言葉を「作る」言語化。シナプスを解き放て!
言語化シリーズ最終回のテーマは「新しい言葉を作ってみる」こと 自分の心にぴったりくる言葉が辞書にないなら、自分たちで作っちゃえばいいじゃない!という提案から、お喋りは加速していきます。社会に新しい光を当てる言葉の力について考えた結果、制御不能な私たちの思考を肯定する、最高にハッピーな言葉が誕生しました。 皆さんも、自分だけの新しい言葉で世界に光を当ててみませんか? 言葉を作ろう! / 「ぬいぐるみ」と「ぬい」の決定的な違い / 「名付け」の機能 / 「面接で思考があっちゃこっちゃ行く問題」をどう名付ける? / 全員の脳が結合 / 皆さんのアイデアも募集中!
#34-1 ロコディコントから考える言語化ー恋、ポピュリズム、上司の本音【言語化回①】
Let's 言語化 Party!Part1 では、「言語化してみよ?」が炸裂するロングコートダディのキングオブコント決勝ネタから、言語化がもつ、行動を誘導し思考を固める作用について考察。抽象的な言葉って実は自由な解釈を保証してくれているのかも……!?言語化についてのお喋りだからこそ(?)会話がふわふわとあちこちに飛んでおりますが、みなさんも一緒に思考をふわふわと飛ばして、それをシェアしてもらえるとうれしいです✌️💞ーーーロングコートダディ「言語化してみよ?」 / 言語化のおかげでハッピーに…? / 言語化のせいであらぬ方向に / それ恋だよ / 美術館の解説 / 「りんごが赤い」/ 最近の排外主義の流れ / ポピュリズム、言葉を与えること / 解釈の余地 / 権力勾配と解釈 / 抽象的な指示しかしない上司、実は…?ーーー【エピソード中にでてきた本】 ふるた・てつや(古田徹也)『言葉なんていらない? 私と世界のあいだ』創元社、2024年
#33-2 藤井風を裏切らない聖地巡礼 ― LOVE ALLのまなざし、ゾウ観光の裏側
ベジタリアンである藤井風さんについて、自称カゼリアン(藤井風ファン)のASメンバー4人で語り合いました!作品に表れる藤井風の精神を、ベジタリアンならではの目線も交えてゆるく楽しく読み解いています。さらに、"Prema"のMVに登場するゾウをきっかけに、タイの観光産業でゾウが置かれている厳しい状況について考えます。(ゾウ観光業について詳しくは、ASのブログ「藤井風とタイの観光業 - 愛ある『聖地巡礼』のために」にまとめましたのでぜひご活用ください。) LOVE ALL SERVE ALLの精神 / 色々な姿や形に惑わされるけど / へでもねえよ → 私と藤井風同じこと考えてる? / 怒りの世界と包容の世界 / 愛のある聖地巡礼のために / アジアのゾウのほとんどが「不適切な環境での飼育」/ 人間と触れ合える = 血を流すような調教を経験 / 「エシカル」「サンクチュアリ」にご注意を! / ゾウに乗ってしまったことがあります… / それでもできることを各種リンクASブログ「藤井風とタイの観光業 - 愛ある『聖地巡礼』のために」https://animotethics.com/blogs/kaze-and-elephantAnimal Protection Index(World Animal Protection)https://api.worldanimalprotection.org/動物保護に関する法律や政策の取り組みに基づき、世界50カ国をランキングしています。Elephant-friendly tourist guide (World Animal Protection)https://www.worldanimalprotection.org/our-campaigns/wildlife/commercial-exploitation/travel-tourism/elephant-friendly-tourist-guide/英語ページですが、地図やリストでタイ国内の施設を確認できます。“Elephants. Not commodities.” (World Animal Protection)https://www.worldanimalprotection.org/globalassets/pdfs/elephants-not-commodities.pdfこちらの報告書をもとにゾウ観光の裏側を紹介しました。
# 33-1 藤井風“野菜食べよ”の精神ーベジタリアン事情から「動物かわいいから」の功罪まで
今回のテーマは藤井風とゾウ。ベジタリアンである藤井風さんについて、自称カゼリアン(藤井風ファン)のASメンバー4人で語り合いました!前半の今回では、藤井風の「野菜食べよ」スピリットはどのように発信されてきたのか?藤井風は動物についてどのように伝え、ファンはそれをどのように受け止めてきたのか?、後半の次回では、9月にリリースされた最新アルバム「Prema」の中でのお気に入りソングを共有しつつ、MVに登場するゾウをきっかけに、タイの観光産業でゾウが置かれている厳しい状況について考えます。〈前半トピック〉お気に入り楽曲/藤井風と徹子の部屋/藤井風ライブグッズ&ライブご飯/「YASAI TABEYO」スピリット/動物が「かわいそう」と「かわいい」の違いとは?/「かわいい」の功罪/動物愛護と動物福祉
