1. なんでも倫理
  2. #33-2 藤井風を裏切らない聖地..
2026-01-05 39:03

#33-2 藤井風を裏切らない聖地巡礼 ― LOVE ALLのまなざし、ゾウ観光の裏側

ベジタリアンである藤井風さんについて、自称カゼリアン(藤井風ファン)のASメンバー4人で語り合いました!

作品に表れる藤井風の精神を、ベジタリアンならではの目線も交えてゆるく楽しく読み解いています。さらに、"Prema"のMVに登場するゾウをきっかけに、タイの観光産業でゾウが置かれている厳しい状況について考えます。


(ゾウ観光業について詳しくは、ASのブログ⁠「藤井風とタイの観光業 - 愛ある『聖地巡礼』のために」⁠にまとめましたのでぜひご活用ください。)


LOVE ALL SERVE ALLの精神 / 色々な姿や形に惑わされるけど / へでもねえよ → 私と藤井風同じこと考えてる? / 怒りの世界と包容の世界 / 愛のある聖地巡礼のために / アジアのゾウのほとんどが「不適切な環境での飼育」/ 人間と触れ合える = 血を流すような調教を経験 / 「エシカル」「サンクチュアリ」にご注意を! / ゾウに乗ってしまったことがあります… / それでもできることを


各種リンク


サマリー

今回のエピソードでは、藤井風の音楽を通じたベジタリアンの思想や哲学を深く掘り下げている。また、ミュージックビデオに登場する象や、その倫理的配慮についても考察されている。このエピソードでは、藤井風のファンとしての聖地巡礼とゾウ観光の裏側が探求されており、特にワールドアニマルプロテクションの報告を基に、東南アジアのゾウの飼育環境における問題点や動物福祉の重要性が論じられている。藤井風にインスパイアされた聖地巡礼の考え方が議論され、動物搾取に対する意識が高まっている。また、象に乗ることが観光業での搾取につながるため、代替の旅行スタイルが提案されている。

藤井風の音楽とベジタリアン思想
むらた
さあ始まりました、なんでも倫理ラジオです。このポッドキャストは、動物と倫理と哲学のメディア、エースがお送りします。 進行は私、むらたです。よろしくお願いします。
むらた
まずはたねさん。
たね
はい、みなさん、こんにちは、こんばんは、たねです。
えーと、今日は、なんか、1曲、最近聴いている藤井風の曲を、ということなので、私は最近は、Love Like ThisというPremaの曲を聴いています。
むらた
Love Like This。
はい。じゃあ、お次、お願いします。
むらた
じゃあ、ちはるさん。
ちはる
はい、ちはるです。お願いします。最近聴いている曲は、Love Like Thisです。
たね
かぶった。
むらた
かぶった、ついに。
ちはる
かぶった。
たね
かぶりましたね。いいですよね。
むらた
では、コットンさん。
綿引周
えー、最近、すいません、コットンです。最近聴いている曲は、まあ、Premaですね。
プリマかな、Premaか。
むらた
Prema。
いいですね。
で、私の最近のハマっている曲は、へでもねーよです。
たね
大好き。
むらた
たぶん、この後、たぶん、どっかで話出てくると思いますが、なんか、なんかハマっちゃいました。
たね
いいですね。
むらた
好きです。
はい。
好きです。
ということで、今回も引き続き、藤井風をテーマにお話ししていきたいと思います。
はい、前回は、まあ、藤井風のベジタリアン事情と、可愛いからベジタリアンになるっていう、藤井風のベジタリアンの理由について、いろいろとお話ししてきました。
ということで、今回は、前回は、なんというか、実際のベジタリアン実践とか、発信とかだったと思うんですけど、
むらた
今回は、藤井風の表現、作品の中で、ベジタリアンとしてとか、じゃなくても自分が共感できるところとか、
なんか、この人がベジタリアンするのわかるなとか、
そのベジタリアン以前のこういうマインドセットがあるから、藤井風はベジタリアン始めたのかなとか、
