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2022-04-22 26:50

【使える経営学 #13】リーダーシップ研究

【テーマ】

リーダーは部下に対してどのように働きかけると良いのだろうか


【内容】

・グループダイナミクスのおさらい。

・ミシガン研究:高業績のチームと低業績のチームを比較し、各リーダーの行動や、部下が感じていることを調べた。

<高業績チームのリーダー>

従業員中心の監督行動。全般的な指示をする(大体いつ頃までにこんなことを~)。

部下と一緒に仕事をしない(監督のプロ)。

部下の失敗を学習の機会として扱う。

→部下は、このようなリーダーから発破をかけられても不当には感じにくい。

<低業績チームのリーダー>

職務中心の監督行動。タスクはタスクだから頑張って、というタイプ。詳細な指示を伴う。

部下と一緒に仕事をする(監視、任せていない)。

部下の失敗は批判し、処罰を加える。

→部下は、このようなリーダーから発破をかけられると不当に感じる。

・・・権限移譲する(任せる)リーダーシップが重要!

・リーダーが部下を促すときの3つの原則。リカート(R.Likert)の研究。

①支持的な関係(チームのために頑張る)。

②集団の意思決定に参加させる(当事者として決めた感)。

③高い目標(頑張らないと絶対無理な目標だと、自己実現欲求を満たそうと努力する)。

3つの原則が満たされている程度によって「システム1~4」でレベル分け。

→システム4のチームを目指すとよい。

1.トップダウン。部下を信頼していないので強制的にやらせる。

2.恩着せがましい。部下に任せるものの、信頼はしていない。

3.部下を相当程度信頼していて、ある程度任せている状態。

4.部下を全面的に信頼。一人一人が自律的に判断して働く状態。

・オハイオ研究:タスク志向と人間関係志向の、両方が高い状態を担保することが重要。

※関連 #18 リーダーシップのスタイル

・シェアード・リーダーシップ(Shared Leadership)

→共有型。それぞれが何かのリーダーである状態を作る。


【出演】

佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)

いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)


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【使える経営学シリーズ】

“ビジネスを知的に”をコンセプトに、ゼミ形式で学問的な経営学の知識をわかりやすく紹介。

日々の仕事や生活に役立てられるよう、日常とのつながりを大切に進行していきます。

リスナーさんご自身を取り巻く環境や出来事と関連付けて、「使う」ことをイメージしながら聴いていただけると嬉しいです。

26:50

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