今日はですね、そこでもちょっと話題に扱ったと聞いております、原価消却というテーマでこのポッドキャストでも話していきたいと思います。
原価消却という言葉ですね、これは聞いたことがある人も多いと思いますし、高額な支払いが発生した時に適用されるっていうなんとなくのイメージをされている方もいるかなと思います。
ただちょっと詳しくはわからないという方に向けて、原価消却とはどういったものなのか、中小企業の経営者に知ってほしいことなどを深澤さんに改めて解説していただきたいと思います。
そもそも原価消却って何っていう部分が多分皆さん多くの方の頭の中にあると思うんですけれども、
一言で言うと長く使うものを買った時にその金額を1回で経費にしようとせずに、使う期間に分けてちょっとずつ経費にしていこうというような仕組みのことを原価消却って言うんですけれども、
例えば車だったりパソコンだったり機械とか建物みたいな何年にも渡って使うものを会計上固定資産って呼んだりするんですけれども、
これは買った年に全額経費にするっていうものではなく、法律で決められた使用年数、これは対応年数って言ったりするんですけれども、
その対応年数に応じて毎年少しずつ経費に計上していくっていうこの毎年の経費のことを原価消却費っていう風に。
私もありますよ、個人事業主ですけどパソコンはまさにと思って。
さすがです。
買った時に高いからと思うんですけど、これは普通の経費じゃない原価消却だってちょっと切り替えて購入してましたね。
さすが。
この原価消却のポイントというか、ミソになる点がお金を払うタイミングと経費になるタイミングっていうものがずれるっていうのが一番大きなポイントになるんですね。
どういうことかっていうと、お金買った時に当然一気にポーンと出していくんですけれども、会計上費用計上するのはその対応年数に応じてゆっくり計上していくことになるので、
ここがですね、後で話すつまずきポイントの原因にもなるので、ここを押さえておいていただければなというふうに思います。
ありがとうございます。そんな原価消却なんですけれども、そもそもどうしてこの原価消却っていう仕組みができたんですか?
はい、ありがとうございます。これはですね、会計上その年の本当の儲けを正しく測るためにこの原価消却費っていうものが作られたっていう経緯があるんですけれども、
例えば500万円の機械を買って、その機械で5年間ずっと自社の製品を作るとして、買った1年目に500万円を経費にすると、1年目大赤字ですよね。
当然500万円がポーンって経費になるんですけれども、2年目以降は経費がゼロになるじゃないですか。
確かに。
なので急成長、1年目だけ大赤字、2年目以降は大黒字っていうような決算書になっちゃうので、実際には毎年同じように機械を稼いでるんだけど、会計上その適正な利益の額を表せないっていうので、
これをちゃんと表すたびにその原価消却をしようというような仕組みになったんですけれども、
これを皆さんに覚えておいてほしいのが、その機械が稼いでる期間に応じて費用も対応させるように期間安分して計上しましょうっていう大原則が会計にあって、
これを収益費用対応の原則っていう大原則があるんですよ。
これに従って原価消却をするっていうのが、期間安分して計上しようというのがその原価消却の仕組みですね。
なるほど。だからその機械が何年持つのかってところが結構大事になってきたりもするんですね。
おっしゃる通りです。
面白い。すごい気になる。すっごい長い機械もあったりするのかもしれない。意外と3年しかみたいな。
ありますね。
あるかもしれないから。それによって変わるのもまたちょっと面白いところでもあり、ちょっと難しいポイントかもしれないんですけど、なかなかなるほどなって思いました。
もう一つ税金の面でいうと、例えば全額一気に費用計上できるとするじゃないですか。
そうすると皆さんどういうふうな思考になるかっていうと、当然その年の所得を少なくしたい。だから原価消却をガンって出したいんですよ。
そうですね。
だから費用をガンって出したいので、利益を出た年に高いものを買って税金を調整するみたいなことがやり放題になっちゃうんですよね。
なので税法の方でも対応年数だったり計算方法がきちんとルール化されている。原価消却費っていうのがちゃんと計上しましょうっていうのが現状のルールですね。
なるほどですね。そういった2つの側面があるんですね。
はい、そうです。