# 32-3 カントで動物倫理を語る意味とは?――“飽きないゲーム” “星空” “ロゼッタストーン”としてのカント(早稲田大学 中村 涼さん、北海道大学 清水 颯さん)
今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただくシリーズ!第四弾のゲストは、早稲田大学の中村涼さんと北海道大学の清水颯さん。お二人はカント研究を下敷きに、中村さんは環境倫理、清水さんは人と人以外との関係に取り組んでこられました。今回は前回に引き続き、ご研究の関心、動物倫理におけるカント義務論のアプローチに加えて、カントを下敷きにした研究や倫理学における理論研究の意義などについてもお話しいただきました。300年前を生きたカントをもとに現代を語ることや、アプローチしやすい他の理論ではなくカント義務論を取り上げることに意味はあるのか? どう向き合うべきなのか?さらにはお二人にとってのカント研究の現れ方、動機の違いも興味深く、人柄にも迫れるようなお話でした。聴いていただくと、倫理学の魅力をあらためて感じてもらえるかもしれません。ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください!投稿のシェアもぜひよろしくお願いいたします。こちらのフォームからもお便りお待ちしております。中村さんのカント的アプローチ / 動物実験を減らすための議論 / カントの議論を21世紀視点で問い直す / あの時代に生きていたからカントはカントである / 2つの意味で「難しい」直接義務のアプローチ / 権利論と義務論とカント義務論 / 工場畜産批判をするためにカントをアレンジしすぎる / 理論が倫理を豊かにする / 倫理学はかぎ針だ / 倫理学が好きになった! / 二人が名言連発 / 研究の展望 / カントはなかなか飽きないゲーム / カントは星空 / 実践と学問をつなげる / 骨太の問題意識が必要 / コットンさんと背後の綿引さんから動物倫理かいぎへの思い---各種リンク動物倫理かいぎ:https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e中村涼さんResearchmaphttps://researchmap.jp/rotfuchs清水颯さんResearchmaphttps://researchmap.jp/hayate-s
# 32-2 理性だけじゃない!情感豊かなカントを探る――動物倫理への4つのアプローチ(早稲田大学 中村 涼さん、北海道大学 清水 颯さん)
今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただくシリーズ!第四弾のゲストは、早稲田大学の中村涼さんと北海道大学の清水颯さん。お二人はカント研究を下敷きに、中村さんは環境倫理、清水さんは人と人以外との関係に取り組んでこられました。今回は共同発表の内容から発展して、これまでのご研究や関心、動物倫理におけるカント義務論のアプローチなどについてお話しいただきました。お二人は異なるきっかけからカント研究を始めたそうですが、「めちゃくちゃ理性!」だけじゃない「情感豊かなカント」への関心は重なっているとのこと。清水さん注目の、これまでの見方を覆すカント義務論へのアプローチも聴きどころです。次回は、カントの生きた時代を踏まえて現代の動物実験や畜産を問い直していくこと、お二人の研究の展望から見えてくる理論研究の意義についてお話ししていきます。ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください!投稿のシェアもぜひよろしくお願いいたします。---中村さんのきっかけ / 「永遠平和」への憧れ / 自然に囲まれて育った / 自己自身に対する義務と動物を大切にすること / 清水さんのご研究 / カントは「理性、理性!」だけだったのか? / 人と人以外(動物やAI)との関係 / 何か満足を感じながら義務やるぞ / 感情に注目すれば何か言えるのではないか / 違う理論から同じ結論に辿り着く / カント義務論から動物倫理への4つのアプローチ / ニコ・ミュラーがラディカルで面白い / 自己自身に対する義務からのアプローチに繋がる?各種リンク動物倫理かいぎ:https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e中村涼さんResearchmaphttps://researchmap.jp/rotfuchs清水颯さんResearchmaphttps://researchmap.jp/hayate-s中村涼(2024)「『自然物に関する義務』再考 ― カント義務論に見る環境倫理の可能性 ―」『フィロソフィア』第111号、pp.93–105.https://waseda.repo.nii.ac.jp/records/2002334清水颯(2025)「動物倫理への新たなカント的アプローチ――Kantianism for Animals の論点とその評価」『応用倫理―理論と実践の架橋―』https://researchmap.jp/hayate-s/published_papers/50187505
#29-2 人と動物の福祉は比べられる?アニマルウェルフェアに取り組むアプローチへのよくある疑問に応える──「畜産動物の状況は改善されるべきだ。ではどれくらい優先されるべきか? ——効果的利他主義の観点から」綿引周さん②
