内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長の内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたの…噛みました。あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週木曜日は、今週の興味津々医療ニュースをやっております。
で、今週もですね、結構面白いニュースがあったんですけれども、
ちょっとマニアックなニュースを4本解説していきたいと思います。
まず1本目がですね、以前から何回かお話しているOTC類似薬のお話ですね。
で、2つ目が、これまたアメリカのお話ですけれども、
ケネディ、アメリカの厚生長官VS医学士、はい、っていうニュース。
で、3つ目がですね、中学生の市販薬の乱用に関する統計のデータが出ていたので、
これが3本目。で、4本目が、がん検診の受診歴を自治体が把握できるようになるよ、
っていうようなものですね、をご紹介したいと思います。
まずは1本目ですね、8月の17日の日曜日の産経新聞のニュースですけれども、
記事のタイトルが、OTC類似薬の保険適用除外、製薬会社は影響を警戒、
セルフメディケーションの議論もということで記事になっておりました。
結構ね、長い3ページにわたる記事になっておりまして、
ちょっと記事の冒頭だけ読ませていただこうと思いますが、
医師の処方箋が必要ながら、市販薬と効能が同等のいわゆるOTC類似薬について、
国は令和8年度から公的医療保険の適用対象外とする見直しを始めると、
医療費が膨張する中で持続可能な制度とする狙いがある。
ただ、患者負担の増加で受診控えが生じ、適切な医療を受けられなくなるとの懸念がある。
ほか、OTC類似薬を生産する製薬会社は業績への影響を警戒しているというような、
そんな記事の書き出しになっております。
詳しくは記事を読んでいただけたらと思いますし、
今までは何回かこの話題を取り上げてきているので、よくご存じの方も多いかと思うんですけれども、
このOTC類似薬ですね、要は薬局、ドラッグストアでも買えるような薬剤が保険で今使われているというのが結構あるんですね。
代表的なものでいくと、ロキサリン、ロキサプロフェンというものとか、
あとアレルギーのお薬とかでも、アレグラっていうですね、フェキサフェナジンっていうお薬があるんですけど、
これもね、市販で買えるんですけれども、保険でも出せるというような、そんな形になっていて、
こういうお薬ってまあまああるんですよね。
ここの記事の中にも書いてありますけれども、市販と病院でもらうやつってもう10倍ぐらい値段違うこともあってですね、
実際には診察の場合には初診療とか最診療とかがあるんで、厳密には10倍にならないんですけれども、
でもお薬の値段だけでいくと、それぐらいのものもあったりとかしてですね、
書いてあるように市販の方が高いということになっているんですけれども、
でも逆に言うとですね、その医療費の増大の方向になってしまうので、
その薬価を上げるっていうのはなかなか国もこうと言わないんで、
その部分を保険から外す、もしくは一部しか保険で認めないみたいな形の枠組みをですね、
来年度の診療報酬回帰に向けて検討しているというそんな形になっております。
これ以前もお話ししたように、この流れはもう止められないと思うんで、
やっぱりその利用者側がどういうふうに賢くなるかというところだけじゃないかなというふうに思いますね。
特にこの冒頭に書いてあった受診理解による健康被害というか、
適切な医療を受けられなくなるという懸念は、これはごもっとも医師会とかで非常に反対しているんですけれども、
でも言い出し方ない部分があるかなというふうに思いますし、
それこそこの心身健康ラジオを聞いていただいているリスナーの皆さんは非常に医療率だし高くなっていると思うんですけれども、
本当にご自身の健康は自分で守るぐらいの意気込みで学んでいただかないといけないからという時代に来ているんじゃないかなというふうに思います。
そんな中でAIを活用するっていうのも一つかなというふうに思いますけれども、
というふうに思いました。
これ結構長い記事ですけれども、いい記事でしたんでぜひご覧いただけたらなというふうに思いましてご紹介しました。
ちょっと1本目長くなりました。2本目ですね。
2本目は8月の12日のロイター通信のニュースですね。
ケネディアメリカの厚生長官のワクチン研究撤回要請、医学者が拒否というようなそんなことになっておりまして、
これちょっとね、Xにも話題になっていたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
ちょっと冒頭だけ読ませていただくと、
ケネディのアメリカ厚生長官がワクチンに含まれるアルミニウム成分が子どもの健康リスクを高めないことを示した、
デンマークの大規模研究を撤回するよう論文を掲載したアメリカ大科学会氏、
アナウンスオブインターナミルスに求めていた問題で同志が要請を拒否したことはわかった。
同志編集者クリスティ・レイン氏がルイターに明らかにしたというようなことになっておりまして、
いや、これは素晴らしいですね。
まあてか科学者はそうあるべきと思うんですけれども、
いやこんな政治的な圧力でむしろ論文撤回したらダメよって思いますし、
いやむしろなんでそんな撤回するように要請しているのかもちょっと謎ですけれども、
いや正しい科学者の姿かなというふうに思います。
シンプルに撤回する理由はないと述べたって書いてありますけれども、
それはそうですねという感じですよね。
ということでちょっとアメリカはケレディさんをはじめとしてだいぶ迷走しておりますけれども、
科学者は科学者としてのプライドを持ってお仕事していただけたらなというふうに思います。
しかもこれ米国の内科学会の公式の雑誌ですからね、
4本目は、8月の18日の共同通信ニュースですけれども、
記事のタイトル、
がんけん診、受診歴を自体が把握、早期発見へ住民が連絡、来春からということになっておりまして、
もちろん冒頭だけ読ませていただくと、
厚生労働省が住民のがんけん診の受診歴を市区町村が把握する仕組みを導入することが18日分かった。
受診漏れがある住民に定期的な検診を促し、早期発見や治療につなげるのが狙い。
当面はQRコードなどを使って住民に受診歴を連絡してもらう方式を想定しており、
来年4月以降準備の整った市区町村から始めるというような、そんな記事の冒頭になっております。
これもマイナカーだとひも付けてうまいことできないかなというふうに思いますし、
そもそも今まで把握してなかったんだっていうのはちょっと衝撃ですね。
やっぱりがんけん診の受診率って非常に低いのは問題で、
これでもデータを出してきているので、なんで把握できてないのかちょっとよくわからないんですけれども、
でもやっぱりがんけん診は非常に重要ですし、特に五大がんけん診ですね。
に関してはやっぱり受診してない人への受診鑑賞とかは自治体を通じてやっていただきたいなというふうに思います。
まずそのための第一歩かなというふうに思いますね。
ということで4本のニュースをご紹介させていただきました。
実は今週それ以外にも結構面白いニュースがありまして、
まあ面白いと言ったらあれですけど消化器機械が足りない問題とかですね、
あと医師の往診が5年で4割増とかですね、これちょっと日経の全文読めない記事なんですけれども、
あとはリチウム投与で臨時消毒性の論文が出たやつとかですね、
あとはAI、色々AIを使うと医師のスキルが落ちるよっていう、
これいろんな先生とかが取り上げてたんで、
僕はあえて取り上げなくてもいいかなと思って取り上げてないですけれども、
やっぱりAI使うと医師の能力落ちるんじゃないかっていうのがね、
最近よく言われるようになっていて、
ここらへんどういうふうにAIと共存していくかって非常に大事かなというふうに思いますね。
でした。では最後シンシンジャンケンいきたいと思います。
いきますよー。シンシンジャンケン。
シンシンジャンケン。
ぐっ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お会いとはない。カリノタケエでした。
興味シンシン。