーマ】 動機づけの条件―マズローの欲求5段階説― 【内容】 ・おさらい…「経営」を内向きの経営と、外向きの経営に単純化して捉える話。 ・内向きの経営でやらなくてはならないことは多岐にわたるが、最も重要なのは会社の中の「人」をうまく扱うこと。 →どのような知見があるのか? ・人が行為するときには3つの条件がある。 =他者を動かしたいときに、3つの選択肢がある。 ・経済人モデル=お金で動く ・社会人モデル=人間関係(社会的欲求)で動く ・自己実現人モデル=向上心を満たすために動く (「経済人」「社会人」は外からコントロールできるが、「自己実現人」だけは外からは働きかけられない。) ・上記3つのモデルをさらに分解した理論 →マズローの欲求5段階説。 ・人間の欲求には低次→高次の関係がある。※サムネイル参照 ・階層構造の下から順に ①生理的欲求 ②安全の欲求 ③社会的欲求 ④尊厳への欲求 ⑤自己実現の欲求 ★重要なこと★ ①から順の積み上げ式である(例:①が満たされていない人を褒めても頑張らない)。 ・上司は、部下のどこまでの欲求が満たされているのか見極める必要がある。 ・現場では、放っておいてもしっかり仕事をする(仕事を任せられる)人かどうかの見極めが難しい。 →尊厳の欲求が満たされている人でないと、任せられない。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #8】企業の成功って何?
【テーマ】 企業の進展と発展―経営を続ける目的― 【内容】 ・お金儲け→企業の存続→新しい物を生み出すこと(イノベーション)が必要。 ・経営者は、儲けたいから経営を続けるのか? ・松下幸之助…生産こそ復興の基盤。産業人の使命。 →雇用をして失業を無くす→豊かさの実現。 ・シュムペーター…社会の発展には変革が必要で、それを担うのが起業家(企業家)。 →起業家の使命はイノベーションを起こすことである。 ・進展=漸次的に良くする(1を2にも3にも磨いていく) ・発展=イノベーション。非連続的、飛躍的。(0から1を生み出す) ・進展も発展も企業の仕事。 →安定的に製品やサービスを提供することと、新しい物を生み出すことの両方が必要。 ・物が売れなくなっている現代には、発展が重要。 →少し良くなるくらいでは購買行動に繋がらない。 →私たちは今までにない物にはお金を出す傾向がある(生活を変えてくれる)。 ・ひとつの会社が進展と発展をするのは、意外と難しい(ベクトルが逆)。 →人が発想の転換をする難しさ。どちらかに寄ってしまいがち。 ・例)SONY(進展が得意)とApple(発展が得意) ・合理的な競争優位の獲得(進展) 情報の流れ:企業←顧客(市場)。顧客のニーズに応える。分析。 ・創造的なアイデア創出(発展) 情報の流れ:企業→顧客(市場)。新たなニーズを創り出す。提案。 ・合理的な経営と創造的な経営を上手く両立するために、経営者の裁量が必要。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #7】経営って何をすること?(2-2)
【テーマ】 「経営」するのは誰?―経営の主体― 【内容】 ・経営者でなくとも、組織を俯瞰して、自分が何をするべきか考えることはできる。 ・会社の内側と外側…経営の主体(誰が経営するか)が異なる。 →経営学が複雑に見える要因になっている。 ・“経営者”が経営(内向き)→会社の中の人にアプローチ ・“企業”が経営(外向き)→顧客(会社の外の人)にアプローチ ・経営管理論:経営者、管理者として組織の人の動かし方を考える。 ・マーケティング論:企業として、どのように売ればよいか考える。 ・経営戦略論:企業として、ライバル企業とどのように戦うか考える。 ・お金のことも会社の内と外で分けて考える(財務諸表論、会計学、ファイナンス…)。 ・組織の人をどう動かしたらよいか考えるのと、ライバル企業との戦いについて考えるのとでは、議論が全く異なる。 ・どちらが面白そうか?興味を持てるか? ・バリバリ営業をやっていた人が、管理者になった途端どうしたらよいかわからなくなるのはなぜか? ・実践家の方は、必要なタイミングで、必要な分野を学んで使ってみるのがおすすめです。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ■皆さんからのおたよりもお待ちしています♪ 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
#24 人材育成―武器の達人と素手の達人―