今年2月1日に開催された、動物倫理かいぎ創立記念イベントの発表内容を、登壇者ご本人にシェアしていただくシリーズ!第二弾のゲストは、東京大学でご研究されている綿引周さん。 発表テーマは「畜産動物の状況は改善されるべきだ。ではどれくらい優先されるべきか? ——効果的利他主義の観点から」です。後半となる今回は、 人と動物、あるいは鶏と豚など種の違いを超えて「福祉」を比較できるのか? 畜産の「廃絶」を目指すべきか、それともまずは福祉改善に資源を投じるべきか? といった問いを中心に、倫理学の基本的な立場や最新の研究を踏まえて伺いました。世界中で進むアニマルウェルフェア改革がどのような成果をあげているのか、そして廃絶への道筋と矛盾しないのか──動物擁護の未来を考えるヒントになれば幸いです。効果的利他主義については、前回「#29-1 効果的利他主義とは? なぜ動物福祉が核戦争・AIリスクと並ぶ最重要課題になるのか」で解説いただいています。こちらも是非あわせてお聴きください!ご意見・ご感想は@animotethicsをメンションの上ご投稿ください。シェアもぜひよろしくお願いいたします!動物倫理かいぎの詳細、参加はこちらから↓https://modern-orchid-165.notion.site/551464aedf5d4879a73d73eace89b25e#20c1079b79d2806d94b8ca6cd6814673---参考資料異なる種の福祉を比較するWeighing Animal Welfare: Comparing Well-Being Across Specieshttps://academic.oup.com/book/58809?login=false「平均的なアメリカ人は人間1人の苦しみを約11500頭分の家畜の苦しみに相当すると考えている」という調査Norwood, F. B., Lusk, J. L., & Others. (2011). Compassion, by the pound: the economics of farm animal welfare. Oxford University Press. p. 171 「アニマルウェルフェア」に配慮した飼育方法へ切り替わることで消費者の良心が和らぎ、安心して動物製品の消費を続けられるようになるという主張に反する経験的証拠Mathur, M. B., Peacock, J., Reichling, D. B., Nadler, J., Bain, P. A., Gardner, C. D., & Robinson, T. N. (2021). Interventions to reduce meat consumption by appealing to animal welfare: Meta-analysis and evidence-based recommendations. Appetite, 164(105277), 105277. Accessed 11 May 2025https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0195666321001847肉食を続けている限りは動物の心的能力や道徳的身分が低く見積もられる(とはいえアニマルウェルフェアに関心のある消費者を対象とした研究は知る限りないため決定的ではない)Ioannidou, M., Francis, K. B., Stewart-Knox, B., & Lesk, V. (2024). Minding some animals but not others: Strategic attributions of mental capacities and moral worth to animals used for food in pescatarians, vegetarians, and omnivores. Appetite, 200(107559), 107559. Accessed 2 September 2024https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38880280/廃絶主義の代表的論者Francione, G. L. (1996). Rain Without Thunder: The Ideology of the Animal Rights Movement. Temple University Press.
#27-2 ポピュラーの条件〜見てない人のPart2考察ー映画『WICKED』感想回 (後編)
現在公開中の映画『WICKED』を観た4人が、主題や表現についての感想をシェアしました! 今回はPart2予想も🫣オズの魔法使いの前日譚であり壮大なファンタジー世界を描いた本作『WICKED』その物語には、動物への抑圧、友情、善悪の裏に隠れた事実など、現実社会との共通点がたくさん描かれています。あらゆるマイノリティへのメッセージも感じる『WICKED』をさまざまな視点から捉え、語り合いました。※思いっきりネタバレあり!ご注意ください。---オズも憎めないところあるね/物語を伝えるうまさ/ASの目指す反種差別的価値観とのつながり/Part2予想/あいつらがバトるはずだ!/日本人全員するだろう予想/フィエロの苦労者話は時代遅れ?
