#42 AI活用
2026-03-30 10:49

#42 AI活用

春休みはドタバタしながら来年度の準備ですが来年度はAIを活用したいと思っています。その意図について話をしたいと思います。

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サマリー

工業高校の教員が、来年度から実習レポート作成にAIを活用する計画について語る。AIによるレポート作成の可能性と、それに伴う思考力低下への懸念、そしてAIの特性を理解し活用する力の重要性を説く。最終的には、AIを活用しつつも、生徒が自身の言葉で考えを伝える口頭諮問などを通じて、より深い学びを目指す教育のあり方を探求する。

新年度準備とAI活用の意図
こんにちは、岐阜県の工業高校で教員をしているすみです。 この番組、未来をつなぐものづくりでは、日本の製造業を支える企業の技術や、そこで働く人たちの思い、そして工業高校の魅力をお届けしていきます。
本当に暖かい日が続いてますよね。桜も満開に近い状態で、過ごしやすい気候になってきたなという感じがします。
いよいよ新年度も始まるなぁという感じになってきましたね。 春休みって先生方何やってるのかっていうことで、皆さん疑問に思われるかもわかりません。
実際には教育の準備をするということが行われてるんですよね。 特に工業高校では、施設設備のメンテナンスとか
安全管理とか、そういったことも大事なんですよね。 具体的に言うと各機械の油の点検とか、もしくは今年度使用した切削油の処理とか、パソコンのバージョンアップとか、そういったことがこの春休みに新年度に向けて見直されたり、それと共に実習内容のブラッシュアップですよね。
来年度はどのような実習、もしくは授業を展開しながら生徒に学んでもらうのかというところは、今年度振り返って再構築しているところです。
そして先生方も、転出された先生も見えますし、新しく転入されてきた先生もいますので、どんな分野が得意なのかとか、
そういったヒアリングも行いながら、授業に支障が出ないように時間割や担当を決めなければいけないというのが、この年度末の仕事なんですよね。
だから結構ドタバタしてるんですよ。このドタバタ感の中で私が今取り組んでいるのは、実習レポートのAI化なんですよね。
最近AIってよく聞きますよね。クロードコードを使うと自動化できるよとか、ノートブックLMを使うとプレゼンテーションが早いよとか、いろんなAIが登場してますけども、
このAIをこの学校教育の現場でどう使うのかということも課題の一つなんですよね。
来年度はぜひこれをレポートに何回かせれないかなというふうに思っているんです。その内容について今日話したいと思います。
工業高校の実習とレポート作成の現状
工業高校では実習という授業があります。具体的に工作機械を使ってものを作ったりとか、航空機の機体を整備したりとか、そういうことを実習で実際に手を動かしながらやるという時間があります。
そしてそれはただ体験した、やってみただけで終わらずに、それについて深く考察するということでレポートを提出してその探検が終わるんですよね。
そのレポートは現在は紙にボールペンで手書きをしているという状況です。
これはこれで何も問題はないんですけども、ただこれからの時代を考えていった時に手書きでレポートを書くということはほとんどないと思うんですよね。
さらにコンピューターで資料を作るにしろAIというのがこれだけ発達してこればそれを活用するということも出てくるんですよね。
ですからこのAIを使ってレポートを書くということもこれは例えばですよ。
AI活用への懸念と就職活動の事例
AIを使うと考えることをしなくなるから、ただコピー&ペースをして生徒が楽をしてしまうということでこれは禁止しますというふうにするのも手なんですけども、ただ本当に禁止できるかというところなんですよね。
まず禁止できません。便利なものがあれば絶対に人間使いますよね。
なのでデジタル化したレポートはこれからは確実に生徒はAIを使ってコピー&ペーストしてくるだろうというふうに思っています。
これはですね、学校だけの問題ではなく、例えば学生が自分のPRを書いたエントリーシートを就活の時に提出するんですけども、
これはもうほとんどAIで作られている時代なんですよね。ですからロート制約はエントリーシートをなくしたんですよね。
そしてどうしたかと言ったら、書類選考を廃止してエントリーミーティングということをやり始めたんですよ。それは1対1もしくは1対多数で一人ずつ面談をするというものなんですよね。
これをやることでAIを使った上辺面だけのエントリーシートではわからなかったその人の本質がわかって採用に生かされているという話なんです。
そういう現状を見てみると、これからどのような流れになっていくのかと言ったら、AIをどのように使って自分の思考を深めていくことができるかということがすごく大事になってくると思うんですね。
AIを活用したレポート作成と評価の流れ
ですから今回私が考えていることはこんな流れです。
生徒が自分で考えてもいいし、図書館で本を借りてもいいし、教科書を使ってもいいし、そしてAIを使い倒してレポートを作成してもいいと。
