《1318》セルフメディケーション、医学誌神対応、市販薬乱用…ほか
【今週の興味シンシン医療ニュース】 ・OTC類似薬とセルフメディケーション・医学誌vsケネディ米厚生長官・中学生55人に1人が市販薬乱用!?・がん検診受診歴把握へhttps://note.com/naikaitakeo/n/n10aad9a3420dこの放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオ#たけおがお答えしますをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部■AI要約(誤字はご勘弁ください)内科医のたけお氏が医療に関するニュースを解説するラジオ番組「内科医たけおの心身健康ラジオ」です。今回は、2023年8月時点でのマニアックな医療ニュースを4本取り上げています。### 1. OTC類似薬の保険適用除外市販薬(OTC医薬品)と同じ成分でありながら、医師の処方箋が必要な「OTC類似薬」(例:ロキソニン、アレグラなど)について、政府が2026年度から保険適用の対象外とする見直しを始めるというニュースです。目的は膨張する医療費の抑制ですが、患者の自己負担が増えることによる受診控えや、製薬会社の業績への影響が懸念されています。話者は、この流れは止められないだろうと述べ、今後は利用者がより賢くなる必要があり、「自分の健康は自分で守る」という意識がますます重要になると指摘しました。### 2. ケネディ米厚生長官の論文撤回要請を医学誌が拒否アメリカのケネディ厚生長官が、「ワクチンに含まれるアルミニウムは子供の健康リスクを高めない」としたデンマークの大規模研究論文について、掲載した権威ある医学誌に撤回を要請したものの、医学誌側が「撤回する理由はない」として拒否したというニュースです。話者はこの対応を「素晴らしい」「科学者のあるべき姿」と絶賛し、政治的圧力に屈せず科学的根拠を重視する姿勢を高く評価しました。### 3. 中学生の市販薬乱用全国調査で、中学生の55人に1人が、過去1年以内に市販の咳止め薬などを乱用目的で使った経験があるという初の推計が発表されました。背景には孤立や生きづらさがあり、若者のオーバードーズ(薬の過剰摂取)が社会問題化しています。話者はこの結果を受け、市販薬がどのように購入・使用されているかを管理する仕組みの必要性を指摘し、マイナンバーの活用も一つの方法ではないかと述べました。### 4. がん検診の受診歴を自治体が把握可能に厚生労働省が、住民のがん検診の受診歴を市町村が把握できる仕組みを導入するというニュースです。これにより、受診漏れがある住民に個別に受診を促し、がんの早期発見につなげることが狙いです。2024年4月以降、準備が整った自治体から開始されます。話者は、これまで自治体が受診歴を正確に把握していなかったことに驚きを示しつつ、受診率が低い現状を改善するための重要な第一歩だと評価しました。その他、消化器外科医不足や、医療用AIの利用が医師のスキル低下につながる可能性といった話題にも触れました。
《1317》19番目のカルテに学ぶ生物心理社会モデルの本質とは⁉️
日曜劇場19番目のカルテ第5話 https://www.netflix.com/title/82072592 https://www.tbs.co.jp/19karte_tbs/story/ep5.htmlこの放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部《AI要約》誤字はご容赦!内科医たけお氏が、ドラマ『19番目のカルテ』第5話の感想と、作中で描かれた医療描写についての専門的考察を述べました。今回は特に、総合診療で重要な概念である「BPSモデル(生物心理社会モデル)」の扱われ方に焦点を当て、その問題点を指摘しました。まず、ドラマ第5話のあらすじを紹介。主人公は「私、失敗しないので」が口癖の天才心臓血管外科医・茶屋坂先生。彼女は確執のある母親が急性大動脈解離で運ばれてきた際、自ら執刀し手術を成功させます。しかし、その後、彼女自身の心身の調子が悪化。その様子を心配した院長の依頼で、総合診療医の徳重先生が彼女の診察を試みるというストーリーです。話者が最も問題視したのは、徳重先生が茶屋坂先生を診断する際に用いたBPSモデルの解釈と応用方法です。一つ目の違和感として、モデルの訳語を挙げました。BPSモデルは通常「生物(Bio)・心理(Psycho)・社会(Social)モデル」と訳されますが、ドラマでは「肉体・精神・社会モデル」と表現されていました。