単元構想のヒント
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は、227 回、単元構想のヒントをどうやって得ているのかについてお届けしたいと思います。
私は結構いろんな人から言われるんですけど、よくそんな風にいろんな工夫を思いつくねとか、アイディアを思いつくねっていう風に言われています。
性格的にちょっとせかせかしているというか、そういうせっかちなところがあるなっていうのも影響しているんじゃないかなと思うんだけれども、
この配信をきっかけに、自分がどうやって単元構想のヒントを得ているのかっていうのを改めて見直してみたいと思います。
まず私は性格的に活動量も多くて、せっかちなので、あれやこれやあれやこれや日常的にいろんなものに触れているなっていう風に思います。
例えば最近では、SNS、XとかYouTubeとかFacebookとか、そういったものに触れることによって、今国語教育に関わっているいろんな人がいろんなことを呟いていらっしゃるので、
それがちょっとしたヒントになっていることは大きいですね。
それからのガチの本、ガチの本っていうのも本当にいろんなアイディアの詰まっている宝庫なんで、本っていうのもがっつり読むっていうことは少ないんですけど、
いろんな本を思いつくまま手当たり次第に開いているうちにいろんなアイディアが溜まっていくのを感じます。
ここぞっていう時にその本を最初から最後までがっつり読むということはやりますね。
その他にも雑誌とかネットのニュースとか新聞とか漫画やアニメ、そういった自分の興味関心のある媒体にいろいろと触れているっていうのも結構アイディア出しのベースになってるんじゃないかなと思います。
最近はポッドキャストも新たに加わって、今はAI関係のポッドキャストで初心者から中級者までの人たちをリスナーに想定したポッドキャスト配信を毎日のように聞いていますね。
そういうふうにいろんなものに触れるっていうベース作りを日常的にやっていて、これは私の中では結構努力しなくても勝手にやっちゃってることなので、そういう新しいものを吸収しようとか面白いことを見たり聞いたりしようっていう知的好奇心は強いタイプなのかなと思います。
そこから常日頃アウトプットするっていうそういう風な癖もありまして、例えばこのポッドキャストなんかそうなんですけど、もうはっきり言って8月から8月の13日か14日にスタートしたんですけど、もう227回も回数いっちゃってて、よっぽどアウトプット好きなんだなって自分でも思うんですね。
でもこんなに回数重ねてるのも、聞く人を想定しているっていうよりは自分が話したいばっかりっていうことなんで、このポッドキャスト病が落ち着いたらもうちょっとね、ちゃんとしたっていうか、本当に中身のあるポッドキャストのそういうふうなリスナーさんが求めてるものにきちっと合わせてシナリオもちゃんと書いてっていう、
本当に真面目な、真面目じゃないかっていうのなんだけど、真面目なポッドキャストも配信したいなって思ってはいるんだけど、今はとにかくアウトプット。
ノート記事もそうだし、イベントで登壇させてもらってるのもとてもいいアウトプットになってるし、それから最近は雑誌からも原稿依頼が来たりとか、あと自分がグース付きでやっているオンライン交流会もいいアウトプットの機会となっています。
このアウトプットは何がいいかって言って、そうやってアウトプットしていくにつれていろんな引っかかり部分ができるんですね。
大きい小さいあると思うんだけど、例えばXで毎日発言する、その中で毎日ちょっとずつ大なり小なりの引っかかり部分ができていきます。
その引っかかりの蓄積が、いわゆる点がいつしか線になって、それが太い線になって、そしてそれが3つ4つぐらい続くと大きな単元構想ができるっていう、そんなイメージを持っているので、このアウトプットするっていうのは引っかかり部分を養っている状態。
これが私にとってのアウトプットのイメージになっています。
アイディアの創出プロセス
最近ではAIっていうのも、この部分の引っかかり部分の作成に大変に寄与していて、例えば対話の相手になってくれたりとか、アイディア出しをしてくれたりとか、そういうことを何でもないしょうもないことから積み重ねていくうちにつれて、引っかかり部分がたくさんたくさんできるようになりました。
なので、こういうAIっていうものもアイディアの広がりに大きく助けてくれ、助けになっているとこういうふうに思いますね。
こういうふうにいろいろなものを蓄積させたり、引っかかり部分を作ったりっていうことなんだけど、これにちょっと思わぬある時間を作ることでポーンと爆発する瞬間がたくさん取れますね。
私の場合はリラックスしているときにポーンと何でかわかんないんだけど、面白いアイディアが点と点が線になったり太い線になったりでバッと湧き上がる瞬間が結構ありまして、
例えばお風呂に入っている時とか、トイレに入っている時とか、車運転している時とか、若干リラックスして一人で何かボーッとしようかなって時に、なぜかはわからないけど良いアイディアが突然降ってくるというか、そういう瞬間が多々あって、
その時、何でかメモ用紙を持ってないし、車の中ではメモが取れないんで、本当に今のメモっとけばよかったっていう瞬間が多々あります。こういったリラックスタイムっていうのもとても重要になっているなっていうふうに思いますね。
ということで、授業作りの着想をどう出ているかっていうことは、そういう風な流れで私の中で、いわば日常化しているっていう感じなんですけれども、毎回振り返ってみるに、これって筋トレによく似てるなと思ってて、筋トレも日頃からコツコツコツコツ、当たり前のように習慣化していって、気がついたら一つの大きな形ができているっていう感じになってきて、
そういった日頃の耕しっていうのが、単元構想のデザインに大きく影響しているというふうに思うし、その日頃の耕しを意識的に引っかかり部分を作るっていうことは、私にとっては大きいかなと思っています。
ということで、私の授業作りの着想についてお話ししましたが、最近ではですね、であることとすることをやることになったんですけど、その前の導入でどういうことをやるかっていうことで着想を得たのが、いつかお話ししたと思うんだけれども、
2人のビジネスマン、田中慶さんと井上新平さんという2人のビジネスマンのyoutube動画を見て、そこから井上新平さんの弱さ講っていうのを読んで、そして現代社会におけるビジネスマンの生活主義とか能力主義の問題。
そこから、きしむ社会っていう本田由紀さんの評論、そこからであることとすることっていうふうに、生徒の意識を身近なところからだんだんと逆行させていくっていうね、そういうふうな探検コースを考えて今実行しているところです。
ということで、いろいろ語ってきましたけれども、皆さんの事業づくりの着想はどういうふうにして得ておられるのか。もしもし、こういうことよかったよとか、こんなふうにしてるよっていうご自身のルーティンとかあったら、ぜひぜひお聞かせくださればと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。