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#42 演劇と暮らしのあいだで〜「灯台とスプーン」田村さえの歩みを聞く〜(ゲスト:田村さえ 前編)
2026-09-13 39:03

#42 演劇と暮らしのあいだで〜「灯台とスプーン」田村さえの歩みを聞く〜(ゲスト:田村さえ 前編)

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今週は、福岡を拠点に活動する演劇団体「灯台とスプーン」の劇作家・演出家、田村さえさんをお迎えしたコラボ前編!実はパーソナリティのかわむー自身も、田村さんが手がける舞台に役者として出演・稽古中という縁から今回の対談が実現しました。


前編となる今回は、田村さんのキャリアや創作の歩みを深掘り。高校時代に宝塚の同じ演目を配役違いで見比べ「演出や演技の違い」にハマったというマニアックな原体験から、大学卒業後に社会人を経験して劇団を立ち上げた経緯創作スタイルの進化まで、生活と表現を行き来しながら歩んできた田村さんのリアルなキャリアをじっくり紐解きます。 


演劇ファンはもちろん「暮らしの中でつくること・表現すること」に興味がある方へ届ける30分です。


【今回のハイライト】

・きっかけは高校2年、宝塚「エリザベート」

・実は演劇部ではなく吹奏楽部。演劇は大学の「表現学科」から始まった。

・卒業1年半後、思い入れのある卒業公演メンバーで「灯台とスプーン」結成 

・作風が変わった二つの転機

・コロナ禍をまたいで3年かけて仕上げた「草香江ポエトリークラブ」 

・劇団員という枠組みの重さから生まれた「LIGHTHOUSE CAMP CIRCLE」と「LODGE」

・「40までは演劇を続ける」


【公演案内・関連リンク】

『Lighthouse Camp Circle LODGE vol.4 秋の中短編総集編』(※かわむー出演作『しなしなのポップコーンを抱えて』再演!)

・日程:9月21日(月・祝)〜23日(水・祝)

・会場:ハコ町屋(福岡市東区箱崎)

・詳細・ご予約:⁠https://www.toudaitospoon.com/2026/07/31/lodge4/⁠


「灯台とスプーン」公式サイト:⁠https://www.toudaitospoon.com/⁠


【ゲストプロフィール】

田村さえ

福岡出身。灯台とスプーンの劇作家・演出家。日常の身近な違和感を起点とした会話劇を手がける。近年の主な作品に「狐の鏡/透明な縄」「草香江ポエトリークラブ」など。演劇創作のほか、ナレーション、演技講師やグラフィックデザインなどの仕事もしている。


#田村さえ #灯台とスプーン #劇作家 #演出家 #福岡 #演劇  #LightHouseCampCircle #LODGE #狐の鏡透明な縄 #草香江ポエトリークラブ #九州戯曲賞 #しなしなのポップコーンを抱えて #ナレーション #グラフィックデザイン #小劇場 #福岡女学院大学 #創作 #教育

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▼「好奇心のたまり場」とは?

福岡の現役高校教員のかわむーが日々の生活の中で生まれる好奇心やワクワク、問いやモヤモヤをリスナーの皆さんと一緒にじっくりと味わう番組。

みんなんで好奇心を持ち寄り、日常を少しだけ豊かにする「知の冒険」に出かけましょう。

お便りや感想は「#好奇心のたまり場」で!

また、下記URLからリスナーの皆さんの感想や質問、たまり場で一緒に話したい好奇心をドシドシお寄せください!📻

【お便りフォーム】https://forms.gle/mjzxRifffZfSj7RK6

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サマリー

福岡の演劇団体「灯台とスプーン」で作・演出を担う田村沙耶が、高校時代に宝塚『エリザベート』の配役や演出の違いを見比べたことから演劇に惹かれた経緯を語る。吹奏楽部だった田村は、福岡女学院大学の表現学科で演劇を始め、卒業後に教育系会社で1年半働いたのち、卒業公演の仲間と「灯台とスプーン」を結成した。現在は劇作・演出に加え、演技指導、ナレーション、講師、独学で身につけたグラフィックデザインにも携わり、これまでに同団体で10〜15本、未上演作を含めて25〜30本ほどの作品を作ってきたという。初期は「降ってきた」感覚で書いていたが、2016年頃に論理的思考の不足を自覚し、2020年頃からプロットや構造、人の意見を取り入れて制作するようになった。 コロナ禍をまたいで2〜3年かけ、上演前に約50回書き直した『草香江ポエトリークラブ』を転機の作品として振り返り、戯曲賞などへの応募では評価にさらされる難しさと、見落としに気づけるありがたさを話す。劇団員という枠組みの重さや、仕事・子育てとの両立を考え、2023年には気軽に演劇へ関われる「Lighthouse Camp Circle」を立ち上げ、その中で作品制作やワークショップを行う「LODGE」へ展開した。田村は結成時に「40歳、45歳くらいまでは演劇を続ける」と決め、生活面では不規則さを抱えながらも、クーポンや飲み物の工夫のような小さな喜びに支えられて創作を続けている。