むらた
そこが根本のところが、ファンを惹きつけているところだったりするのかなと思いつつ、そんな話をしていきたいなと思います。
むらた
そうですね、そういう藤井風の哲学みたいなのが現れているところで言うと、
一番わかりやすいところで言うと、アルバムタイトルとかかなと思うんですけど、どうでしょう、たねさんとか。
たね
そうですね、一番たぶん、あからさまで共感できるのが、LOVE ALL SERVE ALLっていうアルバムなのかなとは個人的に思ってて、
たぶんスタジアム、前回お話ししたスタジアムライブの食事とかも、LOVE ALL SERVE ALLのスタジアムライブのときにベジタリアンの食事が提供されたりとかがあったらしいんですけど、
歌詞の共感と視点
たね
そこからも考えるにラブオールの中に動物とかも入ってるんじゃないかなというふうに思えてくるところではありました。
むらた
そうですよね、それが2枚目のアルバムでしたっけ、1枚目の方のHELP EVER HURT NEVERもちょっと通ずるものがあるというか、
むらた
常に助ける、そして決して傷つけないっていう、それこそ動物でも自分の周りの人でも傷つけない、搾取しないとか、できる限りの愛を尽くすみたいな、そういう精神が現れているような気がしますね。
みなさん他にも好きな曲、気になってる、共感できる歌詞とかあると思うので、その辺も聞いていきたいんですけど、
ちはるさんは花あげてましたっけ。
ちはる
そうですね、花で注目した歌詞があって、「誰を生きようかな、みんな儚い、みんな尊い」っていう歌詞があるんですけど、
このみんなは、私たち人間以外の存在も含まれてるんだろうなっていう話なんですけど、そもそもこの花は、2023年に放送のドラマ一番好きな花の主題歌としてもともと書き下ろされた曲。
むらた
見てました。
ちはる
見てました?よかったですよね。
これでドラマと合わせて聞いていると、ドラマは友情と恋愛と、またそのどちらでもない感情を描いた男女4人のお話だったんです。
この曲と合わせて聞くと、この曲はその4人、そしてそのドラマを見ている私たち視聴者を自分らしく生きることにもがきながら進んでくるのを励ましてくれてるみたいな。
私たち人を励ましてくれてる曲って聞こえるんですけど、曲単体で聞くとちょっと違ってくるなと思ってて。
このみんなは人だけじゃなくて他も含んでる。
MVを見ると、MV全体が人の営みを全く感じないような地球上のどこかにあるサバンナみたいな場所が舞台だったと思うんですよね。
だから、あの曲単体で歌ってるそのみんなの範囲っていうのは、人の営みがある場所じゃなくてもっともっと広い地球規模なんだろうなと思ったんですよ。
だからこの歌詞でいうみんなっていうのは、このその大地に生きる者たち、人と人以外すべて、動物すべて、生きているものすべてを指すんだろうなみたいなとこに、
ベジタリアンにも通じる反種差別的な思いっていうのを感じました。
むらた
地球上のあらゆるものみんな尊いっていう。
ちはる
結構みんなっていう歌詞っていろんな曲に出てくると思うので、自分の好きな曲に出てくるみんなってどうなんだろう、動物も含まれているのかもっていう視点で聞いてみるのも楽しいと思う。
むらた
面白い。
ちはる
曲の面白い掘り下げ方なんじゃないかなって思います。
むらた
そうですね。ラブオールサーブオールのオールに多分人間じゃない存在も含まれてるんだろうなっていうのと通ずるところがありますけど、
むらた
花のミュージックビデオも、祭り感?全部祝福しようみたいな感じがあって、
むらた
それが人間とか関係なく万物最高みたいなところがちょっとあったのかもと今思ったり。
たね
今ちはるさんのお話を聞いて歌詞を見てみたんですけど、歌詞の中で「いろいろな姿や形に惑わされるけど、いつの日か全てが可愛く思えるさ」っていう歌詞があったことを
