経営学者の佐藤大輔先生と佐藤ゼミOBが、「明日の実践につながる経営学」をテーマにお届けするポッドキャスト。
毎日の仕事や生活に関する悩み事や困り事について経営学的な知見で考え、
自分なりの解決方法やよりよい実践方法を探っていきます。
■Amazon・Apple・Spotify・Google・KKBOXで配信。
■番組Twitter
https://twitter.com/keieigaku_radio
■佐藤大輔先生が出演する動画 (FUTA LABO制作)
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*特別編6*農業の六次産業化―CONSEのハーブ―
【テーマ】 アイデアの源泉―「なぜ?」を放置しない― 【内容】 ・六次産業化って何? ・六次産業化に取り組んでいる理由。障壁、難しさは? ・どのように商品化のアイデアを出している? ・ハーブの特性。青森県及びおいらせ町の地域特性。 ・CONSEは乾燥技術がスゴイ!“まるで生のようなドライハーブ” ・「ドライフルーツは美味しいのに、なぜハーブを乾燥させても美味しくならないのか?」という問い。 →「なぜだろう?」という気持ちを放っておかない。問いを持つことの重要性。 ・そもそも「なぜ?」と思えることが重要。 ・学生の頃から、自分が社長の立場ならどうするか考えてきた。 →視点の移行、当事者として視点を置いてみるという癖付け。 ・商品化において大切にしているテーマ “ハーブを手軽に使う” →「おしゃれでハードルが高い」「使い方がよくわからない」と思われがちだが、その壁を取り払うことでより一層ハーブが普及するようになるのではないか。 ※収録は2022年9月6日に行われました。 ■CONSE FARM https://www.consefarm.com/ ■CONSEオンラインショップ https://conse.stores.jp/ ※品切れの際はご容赦ください。 ■はぶかん(Podcast) https://anchor.fm/habukan 【出演】 赤石英二さん(通称えいちゃん・CONSE代表) 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
【使える経営学2-4】組織学習(2)
【テーマ】 組織学習に立ちはだかる4つの壁 【内容】 ・前回のおさらい(組織ルーティーンが変わる→組織が変わる)。 ・個人の気づきが大事って言うけど、それが難しい。 →人によって認識が異なるため、変化は曖昧である。 ・組織学習を阻む4つの壁を取り払う必要がある。 ① 曖昧さのもとでの学習 ② 役割制約的学習 ③ 傍観者的学習 ④ 迷信的学習 ・個人が気づいていないという状態を改善することが特に重要。 →個人が問いを持てていない、おかしいと思えていないということ。 →よく見る!(非合理性、冗長性の重要性)。 ・「学習する組織」5つの法則…センゲ(Senge,1990) ① システム思考 ② 自己マスタリー ③ メンタル・モデル ④ 共有ビジョン ⑤ チーム学習 ・組織を変えたい場合、どうやって仲間を作るか? ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 ご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学2-3】組織学習(1)
【テーマ】 組織が変わりにくいのはなぜ? 【内容】 ・組織が学ばなければならないこととは。 ・組織ルーティーンを変化させなければ、環境への適応が難しい。 ・組織が変わりにくい理由。変化を起こすために必要なこと。 ・学習の起点は個人…組織はどのようなことを許容する必要があるか? ・組織学習のプロセス…フーバー(Huber,1990) 知識の獲得→情報の分配→情報の解釈→組織の記憶 ・組織学習のサイクル…マーチ・アンド・オルセン(March and Olsen,1976) 環境の変化→個人の信念→個人の行動→組織の行動 ・組織学習…個人が環境の変化を察知し、組織レベルに昇華すること。 →いくつもの壁を取り払わないと、組織学習がなされない。 ■先生への質問、感想、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、おたよりフォームからお送りください。 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 ご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学2-2】トップマネジメント論