田村沙耶と灯台とスプーン
はい、始まりました好奇心のたまり場。この番組は、福岡の現役高校教員が、教育現場のリアルや探求、キャリアなど、日々の生活の中で生まれる好奇心やワクワク、問いやもやもやを、リスナーの皆さんと一緒にじっくりと味わうポッドキャストです。
パーソナリティを務めます川村こと川村周平です。さて、今回はスペシャルゲストにお越しいただいております。
それでは自己紹介お願いします。
はい、田村沙耶と申します。東大とスプーンという福岡の演劇の団体で作演出をやっております。よろしくお願いします。
はい、ということで東大とスプーンで劇作家兼演出家をされている田村沙耶さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
ということで、僕自身も演劇を最近やらせてもらっている中で、田村さんの舞台に関わらせてもらっているので、そういうご縁でお世話になっております。
今回2回にわたって田村さんと一緒にじっくり話をしていきたいなというふうに思っているんですけれども、
ぶっちゃけ最近どうですか?忙しいですか?
そうですね。もっか3作品の稽古中で、きょうが一人芝居2作品の稽古をやってきたちょうど感じで、
でもなんか本当に大間萌花さんと松井芳美さんがめっちゃ頑張ってるっていうのを、がんばれーっていう気持ちで。
がんばれーって。
えらいぞみたいな気持ち。
一人芝居すごいですよね。僕見たことないんで一人芝居を。
生ではまだ。
生では見たことないんで、ちょっと楽しみなんですけど。
9月の21日か23日にかけてまた舞台がありますので、そちらの紹介も後半というかできたらなというふうに思っておりますが、
なぜ今回劇団の劇作家兼演出家をされている田村さんをお呼びしているかというと、出会いの話をちょっとしていきたいなと思うんですけども、
あれはどこですか?
なんで僕は出会ったんだ?
あれは久保ちゃん主催のキソ連ですね。ライトハウスキャンプサークルの方のキソ連に参加をしていただいて、
なんか面白いなっていう。
あれは灯台とスプーンの別の付属団体って感じ?
みんなで集まるための場所っていう感じでやっておりまして、
多分そこにメイさんから紹介されてやってきてくれたっていう流れだったはず。
そうなんです。ちょうど1年ぐらい前かな。
演劇いいなぁと思いつつ、メイちゃんになんかどこかいい場所はないですか?と言ったら、真っ先にご紹介いただいたのがキソ連だったんで。
ありがたい。
そこに参加していただいて、そこからいろいろ舞台の話だったりとかをいただいて、今に至るわけですけれども。
今日は田村さん、多分いろいろ演劇以外にもやられている仕事もあると思うので、そういったのも含めて、
実際のこの今までのキャリアだったりとか、なかなか僕は演劇陣のキャリアを聞くことはないので。
まあ確かに。
謎めいてます、個人的に。
学校の先生のキャリアとかだったら、もう大学を卒業してそのまま学校に就職で大体終わりなんですけど、
多分そうじゃないですよね。
いや、そうじゃないんですよね。
結構みんな色濃いと思うんで。
そうですね。
前半はキャリアの話を深掘りしつつ、後半は具体的なクリエーションというか、作品の内容だったりとかを深く聞いていこうかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
お願いします。
宝塚『エリザベート』から演劇へ
じゃあ、そもそもの話をまずしたいんですけど、そもそも何かいつからこの演劇というか、そういった世界に足を踏み入れたのか、興味を持ったのかというと何かいつぐらいになるんですか?
興味を持ったのは多分高校生ぐらいの時で、なんかそれまで全く演劇を見る家でもなかったし、なんなら親はそんなあんまり連れて行くタイプではない感じだったんですけど、
なんか高2の時に急に母と姉が宝塚のチャンネルを見始めた時期があり、多分前から好きだったんだと思うんだけど、なぜかそのたまたま宝塚のやっていたエリザベートって演目が博多座に来てるということがわかり、
なんとなくその流れで見に行くようになっちゃったことがきっかけで、いつの間にか私は演劇をやるのかもしれないみたいな、ちょっとおかしな方向に。
その家族は割とそういう舞台がちょっと好きだったんですか?