もちろん聞いてたんですけどあまり自覚してなくて、またちょっと可愛くっていう言葉が、前回のお話でも可愛いっていう話について藤井風の可愛いとは何かみたいなことを話したんですけど、そことも繋がりました。
むらた
全てだった。
たね
繋がりましたね。
ちはる
可愛い=LOVE ALL
むらた
全てだったんだ。回収されたぞ。
たね
されましたね。これはまさにちはるさんの考えてたことで繋がってる気がしますね。
ちはる
楽しい読み解き方ですね。
むらた
いいですよね。
たね
いい歌ですね。
むらた
どんな色になろうかなとか。
むらた
なんて言ったらいいんだろう。
むらた
どんな特徴とか、どんな考えとか、どんな存在でもそれがまた変わっても肯定してくれる感じが藤井風だなっていう気がする。
むらた
他の観点で、ベジタリアン的観点で言うと、私がちょっと今日最初にあげたへでもねーよも出てきますよね、たねさん。
たね
そうですね。これはあからさますぎるので、もっとも感じると言っていいかもしれないですけど、歌詞の中に「野菜ばっかの生活しちょんのに腹が立つことちょっくらあるのはカルシウムちと不足しとんじゃわ」という歌詞がありまして、これはモロにほんみたいな感じかなと思ってるんですけど。
ちなみにこれ一個注釈あって、カルシウム不足してるからといってイライラはしないので、これはデマなんで、そこは覚えておきましょうということですね。
でもベジタリアンである本人が言うならいいかなっていう感じの文章ではありますね。
むらた
そこで許されてる。
たね
そうですね。個人的にはここの部分もそうなんですけど、結構この曲の全体を通して個人的に救われたというか、藤井風も同じことを考えてたらいいなみたいな感じで、ベジタリアンを始めた当初救われた曲で、この曲がぜひ皆さんに聴いていただきたいんですけど。
この曲結構アップテンポのダークな感じと、なんかヒーリングな感じの曲がいきなり切り替わるんですよね。
そこが、そこの切り替わりの歌詞が、「かと思いきや正反対、とても平穏な新世界、願うはここへずっといたい、もう限界」っていう歌詞なんですね。
そこがベジタリアンとかヴィーガン的な生活を送ってるものとして、肉っていうものの二面性と照らし合うところがあって、
肉ってすごく幸せの象徴だし、みんなが笑顔になるものであるじゃないですか、社会的に。そういう苦しみとかをヒールするものであるのと同時に、
本当に正反対の世界には動物の苦しみっていうものがあるっていうのが、私の中で結構刺さるというかところがあって、その二面性ですかね。
肉というものが負う二面性みたいなところと、なんかすごい重なって、一時期なんかこの曲にすごい救われたって感じてたことがありました。
むらた
そうやって読み解いていたんだ。そうなんですね。
たね
これめちゃくちゃ個人的な曲の見方でしたね。これ藤井風の見解とか全くないんで。
むらた
私はちょっと違うんですよね。
私はですね、なんだろう、結構これに共感する、この曲が刺さるな響くなっていう時はやっぱり、何かしらに怒ってる時かなと思うんですけど、
周りの人なり自分なり、社会に対して怒ってる時に、いろんなアンチなり、最近だったらやっぱ差別を助長するとか、誰も悪びれずにやってるような感じですけど、
そんな社会に怒ったりする時に、そんなクソみたいなこと言われてもへでもねえよっていう気持ちになれるし、
そんなこと言うやつですら包み込んでやろうみたいなぐらいの感じになれるなっていうのがこの曲で、
むらた
で、さっきのその二面性のところについては、私は一個のものの肉食なりの二面性というよりは、
むらた
自分の中の二面性とか、自分の環境の中の逃げ込める場所と、でもやっぱり戦わないといけない場所みたいなイメージで聴いていて、
だからいろんな戦ってどうにかしたいっていうところでは、へでもねえよって言いながらどうにかやっていくいきつつ、でもやっぱり逃げたい、
へでもねえよとも言ってられないような時もあって、それがかと思いきや正反対の平穏な世界でみたいな感じで思ったりして、
