たね
そこからも考えるにラブオールの中に動物とかも入ってるんじゃないかなというふうに思えてくるところではありました。
むらた
そうですよね、それが2枚目のアルバムでしたっけ、1枚目の方のHELP EVER HURT NEVERもちょっと通ずるものがあるというか、
むらた
常に助ける、そして決して傷つけないっていう、それこそ動物でも自分の周りの人でも傷つけない、搾取しないとか、できる限りの愛を尽くすみたいな、そういう精神が現れているような気がしますね。
みなさん他にも好きな曲、気になってる、共感できる歌詞とかあると思うので、その辺も聞いていきたいんですけど、
ちはるさんは花あげてましたっけ。
ちはる
そうですね、花で注目した歌詞があって、「誰を生きようかな、みんな儚い、みんな尊い」っていう歌詞があるんですけど、
このみんなは、私たち人間以外の存在も含まれてるんだろうなっていう話なんですけど、そもそもこの花は、2023年に放送のドラマ一番好きな花の主題歌としてもともと書き下ろされた曲。
むらた
見てました。
ちはる
見てました?よかったですよね。
これでドラマと合わせて聞いていると、ドラマは友情と恋愛と、またそのどちらでもない感情を描いた男女4人のお話だったんです。
この曲と合わせて聞くと、この曲はその4人、そしてそのドラマを見ている私たち視聴者を自分らしく生きることにもがきながら進んでくるのを励ましてくれてるみたいな。
私たち人を励ましてくれてる曲って聞こえるんですけど、曲単体で聞くとちょっと違ってくるなと思ってて。
このみんなは人だけじゃなくて他も含んでる。
MVを見ると、MV全体が人の営みを全く感じないような地球上のどこかにあるサバンナみたいな場所が舞台だったと思うんですよね。
だから、あの曲単体で歌ってるそのみんなの範囲っていうのは、人の営みがある場所じゃなくてもっともっと広い地球規模なんだろうなと思ったんですよ。
だからこの歌詞でいうみんなっていうのは、このその大地に生きる者たち、人と人以外すべて、動物すべて、生きているものすべてを指すんだろうなみたいなとこに、
ベジタリアンにも通じる反種差別的な思いっていうのを感じました。
むらた
地球上のあらゆるものみんな尊いっていう。
ちはる
結構みんなっていう歌詞っていろんな曲に出てくると思うので、自分の好きな曲に出てくるみんなってどうなんだろう、動物も含まれているのかもっていう視点で聞いてみるのも楽しいと思う。
むらた
面白い。
ちはる
曲の面白い掘り下げ方なんじゃないかなって思います。
むらた
そうですね。ラブオールサーブオールのオールに多分人間じゃない存在も含まれてるんだろうなっていうのと通ずるところがありますけど、
むらた
花のミュージックビデオも、祭り感?全部祝福しようみたいな感じがあって、
むらた
それが人間とか関係なく万物最高みたいなところがちょっとあったのかもと今思ったり。
たね
今ちはるさんのお話を聞いて歌詞を見てみたんですけど、歌詞の中で「いろいろな姿や形に惑わされるけど、いつの日か全てが可愛く思えるさ」っていう歌詞があったことを
もちろん聞いてたんですけどあまり自覚してなくて、またちょっと可愛くっていう言葉が、前回のお話でも可愛いっていう話について藤井風の可愛いとは何かみたいなことを話したんですけど、そことも繋がりました。
むらた
全てだった。
たね
繋がりましたね。
ちはる
可愛い=LOVE ALL
むらた
全てだったんだ。回収されたぞ。
たね
されましたね。これはまさにちはるさんの考えてたことで繋がってる気がしますね。
ちはる
楽しい読み解き方ですね。
むらた
いいですよね。
たね
いい歌ですね。
むらた
どんな色になろうかなとか。
むらた
なんて言ったらいいんだろう。
むらた
どんな特徴とか、どんな考えとか、どんな存在でもそれがまた変わっても肯定してくれる感じが藤井風だなっていう気がする。
むらた
他の観点で、ベジタリアン的観点で言うと、私がちょっと今日最初にあげたへでもねーよも出てきますよね、たねさん。
たね
そうですね。これはあからさますぎるので、もっとも感じると言っていいかもしれないですけど、歌詞の中に「野菜ばっかの生活しちょんのに腹が立つことちょっくらあるのはカルシウムちと不足しとんじゃわ」という歌詞がありまして、これはモロにほんみたいな感じかなと思ってるんですけど。