いや全く子供の頃に演劇に連れて行ってもらったっていう記憶はなく、なんか1回だけ宝塚に宝塚を見に行くっていうイベントはあったけど、それ以外別になんかみんなで例えば劇団式行こうとかそういう過程では全くなかったんですよ。
なぜ宝塚だったんだろう?なんかハマってたんですかね?
そうですね、なんかその当時の出てた和尾陽花さんとか花譜さんまりさんとかそのあたりをすごい母親が押してて、たぶんその流れでチャンネルがあり、なぜか私はそのエリザベートにハマって
その作品にとってですか?
そうですね、作品がそしてなんか7種ぐらいいろんな同じ演目なんだけど、いろんなキャストが違うっていう感じで、演出が若干違うっていうのを見比べるって感じのことをしていたちょっと頭のおかしな。
それが高校時代ですか?
高校時代
すごいなんかそこにもう視点があるのがすごいですね。
ちょっとなんかすでにオタクというか。
なんか違うなーっていうのを感じていったわけですね。
そうですね、やっぱり演技の違いとかなんかここでちょっと演出変わってるなーみたいなのもなんとなく。
僕ね高校の教員なんですけど、そんなやついないなー。
もうすでにその頃から、もともとアニメオタクだったので、でもあのなんかめんどくさいタイプのアニメオタクで、この脚本家だったら面白いからとか、この監督だったら面白いからとかいうタイプのスタッフ陣の名前はクレジットを確認して作品見るタイプの中高生だったので。
ちょっと仲良くなれそうにないな、その高校生。
そういうのもありつつ、舞台っていうものに踏み入れるようになったわけですね。
でもなんかハマるべくしてハマったって感じですね、そう考えると。
確かにそうかもしれない。
大学・就職を経た劇団結成
それが高校の時で、その高校は演劇部とかそういうのをやってたんですか?
いや中高しっかり吹奏楽部で。
あ、吹奏楽部。しっかり。
私生涯学生の時に演劇部だったっていう経歴は一切なく、大学でもESS部。
大学ESS部なんですか?どういうこと?
大学で演劇は始めたんですけど、福岡女学院大学っていうところが、当時まだ表現学科っていう名前で、学生ホールっていう小劇場を使える学科があったんですよ。
なるほどね。
受験に失敗し、うよ曲折あり、そこに入ることにしてしまった。
演劇やるんだって言い出してしまって、入ってしまった。
表現学科に入ったからっていうことですね。
そうです。
そうなんだ。僕なんかてっきり大学の演劇部か演劇サークルなのかと個人的に思ってました。
なんとなく演劇部になんでかわからないんですけど、入らなかった。
一応あったんですか?
ありました。
あったのに入らないけど演劇やってる。
だから先輩とかとは知り合いも多かったし、同期とかもいたんですけど、演劇部ではない人として。
特殊。
なんか頭おかしい。
いやいや、そこまではないと思うんですけど。
そうなんだ。
女学院の時代に今もやられてる東大とスプーンをご友人と一緒に立ち上げられたっていうことですか?
立ち上がったのは実際は卒業して1年ちょっとぐらい経った頃に始めたっていう感じ。
1回だから社会人を1年半、ちゃんと新卒入者して教育系の会社に入って。
カウンセリング営業職という。
そうなんだ。
やってました。
そうなんだ。
その何人かで、みんな社会人ですよね?
そうですね。社会人になった状態で集まって。
大学の時に卒業公演みたいなものを企画してやったメンバーで集まって、もう1回やろうかっていう感じになっていったっていう流れです。
なんかやりたいねみたいな感じになったんですか?卒業しても。
なんとなく自分たちの中で卒業公演で作った作品にみんな思い入れがあるような、それも私が作ったんですけど、もう絶対今じゃ描けないような学生のドロドロ。
リアルな感じが。
もやもやドロドロ。きつい感じの。
みんなそれに思い入れがあったんですね。
そうそうですね。やっぱあの頃しかそれはちょっと作れないよねっていうものを作って。
めっちゃ見たいけどな。
再演できるのかちょっと。今でも柳田さんとはちょっとどうやったら作り直せるんだろうみたいな話をしたりはするんだけど。
話題に上がってはいやーっていうのを十何年か繰り返して。
すごいじゃあ伝説の公演なんだもん。
恥ずかしい。
面白いな。
面白恥ずかしいですけど。
作・演出と複数の仕事
