ドキュメント
LISTENにおける再生数の集計方法
LISTENでは、ポッドキャストの再生状況を「メディア再生数」と「LISTEN再生数」の2つの指標に分けて表示しています。
この2つは集計対象と集計方法が異なるため、数字を合計せず、それぞれ別の指標として確認してください。
このページでわかること
- メディア再生数とLISTEN再生数の違い
- 配信形態による再生数の見え方
- メディア再生数の集計方法
- 日別推定ユニークリスナー数の考え方
- 再生数の確認方法
- 詳しい集計条件と過去データの取り扱い
2つの再生指標
メディア再生数
メディア再生数は、LISTENから配信されている音声・動画ファイルへのアクセスをもとに集計した再生数です。
LISTEN上で再生された場合だけでなく、Apple PodcastやAmazon Musicなど、LISTENに保存されている音声・動画ファイルへ外部サービスから直接アクセスがあった場合も含まれます。
一方、SpotifyやYouTubeなど、外部サービス側に音声や動画を取り込んだうえで配信するサービスでの再生は、LISTENのメディア再生数には含まれません。
メディア再生数は、次の種類に分けて表示されます。
- 音声の再生
- 動画の再生
- 音声・動画を判別できなかった再生
また、メディアの取得状況をもとに、次の指標も表示されます。
- メディア再生時間
- 1分以上再生された回数
- 5分以上再生された回数
- 最後まで再生されたと推定される回数
メディア再生数や再生時間は、ファイルの配信状況をもとに算出した指標です。実際に人が聴いた回数や時間と完全には一致しない場合があります。
LISTEN再生数
LISTEN再生数は、LISTENのウェブサイトまたはアプリで、エピソードの再生が開始された回数です。
同じアカウントまたは同じ利用環境から、同じエピソードが6時間未満に複数回再生された場合は、一つの再生として集計されます。前回の再生から6時間以上経過した場合は、新しい再生として集計されます。
LISTEN以外のアプリやサービスだけで再生された場合は、LISTEN再生数には含まれません。
メディア再生数とLISTEN再生数は集計方法が異なり、一部の再生が両方に含まれることがあります。2つの数字を合計しないでください。
配信形態による再生数の見え方
外部サービスから音声を配信し、LISTENから動画を配信している場合
外部サービスに保存されている音声の再生は、LISTENのメディア再生数には含まれません。
LISTENに保存されている動画の再生は、メディア再生数に含まれます。
また、LISTENのウェブサイトやアプリで音声または動画の再生を開始した場合は、LISTEN再生数に含まれます。
一つの番組に配信元の異なるエピソードがある場合
一つの番組の中に、外部サービスから配信しているエピソードと、LISTENから配信しているエピソードが混在している場合があります。
この場合も、LISTENに保存されている音声・動画へのアクセスはメディア再生数として集計され、LISTEN上で開始された再生はLISTEN再生数として集計されます。
メディア再生数の集計方法
同じ再生としてまとめられるアクセス
音声や動画の再生中には、ファイルが複数回に分けて取得されることがあります。これらをそのまま数えると、一度の再生が複数回として集計されてしまいます。
そのため、次の条件が一致するアクセスは、前回のアクセスから5分未満で続いている間、一つの再生としてまとめられます。
- 同じIPアドレス
- 同じ利用アプリやブラウザ
- 同じ音声・動画ファイル
IPアドレスは、インターネットへ接続している利用環境を識別するための情報です。
利用アプリやブラウザは、アクセス時に送信される「User-Agent」という情報をもとに判別しています。
ここでいう5分はメディア再生数をまとめる条件です。LISTEN再生数で使用する6時間の条件とは異なります。
メディア再生時間の考え方
音声や動画が分割して取得された場合は、取得された位置をもとに、どこまで再生された可能性があるかを推定します。
たとえば、同じ再生の中で1分、4分、7分の位置まで順番にデータが取得された場合、メディア再生数は1回、メディア再生時間は7分として扱われます。
1分、4分、7分を合計して12分として扱うものではありません。
メディア再生時間はデータが取得された位置をもとにした推定値であり、実際に画面や音声を再生していた時間とは異なる場合があります。
音声や動画を分割して取得する仕組み
音声や動画は、ファイル全体を一度に取得するのではなく、再生に必要な部分を少しずつ取得することがあります。この取得方法を「Rangeリクエスト」と呼びます。
Rangeリクエストによって分割された複数のアクセスも、同じ利用環境から5分未満の間隔で続いている場合は、一つのメディア再生としてまとめられます。
途中から再生した場合や再生位置を移動した場合も、取得された最も後ろの位置をもとに再生時間などを推定します。
そのため、事前にデータを取得する動作や、ダウンロード、再生位置の移動によって、実際に聴いた時間と表示される時間に差が生じることがあります。
自動的なアクセスの取り扱い
ボットによるアクセス
ボットとは、人の操作ではなく、プログラムによって自動的に行われるアクセスのことです。
LISTENでは、アクセス時の情報から明らかにボットと判断できるものを、メディア再生数から除外しています。
ただし、すべての自動アクセスを完全に判別できるとは限りません。
プリロードや自動ダウンロード
プリロードとは、実際に再生を始める前に、ブラウザやアプリが音声・動画の一部を先に取得する動作です。
LISTENのエピソードページでは、ページを開いただけで不要な音声・動画の取得が行われないようにしています。
