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2026-10-22 08:46

保健室でだけ見せる顔を担任はどう知ればいい?

子どものSOSを見逃さない教室づくりをテーマにした連載から、埼玉県の公立小学校の先生が、保健室や校内の別室と教室をつなぐ方法をまとめた回を取り上げます。担任1人で抱え込まず、結論が出る前の、少し気になる段階で共有すること。事実と解釈を分ける、時系列で見る、複数の場面をつなぐ、記録を残す、守秘と安全のバランスをとる、という5つの視点。放課後の短い話し合いや、保護者への声のかけ方も紹介します。

感想

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教育カフェテラス、水野太一です。
アシスタントの高橋さやかです。
さやかさんは、小学生の頃、保健室によく行く方でしたか?
私は、ほとんど行きませんでした。
でも、同じクラスに毎日のように保健室に行く子がいて、なんとなく気になっていたのを覚えています。
その子は、教室ではどんな様子でしたか?
教室では普通に笑っていたと思います。
だから、どこが悪いのだろう?と不思議でした。
この番組は、そんな学校の小さな気がかりから、国内外の教育の話題まで、一つずつ取り上げて考えています。
今日の記事は、まさにその不思議に関わる話です。
みんなの教育技術に10月16日に載った、「子どものSOSを見逃さない教室づくり」という連載の4回目です。
筆者は埼玉県の公立小学校の先生で、学校審議士の資格も持っています。
SOSは、教室ではなく、保健室で出ていることもある、ということでしょうか?
そこが出発点です。子どものSOSは、教室だけに出るとは限りません。
保健室、音楽や図工のように担任以外の先生が教える授業、休み時間や陶芸校、そして校内の別室で、それぞれ違う姿を見せることがあります。
教室で笑っていたあの子も、保健室では違う顔をしていたのかもしれません。
担任の先生は、それを知っていたのでしょうか?
そこが今日の確信です。筆者は、担任一人で抱え込まないことを強く勧めています。
一人で対応していると、記録や共有が後回しになり、担任自身が疲れ切ってしまうこともあるからです。支援のタイミングを逃すこともあります。
でも、実習先の先生を見ていると、自分のクラスの子のことは自分で何とかしなきゃ、という責任感は強かったです。
相談すると、力不足だと思われそうで、言い出しにくいのかもしれません。
その気持ちは、多くの先生が持っています。だから筆者は、報告より前に、共有を、と書いています。
報告と聞くと、事実が整理されてから出すものに感じます。でも共有は、まだわからないけれど、少し気になっている、という段階でしていいのです。
結論がなくても話していい、と言われると、だいぶ気が楽になります。
具体的には、どんなふうに話すのですか?会議で発表するのは、まだ早い気がします。
職員室での、ちょっとした雑談でいいそうです。
最近、休み時間に一人でいることが増えているんです、とか、保健室に行く回数が少し増えていませんか、と声をかけます。
すると、音楽の時間も元気がなかったです。保健室でも同じことを言っていました、と、他の先生の情報がつながることがあります。
雑談なら、新人の先生でもできそうです。ただ、子供のことを職員室で気軽に話すのは、プライバシーの面で少し心配です。
03:02
大事な指摘です。筆者も、興味本位で話を広げてはいけないと書いています。
なれに、何を、どこまで共有するかを考えることが必要です。その上で筆者は、共有するときの5つの視点を挙げています。
1つ目は、事実と解釈を分けることです。
解釈というのは、先生の思い込みのようなもの、という意味でしょうか。
思い込みとまでは言いませんが、先生の受け止め方です。
例えば、最近元気がない、は解釈を含んでいます。それを、朝の挨拶の声が小さい日が3日続いている、保健室の利用が2週間で5回あった、というように、見たことや起きたことに近づけて伝えます。
それなら、聞いた先生も、同じ場面を自分の目で確かめられます。元気がないだけだと、そうかなって終わってしまいそうです。
まさにそうです。事実を先に出すことは、子供を怠けている、反抗していると決めつけないためにも役立ちます。