でも田村さんはあれですか普通に舞台には立つ側はやってないんですか?
一応なので学生の頃と東大とスプーンになって何個かは出てはいるんですけど。
やっぱもう演出やり始めてたら出てたら追いつかない。
あと他の俳優さん見てたら自分にはやっぱり向いてないんだなって思います。
その両方やってる人も一応いるにはいるんですかその演劇の。
もちろんもちろんバリバリやってすごいなっていう人はたくさんいるけれど、
なんか結構すぐ我に返っちゃうから。
舞台に立ってるときに。
そうですそうです。
集中できなくて。
そうなんだ。
なんか喋ってる途中で面白くなっちゃって別のこと考え始めちゃうみたいな。
確かにそう。
ちょっと気が散りすぎて。
そうなんだ。
じゃあそうか。
じゃあもう意図的に自分からその書く方とか演出の方に重心を置いてって感じなんですね。
なるほどなるほど。
そうかそうか。
面白いですね。
でも今それこそ。
じゃあ大学の時から演劇始めてもう何年ぐらいですか。
入学したのが2009年なので。
今2026年なので算数が17分ぐらいぐらいはやってる。
わー恐怖。
でも今までどれぐらい作品は出されてたか。
まあその大きい小さいあると思いますけど。
そうですよね東大とスプーンは実は本公演そんなにやってないので7公演としなしなだったり。
小さいもの合わせたら多分10から15ぐらい東大の中でやっていて。
でそれ以外のお仕事とかで市民劇とか参加したり作る方で。
だとかあとその一部3年間ぐらいの西高校の演劇部の小物みたいなことをやってた時とかにちょっとエイリアンズっていう作品作ったりとか。
ちょこちょこなんとなくやってはいるので。
まあ上演してないのも含めたら多分25とか30とかは作っているのかなあんまり。
まあでも結構ありそうですよねそれだけやってたら。
ちなみにちょっと仕事の話に戻るんですけど今はそういった舞台とかの作家としての仕事の他に何かどんな仕事が今あるんですか。
演劇以外で言うとその講師の仕事ですね演技指導だったりナレーションをしているのでナレーションをやっていてそのナレーションの講師もやっていたりとか。
あとグラフィックデザインを結構長くやっているのでなんかチラシを作ったり。
めっちゃいいですよね。
あれだってゼロから作ってるんですよね自分で。
基本的に。
すごいなんか本当聞いてる人見てほしいんですけどマジでチラシがどこのプロが作ったんだここにいたわっていう。
でもあれも普通になんかスクールとか学校でやってたんですかそういうわけではなくて。
それはもうあの独学。
すごいな。
本当にオタクだったので中学生の頃からフォトショップとか使って遊んでたようなおかしな学金貯だったので。
ちょっとおかしな学金貯がいた。
それは確かにちょっと変だ。
そうですね。
すごいなでも。
あのhtml組んでホームページオタクのホームページ作ってた世代なので。
中学生ですか。
僕なんかミクシーとかデコログぐらいしかやってなかったですよ。
でも素敵な。
もう黒いんでやめましょうこの話は。
黒歴しすぎる。
でもそうかじゃあ結構いろいろな仕事を今やりつつって感じなんですね。
そうですねちょこちょこ。
でもなんかこういう結構表現の仕事で基本的には今生活してるわけですよね。
そうじゃない人もでもいますよね普通に仕事しながら演劇やったりだとかっていう。
いやきっとその方が安定してるし。
絶対いいと思う。
そっかまあでも確かに俳優とかだけで食って食っても結構難しいですもんね。
そうですねやっぱりなんかあの金銭面もあるけどそれよりもなんかあのメンタルの方で。
行く場所があるとか生活サイクルが決まるみたいにではいいんじゃないかなと思いさえする。
確かにメンタルの気持ちのところは確かにねあるかもしれないですね。
なるほどなるほどすいませんありがとうございます。
創作スタイルの変化と『草香江ポエトリークラブ』
でじゃあその作品多分ね2,30とか多分あると思うんですけどなんかその今までなんかその自分の中でこう変わってきたなとかっていうのは感じたりしますか昔と今で。
します。
なんか具体的にどんな変化がありますか。
えーとまあなんかやっぱり最初は結構なんて言うんでしょう霊感で描いてたというか。
霊感で描いてた?なんですかシャーマンキングみたいな話ですか?
