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2025-08-14 12:50

《1312》サイバー攻撃和解金10億、刑務所内医療、コロナ処方14%⁉️ほか

【今週の興味シンシン医療ニュース】

・サイバー攻撃被害、和解金10億円⁉️👀

・刑務所内の医療の公益通報

・自治医大卒業生が「違憲」の訴訟!

・コロナ治療薬の処方率「14%」

https://note.com/naikaitakeo/n/n11fac626ae68


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

話者である内科医たけお氏が、毎週木曜恒例の「今週の興味津々医療ニュース」として、ややマニアックな4つのトピックを紹介しました。


1つ目は、**サイバー攻撃被害病院の和解**に関するニュースです。3年前にサイバー攻撃を受け電子カルテシステムに障害が発生した大阪急性期・総合医療センターが、ウイルスの侵入経路となった複数の民間事業者と和解したという内容です。病院側には20億円の損害が生じたとされますが、事業者側が10億円を支払うことで和解が成立しました。話者はこの金額に驚きつつも、妥当かもしれないと述べました。また、侵入経路となった給食業者が自身のかつての勤務先にも入っていたことに触れ、他人事ではないと感じたそうです。この事例から、自院のセキュリティを固めても、外部業者との連携が脆弱性となりうるという教訓を指摘しました。


2つ目は、**刑務所内の医療**に関するAERA dot.の記事です。金沢刑務所内で、カビだらけの診察室や、糖尿病患者へのインスリン突然中止といった不適切な医療が行われていると公益通報した医師が雇い止めになったという内容でした。話者は、自身もキャリアの中で刑務所での勤務を検討し、大阪医療刑務所に見学に行った経験があると明かしました。その経験から、収監されている人にもがん治療や手術など適切な医療を受ける権利が保障されるべきだと強調し、記事内容が事実であれば由々しき問題だと述べました。


3つ目は、**自治医科大学の卒業生が大学を訴えた**というニュースです。自治医大は、学費が免除される代わりに卒業後9年間は出身都道府県のへき地などで勤務する義務があります。この義務を途中で離脱した医師が、修学金など約3800万円の一括返還を求められたことに対し「悪魔のような制度」であり違憲だと主張しているというものです。話者は自身も自治医大の受験を検討した経験があり、この制度は入学時に理解しているはずだと指摘。その上で、裁判の行方に注目していると語りました。


4つ目は、**コロナ治療薬の処方率**に関するデータです。7月時点で処方率は14.5%と、公費支援が終了(自己負担1.5万~3万円)して一度落ち込んだものの、再び増加傾向にあるという内容でした。話者は、体感としてはもっと処方されている印象だとし、調査対象に偏りがある可能性を示唆しました。また、処方率に都道府県で大きな差(最高は群馬県の24.4%、最低は滋賀県の3.8%)がある点にも興味を示しました。

サマリー

今回のエピソードでは、サイバー攻撃による病院の和解金や刑務所における医療問題、自治医大卒業生に関する訴訟、そしてコロナ治療薬の処方率が取り上げられています。特に、大阪の病院がサイバー攻撃により10億円の和解金を得た事例が焦点となり、他の医療関連の話題も詳しく議論されています。サイバー攻撃に対する和解金が10億円に達し、自治医大や防衛医大の医療制度についての検討が進められています。また、コロナ治療薬の処方率が14%に回復し、地域差が存在することが指摘されています。