ちなみにこれ一個注釈あって、カルシウム不足してるからといってイライラはしないので、これはデマなんで、そこは覚えておきましょうということですね。
でもベジタリアンである本人が言うならいいかなっていう感じの文章ではありますね。
むらた
そこで許されてる。
たね
そうですね。個人的にはここの部分もそうなんですけど、結構この曲の全体を通して個人的に救われたというか、藤井風も同じことを考えてたらいいなみたいな感じで、ベジタリアンを始めた当初救われた曲で、この曲がぜひ皆さんに聴いていただきたいんですけど。
この曲結構アップテンポのダークな感じと、なんかヒーリングな感じの曲がいきなり切り替わるんですよね。
そこが、そこの切り替わりの歌詞が、「かと思いきや正反対、とても平穏な新世界、願うはここへずっといたい、もう限界」っていう歌詞なんですね。
そこがベジタリアンとかヴィーガン的な生活を送ってるものとして、肉っていうものの二面性と照らし合うところがあって、
肉ってすごく幸せの象徴だし、みんなが笑顔になるものであるじゃないですか、社会的に。そういう苦しみとかをヒールするものであるのと同時に、
本当に正反対の世界には動物の苦しみっていうものがあるっていうのが、私の中で結構刺さるというかところがあって、その二面性ですかね。
肉というものが負う二面性みたいなところと、なんかすごい重なって、一時期なんかこの曲にすごい救われたって感じてたことがありました。
むらた
そうやって読み解いていたんだ。そうなんですね。
たね
これめちゃくちゃ個人的な曲の見方でしたね。これ藤井風の見解とか全くないんで。
むらた
私はちょっと違うんですよね。
私はですね、なんだろう、結構これに共感する、この曲が刺さるな響くなっていう時はやっぱり、何かしらに怒ってる時かなと思うんですけど、
周りの人なり自分なり、社会に対して怒ってる時に、いろんなアンチなり、最近だったらやっぱ差別を助長するとか、誰も悪びれずにやってるような感じですけど、
そんな社会に怒ったりする時に、そんなクソみたいなこと言われてもへでもねえよっていう気持ちになれるし、
そんなこと言うやつですら包み込んでやろうみたいなぐらいの感じになれるなっていうのがこの曲で、
むらた
で、さっきのその二面性のところについては、私は一個のものの肉食なりの二面性というよりは、
むらた
自分の中の二面性とか、自分の環境の中の逃げ込める場所と、でもやっぱり戦わないといけない場所みたいなイメージで聴いていて、
だからいろんな戦ってどうにかしたいっていうところでは、へでもねえよって言いながらどうにかやっていくいきつつ、でもやっぱり逃げたい、
へでもねえよとも言ってられないような時もあって、それがかと思いきや正反対の平穏な世界でみたいな感じで思ったりして、
あるいはその嫌な人も含めて包み込んでやるぜっていう世界なのかもしれないしと思ったりして、それで結構最近好きな曲ですね。
たね
MVでも本人が独り相撲じゃないですけど独りボクシングみたいなのやってますよね。
むらた
そうですよね。自分の中で戦うみたいなね。
むらた
聖地巡礼に行きたい気分になった人はもちろんですけど、動物をエンターテイメントに使うっていうのは日本でも起こっていることなので、これを機にいろんな人に聞いてほしいことかなと思います。
まず今回紹介する内容はWAP、ワールドアニマルプロテクションの報告に基づくものです。
この団体だったり報告についてコットンさんに軽くご説明いただいていいですか。
綿引周
ワールドアニマルプロテクションってこの団体はアニマルプロテクションランキングを公表していて、各国ごとにその国がどういう動物を保護するための法制度を敷いているのかという基準にしてランキングをしていて、
日本はちょっと前まで日本はGだったんですけど、最下位だったわけですよね、アジアで。今回でも最初にされるようなランキングなんですよ。
この団体が2020年、10年間に及ぶ東南アジアのゾウ娯楽施設を調査してその報告を求めたものを出版しています。
今回はこれをむらたさんと一緒に読んで東南アジア、特にタイですかね、タイのゾウ観光業がどうなっているのかというのを紹介したいなというふうに紹介して、