ではそんな減価消却なんですけれども、さっきねここがねちょっとつまずくんですよなんてあったと思うんですけど、
実際に皆さんどういうふうに難しいというより感じてしまってちょっとうまくできなかったりっていうポイントがあるんでしょうか。
はい。これは深澤ゼミでもほとんどの方がそれどういうことってなった部分があるんですけれども、
銀行から借りたお金を何で返すのかっていう部分が返済原始っていうものを使ったりするんですけれども、
来ました返済原始。
これあれですよ、返済原始は何なのか、お聞かせくださいって言うんですよ。半沢が大和田に。
また聞いたことある和田が。
ごめんなさいまた半沢で例えちゃったんですけど、そこで大和田が知り合いの会社が融資してくれと聞いてますみたいな、ほんまかいなみたいなちょっと怪しいねそこで突っ込まれる台詞が出てくるんですけど、その返済原始ですか。
おっしゃる通りです。
銀行が一番見る返済原始っていうのが会社から出てくる会社の事業営業活動から出る返済原始を会社は見るんですけれども、その返済原始を銀行がどうやって計算してるかっていうと、
税引き後の利益に現貨消却費を足した金額を返済原始として計算するんですよね。
なるほど。
深澤ゼミでもあったのが、なんでこれ現貨消却費を税引き後の利益に足すの?って質問がもう突発したんです。乱発したんです。
そうなんです。私からしたらなんかそうなんだって受け入れちゃいましたけど、たぶんよりしっかり考えてる皆さんだからこその質問だったかなって私はもう抗えないと思っちゃったんですけど。
脳死で。
脳死で受け入れちゃったんですけど、確かになんでかって気になりますね。
そうですね。これは理由が2つあって、1つ目が借り入れ金の返済、元本の返済っていうのは経費にならないっていうことなんですよね。
借りた金を返すのは元々、借りた分を返してるだけなので、PL上の経費にはならないんですよ。
はい。
なので元本は税金を払った後の手取りから返すしかないっていうのはお分かりいただけると思うんですけれども。
そうですね。
だからその返済原資のスタートっていうのは税引き後の利益からスタートするしかないんですよね。
はい。
そこを規定に返済原資を計算していこうと。
うんうんうん。
で、2つ目が原価消却費っていうのはまずお金は出ていかない経費。
はい。
っていうことが挙げられるんですね。
はい。
さっきの車の例で言うと、2年目以降の原価消却費60万っていうのはPLでは利益減らしてるけど、実際の財布からは出ていってないじゃないですか。
そうですね。
はい。なので利益の計算上、引かれてしまってる税引き後の利益って原価消却費を引いた後の金額ですよね。
はい。
そこの金額に実際はお金が出ていってない原価消却費を足すことによって営業活動で得たキャッシュフローを簡易的に表してるっていうようなものが返済原資の計算方法になっているんですけれども。
はい。
これ理解できますかね。
でもなんかそうなんだって。そういうことなのねっていう。
私は結構ルールの一つなのかなって認識しちゃってるんですけど、それだと余計こんがらがっちゃうんですかね。
ちょっとこれ具体例考えてきたんですけれども、例えばじゃあ売上1000万円あります。で、現金で払う経費が700万円あります。
はい。
で、原価消却費が100万円あります。
はい。
ってなると、税引き前の利益が1000-700-100で200万円になるじゃないですか。
そうですね。はい。
で、そこから税引き前利益の3割が税金として取られるので、法人税として取られるので200万円の3割で60万円が法人税等として乗ってきて、税引き後の利益が140万円あるじゃないですか。
はい。
で、この時実際の手元に残るお金っていうのは売上1000万円。これ手元にありますよね。
はい。
で、そこから現金の経費が、現金で払う経費が700万円ありますよね。
はい。
で、そこから税金60万円引いた240万円が実際の返済原資になるんですけれども、
はい。
これは税引き後の利益140万円に原価消却費を100万円を足した200万円とぴったり一致しますよね。
ほんとだ。
そうです。
はい。
これを返済原資を簡易的に計算するための式がさっきの税引き後利益足す原価消却費ってわけです。
あ、そういうことなんですね。
そういうことです。
簡単にしてくれてるってことですか。
そうそう。
今の計算だと1000万円引く700万円引く60万円ってやったじゃないですか。
はい。
