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ep.37 どんぶりの底に沈む35億年の歴史 クサウマ豚骨ラーメンの世界【科学系ポッドキャストの日】
2026-10-06 28:48

ep.37 どんぶりの底に沈む35億年の歴史 クサウマ豚骨ラーメンの世界【科学系ポッドキャストの日】

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◆要約

臭いのにウマい?

いや、ウマいからこそ臭いんだ!

そんな、一見矛盾にしか思えないパワーワードこそ、豚骨ラーメンの魅力。

ウマさの増幅をにおいで教えてくれる菌の存在を、科学的に解説します。

 

🧪科学系ポッドキャストの日:テーマ『におい』

●ホスト番組:技術者かねまるの「プラントライフ」
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サマリー

今回は、豚骨ラーメンの「臭くてうまい」魅力を、製法と微生物の視点から解説する。取り切り、継ぎ足し、呼び戻しの違いを説明し、呼び戻しでは旨味を増幅させることを目的に、一般的な豚骨スープの2.8倍のグルタミン酸が確認された例を紹介する。2026年6月に九州産業大学の米光教授らが福岡県内4店舗の草うま豚骨をDNA解析し、スルフォボコッカスという微生物を全店舗から発見した研究にも触れる。微生物の増殖による発酵と、長時間の呼び戻しで生じる骨粉が、旨味と独特の臭いに関係すると説明される。ラーメンきらぼしの元店主・星野さんやコマヤの倉田店主の経験談から、職人の試行錯誤が研究の知見と重なったことも語られる。一方、草うま豚骨は骨粉ができるまでの時間、技術、勘を要するうえ、臭いを理由に賃貸物件を借りにくく、新規出店が難しい。さらに純豚骨は麺量が軽く、単体で満足度を出しにくいため、ラーメン二郎系や家系のような食べ応え系と比べて不利だと論じる。後半では、純豚骨を「ごちそうラーメン」として成立させるには、博多ラーメンの既存イメージを超える店の世界観が必要だという持論を述べ、最後に製麺所の配送遅延を見事に謝罪・リカバリーした卸業者への投稿を紹介する。

草うま豚骨と本場の匂い
うるさいラーメン話
どうも、HASH-ROYALです。
この番組、うるさいラーメン話は、ラーメンを食べ歩いて26年のラーメンコンサルタント、HASH-ROYALが、
人生が変わるラーメンの深うるさい話を元に、ラーメンを深掘りしまくるポッドキャストです。
さあ、今回、配信日10月6日ですね。
えー、今月も科学系ポッドキャストの日に参加します。
この企画、科学系のポッドキャスターが毎月10日頃、共通のテーマについて、
それぞれの専門分野の視点で語るという取り組みです。
その共通テーマを決めるホスト番組、今回は、
技術者カネマルのプラントライフのカネマルさんです。
で、今回の共通テーマが、においということですね。
そりゃ、ラーメンでにおいって言ったら、やっぱりとんこつラーメンじゃないですか。
ねえ、このにおいのないというところをポジティブに打ち出したラーメン、
一風堂であるとかね、あと一覧なんかがある一方で、
2021年ですね、ラーメン好きの間で非常にポピュラーな存在になりました。
草うまとんこつというジャンルと言ったらいいのかな。
まあ、それがあるのご存知でしょうか。
これね、臭くてうまいので、草うま、もうその名の通りですけれども、
まあ、あと他の呼び方としては、極悪すめるというね、ワードも結構流行しました。
このように呼ばれるラーメンがありまして、具体的なお店で言うと、
かつて武蔵境にあったラーメン、きらぼしですとか、現在も人気店ですね、
高円寺のラーメン、けんた。
さらに最近すさまじい人気を誇っているのが、赤坂のラーメン、かずといった存在で、
どこのお店も私行きましたけれども、確かにね、どこもむちゃくちゃうまいんですよ。