聖地巡礼するときになるべく良い巡礼ができるように、愛のある巡礼ができるようにしてもらいたいなと思っております。
むらた
では早速報告内容をシェアしていきたいと思いますが、まずこのワールドアニマルプロテクションの報告によると、
むらた
アジア全域の357箇所で3837頭のゾウを調査した結果、63%が著しく不適切な環境で飼育されていることが判明したということなんですね。
むらた
具体的に不適切な飼育というのでどういったことが行われているかですけど、代表的なものを5つ紹介していこうと思います。
まず1つ目、鎖につながれて飼育されていることがあります。
これは言うまでもなく自由な行動を制限されるし、身体的にもストレスになるし、ゾウは社会的な動物なので、そうした交流も妨げられて問題があるということです。
2つ目にブルフック、鋭い金属のフックですね。それをゾウの皮膚だったり耳に刺して、痛みでゾウのコントロールをするということがあります。
むらた
ゾウは皮膚硬そうだなとか思う方もいるかもしれないですが、皮膚が敏感なので痛みを感じますし、恐怖で支配してコントロールするということが行われています。
3つ目ですね、観光客の直接の接触っていう、触れるとか乗るとか写真を撮られるとかっていうのも問題のあるものとしてあります。
むらた
触るだけならいいんじゃないかと思うかもしれませんが、ゾウは自然の中だったら人間に会うことはないですので、ストレスになることです。
もっと問題かなと思えるのは、人間に触られるっていうのが実現するっていうのは、そのために調教されたということの証でもあるんですね。
さっき言ったブルフックとかでコントロールを受けることで、人間が触れるようになっているっていうことなので、触れられるっていうことは裏にそういうことがあるということになります。
むらた
そして4つ目に不自然なパフォーマンスですね。絵を描くゾウとか芸をするゾウとか見たことあるかもしれないですが、そうしたものです。
むらた
これも先ほどと同様で、調教によってできるようになっているということになります。
むらた
また、調教の過程でトラウマを、PTSDのようなトラウマを引き起こすとされています。
むらた
最後5つ目、最初にちょっと触れたと思いますが、ゾウは社会的な動物なので、調教とか飼育の中で一頭ずつ別々に管理されるというのもストレス要因になります。
むらた
生まれた子供とかは群れで長く一緒に過ごすっていうのが普通なので、生まれた時から別々で管理されているってなると、それもトラウマ的に残ったりします。
というところで、5つ不適切な問題のある飼育というのを紹介しました。
むらた
今のいくつかのポイントで、調教が問題に上がってきましたが、その内容についてコットンさんに紹介していただこうかなと思います。
綿引周
鎖で繋がれていたりとか、パフォーマンスさせたりとか、観光客にとっては分かりやすいですよね。
だからこれ避けるのはすごい、ぜひ避けてほしいんですけど。
でもただ乗らないよって言ったりとか、鎖に繋がないよ、触れ合えるだけだよ、あるいは水浴びさせるだけだよって言っている場合も問題なのは、人間とそれだけ触れ合えるようになるには子供の頃に調教を受けているからだと。
その調教が、内容が調べてみたところかなりひどいということが分かりました。
3段階に分かれています。まず1段階目が母親から隔離するという段階ですね。
まず野生では、メスの子象は母親に世話されて、さらにそれからもう数年面倒を見られて、それからずっと一緒、母と同じ群れの中で親戚とか親密な関係を築いていくんです。
でもオスも同じように、かなりずっと親と一緒にいて、10歳とか15歳になり群れを離れる。
だからかなり10年、15年でメスの場合は一生、親とか友達と一緒に、家族と一緒にいるわけです。
それに対して調教される象は、母親から平均して2.1歳の時点で引き離される。
引き離される時、母親は鎖に繋がれて、この時に母親が受けるストレスはもちろん多大で、
多大なんだけれども、象によっては一瞬のうちに何回も同じような影響をすることもある。
この時、母親の象は周囲の認定で反抗心をして、吠えたりとか鎖を取ろうとしたり。
