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担任を担当と呼び替えると何が変わるのか?
2026-09-22 06:47

担任を担当と呼び替えると何が変わるのか?

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みんなの教育技術の連載から、大阪市で小学校の校長を務めた宮岡愛子さんが、チーム担任制の全国大会に参加して考えたことを紹介します。かつて学級王国をつくりたい先生だった筆者は、学年の学級が落ち着かなくなったとき、教科担当制に切り替えました。得意を持ち寄った学年の先生たちが元気を取り戻した経験から、担任を何週間で交代するかではなく、子どもを主語にして仕組みを考える大切さを語ります。

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教育カフェテラスの時間です。進行役の水野太一です。 国内外の教育の話題を一つずつ手に取って考えていく番組です。
アシスタントの高橋紗友香です。今日もよろしくお願いします。
みんなの教育技術の9月11日の記事です。 書いたのは、大阪市で公立小学校の校長を務めた宮岡愛子さんです。
この夏、兵庫県赤市でチーム担任生の初めての全国大会が開かれ、 そこに参加して考えたことをまとめています。
チーム担任生は、授業で名前だけ聞いたことがあります。 一つの学級を複数の先生で見る仕組みという理解であっていますか?
大まかにはあっています。 学年の先生みんなで学年の子供たちを見る形です。
会場はほぼ満席で、小学校の部会では担任を何週間で交代するのがいいか、 時間割をどう組むか、保護者にどう知らせるかといった悩みが出たそうです。
新しい仕組みだと決まった答えがまだないのかもしれません。 私なら、保護者への説明が一番難しそうに思います。
そこで印象に残った発言があります。 ある学校はコーディネーター生と名付けて、学年の子供をみんなで見ていました。
ところが校長から、それはチーム担任制とどう違うのかと聞かれたそうです。 そもそも定義は何なのかという問いです。
名前が違うと正式なやり方ではないと言われているようにも聞こえます。 私なら定義を調べて合わせに行ってしまいそうです。
筆者の受け止め方は逆でした。 子供を守護にした取り組みに自分たちでしっくりくる名前をつけていることを素晴らしいと感じたそうです。
大切なのは理念で、言葉の定義ではないのではと書いています。
名前より中身ということでしょうか。 筆者はもともとそういう考え方だったのでしょうか。
いえ、そこが面白いところです。 20年以上前、学年主任をしていた頃の筆者は、自分でも学級王国を作りたい先生だったと書いています。
自分の学級さえ良ければそれでいいという考えです。 保護者から1年間宮岡先生が担任でよかったと言われることにやりがいを感じていたそうです。
その言葉が嬉しいのは私にもわかります。 実習の最終日に子供たちから手紙をもらって泣いてしまいました。
嬉しいのは当然です。 ただ、ある年、6年生の4つの学級のうち1つで先生が子供とのトラブルから病気休暇に入りました。
代わりの講師はすぐには来ません。 残りの先生が順番に授業に入りましたが、子供たちは一向に落ち着かなかったそうです。
入れ替わりで大人が来ると子供は誰に話せばいいのかわからなくなりそうです。
秘書も後からそう振り返っています。 当時は周りの先生もちゃんとしてほしいと人のせいにして自分の自信を保っていたそうです。
03:03
講師が来た時には子供たちだけでなく自分も心底ほっとしたと書いています。
校長まで勤めた秘書が人のせいにしていたと書くのは勇気が要りそうです。
その経験があったから次に動けたのだと思います。
再び6年生の学年主任になった年、転勤してきたばかりの先生の学級がまた落ち着かなくなってきました。
秘書は迷わず教科担当制に切り替えようと学年に提案しました。
学年の先生たちは負担が増えるので反対しそうな気がします。私が同じ学年にいたら少し身構えたと思います。
秘書もそれを心配していました。ところが話し合いでは前の学校で算数を研究していたので4つの学級の算数を持ちます。
音楽が得意なので全部の学級の音楽を持てるのは嬉しいという声が出たそうです。
しんどくなっていた先生には家庭科を中心に受け持ってもらいました。
得意なものを持ち寄ると負担というより出番になるのですね。私も図工なら喜んで手を挙げます。
いい言い方です。時間割はパズルのようで大変でしたが学年の先生同士の対話が深まり子供の話を自然に共有できるようになりました。
そのうち給食も交代しようか朝の会も変わってみようかと先生たちが面白がって広げていったそうです。
しんどかった先生も元気を取り戻し学級も落ち着いていきました。
子供や保護者は戸惑わなかったのでしょうか。担任の先生が一人ではないのは不安にもなりそうです。
逆に安心感が大きかったそうです。どの学級でも同じような授業が受けられるからです。
そして何より筆者自身が変わりました。自分の学級だけだった視野が広がり自分の困り事も周りの先生に素直に言えるようになったのです。
困り事を言えるようになるのはこれから働く身にはとても大事なことだと思います。
今回の大会で筆者にはもう一点引っかかったことがありました。
1週間で交代しています。週1回ではきつい。2週間がいいかなという意見を聞いて違和感しかなかったそうです。
期間を決めておかないとかえって混乱しそうにも思えます。どこに違和感があったのでしょうか。
期間を決めるとうまくいっていても変わらなければならず、うまくいっていなくても2週間は持たなければなりません。
この話の主語は完全に先生になっているというのです。
担任という言葉があるからこの1週間は必死に持たなければ落ち着かなくなったら自分の責任だと先生が自分を追い込んでしまうと書いています。
私が最初に定義を調べて合わせに行くと言ったのも先生が主語になっていたのかもしれません。
その気づきは大事です。筆者の答えは明快で先生がしんどくなったり子供が落ち着かなくなったりしたらどんどん変えればいいというものです。
06:01
校長だった頃には授業がしんどくなってきたと伝えに来た5年生の先生によく自分から伝えに来てくれたねとまず認めたそうです。
さやかさんは今日の話のどこが一番残りましたか。
そのよく自分から伝えに来てくれたねという場面です。担任という言葉を手放すとしんどいと言える職員室になるのだと思いました。
担任を担当と呼びかえるのは言葉遊びではありません。一人で抱えなくていいと先生に伝えるための言い換えです。
今日はチーム担任生から子供を主語にした学級作りを考えました。
今日も最後までありがとうございました。また次回お会いしましょう。
06:47

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