シャーマンキングなんか本当に最初の本当1,2年ぐらいはなんて言うんだろう降ってきたみたいなことを信仰してたと思うんですよ。
聞いたことあります?そういうの今来たみたいな。
で実際なんか若くて体力もあったから降ってきたぐらいのノリで最後まで描いちゃうみたいなことを最初はしてたけどやっぱりなんか途中であの劇作家の先生とにちょっと教えてもらうみたいな。
アステールブラザーの演劇学校という広島にあるアステールブラザーさんがやってる企画とかで生徒として通ったりとかしてて。
木康康平さんキリシマ部活辞めるっていう脚本家さんに見せに行ったりしてたんですけど全然ダメで。
えーそうなんですか。
自分には論理的思考力がなさすぎるっていうことをその期間に気分で描きすぎてるっていうことがはっきりわかったのがそれが2016年ぐらい。
でいろいろあり、だいたい2020年ぐらいにやっと技術って大事だよねみたいな気持ちで描けるようになった。
なかなか感じれないところではあるんですけど、具体的にこの辺りぐらいから変わったんだなっていうのはあるんですね。
あります。
えー面白いな。今までいろいろな作品描いてると思うんですけど、自分の中で印象に残っている作品とか、これは結構しんどかったなみたいなのってあったりしますか。
でも割としんどかった記憶の方がよい感じ。
たぶん霊感でファッと描いたのは結構ガッといってると思うんですけど、たぶん時間かかって産んだ作品の方が多いですよね。
そうですね。それでいうと、草替えポエトリークラブっていうのが、コロナの最中に一回上演しようと思って、でも流れちゃってやり直した。
だから間に2,3年かかってるっていう作品が。
作品ができたけど上演までにってことですね。
ただだから上演前に描き直している開口作業がたぶん50回ぐらいやり直したり。
上演前にですか。
どれが答えなのかが、どれでいくべきなのかが本当にわかんなくなりつつ、かつコロナ禍でもあったから、メンタル的にも追い込まれているみたいな気持ちの中で、なんとか頑張った記憶が。
50回って相当ですよね。
やっぱり周辺の俳優さんで協力してくれた方とかの意見とかも取り入れたりとか、読んでもらって、どうかなーみたいな。
そういうことをずっと周辺にずっと繰り返し続けてたぶんちょっとうざかったなって。
結構どうかなーって見てもらうみたいなのって結構あるんですか?
これだ!行くぞ!とかじゃなくて。
その関係が生まれ出したのが、コロナ後ぐらいから頼みやすくなったかもっていう感じかも。
それまではやっぱり行くぜ行くぜみたいな、これなんだぜっていう気持ちでやってたけど、
ちょっとやっぱり帰り見るようになったんですよね。
変化が。
人の話を聞こうみたいな。
だいぶ変わったんですよね。
もともと行くぜって言いながら、初日の本読みの日にものすごいビクビクしてるタイプで、これは全然ずっと変わってないんですけど、
ある程度プロットをちゃんと書くようになったとか、構造のことも考えるようになったとか、その上で人に話を聞いて、よしっていう感じでやるようになってきたので、
ビクビクのレベルはちょっとですかね。
そうか、ビクビクしてるんですね。
してますよ。
いつも。
リアルな声が。ありがとうございます。
戯曲賞への応募と評価
ビクビクするみたいな話で言うと、田村さん結構ショーとか出されたり、たぶん劇作家の方とかは作品をいろんなショーが日本でもあったりすると思うんで出すじゃないですか、田村さんも結構ちょこちょこ出されてますよね。
はい、出してます。最近は特に。
実際どれくらいのペースで出したりしてるんですか。
もうなんかとりあえず本公演レベルの長編が書けたら必ずそれは提出するし、書けたもので出せるものがあったらちょっとしばらくは出し続けようかなサイクルに今いてます。
なんかそのショーとかっていうのはどこが運営してるんですか。
結構ショーによって様々で劇場がやってたり、地域の財団がやってたりとか、なんか本当にでもありがたいすごいことだと予算を組んで人を集めて。
審査員がいるわけですからね。
そう、読んで多分めっちゃ届くと思うんですよね。発狂すると思いますよ。なんか郵送で届いた脚本。
郵送で送るんですか。
なんかデータで送るバージョンと郵送で送るバージョンって。
はいはい、郵送って要は封筒にバーン入れてってことですね。