【テーマ】 競争力人材(実践力のある人)を育てるには。 【経営学的な整理と解決方法】 1.実践力のある人を育成する方法 ・学習には2種類ある(応用的と反省的)。 →絶対的にどちらも大事。組み合わせ方が重要。 ・基本の型を教えたうえで、経験を積んでもらうのが効果的=応用(先に勉強、後で使う)。 ・武器の達人と素手の達人の例え。 →最初は武器を持った方がいい。持ったら、次に使い方を習得するのが大事。 「持つ」+「使う」⇒応用力(持つと使うはワンセット)。 ・自分で新しいやり方を生み出す(武器のカスタマイズ)のは最終手段。 2.教える側と教えられる側の相性について ・武器の達人と素手の達人は、職場で「合わない二人」になりがち。 →組織にとってはどちらの達人も必要。本来は協力して一人前なはず。 →なぜそれを補う関係性になれないのか?やり方の対立は本質的ではない。 →組織の目標の欠如(何のために戦うか)。 ・目標達成のためにお互いの力が必要だという事がわかっていない。 →目標ではなく人(相手)を見てしまっている。安定的な環境の組織で起こりやすい。 →実は安定していない環境なのに、その事実に目が行っていない末期症状かも(!) ・まず、全員が目標を見て走れているか要チェック。 ・武器の達人には最初の教育係を担当してもらうのがよい。 ・せっかく武器を持っているのに置いて戦っている人も(!)。まず使おう! 【関連エピソード】使える経営学シリーズ #1~3 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ■先生への質問など、お気軽におたよりをお送りください♪ 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
【使える経営学 #6】経営って何をすること?(2-1)
【テーマ】 そもそも「経営」って何?―経営学の全体像― 【内容】 ・経営者の1日を想像しながら、「経営」とは実際何をすることなのかを解説。 ・経営者は3つの要素(ヒト・モノ・カネ)について考えている。 ・ヒト・モノ・カネがそれぞれどこにあるか?の分類。会社の内か外か。 経営者はとても多くのことを考えなくてはならない! 例)会社の中にいるヒト(従業員)と、外にいるヒト(顧客)。 ・経営では、意外と、会社の外のヒト・モノ・カネがおろそかになりがち。 例)会社の外にあるお金→どの程度借り入れができるか? ・経営者ではないビジネスパーソンにとって、この知識が何の役に立つのか? →自分の仕事が経営のどの部分を担っているのか、整理して理解することができる。 →経営者や上司が何を考えているか理解するヒントなる。 →経営者と同じように経営を知ることで、ビジネスを俯瞰することができる。 →自分が関わっている事業が何なのか。自分の職務から逆算して把握する。 ・ヒト・モノ・カネを会社の内外に分類すると、各経営学の分野と呼応する。 例)経営管理、経営戦略、マーケティング、ファイナンス、会計・・・ →ご自身の関心がある分野の見当がつけやすくなります。 詳細は今後解説しますが、気になる方はぜひおたよりお寄せください♪ 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ■先生への質問など、おたよりも募集中です! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #5】経営学の特徴って?(2-2)
【テーマ】 経営学は「使う」「役に立たせる」学問? 【内容】 ・経営学は応用分野の学問。 →基礎理論を現実に当てはめて「使う」「役に立たせる」ことに焦点。 経営をうまくやる、人の行為を引き出すために、幅広い理論を使う。 ・経済学は基礎理論の学問。 →現象を説明することに焦点。 ・経営学は様々な理論を使うため、課題解決力、創造性が高い。 →応用したことに対する反省的な学びが可能。 ・例)推しメン理論 →なぜ売れているか説明がつかない場合、自分なりに理論をつくって良い。 ・具体的にどうする?? ・現実に当てはめる場合、壮大な理論だけでは適用できないことが多い。 →小さな理論(工夫)が必要。 ・応用と反省が経営学である。 ・学校の勉強が苦手な人は経営学に向いている? →現場で持論を持ち、理論を後から学ぶと、理解力や吸収力が格段に違う。 →経験した後に理屈をインプット。 ・実感を持って理解することがとても大切に扱われる。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★先生への質問など、お気軽におたよりをお送りください♪ 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズについて】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #4】経営学の特徴って?(2-1)
【テーマ】 そもそも経営って何をすること? 経済学とはどう違う? 【内容】 ・経営学でこれからの時代に求められる力を鍛えることができる→どんな内容? ・経営学=企業・ビジネスを成功に導くための学問。 ・”経営”するために必要なこととは?(パン屋を例に考える) ・経営の難しいところ→自分でやるのではなく、人をうまく動かすということ。 ・買い物する側は、安いから買うというだけではない。 →買うという行為を引き出す。 →経済学の場合:安くするか、美味しくするか(お金や合理性)。 →経営学の場合:合理性で買うのではないケースも考慮。 ・経営学は、様々な学問分野から”人の行為”に関する理論を借りてくる学問。 ・経営の根幹→どうやって人の行為を引き出すことができるか? ・経営学を学びたいと思ったとき、何から学べばいい? →何系の学問が好きか? まずは関心のある分野から。 ・1冊これを読めば網羅できるという本はないため、少しずつ探っていく。 ★自分が困っていることが、どのような分野と関連が深いのかわからない方へ。 →おたよりフォームから先生へ質問いただくことも可能です♪ 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【使える経営学シリーズについて】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #3】経営学は何の役に立つの?(3-3)
