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スラックスは選べても教室の空気は選べない?
2026-09-23 04:48

スラックスは選べても教室の空気は選べない?

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教育家庭新聞の記事から、カンコー学生服が全国の高校生500人に聞いたジェンダーレス制服の調査を紹介します。93.2パーセントが肯定的に受け止める一方で、クラスで浮く、ジロジロ見られるといった不安の声もありました。生徒がいちばん求めていたのは、多様性について正しく学ぶ授業です。制服を選べるようになった学校で、選んだ子が1人にならない教室をどうつくるかを考えます。

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教育カフェテラス。進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。国内外の教育の話題を、先生の目線と、時には学生の目線で考えていく番組です。
今日は制服のお話と聞いて、自分の高校時代を思い出していました。
紗友香さんの高校は、制服を選べましたか?
女子もスラックスを選べました。ただ、実際に湧いている子は学年に数人でした。
その、少ししかいないというところが、今日の話の中心になりそうです。
教育家庭新聞の9月12日の記事で、制服メーカーの観光学制服が、全国の500人の高校生に聞いた調査です。
性別に関係なく選べる制服について、でしょうか。私の感覚では賛成が多そうです。
その感覚はあっています。とてもいい取り組みだ、いい取り組みだ、を合わせて93.2%が肯定的でした。
自分の学校にスラックスを履いている女子生徒がいる、と答えた人も73.4%です。
制度としては、もうかなり広がっているのですね。それなら、私の高校は履いている子が少ない方だったのかもしれません。
ところが、そこで話は終わりません。
クラスで女子がスラックス、男子がスカートで登校したらどう受け止めるか、という質問もあります。
見慣れると気にならなくなるが59.8%、本人の自由だから気にしないが25.8%でした。
前向きな答えが多いのに、なぜかほっとしきれない感じがします。
気にならなくなるというのは、最初は気になるということでもあるからです。
そこに目を止めたのは大事です。
実際、クラスの中で少し浮いてしまうが18.4%、珍しがってジロジロ見るが14.4%ありました。
陰口を言われるが8.6%、いじめにつながるが高.4%です。
5%でも40人の学級なら2人くらいになります。
その2人が書きたい服を我慢しているかもしれないと考えると、数字の見え方が変わります。
少しだけ読み方を直させてください。
5.4%は、いじめにつながると思うと答えた人の割合です。
いじめを受けた人の数ではありません。
ただ、周りの生徒がそう思っているということは、選ぶ本人から見れば教室の空気そのものです。
確かに私が2つを混ぜてしまいました。
でも、そう思っている人が教室にいるとわかっていたら、私も選ぶのをためらったと思います。
記事も同じところを課題にしています。
精度が整うだけでは足りず、安心して選べる教室の雰囲気、いわゆる心理的安全性がいる、というまとめです。
では、生徒たちは何があれば安心して選べると考えているのでしょうか。
私は高速を変えることかと思います。
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高速の見直しは2番目で、41.2%でした。
一番多かったのは、LGBTQや多様性について正しい知識を学ぶ授業で51.8%です。
3番目が、先生や学校からの積極的な説明で22.2%でした。
その読み方には説得力があります。
ジロジロ見るのも、陰口も、多くは知らないことから始まります。
選択肢を用意するのは学校の仕事ですが、選んだ子が浮かない空気を作るのは、授業と先生の言葉の仕事でもあるのです。
先生からの説明が22.2%と少なめなのは少し気になりました。
先生が話すと、かえって目立ってしまうと感じる生徒もいそうです。
説明の仕方次第でしょう。
特定の子の話としてではなく、誰にとっても選べる制服ですと最初から全員に伝えておくのです。
それなら、選ぶ子が説明の対象にならずに済みます。
今日一番残ったのは、見慣れると気にならなくなるという答えです。
前向きに聞こえますが、見慣れるまでの間、選んだ子が一人で視線を受けることになります。
その間をどう支えるかが先生の出番なのだと思いました。
制服を選べる学校はかなり増えました。
これからは選んだ子が一人にならない教室をどう作るかです。
聞いてくださっている先生方にも、自分の学級の空気を少しだけ思い浮かべてもらえたら嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございました。また次回お会いできたら嬉しいです。
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