これね、なぜ臭いのに人気が出るかって言ったら、当然美味しいからなんですけれども、
その美味しさの秘密に今回は迫ってみたいと思っております。
そんなわけで今回のテーマは、
あの匂いがたまらんというですね、熱烈なファン、まあもうリピーターですかね、
そういう方たちが多数いる一方で、もう鼻をつまみなくなるとかね、
あともう店の前通るのもしんどいという方もいるぐらい苦手な人には全く無理という、
非常にこの独特な匂い、独特な臭さというんですかね。
そう、こういうのが草馬豚骨っていうところなんですけれども、
これちょっと昔の話になりますが、昔ね、私バンド活動をやってましたので、
この九州、福岡とか佐賀とかのね、あの辺に拠点を置いているバンド仲間がですね、
ツアーで本州にやってきて、で、こちらの豚骨ラーメンを食べると、
物足りないっていう風にね、みんな同じことを幾度に言うわけですよ。
はあ、そんなもんかなと思ってたんですけども、
私、本場九州で初めて豚骨ラーメンを食べたのが2007年の9月だったんですけども、
その初体験のお店が佐賀県佐賀市に当時ありました、一級券本店というお店ですね。
ここで初めて本場の豚骨ラーメンを食べて、
うん、確かにもう店の前から臭い!と思ったんですけども、
実際口にしたらもうドハマリしまして、
あ、こりゃ確かにあいつらが本州の豚骨ラーメン物足りん言うのもよくわかるわと、
これを食っとったら確かにねっていうのを思ったもんですから、
あ、本当に同じ豚骨ラーメンというワードでも全然違うんだなっていうのを認識したんですね。
ただしこの臭くてうまいっていうのがこの長年ですね、
そもそもなぜあの匂いになるのかと、ああいう匂いが発生するのかと、
ここの科学的な根拠がわかっていなかったんですけれども、
今回のエピソードでここを科学的に解説しつつですね、
臭みのない豚骨と具体的にどういった違いがあるのかというところを解説していきたいと思っております。
ですので今回聞いていただけますと、
もしね、まだ食べたことないという方がいらっしゃったら、
この未体験の美味しさとの出会いになるかもしれませんので、
ぜひ最後までお聞きください。
取り切り・継ぎ足し・呼び戻し
ではまず臭いも臭くないもですね、
豚骨ラーメンの作り方、そこの基礎を押さえておきましょう。
取り切り継ぎ足し呼び戻し目的別に異なる豚骨スープの製法
ラーメンスープ、ラーメンのスープですね、これ全般的に同じ考え方で作り方としては、
ラーメンのスープに限ったことじゃないですけどね、
あらゆる出汁とかスープ、そういったものに共通することなんですけれども、
水ですね、水に食材、それが豚骨であっても鶏ガラであっても、
その食材を入れて温める、それによって食材が持っている旨味を水に移す、移行するということですね。
こういうふうに分解できるかと思います。
しかしですね、こと豚骨スープにおいては、別の作り方、別の方法があるんですね。
それが継ぎ足しというものでして、
よくね、うなぎのタレが継ぎ足しとか言うじゃないですか、同じ理屈です。
これ具体的にはですね、一度作った豚骨スープを使い切らずにある程度残しておいてね、
そこに新たに水と豚骨で炊いたまっさらな新しいスープ、これを足すと。
なので、すでにある程度使ったスープに新しいスープを足していくので、
その名の通り継ぎ足しと呼ぶんですけども、
この継ぎ足した後の状態のスープをお客さんに提供するラーメンに使うと。
こういう形でお店を回しているというものですね。
今言った新しいスープね、これが継ぎ足しに対して、
水と豚骨から炊いた新しいスープの作り方を取り切りと言います。
継ぎ足しに対して取り切りと言います。
ですので、さっきね、オープニングで言った一風堂とか一覧ですね、
臭みのない豚骨っていうのは基本的にこの取り切りですね、この製法で作ります。
あとね、豚骨以外のスープですね。
それが鶏でもいいですし、魚介でもいいですし、基本的には全て取り切りです。
これラーメンに限ったことじゃなくて、出汁と呼ばれるものは全て取り切りで作っています。