そうですそうです。レターパックとかに入れて。
バグマンみてえな。
持ち込みみたいな感じで送って。
だから多分受け入れてるところはめっちゃ来るんじゃないかな。
それってショー入賞すると当然表に出る会社が増えるだろうし、賞金があったりとかってそんな感じなんですか。
そうですそうです。だから両方欲しいなと思って。
それはそうですよね。せっかく作った作品ですからね。
でもなんかそのショーレースみたいなもの。結局自分がこういう作品を作りたいって作ってる作品を誰かに評価してもらうわけじゃないですか。
その評価にさらされるみたいな感覚って結構難しいなと思うんです。
自分はこうしたいんだっていうのを出して人からこれは違うって言われるの。結構なんかもやもやとかしないんですか。
いや結構思ってます。
でもこれ難しいですよね。
なんかやっぱり審査員ごとに大事にしてることとか、作り方があるべきみたいなのはあるから、逆に本当に自分の見落としてたポイントがわかる場合はすごいありがたい。
なるほどね。なんかフィードバックとかが来たりするんですか。
来るものもあります。ないやつはもう結果だけが出て、シュンって終わるっていう。
長い時間かけて書いたものを。
まあまあまあでも本当に仕方ない。
ごめんなさいね細かい話ですが、審査の基準とかって明確に出されてするものなんですか。
なんかやっぱり公にはなってないけど、なんとなくわかるのはやっぱり5字が多いとか。
そういうレベルですか。
やっぱりその読んでもらうためになんか足りない部分みたいなのはできるだけ減らした方がいいだろうなっていうのはなんとなく思うところ。
ああそうか。難しいですねここら辺は。
難しい。
でも本当にみんな出してる人は偉いし、読んでる人も偉いと思います。
でもね広く見ればそういう文化を守りたいっていう意識の下でそういうレースもやってると思うんで。
でもいいですよね。ありがたい限りですね。
ありがとうございます。
Lighthouse Camp CircleとLODGE
じゃあちょっとあれですね、今田村さんの活動をいろいろ深掘ってきたわけですけれども、演劇の本公演とかそういう舞台とはまたちょっと別のところで場作りだったりとかを結構されてますよね。
ちょこちょこ。
具体的にそれこそキャンプ。
キャンプですね。
具体的にキャンプとかロッチっていうのもありますけど、なんかちょっと簡単に紹介していただいてもいいですか。
わかりました。
2023年に東大とスプーンがサブ的な場所としてライトハウスキャンプサークルというものを立ち上げをしまして、
なんというか、劇団員っていう括りが結構みんなにとって重たいのかもっていうのを感じる時期があり、
かつ女性だったら子育てしつつとか、仕事がちょっと変わっちゃってとかなんかいろいろある中で、
劇団員ってやっぱり、例えば全部の会議に参加しなきゃダメとか、団体によりけりだとは思うんですけど、
例えば制作の仕事をこの人が頑張ってやってるのに、他の人は何もしてないみたいな仕事量とかで、
ひけ目に感じてしまうみたいなこともあるよなみたいな、いろいろな悩み事を聞いたり、
確かにコミュニティってどうやって作っていくんだろうなみたいなことを改めて考えていた流れで、
とりあえずでも気軽に集まって演劇がまだちょっとやれるとか、機会があるみたいな環境って作っておいたら、
いろいろなんか新しいものが生まれるんじゃないかという、そんな気持ちで立ち上げ、
一応今ライングループ上には14人か15人くらいはいつつ、その中でもよく来る人がちょっとずつ続けていきながら偏ってはいくっていう感じで、
ある意味正しいコミュニティっていう感じもしてるという。
広く演劇のコミュニティってことですよね。
そうですね。
なんかそれこそ劇団員とかって、多分僕はめっちゃど素人なんで、めっちゃ超壁というか、絶対的なクローズな何かを感じるんですけど、
こうやってキソレもそうですけど、ちょっと開いたワークショップみたいな場があると、僕みたいなど素人でもちょっと行ってみようかなという気持ちになれるので、
逆にこれがあったおかげで僕もこうやって来られてるので。
やったね。
僕からしたら超、でもこういうコミュニティ探してたんでめちゃくちゃありがたいですね。
よかったよかった。みんな来てください。
本当に誰でもいいんですもんね。