あるいはその嫌な人も含めて包み込んでやるぜっていう世界なのかもしれないしと思ったりして、それで結構最近好きな曲ですね。
たね
MVでも本人が独り相撲じゃないですけど独りボクシングみたいなのやってますよね。
むらた
そうですよね。自分の中で戦うみたいなね。
象と倫理的配慮
むらた
はい、という感じでここまで藤井風の考え方だったり表現だったり内面について、結構憶測飛ばしつついろいろ話してきましたが、
最後にちょっと触れておきたいのがPremaのミュージックビデオに出てきた象ですね。
ビデオだったり藤井風のインスタグラムだったりだと象と仲良く触れ合ってる写真が上がってたり、なんだか神々しいなっていう印象でしたけど、
むらた
この象の出演は倫理的に配慮されてたのかなとか、ひいてはタイの象の観光業ってどうなのかなっていうのは見逃してはいけないことかなと思うので、
むらた
そのあたり話していきたいと思いますけど、このミュージックビデオ盛り上がってた時、コットンさんも気になる投稿をスレッズとかで見たそうで。
綿引周
そうですね。最初ミュージックビデオ見た時にちょっと象の首に首輪的なのがついてたのが最初気になり、
その後そのミュージックビデオに出てきたタイでつい最近象に乗ってきましたみたいな投稿を見て、
でもその時に投稿された写真が明らかに象に着物を着せて上に人が乗るような写真で、これは良くないのではと思って、
もし今後藤井風のファンとかがミュージックビデオの撮影場所ということでチェンマイだったり、あるいはタイの別の場所で聖地巡礼みたいなことをして、
もしこの動物作種的な観光業にどんどん行ってしまうと嫌だなと思った印象があります。
むらた
動物を愛する藤井風だからこそ、それきっかけに動物が傷つけられたりしたらもっと悲しいですし、
むらた
ということでちょっと今回コットンさんを中心に、私もちょっと象の観光業、象の利用について調べてみたのでシェアさせてもらえたらなと思います。
動物福祉の現状
むらた
聖地巡礼に行きたい気分になった人はもちろんですけど、動物をエンターテイメントに使うっていうのは日本でも起こっていることなので、これを機にいろんな人に聞いてほしいことかなと思います。
まず今回紹介する内容はWAP、ワールドアニマルプロテクションの報告に基づくものです。
この団体だったり報告についてコットンさんに軽くご説明いただいていいですか。
綿引周
ワールドアニマルプロテクションってこの団体はアニマルプロテクションランキングを公表していて、各国ごとにその国がどういう動物を保護するための法制度を敷いているのかという基準にしてランキングをしていて、
日本はちょっと前まで日本はGだったんですけど、最下位だったわけですよね、アジアで。今回でも最初にされるようなランキングなんですよ。
この団体が2020年、10年間に及ぶ東南アジアのゾウ娯楽施設を調査してその報告を求めたものを出版しています。
今回はこれをむらたさんと一緒に読んで東南アジア、特にタイですかね、タイのゾウ観光業がどうなっているのかというのを紹介したいなというふうに紹介して、
聖地巡礼するときになるべく良い巡礼ができるように、愛のある巡礼ができるようにしてもらいたいなと思っております。
むらた
では早速報告内容をシェアしていきたいと思いますが、まずこのワールドアニマルプロテクションの報告によると、
むらた
アジア全域の357箇所で3837頭のゾウを調査した結果、63%が著しく不適切な環境で飼育されていることが判明したということなんですね。
むらた
具体的に不適切な飼育というのでどういったことが行われているかですけど、代表的なものを5つ紹介していこうと思います。
まず1つ目、鎖につながれて飼育されていることがあります。
これは言うまでもなく自由な行動を制限されるし、身体的にもストレスになるし、ゾウは社会的な動物なので、そうした交流も妨げられて問題があるということです。