で、今回のテーマですね、匂いですけれども、
この臭い匂いですよね。
臭い臭いって何度も言っているの。
この臭い匂いがする豚骨、これがうまいってことなんですけれども、
さっき苦手な人には無理って言いましたが、
好きな人にとってはこの取り切りこそ物足りない。
さっき言ったこの九州のバンド仲間が物足りないって言ってたのがまさにここだと思います。
さて、その臭いですね。
この継ぎ足しと呼ばれる製法の中でも、呼び戻しと呼ばれる製法がありまして、
大きく分けると取り切りと継ぎ足しなんですけれども、
さらにその継ぎ足しの中でも細かい分類として呼び戻しという製法があります。
これはどういうふうに違うかっていうのがですね、
継ぎ足すスープの割合で決まっていたりとか、
その定量的なものでカテゴライズしているわけではなくて、
かなり概念的なものなんですけれども、
ここ言語化するんであれば、継ぎ足しはですね、
減った分のスープを補充する行為ですね。
ある程度減ったんでそれを埋めましょうということですね。
に対して呼び戻しっていうのは、
旨味を増幅させるために行う作業と。
旨味を増幅させることができなければこれを行う意味はないということですよね。
それがこの継ぎ足しと呼び戻しの違いだと思います。
この呼び戻しですね、福岡県久留米市にあります西洋圏というですね、
もう豚骨ラーメンの大人気店があるんですけれども、
ここのお店の中に置いてあるポップですね、
あそこに書いてあるのがですね、
呼び戻しスープはですね、この旨味成分であるグルタミン酸の量が、
一般的な豚骨スープって書いてあるんで、
ここは深読みするととりきりのことだと思うんですけれども、
一般的な豚骨スープより2.8倍もあると。
グルタミン酸の量が呼び戻しスープはとりきりよりも2.8倍あるっていうんですね。
で、これ何も西洋圏の持論ではなくて、
ちゃんとですね、一般財団法人日本食品分析センターの分析結果から、
この2.8倍というですね、数字が出ているということで、
これが確かなデータだと思いますので、
この呼び戻しという作業が実際に旨味成分を増やしている、
多くしているっていうふうに言えるかと思います。
で、この呼び戻しスープが臭くて旨いわけなんですけれども、
中でも極端に匂いが強烈なラーメンというのが、
草うま豚骨と呼ばれるものなんですね。
呼び戻しのより現代的なものとでも言ったらいいんですかね。
とりきりの豚骨スープだってもちろん美味しいですよね。
一風同一なもちろん美味しいんですけれども、
この草うま豚骨ととりきりではですね、
美味しさの種類というか方向性というか質というか、
それがそもそも全然別次元というか別軸っていうんですかね。
なので、とりきり一風同一なのを考えていただければわかると思いますが、
癖のないですね、美味しさですよね。
万人が楽しめる美味しさ。
一方、草うま豚骨は最初はね、
ちょっと匂いの部分に抵抗はあるかもしれませんけれども、
一度はまったら抜け出せないような、
言ったら魔性の美味しさっていうんですかね。
そういったものが草うま豚骨です。
はい、というわけで、豚骨スープの作り方まとめてみました。
このブロックでは、とりきり、継ぎ足し、呼び戻し、
この3つがあるということを覚えていただければいいかと思います。
スルフォボコッカスと発酵の科学
さあ、そんな臭くて美味い草うま豚骨ですね。
その長年の謎が、令和の時代にですね、ついに解き明かされました。
地球誕生の時から存在する菌が生み出す、
緻密に重なり合った旨味。
この草うま豚骨、これがなぜ美味いのかということをですね、
なんと、科学的に分析した人がいるんですよ。
しかもね、結構最近の話でして、
これ今年2026年の6月にですね、
九州産業大学の米光教授らの研究チームがですね、
福岡県内にある草うま豚骨ラーメンの4つのお店のスープを収集して、
それをDNA解析にかけたということで、
その研究の結果、この4店舗のスープ、全ての店舗のスープから、