本当に誰でもいいです。人になんて言うんだろう、怖いことをしなければ。
確かにそれだけは守ってください。
そうですね、それだけ。
でも結構多分なんか、割と多分声に出してないし、なんか言ってないだけで、割となんかそういう演劇に興味がある人は多分一定数いると思うんですよね。
そうですね、やっぱちょっと本当は関わりたいけどみたいな、あと時間がとかでつまみたいとか、そういう人たちに向けてなんかね、なんとなく来れるぐらいの距離感でもいいんじゃないかなとは、このキャンプに関しては特に思ってる。
なるほどいいですね。ロッチも同じような。
ロッチっていうのは、なんかこのキャンプサークルの中で、なんかこう行っとき結構お花見したり、
イベント的に。
そうですね、あとなんかズームで喋ったりとかしてたんですけど、さすがに作品作ろうよっていう。
せっかく集まってるからね。
そうそう、これだけいるのに何も企画が立たないのはちょっと良くないのではっていう流れで、もうエイヤーで最初に立てた名前がロッチだったっていう、キャンプだしみたいな。
確かにね、確かに。
そうそうそう。
でなんかそこで一緒に作品作ったりワークショップしたりするような場っていうことですかね。
そうですね、なんかもうそれはその時その時集まってきた人によってちょっと趣旨変えていくっていう感じのものになるんじゃないかなとは思いつつ、
去年は結構子供向けのワークショップを亀岡彩香さんという女優さんと一緒に作ったりとか、にこちゃんちっていう場所をお借りしてワークショップやったり、いろいろやってたワークショップ機がありました。
なんかあれですね、そういう緩やかな交流の拠点みたいなのがあるのは持ってるっていう団体も結構珍しいんじゃないですか。
そうですね、なんかあの純劇団員みたいなのはたまに聞いたりしますけど、確かにどうなんだろう、私が世間を知らないだけで。
いやそんなことないと思うけど。でも少なくとも僕結構いろいろリサーチとか、なんかどっか関わるとかないかなって探したりやっぱりあんまなかったんで、個人的にはやっぱありがたいかなっていう気はしてますね。
なんかあと個人的に思ってるのは、やっぱ自分が作演出であるがゆえに、作品作るってなったらやっぱ偏りがち、作演出しないといけなくなっちゃうっていうところを、
キャンプだったら別の作家さんが、キャンプの中にいる作家さん何人かいるので、作ったよとかこれ使ってくださいみたいな感じでテキストもらって作れるとかいうのもなんかいいなと。
確かに新しいですね、それはそれで。
だからやっぱサークルであるべきっていう。
いやコミュニティ運営って結構難しいですからね本当に。きちきちにしてもきついし、ゆるゆるにしても離れていくし。これ難しいですからね。
難しいです。ちょっとゆるすぎてる感じも今はしてるけど、まあまあでもいいんじゃないと思ってる。
演劇を続ける決意と暮らし
いや面白いですね、ありがとうございます。ということで話してきましたけれども、ずっと演劇の世界で生きてきた中で、その原動力みたいなんってあるんですか?めっちゃたぶんしんどい時期あると思うんですよ。
めっちゃしんどいですよね。
根っこにある原動力というか、どこからそのパワーが湧いてくるんですか?
何でしょうね。なんかでもあの結成の時に自分の中で、最低でも40とか45ぐらいまではこの状態を続けていこうみたいなのをなぜか決めたんですよ。
ああそうなんですか。
なんか、なんでかをちょっともう覚えてないんですけど。だから演劇を作るっていうことを私はなんか選ぶんだみたいなことを結成時にすごく考えてた時期があって。
だからあの例えばコロナ禍とかできないみたいな時期があったとて、いや私は40まではやるって言うだろうみたいな。
自分の中で決めてるんだって。
それを決めてることはなんかあんまり破ったらちょっとなんか良くないかな。
でもなんかそうやって決めてるんですね。
そうですね。
何があったんだろうそこの決めるきっかけは。
でもなんかやっぱり作ることで暮らしていきたいみたいな気持ちが強くあったからなんじゃないかなとは思います。
素敵だな、いいな。でもなんかあれですね、めっちゃたぶんしんどい時期もあるし、いろいろな期限に追われることもあると思うんですけど、ちゃんとこう生活面というか、生きてはいけてるんですか?