2つ目にブルフック、鋭い金属のフックですね。それをゾウの皮膚だったり耳に刺して、痛みでゾウのコントロールをするということがあります。
むらた
ゾウは皮膚硬そうだなとか思う方もいるかもしれないですが、皮膚が敏感なので痛みを感じますし、恐怖で支配してコントロールするということが行われています。
3つ目ですね、観光客の直接の接触っていう、触れるとか乗るとか写真を撮られるとかっていうのも問題のあるものとしてあります。
むらた
触るだけならいいんじゃないかと思うかもしれませんが、ゾウは自然の中だったら人間に会うことはないですので、ストレスになることです。
もっと問題かなと思えるのは、人間に触られるっていうのが実現するっていうのは、そのために調教されたということの証でもあるんですね。
さっき言ったブルフックとかでコントロールを受けることで、人間が触れるようになっているっていうことなので、触れられるっていうことは裏にそういうことがあるということになります。
むらた
そして4つ目に不自然なパフォーマンスですね。絵を描くゾウとか芸をするゾウとか見たことあるかもしれないですが、そうしたものです。
むらた
これも先ほどと同様で、調教によってできるようになっているということになります。
むらた
また、調教の過程でトラウマを、PTSDのようなトラウマを引き起こすとされています。
むらた
最後5つ目、最初にちょっと触れたと思いますが、ゾウは社会的な動物なので、調教とか飼育の中で一頭ずつ別々に管理されるというのもストレス要因になります。
むらた
生まれた子供とかは群れで長く一緒に過ごすっていうのが普通なので、生まれた時から別々で管理されているってなると、それもトラウマ的に残ったりします。
というところで、5つ不適切な問題のある飼育というのを紹介しました。
教育と観光の影響
むらた
今のいくつかのポイントで、調教が問題に上がってきましたが、その内容についてコットンさんに紹介していただこうかなと思います。
綿引周
鎖で繋がれていたりとか、パフォーマンスさせたりとか、観光客にとっては分かりやすいですよね。
だからこれ避けるのはすごい、ぜひ避けてほしいんですけど。
でもただ乗らないよって言ったりとか、鎖に繋がないよ、触れ合えるだけだよ、あるいは水浴びさせるだけだよって言っている場合も問題なのは、人間とそれだけ触れ合えるようになるには子供の頃に調教を受けているからだと。
その調教が、内容が調べてみたところかなりひどいということが分かりました。
3段階に分かれています。まず1段階目が母親から隔離するという段階ですね。
まず野生では、メスの子象は母親に世話されて、さらにそれからもう数年面倒を見られて、それからずっと一緒、母と同じ群れの中で親戚とか親密な関係を築いていくんです。
でもオスも同じように、かなりずっと親と一緒にいて、10歳とか15歳になり群れを離れる。
だからかなり10年、15年でメスの場合は一生、親とか友達と一緒に、家族と一緒にいるわけです。
それに対して調教される象は、母親から平均して2.1歳の時点で引き離される。
引き離される時、母親は鎖に繋がれて、この時に母親が受けるストレスはもちろん多大で、
多大なんだけれども、象によっては一瞬のうちに何回も同じような影響をすることもある。
この時、母親の象は周囲の認定で反抗心をして、吠えたりとか鎖を取ろうとしたり。
ある象使いの報告によると、叫ぶのをやめて、自分の子供を探すのを諦めるまで、
母親の象を2ヶ月も鎖で縛り付けておかなければならなかったみたいな例もあったと報告されている。
子象の方は全く新しい環境で、母親もいなくて、地面に縛り付けられた状態で放置されるわけですね。
だからすごいストレスを感じる。
母親から引き離された後、最小限の運動しかできないような鎖に縛り付けられている。
時々、横になることさえできないような状態になっている。
こういったことをされて、象たちはいろんな反応をして激しく叫んだり、鎖を割こうとしたり、
床を転げ回ったり、体を揺らしたりすると。