スルフォボコッカスというですね、
子細菌を発見したということを発表したんですね。
スルフォボコッカス、いつ噛んでもおかしくない、
この難読な名前ですけれども、
この発表によると、このスルフォボコッカスがですね、
地球が誕生した時ですね、当然生命体がない状態、
人間なんかいるわけもない、その状態に気温も、
気温って言ったらいいのかな、とにかく地表がすさまじい高温で、
さらに酸素もないと、そんな状態の時に、
この地球最初の方に出現した微生物だというんですね。
で、これイコール35億年以上前からいたというですね、
いわゆる地球誕生初期の生命体、
これがスルフォボコッカスだというんですね。
で、さらにですね、この研究では、
草山豚骨スープというのは、微生物が増殖して、
その旨味が増幅していると。
で、この微生物が増殖する現象というのは、
どう表現されるかというと、発酵ですよね。
イコールこれ発酵なんですね。
ですので、先ほどね、
この継ぎ足しと呼び戻しの違いの話しましたけれども、
この研究結果によると、もうちょっとそこが具体的になっていて、
言ったら微生物を増殖させるということは、
発酵を促進させているということなんですね。
これが旨味を増幅させるプロセスだということなんですね。
職人が重ねる旨味の層
で、この話ですね、
私のYouTubeに以前ゲストで出ていただいた、
先ほど紹介したね、ラーメンキラボシの元店主、
星野さんがですね、お話ししてくださったんですけれども、
いい発酵の条件というのがですね、
骨粉、骨の粉と書いて骨粉と言うんですけれども、
この骨粉の存在が鍵になっているというふうに分析して、
お話ししてくださったんですね。
なので、すなわちこれ、そのコサイキンですね、
このスルフォボッコッカスみたいな、
そのコサイキンを育てる環境として、
骨粉が適していると、
そういうような意味合いのお話をされていました。
そのための製法ということで、
グラグラ炊くイメージあると思うんですよ、豚骨ラーメンってね。
でもこれによって、
乳化しすぎる、要は濃厚になりすぎるっていうんですかね。
これになりすぎると、星野さん曰く、
匂いがあんまり出ないと。
ここ弱火で炊いて、丁寧にトロトロ炊いて、
何回も何回も継ぎ足しを行っていって、
かなり長い時間をかけて、
この豚骨の骨がボロボロになっていくと。
これを繰り返していくうちに、
原型もとどめなくなって、
砂よりも細かい、サラッサラの骨粉を作ってあげると。
これが環境として重要だとおっしゃっていたんですね。
さらにこの呼び戻しというものの、
根幹のお話をされていたんですけれども、
どういう作業かというところに関して、
奥深い旨味の層を重ねる、
そういう作業だとおっしゃっていて、
その旨味の層が重なった副産物として、
臭いがセットになってくるとおっしゃっていたんですね。
なのでこれを言い換えると、
良い臭さ、
良い臭さって矛盾したような言葉だけども、
良い臭さが残る、この美味しそうな臭さがするということは、
旨味を狙い通りに重ねられた証拠だというふうに、
捉えることもできるんじゃないかと私は考えました。
あとここに知見があるというか、
そういった店主でいくと、
福岡県の海町というところにあります、
コマヤというラーメン屋さんの倉田店主も、
菌の存在に以前から気づいていた、
一人でいらっしゃいまして、
いわく骨を炊くだけじゃあの臭いは出ないと。
なぜなら、
倉田店主がいろんな環境に試しにスープを置いていたら、
そのうち一つだけ好きな臭いが出たスープがあったと。
それを使って、
培養してスープの旨味を増やしていった。
スープの量もそうですけど、スープを増やしていったと。
その作業によって増えるということは、
絶対に菌だなというふうに確信してみたんですね。
菌が増殖していくということは、やっぱり発酵だと、
いうふうに以前から確信をされていたということなんですね。
菌だとか、
増殖だとか、
スープとは別の話みたいで、
面白いですよね。