それを簡単に出せるのが税引き後利益足す原価消却費っていうことです。
だからそういう計算式なんですね。
そうです。
本当はもっと複雑じゃないですか。
そうなんですよ。
ちょっと私途中で、いやでもこれ最初から言ってほしいなとか思ったんですけども。
これはどんな会社でも税引き後利益に原価消却費足すと、今の売上げから実際に払った現金から税金を引いてっていうのをやらなくても簡単に出せるっていうのがこの式になってます。
なるほど。だからこういうふうに計算した方が早いですし、最終的にそうなるから皆さんもそこのルールの裏側を理解して実際に計算しましょうっていう話ですよね。
おっしゃる通りです。
なるほど。でもすごいな皆さん。気になるんですね。
深澤ゼミの参加者皆さんものすごく前向きなので。
優秀ですね。
学ぶ意欲がすごくて。
お一人の方はですね、ちゃんと財務勉強したいのでちょっとおすすめの本教えてくださいって後日LINEくれて、僕が使ってる本貸しましょうかって言ったんですけど、さすがに自分で買います。
その方も素敵でし深澤さんも優しい。
本当にありがたいなと思っちゃって。貸せるなら貸したいなと思って。
確かに自分で買うのが大事ですから。
深澤さんのメモとか付箋とか入ってるのもそれはそれでいいかも。
使用履歴みたいなのが出ちゃうからね。
そっかでもそれだけ皆さん熱心に学ばれてるって言うて、そんな皆さんも特に気になってた部分がこの原価消却の仕組みであったり計算方法ってところなんですね。
おっしゃる通りです。
じゃあそんな計算もこういう理由があってやりますよって話だったんですけど、それを踏まえてこの原価消却っていうもの、中小企業の経営者の方はどのように捉えてほしいというかどういうふうに意識すると良いでしょうか。
気をつけてほしいとか意識してほしいことは3つあります。
1つ目が何回も言ってるんですけれども、利益とお金は別物だよっていう部分を理解してもらうことなんですよね。
原価消却がある限りPLの利益と手元のお金っていうのは絶対に一致してこないんですよ。
なので決算書を見るときは当然利益だけではなく税引き後利益に原価消却費を足した金額で実際にいくらお金が生まれているのかっていう部分をちゃんと見る癖をつけてほしいなと思います。
2つ目が設備投資と借り入れ返済のバランスをちゃんと見ましょうという部分を意識してほしいなと思っていて
高い設備を買うときは何年で消却されるかとか、その借り入れを何年で返すのかっていう2つを揃えるのが基本になっているんですけれども
例えば消却期間より短い期間で返済を組むと返済原資が足りなくなって資金繰りが苦しくなっちゃうんですよ。
例えば10年間の対応年数のものを買ったのに返済期間は2年ですとなると絶対に資金繰りが苦しくなっちゃうので
設備資金の借り入れ期間は対応年数を目安に交渉するというのがポイントになってくると思います。
3つ目は原価消却を節税の道具としてだけを見ないことが一番いいかなと思っていて
原価消却って節税にも使われるんですよ。
そういうイメージもありますね。
中小企業って40万円以下のものって一括で1年で全額経費にしていいよっていう特例があるんですよ。中小企業だけ。
なので皆さん気まずになると経費使わなきゃいけないからって言って40万円未満のものを買いまくって節税にするっていうのがあるんですけれども
結局何回もここのポッドキャストでも言ってるんですけれども
目先の税金よりも手元のお金と銀行から見た決算書の強さっていう部分の方がよっぽど大事だと思うので
ちゃんと毎期きちんと原価消却費を出して
減収の範囲で借り入れをコントロールするっていうのを徹底していただくのが一番いいかなというふうには思います。
なるほど。ありがとうございます。
ここねやっぱり実際のお金の動きと実際に申請するっていうところのまさにこのズレのところで結構皆さん迷われる方多いかなと思うので
ぜひ今日のポイントを抑えてご自身の会社が本当にうまくいくための仕組みでもあると思うので
そこを意識して一緒に学んでいただければなと思いました。
はい。ありがとうございます。
岡澤さんありがとうございます。
ありがとうございます。
正しい財務賢い税務お聞きいただきありがとうございました。
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詳しく知りたい方はそちらをチェックしてみてください。
それでは次回もお楽しみに。