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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもっとに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は6月3日土曜日です。いかがお過ごしでしょうか。 昨日の配信でお伝えしたようにですね、
昨日6月2日が私がこのVoicyのheldio、このチャンネルを始めて丸2年ということで、今日からですね3年目に突入ということになります。
この2年間と同様にですね、毎朝6時に更新し続けていく予定ですので、引き続き皆さんどうぞよろしくお願い致します。
さあ3年目の一発目ということになりますが、特別な話題でもないんですけどもね、本日お届けする話題は、
なぜ二重母音字はeeooだけが許されるの?です。どうぞよろしくお願い致します。
本題に入る前に昨日オープンしたプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語史の話の宣伝です。
数日前から予告していた通りなんですけれども、Voicyのheldio開設丸2年が経ったちょうど昨日ですね、
有料チャンネル英語史の話を開設いたしました。 これからですね火曜日と金曜日毎週2回、
午後6時、夕方6時にプレミアムリスナー限定配信の放送をお届けしていくつもりです。
英語史の話というですね、このリスナーコミュニティから生まれたフレーズの一つでもあったんですけれども、英語史の話を広げていきたいという趣旨で、
そのための英語史活動、ヘルカツについて話し合ったりもする、そんな新チャンネルです。
新チャンネルと言いましても従来の英語の語源がミニスクラジオheldioに上乗せする形ですので、例えばweb上で見ますと同じホームページですね。
両方の放送ですね。通常配信とプレミアムリスナー限定配信が並んでいるような状態ではあるんですけれどもね。
通常配信とは少し違ったテイストの内容でお話をしたり、あとは喋り方ももしかしたらちょっと変わってくるかもしれないんですけれども、
昨日の英語史の話の初回はこの1週間ぐらいの私のヘルカツについてお話ししています。
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いきなり雑談会といえば雑談会なんですけれども、すでにプレミアムリスナーになっていただいて聞いていただいたという方もいらっしゃると思います。
ぜひご関心の方は月額800円ということになっていますが、検討してみていただければと思います。
プレミアムリスナーに参加されるという場合には、ぜひweb経由でお支払いとしていただければと思います。
アプリ経由ですと手数料がかなり高いものが課されてしまいます。
web経由、ブラウザ経由でお申し込みいただければ幸いです。
新チャンネルの解説の目的、狙い、趣旨みたいなことはブログ上でも書いてありますし、先日このヘルディオ通常回でもお話しした通りです。
このチャプターに関連するリンクを貼っておきますので、そちらを読んだり聞いたりしていただいた上で参加を検討していただければと思います。
ということで昨日オープンしました新チャンネル英語詞の話の紹介でした。
今日の本題ですけれども、素朴な疑問です。英語のスペリングに関する素朴な疑問で、
なぜ二重母音字はEEOOだけが許されるのという話題です。
これまでのヘルディオ放送でも何度となく英語のスペリングが謎だらけであるという話題はお届けしてきましたが、今日もそんな話題の一つです。
母音字を2つ重ねるというスペリングがあるんですね。
EEOOのようにです。例えば、FOODというのがここでは良い例かもしれませんね。
FとDに挟まれた環境でOOがはまると、これFOODになりますね。食べ物という意味です。
OOの代わりにEEもありますね。この場合FEEDとなります。
これは餌をやる食べ物をやるということなんで、実は語源的にはこれ関係しています。
FOODの動詞形がいわばFEEDなんですね。これがとてもわかりやすい今日の開始の例なので、これでいきたいと思うんですが
FOODこのOとかEが2つ続くというのは見慣れているので、全然変な感じしませんよね。
しかもいずれも長母音なので、2つの母音字が並んでいるというのと長母音であるということは調和しているので、とってもすんなり入ってきます。
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FOOD、FEEDということですね。
ところが二重母音字が許されているのはこのようにEEOOという時だけで、例えばですねIIっていうのはないんですよ。
それからUUっていうのも見かけませんね。あったらとっても変だなっていう感じになりそうですよね。
見慣れてないっていうことです。それからAAもありません。
ありませんというのは、いわば普通の日常的な英単語にないということで、省略語であるとか多言語からの釈用語という場合にはこれは全くないわけではありません。
例えばAAで言いますと、辞書をですね、Aから順に読み始めた人はですね、必ず出会ったことがあると思うんですが、ARDVARKという単語があります。
ARDVARKということでアードワーク土豚というあの動物です。
これは元々アフリカンス語から入ってきた釈用語です。
アフリカンス語というのはオランダ語の一方言と考えていただいても結構なんですが、オランダ語ではこのAAのような綴り字が許されてるんですね。
ですのでそのオランダ語とかアフリカンス語で使われていた綴り字がそのまんま英語に釈用されたということで、これは英語のスペリング体系の中では著しい例外なんですけれども、
外から入ってきたということで何とか認められているというような具合なんです。
今日のお話は通常の英単語ですね。例外的なものではない。日常的通常的な英単語にはEEOO、この二重母音字の組み合わせしかない、許されていないっていう話なんですね。
どうしてか、これとても疑問ですよね。
まず、長母音をその母音字をですね、二つ重ねることで表現するっていうのは極めて自然で直感的で、まず最初に考えて良い方策のような気がするんですね。
だからこそ実際EEとかOOというのが使われているわけで、とっても直感的だし自然だし実用的ですらあります。