だから言うなれば、
この草馬豚骨というのは、
35億年の軸を超えた、
ロマンの味と言ってもいいんじゃないでしょうか。
絶滅危惧種としての草うま豚骨
さて、そんな草馬豚骨がトレンドになりまして、
当然、求める人も多くなったんですけれども、
世間は残酷なんですよ。
新規出店の可能性が極めて低い、
絶滅危惧種、草馬豚骨をみんなで支えよう。
先ほど出てきた星野さんとか、
倉田さんとか以外にもですね、
この草馬豚骨を作る職人というのは、いろいろいらっしゃるんですけれども、
皆さんですね、さっきのこの大学の発表とか、
そういう科学的な根拠をもとに作業しているわけではないんですよね。
ご自身の経験値、
そしてそこからくる試行錯誤ですね。
当然それを試そうと思いつくということは、
職人の勘が働いてということで、
いろんな要素を重ね合わせて、
唯一無二の美味しさを実現してきたわけじゃないですか。
そこに今回の
米光教授の研究のエビデンスが、
ようやく追いついたという形ですよね。
ですので、これによって草馬を作るロジックというのは
解明されたわけですよね。
だったらみんな、この草馬豚骨やればいいじゃんと、
どこも半上天になるんじゃねえのと。
だって一度ハマったら抜け出せないんでしょうと。
このやみつきであったり、リピーターが多く出るということは、
やっぱり個人点でリピート率が勝負ですから、
優位なんじゃないのって思うところでしょうけども、
いや、これむしろ逆でして、
進展が増える可能性というのは非常に低い。
極めて低い。
言ったら絶滅危惧種と呼んでも差し支えないと思います。
この草馬豚骨ですね。
これまでお話ししてきた通り、骨粉ですね。
星野さんが提唱する骨粉。
これの条件が整うまでですね。
当然最初は頑丈な豚骨ですから、
骨粉になるまで本当に気が遠くなる回数の
呼び戻しの作業をしていかなきゃいけないわけなんですよ。
その先にある程度いったところで
スルフォボコッカスが出てきて、
匂いが出ればいいってもんじゃないけどね。
美味しくなってきて、
それを培養させようと増殖させようというフェーズに入るわけじゃないですか。
そこからもさらに呼び戻し作業を繰り返していって、
ようやく旨味が増幅していってというわけで、
とにかく手間もかかる、時間もかかる、
技術もいる、感もいるということで、
本当にこの長い月日をそこに古べっとして
ようやく掴み取る草馬の美味しさ、
草馬の技術というか、そういう成果物なわけですよね。
そこがようやく取れて、
実現したんです。
食べ応えと純豚骨の弱点
じゃああとはもうバーンと売れるかって思った通り売れるかっていうと、
ここ非常に微妙なんですよ。
この令和の現代、いろんなところで言われていますけども、
格差の拡大が問題視されていますよね。
で、ラーメン界にどういう影響を及ぼしているかっていうと、
ラーメン一杯の食べ応えが強く求められている。
求められる時代になっているんですね。
皆さんもここ何となくピンとくるかと思いますけども、
ラーメン二郎をはじめとする、
二郎インスパイアと呼ばれるお店もですね、
本当に続々とできていますし、
どこもやっぱり高い人気を誇っています。
あとはですね、ライスと一緒に食べて、
これも非常に高い満足度を与えてくれる家系ラーメンもですね、
あちこちでたくさんお店できていますよね。
これら、この食べ応え系と言ったらいいんですかね、
これらと比べると、この純豚骨ですね、
もう豚骨ストレートのラーメンっていうのは、
基本的にボリュームが軽いっていうのは何となく皆さん認識できるんじゃないですか。
特にね、あの福岡のお店なんかですと、
本当に麺料軽くて、
大体100gちょいぐらいなんかな、あれ茹で前でいくと。
そこにやっぱり物足りないんで、
皆さん、地元の方は焼き飯をセットにしたり、
かしわ飯をセットにしたりっていう形で、
ラーメンと何かっていうので一食っていう形で、
ごちそうさまって帰る方がほとんどですね、
福岡県でも100件以上私食べ歩いてますけども、