【テーマ】 組織を形作るトップはどんな人がいいの? 【内容】 ・トップによって良い組織かどうかが決まる? ・良いトップマネジメント(複数)とは。 ・最小有効多様性 ・“意思決定をする組織”はどのような組織が良いのか。 ・TMT(トップ・マネジメント・チーム)研究 →高業績のTMTはどのような集団か?徹底的に属性を集めて調べた。 ・小さなトップマネジメント集団で、長老級、同質な人の集まりが良い!? ・社会的統合(一致団結)、非公式コミュニケーション、コミュニケーション頻度。 →多様性を追求しすぎるとコンフリクトが生じる ・意思決定をする場合(作業チームではない)のチーム作りの参考事例。 ■番組への感想、質問、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、下記おたよりフォームからお送りください。 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学2-1】戦略的選択論
【テーマ】 顧客の声に応えていれば本当に完璧か? 【内容】 ・コンティンジェンシー理論のおさらい。 →顧客の声を拾い、ライバルの動向に柔軟に対応できるオープンな組織がよい。 →本当にそれでいい?顧客は次に売れる商品を教えてはくれない。 ・各組織のトップが同じ環境下にいるのであれば、同じ判断をして同じ結果になるはず。→実際は、同じ環境下で成功する企業とそうでない企業がある。 ・ネオ・コンティンジェンシー理論。 ・トップが同じ状況に面していても、とっている行動が違う。 →見える環境が違うので、判断が異なる。 ・“環境が安定している”かどうかを誰が決めるのか?(誰の判断か) ・イナクトメント…環境は行動によって作られる。 ・恣意性…人の認知、認識に違い→行動に違いがある。 ・コンティンジェンシー理論では組織論に関して“人”が考慮されていなかった。 ・判断のプロセスは政治的。合理的な施策が選ばれるとは限らない。 ・非合理な組織づくりの重要性。 ■関連エピソード 使える経営学 #16 #31 経営学と経済学の違い―人の気持ち― ■番組への感想、質問、トークテーマなどお待ちしております! Twitterで #研おしゃ をつけてツイートいただくか、下記おたよりフォームからお送りください。 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing ■音声に関する改善要望をいただいたため、今回より収録・編集方法を一部変更しております。諸事情により過去回の修正は現時点では難しいのですが、引き続き宜しくお願いします。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
#35 社員旅行って必要なの?
【テーマ】 皆さんは社員旅行、好きですか?行ってみたいですか? 社員旅行のない組織に属している先生と、集団行動が苦手なOBが、今後の社員旅行のあり方についてアレコレ話しました。 【内容】 ・社員旅行ってどんなことするの?楽しいの?自由参加なの? ・運営側は懇親、慰労の気持ちで会社からのプレゼントとしてやっているのでは。 →でも、個人で費用負担があるし、休日がつぶれるし、強制感がある…。 →先生の研究室で実施しているゼミ合宿は楽しそう。何が違うのか? ・社員旅行が組織維持のツールとして使われている。 →「組織を維持したい」と思う人たちが積極的に参加してきた。 →組織のために個人があるという時代ではなくなってきた。 →作業としての仕事ではないものの、やっぱり仕事である。 →個が納得できないと参加しない。 ・自由に楽しめる企画であれば参加したい人が増えるのでは? ・納得が必要な世代は、理解、納得ができないと行為できない。 →時代的に許されるのであれば「参加しない」のは当然ともいえる。 ・なぜ参加したほうがいいのか説明できるか? →価値があるから行くという説明は避けたほうがよい。(価値の比較になってしまう) →意味(主観的・好きか嫌いか)を説明して共感してもらうことが大切。 ・・・商品を売る場合と全く同じである。 ・旅行会社が定番、伝統的に組織に受け入れられたプランを提案 →組織側もよく考えずに前年と同じような内容で実施してしまう。 →なぜそれが楽しいのか、なぜ好きなのかを考えることが重要。 ■感想、疑問、質問、トークテーマなどなどお待ちしております!(匿名でお送りいただけます) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing ■番組Twitterでも配信情報をお知らせしています。 https://twitter.com/keieigaku_radio #ラジオde経営学 #研おしゃ 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