【テーマ】 これからの時代、経営学はどのようなことに役立つのか? 【内容】 ・現代に求められている能力と、かつて求められていた能力は異なる。 ・クリエイティビティが将来さらに求められる? ・AIに仕事を奪われる? IT(ICT)とAIの違い。 ・IT(ICT)=処理が得意。繰り返しの作業をミスなく実施。 しかし、プログラムしていないことには対処できない。 ・AI=判断ができる。人間を配置する必要がなくなる。 →では、人間がやるべき仕事は何? →AIに学習させるのは人間である。 ・人間は0から1を生み出すことができる。 →とりあえずやってみて、そのなかから新しい理屈を生み出す、“反省的”な力。 ・コンピュータは“とりあえずやってみる”ことはできない。 →人間が、既存の知識ややるべき理屈を与える必要がある。 ・人間は、既存の価値観では失敗とされるものに対しても、新しい(創造的な)使い方を考えることができる。 ・応用力も大切だが、反省力こそがこれからの時代に必要な能力である。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズについて】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #2】経営学は何の役に立つの?(3-2)
【テーマ】 現代に求められる能力とは? 【内容】 ・アイデアを出すことが経営学の本質・魅力である、という話の深掘り。 ・社会に求められる能力が、以前とは変わってきている。 ・大量生産の時代=世の中に物がなく、高くて買えなかった時代。 →みんなが明らかに欲しいので沢山作る必要があった。 →とにかくがむしゃらに働く人。言われたことをちゃんとやる人が求められた。 ・現代はそのような真面目神話では太刀打ちできない。 →みんなが「買いたい」と思う物はなくなってきている。 →「買いたい」と思わせる物を生み出すため、アイデアを出せる人材が求められている。 ・競争力人材(経団連)について。 ・人材育成する側=既成概念で育っている人?どうすればいい? →既存の考え方でしかやりようがないという組織の風潮を打破しなくてはならない。(業種を問わず必要。) ・応用的:将来必要かもしれないので、とにかく知識を詰め込んで後で取り出す。 ・反省的:まずやってみて、上手くいったものを持論として残す。 →クリエイティビティ(偶発性・たまたまうまくいったもの)。 →テキストには答えが書いていないことに対処できる。先に行為、後で知識の順。 ・現代社会では、反省的なやり方が正当化されていないことが多い。 【使える経営学シリーズについて】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
【使える経営学 #1】経営学は何の役に立つの?(3-1)
“ビジネスを知的に”をコンセプトに、学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介する新シリーズ! 日々の仕事や生活に役立てられるように、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。 佐藤大輔先生と一緒に、ゼミ形式で経営学を楽しく学びましょう! 【テーマ】 「そもそも経営学ってどんな学問?」「自分に関係あるのかな?」「学ぶと何かいいことあるの?」 【内容】 ・経営学を学ぶことで自分はどうなるのか?学ぶ意義とは。 ・経営学の目標の一つは「売れる商品を作ること」。 →アイデアを生み出す必要がある。 ・クリエイティビティについて。 ・発想やアイデアを生み出すためにはどうしたら良いか? →経営学の役割であり、面白さ。 ・「新しい」商品とは? →既存の商品の改善 or 今までになかった商品 ・これからの時代→0から1を生み出すことが求められる。 ・発想力は鍛えられるのか? ・理系人材と文系人材の役割分担について。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ※これまでの、日常の素朴な疑問や問題について話し合うシリーズも時々配信していきます。 ぜひ、併せてお聴きいただければと思います。 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
#23 新しいことを始めるコツ―一歩踏み出すために―