やっぱりどこもそういう光景、
地元の方っていうのはそういう傾向にあると思います。
なのでさっき紹介した通り、とんでもない手間暇がかかる割に、
ようやくできたラーメン単体では、
満足度を得にくいというですね、
なかなかの弱点があるわけなんですよ。
加えてですね、
せっかく頑張って作った匂い、
頑張って手に入れた匂い、
ここへの理解が得られないという問題があるんですよ。
特に個人店が出店しようと思ったら、
いきなり新築立てたりとか、
持ち物件でやったりするっていう方はレアだと思います。
大体皆さん、賃貸を借りて契約して、
お店を出すわけなんですけども、
やっぱね、とんこつラーメン屋さんやろうと思ってるんですよって言うと、
大谷さん、いい顔しないらしいんですね。
さっき紹介した星野さん、
ラーメンきらぼし、
本当は道路拡張に伴う立ち抜きだったので、
移転先探してみえたんですけれども、
ついぞ見つけられず仕方なしに閉店したという、
こういう話もあるので、
とにかく既に存在する草馬店、
既存店ならともかく、
これから新しく出店するよっていうお店にとっては、
そもそも作る前にその賃貸の契約するハードルが高いと、
こういうディスアドバンテージがあるわけなんですね。
ですんで、
既に存在する草馬とんこつね、
さっき紹介したケンタとかカズとかね、
あのお店、1店舗1店舗、
それぞれが奇跡のような存在なわけなんですよ。
ですので、皆さんもし周りにですね、
草馬とんこつのお店があったら、
これまで以上に通い詰めていただいて、
で、口コミサイトとかSNSでしっかり拡散してですね、
皆さんに広めて大事に守っていこうじゃありませんか。
そして、もしね、
幸運なことにまだ食べたことがないよという方は、
ぜひ味わってみていただきたいと思っております。
さあ、今回紹介したようにですね、
草馬とんこつで有名なお店いろいろありますけれども、
もしあなたの推しのお店で、
ここは皆さん意外と知らないんじゃないと、
知る人ぞ知るみたいなお店がありましたら、
ぜひコメント欄またはお便りフォームからお寄せください。
純豚骨をごちそうラーメンにするには
さて、そんなわけで今回は、
どんぶりの底に沈む35億年の歴史、
草馬とんこつラーメンの世界と題しまして、
とんこつラーメンの製法による出来上がりの違いですとか、
35億年前から存在する微生物を増殖させて、
旨味を増幅すると、
その呼び戻しという製法がありますよと、
このようなことを解説してみました。
最後のブロックで紹介しました、
草馬とんこつ絶滅危惧種ですよという話をしましたけれども、
他にも理由がありまして、
ここはちょっと私の持論めいたところになるんですけれども、
客単価が上げにくいジャンルの
筆頭になるかなと思っているんですよ。
私このポッドキャストであるとか、
その前のYouTubeからずっと言っているごちそうラーメンですね。
こういったお店は、
ラーメン本体だけじゃなくて、
お店の中の内装であったり、
椅子とかテーブルとかといった重機ですね。
こういったところもすごくピシッと統一して、
独特の世界観をしっかり作り出して、
そして接客もものすごくピシッとして、
おもてなしをすると、
こういうお店がごちそうラーメンの一つの定義かなと思っているんですけれども、
これね、今のところ純とんこつラーメンのお店では
現れていないと思うんですね。
どうしてもね、
純とんこつラーメンってメジャーすぎる博多ラーメンの
あのパブリックイメージがあるので、
パパッと食えてリーズナブルでっていうところですよね。
それがあるっていうのと、
あとはどうしてもこの臭さがですね、
先ほど紹介した洗練された統一した世界観の空間と、
ちょっと相づらいっていうかね、
不一致感がどうしてもあるっていうのが、
客観が上げにくいところの足を引っ張っているのかなという風に思いますね。
なのでちょっとね、
やっぱり純とんこつがごちそうラーメンになる、
客観を上げるっていうのがなかなかちょっと不利な状態ですよね。
