1. 今日も明日も授業道~国語教育をゆるっと語る~
  2. 507_アイディアの点が線となっ..
507_アイディアの点が線となっていく時
2026-10-06 09:20

507_アイディアの点が線となっていく時

spotify youtube

夏休みの医学進学コース補習で生まれた「星新一ショートショートメーカー・ホッシーちゃん」。生徒の医療レポートを架空の物語に変換するこの仕掛けと、2学期に構想中の「直美の部屋」企画。同じ素材から生まれた二つの別々の試みを通して、思いつきの工夫が線になる瞬間について語ります。

この番組ではリスナーさんからのメッセージをお待ちしております。
以下のメールフォームからお気軽に感想やメッセージをお寄せください。
https://naomi-sensei.com/deta/podcast-form/podcast-feedback-form.html

#ポッドキャスト #国語教育 #生成AI活用 #星新一 #探究学習

 

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

医学進学コースの補習で、生徒たちは星新一のショートショートを読み、現代社会への批判を踏まえて医療現場の課題をレポートにまとめました。教師はそのレポートをショートショート風の物語に変換するAIチャットボット「ホッシーちゃん」を作成し、現実の社会問題を架空の物語を通して身近に考えさせる授業を構想しました。2学期には、スマートフォンのレポートを題材に、生徒へのインタビュー企画「ナオミの部屋」と、ホッシーちゃんで物語化する活動を考えています。夏休みに生まれた小さな工夫が授業で使える実践へつながった経験から、アイデアを発散させ続ける意義や、国語・社会・理科への応用可能性を語ります。