【テーマ】 新しいことに挑戦したいけれど、「始めるのが億劫」「勇気が要る」「うまくいかないかもしれないし…」と思うことはありませんか? どうすれば重い腰を上げられるのか、先生と一緒に考えます。 【経営学的な整理と解決方法】 ・行為することに根拠や理由が必要だと思っている限り、動きにくい。 ・「経営管理」は、目標に向かう最も合理的な手段を考えること。仕事には向いている。 →目標をたてても、良い手段が見つけられなければやらないということになる。 ・楽しくすることに目標はない。目標達成するためにやるわけではない。 ・趣味の場面ですら腰が上がらないのはなぜか? ・新しいことに挑戦する際の姿勢には2通りあり、使い分けが大切。 →(経験していない未知のことなので、想像で)「考える」or「感じる」。 考える=タスクになっている。達成する方法を想像する。…仕事に向いている。 感じる=やっていることそのものを味わう。…趣味に向いている。 ・ゲシュタルト崩壊:じっと見ることで、概念や枠組みにとらわれず、見たままに見えるようになる。 今まで見たこともない物の見かた。常識外れな捉え方。 ・「失敗」の捉え方について。 考える人…手段が適切でなかった。 感じる人…得られたものは何か? 目標は、動き出すためのきっかけ。プロセスを楽しむことを重視するとよい。 【関連エピソード】 #3 やるべきこととやりたいこと 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
*特別編4*「家族」の関係性
【テーマ】 家族同士でも、考え方や価値観がそれぞれ違って難しいと感じることはありませんか? 夫婦・親子・兄弟の関係…距離が近いからこそ理解し合い、協力して生活するのが難しい…という問題について先生と一緒にゆる~く考えます。 【問題の整理と解決に向けて】 ・「家族」は、無根拠に信じ合える状況のことではないか? →根拠、論理、原因がないと家族の関係性を構築できないと思われている節がある。 ・家族の崩壊=他人になるということ=家族ではなくなること。 ・「好きだから結婚する」について →結構する理由にしてしまうと、好きじゃなくなったら別れることになる。 ・「○○だから家族である」という理由をもつと辛くなる。 ・「残念ながら家族」くらいに思ったほうが健康的かもしれない。 ・理由を求めることは、相手に何かを期待すること。 →相手に何も期待しないことによって、心の平穏が得られる可能性。 ・家族内に役割・機能が生み出されるために、「家族」がややこしくなる。 ・無根拠に信頼できない間柄になったのに、家族の体を維持しようとする必要はない。 →制度的に結婚していなくても「家族」と考えられる。 ・無根拠な関係であるからこそコントロールがしにくく、難しくとらわれがちである。 ・理想の家族像や、こうある「べき」にとらわれなくてもよいのではないか。 【関連エピソード】 #8 学び合いの実践―先生の子育てを例に― #19 期待の落とし穴 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
#22 経営学と実践の関係ー理論の活用ー
【テーマ】 経営学の理論に関して、「仕事の場面で役に立つの?」「実際使うとなると難しい…。」という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 これまで紹介した理論を例に、実践での活用方法について先生と一緒に考えます。 【経営学的な整理と解決方法】 ・モチベーションに関する理論のおさらい ※関連 #13 モチベーションを引き出すには―目標設定理論― ・リーダーシップに関する理論のおさらい ※関連 #18 リーダーシップのスタイル ・社会人は理論をどのように思っているのか? →ポイントはわかる気がするが、現場に落とし込んで実行するのが難しい。 日常業務に押されて、形骸化。意味が無くなっていると感じることも。 ・理論をしっかり理解すること、正しく伝えることの難しさ。 →新しい言葉やフレームワークを、断片的な理解だけで使ってしまう。 →実践に落とし込む過程で、重要なエッセンスが抜け落ち、内実が理論とかけ離れる。 →何のためにそれをするのか疑問に感じたら、研究に立ち返ることが大切。 ・理論通り実行しなくてはならないのか? →理論で想定されている文脈と、自分(自社)の置かれた状況が異なることが多い。 →エッセンスは変えないように注意しつつ、実行できる方法に変更してもよい。 ・ひとつの概念・理論にじっくり向き合ってみると、実践への当てはめ方のコツが掴めるようになる。 →もし当てはまらなくても、「違う理論が使える?」と考えるきっかけに。 ・理解を深めるコツ=「なぜコレが必要なのか」考える。 →一歩踏み込んだ部下とのコミュニケーションがとれるようになる。 【出演】 藤井暢人(桃山学院大学 経営学部・講師) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
#21 職場で対立が生じる要因