ただしそのレポートについては、またこれも私がAIを使って評価していきたいというふうに思っています。
それはそのレポートを見てAIがさらに深い知識もしくは広い知識を付け加えて生徒にフィードバックをかけるんですよね。
そしてそれを生徒は読んで理解して、ああそういった視点もあるのか、そういったこともあるんだなということを新たに気づいて、そして最後それを踏まえて私と口頭諮問をするという流れです。
ただAIで簡単に調べたことをコピー&ペーストして分かったふりになっているのではなく、最後さらに深く広く知識を得た上で口頭諮問することで自分の口で自分の考えを伝えるという機会ができるんですよね。
AIが普及すればするほど書類とか文字の価値は下がっていって、その人の生の声が価値が上がっていくということが出てくると思います。
ですからそういった意味でもAIを導入しながら生徒に使い方をしっかりと自分にプラスになるように、どのように使っていけばいいのかということを伝えていきたいなというふうに思っています。
AI導入における懸念点と対策
ただAIを教育に導入するという点では懸念点もありますよね。
例えば今話しているように思考力の低下、AIに頼りすぎると考えなくなるんじゃないというところですよね。
これに関しては口頭諮問とかで対面での対話をすることで自分の言葉にさせるということでプラスにさせていきたいなと思っています。
そしてAIの特性についても知らなければいけませんよね。
AIは最もらしい嘘をつくというふうに言われています。
本当に性能も良くなってきてますけども、まだまだその情報が実はどこから取ってきた情報かとか、もしくは本当に正しい情報なのかといった裏付けという意味では、
まだまだこれは難しい部分があります。
ですからそこの問いを常に持たないといけないよ。
最後は情報の真意を確かめる力も必要なんですよね。
そしてセキュリティやプライバシーの問題ですよね。
個人情報の流出や不適切なサイトへのアクセスなど、そういったところをどのように管理していくのかという運用のルールですね。
これも使いながら覚えていってほしいなというふうに思っています。
AI活用のハードルと教員の負担軽減
しかし使いたいなと思う中でもなかなかハードルが高い部分があるんです。
それは何かといったら学校のネットワークのセキュリティが高いんですよね。
ですからすべてのAIを使うということはなかなかのハードルが高いんですけども、
まあこの辺はまた試行錯誤しながらやっていきたいなというふうに思ってますし、
AIを私たち教員の事務処理的なものに当てることができれば、
例えば5分処理作成がかかっていたのが5秒でできますよとかいうふうになれば、
残りの4分55秒を生徒との今言った対面に当てれるわけです。
これからは絶対に対面をしながら自分の考えを自分の口で述べることが大切になってくると、
先ほども述べましたけれども、そのような時代になってきますから、
いかにそのような時間を確保するのかが大事なんですね。
ですから教員の方もいかにその時間を年出するかという意味でも、
AIの活用というのがこれは急務だと思います。
AI時代における努力の質と使いこなす力
そういった意味で来年度はAIを積極的に使っていきたいなというふうに思いながら試行錯誤をしている毎日です。
今回はAIの導入について話をさせていただきました。
やはり時代が進んでいく中で変わっていくものってたくさんあると思うんですけれども、
例えば努力の質とか苦労する点とかってこれも変わってくるんじゃないかなと思っています。
例えば膨大な量を手で書くっていうことを昔はしてたと思いますけれども、
それが今AIに置き換わって楽になったとも言えるんですが、
ただその反面、その紙ベースの情報は非常に信頼が薄いものになって、
自分の口から出てくる言葉に非常に重みが出てくるという意味では、
また違った努力や苦労が出てきたというふうにも思えるんですよね。
なので時代が変わっても努力することや苦労することっていうのは度合いとしては変わらないんじゃないかなと。
ただその方向性は変えていかないと通用しなくなっちゃうなっていうことを今回思っています。
そしてAIにレポート書かせて終わるっていう生徒はAIに使われる人になっちゃいます。
AIが出した回答を疑って調べ直して自分の言葉で説明してこそ初めて使いこなす人ということになりますよね。
ですから生徒の皆さんにはそこまで自分自身を成長させてほしいなというふうに思っています。
とても便利になってきた分違った形で難しさが出てきているっていうのも面白いところですよね。
そういった部分にスポットライトを当てて努力の時間を費やしていきたいなというふうに思っています。
番組情報と今後の配信
未来をつなぐものづくりは毎週月曜日朝7時に配信しております。
皆さんのご意見をいただくと私の励みになりますのでぜひご感想をお聞かせください。
また航空機械工学科のインスタグラム等もありますのでぜひご覧ください。
ではまた来週お会いしましょう。さようなら。
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