調教師はこの子象を1人のままにした。
疲れ果てて、この1人でいることに慣れるまで、数日から2週間ほど放置する。
その間、食事と水を運ぶのは調教師だけになって、
つまり完全に子象が調教師に依存した状況を作り上げるわけです。
これが第1段階で、2段階目の段階が2日から5日続く。
この訓練の目的は子象に対する支配を確立することを目指す。
ここが調教師たちによると一番重要な段階で、かつ一応一番残酷な段階です。
そのために、服従を強いる必要があって、
従わなければ痛みを感じさせて、その痛みが象使いが持っている杭とか棒から来ることを理解させる。
この縛り付けられた、拘束された子象に、手とか棒とか金属の鍵で触ったりついたりし始めて、
最初子象は調教師から身を引いたり攻撃的に反応したりして、その結果さらに使われたり叩かれたりすることになる。
歴録によると、多くの場合、この象は鋭い金属の先端とか釘のついた棒で何度も叩かれて、
擦られて、額全体が血だらけになるまで続けられて、
これはこの象が防御的な行動をやめて、克服したときだけにのみに止められる。
もし服従の兆しを見せた場合は、食べ物で報酬を与えられる。
これを1回に1、2時間やって、最後子象の頭や体の内から体から血が洗い流されて、
大量の水を与えられて、これを1日2回やって、
だんだんとついて来いとか下がれみたいな命令に従うことが教え込まれる。
その後従順になったら街に出て、一人の調教師が象の上に乗って、
その上を周りを何人か調教師で囲って、棒とかを持ちながら一緒に道を歩いていって、
その他の指示に従うような訓練も続けていく。
これは観光客の目に見えないところでやられるんでね。
むらた
結構想像以上でしたね。
綿引周
分からないですよね。
なので、象には乗らせないよとか、触れるだけだよとか、
象のサンクチュアリだよとか書いてあっても、
その裏では、もし人間が近づけるような象であるってことは、
裏ではこういう調教が行われている可能性が高いというか、されているだろうということで。
むらた
象に乗らせないとか、エシカル感を出していても、
調教が裏にあるということだから、
そこは見極めないといけないっていうことですね。
むらた
行くとしたらオブザベーションオンリー(観察のみ)、遠くから見るだけの施設が推奨されるということですよね。
たね
確かに私も触るくらいならって正直思ったりしてたんですけど、この説明を聞くまで。
冷静に考えれば、あれだけの大きな体を持った動物がどういう動きをするかなんて普通わかんないじゃないですか。
そういう存在を安全だと言って観光客に触らせるっていうことは絶対、確実に安全と呼べるような支配関係であったり、
従順さを作り上げる過程があるって考えるのは、確かに妥当だなって感じました。
綿引周
一応オブザベーションオンリー、見るだけの場所も管理がダメだとやっぱりダメで、
象がすごい、例えば獣医によって定期的に見られているとか、
そういうケアがない限りは、やっぱりそういうところでも象はすごいひどい状態に追われたりするということなので、
それも気をつけてほしいと報告に書いてありました。
むらた
このWAPはベストプラクティスだと認めるキャンプをリストにしていたりするので、
むらた
概要欄に載せておきますのでチェックしていただければなと思います。
むらた
ちなみにちはるさん、タイにね、タイで象に会ったことがある。
ちはる
そうなんです。乗ったことがあります。
もう今の話を聞いたら本当にため息が出るばかりなんですが、
ちょうどPremaのMV撮影地と同じチェンマイに、
動物搾取への意識
ちはる
4年くらい前かな、友人と旅行に行ったんですよね。
で、やっぱりタイ=象ってなるんですよ、その時。
で、ちょうど私はその時頃にあらゆる動物搾取に気づき始めた時で、
気持ち的にもっと乗りたくなかったんです。
で、なんですけど、
で、その時は確かMVで乗ったことは別のサンクチュアリを見つけて、