【テーマ】 職場(組織・チーム)内で、お互いの批判や対立が起きるのはなぜ? ネガティブな感情が湧きにくくなる方法を、先生と一緒に考えます。 【経営学的な整理と解決方法】 ・コンフリクト(社会的葛藤) →「あいつ何だよ!」という気持ち=他者への期待が裏切られたという感情。 ・他者に対して「こうあってほしい」という期待を押し付けていないか? ・チームの中で「アイツは戦力にならない」「ああいう奴がいると困る」 →本当にそうか?? →悪いところではなく良いところを見る。 できないことに着目するから、ややこしくなる。 ・他者への期待は自分のエゴ。 →他者は、自分の期待とは別のところで成果を出す可能性がある。 ・本人の苦手な部分を正そうとしたり、他者からみた合理性を押し付けたりするよりも、良いところを伸ばすことも重視してみる。 ・こちらが望んでいるタイミングを押し付けても、成果に繋がりにくい。 →本人が能動的ではないため。 →本人が「このままじゃまずい」と感じた時が適切なタイミング。 ・チームにネガティブな感情が立ち上がった場合の、マネジャーとしての対処方法 →感情が表出すると手遅れ。本来は事前に手を打てるとよい。 ・原因をチームで考えさせる。根拠を探って仮説を立てる。 ・コンフリクトはチームにとっては学びのチャンス。 →感情の衝突を何とかするために、原因・理由を明確にしようとすることで冷静になる。 ※関連エピソード #19期待の落とし穴 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
#20 上司と部下のすれ違い
【テーマ】 職場で発言しないのは、ネガティブな理由からだけではありません。 日常的には業務を円滑に進めるために、あえて発言しない(=沈黙)こともあるのではないでしょうか。 次の2つのテーマについて、「沈黙」の観点から深掘りします。 ・上司と部下のすれ違い。 ・コロナ禍におけるリモートワーク。 ※関連エピソード:#14 職場での発言と沈黙 【経営学的な整理と解決方法】 ・職場において、マネジャーは部下が沈黙した理由を理解することが難しい。 →なぜ黙っているかの情報が少ない。発言がある場合は、意図を把握しやすい。 →部下は配慮して沈黙したつもりでも、上司からやる気がないと思われる可能性。 =すれ違いの発生。 ・沈黙している理由(業務が円滑に進む配慮)が上司・部下間で共有できていれば問題無い。→どのようにすれ違いをなくすのか? ・特定の場面と沈黙は紐づいている。 →部下は、自分に与えられた裁量によって、発言するかどうか考えている場合も。 ・業務を円滑に進めるため、部下は発言するかどうかを都度選択している。 →部下があえて沈黙しているということに気づかない上司がいるのでは? ・1on1を有効に実施するためには? →1on1の目的を会社全体へ落とし込む必要あり。何を話す時間なのか? →マネジャーへ一任すると、相手(部下)によって内容を変えてしまうことも。 ・リモートワークの普及 →部下が沈黙する理由が見えにくくなり、マネジャーはその解釈が難しくなった。 →配慮が伝わりにくいため、部下からの発言が増加するパターンも。 雑談で済む内容を文章にして送るなどの手間が発生し、日常業務を圧迫。 ・雑談をつうじて、先輩や同僚に「今日は〇〇なことがあって…」と沈黙の理由を共有し、気持ちの整理ができ、内省が促されることも。 【出演】 ひで(大学教員・佐藤ゼミOB) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
#19 期待の落とし穴
【テーマ】 「今年の新人は~」「今の若い人は~」という表現を見聞きすることがありますが、本当に今と昔で違いがあるのでしょうか。 「学生の個性は時代によって異なるのか?」という話題を発端とし、仕事場面で管理者(先生)のどのような振る舞いが有効なのかを考えました。 【経営学的な整理と解決方法】 ・社会が多様性に対応する風潮になってきた。 →実際には若い人たちの個性は変わっていないが、昔は言い出せなかったことを言える社会環境になっているのでは。 ・期待の落とし穴=期待は「管理」。 →期待や心配はエゴである。期待をかけられた人が潰れてしまう可能性も。 ・期待通りの結果は、創造的ではない。 ・本人の自由にさせ、困った時に相談してもらうのが「マネジメント」。 ・「教えられ」と「学び」の違い。 →教えられ(受動的)=管理。管理者が手がかりを与えて問題を共有する。 →学び(能動的)=マネジメント。本人が管理者とは違う問題を見出す。 →問いを持たせる、伴走者になるのが管理者の仕事。 ・先生(管理者)は、学生(部下)と同じ立場で対象に向き合い、当事者として関与することが必要。 →管理者が一流のプレイヤーであれば、部下に学ばせることができる。 ・管理者が俯瞰し、「教え」ると、部外者的な物言いになってしまう。 →常に「自分を正解」とする立場で楽だが、「マネジメント」とは異なる。 ・答えを伝えるのではなく、”答えの出し方”を伝える。 →実践コミュニティ 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) ひで(大学教員・佐藤ゼミOB) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
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