【再】#814. なぜ ox と ax は2文字で綴るのが許されるの?
2026-10-12 17:49

【再】#814. なぜ ox と ax は2文字で綴るのが許されるの?

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。 英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は8月23日水曜日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。 本日お届けするのは
スペリングに関する素朴な疑問です。 なぜOXとXは2文字で綴るのが許されるの?
です。 昨日の配信会との関係でこの素朴な疑問を取り上げたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。 本題に入る前にプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語史の和、ヘルアのお知らせです。
この6月から始めている有料配信なんですけれども 英語史の和、ヘルアと題しまして毎週火曜日と金曜日の午後6時、夕方6時に配信しています。
普段の通常配信はそのままにですね、毎日お届けしておりますが、それに上乗せする形で毎週火曜日と金曜日の6時に、ちょっとテイストの異なるチャンネルとしてですね、英語史の和題をお届けしています。
通常配信の延長線上ということでもあるんですけれども、一方で小さいながらも非常に豊かなコミュニティが展開しております。
3ヶ月目になりますが少しずつ参加者のリスナーさんがですね、増えてきておりまして、コメントが盛り上がり、そしてオフ会も開催しという形でコミュニティらしくなってきております。
ぜひ通常配信会を聞いて英語史というものに関心を持たれた方、そしてこの英語史活動、ヘルディオも含めまして英語史を世の中に広めていくというこの活動にご関心のある方は是非是非入っていただければと思います。
火曜日と金曜日に配信ということでですね、ちょうど昨日火曜日だったので、第24回英語史の和の配信をお届けしたんですけれども、昨日のお題はですね、文字の魅力から逃れられない古代メキシコ展に行ってきましたと題してお話ししました。
上野の東京国立博物館で開催中の古代メキシコ展に昨日行ってきたんですね。行ったその足でですね、三田の研究室に戻り、その三田で配信したという感じです。
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マヤ文字というのは未解読文字の中でも最も解読、全解読に近い位置にあるということでだいぶ解読されているんですね。そのマヤ文字の本物を目の当たりにしてですね、もう感激したその感激の様子をですね、昨日はプレミアム配信でお届けしたということなんですね。ちょっと熱くなっている回なんですけれども、こんなことを話したりですね。
通常の配信会とはやはり少し異なる感じの雰囲気で、この2ヶ月半ほど運営しております。プレミアム限定配信は月ごとに参加いただくという形になっておりまして、毎月800円という有料配信です。
こちらVoicyアプリ経由ですと手数料がかかってしまうんですけれども、Webブラウザ経由ですと手数料はかかりません。ぜひ後者でご参加いただければと思います。
どうしてこのプレミアム限定配信を始めたのかということも含めまして、趣旨をですね、ブログ記事に書いております。このHeldiaでも話しているんですけれども、このチャプターにですね、関連リンクを貼り付けておきます。
ぜひそちらから趣旨をご理解いただいた上で、その上でぜひ参加したいという方はですね、本当に歓迎です。
要するにですね、このHeldiaを毎日の通常配信、Heldiaを回すために応援いただきたいという趣旨ですので、
英語詞ってなかなか面白そう。これをちょっとでも広める手助けをしたいということであれば本当に大歓迎ですので、ぜひいらしていただければと思います。
ということでプレミアム限定配信のお知らせでした。
今日の本題は英語のスペリングに関する素朴な疑問です。
なぜoxとaxは2文字で綴るのが許されるの?です。
ox、これはお牛という意味でoxと2文字で綴りますよね。
それからax、これも斧という意味でやはり2文字でaxと綴ります。
綴り字自体はoxでox、axでxですから、発音との関係は非常にぴったんこという感じでですね、何も問題なさそうに思われます。
ですので、この今日の疑問が現れるというのは妙に感じるかもしれませんが、
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実は昨日の配信会、こちらを聞いていただいた方であれば、この問題が出る背景はわかるかと思うんですね。
昨日8月22日の放送会はですね、813回なぜaddとeggはこのスペリングなの?ということで関連する英語のスペリングの話題をお届けしました。
その中で3文字規則というものを出したんですね。
意味のある単語、昨日の用語では内容語と言います。内容のある語はですね、3文字以上でなければならないというルールがあるんです。
内容のあるっていうのはいろいろ定義次第なんですが、典型的には名詞、動詞、形容詞、副詞という語彙的な意味がしっかりと定義できる意味があるものです。
それに対して機能語というのがありまして、これは全知詞、接続詞、代名詞、漢詞といった、辞書で取り上げるというよりも文法で取り上げられそうな単語群ですね。
これは機能語といって非常に好頻度のものが多くて、2文字以下で綴られるものっていうのもたくさんあるっていう話を昨日しました。
お聞きでない方はこのチャプターにリンクを貼り付けておきますので、昨日の配信会ぜひ聞いた上で今回のこの話を聞いていただければと思うんですけれども。
OXとX、これは完全なる名詞ですよね。意味がある。一つは動物、もう一つは道具ですよね。
完全に定義できる意味を持っている普通の名詞です。
ですので、原則として3文字ルールに従わなければいけない単語なんですね。
何らかの語尾をつけてですね、ダミーでもいいのでとにかくつけて3文字まで持っていくというのが本来は大原則の振る舞いのはずなんですが、この2語に関しては2文字のままということなんです。
これはなぜなのかという問題はですね、非常に難しいです。
多くの文法書もですね、この例外の説明というのを諦めています。すいません例外なんですと言っているのがほとんどなんですね。
