1. 教育カフェテラス
  2. 9月に慌てない学級は4月に何を..
9月に慌てない学級は4月に何をしていたのか?
2026-08-04 06:45

9月に慌てない学級は4月に何をしていたのか?

spotify apple_podcasts
2学期の始業式で子どもの変化に気づくには、普段を知っている必要があります。その普段はどこで身につくのかをたどると、4月にさかのぼります。スタートカリキュラムを1年生の1年間かけておこなう小学校と、新年度の準備期間を確保する動きを取り上げ、9月に慌てない学級が4月に何を積んでいたのかを考えます。

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:05
教育カフェテラスの時間です。進行役の水野太一です。 この番組では、国内外の教育の最新情報や現場の課題を取り上げています。
アシスタントの高橋紗友香です。今日は2学期の話だと伺いました。 もうそんな時期になりました。
紗友香さん、8月に入りました。 ただ今日は2学期の話をしながら、途中で4月まで戻ります。
4月に戻る、ですか。ずいぶん巻き戻すんですね。 そこが今日の一番伝えたいところなので、順を追って進めます。
まずは、みんなの教育技術の7月26日の記事です。 始業式で、子供の気になる聴講を見逃さないという話でした。
聴講というのは、どの辺りを見るんでしょうか。 朝の挨拶の時の表情です。明るく返す子がいる一方で、表情が硬い、
目を合わせない、口数が少ない子がいます。 夏休み明けは、大人でも気持ちが重くなります。
子供ならなおさらです。 ホストバケーションブルーと呼ばれる状態です。
長い休みの後に、現実に戻りにくくなったり、疲れが出たりします。 記事も、その場で問い詰めないことを進めています。
落ち着いた時間に、夏休みはどうだったと自然に聞く方がいいそうです。 表情の他には、どこを見ますか。
服装と見出し並みです。 家庭の生活が映るところなので、サイズの合わない靴や、穴の開いた上履きは注意信号になります。
急に痩せた、不自然な怪我がある、極端に不衛生である。 こうした場合は、担任一人で抱えず、養護教員や管理職に相談する段階です。
一人で判断しなくていい、というのは心強いです。 実習の時は、気づいても自信が持てませんでした。
ここで、一つ立ち止まりたいところがあります。 この記事は最初から最後まで、普段と違う、という言い方をしています。
では、その普段は、どこで身につくのでしょうか。 あ、普段を知らないと、違うことには気づけません。
そこです。9月の始業式に、その日初めて子供を見て、変化を読み取ることはできません。 読み取れるのは、4月から積み上げてきたものがあるからです。
だから4月に戻るんですね。つながりました。 そこで、東洋経済オンラインの8月1日の記事です。
横浜市立東本部小学校が、スタートカリキュラムを1年生の1年間かけて行っています。 スタートカリキュラムは、幼稚園や保育園から小学校へ、
なめらかに移るための時間ですよね。 多くの学校は、4月と5月の2ヶ月ほどだと聞きます。
その通りで、短ければ1ヶ月で切り上げる学校もあります。 この学校は、それを1年に伸ばしました。
1年ですか。ずいぶん思い切りました。授業はどうなるんでしょう。 45分を15分ずつの3つに分けて考えます。
03:02
45分座っていられない子には、15分だけ頑張ってみようかと声をかけて、 その後は無理に座らせません。寝転がって授業を受ける子もいるそうです。
週の予定表もほとんど空欄です。 それは、子後者は不安になりませんか。
週末に、国語でこれを学んだ、算数でこれを学んだ、という報告が返ってきます。 例えば、Rクラスは鬼ごっこに夢中になりました。
そこから泥経になって、牢屋が欲しいとなって、ダンボールで作ります。 走れば体育の要素があり、ダンボールで作れば図画工作の要素があります。
犯人5人のうち2人捕まったら残りは何人か、と子供が考えれば、それは引き算になります。
遊びが全部つながっているんですね。すごく楽しそうです。 校長先生は、教科書で教えるのではなく、教科書を教える、という言い方をされています。
順番通りでなくてもいい。けれど学ぶ中身は落とさない。 何を学んだかを見極めるのが教員の仕事だと書かれていました。
この学校では成果は出ているんでしょうか。 1年生の不登校がゼロの状態が続いています。
全国では2024年度の小学1年生の不登校が8738人で、 10年前の1225人から7倍に増えています。
その中でのゼロです。 ということは、この学校の先生は9月にも慌てないということでしょうか。
私はそう読みました。 4月から1年かけて、この子はこういう時にこうなる、という蓄積ができています。
だから2学期に表情が硬い子がいれば、すぐ気づけます。 修行式の観察力は、修行式では作れないんですね。
うまい言い方です。そして4月に戻る理由がもう一点あります。 今度は先生の側です。
先生の始発ですか。 子どもとITの7月27日の記事で、修行式を後ろ倒しにする動きについて、
スクールボイスプロジェクトという団体が全国の教職員158人に調査をしています。 人事の事例が4月1日に出るので、そこから修行式までの平日がそのまま準備期間になります。
修行式が早いほど、準備の時間が短くなるということですね。 平日5日以上を確保できた学校は、およそ半数でした。
伝聴を経験した先生では、教科や学級の準備不足が改善したという回答が84%、 時間内勤務が改善したという回答が78%です。
4月に準備できたかどうかが、その後の1年に効いてくるということですか。 そう読めます。
ただ記事には伝聴群に研修が入って、結局学級の準備ができなかったという声も載っていました。 時間を作っても、その使い方を守らないと意味がありません。
4月まで戻った意味がよくわかりました。 2学期の助走は9月に始まるのではなくて、4月からずっと続いているんですね。
06:04
まさにそこです。 その上で、今年の9月にできることがあります。
始業式の1日で全部を見ようとしないこと。 4月からの積み重ねを学年で持ち寄って、一人の目に頼らないことです。
そして来年の4月に向けては、入り口に時間をかけること。 子供には15分という単位で、先生には5日という単位で。
教育カフェテラス、今日はここまでです。 最後までお聞きくださってありがとうございました。
9月のことを考える前に、4月のことを少し思い出してみてください。 また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです。
06:45

コメント

スクロール