#34 頑張りすぎていないか?ー仕事と健康ー
【テーマ】 心と身体の健康を保つことって難しいですよね。自分が無理をしていることにはなかなか気づきにくいものです。 それぞれの体験談を共有しながら、無理をしない仕事のコツ、無理をさせない周囲の考え方についてアレコレ話しました。 【内容】 ・就職後3か月くらいで一回やめたくなる人は多い。 →環境の変化が大きく、馴染むのが大変(学習、理解が追い付かない)。 ・視点の移行をしなくてはならない(顧客の立場から事業者へ)。 →新しい立場での自分を演じているなかで、自分自身が何者なのか見失う。 ・生活のリズムが崩れるだけでも辛い。 →自分が笑えていない、体力の限界であるということに気が付かない。 ・看護師の場合は、1年目、2年目に大きな山。 ・気になって眠りにつけないことがある。ベッドの上でじっとしている。一旦寝ても起きてしまい、そのあと眠れない。 ・苦しい人と同じ経験…同じ経験をした者として共感はできる。 ・際限なく仕事をしてしまう時期がある。自分がその時不健康だとは気づいていない。 ・歳をとってからの仕事の仕方は、できる範囲でやること。流れ作業で、こだわりを持たないように。 →時間的な余裕を作っておけば、その気になった時に重要な仕事に着手できる。 ・仕事の質を下げることに対する恐怖はないか? →どこで勝負をするか。外から見た時にわからない部分にこだわらなくてもよい。 →力を入れるべきところ(自分にとって大切な本質)を見極めることが重要。 ・要領がいいかどうか =やるべきこととして与えられたことを、やりたいことに変えられるかどうか。 ・若いときはやるべきことに追われがちなので、心身のバランスを崩しやすいのでは? →大人も組織も若い人たちに期待しすぎである。 →期待に応えられない悪循環で若い人がつぶれてしまう。冗長性の担保が必要。 ・無理をする人たちは若いときに成果を出そうとしすぎである →若いときに自分なりのやり方を開発することが大切。自分を甘やかしても良い。 ■ご利用のアプリ(プラットフォーム)で当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 ■感想、疑問、質問、トークテーマなどなどお待ちしております!(匿名でお送りいただけます) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing ■番組Twitterでも配信情報をお知らせしています。 https://twitter.com/keieigaku_radio #ラジオde経営学 #研おしゃ 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
#33 「好きなことを仕事にする」とは
【テーマ】 「自分の好きなことを仕事にするのがいい」「いやいや、仕事にすると好きではなくなってしまうからやめたほうがいい」 ・・・こんなやりとりを見聞きすることありませんか? そもそも、”自分の好きなこと”や”やりたいこと”は何を指しているのか?アレコレ雑談しました。 【内容】 ・好きという感情がなくても仕事はできる。そのうち面白さがわかることも。 ・先生は大学教授・研究者になりたかった? ・歳を重ねてから活躍できる職種もある。 ・あえて他の人と違う方向に。 ・人と違う自分ありたいと思うほど、自分の平凡さに気が付く。自分の平凡さを認めることも大事。 ・革新的な成果を出すには、長期的に考え続けることが必要。蓄積がないと評価もされない。 ・自分が当初思い描いていなくても、やっているうちに「やりたいことができている」と認識することも。 ・「自分はやりたいことをできていない」と悩んでいる人がいるのでは? ・それぞれの”やりたいこと”についての解釈が異なっているのでは? ・”やりたいこと”をやっていてもドキドキわくわくしない(すでに楽しいということを知っているから)。 ・”やってみたいこと”をやるのはドキドキわくわくする(楽しいかどうかはわからないから)。 ・やってみたいこと=暗黙的・感覚的にポジティブなイメージ(期待)が湧くこと。(やったことはない)。 ・やるべきこと=やってみたいことに関して言葉で考えられる。仮説・理屈を持てること(やったことはない)。 ・”やるべきこと”と”やらなくちゃいけないこと”が同じに聞こえがち。 ・やるべきこと=自分自身がやりたい、やってみたいと思っていること。 ・やらなくちゃならないこと=人から強制されていること。やりたくはない。 ・主観的、能動的に考えることが大切。自分の判断。 ・一般的に正しいとされていることが、自分のやりたいことではない可能性がある。 ・リスクをとりたくない人が自分のやりたいことを止めることも。 【関連エピソード】 #3 やるべきこととやりたいこと ■ご利用のアプリ(プラットフォーム)で当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 ■感想、疑問、質問、トークテーマなどなどお待ちしております!(匿名でお送りいただけます) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing ■番組Twitterでも配信情報をお知らせしています。 https://twitter.com/keieigaku_radio #ラジオde経営学 #研おしゃ 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
#32 ライバルとの差別化ー本質を磨くー
【テーマ】 どうすれば自分たちの製品・サービスを選んでもらえるのか? 自分達のライバルは誰なのか? 革新的で魅力ある製品はどのような組織から生み出されるのか? リスナーさんからいただいたおたよりをもとに考えます。 【内容】 ・私たちは、新しさを感じられないと買い物をしなくなっている。 安くて良い品が行き渡り、廉価版で満足できる場合も。 →買ってもらうために、どのように魅力を生み出すか。 ・人がどうしてそう思うか、どうすれば納得・理解ができるか…メカニズムを明らかにして実践するのが経営学。 ・モノよりもサービスのほうが差別化しやすい?? ・サービスを通じて提供するものは何か?付加価値とは? →提供したいサービスの本質は何かを考え、研ぎ澄ませる。 →そのうえで、ライバルが誰かを考える。 ・商品の本質を見極めるには、商品の形にとらわれないことが重要。 ・出店場所、棲み分けについて。ライバルとがっちり勝負をするという方法も。 ・何の対策も練らずに出店するのは危険。本質を見抜いておかなければ出店後の対策もとれない。 ・プロダクトアウト型(革新的な製品。自分達が売りたいものを理解してもらう。顧客がいないところに顧客を作る。) ・マーケットイン型(市場に存在しているニーズに応える。) ・私たちがお金を使うときは2つのパターンがある(意味と価値)。 価値があるから買う=安くて良い物。他と比較して程度のいい物を選ぶ。 意味があるから買う=他と比較して高価・粗悪だとしても、自分にとって意味があるものを選ぶ。 ・現代は「意味」を考えて買い物をしている人が多い。生活必需品は最低限の価値の担保が必要。 →製品・サービスを提供する側は、意味と価値のどちらを狙う戦略なのか明確にする。 ・新しい物を生み出す=創造性はどのように実現できるのか? ・アイデアは「組織」からは出ない。個人の頭から出てくるもの。 →創造的な組織であるために、個人を生かすことが重要。 →既存の組織観、経営観、私たちの認識を大きく転換する必要がある。 【関連エピソード】 ・使える経営学シリーズ #16・17・18・19・20 ・#28 自分たちが売っているものは何かー価値と意味ー ■ご利用のアプリ(プラットフォーム)で当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 ■感想、疑問、質問、トークテーマなどなどお待ちしております!(匿名でお送りいただけます) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing ■番組Twitterでも配信情報をお知らせしています。 https://twitter.com/keieigaku_radio #ラジオde経営学 #研おしゃ 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
#31 経営学と経済学の違いー人の気持ちー