一つはですね、考えられるのは、もし強引に3文字に持っていきたいんであれば、一つの可能性としましては、昨日挙げたadd、eggのように、add、eggのように詞印字を重ねるという方法なんですが、
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OXXとかAXXというのはちょっとイケてないわけですよね。
ただこのイケてないというのも、存在しないのでね、他に単語が存在しないので目が慣れていないというだけで、
addのaddだって、eggのeggだって、もともとは多くなかったので、そんなに目が慣れているというわけではないんですよ。
addとeggで今や見慣れているので、まあokかなということで、これは慣れの問題かもしれないので、
XXがなぜ変なのかということはまた別に説明しなければいけませんね。
一つの可能性としては、Xという1文字で実は2つの詩印、kとsの詩印ですね。
Xというふうに2つの詩印を重ねたものが1文字で表されるという、ちょっと特殊な文字であることは間違いないんです。
ですので、この流儀でいきますとOXXはOXXとなってしまうではないかという、ちょっと馬鹿げた議論することはできるかもしれません。
こんな具合にですね、OXとXに関しては、もう例外なんですよと諦めたくなるところなんですが、実はもう一つ面白い議論はあります。
OXはどう頑張ってもですね、これ以上議論できないんですが、Xに関しては、実はAXEというスペリングがあり得るんですね。
ダミーのEをお尻につけることによって、なんとか3文字に持っていっているっていう例があるんです。
例があるというよりも、イギリス英語ではこのAXEという方が基本なんですね。
今まで隠していましたが、イギリス英語ではAXEなんです、本当は。こっちの方がメインなんです。
アメリカ英語でAXということなんですね。
つまりですね、イギリス英語ではオノを意味するアックスという単語はAXEなので、3文字規則にちゃんと準拠しているんです。定食していないんですね。
ですので、AXのように違法状態にあるのはアメリカ英語においてということなんです。イギリスではもう退避しています。
ではイギリス英語ではなぜ、そしていつ退避したのかということなんですが、面白いことにオークスフォードイングリッシュディクショナリーの初版のAの項ということで早めに出たんですけれども、
1885年ですね、初版が出た時にはAXのスペリングで掲載されていたんですね。
そしてOEDというのは基本的にイギリス英語ベースの辞書なので、イギリスでもAXだったということがわかります。
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ところが約100年後のですね、第2版、1989年に第2版が出版されたんですが、その時にはAXE、Eを加えることによって3文字規則に定食するのを回避している。
うまくすり抜けたっていうことになります。
もちろんですね、なぜEをつけたのかというその理由、動機づけについては、3文字規則に合わせるためという言い方はどこにもしていないわけなんですね。
3文字規則に合わせるためにEを入れたんだということは特に言ってはいないわけなんですけれども、ただこういうことは言ってるんですね。
もともとのAXという2文字で綴るこのスペリングですね、こちらにはE点がたくさんあるんだけれども、今までに完全に使われなくなってしまっているのでというような言い方です。
つまりAXという2文字で済むのであれば、それで特に問題はないし、むしろダミーみたいな余計なものをつけて、つづり字と発音の関係をですね、乱すということではないですが、十分元のままでストレートなのに何か手を加える必要はないじゃないかという議論もあり得るんですが、
どういうわけかということを仰わしながらですね、AXの方はなくなってしまったんだと事実上使われず、今ではEを加えたAXEというのがイギリスでは普通の綴り方になっているという結果だけ述べているということに近いですね。
ではなぜそうなのか、なぜ人々はAXEの方を選んだのかということになると、3文字規則ということを明示的に教わっていなくても、大多数の英語のつづり字を見てこのような規則に相当するものがあるだろうと。
つまり明示的に言われずとも、内容語で2文字っていうのはちょっと変だよねという感覚、感覚みたいなものが手伝って、それがいわば世論となってという言い方をしておきましょうかね。
AXでは変である。ダミーのEをつけたAXEの方が英単語としてふさわしいという感覚になったのかもしれません。このあたりはですね、経緯については特に述べられていません。
さて以上の経緯を踏まえますと、イギリス英語においては、イギリス英語においてはAXEの問題は一応のところ解決した、解決と言いますか、3文字規則に適合する形で変更が加えられた。
本当に残る例外はOX、一語ということになります。皆さんこのOXにもいずれイギリスではEがついてくるようになるというふうにお考えでしょうか。そしてアメリカ英語は今後どうするんでしょうかねという面白い問題があります。
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エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
2日連続で3文字規則に焦点を当てました。いかがでしたでしょうか。変なルールといえば変なルールですね。こんなものが近代英語以降半ば自然発生的に出来上がってきたというこの英語スペリングの不思議ですね。
英語のスペリングの規則というのは明示的に教わらなくともある程度多くの単語のスペリングで量をこなすとですね、多く習得するとなんとなくその背後にあるルールみたいなものが習得されるんですね。
なんとなくっていうところがポイントで明示的にそのルールを挙げてみなさいとか説明してみなさいと言われると困るんですが内在化されてるんですよ。それをいわば取り出してちゃんと説明しようとするっていうのが英語のスペリングの研究ということですね。
これまでも聖書法の話題たくさん取り上げてきましたし、これからも取り上げていきたいと思います。今回はその中でもあまり知られていない、しかし重要な三文字の説明をしていきたいと思います。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように。ほったりうちがお届けしました。また明日。
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