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教育カフェテラスへようこそ。水野太一です。
教育の記事を1本ずつ手がかりに、教室で使える考え方を探す番組です。
アシスタントの高橋さやかです。
今日は子どもへの言葉かけのお話と聞いて、家庭教師で見ているこの顔が浮かんでいます。
今日の記事は、子どもとITというサイトに10月14日に載ったものです。
ある小児科の専門医が、先生や教員志望の学生向けのイベントに登壇して、
発達の特性がある子への関わり方を話した、という内容です。
発達の特性は、大学の授業で少し習いました。
ただ、実際の教室でどう接するのかは、まだ想像がつきません。
講演でまず語られたのは、特性を問題としてだけ見ない、という視点です。
例えば、授業中に席を立ったり、思いついたことをすぐ口にしたりして、注意されがちな子がいます。
ところが、その同じ特性が、発想力やひらめきにつながることもある、というのです。
小学生の頃、思いついたことをすぐ言ってしまう男の子がいました。
いつも先生に注意されていましたが、学級会ではその子の案が一番面白かった気がします。
まさにその例でしょう。
講演では、子供の行動には理由がある、とも話しています。
目に見える行動だけをやめさせようとするのではなく、その背景を探ることが大事だ、という説明です。
背景を探ると言っても、子供に理由を聞いても答えられないことが多いと思います。
先生は何を手がかりにすればいいのでしょうか。
記事にその手がかりがあります。
行動の前と後に何があったのかを見て、理由を探す方法です。
研究で効果が確かめられてきた、行動を分析する考え方が元になっています。
他にも、講演で伝えている関わり方がいくつか紹介されています。
どんな関わり方なのか、とても気になります。
私は込めるのが苦手で、いつもすごいねって終わってしまいます。
その悩みに近いものがあります。
一つ目は、いい行動を見つけて、そのまま言葉にして返すことです。
すごいねってはなく、ノートの字を最後まで丁寧に書いたね、と見た行動をそのまま伝えます。
見たことをそのまま言うだけなら、私にもできそうです。
それに、子供も何が良かったのかが分かります。
二つ目は、叱るときの伝え方です。
穏やかに、そばに近づいて、落ち着いた声で伝えます。
三つ目は、目を見なさいとは言わないことです。
その代わり、たまたま目があったときに、大人がにっこり答えるようにします。
目を見なさい、は私も実習で言ってしまったことがあります。
言われた子は、かえって下を向いてしまいました。
多くの先生が、良かれと思って言ってしまう言葉です。
ここで面白いのは、会場の先生から出た質問です。
こうした接し方は、発達の特性がある子だけに限らないのではないか、という問いでした。
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私も、聞きながら同じことを思っていました。
見たことをそのまま返すのも、近づいて穏やかに叱るのも、どの子にとっても嬉しい関わり方に聞こえます。
講演した医師も、特性のある子への関わり方を学ぶことが、学級全体への接し方を見直すことにつながる、と考えているそうです。
記事には、沖縄県で開かれた先生向けの研修の結果も載っています。
参加した167人の教職員が、全員満足か、どちらかというと満足と答えました。
感想を分類すると、褒め方や、いいところへの注目に触れた先生が87人で、52%と最も多かったそうです。
行動の理由や背景を探る視点が31%、障害の捉え方が30%と続きます。
そして25%の先生が、明日からすぐ実践できる、といったことを書いていました。
明日から使える、と書いた先生が4人に1人いるのは励まされます。
でも、褒め方を学んでも、教室では忙しくて、つい叱るほうが先になってしまいそうです。
うまくいかない日の話まで聞けるのはありがたいです。
うまくいかないのが自分だけではないとわかると、また翌日に褒めてみようと思います。
私は、「すごいね!」を見たことの言葉に変えるところから始めてみます。
この小さな言い換えが、教室の空気を少しずつ変えていくのでしょう。
最後までお聞きいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。