先ほどのfoodとfeedの例を改めて考えてみますと、これはですね古くは実は母音がですね異なっていまして、
food食べ物を意味する単語はもともとはfordという発音だったんですね。つまり文字通りOOですからそのまま読んでfordっていう感じだったんですよ。
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それが後の母音変化によってfoodになっただけで、本来の発音であるfordというのを
極めて忠実に綴り状に再現しているっていうのがfordの綴りなんですよね。
同じようにその動詞形と言いました餌を与えるという意味のfeedも今でこそEEという長母音が出ますけれども、もともとは読んで字のごとくfeedだったんですね。
feedですからfeedというこれまた直感的でわかりやすい綴り字なわけですよね。
当時の本来の発音を忠実に再現しているスペリングとして評価できます。
このようにEEとかOOのように同じ母音字を2つ重ねることによってその音を伸ばす、つまり長母音として表現するのにとってもいい書き方、綴り字だったわけなんですけれども、
どうもEEOOしかそれがないって言うんですね。現代ではない。なぜかっていうことです。
これ英語ではないっていうことですね。先ほど述べたようにオランダ語ではAAみたいのがあったりするんで、他の言語においてはそれぞれ綴り字の規則というのがありますので、
許容されているものがあるかもしれません。ただ英語においてはEEOOしかないっていうことなんです。
この謎について考えてみたいんですけれども、英語史を振り返ってみます。英語史の中では特に中英語の時代は様々な綴り字があったということは、これまでのヘルディオでもいろいろな放送会で話してきましたが、
実際にですね、IIUUAAというのはあったんですね。ですが、後にこれがメジャーとなることなく、結局は消えていったということなんです。
では、もともとあったのになぜ消えていったかというところが問題になるんですね。もともとあったのはあまり疑問になりません。つまり直感的でわかりやすいから、まず最初に浮かぶ方策なわけですよ。
ですからAAIIUUこれあること自体は全く不思議ではありませんよね。なぜそれがメジャーではなくなり、ついには消えてしまったのかというところなんですね。
IIとUUについては説明することができます。このヘルディオでも過去の回にこの問題を取り扱っていまして、708回です。
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アンマミージュ、ゆる言語学ラジオ初出演会で話題となった縦棒16連発を記録した単語の回で述べたように、中世の初代ですと、愛というのは短い縦棒一つなんですね。上に点もなかった時代です。
ですから愛が2つ重なると縦棒2つになるわけですね。そしてこの縦棒2つというのは実はUにもなりますしNにもなる。場合によってはもちろんアイアイという読みも可能ですね。
つまり縦棒2つというのは過読性が悪いだけではなく誤解を読む、多義的であるということなんですね。
さらに今述べたように2本縦棒を書くとUになるわけですから、ゆうゆうと書いたらこれ大変なことになります。縦棒4つです。
ですので発音としてイーという発音ですね。イを長くした発音あるいはウーというウを長くした発音。
この2つの調母音を素直に表そうとしてアイアイとかゆうゆうとやってはみるものの、これがですね過読性が低いということと勘違いされやすいということで徐々に消えていったんだろうと。少なくともメジャーに最初からならなかったんだろうというふうに考えられます。
ただ同じ説明はエイについてはできないですね。エイは縦棒だけで構成されている文字ではありません。ループがあったり、当時は独特な書体、字体だったりしたんですけれども、これを重ねることで過読性が低くなるとか別の読みに誤解されかねないというそういう可能性はほとんどないですね。
EEとOOと同じぐらい有効です。問題ないはずなんです。ですが、中英語では一部見られたもののこれはメジャーとなることがなく結局英語から消えていった。少なくとも標準スペリングから消えていったということなんですね。これは謎というほかないです。
つづり字Eだけではなく音声学的な理由というのもいろいろ考えてみてはいるんですけども難しいですね。エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
英語のスペリングに関する素朴な疑問ということで取り上げたわけなんですけれども、半分ぐらい解決して半分ぐらい未解決のままというような結果にはなりました。皆さん何かアイディアありますでしょうか。
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本編では少し長くなりそうだったので省いたという一点お話がありまして、それはですね、英語はそもそもが母音の長短、長いか短いかですね、単語を変えるぐらいとても重要なポイントではあるんですけれども、スペリング上にこの長短の違いを表現するということに関しては割とずぼらであり続けた訳ではありません。
そしてもっと言いますとこれ英語のみならずローマンアルファベットですね、ローマ字これは一般論として言いますとやはり母音の長短を表すことに長けていないんです。歴史的に見ても基本的にそうです。
ローマ字を用いる各言語で長短を書き分けるという色々な方法がその後編み出されてきたということも事実なんですけれども、全体として言いますとあまりこの長短の母音の書き分けに積極的でないと言いますかね、あまりうまくないんですね。
英語もその本来的なローマ字の性質みたいのを引きずっているところがあって、今の今までうまくですね処理しきれていないっていうのが英語のスペリングの歴史を見ているとわかるんですね。
今回取り上げた素朴な疑問はその本質的なところと何か関わってきているっていう可能性があるんではないかとは睨んでいます。この辺私も色々と検討中ですので、詳しくお話しすることができないんですけれども、また私自身も考えていきたいと思っています。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように。ほったりうちがお届けしました。また明日。