ですんで、
例えば博多ラーメンのイメージをぶち壊すっていう意味でいくと、
さっき紹介したきらぼうしですとか、
あとは府中市にある中華そばひらいですよね。
あれぐらい突き抜けて博多のイメージが全くない
純とんこつを作るとか、
あれぐらいですね、
とにかくオンリワの世界観を全面に打ち出すみたいなことをしないと、
客観化は上げにくいのかなという風に思います。
こういうのができるようになったら、
あと追うわかってってのも出てくると思いますんで、
一ラーメンファンとしてはですね、
この純とんこつというジャンルからごちそうラーメンのプレイヤーが出現欲しいという風に願っています。
卸業者のリカバリーと顧客意識
お便りコメント紹介コーナーです。
今回はエピソード34。
なぜラーメンは生産者ではなく卸業者から食材を仕入れるのかという会議ですね。
サンドの飯よりチャーシュー麺さんからいただいたコメントを紹介します。
去年ラーメン屋で並んでいたら、
開店時間を過ぎても準備中。
客がブツブツ文句を言い始めてたら、
店主が顔を出しごめんなさいと言いかけたと。
と同時に背後から男がすごい勢いで駆けつけ、
かぶせるようにごめんなさい。
納品が遅れてご迷惑をおかけしました。
さあどうぞ中へと店主に代わり、
店内に案内して、
お冷やまで配ると。
どうやら製麺所の配送便が故障して遅れたらしいと。
一人一人に直角お辞儀で謝って回り、
今後ともこのお店をご悲喜にと、
再度頭を下げ次の店に出発したと。
卸業者の大変さを普段目にすることはないので、
飲食業の苦労を垣間見ました。
ミスはあってはならないが、
このリカバリー能力はさすがでしたねとのことです。
コメントありがとうございます。
これはすごくレアな復興系を
ご覧になったなと思いますね。
私はこういった経験ないですし、
この業者の方は、
卸業者の鏡という感じですよね。
当然この卸業者さんからすると、
自分のところのクライアント、
顧客はラーメン店なわけだけども、
そのラーメン店のクライアントである一般ユーザー、
ラーメン屋さんのお客さんが聞いては、
自分のお客さんであるということを
本質的に理解されているので、
この行動が自然に出たと思います。
本当にすごいなこれ。
こないだ店の前でね、
会店前に並んでいたら、
邪魔臭いなこいつって顔した卸業者の人が、
本当にいろんな人がいるね。
しょうがないよね。
卸業者の人も忙しいってのもあるだろうしね。
忙しいのもわかるけど、
こういう卸業者の人が増えると、
ますますお店のファンになるというかね、
あんなにいい業者さんと取引しているんだったら、
このお店も間違いないなというね、
さらに確信が深まるという風になるんじゃないかなという風に感じました。
どうもありがとうございます。
さあ、今回も最後までお聞きいただきありがとうございます。
今回のご感想ですとか、私に深掘りしてほしいテーマがございましたら、
YouTubeやSpotifyでしたらコメント欄、その他のアプリでしたら、
概要欄にあるお便りフォームからお寄せください。
私はハッシュのラーメンアカデミアという
YouTubeチャンネルも運営しております。
忖度なしのトーク動画、ラーメン店主との対談動画、
さらにはメンバーシップ限定動画もたっぷりございます。
ぜひチェックしてみてください。
このうるさいラーメン話、毎週火曜日の朝7時に配信していきます。
ラーメンをもっと深く知りたい方、
今回のエピソードが面白いなと、
草うま豚骨食べたいなと感じていただいた方、
この番組のトップページから番組のフォロー、
そして各ポッドキャストアプリでの評価をお願いいたします。
星5つ評価、ぜひぜひお待ちしております。
以上、今回はここまでです。お相手はハッシュロイヤルでした。
それでは次回のうるさいラーメン話でお会いしましょう。
さようなら。
28:48

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