ある象使いの報告によると、叫ぶのをやめて、自分の子供を探すのを諦めるまで、
母親の象を2ヶ月も鎖で縛り付けておかなければならなかったみたいな例もあったと報告されている。
子象の方は全く新しい環境で、母親もいなくて、地面に縛り付けられた状態で放置されるわけですね。
だからすごいストレスを感じる。
母親から引き離された後、最小限の運動しかできないような鎖に縛り付けられている。
時々、横になることさえできないような状態になっている。
こういったことをされて、象たちはいろんな反応をして激しく叫んだり、鎖を割こうとしたり、
床を転げ回ったり、体を揺らしたりすると。
調教師はこの子象を1人のままにした。
疲れ果てて、この1人でいることに慣れるまで、数日から2週間ほど放置する。
その間、食事と水を運ぶのは調教師だけになって、
つまり完全に子象が調教師に依存した状況を作り上げるわけです。
これが第1段階で、2段階目の段階が2日から5日続く。
この訓練の目的は子象に対する支配を確立することを目指す。
ここが調教師たちによると一番重要な段階で、かつ一応一番残酷な段階です。
そのために、服従を強いる必要があって、
従わなければ痛みを感じさせて、その痛みが象使いが持っている杭とか棒から来ることを理解させる。
この縛り付けられた、拘束された子象に、手とか棒とか金属の鍵で触ったりついたりし始めて、
最初子象は調教師から身を引いたり攻撃的に反応したりして、その結果さらに使われたり叩かれたりすることになる。
歴録によると、多くの場合、この象は鋭い金属の先端とか釘のついた棒で何度も叩かれて、
擦られて、額全体が血だらけになるまで続けられて、
これはこの象が防御的な行動をやめて、克服したときだけにのみに止められる。
もし服従の兆しを見せた場合は、食べ物で報酬を与えられる。
これを1回に1、2時間やって、最後子象の頭や体の内から体から血が洗い流されて、
大量の水を与えられて、これを1日2回やって、
だんだんとついて来いとか下がれみたいな命令に従うことが教え込まれる。
その後従順になったら街に出て、一人の調教師が象の上に乗って、
その上を周りを何人か調教師で囲って、棒とかを持ちながら一緒に道を歩いていって、
その他の指示に従うような訓練も続けていく。
これは観光客の目に見えないところでやられるんでね。
むらた
結構想像以上でしたね。
綿引周
分からないですよね。
なので、象には乗らせないよとか、触れるだけだよとか、
象のサンクチュアリだよとか書いてあっても、
その裏では、もし人間が近づけるような象であるってことは、
裏ではこういう調教が行われている可能性が高いというか、されているだろうということで。
むらた
象に乗らせないとか、エシカル感を出していても、
調教が裏にあるということだから、
そこは見極めないといけないっていうことですね。
むらた
行くとしたらオブザベーションオンリー(観察のみ)、遠くから見るだけの施設が推奨されるということですよね。
たね
確かに私も触るくらいならって正直思ったりしてたんですけど、この説明を聞くまで。
冷静に考えれば、あれだけの大きな体を持った動物がどういう動きをするかなんて普通わかんないじゃないですか。
そういう存在を安全だと言って観光客に触らせるっていうことは絶対、確実に安全と呼べるような支配関係であったり、
従順さを作り上げる過程があるって考えるのは、確かに妥当だなって感じました。
綿引周
一応オブザベーションオンリー、見るだけの場所も管理がダメだとやっぱりダメで、
象がすごい、例えば獣医によって定期的に見られているとか、
そういうケアがない限りは、やっぱりそういうところでも象はすごいひどい状態に追われたりするということなので、
それも気をつけてほしいと報告に書いてありました。
むらた
このWAPはベストプラクティスだと認めるキャンプをリストにしていたりするので、
むらた
概要欄に載せておきますのでチェックしていただければなと思います。
むらた
ちなみにちはるさん、タイにね、タイで象に会ったことがある。
ちはる
そうなんです。乗ったことがあります。
もう今の話を聞いたら本当にため息が出るばかりなんですが、
ちょうどPremaのMV撮影地と同じチェンマイに、