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2022-03-18 21:05

【使える経営学 #10】経済人モデルに基づく経営方法とは

【テーマ】

労働者が努力できる条件を揃える―科学的管理法―


【内容】

・経済人モデル→お金で頑張れる人(生理的欲求、安全の欲求を満たすため)。

・ビジネスの現場で、自分が管理者である場合、安定的に長期雇用で働く人をお金で動かすにはどのような方法が有効か?

・科学的管理法(テイラー)

→課業(タスク)管理。「あなたの仕事はコレ」と明確にすることが重要。

4つの管理原則。アメとムチ。

①日々の高い課業を設定する。プロの仕事をして達成できるレベル。

②①を達成するための標準的な条件(必要な用具や予算)を揃える。

③①を達成できたら高い支払いをする(給料+ボーナス)。

④①を達成できなかったら損失を与える(給料を下げる)。

・しっかり働いているのか、サボっているのかわからない要因。

→仕事がどこからどこまでなのか明確に示されていないから。

・インセンティブシステム

・管理者も労働者の双方が努力することで、組織に好循環が生まれる。

→管理者の仕事は、労働者が一生懸命頑張ることができる条件を揃えること。

・作業の細分化と標準化…合理的

→誰でも一生懸命やれば一流の成果が出せるくらいに、仕事を簡単にする。

(マニュアル通りにやれば誰でもできるところまで細かく作業を割る)。

→精神論ではない。

・現代のビジネスの現場では、高い課業の捉え方が曖昧?

→科学的管理法は約100年前の理論。当時も批判はあったが、単純労働、大量生産には合っていた。

→現代でも仕事(作業)の内容により、科学的管理法で高い成果が得られる場合がある。メリハリ、見極めが重要。


【出演】

佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)

いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)


★皆さんからのおたよりもお待ちしています!

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【使える経営学シリーズ】

“ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。

日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。

リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。

21:05

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