「生物学的」を「肉体」と訳すと意味合いが限定的になり、「心理」を「精神」と訳すのも一般的ではないため、何らかの意図があるのか疑問を呈しました。しかし、より深刻な問題は、そのモデルの使い方にあると指摘します。徳重先生は、茶屋坂先生の仕草から頭痛の可能性を探りますが、本人がそれを否定したため、「身体的な問題(Bio)ではない。ということは、心理的(Psycho)か社会的(Social)な問題だ」と二者択一的に結論づけました。話者は、この考え方を「BPSモデルの根本的な誤用であり、非常に危険な思想だ」と強く批判。BPSモデルとは、生物・心理・社会の各要素を分離して考えるものではなく、これらが互いにどう影響し合っているのかを**統合的に捉えるための枠組み**であると解説しました。ある要素を否定し、残りの要素に原因を求めるという使い方は、モデルの趣旨から完全に外れています。特に、身体的な問題(Bio)の可能性を安易に否定することは、重大な疾患の見逃しにつながる極めて危険な行為だと警鐘を鳴らします。総合診療や心療内科においては、常に身体疾患の可能性を念頭に置き続けることが鉄則です。ドラマのような診断プロセスは、BPSモデルへの誤解を招きかねない危険な描写であると述べました。最後に、BPSモデルは心療内科医が患者の病態を多角的に理解し、仮説を立てる上でも用いる重要なツールであるとし、ドラマを通じてその正しい理解が広まることの重要性を訴えました。
《1316》専門家同士で診ない方が良い3つの理由
■本日のご質問・リクエスト1252回の放送のアフタートーク中に「高齢者に関しては大学病院で専門家同士が診るのはあまりよくない」と発言されてますが(15分30秒辺り)大学病院は乳幼児から成人まで幅広い年齢の患者さんが通われています。高齢者以外の患者さんは専門家同士診てもらうのは大丈夫なのでしょうか?発言された、専門家同士診るのがよくないのは、どうあまりよくないのか、もうちょっと詳しく知りたいです。よろしくお願いいたします🙇♀️参考)《1252》オンライン診療と大病院信仰の誤解を解く🙅https://stand.fm/episodes/683f6002e9866cfef97e2608(15分30秒辺り)この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部《AI要約》誤字はご容赦!今回は、リスナーからの「高齢者は大学病院で専門家同士が見るのはあまり良くない、と発言していたが、なぜ良くないのか。高齢者以外なら大丈夫なのか」という質問に回答します。専門家が一人の患者を診ることのデメリットは大きく3つあります。1. **多疾患併存(マルチモビディティ)の問題**特に高齢者は複数の病気を同時に抱えていることが多く、それぞれの専門家が担当疾患のガイドラインに沿って治療を行うと、薬の飲み合わせなどでかえって不利益が生じる可能性があります。「あちらを立てればこちらが立たず」という状況になりやすいのです。2. **情報共有の困難さ**医療現場は多忙で、特に異なる医療機関の専門家同士がリアルタイムで情報共有することは非常に困難です。基本的には紹介状(手紙)でのやり取りになるため、タイムラグが生じ、お互いの治療内容を正確に把握できないまま治療が進んでしまうリスクがあります。3. **専門家ごとの見解の相違による患者の混乱**専門性が高いがゆえに、同じ症状に対しても「安静にすべき」「いや、もっと動くべき」といったように、専門家によって意見が異なることがあります。患者側としては、どの意見に従えば良いのか混乱し、医療不信につながりかねません。これらの問題を解決するために重要なのが、オーケストラの指揮者のような役割を担う医師の存在です。各専門家の意見をまとめ、患者全体を俯瞰して治療方針をマネジメントする「総合診療医」や「かかりつけ医」がその役割を担います。専門的な治療が必要な場合もありますが、まずは全体を統合して診てくれる医師がいることが、特に複数の疾患を抱える患者さんにとっては重要になります。
《1315》病院・クリニックのGoogle口コミは見てはいけない‼️