ただし、外部のポッドキャストアプリやサービスでは、音声の事前取得や自動ダウンロードが行われることがあります。こうしたアクセスが集計条件を満たした場合は、メディア再生数に含まれることがあります。
このため、メディア再生数は、実際に人が再生ボタンを押した回数だけを表すものではありません。
IABのガイドラインとの関係
IAB Tech Labは、インターネット広告やポッドキャストの計測方法について、業界共通のガイドラインを公開している団体です。
ポッドキャストは、音声ファイルをアプリなどに配信した記録をもとに再生状況を推定するため、サービスによって集計方法が異なる場合があります。IABのガイドラインは、ダウンロード数やリスナー数などを共通の考え方で計測するための基準を示しています。
LISTENのメディア再生数は、LISTEN独自の方法で集計しています。IABのガイドラインに準拠した認証済みの集計ではありません。
また、同じ再生としてまとめる時間や、再生として扱うデータ量なども、IABの基準と異なる場合があります。
そのため、LISTENで表示されるメディア再生数と、Apple Podcast Connectなど外部サービスで表示される再生数は、単純に比較したり合計したりできません。
IABの詳しい基準は、IAB Tech Labが公開している最新のガイドラインをご確認ください。
日別推定ユニークリスナー数
日別推定ユニークリスナー数は、その日に番組の音声または動画へアクセスした利用環境の数を推定した指標です。
同じ日に、同じIPアドレスと同じ利用アプリ・ブラウザから複数回の再生があった場合は、一人のリスナーとしてまとめられます。
同じ番組内の複数のエピソードを再生した場合や、音声と動画の両方を再生した場合も、条件が同じであれば一人として扱われます。
ただし、これは実際の人数を正確に数えたものではありません。
- 同じネットワークとアプリを複数人で使用している場合は、一人として集計されることがあります。
- 一人の利用者が通信環境やアプリを変更した場合は、複数人として集計されることがあります。
- 外部サービスに保存されているメディアの再生は含まれません。
- 自動ダウンロードなどが含まれる場合があります。
- IPアドレスや利用アプリを判別できない再生は、推定ユニークリスナー数に含まれません。
日ごとの推定値を合計しても、期間全体のユニークリスナー数にはなりません。
日別推定ユニークリスナー数は、すべてのプランで、認証済みの番組所有者がダッシュボードから確認できます。
詳細なCSVのダウンロードとAPIによる取得は、プレミアムゴールド、プレミアムプロおよび対象となるカスタムプランで利用できます。
再生数の確認方法
ポッドキャストの再生数は、番組のダッシュボードにある「分析」から確認できます。
「分析」のアクセス解析画面では、期間を指定して、メディア再生数、LISTEN再生数、日別推定ユニークリスナー数などを確認できます。
詳しい操作方法は「自分のポッドキャストを分析する」をご確認ください。
詳しい集計条件
ここからは、集計方法を詳しく確認したい方向けの説明です。
集計対象となるアクセス
メディア再生数には、音声または動画のデータが正常に配信され、実際にデータの送信が記録されたアクセスが含まれます。
通信上は、音声・動画に対するGETリクエストのうち、HTTPステータスコードが200または206となったアクセスが対象です。
200はファイル全体などを正常に返したこと、206は指定された範囲のデータを正常に返したことを表します。
次のアクセスは集計されません。
- ファイルの情報だけを確認するHEADリクエスト
- エラーになったアクセス
- HLSの再生リストだけを取得し、音声・動画の本体を取得していないアクセス
- データの送信量が0バイトだったアクセス
- ボットと判定されたアクセス
過去の記録には、音声・動画本体の送信量を現在と同じ方法で確認できないものがあります。そのため、一部の過去データでは、データが送信されなかったアクセスを完全に除外できない場合があります。
HLSによる配信
HLSは、音声や動画を短いデータに分割して配信する方式です。
同じHLSの音声・動画を構成する分割データは、一つのメディアとしてまとめて判定されます。
一方、MP3とHLSなど、異なる形式で配信されているファイルは、別のメディアとして扱われます。
データの反映時間
メディア再生数などの集計データは、おおむね30分ごとに更新されます。
日別推定ユニークリスナー数のグラフには、最大5分程度のキャッシュが使用されるため、集計後すぐに表示が変わらない場合があります。
当日の数字は集計途中の暫定値です。再生直後にすべての数字が反映されるとは限りません。
過去データの取り扱い
メディア再生数とLISTEN再生数を分けた集計は、2026年9月1日から開始しました。
動画の種類を判別できるようになる以前のデータについては、2026年3月22日より前のメディア再生を音声として扱っています。
2026年9月14日に、メディア再生数の集計対象を判定する方法を変更しました。この変更にあわせて、保存されていた2023年7月9日以降のアクセス記録を、新しい集計方法で再集計しています。
ただし、削除されたエピソードなど、現在の条件で安全に再集計できない過去のデータについては、以前の集計値を保持しています。
これらのデータはメディア再生数には含まれますが、日別推定ユニークリスナー数には含まれません。
CSVやAPIを利用している場合は、対象期間のメディア再生数などを取得し直すことで、現在の集計結果を確認できます。
詳細なデータ項目やAPIの利用方法は「アクセス解析エクスポート」をご確認ください。