【テーマ】 システムや制度に囲まれて、人の気持ちがないがしろにされていると感じること、ありませんか? リスナーさんからいただいたおたよりをもとに考えます。 【内容】 ・人ではないものが世の中に何かを起こしているという感覚。 →私たちは、全てのことを事前にコントロールできると思い込んでいることも多いのでは。 ・経済学はお金、システム、仕組みを扱う。人のマインドに関しては専門外。 ・人の気持ちを考えずに制度を整えることへの違和感。 ・組織には大きく分けて2種類ある。 ①システムとしての組織。 ②人々が思い思いに行動した結果、組織のようなものが見えてくる。 ・仕組みは自分ではない人が作って人を動かそうとするもの。 →でも実際には、人は自由に行動して発想する。 ・失敗した時の逃げ場や言い訳にできるので、仕組みを求めがちなのでは。 →無責任の背景には思考停止がある。自分なりの考え方で実践しない。 ・意図せざる結果、創造性との関連。 →意識的に冗長性の担保をすることが重要。 【関連エピソード】 *特別編1*佐藤大輔先生の紹介 #1 番組紹介 #16 マネジメントの概念が注目された背景 ■ご利用のアプリ(プラットフォーム)で当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 ■感想、疑問、質問、トークテーマなどなどお待ちしております!(匿名でお送りいただけます) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing ■番組Twitterでも配信情報をお知らせしています。 https://twitter.com/keieigaku_radio #ラジオde経営学 #研おしゃ 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
*1周年記念*佐藤ゼミらしい振り返りとこれから
いつもお聴きいただき、ありがとうございます! 2021年7月から毎週配信を続け、おかげ様で1周年を迎えることができました。 リスナー様への感謝とともに、これまでの振り返りや展望についてアレコレ話しました。 ・ポッドキャストで発信して感じたこと。 ・改めて、番組コンセプトの紹介。経営学とは。 ・理論、学術、学問を「使う」。 ・これまでの配信内容の概要。 ・特に印象に残っているエピソードについて語る。 #11 わかる、わからない、わかり合えない #10 経営学と実践の関係ー理解の順序ー #23 新しいことを始めるコツー一歩踏み出すためにー ・これからの活動、展開について。 ■ご利用のアプリ(プラットフォーム)で当番組をフォローしていただけると嬉しいです。 ■感想、疑問、質問、トークテーマなどなどお待ちしております!(匿名でお送りいただけます) 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing ■番組Twitterでも配信情報をお知らせしています。 https://twitter.com/keieigaku_radio #ラジオde経営学 #研おしゃ 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)
【使える経営学 #21】製品ライフサイクル
【テーマ】時期に適した戦略とは? 【内容】 ・市場が成立している商品と成立前の商品では、やり方が違う。 →時期によって戦略を変えなくてはならない。 →時期によって事業者の投資の仕方が異なる。 ・デファクトスタンダード(事実上の標準規格) ・経験曲線効果 ・導入期(技術開発に力点)→成長期(大量生産)→安定期(ポジショニング)→衰退期(早く違う市場へ) ・導入期と成長期の見極めが重要。抱えている製品がどの位置にいるか? ・PPM(プロダクトポートフォリオ) 縦軸:市場の成長率 横軸:相対的マーケットシェア ・売れ筋商品を持っている時に、次の事業に着手しなくてはならない。 ・問題児製品→儲からないがお金はかかる(+が少なく-が大きい時期)。導入期。 ・花形製品→儲かり始めるが、依然お金はかかる(+も-も大きい±0の時期)。成長期。 ・金のなる木製品→開発に派手にお金をかけず、最も稼げる(-は小さいが+が大きい時期)。安定期。 ・負け犬製品→撤退したほうがよい時期。衰退期。 ・金のなる木製品を抱えている時(資金の流入がある時期)に、問題児製品に着手する必要がある。 ・一つの事業で長く生き残るのは難しい。 →負け犬製品だけ抱えている状態になると、資金の流入(+)が無いため。 ★使える経営学シリーズを聴いてくださり、ありがとうございました! 質問、感想などをお送りいただけると嬉しいです。 おたよりフォームはこちら↓ 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #20】”セグメンテーション”の深掘り