ばっちこい心理学の元動画医療者が語る、病院口コミの落とし穴【心理】https://youtu.be/zBF8yxRdFIY?si=qtburhA4CEZV-Hh6この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部《AI要約》誤字はご容赦!内科医たけおが、「病院・クリニックのGoogle口コミは見てはいけない」というテーマで注意喚起を行いました。口コミを見てはいけない理由評価の対象が曖昧: 特に総合病院では、どの診療科やスタッフに対する評価なのかが不明確です。数百〜数千人が働く中で、特定の口コミが自分の受診体験に当てはまる確率は極めて低いと言えます。「接遇」に関する評価が中心: 口コミの多くは、受付の対応や待ち時間といった「接遇」に関するものであり、「医療の質」そのものを評価しているわけではありません。これらは医療の質とは直接関係ない場合がほとんどです。医療の質と接遇は別物: 患者の要望通りに薬を出すなど、患者側が良い対応だと感じることが、必ずしも質の高い医療とは限りません。接遇の良さと医療の質の高さはイコールではないため、口コミだけで判断するのは危険です。口コミを見ることのデメリット:正しい医療機会の損失: 日本トップクラスの医療機関ですら低評価が付く現状では、口コミに惑わされて適切な医療を受ける機会を逃してしまう可能性があります。治療効果の低下(プラセボ効果の減少): 低評価を見て不信感を抱いたまま受診すると、信頼関係が築けず、治療効果が下がってしまう恐れがあります。どうしても口コミを見たい場合の対処法感情的な意見が多い星1つと星5つの極端な評価は避け、星2〜4の中間的な評価を参考にするのが良いのではないかと提案しています。結論医療の質を判断する上で口コミは信頼性が低く、デメリットも多いため、基本的には見ないことを強く推奨しています。
《1314》19番目のカルテ第4話 私ならこう診る☝️
日曜劇場19番目のカルテ第4話 https://www.netflix.com/title/82072592 https://www.tbs.co.jp/19karte_tbs/story/ep4.htmlこの放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部《AI要約》誤字はご容赦!内科医たけお氏が、日曜劇場『19番目のカルテ』第4話について、専門医の視点から振り返りを行った。この回は、健康診断で糖尿病が発覚した夫と、食事管理を徹底して支える妻の物語。半年経っても夫の検査結果が改善せず、非協力的な夫に妻が苛立ち、主治医にクレームを入れたことから、総合診療科が関わることになる。まず、良かった点として3点を挙げた。第一に、主治医が一人で抱え込まず、総合診療科に相談したこと。第二に、総合診療科の徳重医師が「疾患ではなく病(やまい)を見る」という、生物・心理・社会的な側面から患者を捉えるBPSモデルに基づいた視点を示したこと。第三に、糖尿病治療には家族の協力が不可欠であり、夫婦で治療に取り組む重要性が描かれていたことだ。一方で、専門医として多くの「ツッコミどころ」も指摘した。最も重要なのは、この症例が単なる糖尿病ではなく「糖尿病(心身症)」であるという認識が、劇中の医療者に欠けていた点だ。治療アプローチについても疑問を呈した。このようなケースでは、心理療法(動機づけ面接や家族療法)が有効であるにもかかわらず、医師が正論で説得しようとしていた。また、本来は管理栄養士や看護師など多職種(コメディカル)と連携してアプローチすべきであり、医師だけで解決しようとするストーリーに違和感があったという。さらに、劇中の描写にも言及。「糖尿病は怖い病気」という言葉が繰り返されたが、これはかえって患者のスティグマ(偏見や差別)を助長しかねないと懸念を示した。また、患者の病態を整理する「病態仮説図」の作成は心療内科的で良かったものの、それをどう患者と共有し治療に繋げるかのプロセスが不十分だったと指摘した。最後に、そもそもこの患者の血糖コントロールは本当に「悪い」状態だったのか、という根本的な問いを投げかけた。具体的な数値は不明だが、もし軽度の悪化であれば、医療者側が問題を大きくし、悪い循環を助長していた可能性もある。シンプルな薬物調整で解決できた可能性も示唆し、複雑な介入が必ずしも最善ではないと述べた。
《1313》一週間の放送の振り返りと怒涛のコメント返し☝️
・心雑音💓解説・19番目のカルテ第3話感想・医療における生成AI活用術・京都大学発の画期的鎮痛薬⁉️・興味シンシン医療ニュース今週もたくさんのコメントありがとうございました!以下の宿題提出お願いします!(質問も大歓迎です←マジ大事!! コメント返しは質問を優先的に取り上げますが、全ての質問に回答できない可能性があることはご了承ください。また【質問】と入れておいていただけると見逃しが少ないです)ぜひとも使っていただきたい「たけお2号」内科医たけお(2号)に興味シンシンに聞いてみよう☝ https://chatgpt.com/g/g-680191c357a48191b476839e3368d6c2-nei-ke-yi-takeo-2hao-nixing-wei-sinsinniwen-itemiyou《宿題》今週の一番良かった放送の数字を出来れば理由と共に記入ください!