2つ目は、時系列で見ることです。いつから、どのくらいの頻度で、どの場面で、変化が続いているのかを見ます。
例えば、体育の前だけ体調が悪いと訴える、という形です。
体育の前だけ、とわかると、体育に何か理由があるのかもしれない、と考えられます。私が気になっていたあの子にも、決まった時間があったのかもしれません。
3つ目は、複数の場面を繋ぐことです。
担任には元気に見えていても、保健室の先生は最近疲れたということが多いと感じているかもしれません。
4つ目は、記録を残すことです。日付、場面、様子、聞いた内容、対応、共有した相手、そしてこれから見るポイントを短く書いておきます。
詳しすぎる必要はなく、昼休みに教室で一人、声をかけると疲れたと答えた、保健室の先生に共有、明日の朝の様子を見る、という一行で十分だそうです。
記録は子供を管理するためではなく、支援を途切れさせないためのものです。
一行なら私でも続けられそうです。最後の5つ目は手費のお話でしょうか。子供に誰にも言わないで、と言われたら私は迷ってしまいそうです。
まさに5つ目が手費と安全確保のバランスです。子供の誰にも言わないで、という気持ちは大切にしたいものです。
ただ、命や安全に関わること、いじめや虐待が疑われること、自分を傷つけることに関わる内容は、担任だけの秘密にはできません。
そう伝えたら、子供は裏切られたと感じてしまわないでしょうか。
筆者は子供への伝え方まで示しています。あなたを守るために先生一人だけの秘密にはできないことがあります。
でも関係のない子や大人に広めることはしません。必要な先生にだけ必要なことを伝えます、と話すのです。
先に理由を伝えてもらえたら、私が子供でも少し安心できる気がします。黙って伝えられるのとは全く違います。
06:05
そこからは、校内でもつながりについてです。
保健室では、体調不良として来ていても、その奥に友達関係や家庭のこと、勉強の不安が隠れていることがあります。
担任は、教室ではこう見えています。保健室ではどうですか、と両方向で確かめます。
校内の別室というのは、教室に入りにくい子が過ごす部屋のことでしょうか。
以前この番組で、学校に行きたくないと言われた日の話をした時、保健室や校内の支援室を道として用意しておく、というお話がありました。
その部屋です。校内教育支援センター、スペシャルサポートルームとも呼ばれます。
筆者は、教室に戻すことだけを目的にしないように、と書いています。
無理に戻そうとすると、その部屋すら安心できない場所になってしまうからです。
担任が毎日少しだけ顔を出す、教室で配ったプリントを届ける、学級の予定を伝える、といった繋がり方を挙げています。
毎日少しでも顔を出してもらえたら、その子も自分はまだこのクラスの一人なんだ、と思えそうです。
筆者の言葉では、今は別の場所で安心を取り戻している子、です。
さらに気になる子がいたら、放課後に10分ほど関係する先生が集まる小さなケース会議を進めています。
大事なのは、担任は朝の様子を見る、保健室の先生は保健室に来る回数を見る、というように、誰が何をするかを決めることです。
決めないと、結局は担任一人に戻ってしまいます。
保護者とはどう繋がればいいのでしょう。いきなり連絡したら責められていると感じさせてしまいそうです。
筆者は学校で見えている事実を伝えて、家庭での様子を聞く形を進めています。
最近、学校で少し疲れている様子が見られます。ご家庭ではいかがですか、という言い方です。
ただし、いじめや虐待が疑われる時などは、担任一人の判断で連絡せず、管理職と相談して進めることも大切です。
今日一番印象に残ったのは、雑談から支援が始まる、というところです。
あの子の保健室での顔を、誰かが担任の先生に伝えていたら、と考えてしまいました。
今日は、保健室や校内の別室と教室をつなぐことを考えてきました。
一人の先生が見ている姿は、子供のほんの一部です。複数の目で見ることが、子供を守る力になります。
最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
皆さんの職員室でも、少し気になるお一言を隣の先生に話してみてください。
次回もぜひ聞きに来てください。
08:46

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