#24-5 ヴィーガンになるべきか?:工場畜産を知ったわたしはどう生きていくべきなのか【消費の善悪を考える - 徳倫理編】
シリーズ「ヴィーガンになるべきか」の最終回! 徳倫理は肉の購入をどう評価するのか!今回は動物性食品を購入することはよいのか、悪いのかを徳倫理の観点から考えます。#24-2では倫理学の三大理論から工場畜産を評価し、どの理論からも「工場畜産は悪い」と言えることを学びました。では工場畜産で作られた肉を購入することも悪いと言えるのか?今回は徳倫理から考えます! 理想の人間像という、功利主義・権利論とは異なる観点からのアプローチ🧘♂️ みなさん一緒に自己吟味していきましょう!※工場畜産について 👉 #24-1「その卵の生産過程を知っていますか?ー工場畜産の現状」※徳倫理について 👉 #24-2「三大理論を学んで工場畜産を評価してみよう」三大理論についてまとめたブログ記事を我々(AS - 動物と倫理と哲学のメディア)のサイトで後日公開予定です。ご活用ください!https://animotethics.com/blogs参考ブログ:「あなた1人だけがヴィーガンになっても無意味なのか?——菜食を巡る個人消費の影響と倫理的実践」https://animotethics.com/blogs/is-it-meaningless-if-only-you-become-a-vegan「動物製品の購入・消費の倫理(Fischer 2021 ch.7 後半)」https://mtboru.hatenablog.com/entry/2022/03/12/161210参考文献:Stanford Encyclopedia of Philosophy, Moral Vegetarianism, "4. From Production to Consumption" https://plato.stanford.edu/entries/vegetarianism/#ProdCons浅野 幸治, 菜食主義の因果的無効果問題と超過証明問題, 豊田工業大学ディスカッション・ペーパー, 2024, 31 巻, p. 55-77 https://www.jstage.jst.go.jp/article/ttidiscussionpaper/31/0/31_55/_article/-char/ja/---徳倫理に希望を託して / 功利主義・権利論にはなかった視点 =「わたしはどういう人間でありたいか」/ 結論は個人の描く理想の人間像次第? / 「ヴィーガンになるべき」を導くには何ステップか必要 / 肉を食べてしまうことはあるけど自分が残酷だとは思わない / 屠殺を他人に任せる悪徳・狩猟の徳? / 有徳な人物なら他人にも働きかけるか / 自己吟味といっても一定の制約がある / 複雑なものを複雑なまま説明するのが徳倫理 / ヴィーガンの自己説明に役立つ / 結局は「工場畜産の現実を知ったわたしはどう生きていくべきなのか」 / 「消費が悪くない」と言えるような議論をしていていいのか?
#24-4 ヴィーガンになるべきか?:「工場畜産への加担は悪」じゃあ加担って?【消費の善悪を考える - 権利論編】
シリーズ「ヴィーガンになるべきか」の第四回! 権利論は肉の購入をどう評価するのか!今回は動物性食品を購入することはよいのか、悪いのかを権利論の観点から考えます。#24-2では倫理学の三大理論から工場畜産を評価し、どの理論からも「工場畜産は悪い」と言えることを学びました。では工場畜産で作られた肉を購入することも悪いと言えるのか?功利主義ではなかなか難しかった問題に今回は権利論からチャレンジします 💪※工場畜産について 👉 #24-1「その卵の生産過程を知っていますか?ー工場畜産の現状」※権利論について 👉 #24-2「三大理論を学んで工場畜産を評価してみよう」三大理論についてまとめたブログ記事を我々(AS - 動物と倫理と哲学のメディア)のサイトで後日公開予定です。ご活用ください!https://animotethics.com/blogs--死んだ動物の権利侵害はできなさそう / 加担しているから悪? / 「加担」のありうる解釈 / ① 工場畜産促進の原因となった / ②原因となる可能性がわずかでもあった / ③利益を得た / ④利益を得ようとしたか /「加担」解釈これはどう? / 人の死体の尊重との類比 / 「いただきます」で尊重とは言わないでほしい / 工場畜産自体が悪であることは変わらない!! / 消費の意味でのヴィーガン実践はともかく工場畜産には反対したいよね / 消費が悪と言えないなら権利論に問題があるのか / 功利主義と権利論のメリット・デメリット / 簡単な理論で判断が下せるほど現実は単純じゃない / 権利論は社会を良くした