例)1134この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部《AI要約》誤字はご容赦!内科医たけおです。この放送は、医療に関する皆様からの質問やリクエストにお答えする番組です。毎週金曜日は1週間の放送の振り返りとして、第1307回から第1312回までの内容と、リスナーの皆様からいただいたコメントに返信します。まず、8月10日の「健康ハートの日」にちなんで放送した**第1308回「心雑音の徹底解説」**についてです。リスナーからは「聴診の重要性を改めて感じた」との声をいただき、心雑音を指摘された際は放置せず受診してほしいと改めてお伝えしました。また、「腹部エコーと心臓エコーは一緒にできるのか?」というご質問もいただきました。これには技術と設備、二つの課題があります。まず医師の技術として、腹部エコーができても心臓エコーができるとは限りません。さらに設備面では、腹部と心臓では使用するプローブ(超音波を出す機械)の種類が異なり、心臓用の高価なプローブをクリニックが備えているかという問題もあります。次に、医療ドラマを解説した**第1309回「19番目のカルテ」**の回です。「手術一択なのに拒否する患者は実際にいるのか?」との質問がありましたが、これは非常に多くいらっしゃいます。私自身の経験でも、透析治療を拒否される方とは何十人とお会いしてきました。また、セカンドオピニオンについて、本来は主治医の説明(ファーストオピニオン)をしっかり理解した上で求めるものであり、ドラマのケースは少し違うかもしれないという点を補足しました。続いて、**第1310回「医療における生成AI活用術」**についてです。リスナーからは「問診にAIを活用するのは患者側からも良い」「受診時にどう質問すればいいかポイントをまとめてくれて助かる」といったご意見をいただきました。また、薬剤師の方からは「新薬の情報収集や薬歴作成にAIを活用している」とのコメントもいただきました。個人情報の問題はありますが、クローズドな環境で使えるAIが登場すれば、医療現場での活用はさらに進むでしょう。その他、京都大学が発表した画期的な鎮痛薬「アドリアーナ」の話題や、刑務所内の医療体制に関するニュースについても多くの反響がありました。特に、サイバー攻撃を受けた病院が10億円の和解金を支払った件では、「悪いのは犯人なのに」というやるせない気持ちを共有するコメントが寄せられました。今週もたくさんのコメント、ありがとうございました。全てに目を通しております。これからも皆様からのご意見やご感想をお待ちしています。それでは最後に、瞬心じゃんけん!じゃんけん、ぽん!「グー」でした。今日も素敵な1日になりますように。お相手は内科医のたけおでした。興味しんしん!
《1312》サイバー攻撃和解金10億、刑務所内医療、コロナ処方14%⁉️ほか
【今週の興味シンシン医療ニュース】 ・サイバー攻撃被害、和解金10億円⁉️👀・刑務所内の医療の公益通報・自治医大卒業生が「違憲」の訴訟!・コロナ治療薬の処方率「14%」https://note.com/naikaitakeo/n/n11fac626ae68この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオ#たけおがお答えしますをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部■AI要約(誤字はご勘弁ください)話者である内科医たけお氏が、毎週木曜恒例の「今週の興味津々医療ニュース」として、ややマニアックな4つのトピックを紹介しました。1つ目は、**サイバー攻撃被害病院の和解**に関するニュースです。3年前にサイバー攻撃を受け電子カルテシステムに障害が発生した大阪急性期・総合医療センターが、ウイルスの侵入経路となった複数の民間事業者と和解したという内容です。病院側には20億円の損害が生じたとされますが、事業者側が10億円を支払うことで和解が成立しました。話者はこの金額に驚きつつも、妥当かもしれないと述べました。また、侵入経路となった給食業者が自身のかつての勤務先にも入っていたことに触れ、他人事ではないと感じたそうです。この事例から、自院のセキュリティを固めても、外部業者との連携が脆弱性となりうるという教訓を指摘しました。2つ目は、**刑務所内の医療**に関するAERA dot.の記事です。金沢刑務所内で、カビだらけの診察室や、糖尿病患者へのインスリン突然中止といった不適切な医療が行われていると公益通報した医師が雇い止めになったという内容でした。