【テーマ】 すでに参入している市場でライバルと戦うためにはどうしたらよいか? 【内容】 ・すでに事業を起こしている場合は、セグメントの概念をどう使えばよいのか? ・ライバルを蹴落としたいが、蹴落とせない場合はどうしたらよいか? →製品そのものが完成されていて、これ以上の差別化に限界がある場合。 →棲み分けをする(ポジショニング)。 ・差別化の方法について、緑茶ペットボトル飲料を例に解説。 ① 市場を立ち上げたパイオニア。初の緑茶ペットボトル飲料。 ② 一番手企業と明確に差をつける。「味にこだわる」セグメントの発見。 ③ ブランディング。福寿園・京都・高級ウィスキーにも使用している天然水を使用。 ④ 全方位戦略。「皆のニーズを汲み取る」という差別化。味・ブランド・流通経路の多さ。 ・差別化のアイデアは作り手のひらめきではない。 →顧客を分析して小さなセグメントに分けることが重要。 ・属性を細かく切り分けることで、複雑なセグメントを作ることが可能に。 ・セグメンテーションの効果…棲み分けができること。 →市場でライバルを蹴落とすためにニーズに合致するものを作れば、二番手、三番手の参入でも生き残ることができる。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
#30 読書の効果って何だろう?ー感受性と創造性ー
【テーマ】 「本を読めば学力が上がる」「文章を書けるようになる」という論調があるけれど、実際はどうなんだろう? 日常生活で浮かんだ疑問を発端に、後半は創造性の話まで…アレコレ雑談しています。 【内容】 ・子どもの頃から本を読むのが良い? ・活字、フィクションに対する違和感について。 →違和感がある人は、書かれたものに対して他人を感じているのではないか。 →自分のストーリー(当事者)として読めるようになると違和感が無くなる。 ・自分の物語にして読む癖をつける。 →子どもには、読み聞かせや創作した話を聞かせるのが効果的なのでは。 →社会に出ると、色々なことを想像できるようになる? →文脈、行間の把握。物語を読むことは、言葉の向こうにあるストーリーを理解すること。 →仕事の場面でも文字面に捉われない認識ができるようになるのではないか。 ・活字は主人公の顔から想像する余地がある→創造性の涵養 ・”夕陽を描くための感受性”の話。 →優秀な人がそうでない人を作る構造。 →作る側と受ける側を分けてしまう難しさ。 →創造的なものを作れば作るほど、創造的ではない人を生み出してしまう。 ・素晴らしい作品には「きっかけ」としてのみ感動し、意識的に感受性を育む生活が重要なのでは。 →無意識に現代的な生活を送ると感受性の欠片もなくなってしまう可能性。 ・大人が「何もない」ことの重要性を説明できるかどうか。 →子どもに「何もない」状況を与えるという愛情。 →不便さ、問題を感じるからこそ解決しようと思える。 ※関連エピソード #12 問い・問題意識を持ってもらうには 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
【使える経営学 #19】セグメンテーション
【テーマ】 儲かりそうなビジネスの条件って? 【内容】 ・これから事業を始める方、始めたい方へ。 あるいは、よく行くあのお店が儲かっているのか気になる方へ。 ・儲かりそうなビジネスには、大きく3つの条件がある。 ① 規模の経済性(スケールメリット)を生かせる なぜライバルは少ない方がよいのか。お客さんがたくさん来ると儲かる…? →投資した分を回収しやすくなる。 ② 参入障壁が高い これから参入するライバル(潜在的な競争者)もいるはず。 参入障壁が高ければ、他のライバルと競争しなくてよい →顧客の取り合いをしなくてよい→規模の経済性を生かせる。 参入障壁は自分を守る壁にもなる →真似できない高い壁を先に超えておくと、他者が入ってきにくい。 ③ 差別化の程度が高い 工夫のしようがない市場では、価格を下げるしかなく、儲からない。 =アイデアで勝負できる市場でないと値段競争になってしまう。 ・セグメントとは、細分化した市場。 ラーメン市場は、味噌ラーメン市場、醬油ラーメン市場…など更に分けることができる。 ・細分化した市場は、同じようなニーズを持った人たちの集合体。 →顧客の顔を見て工夫のポイントを見つけることができる。 ・工夫した方が良いのはわかるけど、その工夫が難しい。 →工夫は能力やセンスではない!顧客を分析すれば、自ずとどうすれば良いかが見えてくる。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #18】顧客を見よ