なんかなんとかなってるっていう。
めっちゃなんか仕事で夜鍋をしたみたいな話もちょこちょこ聞いたりするんで。
ありますあります。
なんかちゃんと寝て食べてんのかなって思いながら。
優しさがここに。
そこらへんのバランスはどうなんですか?
そうですね、なんか今のところなんとかなってるというのが正直な。これをでもちゃんと規則正しい生活をしている人から見たら破綻してると呼べるのかもしれないという感じですかね。
一応その暮らし、お金の面だったり、食べることっていうことに関してはなんとかやっていけてはいるし、ゲームをする日もあるので、そういう余裕もたまにはあるしみたいな。
でもなんか生きてて幸福感みたいなやつ常にあるんですか?やっぱり。
そうですね、なんか焦りと喜びと、これはだいぶ正確によるものだと。私は何もできないなんてダメなんだの日ももちろんあるし、なんかあのすげえこのクーポンでこんなおいしいものを食べれちまったら嬉しいなみたいな日もあるし。なんでクーポン?
なんの?
なんかそういう生活の中にすごい小さい、この酒炭酸で割るとうめえぞみたいなのが見つけたことがすごい嬉しいタイプなんですよ。ライフハックとかしたいタイプなので、なんかこれがうまくいったぜみたいなことで小さく小さく喜んでるのが全てを支えてるような気もします。
でもなんか良くも悪くもちゃんと感情が揺れ動いてるというか、生きてるって感じがしますね。ずっと平坦ではないですもんね。
平坦ではない。
僕からしたらすごいなんか生きてるなっていう感じがして。これぞ人生みたいな。
でも本当にちゃんと朝起きてちゃんと仕事に行って決まった時間までそこから離れずにいてるっていう人を本当にすごいという風に尊敬を強くしています。
いやでもすごいな面白いですね。ありがとうございます。ということでダラダラと喋ってきましたけれども、前半はこれぐらいにしたいなと思うんですけど、なんか話してみてどうでしたか?
いやなんかちょっと振り返りながら、なんかそういうことあったなーとか、恥ずかしいなーとか、面白いなーみたいな。
洗いざらい聞いてるんで。
いや本当にかなり正直に喋れてるなと。
良かった嬉しい。
ありがとうございます。
『しなしなのポップコーンを抱えて』再演案内
ということで次回はですね、田村さんの劇作家としての思想みたいなところとか、演劇の魅力だったりとか、あとは僕も出演しているシナシナのポップコーンを抱えてという作品についてもちょっと深掘りをしていこうかなというふうに思いますので、ぜひお楽しみにしていただければというふうに思います。
ということでちょっと簡単にね、お知らせだけちょっとしたいんですけども、シナシナのポップコーンを抱えてという作品、3月に上演した作品、ちょっとブラッシュアップをして、9月の21日から23日までライトハウスキャンプサークルのロッジ、言えなかったんだ。
長い。
ロッジのボリューム4の秋の中短編総集編というイベントで。
滑舌に効きますね。
これは練習しないといけない。一演目として上演をされますので、場所は福岡市の函館にある函館という場所で、次回この内容についても詳しくお話ししたいなというふうに思っておりますので、日程だけぜひ皆さん覚えていただければというふうに思います。
なんか補足ありますか?今の説明で。
大丈夫だと思います。
ありがとうございます。
コミンカです。
コミンカ。なかなかコミンカで見るっていうのもこれまた一興ですよね。
面白いかなと体験として思います。
ぜひお越しいただければというふうに思います。
はい。
ということで、好奇心のたまり場、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージをお待ちしております。
番組概要欄にフォームをご用意していますので、皆様の日々の好奇心やワクワク、もやもやを気軽にお寄せください。
また番組の感想はXハッシュタグ、好奇心のたまり場をつけて投稿してもらえると嬉しいです。
あなたの気になるが誰かの面白いになる。
好奇心のたまり場、パーソナリティは河村こと岡村周平と、
田村沙耶でした。
はい。それではまた来週お楽しみに。
イェーイ。
39:03

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