話者は、自身もキャリアの中で刑務所での勤務を検討し、大阪医療刑務所に見学に行った経験があると明かしました。その経験から、収監されている人にもがん治療や手術など適切な医療を受ける権利が保障されるべきだと強調し、記事内容が事実であれば由々しき問題だと述べました。3つ目は、**自治医科大学の卒業生が大学を訴えた**というニュースです。自治医大は、学費が免除される代わりに卒業後9年間は出身都道府県のへき地などで勤務する義務があります。この義務を途中で離脱した医師が、修学金など約3800万円の一括返還を求められたことに対し「悪魔のような制度」であり違憲だと主張しているというものです。話者は自身も自治医大の受験を検討した経験があり、この制度は入学時に理解しているはずだと指摘。その上で、裁判の行方に注目していると語りました。4つ目は、**コロナ治療薬の処方率**に関するデータです。7月時点で処方率は14.5%と、公費支援が終了(自己負担1.5万~3万円)して一度落ち込んだものの、再び増加傾向にあるという内容でした。話者は、体感としてはもっと処方されている印象だとし、調査対象に偏りがある可能性を示唆しました。また、処方率に都道府県で大きな差(最高は群馬県の24.4%、最低は滋賀県の3.8%)がある点にも興味を示しました。
《1311》京都大学から画期的鎮痛薬⁉️徹底解説☝️
本日の資料・京都大学プレスリリースオピオイド危機から人々を救う画期的鎮痛薬―京大病院で医師主導臨床試験が実施された―https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2025-08-08この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部《AI要約》誤字はご容赦!内科医たけお氏が、自身が配信するラジオ番組で、京都大学が開発中の新しい鎮痛薬について補足解説を行いました。これは、先日同大学から発表されたプレスリリース「オピオイド危機から人々を救う画期的な鎮痛薬、京大病院で医師主導臨床試験が実施された」を受けたものです。### 開発の背景と新しい鎮痛薬「アドリアーナ」アメリカでは、フェンタニルなどの合成麻薬(オピオイド)の過剰摂取により年間8万人以上が死亡する「オピオイド・クライシス」が深刻な社会問題となっています。この根本的な解決策として、依存性や副作用の少ない、オピオイドに代わる新しい鎮痛薬の開発が急務とされています。そこで京都大学が開発したのが、新薬候補「アドリアーナ」です。この薬は、現在行われている臨床試験でその効果が期待されています。### 「アドリアーナ」の作用メカニズム鎮痛薬には、ロキソニンに代表される「NSAIDs」や、神経の興奮を抑える薬など様々な種類がありますが、「アドリアーナ」は「ノルアドレナリン」という神経伝達物質に着目した新しいタイプの薬です。ノルアドレナリンには鎮痛作用があり、一部の抗うつ薬もこの作用を利用しています。しかし、「アドリアーナ」は既存薬とは異なるメカニズムで作用します。通常、体内では物質が増えすぎないように抑制する「ネガティブフィードバック」という機構が働きます。「アドリアーナ」は、このノルアドレナリンに対する抑制機構を解除することで、鎮痛作用を強力に引き出す仕組みです。### 期待と懸念プレスリリースでは、「アドリアーナ」はオピオイド並みに鎮痛作用が強い一方で、依存性や重篤な副作用はないと紹介されています。このため、オピオイドの使用を減らせる画期的な薬として期待が高まっています。しかし、たけお氏は、この新薬に期待しつつも、プレスリリースがオピオイドの危険性を過度に強調している点に懸念を示しました。オピオイドは、がんの痛みに対する緩和ケアなど、適切な管理下で使えば非常に有効で不可欠な薬です。新薬の登場によって、オピオイドに対する過剰なネガティブイメージが広まることは避けるべきだと指摘しています。また、「鎮痛作用が強い」とされても、臨床現場でオピオイドをどの程度代替できるかは未知数であり、冷静な評価が必要だと述べました。### 今後の展望「アドリアーナ」は、日本での第II相臨床試験で良好な結果が出ており、今後はアメリカでも試験が進められる予定です。しかし、実用化されるまでにはまだ時間がかかると見られています。新しい作用機序を持つ鎮痛薬の選択肢が増えることは非常に期待されますが、その真価が問われるのはこれからです。
《1310》ご意見募集‼️医療における生成AI活用術!☝️