医学進学コースで医療レポートを書く
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。 この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信していきます。
今日は507回、アイディアの点が線となっていく時というタイトルでお届けしたいと思います。
私はこの夏休みに、単級型の国語の授業を自由に展開できる医学進学コースの少人数特別クラスで補修を担当しました。
その時、バラバラに思いついたいくつかの工夫が、二学期になって思わぬ形でつながり始めましたので、その経緯を今日はお話ししたいと思います。
それでは今日も、国語教育をゆるっと語っていきましょう。
はい、それじゃあ早速いきます。
医学進学コースの生徒たちの興味・関心を引き出す導入として、まず私は保市新市のショートショートを一つ選んで読ませ、あらすじと感想を書かせるというところからスタートしました。
これは私が3年4年くらい前かな、全人口であった保市新市ランドという取り組みから発想を得たものです。
保市新市の作品世界は現代社会への批判を中に持っているということが多くて、というかほとんどそれで、その視点というのを意識させることで、
そういったショートショートが現代社会批判になっているということを気づかせたかったんですね。
その後、この現代社会への批判というものについて、生徒自身が関心を持つ医療現場というものに批判の目を向けさせて、
医療現場の課題についてミニレポートを書く活動というのに移行していきました。
レポートには、医療現場の課題についての概要説明、専門家の意見の引用、そしてその情報源の明示、そしてその問題が注目される理由、
そして自分の考えという項目を含むワークシートを用意して、ワークシートに沿ってレポートを書かせるようにしました。
医学進学コースの生徒たちは、もう医療問題について中学校1年生の頃からずっと調べ続け、考え続けてきたという蓄積があるために選んだテーマも結構鋭いものが多かったですね。
ガンの告知の問題を選ぶ子がいたり、薬剤の耐性菌が生まれて効く薬がなくなる恐れがあるという問題とか、それから現代社会で精神疾患が急増していて、その対策について課題があるとか、
私本当にびっくりしたんだけど、本当にそれぞれ自分自身が真剣にこれは問題なんだというようなテーマでレポートを書いてくれました。
やっぱりもう手慣れてきていて、検索したり、論文を引用してきたりということにも、語彙も豊富なものだから結構早く検索して情報収集してくれていて、
いいレポートが出来上がりまして、それをクラス全体で読み合う時間を取りました。
医療レポートを物語化するホッシーちゃん
そしてかなり真面目に勉強したので、次はちょっとお遊び企画として、生徒たちが書いた医療レポートをホシ・シンイチのショートショート風に変換するジェム、
AIのチャットボットジェム、ホッシーちゃんというのを私が自作で作成しました。
時間の都合でジェムを作ったところまで行って、夏休みの課題、補修の時間は終了してしまって、続きは2学期に持ち越しとなったんですけれども、
架空の物語で社会問題を身近にする
このジェムを作った狙いというのは、評論文とか社会問題レポートを読んでも、生徒が自分自身の身近な問題として実感しにくいというそういう問題があるんじゃないかなというのを持っていて、
どう課題を解決したらいいかなというのをずっとずっと考え続けた結果、ふと思いついたものです。
まだ医学進学コースの生徒はそういったことに関心があるからいいんですけれども、
通常のクラスで、例えば環境問題なんかの評論を読ませても、現実の問題として身近に感じにくいというのがあって、
どういうふうにしたもんかなと思っていたり、評論文を導入でどういうふうに工夫したらいいのかなということをずっと考え続けていたんですね。
だけども今回、社会問題のレポートとか社会問題の情報を架空のショートショートにする、架空の物語に変換するということで、
架空の世界を通して現実の問題に目を向けさせる、いわば現実設置というような効果が狙えるのではないかと思ったんですね。
実際に今回直近の話題で、AIが進化しすぎると人類を滅ぼすというそういう懸念から、警告のために会社を辞めたというホットなニュースがありましたけれど、
そのニュース記事をこのジェム・ホッシーちゃんに読ませたところ、見事なショートショートを生成してくれました。
私読んでみて、いやこれうまくできてるなと思ったんで、そのショートショートを逆に生徒に何の予備知識もなく読ませて、
ここから見えてくる社会問題は何でしょうっていうようなことを問うっていうのも本当に新しい取り組みだと思ったんですね。
ナオミの部屋と2学期の授業構想
2学期は現代の国語で文化としての科学という評論文を扱って、最終的に身近な科学であるスマートフォンについてのレポートを今書かせています。
このレポートを素材にして方向性の異なる2つの企画を別々にアイディアとして思いつきました。
1つはこの間配信でも何か語ったと思うんですけども、
テツコの部屋を模じったナオミの部屋っていう企画で授業中に数名の生徒に自分が書いたレポートについて私が黒柳テツコならぬ黒瀬ナオミとなりかわって生徒にインタビューして内容を深掘っていくっていう試みです。
2つ目は誰かの書いたレポートを先ほどのほっしーちゃんに読ませてショートショートを生成させ、そこでこのショートショートを読んで新しい気づきを引き出すという活動で、まだ具体的には考えてないんですけれども、
夏休みに作ったジェムというものがつながった取り組みになります。
点が線になるアイデアの展開
本当に夏休みに思いつきで作ったほっしーちゃんというジェムという点が、2書きになって実際の授業で使えるという線につながっていくという感覚がありました。
私自身アイディアが浮かびすぎて、そのアイディアがとちらかって回収しきれないまま終わってしまうというのが私の弱点なんですけれども、
今回はその点というものが線になっていく瞬間を感じました。
なので、とちらかるっていうのは気にせずに、このままブレスト状態でアイディアをどんどん発散させていきたいと思っています。
このジェムは国語だけでなく社会や理科にも応用できるのではないかと考えています。
社会問題のレポートを架空の物語に変換するという仕組みは、教科を問わず社会問題を身近に感じるという生徒の思考を促す可能性があると思います。
面白い活用アイディアがあれば、ぜひ共有していただければと思います。
今回は思いつきで作った小さな工夫が時間差でつながって大きな流れになるという可能性を感じるエピソードになりました。
今日の話が皆さんの実践の何らかのヒントになれば嬉しいです。
感想やメッセージは概要欄のメールホームからお気軽にお寄せください。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
09:20

コメント

スクロール