【テーマ】 市場志向でなければ本当にダメなのか? 【内容】 ・おさらい。マーケティングは顧客とのコミュニケーション。顧客は誰なのかを見極める。 ・今売れている製品・サービスがあれば問題ないのか? →大きな企業でも、製品・サービスを通じて提供している付加価値を見極めなければ失敗してしまう(スタイルを捨てて自ら躓く)。 →顧客をよく見ることがとても重要。 ・顧客が何を買っているのか=自社の製品が顧客のどのニーズに応えているのか。 ・ヒット商品が偶然生まれた場合も、事後的に何が“売れた理由”なのかリフレクション(内省)することが重要。 ・製品の棲み分けについて。 →自社の製品の本質を見極めるからこそ、その製品の磨き方がわかる。 →ライバルが出現しても生き残ることができる。 ・「本質」とは…機能や有用性のようなもの。 顧客自身がその製品を何に使えると思っているか。どこに意味や意義を見出しているか。どのような有用性を享受しているのか。 ・顧客に聞いてみても、おそらく答えを直接的には教えてくれない(認識していない)。 →顧客の視点で考えることが重要。顧客に「なる」。 ・マーケティング力は、自分でも鍛えることができる。 ・リフレクションの力をつける。 →自分のしたことがどのような意味を持っているのか、事後的に考える。 ※関連エピソード:#28自分たちが売っている物は何か―価値と意味― 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #17】市場志向の経営
【テーマ】 マーケティングってそもそも何? 「良い製品なら放っておいても売れる」って本当? 【内容】 ・内向きの経営、外向きの経営のおさらい。 ・良質な製品が出来上がったら…置いておけば売れるのか? ・同じような良い製品はライバルにも作れてしまう。 →自社の製品を上手く売るにはどうしたらよいか? ・良い製品を作ることと、自社を選んでもらうことは別の話。 →良い製品を作っているだけで売れるのはライバルがいない場合。 大きな失敗をしない限りは売れ続ける、ということが正当化されやすい。 ・プロダクト志向:「はじめに製品ありき」で市場や顧客とは全く無関係に製品を作りだす。マーケティングをしていないに等しい状態。 ・販売志向:販売業者に積極的に働きかけて「買ってもらう」押し売り状態。 ・顧客志向(ニーズ志向):顧客のニーズに合わせて製品を作りだして、買ってもらえるようになる。マーケティングをしている状態。 ・顧客が何を求めているのか分析し、それを最大化することが重要。 ・マーケティング=顧客とのコミュニケーション ・実践的な3ステップ ① ターゲットの確定:ターゲットとなる顧客を絞る(セグメンテーション)。顧客のニーズを明確にする。 ② ポジショニング:ライバル企業との差別化を図る。 ③ マーケティングミックス:4P(製品戦略、広告・販促戦略、流通チャネル戦略、価格戦略)の組み合わせ。 ・ライバルを見る、探すってどうやればいいの? →自社の商品が「何を売っているか」を分析する。 →それと同じようなものを作っているのはどこかを考える。 例)お使い物としてのおまんじゅうなのか、おやつとしてのおまんじゅうなのか… ・自社(あるいは他社)の製品やサービスを通じて、顧客が享受しているメリットをつかむことが重要。 ※関連エピソード #28自分たちが売っている物は何か―価値と意味― 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing 【使える経営学シリーズ】 “ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。 日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。 リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。
【使える経営学 #16】コンティンジェンシー理論
【テーマ】 顧客のニーズを察知して柔軟に対応するためには、どのような組織づくりが必要か? 導入部分を解説します。 【内容】 ・良い組織とはどんな組織かを考える→能率が良い組織→本当にそれだけでいい? ・安くて良い品は確実に売れる品なのか? →顧客のニーズを察知して柔軟に対応する力も必要→環境への適応。 ・仕事が大変、残業が多い、不毛と感じる…効率を上げられていないということ。 ・日本は合理化が充分ではない。安くて良い品を作るのは当たり前。 1960年代から、世界の潮流では環境に適応できる能力が必要と言われてきた。 ・細分化、役割分担が進むと柔軟な対応が難しくなる(セクショナリズムの発生)。 →分化と統合のバランスが重要。 【深堀り】 ・能率の追求と柔軟な対応、どちらも中途半端になりがち。 →だからこそ、整えていく。順番としては能率の追求が先。 ・安くてよい品を作るのは基本。組織として当たり前である。 →組織=能率を追求する仕組みとも言える。 ・環境と組織が明確に分かれていない可能性も。 →顧客に求められたことに、なんとなく対応していないか? ・安くて良い品を作る(能率の追求)と、魅力的な品をつくる(環境適応)は別の話。 →市場では競争があり、魅力的な商品を作らなければ会社は存続できない。 ・能率の追求は常日頃からできていなくてはならない。 ※次回は市場志向の経営について解説します! 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