参考)医療現場で生成AIを使うコツをさくら先生に聞いてみた【帰ってきたさくら先生×内科医たけお対談】https://youtube.com/live/ckr2OXp-eoM?feature=shareこの放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部《AI要約》誤字はご容赦!内科医たけお氏が「医療現場における生成AIの活用」をテーマに、その可能性と課題について語ります。話者自身、学会発表の準備や執筆活動で生成AIを頻繁に活用していると明かします。しかし、生成AIがもっともらしい嘘をつく「ハルシネーション」の危険性を指摘。特に論文作成においては、AIが提示した情報を鵜呑みにすると、存在しない参考文献を引用したり、誤った情報を流布したりするリスクがあるため、最終的な内容の精査と責任は人間が負うべきだと強調します。研究活動における具体的な活用法としては、アイデア出し、大まかな構成案の作成、先行研究の調査、文章のチェック機能などが挙げられます。さらに話者は、研究分野だけでなく、実際の医療現場での活用に大きな期待を寄せています。最も可能性があると考えているのは、AIが医師と患者の「通訳」の役割を担うことです。診療中にAIが同席し、医師が使う専門用語を患者に分かりやすい言葉で翻訳・説明したり、逆に患者がうまく表現できない症状や質問を整理して医師に伝えたりすることで、双方のコミュニケーションを円滑にする未来像を提示します。また、医療現場の業務効率化にも貢献できると述べます。多忙な医療現場では、繰り返し行われる病状説明や基本的な質疑応答をAIに任せることが可能です。さらに、患者向けのパンフレットや説明資料の作成もAIが得意とする分野です。医療者が作成すると専門的で難しくなりがちな内容を、AIが患者の視点に立って分かりやすく表現する手助けをすることで、より質の高い資料が作れると期待を寄せています。最後に、生成AIと医療がどう共存・共栄していくかは非常に重要な課題であるとし、リスナーに対しても医療現場でのAI活用アイデアを募集し、締めくくりました。
《1309》19番目のカルテ第3話 説得か?対話か?それとも…
日曜劇場19番目のカルテ第3話https://www.netflix.com/title/82072592https://www.tbs.co.jp/19karte_tbs/story/ep3.htmlこの放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部《AI要約》誤字はご容赦!医療ドラマ「19番目のカルテ」第3話について、視聴者からのリクエストに応える形で、医療現場における意思決定プロセスを解説します。まず、ドラマの医学的設定にはいくつかのツッコミどころがありました。咽頭がんは通常、外科ではなく耳鼻咽喉科・頭頸部外科の領域です。また、院内の他科に意見を求めることは「セカンドオピニオン」ではなく「コンサルテーション」と呼びます。患者本人だけに重要な説明をするのも現実的ではなく、通常は家族も同席します。本題は、声を失いたくないアナウンサーが、咽頭がんの手術という唯一の選択肢を前に決断できない、という状況における医療者の対応です。医療現場での意思決定には、大きく3つのモデルがあります。1. **パターナリズム**:医師が決定し、患者はそれに従う古いモデル。2. **インフォームド・コンセント**:医師が説明し、患者が同意する現在の主流。3. **SDM(共同意思決定)**:医師と患者が対話し、価値観を共有しながら共に最善策を決めるモデル。ドラマでは、外科医が「説得」を試み、総合診療医が「対話」で患者の背景や価値観を引き出そうとしました。しかし、最も重要なのは、これらの前提となる「十分で正しい情報提供」です。今回のケースで最も欠けていたのはこの点だと感じました。インフォームド・コンセントは、正しい情報が提供されて初めて成立します。その情報が不足したまま同意を求めるのは本末転倒です。患者が正しい判断を下すためには、病状、治療法の選択肢(たとえ一つでも)、手術による声への影響の可能性、予後などについて、客観的な情報が十分に提供されなければなりません。また、患者がネットで代替療法やサプリを調べる描写は非常に現代的でリアルでした。そうした情報に惑わされず、最終的に標準医療である手術に至った脚本は良かったと思います。本来であれば、患者が調べてきた情報も含めて医療者が対話し、正しい方向へ導くコミュニケーションが理想的です。結論として、このドラマは医療における意思決定の難しさを描いていました。外科医の「説得」はうまくいかず、総合診療医の「対話」は重要ですが、そのどちらの土台にもなるべき「十分な情報提供」がなければ、患者は正しく判断できません。医療コミュニケーションの核心は、まず正しい情報を共有することにあるのです。