どこ行こうか話す時に、こういうとこあるよって送ったんですが、
ちょっと2時間かかるし遠いよねみたいになって、
シンプル観光地の象乗りのとこに行ったんですよね。
で、今覚えてるのはブルフック、短いバージョンの持ってたなって思います、象使いの方が。
で、確かに自然界では身につけないような豪華な装飾を象が身につけて、
同じルート行ったり来たりしてるのって、
本当にシンプル不自然だし、
で、絶対そのブルフック使ってたし、
あれはその今お話し伺った長い時間かけての搾取の末に、
その調教の末にあるんだなって思うと、
あとその調教してる象使いもまた搾取されている対象でもあったり、
本当にもう絶対行かないぞという思いを強くしているんですが、
なんか、その時は友人に言えなかったんですよね、乗りたくないって。
まだどう思われるのかみたいな、今ほど発信していない時だったので。
で、その時にあの、象に乗ってしまったその後なーって思いつつも、
何が今できるかなと思った時に、
SNSにアップしない。
自分がその広告塔にならない、っていうことが今とれることだと思って、
その時はその象に乗った写真を載せないで、
近くのカフェとかカラフルな場所行ったとか、
そっちでこう、素敵なチェンマイの魅力を自分なりに発信して、
誰かの旅行の参考になればってやってたんですよね。
だからその、これ聞いてる方でそういう、
動物の搾取であるその観光地とかに行くのを避けられない場面になっちゃったら、
まあ、違う行く先にね、うまく誘導できるのが一番なんですけど、
それが難しい時は、こう、SNSに載せない。
自分が広告塔にならない。
他の人に行ってみたいなって思わせない。
っていう、できることがあるよっていうのを心に留めて欲しいなと思います。
たね
いいですね、確かに。
むらた
本当にね、今の状況の話聞いた後だと、
ますます辛い気持ちになっちゃいますけど、
愛のある聖地巡礼
むらた
こうやってどうなってるかの発信したりとか、
その当時は積極的に見せないようにするとか、
そうやってどうにか抵抗して、
そういう情報を、そういう考えを広めていくしかないのかなと思います。
ちはる
あとあれですね、Premaの聖地巡礼をしたい方は、
もうそのチェンマイとかタイという土地を訪れるだけでも十分あの聖地巡礼なので、
象に乗るという行為は、
アーティストご本人も喜ばない聖地巡礼のやり方だと、なので、
しないでねっていうのを伝えたいです。
むらた
お願いします。
むらた
はい。
藤井風の愛に応えるためにもですね。
いいですね。
はい。
たね
素敵。
むらた
ということで、後半をお送りしてきましたが、
今回は前後半にわたってベジタリアンが見る、
むらた
ベジタリアンである藤井風の表現だったりエピソードだったり深掘りしつつ、
Premaのミュージックビデオに登場した象をもとに、
象の観光業での利用について少し共有させていただきました。
むらた
はい。
ちはるさんのおっしゃっていた通り、
むらた
藤井風を裏切らないために、風さんを裏切らないために、
愛のある聖地巡礼をしていただけたらと思います。
皆さんよろしくお願いします。
ということで、
むらた
皆さんと藤井風愛を語れてとても楽しい回でしたが、
今回はお開きにしたいと思います。
むらた
ありがとうございました。
綿引周
ありがとうございました。
むらた
さようなら。
たね
さようなら。
むらた
なんでも倫理ラジオではお便りを募集しています。
感想、番組で取り上げてほしいテーマ、
これって倫理的にどうなんだと思ったエピソードなど、
どしどし送りください。
概要欄のフォームからお待ちしております。
また、SNSでのシェアも大変ありがたいです。
Xやインスタグラムで、
AS動物と倫理と哲学のメディアをメンションしていただいて、
ハッシュタグ、なんでも倫理をつけてご投稿ください。
とっても励みになりますので、ぜひぜひお願いします。
39:03

コメント

スクロール