00:01
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるみなさんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週木曜日は、今週の興味津々医療ニュースをさせていただいておりますが、
今日も、今週も非常にいろいろ面白いニュースがございまして、
ただ厳選に厳選を重ねて、ちょっとだいぶマニアックなニュースを4本ご紹介したいと思います。
病院のサイバー攻撃と和解金
まず1つ目が、サイバー広域被害の病院の和解禁のニュースですね。
これ覚えてますかね。これもだいぶ前の話で、ここでも取り上げたんですけど、何回かにわたって。
それが1本目。
2本目が、刑務所内の医療に関するお話、記事が出てましたので、それを2本目。
3本目が、自治医大の卒業生が自治医大を訴えたよ、みたいなニュースがあったので、
これも非常に私、個人的に興味深いなと思って、3本目。
4本目が、コロナの治療薬ですね。今、実はコロナがむちゃくちゃ増えているんですけれども、
それの処方率のデータが出てきておりましたので、それをご紹介したいと思います。
まずは、1本目ですね。
これ、いろんなところで報道されていたので、ちょっと他の報道機関のやつもありましたけれども、
一応取り上げたのは、カンテレのニュースですね。
記事のタイトルが、サイバー攻撃被害の病院、ウイルス侵入経路の複数敏感事業者と若い大阪ということになっております。
で、冒頭読ませていただくと、3年前、大阪旧世紀総合医療センターがサイバー攻撃を受けて、
電子株テスシステムに障害が発生した問題で、ウイルスの侵入経路となった複数の民間事業者が病院側に10億円を支払うことで、
和解したことが分かりましたということになっております。
10億円ですよ、10億円。ちょっとびっくりしましたけれども、まあ、妥当なのかなって思いましたね。
一応、一番記事の最後に書いてありますけれども、
病院側としては20億円の損害が生じたということになっているらしくて、
これどういうふうに計算して20億円なのかもちょっとよく分からないですけれども、
でも、それの半額、10億円を外部の業者から支払ってもらうということで和解が成立したということらしいですね。
これはちょっと僕は覚えてなかったんですけれども、
これ当初は給食システムのところだけかなっていうふうな報道が多分あったんじゃないかなというふうに思うんですけれども、
この記事を読むと、給食システムもそうですけれども、それ以外のシステム開発とか、
複数の民間事業者を通じて侵入していたみたいですね。
なぜこれを私、興味あるかというと、たぶん以前もお話したと思うんですけれども、
実はこの給食業者さん、私が以前勤めていた病院にも普通に入っていたんですよね。
てか、あの辺の地域、大阪の南の地域で結構大規模にされている給食業者さんなんで、
Aもすると、私がいたフルスもサイバー広域に遭うリスクあったんじゃないかとか思ったりもしますし、
あとは、やっぱりいろんなセキュリティ対策が、自分のところはしっかりしているつもりでも、
その抜け穴として他のところの連携から、こういった感じでサイバー広域に遭うということは、
遭うんだなというふうに思って、私、全然サイバー広域とかサイバーセキュリティの専門家でもないですけれども、
でも、非常に今回のケースは興味を持って見ておりました。
し、やっぱり医療機関って非常に個人情報も当然扱うじゃないですか。
個人のパソコンを接続しないとか、あとはUSBメモリーとかも接続できないんですよ。
特定のUSBメモリーしか接続できないようなことになっているのがほとんどで、
それぐらいセキュリティ上しっかりしているんですけれども、
それでも今回の病院もそういうことをされていたと思うんですけれども、
それでもこういった形で侵入されてしまうというのは、なかなか難しいなというふうに思いましたね。
思いましたし、やっぱり被害甚大になるので、
やっぱりいたしごっこにはなると思うんですけれども、
こういうのは非常に対策として重要だなというふうに思いました。
というのが1本目のニュースでした。
刑務所内の医療問題
続きまして2本目ですね。2本目は、アエラデジタルのニュースですね。
記事のタイトルが、「カビだらけの診察室 糖尿病患者にインスリン突然注射し、
死ななければいい罪を犯した人の命を軽視する現場」ということになっておりまして、
8月12日のニュースですね。
これちょっとアエラの元は読めていないんであれですけど、記事だけしか分からないですけれども、
冒頭、金沢刑務所内での不適切な医療を公益通報した医師が
雇い止めに兵の中で何が起きているのか、アエラの記事からということになっておりまして、
ちょっとこれ長文なんで、2ページにわたってまた見ていただけたらなというふうに思うんですけれども、
これもですね、ちょっとなぜ私取り上げようかなというふうに思ったかというとですね、
私ね、実は刑務所で働くっていう選択肢もですね、キャリアの中で一瞬検討しておりまして、
なんならですね、大阪に医療刑務所っていうところがあるんですけれども、そこにですね、見学に行ったこともあるんですよね。
そこの中とかを見させていただいてっていうところがあったんですけれども、
なんかね、今回は金沢刑務所っていうことなんですけれども、
ちょっと実際行われていることがどうなのかっていうのは、その見学一瞬だけだったんで見られなかったんですけれども、
そこまでの状況なのかなっていうのは個人的には思ったりしましたね。
で、その担当の方とかもいろいろお話しさせていただいたんですけれども、
当然、収益されている方、刑務所に入っておられる方にも適切に医療を受ける権利っていうのが当然あるわけで、
例えば、がんだったら抗がん剤治療するとかですね、当然手術も必要に応じてやるっていうことになりますし、
