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赤ペンのコメントを生徒が読まないのはなぜ?
2026-09-21 05:09

赤ペンのコメントを生徒が読まないのはなぜ?

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アメリカのエデュトピアの記事から、返したコメントを生徒にきちんと読んでもらう4つの方法を紹介します。自分の言葉で書き直す、ふりかえりの質問に答える、友達と見せ合う、2人で話し合う。どれも、書く手間を増やすのではなく、読む時間を授業の中に用意する工夫です。以前取り上げたフィードバックの伝え方の続きとして、今回は受け取る側に目を向けます。

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サマリー

アメリカの中学・高校教師が実践した、生徒に返却コメントを読ませる方法を紹介する。授業内で10分ほど時間を取り、コメントの書き直し、振り返りの質問、友達との見せ合い、2人での話し合いを行う。大きなテスト前には4つを1時間かけて実施し、時間がない時も5〜10分の書き直しや振り返りを入れる。その結果、生徒はフィードバックを次の学びに使う道具として捉え、大きなテストの成績も伸びたという。

返却コメントを生徒が読まない問題
教育カフェテラスへようこそ。進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。この番組では、国内外の教育のニュースから、明日の教室につながる話を一つずつ取り上げています。
今日はアメリカの話です。紗友香さん、実習で子供のノートにコメントを書いたことはありますか?
あります。一人ずつ励ましの言葉と直すところを書きました。
返した時、すぐに閉じてしまった子がいて、少し寂しかったです。
今日の記事は、まさにその場面から始まります。
エデュトピアの9月11日の記事で、書いたのはアメリカの中学校と高校で教えている先生です。
書いたコメントを生徒が全く見ないか、見てもさっと流してしまうのです。
この先生も同じことに悩んでいたそうです。
以前この番組で、フィードバックの伝え方を4つのステップで伺いました。
今日は受け取る側のお話なのでしょうか?
そうです。前回は書く側の工夫でしたが、今日は受け取った生徒が何をするかに目を向けています。
コメントを自分の言葉で書き直す
この先生が選んだのは、読む時間を授業の中に取ることでした。
時間を取るというのは、返してから少し待つということでしょうか。
私は読んでおいてねと言って終わりにしていました。
待つだけではありません。一つ目は書き直させることです。
返したら10分取って、先生のコメントを自分の言葉でノートに書き直させます。
自分の言葉にするには、読んで意味を考えなければなりません。
移すのではなくて言い換えるのですね。
うまく言い換えられなかったら、そこが分かっていないところだと生徒自身も気づけそうです。
いいところに気づきました。
しかもノートに溜まっていくので、後で見返すと自分が何度も同じことを言われているという傾向も見えてきます。
振り返りの質問と教師への要望
二つ目は振り返りの質問に答えさせることです。
Googleフォームを使って10分の間に答えます。
私ならどこを間違えたかを最初に聞いてしまいそうです。どんな順番で聞くのでしょうか。
最初はうまくできたことです。
次にもっとよくできたこと。
3番目が面白くて、先生はこれからどう手伝えばいいかお生徒に聞きます。
その後がコメントについての質問で、最後に自分の出来にどのくらい満足しているかとその理由です。
先生がどう手伝えばいいかを生徒に聞くのは新鮮です。
直すのは生徒だけではないというメッセージになりそうです。
そう受け取れます。
友達との見せ合いとペア対話
3つ目は他の生徒と見せ合う方法です。
紙を4つに区切って何を学ぶテストだったか、今誇れること、もらったコメント、これからできることを書かせます。
それを机に置いたまま10分の間、教室を歩いて友達の紙を読みます。
自分の弱いところを見られるのは中学生には少し怖い気がします。
私が中学生だったら誇れること、もらうのをなかなか書けなかったと思います。
そこは先生も気にしていて、始める前に友達の紙は敬意と思いやりを持って読むように伝えています。
歩いた後は全体でみんなが何に取り組もうとしているのか共通点を話し合います。
自分だけではないと分かるのが大きいのです。
3つ目で友達と見せ合ったなら最後はもっと近い距離で話すのではないかと予想します。
その予想は当たりです。
2人一組で何が起きたのか、それで何が言えるのか、ではこれからどうするのかの3つの問いで話し合います。
授業時間を使う効果
でもここまでやると授業1時間分はなくなってしまいませんか?
実際毎回ではないそうです。
大きなテストの前には1時間丸ごと使って4つを順番に進めます。
時間がない時でも5分から10分書き直しか振り返りだけは入れます。
それだけでも次のテストへの向き合い方が大きく変わったと書いています。
返してから始まる授業
返して終わりではなく返してからが授業ということでしょうか?
そう言っていいと思います。
この先生のクラスでは大きなテストの成績がはっきり伸びて生徒自身もフィードバックを学ぶための道具として見るようになったそうです。
書く手間を増やすのではなく読む時間を増やすというところがこの実践の要です。
さやかさんなら4つのうちどれから試してみたいですか?
1つ目の書き直しです。
実習の時コメントを丁寧に書くことばかり考えていましたが読んでもらう時間までは用意していませんでした。
10分あればあの子もノートを閉じなかったかもしれません。
書いた言葉は読まれて初めて届きます。
届くまでの10分を授業の中に置いておけば赤点の重みが変わってくるはずです。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
次回はどんな話題に出会えるのか私も楽しみにしています。
またお付き合いください。
05:09

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