#29 部屋の片付けに関する合理性
【テーマ】 部屋を常に片付いた状態にしておきたい人と、それほど頓着しない人の違いは何でしょうか? 家でも整理整頓パトロールをする佐藤先生と、片付けられないタイプのくにえだ&いまがわが、それぞれの合理性について雑談します。 【経営学的な整理】 ・「片付けるべき」と思っているのか、「片付いていないほうが生活感があって落ち着く」のか。 ・片付いている部屋も、片付いていない部屋もそれぞれに合理性がある。 →どこにあるか把握しておきたいという気持ちはお互い同じ。 ・動的(dynamic)・暗黙知的なモードと、静的(static)・形式知的なモード。 ・使う視点。新しい置き場を作るという合理性(自分にとって便利)。 ・所有物としての視点。眺めるために手入れをする(乱れているのは好ましくない)。 ・一定の清潔が保たれていれば、どちらのモードでも問題はない。 ・『現実を生きるリカちゃんねる』を見てほっとする理由。 ・目に見えない常識にとらわれているのでは。自分で自分を正当化してもよい。 【関連リンク】 『【汚部屋?】片付けられない女あるある』(YouTube:現実を生きるリカちゃんねる) https://www.youtube.com/watch?v=b3gSptS51Ag 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★番組の感想や先生への質問など、下記フォームからおたよりいただけると嬉しいです! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
【使える経営学 #15】最も能率の高い組織形態とは
【テーマ】 効率を上げるためには、どのような組織作りをすればよいのだろうか? “効率”に焦点を当てて解説します。 【内容】 ・おさらい「組織とは?」→能率を上げるために意図的に仕組まれたもの。 組織を作る時の工夫→専門化の原則、命令一元化の原則。 ・ライン部門とスタッフ部門。 ・過程的分化(第一次的分化)、要素的分化(第二次的分化)、部面的分化。 →組織が大きくなると要素的分化が起きる(人をバックアップする部門)。 →さらに大きくなると部面的分化が起き、マネジメントを専門的に行う(経営者がやるべき仕事を一部担う)部署が必要になる。 ・組織が大きくなるほど色々な役割分担ができる→効率アップ。 ・現代の組織の多くが、ラインアンドスタッフ組織。 【深堀り】 ・効率の高い組織を追求することは重要だが、突き詰めると何が起こるか? →今回のテーマは“効率を上げることが経営の全て”と思われていた時代の話。 →「管理」と「マネジメント」の話と関連。 →現代組織でも効率が落ちている場面は見受けられるので、管理の知識を活用することも重要。 ・現場(ライン)の前線の人から「上司は現場のことをやらない」「あの部署は現場のことを知らない」という不満が聞こえる…。 →とても日本的な指摘。アメリカ経営学の輸入のため、感覚的に日本には当てはまらない部分はあるかも。 →管理者(上司)の仕事について理解をしてもらうこともひとつの方法。 →現場を手伝うのが本来の管理者の仕事ではない。現場と管理者としての仕事の両方が中途半端になる危険性。 →部下の側も管理者の仕事について理解する姿勢が必要。 【出演】 佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授) いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB) ★皆さんからのおたよりもお待ちしています! 【番組へのお便りフォーム】 https://forms.gle/PXcjL1Tq8BByqmg79 【番組一覧表】 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Nu-jZIuDvlzKvewAKKNNpfzexElmpA4faQurqfwjJPs/edit?usp=sharing
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