っていうのは当然あるんですけれども、
でも、この記事の中ではインスリンが適切に打たれていなかったりとかっていうことがあったりとかということで、
これちょっと、そうですね、どういう実態なのかなっていうのはちょっと分からない部分がありますけれども、
最終的には公益通報したけれども、それが原因かどうかちょっと分からないですけどね、
雇い止めになっているというような、そんな形の記事になっていました。
どこまでの医療を提供できるかっていうのは、
これは別に刑務所に限らずあると思うんですけれども、
ただやっぱり刑務所で実際実験を受けて収監されている方にも、
やっぱり適切に医療を受けられるべきかなというふうに思いますし、
これが実態として本当なんだったらちょっと問題かなというふうに思いましたね。
というのが2つ目のニュースでした。
自治医大の訴訟とコロナ治療薬
で、3つ目ですね。
3つ目もですね、これまた非常にマニアックなニュースなんですけれども、
これね、実は我々の業界の中ではちょっと話題になっているニュースで、
弁護士JPニュースから取り上げさせていただきましたけれども、
記事のタイトルが、悪魔のような制度、受賃代、修学金等3766万円の一括返済めぐり、
卒業生の医師が違憲、憲法違反ですね、
市長、大学側否定し反訴予告ということで記事になっておりました。
8月の6日の記事ですね。
これですね、ちょっと事情がよくわからない方もいるかと思うので、
ちょっと説明しておくとですね、
自治医科大学っていう大学とですね、
あと防衛医大もそうなんですけれども、
その学費をですね、免除される大学っていうのがいくつかあるんですよね。
で、その一つが自治医科大学っていうので、
これはですね、昔、今は全ての都道府県に医学部の医師の要請できる大学があるんですけれども、
それがない時代とかに医師をもっと増やさないといけないっていうことで、
その国がですね、各地方自治体から選抜した先生を大学に入れてですね、
そこで医師を要請するっていうようなのを作ったんですね。
これが自治医大っていうことなんですけれども。
だから各都道府県からですね、選抜の1人ないし2人がそこの自治医大に無料で6年間の授業を受けられるっていうことになって、
無料というかそうですね、お金払わずに医者になれるっていう制度があってですね、
ただその代わりと言ったらなんですけれども、
その2分の3ですね、要は9年間なんですけれども、
9年間その地元の例えば壁地とかですね、
あとはその人が不足している領域、
多くは救急とか産婦人科とかなんですけれども、
そういうところで業務に従事しないといけないよっていう制度があるんですよね。
これ防衛医大も似たような制度で、
防衛医大は6年間で卒業して、
9年間防衛医大の関連施設で働かないといけないっていうのがあるんですけれども、
そういうのがあって、
今回の先生はそれを途中で離脱したら一括変換を求められたみたいな感じで、
それがいいけんじゃないかっていうことで訴えてるっていうことなんですね。
実はこれ私も自治医大受験を検討した経緯がございまして、
自治医大と防衛大は本当に検討したんですけれども、
結果的には受けなかったんですけれども、
でもこれは入るときから分かっていたよねっていう反応は絶対来ると思うんですね。
その辺どう説明するのかなっていう感じで思っているのと、
これちょっと今後徹底的争う姿勢みたいなので、
今後の裁判の行方は見回りたいなというふうに思います。
これちょっと弁護士JPニュースなんで、
弁護士寄りの視点からの記事になってるんで、
それはそれでちょっとバイアスがかかってるかなとは思うんですけれども、
という感じでございました。
コロナ治療薬の処方状況
続きまして4本目。
時間がだいぶオーバーしてますね。
4本目さっといきますけれども、
共同通信ニュースの8月8日のニュースですね。
この方が治療薬処方率14%支援終了前の水準へ敏感調査ということになっておりまして、
調査この7月時点で14.5%ということになっていて、
処方率ですね。
治療への公費支援が昨年の3月末に終了しているんですけれども、
処方率は一旦低下したが徐々に増加して、
終了前の水準に戻りつつあるということになっております。
公費支援があるときには無料だったんですけれども、
公費支援がなくなってからこの記事にあるように、
15,000円から3万円ぐらいになってですね、
それ高すぎて皆さんいらないよというふうに断る方が非常に多くなったという感じなんですけれども、
でもまたちょっとずつ増えてるという感じで、
それでも14%なんだっていう、
体感的にはもうちょっと多いんじゃないかなという気がするんですけどね。
私自身はほぼ出してないんですけれども、
ただ、これM3のデータなんで、
ちょっとアンケートに答えた方たちがバイアスかかってるんじゃないかなという気はしますね。
というのは、高齢の先生方とかは結構コロナの治療薬出してるイメージですよ。
イメージがあるので、
実際にはもうちょっと高いんじゃないかなという気はしますね。
という感じでした。
ただ、トラオフ圏ごとにですね、だいぶ差があって、
最高が群馬県の24.4%で、最低が滋賀の3.8%ということで、
ここらへんのね、なんでこういうトラオフ圏の格差が生まれるのかというのもちょっと興味津々でございます。
ということで、最後にしんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけん。
じゃんけん。
チョキ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
終わりではないかいのたけでした。
興味津々。
12:50

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