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2022-03-25 22:12

【使える経営学 #11】期待理論とは

【テーマ】

人が動く(行為生成する)時の心理的なメカニズム


【内容】

・モチベーション理論のおさらい(欲求5段階説、科学的管理法)。

・期待理論…期待をさせるから人が動く。

・お金がほしい人は、お金をもらえれば100%動くのか?

→期待が持てるかどうか。

→ぶら下げられた物を“もらえそうだ”という期待が持てなければ行為に繋がらない。

・期待には2種類ある

①努力が業績・達成につながる確からしさ。

②業績・達成が報酬につながる確からしさ。

・管理者がやるべきこと

→部下の能力や資質を鍛える(達成できそうという期待を持たせるために必要)。

部下が何をすべきか、役割を知覚させる(求めていることを明確に示す)。

・管理者側が本当に与えたいのは、外発的な報酬ではなく達成感(内発的報酬)。

・部下が期待を持つためにはフィードバックが必要。

→ぶら下げた外発的報酬を与えなければ、部下は次回以降期待が持てなくなる。

・管理者は、部下を満足させることが重要(知覚された公正な報酬)。

→次の期待を持つために、今の経験で満足をさせなくてはいけない。

・管理職はデリケートな仕事である。

→それぞれの部下に合うように、期待をうまく形作って実現する必要がある。

管理者としてのプロフェッショナルでなくてはならない。

・与える報酬の大きさは、適切なラインの見極めが重要。

・まず、それぞれの部下が欲求5段階説のどこまで満たされているのか見極める。

→そのうえで、何をぶら下げるか?(魅力的な報酬)。

・どんな理論を学んだとしても、管理の背景には人を見抜く力が必要。


【出演】

佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)

いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)

★皆さんからのおたよりもお待ちしています!

https://forms.gle/1HcvVrtbrMswTp6k8


【使える経営学シリーズ】

“ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。

日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。

リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。

22:12

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